1 00:00:02,002 --> 00:00:04,004 (鳥のさえずり) 2 00:00:07,341 --> 00:00:09,343 (フレイ)はあっ。 3 00:00:13,013 --> 00:00:15,015 (ラブキュア)さあ 今よ! 4 00:00:15,015 --> 00:00:17,017 [[]]ラブ キュアッキュア! (シャルロッテ)はあ~! 5 00:00:17,017 --> 00:00:19,686 [[]]昇天しちゃいませ! マーベラス! プリティ! 6 00:00:19,686 --> 00:00:22,189 (ハルト)おっ またレベルアップ。 (ゲームのレベルアップ音) 7 00:00:22,189 --> 00:00:25,025 [[]]エクスプロージョン! 8 00:00:25,025 --> 00:00:27,027 そうだ! 従者! 9 00:00:27,027 --> 00:00:29,696 ジュウシャ? 10 00:00:29,696 --> 00:00:31,899 んっ? 11 00:00:34,034 --> 00:00:39,539 あ~ いや なんでもない。 ちょっと散歩してくるよ。 12 00:00:39,539 --> 00:00:41,842 (ドアの閉まる音) 13 00:02:24,845 --> 00:02:27,014 《危ない 危ない。 14 00:02:27,014 --> 00:02:30,517 2人に うっかり従者のことを 言いかけるところだった》 15 00:02:30,517 --> 00:02:32,519 ふぅ…。 16 00:02:32,519 --> 00:02:36,857 《あと3か月あるとはいえ 誰か適任は いないもんかねぇ…。 17 00:02:36,857 --> 00:02:41,862 んっ? そういえばこの先って…》 18 00:02:41,862 --> 00:02:44,364 (骨の擦れる音) 19 00:02:57,711 --> 00:03:02,149 ♬~ 20 00:03:02,149 --> 00:03:07,154 《そうでした。 スケルトンたちの すみかになってるんでした》 21 00:03:07,154 --> 00:03:11,058 (ジョニー)ええ その資材は あちらに。 おや? 22 00:03:13,326 --> 00:03:15,662 我が君ではありませんか! 23 00:03:15,662 --> 00:03:20,167 ようこそ おいでくださいました! 24 00:03:20,167 --> 00:03:22,169 う~ん…! 25 00:03:26,339 --> 00:03:29,176 《ハルト:この骨骨軍団は5年前➡ 26 00:03:29,176 --> 00:03:33,346 俺が倒した召喚士が召喚した スケルトンたちである。 27 00:03:33,346 --> 00:03:37,184 どういうわけか あのあと 俺についてくるので➡ 28 00:03:37,184 --> 00:03:41,688 土地を与えたら いつの間にか すみ着いてしまった》 29 00:03:41,688 --> 00:03:44,024 ああ…。 30 00:03:44,024 --> 00:03:46,860 このような遠くまで ご足労いただき➡ 31 00:03:46,860 --> 00:03:50,697 大変うれしく存じます。 ああ どうも。 32 00:03:50,697 --> 00:03:55,702 《ハルト:彼はジョニー。 骨骨軍団を束ねる敏腕軍団長だ》 33 00:03:55,702 --> 00:03:59,372 ご命令がありましたら なんなりと おっしゃってください。 34 00:03:59,372 --> 00:04:02,976 あ~ 命令とかではないんだけど…。 35 00:04:02,976 --> 00:04:06,813 他の魔物がいるのは なぜ? 36 00:04:06,813 --> 00:04:09,816 彼らは フレイ様が 領内から集められた➡ 37 00:04:09,816 --> 00:04:13,820 行き場のない野良魔物たちです。 《ハルト:初耳なんですが?》 38 00:04:13,820 --> 00:04:15,989 (ジョニー)皆 しっかりと すみ分けされており➡ 39 00:04:15,989 --> 00:04:19,493 私の指示に従っておりますので ご安心を。 40 00:04:19,493 --> 00:04:23,997 《ハルト:そういえば 前 来たとき この区画なかったよね? 41 00:04:23,997 --> 00:04:26,333 めちゃ広がってません? 42 00:04:26,333 --> 00:04:29,002 まあ でも 領内の魔物たちが➡ 43 00:04:29,002 --> 00:04:31,004 ここで おとなしくしてるんだったら➡ 44 00:04:31,004 --> 00:04:33,173 ま いっか》 45 00:04:33,173 --> 00:04:37,511 せっかくですので 他の区画も ご視察されてはいかがでしょう? 46 00:04:37,511 --> 00:04:39,679 えっ まだあるの!? 47 00:04:39,679 --> 00:04:45,018 (ジョニー)こちらでは 食料となる 農作物を育てています。 48 00:04:45,018 --> 00:04:47,521 へ~。 一年を通して➡ 49 00:04:47,521 --> 00:04:50,357 その時期により 植えるものを変えており➡ 50 00:04:50,357 --> 00:04:53,193 保存に優れたものを 栽培しております。 51 00:04:53,193 --> 00:04:55,595 な… なるほど。 52 00:04:57,864 --> 00:04:59,866 ん~。 おお! 53 00:04:59,866 --> 00:05:04,304 見てください! 昨年は 育たなかった作物が こんなに! 54 00:05:04,304 --> 00:05:07,307 《そんなことしてたの!?》 55 00:05:07,307 --> 00:05:11,478 これで今年の冬は 心配せずに暮らせそうですね。 56 00:05:11,478 --> 00:05:14,147 《ハルト:これ 君たちが 食べるわけじゃないよね。 57 00:05:14,147 --> 00:05:18,318 じゃあ 全部 魔物たちのため? 偉いな~》 58 00:05:18,318 --> 00:05:21,655 これで更に魔物を 受け入れることができそうです。 59 00:05:21,655 --> 00:05:24,991 《更に増加しちゃうんです?》 60 00:05:24,991 --> 00:05:27,160 ペラペラペラペラ ペラペラペラ。 61 00:05:27,160 --> 00:05:29,996 ペラペラ ペラペラ ペラッペラ ペラペラ ペラペラ。 62 00:05:29,996 --> 00:05:33,166 ペラペラペラ ペラペラペラ ペラペラペラペラ。 63 00:05:33,166 --> 00:05:35,502 ペラペラペラ ペ~ラペラペラペラ…。 64 00:05:35,502 --> 00:05:38,505 《ハルト:物腰柔らか 懇切丁寧➡ 65 00:05:38,505 --> 00:05:43,844 皆に慕われ 俺への忠誠心も高く 礼節も わきまえている。 66 00:05:43,844 --> 00:05:47,013 加えて イケボが耳に心地よい。 67 00:05:47,013 --> 00:05:49,015 見た目を肉づけすれば➡ 68 00:05:49,015 --> 00:05:51,851 人と寸分たがわぬ外見に できると思う。 69 00:05:51,851 --> 00:05:54,854 これはもしかして 理想の従者なのでは…!?》 70 00:05:54,854 --> 00:05:57,524 今後は穀物などの飼料を増やし➡ 71 00:05:57,524 --> 00:05:59,860 家畜も増やしていければと 思うのですが➡ 72 00:05:59,860 --> 00:06:02,629 西側の区画整備が整い次第 取りかかろうと…。 73 00:06:02,629 --> 00:06:05,298 ということでありまして 課題が残っているのもあり➡ 74 00:06:05,298 --> 00:06:07,634 なかなか進められないのが 現状でありますが➡ 75 00:06:07,634 --> 00:06:09,970 ここの魔物が増えてきたので 皆で手分けして…。 76 00:06:09,970 --> 00:06:11,972 《しゃべりすぎである。 77 00:06:11,972 --> 00:06:14,307 そうなんです。 彼 よくしゃべるんです。 78 00:06:14,307 --> 00:06:18,311 こんなの毎日聞いていたら 正直 身がもたない! 79 00:06:18,311 --> 00:06:21,982 惜しい! 本当に惜しいなぁ…》 80 00:06:21,982 --> 00:06:25,318 おや? 難しい顔をなされてますね。 81 00:06:25,318 --> 00:06:27,988 何か落ち度は ありましたでしょうか? 82 00:06:27,988 --> 00:06:31,491 あ~ いや すごく よくやってくれてるな~と➡ 83 00:06:31,491 --> 00:06:33,493 感心してたんだ! 84 00:06:33,493 --> 00:06:36,997 もったいなきお言葉 骨に しみわたります! 85 00:06:36,997 --> 00:06:41,668 今後も我が君のため 身を粉にして働いてまいります! 86 00:06:41,668 --> 00:06:44,504 あっ 骨ジョークです。 アハハ アハハハ…。 87 00:06:44,504 --> 00:06:49,009 《う~ん ホント真面目で いいヤツなんだけどな~》 88 00:06:49,009 --> 00:06:51,845 (ジョニー)では 次の場所に向かいましょう! 89 00:06:51,845 --> 00:06:54,848 あ~ ちょっと このあと 用事があって…。 90 00:06:54,848 --> 00:06:57,150 そうでしたか。 それは残念…。 91 00:07:01,621 --> 00:07:03,623 ふぅ…。 92 00:07:03,623 --> 00:07:05,792 《疲れた…。 93 00:07:05,792 --> 00:07:09,963 一人でゆっくり過ごせる場所だと 思ってたんだけどな~。 94 00:07:09,963 --> 00:07:12,465 俺の知らぬ間に魔物の楽園が➡ 95 00:07:12,465 --> 00:07:14,467 出来上がってるよ~?》 (大きな足音) 96 00:07:14,467 --> 00:07:17,971 《どうしてこう いろいろ うまく いかないのかな~?》 97 00:07:17,971 --> 00:07:20,073 (足音) 98 00:07:24,477 --> 00:07:26,479 《そっか。 99 00:07:26,479 --> 00:07:28,815 そういえば君もいたんだよね。 100 00:07:28,815 --> 00:07:35,488 コイツは同じく召喚士に召喚された ギガントゴーレムのギガンだ》 101 00:07:35,488 --> 00:07:41,828 ♬~ 102 00:07:41,828 --> 00:07:44,998 んっ!? 103 00:07:44,998 --> 00:07:49,669 くれるの? フヒッ! 104 00:07:49,669 --> 00:07:54,507 (ギガン)きれい… だったから。 《乙女かよ! 105 00:07:54,507 --> 00:07:56,843 てか 君 そんな声だったの?》 106 00:07:56,843 --> 00:07:59,846 ありがとう。 フヒッ! 107 00:07:59,846 --> 00:08:02,615 《ハルト:コイツは見た目に反して 割とおとなしい。 108 00:08:02,615 --> 00:08:04,784 俺の邪魔は一切しないので➡ 109 00:08:04,784 --> 00:08:07,954 従者として適していると言えよう。 110 00:08:07,954 --> 00:08:10,623 だが 巨体だ。 111 00:08:10,623 --> 00:08:13,960 そういえば コイツも いつも一人なんだけど…。 112 00:08:13,960 --> 00:08:15,962 大丈夫なんかな…》 113 00:08:15,962 --> 00:08:19,132 もしかして 村にいるの つまんない? 114 00:08:19,132 --> 00:08:23,636 はっ…! すき… だから。 115 00:08:23,636 --> 00:08:27,474 ああ この場所 好きなのね。 よかった。 116 00:08:27,474 --> 00:08:30,977 フヒッ! あるじ… すき…。 117 00:08:30,977 --> 00:08:32,979 《俺かい!》 118 00:08:37,650 --> 00:08:41,554 《ハルト:う~ん なかなか 見つからんもんだなぁ…》 119 00:08:43,823 --> 00:08:49,162 《あれ? もしかして従者選びって 結構 大変なんじゃ…? 120 00:08:49,162 --> 00:08:51,865 いったん帰るか…》 121 00:08:53,833 --> 00:08:56,169 ふぅ…。 122 00:08:56,169 --> 00:08:59,672 あるじ殿。 先ほどの 「ジュウシャ」というのは➡ 123 00:08:59,672 --> 00:09:02,275 いったい なんだったのでしょう? 124 00:09:02,275 --> 00:09:07,447 《コイツのこういうときだけ 勘が鋭いの なんなのよ? 125 00:09:07,447 --> 00:09:09,616 てか もうフレイで いんでね?》 126 00:09:09,616 --> 00:09:12,952 ((ゴルド:フレイはいかんぞ。 いかんぞ。 127 00:09:12,952 --> 00:09:15,622 いかんぞ。 いかんぞ)) 128 00:09:15,622 --> 00:09:17,624 お前には関係ない。 129 00:09:17,624 --> 00:09:19,793 ああ…! 130 00:09:19,793 --> 00:09:23,596 あ… あるじ殿ぉ~。 131 00:09:25,799 --> 00:09:31,304 兄上さま。 私 「黒い戦士」の ふさわしい読み方を考えました。 132 00:09:31,304 --> 00:09:34,641 えっ? こほんっ。 133 00:09:34,641 --> 00:09:38,311 「シュヴァルツァ・クリーガー」 略して 「シヴァ」です。 134 00:09:38,311 --> 00:09:40,313 《ハルト:何それ? ドイツ語?》 135 00:09:40,313 --> 00:09:42,315 インターネットで調べました。 136 00:09:42,315 --> 00:09:46,319 破壊と創造を司る どこかの最高神なのです。 137 00:09:46,319 --> 00:09:48,488 兄上さまにぴったりかと! 138 00:09:48,488 --> 00:09:50,490 《異世界貴族のご令嬢を➡ 139 00:09:50,490 --> 00:09:53,660 こんなふうにしてしまって ごめんなさい…》 140 00:09:53,660 --> 00:09:58,164 ようこそ シャルロッテ様。 フレイ様から話は伺っております。 141 00:09:58,164 --> 00:10:03,169 ここは我が君に救われた者たちや フレイ様が野良魔物たちを集めて➡ 142 00:10:03,169 --> 00:10:05,338 保護している場所になります。 143 00:10:05,338 --> 00:10:07,674 さすが兄上さま。 144 00:10:07,674 --> 00:10:11,010 魔物さんたちのお住まいを 確保されていたとは。 145 00:10:11,010 --> 00:10:16,182 私 ここにふさわしい名を 思いつきました。 んっ? 146 00:10:16,182 --> 00:10:19,686 「パンデモニウム」… はいかがでしょう? 147 00:10:23,022 --> 00:10:25,625 すばらしい…。 (シャルロッテ/フレイ)うん。 148 00:10:31,364 --> 00:10:49,883 ♬~ 149 00:10:49,883 --> 00:10:52,552 (ブリザードドラゴンのうなり声) 150 00:10:52,552 --> 00:10:54,554 (冒険者)ようやく追い詰めたぜ。 151 00:10:54,554 --> 00:10:57,390 こんだけ でかいブリザードドラゴンだ。 152 00:10:57,390 --> 00:11:00,326 しとめれば かなりの額になるな。 153 00:11:00,326 --> 00:11:02,829 (うなり声) 154 00:11:02,829 --> 00:11:05,832 (冒険者たち)うっ…! 155 00:11:05,832 --> 00:11:09,168 ⚟消えた!? 156 00:11:09,168 --> 00:11:11,571 (冒険者A)上だ! (ざわめき) 157 00:11:14,173 --> 00:11:18,678 何をやってんだ 早く追え! このままじゃ逃がしちまうぞ。 158 00:11:18,678 --> 00:11:44,537 ♬~ 159 00:11:44,537 --> 00:11:47,040 (うめき声) 160 00:11:51,377 --> 00:11:56,216 えっ… 帝国との国境付近に 大型の青いドラゴン? 161 00:11:56,216 --> 00:11:59,052 ああ。 帝国から飛んできたヤツは➡ 162 00:11:59,052 --> 00:12:02,155 国境を越えることなく 墜落したそうだ。 163 00:12:02,155 --> 00:12:04,157 領内には来てないんでしょ? 164 00:12:04,157 --> 00:12:06,993 なら 俺たちには関係ないんじゃ? 165 00:12:06,993 --> 00:12:11,998 まあな。 しかし 再び現れ 侵入してくるかもしれぬ。 166 00:12:11,998 --> 00:12:15,668 おそらく帝国内で狩りにあった 手負いのドラゴンだ。 167 00:12:15,668 --> 00:12:21,174 だとすれば 万一暴れだすと 多くの犠牲が出てしまうだろう。 168 00:12:21,174 --> 00:12:23,343 そこでだ。 んっ? 169 00:12:23,343 --> 00:12:27,180 魔族であるフレイに 状況確認に行ってもらいたい。 170 00:12:27,180 --> 00:12:30,850 断る! 私はハルト様の命令しか聞かぬ! 171 00:12:30,850 --> 00:12:33,686 じゃあ 俺からのお願いってことで。 172 00:12:33,686 --> 00:12:35,688 あっ! くっ…。 173 00:12:35,688 --> 00:12:38,358 《ハルト:聞くんじゃ なかったんかい!》 174 00:12:38,358 --> 00:12:41,027 なんか理由でもあんの? 175 00:12:41,027 --> 00:12:43,029 それほどの巨竜ならば➡ 176 00:12:43,029 --> 00:12:46,532 ここ数年で生まれたとは 考えられません。 177 00:12:46,532 --> 00:12:48,868 だが 私は青い竜は知らない。 178 00:12:48,868 --> 00:12:53,206 つまり 魔族が人と死力を尽くして 戦っていたときも➡ 179 00:12:53,206 --> 00:12:57,377 そしらぬ顔で どこぞの山奥に 籠もっていたのでしょう。 180 00:12:57,377 --> 00:13:01,314 フン そんな臆病者を 保護するいわれはないです。 181 00:13:01,314 --> 00:13:05,818 《ハルト:なるほど。 フレイにとっては 根深い問題なわけね》 182 00:13:05,818 --> 00:13:07,987 ふん…。 183 00:13:07,987 --> 00:13:10,490 ちょっと 考えさせてもらっていいかな。 184 00:13:10,490 --> 00:13:13,993 ああ あまり時間の猶予はないが…。 185 00:13:13,993 --> 00:13:16,329 (ハルト)わかった。 186 00:13:16,329 --> 00:13:19,832 んっ! あ…。 187 00:13:22,001 --> 00:13:24,837 盗み聞きは よくないぞ シャル。 188 00:13:24,837 --> 00:13:29,676 えっと その… ごめんなさいです。 189 00:13:29,676 --> 00:13:34,347 フレイ そのドラゴンさんを 助けてあげられませんか? 190 00:13:34,347 --> 00:13:38,851 きっと一人で傷ついて 心細いのではないでしょうか…? 191 00:13:38,851 --> 00:13:40,853 む… むう…。 192 00:13:42,855 --> 00:13:45,024 まっ そういうわけだ。 193 00:13:45,024 --> 00:13:48,194 シャルの願いは 俺の願いってことで。 194 00:13:48,194 --> 00:13:51,698 ハルト様が そうおっしゃるのなら しかたありません。 195 00:13:51,698 --> 00:13:54,701 冒険者どもを 駆逐しにまいりましょう! 196 00:13:54,701 --> 00:13:57,036 いや 違うから。 197 00:13:57,036 --> 00:14:05,144 ♬~ 198 00:14:05,144 --> 00:14:07,146 (シヴァ)おっ 見つけた。 199 00:14:07,146 --> 00:14:10,149 《シヴァ:へぇ~ これが この世界のドラゴンか。 200 00:14:10,149 --> 00:14:13,820 けど だいぶ衰弱してるみたいだな》 201 00:14:13,820 --> 00:14:16,022 (フレイ)ハルト様。 202 00:14:20,159 --> 00:14:22,328 《これは 急いだほうがよさそうだ》 203 00:14:22,328 --> 00:14:24,664 (シヴァ)行くぞ。 (フレイ)はっ。 204 00:14:24,664 --> 00:14:30,169 ♬~ 205 00:14:30,169 --> 00:14:33,840 (うなり声) 206 00:14:33,840 --> 00:14:36,342 (冒険者B)いたぞ! 207 00:14:36,342 --> 00:14:38,344 ここにいたか! 208 00:14:38,344 --> 00:14:42,181 (冒険者B)今度こそ逃がさねえ! 一気に しとめるぞ! 209 00:14:42,181 --> 00:14:44,517 ⚟うりゃあ~! 210 00:14:44,517 --> 00:14:46,519 (シヴァ)とうっ! ぎゃふん!? 211 00:14:49,689 --> 00:14:52,859 黒い戦士 見参! 212 00:14:52,859 --> 00:14:56,028 回復! 213 00:14:56,028 --> 00:14:59,532 な… なんだ コイツら急に…。 214 00:14:59,532 --> 00:15:01,634 ゴミどもめ…。 215 00:15:01,634 --> 00:15:04,637 寄ってたかって弱ってる者を いじめおって…。 216 00:15:04,637 --> 00:15:07,807 お前ら全員 消し炭にしてやる! 217 00:15:07,807 --> 00:15:10,143 (シヴァ)あっ。 燃えて死ね~! 218 00:15:10,143 --> 00:15:12,645 (冒険者たち)うわっ! うぉ~! 219 00:15:12,645 --> 00:15:16,315 (シヴァ)こらっ 落ち着け ステイ ステ~イ! 220 00:15:16,315 --> 00:15:19,318 (冒険者たちの苦しむ声) 221 00:15:19,318 --> 00:15:21,487 フン。 222 00:15:21,487 --> 00:15:23,990 (鳴き声) 223 00:15:26,659 --> 00:15:31,164 はじめまして 俺は正義の味方で黒い戦士。 224 00:15:36,169 --> 00:15:39,505 おいこら貴様! 我があるじに不敬だぞ! 225 00:15:39,505 --> 00:15:41,674 ふんっ。 226 00:15:41,674 --> 00:15:45,845 まあまあ。 冒険者に狙われて ずっと気が立ってたんだろう。 227 00:15:45,845 --> 00:15:48,181 俺は気にしない。 228 00:15:48,181 --> 00:15:51,684 …と思ったか! せっかく助けてやったのに! 229 00:15:51,684 --> 00:15:54,520 次やったら 傷を元に戻しちゃうからな! 230 00:15:54,520 --> 00:15:57,023 《ブリザードドラゴン:助けた? あなたが?》 231 00:15:57,023 --> 00:16:02,795 《シヴァ:おっ? 声が頭の中で 直接響くこの感じ フレイぶりだな》 232 00:16:02,795 --> 00:16:06,599 話ができるようだから聞くぞ? お前 ナニモンだ? 233 00:16:09,635 --> 00:16:12,638 んっ? 《ブリザードドラゴン:あなたは 魔族だよね?》 234 00:16:12,638 --> 00:16:14,640 《シヴァ:俺は無視かい!》 235 00:16:14,640 --> 00:16:17,643 《ねぇ どうして 魔族が人間に従ってるの? 236 00:16:17,643 --> 00:16:19,812 理由を聞かせて?》 237 00:16:19,812 --> 00:16:24,650 フン… そこまで言うなら 聞かせてやろう! 238 00:16:24,650 --> 00:16:28,654 このお方の偉大さと 我らのなれそめを たっぷりとな! 239 00:16:28,654 --> 00:16:31,657 (鳥の鳴き声) 240 00:16:31,657 --> 00:16:35,328 というわけだ。 どうだ すごいだろう。 241 00:16:35,328 --> 00:16:37,330 《うん よくわかった。 242 00:16:37,330 --> 00:16:40,166 魔王が転生していたなんて ビックリ》 243 00:16:40,166 --> 00:16:42,668 《シヴァ:あ その設定 まだ生きてるんだ》 244 00:16:42,668 --> 00:16:47,506 《あのとき 魔王たちの戦いに 参加しなくてごめんなさい…。 245 00:16:47,506 --> 00:16:50,676 私は争いを好まないから…》 246 00:16:50,676 --> 00:16:54,847 《なるほど 魔族にも いろんなタイプがいるんだな》 247 00:16:54,847 --> 00:16:58,351 じゃあ お前 今まで どこで何してたの? 248 00:16:58,351 --> 00:17:03,623 《誰にも気付かれないように 山奥で ひっそりと暮らしていた。 249 00:17:03,623 --> 00:17:06,959 300年くらい》 300年!? 250 00:17:06,959 --> 00:17:10,630 《な… なんてスケールのでかい 引きこもりなんだ…》 251 00:17:10,630 --> 00:17:14,634 どうやって過ごしてたんだ!? その辺りを詳しく! 252 00:17:14,634 --> 00:17:17,136 <ブリザードドラゴン:最初は 洞窟の奥深くに➡ 253 00:17:17,136 --> 00:17:21,807 ただ籠もっている日々を 送っていた。 254 00:17:21,807 --> 00:17:24,977 けど ある日 冒険者が寝泊まりして➡ 255 00:17:24,977 --> 00:17:28,147 本を落としていったの。 256 00:17:28,147 --> 00:17:35,655 その本を何度も 何度も読み返して> 257 00:17:35,655 --> 00:17:37,823 ((《もっと本が読みたい》)) 258 00:17:37,823 --> 00:17:42,828 <気がついたら洞窟を飛び出して 街へ向かっていた> 259 00:17:42,828 --> 00:17:59,345 ♬~ 260 00:17:59,345 --> 00:18:01,347 ((わあ~!)) 261 00:18:03,282 --> 00:18:06,786 < そして時々 人の姿になっては➡ 262 00:18:06,786 --> 00:18:10,289 人里に下りて 本を持ち帰っていたの。 263 00:18:10,289 --> 00:18:14,460 それを何度も繰り返して 知識を得ていった> 264 00:18:14,460 --> 00:18:17,296 《楽しかったなぁ…。 265 00:18:17,296 --> 00:18:22,301 だけど 冒険者に 見つかってしまった》 266 00:18:22,301 --> 00:18:25,004 (冒険者たちの雄たけび) 267 00:18:28,307 --> 00:18:30,309 ((あっ!)) 268 00:18:30,309 --> 00:18:40,519 ♬~ 269 00:18:42,488 --> 00:18:45,491 《ブリザードドラゴン:というわけ》 270 00:18:45,491 --> 00:18:49,829 な… なんて かわいそうなヤツなんだ! 271 00:18:49,829 --> 00:18:52,999 すみかを追われ 人間どもに殺されかけ➡ 272 00:18:52,999 --> 00:18:56,168 さぞ大変だったであろう。 273 00:18:56,168 --> 00:18:59,505 よし では お前を 我が同胞と認めよう。 274 00:18:59,505 --> 00:19:01,941 パンデモニウムへの入国を許可する。 275 00:19:01,941 --> 00:19:03,943 えっ それどこ? 276 00:19:03,943 --> 00:19:06,278 ハルト様の第2のお住まいですが? 277 00:19:06,278 --> 00:19:09,782 何 その名前? 小娘が そう呼んでおりましたが? 278 00:19:09,782 --> 00:19:11,784 そうですか…。 279 00:19:11,784 --> 00:19:13,786 ふぅ…。 280 00:19:13,786 --> 00:19:17,123 まぁ もともとは お前を 保護するために来たわけだし➡ 281 00:19:17,123 --> 00:19:19,458 お前さえよければ一緒に来るか? 282 00:19:19,458 --> 00:19:22,461 《うれしい。 知識を得てわかったの。 283 00:19:22,461 --> 00:19:24,630 感情というものを。 284 00:19:24,630 --> 00:19:27,299 もしかしたら私はずっと➡ 285 00:19:27,299 --> 00:19:30,970 こうやって誰かと 関わりたかったのかもしれない。 286 00:19:30,970 --> 00:19:33,973 そうだ お礼を言ってなかったね。 287 00:19:33,973 --> 00:19:37,476 さっきは助けてくれてありがとう。 288 00:19:37,476 --> 00:19:39,979 私はブリザードドラゴン。 289 00:19:39,979 --> 00:19:44,483 あなたをあるじと認め この命をささげます。 290 00:19:44,483 --> 00:19:47,987 ♬~ 291 00:19:47,987 --> 00:19:50,990 《こ… この流れは まさか…!》 292 00:19:50,990 --> 00:20:08,340 ♬~ 293 00:20:08,340 --> 00:20:11,510 そうそう フレイで学んだからね。 294 00:20:11,510 --> 00:20:14,513 前回のような ライダースーツってことはないのさ! 295 00:20:14,513 --> 00:20:18,851 えっ… この服はどこから? 創造魔法? 296 00:20:18,851 --> 00:20:22,021 理屈がわからないと すごく不安なのだけど…。 297 00:20:22,021 --> 00:20:25,858 まあまあ それは おいおい話すから。 298 00:20:25,858 --> 00:20:28,694 じゃあ 改めまして。 299 00:20:28,694 --> 00:20:30,696 俺は ハルト・ゼンフィス。 300 00:20:30,696 --> 00:20:33,365 この先の辺境伯領の息子だ。 301 00:20:33,365 --> 00:20:35,367 えっと…。 302 00:20:35,367 --> 00:20:38,704 個体名はないから あなたに付けてほしい。 303 00:20:38,704 --> 00:20:44,877 ドラゴン… ブリザード… リザード…。 304 00:20:44,877 --> 00:20:48,047 じゃあ リザで。 よろしく リザ。 305 00:20:48,047 --> 00:20:53,219 リザ… うん いい響き。 気に入った。 306 00:20:53,219 --> 00:20:56,422 よろしく ハルト様。 307 00:20:58,390 --> 00:21:00,659 ふんっ! 308 00:21:00,659 --> 00:21:05,064 リザよ… 1つお前に 伝えておくことがある。 309 00:21:08,000 --> 00:21:11,504 ハルト様に先にお仕えしたのは私だ! 310 00:21:11,504 --> 00:21:14,507 そして お前は2番目! 311 00:21:14,507 --> 00:21:17,009 この意味がわかるな? 312 00:21:17,009 --> 00:21:19,345 ん~! うん。 313 00:21:19,345 --> 00:21:22,848 んじゃ とりあえず ついてきてくれ。 314 00:21:25,351 --> 00:21:27,353 んっ! 315 00:21:31,357 --> 00:21:35,027 さすがドラゴン。 その姿でも飛べるんだな。 316 00:21:35,027 --> 00:21:37,530 じゃあ行くか。 うん。 317 00:21:37,530 --> 00:21:40,699 ♬~ 318 00:21:40,699 --> 00:21:42,868 く~っ! 319 00:21:42,868 --> 00:21:46,572 負けるものかぁ~!