1 00:00:02,002 --> 00:00:05,672 (ゴルド)ハルト 道中 気をつけてな。 (ハルト)うん 大丈夫だよ。 2 00:00:05,672 --> 00:00:08,675 (ゴルド)リザの角と尻尾は お前が消したのか? 3 00:00:08,675 --> 00:00:11,178 なんだか落ち着きがないようだが。 (リザ)うう…。 4 00:00:11,178 --> 00:00:14,681 (ハルト)まあ 慣れるまで ちょっと時間がかかるみたい。 5 00:00:14,681 --> 00:00:18,685 (フレイ)なぜだ なぜ リザなのだ…。 (シャルロッテ)よしよし。 6 00:00:18,685 --> 00:00:21,855 兄上さま 「悪が栄えたためしなし」。 7 00:00:21,855 --> 00:00:23,857 頑張ってくださいです。 8 00:00:23,857 --> 00:00:26,860 (ハルト)おっ おう 頑張るよ。 9 00:02:00,000 --> 00:02:02,160 (マリアンヌ)ライアス! (ドアの開く音) 10 00:02:02,160 --> 00:02:04,830 (ライアス)ちょ… いきなり開けるな バカ姉貴! 11 00:02:04,830 --> 00:02:09,000 (マリアンヌ)見てください 辺境伯から 手紙が届きましたよ! 12 00:02:09,000 --> 00:02:12,510 ハルトが王都に向けて 出発したってやつだろ? 13 00:02:12,510 --> 00:02:15,680 そんなので いちいち 報告に来なくていい。 14 00:02:15,680 --> 00:02:18,180 (マリアンヌ)あなたがハルトくんの 推薦状を欲しがったから➡ 15 00:02:18,180 --> 00:02:20,180 頑張ったのに…。 16 00:02:20,180 --> 00:02:23,180 そこまでする 理由があったのでしょう? 17 00:02:23,180 --> 00:02:27,020 僕は アイツの強さがなんなのか 知りたい。 18 00:02:27,020 --> 00:02:30,530 あれから必死に 魔法や剣の腕を磨いてきた。 19 00:02:30,530 --> 00:02:34,700 けど そのたびに アイツが 遠くなっていく気がするんだ…。 20 00:02:34,700 --> 00:02:39,030 だから 同じ学校に通えば もっと間近で知ることができる➡ 21 00:02:39,030 --> 00:02:41,200 そう思っただけだ。 22 00:02:41,200 --> 00:02:44,710 うんうん 敗北が あなたを変えたのですね。 23 00:02:44,710 --> 00:02:47,710 生意気なところは 変わっていませんけど。 24 00:02:47,710 --> 00:02:52,150 そういう姉貴こそ 父上に 食い下がったそうじゃないか。 25 00:02:52,150 --> 00:02:55,650 「推薦状をもらうまで ここを動きません」とか言って➡ 26 00:02:55,650 --> 00:02:57,650 部屋に居座ったんだって? なっ…。 27 00:02:57,650 --> 00:03:01,820 誰がそんなことを!? 警備兵の連中が うわさしてたぜ? 28 00:03:01,820 --> 00:03:06,330 姉貴は僕以上に アイツに ご執心みたいだなぁ~。 29 00:03:06,330 --> 00:03:08,330 べべ… 別に私は ハルトくんを➡ 30 00:03:08,330 --> 00:03:10,500 お慕いしているとか そんなことは…! 31 00:03:10,500 --> 00:03:12,500 えっ? えっ? 32 00:03:12,500 --> 00:03:17,010 あ… ああいや 恋だのなんだの って意味はなかったんだが…。 33 00:03:17,010 --> 00:03:20,510 はぁ! え… もしかして…!? 34 00:03:20,510 --> 00:03:24,180 ち… 違いますよ? 35 00:03:24,180 --> 00:03:26,180 はぁ…。 36 00:03:26,180 --> 00:03:29,180 そういや今 大変なんだろ? 37 00:03:29,180 --> 00:03:33,350 変な宗教まがいの連中が 学院に のさばっているとかで。 38 00:03:33,350 --> 00:03:37,360 知って… いたのですか…。 39 00:03:37,360 --> 00:03:40,030 そう 彼らは 「ルシファイラ教」。 40 00:03:40,030 --> 00:03:44,700 国教 「ミージャ教」の一派を偽装した 新興宗教らしいのです。 41 00:03:44,700 --> 00:03:49,700 彼らの思想は過激で 悪魔を崇拝しているとか…。 42 00:03:49,700 --> 00:03:52,470 学院にとどまらず その勢力は➡ 43 00:03:52,470 --> 00:03:55,310 国内全体に 広がっているらしいです。 44 00:03:55,310 --> 00:03:58,810 その上 1つ問題があります。 45 00:03:58,810 --> 00:04:04,490 最近 彼らの中に王政打倒を 口にする者まで現れたそうです。 46 00:04:04,490 --> 00:04:07,990 それなのに 貴族が入信するケースが増えていて➡ 47 00:04:07,990 --> 00:04:10,930 更に大きな資金源を得たとか…。 48 00:04:10,930 --> 00:04:15,100 その資金源が母上という うわさがあるんだろ? 49 00:04:15,100 --> 00:04:19,600 僕には 母上が 何をしようとしているのか➡ 50 00:04:19,600 --> 00:04:21,600 まったく わからない。 51 00:04:21,600 --> 00:04:25,270 5年前に 突然変わってしまった。 52 00:04:25,270 --> 00:04:27,280 いったい何があったのか…。 53 00:04:27,280 --> 00:04:30,450 あの首輪は 誰につけられたものなのか➡ 54 00:04:30,450 --> 00:04:33,280 僕にすら教えてくれない…。 55 00:04:33,280 --> 00:04:37,950 正直言って 僕は母上が恐ろしい。 56 00:04:37,950 --> 00:04:41,290 以前から手段を選ばない人だと 思っていたが➡ 57 00:04:41,290 --> 00:04:45,130 それが過激になってきている 気がする。 58 00:04:45,130 --> 00:04:48,960 今じゃ 国王と王妃の不仲は 国中に広まっている。 59 00:04:48,960 --> 00:04:53,570 そこをルシファイラ教が狙っていると 考えても おかしくない。 60 00:04:53,570 --> 00:04:58,240 これは考えたくなかったが もしかしたら母上は➡ 61 00:04:58,240 --> 00:05:02,740 父上を本気で潰しに かかってるんじゃないか? 62 00:05:02,740 --> 00:05:07,080 僕たちはいったい どうしたらいいんだろうな…。 63 00:05:07,080 --> 00:05:10,420 (マリアンヌ)これは 身勝手な考えですが…。 64 00:05:10,420 --> 00:05:13,590 私は この状況を変えられるのは➡ 65 00:05:13,590 --> 00:05:16,090 ハルトくんではないかと 思っています。 66 00:05:16,090 --> 00:05:19,590 えっ? ハルト? さすがに それは…。 67 00:05:19,590 --> 00:05:24,270 ええ ですが つい期待してしまうのですよ。 68 00:05:24,270 --> 00:05:27,100 彼の力は底が知れません。 69 00:05:27,100 --> 00:05:32,940 組織相手でも それを覆す力を 持っているのではないか… と。 70 00:05:32,940 --> 00:05:35,280 (ライアス)そこまでかあ? 71 00:05:35,280 --> 00:05:39,780 それだったら ゼンフィス卿の領内に 黒い戦士とかいう➡ 72 00:05:39,780 --> 00:05:42,280 正義の味方がいるって 話があったな。 73 00:05:42,280 --> 00:05:45,950 なんでも 竜を倒すほどの 実力者だとか。 74 00:05:45,950 --> 00:05:47,960 竜を…。 75 00:05:47,960 --> 00:05:51,790 ソイツに頼めば 意外とすんなり 解決できるんじゃないか? 76 00:05:51,790 --> 00:05:55,400 (ギーゼロッテ)あら 随分と 話が弾んでいるようね。 77 00:05:55,400 --> 00:05:58,230 (ライアス)は… 母上!? 78 00:05:58,230 --> 00:06:02,070 お… お義母様 ご無沙汰しております。 79 00:06:02,070 --> 00:06:05,070 ええ マリアンヌ。 あなたは見るたびに➡ 80 00:06:05,070 --> 00:06:08,410 前王妃のように 美しくなっていくわね。 81 00:06:08,410 --> 00:06:11,010 あ… ありがとうございま…。 82 00:06:13,180 --> 00:06:15,350 何を… あっ あっ…。 83 00:06:15,350 --> 00:06:17,850 さっき どこを見ていたの? 84 00:06:17,850 --> 00:06:20,860 この首輪を 見ていなかったかしら!? 85 00:06:20,860 --> 00:06:25,190 そんなにおかしい? 惨め? 情けない!? 86 00:06:25,190 --> 00:06:28,530 あなたも私を笑う 一人なのかしらぁ!? 87 00:06:28,530 --> 00:06:32,530 違う… やめ… はぁっ! 88 00:06:32,530 --> 00:06:34,870 母上 おやめください! 89 00:06:34,870 --> 00:06:36,870 あが かはっ…。 90 00:06:36,870 --> 00:06:39,040 (せきこむ声) 91 00:06:39,040 --> 00:06:43,380 フフ… 冗談。 ただのおふざけよ。 92 00:06:43,380 --> 00:06:47,050 マリアンヌ 無遠慮な視線は淑女失格よ? 93 00:06:47,050 --> 00:06:49,050 気をつけなさい。 94 00:06:49,050 --> 00:06:54,320 ところで ゼンフィス卿のご子息が あなたと同じ学校に通うそうね。 95 00:06:54,320 --> 00:06:59,830 盗み聞きなんかじゃないわよ? 聞こえてきたの。 96 00:06:59,830 --> 00:07:02,660 辺境の片田舎から 出てくるのだから➡ 97 00:07:02,660 --> 00:07:06,000 それはもう心細いでしょうねぇ。 98 00:07:06,000 --> 00:07:08,700 仲よくしてあげなさいね。 99 00:07:11,340 --> 00:07:13,680 その小せがれから 知りうるかぎりの➡ 100 00:07:13,680 --> 00:07:16,680 「黒い戦士」の情報を 聞き出しなさい。 101 00:07:16,680 --> 00:07:19,350 いい? 誰にも ないしょよ。 102 00:07:19,350 --> 00:07:22,850 情報は この母にだけ伝えるの。 103 00:07:22,850 --> 00:07:28,660 あなたは私の息子なのだから このくらい 簡単よね? 104 00:07:32,190 --> 00:07:34,200 返事は? 105 00:07:34,200 --> 00:07:38,700 は… はい 母上。 106 00:07:38,700 --> 00:07:41,540 ンフフ…。 107 00:07:41,540 --> 00:07:44,870 フフ…。 108 00:07:44,870 --> 00:07:47,710 アハハハハハハハ…。 109 00:07:47,710 --> 00:07:50,880 アハハハハ…。 110 00:07:50,880 --> 00:07:54,980 《もしかして 僕はハルトを➡ 111 00:07:54,980 --> 00:07:58,990 とんでもないことに 巻き込んでしまったのか…!? 112 00:07:58,990 --> 00:08:03,990 ごめん ハルト… ごめん…》 113 00:08:07,160 --> 00:08:11,330 兄上さま そろそろ 王都へ赴く時間では? 114 00:08:11,330 --> 00:08:15,500 もう そんなにたったのか。 はぁ…。 115 00:08:15,500 --> 00:08:19,010 《ハルト:実は あのあと 城が見えなくなった辺りで➡ 116 00:08:19,010 --> 00:08:21,510 馬車ごと ここに戻ってきたのだ。 117 00:08:21,510 --> 00:08:25,010 王都の近くには数日前に ドアを設置済みなので➡ 118 00:08:25,010 --> 00:08:29,020 到着予定日まで ここで のんびりしていたわけだが…》 119 00:08:31,190 --> 00:08:35,020 ハルト様! いま一度 いま一度 ご再考を! 120 00:08:35,020 --> 00:08:38,360 くどい! ううう…。 121 00:08:38,360 --> 00:08:42,860 フレイ 私たちには やるべきことがあります。 122 00:08:42,860 --> 00:08:45,370 今は それに集中しましょう。 123 00:08:45,370 --> 00:08:48,700 うう… だが… だがっ…! 124 00:08:48,700 --> 00:08:51,210 ここは私にお任せを。 125 00:08:51,210 --> 00:08:54,810 兄上さまは王都での任を 果たしてきてくださいです。 126 00:08:54,810 --> 00:08:57,610 お… おう わかった。 127 00:09:01,480 --> 00:09:05,190 お気をつけて! じゃ いってきま~す。 128 00:09:11,160 --> 00:09:15,500 ハルト様 ここは? 王都の近くの森。 129 00:09:15,500 --> 00:09:18,700 扉の隠し場所が ここしかなかったんだよね。 130 00:09:20,840 --> 00:09:22,940 あっ。 131 00:09:25,670 --> 00:09:27,840 やっぱり距離あるな~。 132 00:09:27,840 --> 00:09:30,010 かといって 飛んでったら 目立つし…。 133 00:09:30,010 --> 00:09:32,510 しかたない 歩くか。 134 00:09:32,510 --> 00:09:35,920 んっ! ハルト様 あれ。 んっ? 135 00:09:38,690 --> 00:09:41,690 何あれ? イービルバイソンかな。 136 00:09:41,690 --> 00:09:46,030 この辺りでは珍しいから 群れから はぐれたんじゃない? 137 00:09:46,030 --> 00:09:49,360 たぶん おなかがすいて 人を襲ってるんだと思う。 138 00:09:49,360 --> 00:09:52,870 (ハルト)マジか。 バイソンって草食じゃないの? 139 00:09:52,870 --> 00:09:54,870 《見過ごすこともできるけど➡ 140 00:09:54,870 --> 00:09:58,370 そんなことがシャルにバレたら 一大事だよな。 141 00:09:58,370 --> 00:10:01,710 まあ 急ぐ旅でもないし しかたない》 142 00:10:01,710 --> 00:10:05,380 変身! 143 00:10:05,380 --> 00:10:07,720 (シヴァ)助けてくる。 わかった。 144 00:10:07,720 --> 00:10:10,220 とう! 145 00:10:10,220 --> 00:10:12,220 あっ。 146 00:10:14,220 --> 00:10:16,220 (悲鳴) 147 00:10:16,220 --> 00:10:18,230 《とりあえず結界!》 148 00:10:18,230 --> 00:10:21,400 うっ あっ! 149 00:10:21,400 --> 00:10:23,560 ふう…。 150 00:10:23,560 --> 00:10:26,070 よかったぁ~ よかった…。 151 00:10:26,070 --> 00:10:28,070 (安どする声) 152 00:10:34,240 --> 00:10:38,250 (イリス)僕が魔物の注意を引く そのうちに皆は逃げてくれ! 153 00:10:38,250 --> 00:10:40,250 早く こっちへ! 《シヴァ:おっ? もしかして➡ 154 00:10:40,250 --> 00:10:43,580 あの人 強いのかな? なら俺の出番ないかも》 155 00:10:43,580 --> 00:10:45,590 くっ…。 156 00:10:47,760 --> 00:10:51,760 うっ… うう… うう…。 157 00:10:51,760 --> 00:10:55,530 ぐお~! 《あれえ!?》 158 00:10:55,530 --> 00:11:00,200 ぐはっ…! おねえちゃん! ダメよ! 159 00:11:00,200 --> 00:11:03,540 くっ。 160 00:11:03,540 --> 00:11:05,540 うっ。 161 00:11:12,550 --> 00:11:16,220 君は いったい…。 162 00:11:16,220 --> 00:11:20,220 いや ここはまず 礼を言うべきだろうか? 163 00:11:20,220 --> 00:11:22,390 《シヴァ:なんかズレてるな この人》 164 00:11:22,390 --> 00:11:26,060 一般的には そうなんじゃん? よかった。 165 00:11:26,060 --> 00:11:30,230 命の恩人に 失礼をしてしまうところだった。 166 00:11:30,230 --> 00:11:32,230 うっ…! 167 00:11:37,740 --> 00:11:39,940 あっ! 痛くない…。 168 00:11:43,080 --> 00:11:45,910 傷が 治った? 169 00:11:45,910 --> 00:11:48,580 これは君がやったのか? 170 00:11:48,580 --> 00:11:51,250 (シヴァ)ああ 見てられなかったからね。 171 00:11:51,250 --> 00:11:56,360 しかし これは通常の治癒魔法とは 違うようだが? 172 00:11:56,360 --> 00:11:59,190 《シヴァ:これ以上詮索されるのは めんどいな…》 173 00:11:59,190 --> 00:12:01,360 ⚟おねえちゃん! 174 00:12:01,360 --> 00:12:04,030 ケガは大丈夫? ああ。 175 00:12:04,030 --> 00:12:07,540 彼が助けてくれたから もう大丈夫だ。 176 00:12:09,870 --> 00:12:14,210 《シヴァ:あっ これ絶対 不審者と思われてるやつ》 177 00:12:14,210 --> 00:12:16,380 おにいちゃん ありがとう! 178 00:12:16,380 --> 00:12:19,480 すごいや あんな大きな魔物を やっつけちゃうなんて! 179 00:12:21,880 --> 00:12:24,390 フッ… 礼には及ばん。 180 00:12:24,390 --> 00:12:27,890 俺は正義の執行者 「シヴァ」だからな! 181 00:12:27,890 --> 00:12:31,560 (鳥の鳴き声) 182 00:12:31,560 --> 00:12:33,560 すごいや! カッコイイ! 183 00:12:33,560 --> 00:12:35,960 《シヴァ:子どもにウケたので ヨシとする!》 184 00:12:41,400 --> 00:12:44,240 はぁ…。 すごいな…。 185 00:12:44,240 --> 00:12:46,410 君は なんでもできるんだね。 186 00:12:46,410 --> 00:12:48,740 ところで これって荷馬車だよね? 187 00:12:48,740 --> 00:12:50,910 どうして こんなのに乗ってたんだ? 188 00:12:50,910 --> 00:12:55,180 ああ これは乗合馬車だ。 えっ!? これが!? 189 00:12:55,180 --> 00:12:57,180 随分と お粗末だな~。 190 00:12:57,180 --> 00:13:00,020 僕みたいに そんなにお金がない人でも➡ 191 00:13:00,020 --> 00:13:03,360 乗せてもらえるんだから ありがたいよ。 192 00:13:03,360 --> 00:13:07,530 そんなわけで 本来なら金品で お礼をすべきところなんだが➡ 193 00:13:07,530 --> 00:13:11,030 すまない。 ああ 気にするな。 194 00:13:11,030 --> 00:13:13,530 正義の味方は見返りを求めない。 195 00:13:13,530 --> 00:13:17,770 いや 次の機会には必ず。 あっ ああ。 196 00:13:17,770 --> 00:13:20,780 (シヴァ)じゃあ 用は済んだし 俺は行く。 197 00:13:20,780 --> 00:13:23,940 あの魔物を群れに帰してやらねば ならんのでね。 198 00:13:23,940 --> 00:13:26,780 (イリス)君は本当にすごいな➡ 199 00:13:26,780 --> 00:13:29,780 魔物にまで恩情をかけるなんて…。 200 00:13:29,780 --> 00:13:35,290 ん~ まあ 俺は何もされてないしな。 201 00:13:35,290 --> 00:13:38,290 そっか。 202 00:13:38,290 --> 00:13:43,300 フッ 君のような考えを持つ人が もっと増えればいいな。 203 00:13:45,970 --> 00:13:49,470 また会えるかな? さてね。 204 00:13:52,240 --> 00:14:04,250 ♬~ 205 00:14:04,250 --> 00:14:07,090 ん~。 リザ ずっと難しい顔してるけど➡ 206 00:14:07,090 --> 00:14:09,090 どうした? 207 00:14:09,090 --> 00:14:13,430 さっきの女の人… なんか変な感じだった。 208 00:14:13,430 --> 00:14:18,600 変とは? う~ん なんというか 変としか…。 209 00:14:18,600 --> 00:14:23,100 もうちょっと近づけば わかったかも…。 へ~。 210 00:14:23,100 --> 00:14:26,440 《ハルト:まあ 俺は 王都に長居するつもりもないし➡ 211 00:14:26,440 --> 00:14:29,340 誰とも関わりたくないけどね》 212 00:14:34,780 --> 00:14:39,290 ♬~ 213 00:14:39,290 --> 00:14:41,620 (ハルト)すごいね。 (リザ)うん。 214 00:14:41,620 --> 00:14:45,130 ⚟新入生は こちらにお並びください。 215 00:14:45,130 --> 00:14:47,630 《えっ あそこに並ぶんです?》 216 00:14:49,630 --> 00:14:53,230 (貴族男)アハハハハ。 (貴族女)ウフフフフ。 217 00:14:53,230 --> 00:14:55,240 (貴族男/貴族女)アハハハハ。 218 00:14:55,240 --> 00:14:57,740 《か… 帰りたい!》 219 00:14:57,740 --> 00:15:06,410 ♬~ 220 00:15:06,410 --> 00:15:09,250 おお…。 おお…。 221 00:15:09,250 --> 00:15:13,250 う~ん… う~ん… う~ん…。 222 00:15:13,250 --> 00:15:15,420 ああ…。 223 00:15:15,420 --> 00:15:18,260 (リザ)す… すごい。 224 00:15:18,260 --> 00:15:23,160 あっ 従者用の部屋もある。 ねぇ ハルト様。 225 00:15:23,160 --> 00:15:26,500 ごめん リザ… いったん帰ろっか…。 226 00:15:26,500 --> 00:15:29,000 全然くつろげない…。 227 00:15:34,680 --> 00:15:37,010 おかえりなさいませっ 兄上さまっ。 228 00:15:37,010 --> 00:15:39,680 ハルト様 お待ちしておりましたっ! 229 00:15:39,680 --> 00:15:41,680 王都はいかがでしたか? 230 00:15:41,680 --> 00:15:47,190 あ… うん… マジしんどかったっす…。 231 00:15:47,190 --> 00:15:51,360 うう…。 《やっぱ我が家が一番っす》 232 00:15:51,360 --> 00:15:56,130 腹減った~ フレイ 何か作って。 お任せください! 233 00:15:56,130 --> 00:15:58,800 でしたら 王都のお店に行きませんか!? 234 00:15:58,800 --> 00:16:01,300 いや… でもなぁ…。 235 00:16:01,300 --> 00:16:04,640 そ… そうだぞ わざわざ外食せずとも➡ 236 00:16:04,640 --> 00:16:07,980 私が腕によりをかけて ハルト様に料理をだな! 237 00:16:07,980 --> 00:16:10,140 フレイ ちょっといいですか? 238 00:16:10,140 --> 00:16:12,450 こしょ こしょ こしょ。 239 00:16:16,650 --> 00:16:21,320 なるほどぉ! ハルト様 たまには外食も いいものです。 240 00:16:21,320 --> 00:16:23,320 無論 私もお供します! 241 00:16:23,320 --> 00:16:27,160 《ハルト:すごいな シャルはフレイを手玉に取り放題だ》 242 00:16:27,160 --> 00:16:30,760 では 早速 準備をしましょう。 《準備?》 243 00:16:33,670 --> 00:16:35,670 (ハルト)何 これ? 244 00:16:35,670 --> 00:16:38,670 (シャルロッテ)フレイが魔族とバレないように コスプレしました! 245 00:16:38,670 --> 00:16:40,670 (ハルト)いや 絶対バレるでしょ。 246 00:16:40,670 --> 00:16:43,680 《しかたないな~》 247 00:16:43,680 --> 00:16:46,680 リザと同じで見えなくしただけで➡ 248 00:16:46,680 --> 00:16:52,120 実際には耳と尻尾は そこにあるから気をつけろよ。 249 00:16:52,120 --> 00:16:56,790 助かりました! どうにも 股の辺りが ムズムズしていたので。 250 00:16:56,790 --> 00:16:59,960 では 出発ですっ。 251 00:16:59,960 --> 00:17:05,470 ♬~ 252 00:17:05,470 --> 00:17:07,800 わあっ。 253 00:17:07,800 --> 00:17:11,970 リザ 見てください。 お店が たくさんあります。 254 00:17:11,970 --> 00:17:14,480 うん すごいね…。 255 00:17:14,480 --> 00:17:18,980 へえ~ 城下町って こんなに活気があったんだ。 256 00:17:18,980 --> 00:17:22,780 兄上さま! あちらのお店に入りましょう! 257 00:17:26,150 --> 00:17:28,160 ヘヘ…。 ついてます。 258 00:17:28,160 --> 00:17:35,830 ♬~ 259 00:17:35,830 --> 00:17:37,830 (ハルト)地図? 260 00:17:37,830 --> 00:17:41,170 王都の地理の把握です。 なんで? 261 00:17:41,170 --> 00:17:45,670 (シャルロッテ)フレイは南地区を リザは西をお願いします。 262 00:17:45,670 --> 00:17:49,010 私は兄上さまと 東地区を調査します。 263 00:17:49,010 --> 00:17:51,180 えっ 遊びに来たんじゃないの? 264 00:17:51,180 --> 00:17:55,280 もちろん そうですけど いざというときのためです。 265 00:17:55,280 --> 00:17:58,290 地の利は あちらにありますので。 266 00:17:58,290 --> 00:18:02,620 目的はあくまで 正確な地理を把握すること。 267 00:18:02,620 --> 00:18:05,130 目立たず 騒がず お願いしますね。 268 00:18:05,130 --> 00:18:08,300 任せておけ。 《信用できね~。 269 00:18:08,300 --> 00:18:12,470 まあ ここは シャルの遊びにつきあうか》 270 00:18:12,470 --> 00:18:15,970 フンッ! 271 00:18:15,970 --> 00:18:20,170 では兄上さま 行きましょう。 あ… うん。 272 00:18:22,140 --> 00:18:24,650 デートです。 273 00:18:24,650 --> 00:18:28,480 今 なんて? デートです。 274 00:18:28,480 --> 00:18:31,820 デ…!? 《デート!?》 275 00:18:31,820 --> 00:18:33,820 (鼓動) 276 00:18:33,820 --> 00:18:37,660 《落ち着け… これは たぶんアニメの影響だ。 277 00:18:37,660 --> 00:18:40,490 きっと本来の意味を 理解していないだろう。 278 00:18:40,490 --> 00:18:44,330 だが待て 外野は誰も 兄妹だと思っていない。 279 00:18:44,330 --> 00:18:48,840 そして俺よ 前世含めて そんな経験あったか? 280 00:18:48,840 --> 00:18:53,270 否。 これはまさしく 初! デート!》 281 00:18:53,270 --> 00:18:56,940 兄上さま? 《しかたない。 282 00:18:56,940 --> 00:19:00,610 かわいい妹のためだ。 全力で つきあってやるか~》 283 00:19:00,610 --> 00:19:02,620 ゴー ゴーです! 284 00:19:02,620 --> 00:19:07,790 ♬~ 285 00:19:07,790 --> 00:19:09,790 あっ! 286 00:19:09,790 --> 00:19:11,790 ああ! 287 00:19:15,630 --> 00:19:17,630 ウフフ。 288 00:19:20,470 --> 00:19:22,640 わぁ~! 289 00:19:22,640 --> 00:19:24,640 いらっしゃいませ~。 290 00:19:24,640 --> 00:19:28,310 わぁ。 見てもいいですか? ああ。 291 00:19:28,310 --> 00:19:31,310 どうぞ ご自由に。 手に取ってご覧ください。 292 00:19:31,310 --> 00:19:34,150 ありがとうございます。 293 00:19:34,150 --> 00:19:37,150 あっ これ かわいいです。 294 00:19:37,150 --> 00:19:39,650 《ハルト:うん お前のほうが かわいいよ》 295 00:19:39,650 --> 00:19:43,160 これ ください。 まいど! 296 00:19:43,160 --> 00:19:46,330 ありがとうございますっ 兄上さま。 297 00:19:46,330 --> 00:19:50,230 《ハルト:こちらこそ! デートの魔力 恐るべし!》 298 00:19:52,170 --> 00:19:55,000 (シャルロッテ)兄上さま~ こっちです~。 299 00:19:55,000 --> 00:19:57,000 ちゃんと前見ないと危ないぞ。 ウフフフフフ…。 300 00:19:57,000 --> 00:19:59,510 わっ! わっ! 301 00:19:59,510 --> 00:20:02,010 はわわわ ごめんなさいです。 302 00:20:02,010 --> 00:20:05,850 こちらこそ すまない。 少し急いでいたもので。 303 00:20:05,850 --> 00:20:09,520 ケガはないかい? はい。 大丈夫です。 304 00:20:09,520 --> 00:20:13,520 おや? 君は…。 305 00:20:13,520 --> 00:20:17,020 以前 どこかで 会ったことはないか? 306 00:20:17,020 --> 00:20:22,030 えっ? さあ 初対面だと思うけど? 307 00:20:22,030 --> 00:20:24,360 (イリス)僕も 君の顔は記憶してない。 308 00:20:24,360 --> 00:20:30,370 だけど 君から感じる その膨大な魔力には覚えがある。 309 00:20:32,540 --> 00:20:35,040 俺は魔法レベルが 「2」しかない。 310 00:20:35,040 --> 00:20:38,210 膨大と言われても 嫌みにしか聞こえないぞ。 311 00:20:38,210 --> 00:20:40,210 えっ そうなのか? 312 00:20:40,210 --> 00:20:44,550 こんな不名誉なこと ウソでも言うもんか。 313 00:20:44,550 --> 00:20:46,550 そうか…。 314 00:20:46,550 --> 00:20:49,390 長旅で疲れて勘違いしたようだ。 315 00:20:49,390 --> 00:20:51,990 気を悪くしたようで申し訳ない。 316 00:20:51,990 --> 00:20:55,000 それよりも 急いでたんじゃなかったか? 317 00:20:55,000 --> 00:20:57,000 ああ そうだった。 318 00:20:57,000 --> 00:20:59,330 アルバイトの面接に遅れてしまう。 319 00:20:59,330 --> 00:21:01,340 では 失礼するよ。 320 00:21:03,840 --> 00:21:07,010 さっ 行こうか シャル。 321 00:21:07,010 --> 00:21:09,510 シャル? どうした? 322 00:21:09,510 --> 00:21:13,180 あの人 なんだか 不思議な感じがしました。 323 00:21:13,180 --> 00:21:19,190 うまく言えないのですが 普通の人とは違う感じです。 324 00:21:19,190 --> 00:21:23,190 《ハルト:そういえば リザも 同じようなこと言ってたな。 325 00:21:23,190 --> 00:21:25,190 魔族や シャルみたいに➡ 326 00:21:25,190 --> 00:21:28,530 魔法レベルが高い人には 何か感じるのか…? 327 00:21:28,530 --> 00:21:31,700 何はともあれ 面倒ごとは ごめんなので➡ 328 00:21:31,700 --> 00:21:37,700 明日から入学式までは のんびり引きこもるぞ~!》