1 00:00:02,693 --> 00:00:07,031 俺の作戦はよ すでに終了したんだよ 2 00:00:07,156 --> 00:00:08,324 なっ! 3 00:00:09,075 --> 00:00:10,618 何ぃ!? 4 00:00:14,455 --> 00:00:15,540 あ… 5 00:00:23,881 --> 00:00:24,882 ハア… 6 00:00:25,258 --> 00:00:29,637 億泰の兄貴 かなりグレートに 危ねえ奴だったぜ 7 00:00:29,804 --> 00:00:33,015 康一 早えとこよ この家を出ようぜ 8 00:00:33,099 --> 00:00:37,437 えっ 僕を射った弓と矢は どうするの? 9 00:00:37,520 --> 00:00:42,275 弓と矢? 億泰の兄貴が どっかに隠したようだけどよ 10 00:00:42,358 --> 00:00:44,861 捜すのかよ う… うん 11 00:00:45,194 --> 00:00:50,074 でもよ たしか こいつら 父親がいるっつってたんだよ 12 00:00:50,741 --> 00:00:54,871 俺 結構 ダメージ大きいからよ 今は ほっとこうぜ 13 00:00:54,954 --> 00:00:57,206 そっ それはダメだよ! 14 00:00:57,874 --> 00:01:02,170 ぼ… 僕は仗助君に傷を 治してもらったから生きてるけど 15 00:01:02,253 --> 00:01:05,923 でもさ あの弓と矢で 誰かが また射られたら― 16 00:01:06,007 --> 00:01:09,802 今度は死ぬかもしれないんだよ この町で! 17 00:01:09,886 --> 00:01:10,803 うっ… 18 00:01:11,262 --> 00:01:16,100 こっ ここにいてよ ぼ… 僕1人で捜してくるからさ 19 00:01:17,351 --> 00:01:22,106 そ… それにさ今 父親は この家にはいないと思うんだよ 20 00:01:23,191 --> 00:01:27,111 い… いるんならさ とっくに出てきているよ 21 00:01:30,448 --> 00:01:34,368 見かけによらず 結構 勇気のある奴なんだよな 22 00:01:34,493 --> 00:01:37,830 やる時はやるっつーか 無謀っつーか 23 00:01:37,955 --> 00:01:43,336 だがよ 今は早えとこ この家 出たほうがいいんだよな 24 00:01:47,298 --> 00:01:48,007 おい ハッ! 25 00:01:48,257 --> 00:01:51,010 な… 何? 止めないでよ 26 00:01:51,135 --> 00:01:52,178 止めねえよ 27 00:01:52,512 --> 00:01:57,642 早えとこ 弓と矢をぶち折って 一緒に外に出ようぜ 康一 28 00:01:57,767 --> 00:01:58,684 ああ… 29 00:02:11,948 --> 00:02:17,954 ♪~ 30 00:03:16,887 --> 00:03:22,893 ~♪ 31 00:03:31,420 --> 00:03:35,210 屋根裏部屋があるよ 弓と矢はここかも 32 00:03:43,010 --> 00:03:43,600 ハッ! 33 00:03:45,020 --> 00:03:49,140 あっ あった! 弓と矢だ 奥の壁に掛けてあるよ 34 00:03:50,020 --> 00:03:50,850 ハッ! おっ 35 00:03:57,320 --> 00:04:01,660 おい やっぱりヤベえな 何かいるぞ 36 00:04:02,910 --> 00:04:04,540 ヒイッ! 37 00:04:04,950 --> 00:04:07,410 何か鎖につながれているのか? 38 00:04:07,540 --> 00:04:11,380 い… 犬かな この音 人間じゃないよ 39 00:04:13,000 --> 00:04:15,670 ど… 動物っぽい音だ 40 00:04:26,560 --> 00:04:27,980 ヒャ! 41 00:04:28,060 --> 00:04:30,520 やっぱり怖いよ どうしよう 42 00:04:30,600 --> 00:04:33,560 どうしようってよ おめえが行くっつったんだぞ 43 00:04:33,650 --> 00:04:35,070 そうだけど… 44 00:04:35,480 --> 00:04:38,360 やるしかねえんだよ いいか 康一 45 00:04:38,440 --> 00:04:41,820 1 2の3でドアを思いっきり 蹴飛ばして開けるんだ 46 00:04:41,950 --> 00:04:43,070 脅かすんだぜ 47 00:04:43,490 --> 00:04:47,910 そしたら 俺が弓と矢の所行って へし折っからよ いいな? 48 00:04:48,040 --> 00:04:49,540 う… うん 49 00:04:53,290 --> 00:04:54,420 いくぜ 50 00:04:56,340 --> 00:04:59,460 1… 2の… 3! 51 00:05:00,920 --> 00:05:01,930 ヒャーッ! うっ! 52 00:05:02,180 --> 00:05:04,470 うわっ うわあっ! 何だ こいつは! 53 00:05:04,550 --> 00:05:05,800 ああっ! 康一! 54 00:05:05,890 --> 00:05:08,970 ウワアアーッ! 助けて! 55 00:05:09,270 --> 00:05:11,230 この手は幽波紋じゃあねえ 56 00:05:11,310 --> 00:05:13,940 モノホンだ モノホンの肉体だぜ こいつは! 57 00:05:14,020 --> 00:05:16,860 た… 助けてーっ! 58 00:05:16,940 --> 00:05:18,070 ドラアッ 59 00:05:20,990 --> 00:05:22,950 ウエエーッ 60 00:05:23,070 --> 00:05:25,240 切断するつもりは… 61 00:05:30,660 --> 00:05:31,620 ヒイ! 62 00:05:38,460 --> 00:05:41,970 ヒエーッ ウエエーッ 63 00:05:44,970 --> 00:05:47,220 ハッ ハアア… 64 00:05:53,640 --> 00:05:55,020 ギィーアー イイイイ… 65 00:05:59,360 --> 00:06:02,030 な… 何だ この生き物は 66 00:06:02,110 --> 00:06:05,530 俺んちの近所に こんなのが住んでたなんて 67 00:06:05,660 --> 00:06:07,280 オエエーッ 68 00:06:07,410 --> 00:06:11,830 ついに見やがったな 見てはならねえものをよ 69 00:06:12,250 --> 00:06:13,910 ハア ハア… 70 00:06:14,710 --> 00:06:15,920 てめえ! 71 00:06:16,210 --> 00:06:18,290 ハア ハア… 72 00:06:18,420 --> 00:06:23,630 そこにいんのがよ 俺たちの親父だぜ 73 00:06:24,630 --> 00:06:28,180 これは親父に必要なものだ 74 00:06:30,010 --> 00:06:32,520 ゆ… 弓と矢が? 75 00:06:33,310 --> 00:06:36,940 親父のために幽波紋使いを 見つけてやりたい 76 00:06:37,060 --> 00:06:39,110 だから この弓と矢は― 77 00:06:39,230 --> 00:06:43,440 断じて他の奴に渡したり 破壊させるわけにはいかん 78 00:06:44,400 --> 00:06:46,150 何かの病気なのかよ 79 00:06:46,240 --> 00:06:51,200 病気? 違うね 親父は健康さ 至ってね 80 00:06:51,330 --> 00:06:53,370 食欲はあるしよ 81 00:06:53,950 --> 00:06:59,170 ただ うなり声上げてるだけで 俺が息子っつーのは分かんねえがな 82 00:06:59,330 --> 00:07:03,010 親父さんを治す幽波紋使いを 探してたっつーわけか 83 00:07:03,210 --> 00:07:07,380 治す? フフフフッ おめえが治すってか? 84 00:07:07,510 --> 00:07:09,340 それも違うね 85 00:07:15,730 --> 00:07:20,190 逆だ 親父を殺してくれる 幽波紋使いを― 86 00:07:20,310 --> 00:07:22,770 俺は探しているんだよ 87 00:07:23,530 --> 00:07:26,110 親父は絶対に死なねえんだ 88 00:07:26,240 --> 00:07:30,410 頭を潰そうとも 体を粉みじんにしようとも― 89 00:07:30,530 --> 00:07:33,040 削り取ろうとも絶対だ 90 00:07:36,500 --> 00:07:39,250 普通に死なせてやりてえんだ 91 00:07:39,370 --> 00:07:41,380 そのためなら どんなことでもするって― 92 00:07:41,460 --> 00:07:43,340 子供の時 誓った 93 00:07:43,880 --> 00:07:47,550 そのために この弓と矢は 絶対に必要なんだ 94 00:07:48,010 --> 00:07:52,510 さもなきゃ 親父は このまんま永遠に生きるだろう 95 00:07:52,760 --> 00:07:56,220 なぜなら 親父は ディオっつー男の細胞を― 96 00:07:56,310 --> 00:07:59,730 頭に埋め込まれて こうなっちまったんだからな! 97 00:08:00,020 --> 00:08:02,650 ディオ!? ディオって言ったのか? 98 00:08:02,770 --> 00:08:05,030 承太郎さんの 言ってた奴のことか 99 00:08:07,360 --> 00:08:10,740 少し過去のことを しゃべってやろう 100 00:08:11,110 --> 00:08:12,620 東方仗助 101 00:08:13,870 --> 00:08:18,540 まんざら お前にも 関係のない話ではないからな 102 00:08:19,580 --> 00:08:24,840 すべては11年前 1988年に起こった 103 00:08:25,590 --> 00:08:29,380 当時 俺は7歳 億泰は4歳 104 00:08:30,180 --> 00:08:32,300 俺たちは 東京に住んでた 105 00:08:32,760 --> 00:08:36,140 世の中はバブル経済とかいって 浮かれてたが― 106 00:08:36,220 --> 00:08:39,810 当時の親父は まったく ツイてない男でよ 107 00:08:40,390 --> 00:08:42,270 病気でおふくろが死に― 108 00:08:42,350 --> 00:08:47,070 経営していた会社は倒産して 膨大な借金を抱えてた 109 00:08:51,360 --> 00:08:56,950 俺たちを理由なく よく殴ったよ 親父は完璧に負け犬だったのさ 110 00:08:59,120 --> 00:09:01,290 だが ある時から急に― 111 00:09:02,670 --> 00:09:06,250 親父のところに札束が 転がり込んでくるようになった 112 00:09:06,840 --> 00:09:10,420 時には宝石や 貴金属の時もあったよ 113 00:09:10,550 --> 00:09:13,090 仕事もろくにしてねえのによ 114 00:09:14,890 --> 00:09:19,390 あとから調べて分かったんだが その時 すでに親父は― 115 00:09:19,520 --> 00:09:22,310 ディオに心を 売っちまってたようだな 116 00:09:22,890 --> 00:09:25,940 金のために手下になってたのさ 117 00:09:26,110 --> 00:09:27,480 あ… あぁ… 118 00:09:27,940 --> 00:09:29,690 ディオって奴は当時― 119 00:09:29,780 --> 00:09:33,660 世界中から幽波紋の 才能のある奴を捜してたらしい 120 00:09:33,780 --> 00:09:38,080 どうにかして 親父にその才能が あるってのを見つけたのさ 121 00:09:38,580 --> 00:09:43,250 どんな幽波紋だったのかは 今となっちゃ分からねえがな 122 00:09:43,580 --> 00:09:45,630 だが ある日のことだ 123 00:09:45,750 --> 00:09:48,960 10年たった今でも はっきり覚えているぜ 124 00:09:51,050 --> 00:09:55,640 昼の2時ぐらいに 俺が学校から帰るとよ 125 00:09:55,720 --> 00:09:58,470 億泰! 126 00:09:59,680 --> 00:10:03,520 また親父に殴られたのか? あのクズ! 127 00:10:03,600 --> 00:10:06,150 ち… 違う ああ? 128 00:10:10,440 --> 00:10:14,490 ディオが… ディオが死んだんだ ううっ… 129 00:10:14,650 --> 00:10:17,240 きっと そのせいだ ううう… 130 00:10:17,620 --> 00:10:19,200 親父? 131 00:10:19,280 --> 00:10:22,040 ウウウアアアアーッ! ヒッ! 132 00:10:22,120 --> 00:10:24,460 お… 親父 救急車呼ぼう 133 00:10:24,540 --> 00:10:30,050 ムダだ 病気じゃない 肉の芽が暴走したんだ! 134 00:10:30,130 --> 00:10:32,960 もうダメだーっ! 親父! 135 00:10:34,010 --> 00:10:36,340 その日から1年ぐらいで― 136 00:10:36,470 --> 00:10:41,520 俺たちが息子だっつーことも 分からねえ肉の塊になったのさ 137 00:10:43,810 --> 00:10:45,810 ディオって奴はな 138 00:10:45,890 --> 00:10:49,900 信用できない奴の頭に 自分の細胞を埋め込んで― 139 00:10:49,980 --> 00:10:52,190 操りたい時に命令できた 140 00:10:52,610 --> 00:10:56,360 親父は その肉の芽を 埋め込まれていたのさ 141 00:10:56,570 --> 00:10:58,070 ヒイ… あ… 142 00:10:59,370 --> 00:11:02,370 俺は10年かかって すべてを調べたよ 143 00:11:02,450 --> 00:11:05,460 幽波紋のこと 承太郎のこと 144 00:11:05,830 --> 00:11:11,170 そして エンヤという老婆を知って 弓と矢を手に入れたんだがな 145 00:11:11,550 --> 00:11:13,960 だが いろんなことを知ると 同時に― 146 00:11:14,050 --> 00:11:18,300 親父は決して治らねえということを 信じなくてはならなかった 147 00:11:19,220 --> 00:11:22,890 ディオの不死身の細胞が 一体化しちまったんだからな 148 00:11:23,680 --> 00:11:27,810 一日中 こうやってるだけだ 毎日毎日… 149 00:11:28,310 --> 00:11:30,770 来る日も来る日も10年間 150 00:11:30,900 --> 00:11:34,400 ムダにガラクタ箱の中を ひっかき回しているだけさ 151 00:11:34,940 --> 00:11:38,860 箱を取り上げると 何日も泣きわめくしよ 152 00:11:39,110 --> 00:11:40,620 イラつくぜ 153 00:11:40,740 --> 00:11:42,410 こいつを見てるとよ 154 00:11:42,490 --> 00:11:45,660 生きてるってことに 憎しみが湧いてくるぜ 155 00:11:47,710 --> 00:11:51,170 散らかすなって何度も教えたろ! 156 00:11:54,670 --> 00:11:59,340 しつけりゃあ 結構 言うことを聞くんだがよ 157 00:11:59,630 --> 00:12:04,470 この箱をゴソゴソやるのだけは やめやがらねえ! 158 00:12:05,180 --> 00:12:06,600 ウエエッ 159 00:12:06,730 --> 00:12:10,650 おい やめるのはお前だよ お前の父親だろうによ! 160 00:12:11,060 --> 00:12:12,190 る音 161 00:12:13,520 --> 00:12:18,110 ああ そうだよ 実の父親さ 血のつながりはな 162 00:12:18,240 --> 00:12:22,160 だが こいつは父親であって もう父親じゃあない 163 00:12:22,530 --> 00:12:26,790 ディオに魂を売った男さ 自業自得の男さ 164 00:12:27,870 --> 00:12:30,040 そして また一方で― 165 00:12:30,170 --> 00:12:33,540 父親だからこそ やりきれない 気持ちっつーのが― 166 00:12:33,630 --> 00:12:35,630 お前に分かるかい? 167 00:12:35,750 --> 00:12:40,590 だからこそ 普通に死なせて やりてえって気持ちがあんだよ 168 00:12:41,590 --> 00:12:45,510 こいつを殺した時にやっと 俺の人生が始まるんだ! 169 00:12:52,600 --> 00:12:53,480 ハッ! 170 00:12:53,810 --> 00:12:57,070 チキショー! やめろっつってんだよ! 171 00:12:57,190 --> 00:12:58,780 イラつくんだよ! 172 00:12:59,690 --> 00:13:02,780 おい そこまでにしとけよ! 173 00:13:03,070 --> 00:13:05,910 この弓と矢は 渡すわけにはいかねえ 174 00:13:06,280 --> 00:13:07,490 絶対にな! 175 00:13:07,620 --> 00:13:11,330 勘違いするなよ その弓と矢はあとだ 176 00:13:13,000 --> 00:13:15,630 気になるのは この箱だよ! 177 00:13:16,920 --> 00:13:18,630 あっ… は… 箱? 178 00:13:18,800 --> 00:13:20,470 ウギィィ! 179 00:13:29,430 --> 00:13:30,680 あっ… 180 00:13:31,390 --> 00:13:34,520 何かちぎれた紙切れのようなものを つまんでいるから― 181 00:13:34,600 --> 00:13:37,360 何かと思ったらよ ウゥッ… 182 00:13:37,440 --> 00:13:39,030 なるほどな… 183 00:13:39,780 --> 00:13:42,820 ウウウ ウッ ウッ ウウ… 184 00:13:45,570 --> 00:13:47,120 おっ… 185 00:13:47,950 --> 00:13:52,370 家族の写真… い… 意味があったんだよ 186 00:13:52,500 --> 00:13:56,420 10年間 繰り返していた この動作には意味があったんだよ 187 00:13:56,710 --> 00:14:00,050 当時の息子たちの写真を 捜していたんだ 188 00:14:01,760 --> 00:14:04,340 今のことは 分からないのかもしれない 189 00:14:04,430 --> 00:14:07,680 でも彼の心の底には 思い出があるんだよ 190 00:14:07,850 --> 00:14:10,060 おっ… 昔の思い出が! 191 00:14:21,860 --> 00:14:23,740 グ… ウッ… 192 00:14:43,010 --> 00:14:45,270 殺す幽波紋使いよりよ 193 00:14:45,560 --> 00:14:48,770 治す幽波紋使いを 探すっつんなら― 194 00:14:49,900 --> 00:14:51,520 手伝ってもいいぜ 195 00:14:51,770 --> 00:14:53,150 おっ… 196 00:14:53,570 --> 00:14:54,650 ああ… 197 00:14:54,980 --> 00:14:58,780 けど その弓と矢は渡しなよ ぶち折っからよ 198 00:15:03,580 --> 00:15:05,410 逃げる気なのかよ 199 00:15:07,790 --> 00:15:10,920 兄貴 もうやめようぜ 200 00:15:11,380 --> 00:15:12,790 億泰 201 00:15:13,210 --> 00:15:18,170 なあ こんなことはよぉ もうやめようぜ なあ 202 00:15:18,550 --> 00:15:20,840 いたのかよ ヒッ… 203 00:15:21,220 --> 00:15:24,180 親父は治るかもしれねえな 204 00:15:27,020 --> 00:15:30,140 肉体は治んなくともよ 205 00:15:30,480 --> 00:15:35,900 心と記憶は昔のお父さんに 戻るかもなあ 206 00:15:36,190 --> 00:15:37,320 なあ… 207 00:15:42,490 --> 00:15:45,160 億泰 何つかんでんだよ! 208 00:15:45,620 --> 00:15:46,660 あ… 兄貴 209 00:15:47,870 --> 00:15:49,540 どけ! 億泰 210 00:15:49,620 --> 00:15:53,580 俺は何があろうと 後戻りすることはできねえんだよ 211 00:15:53,670 --> 00:15:57,920 この弓と矢で 町の人間を 何人も殺しちまってんだからな 212 00:15:58,880 --> 00:16:02,800 それに俺はすでに てめえを弟とは思っちゃいない 213 00:16:02,890 --> 00:16:06,430 弟じゃねえから躊躇せず てめえを殺せるんだぜ 214 00:16:07,060 --> 00:16:08,180 あ… 215 00:16:08,640 --> 00:16:10,730 あ… 兄貴… 216 00:16:13,940 --> 00:16:14,860 んっ! 217 00:16:18,400 --> 00:16:19,490 おめえらよ 218 00:16:19,610 --> 00:16:22,570 この親父の他に まだ身内がいるのかよ 219 00:16:22,660 --> 00:16:23,410 あっ ハッ 220 00:16:23,490 --> 00:16:26,530 身内? 俺たちは3人家族だ… 221 00:16:32,040 --> 00:16:33,210 ゲゲ! 222 00:16:33,500 --> 00:16:34,130 おっ! 223 00:16:34,580 --> 00:16:36,170 こ… こいつは… 224 00:16:36,340 --> 00:16:38,130 コ… コンセントの中から! 225 00:16:39,000 --> 00:16:42,930 億泰 ボケッとしてるんじゃねえぞ どけえ! 226 00:16:45,010 --> 00:16:46,890 あっ 兄貴! 227 00:16:47,890 --> 00:16:51,890 この弓と矢は俺が頂くぜ 虹村形兆 228 00:16:51,980 --> 00:16:53,980 あんたに この矢で貫かれて― 229 00:16:54,100 --> 00:16:57,570 幽波紋の才能を引き出された この俺がな 230 00:16:57,690 --> 00:17:02,610 き…貴様… ごときが この弓と矢を… 231 00:17:02,700 --> 00:17:06,700 虹村形兆 幽波紋は精神力と言ったな 232 00:17:06,780 --> 00:17:08,740 俺は成長したんだよ 233 00:17:09,160 --> 00:17:12,460 それとも 我が幽波紋レッド・ ホット・チリ・ペッパーが― 234 00:17:12,540 --> 00:17:15,290 こんなに成長するとも 思わないかい? 235 00:17:15,420 --> 00:17:17,000 バッド・カンパニー… 236 00:17:17,130 --> 00:17:18,590 うるせえぜ! 237 00:17:19,420 --> 00:17:20,380 こ… これは… 238 00:17:20,500 --> 00:17:21,670 電気だ! 239 00:17:21,760 --> 00:17:23,130 億泰の兄さんが 電気になっていく! 240 00:17:23,130 --> 00:17:24,010 アアアアアッ! 億泰の兄さんが 電気になっていく! 241 00:17:24,010 --> 00:17:24,510 アアアアアッ! 242 00:17:24,590 --> 00:17:25,970 弓と矢まで! 243 00:17:26,090 --> 00:17:27,050 兄貴! 244 00:17:27,180 --> 00:17:29,510 俺に触るんじゃねえ! 245 00:17:29,640 --> 00:17:33,520 おめえも引きずり込まれるぜ! 246 00:17:34,020 --> 00:17:35,230 兄貴… 247 00:17:35,520 --> 00:17:41,030 ク… クソーッ 弓と矢が 取られちまうぜ ぐうっ… 248 00:17:41,150 --> 00:17:42,440 億泰 249 00:17:42,900 --> 00:17:48,780 おめえはよ いつだって 俺の足手まといだったぜ 250 00:17:48,910 --> 00:17:50,240 ううっ ぐっ! 251 00:17:50,370 --> 00:17:51,200 グアアーッ 252 00:17:51,620 --> 00:17:53,700 兄貴ーっ! 253 00:17:56,830 --> 00:17:57,420 うっ! 254 00:17:57,500 --> 00:17:58,210 仗助君! 255 00:18:03,420 --> 00:18:04,220 チッ 256 00:18:04,300 --> 00:18:09,350 今 確かに本体らしき奴が 窓から のぞいてたんだがよ 257 00:18:10,100 --> 00:18:13,060 今の幽波紋 何か分かるか? 億泰 258 00:18:13,180 --> 00:18:16,850 い… いや 兄貴は 俺の知らねえところで― 259 00:18:16,940 --> 00:18:19,770 何人か幽波紋使いを 見つけてたからよ 260 00:18:19,860 --> 00:18:20,770 お… 261 00:18:21,400 --> 00:18:24,990 仗助 あ… あれを! 262 00:18:29,530 --> 00:18:30,160 ハッ! 263 00:18:30,450 --> 00:18:32,160 あああ… 264 00:18:35,200 --> 00:18:36,960 ハァ… ハァ… 265 00:18:37,580 --> 00:18:39,170 億泰… おっ? 266 00:18:39,250 --> 00:18:44,710 うっ… 兄貴はよぉ ああなっ て当然の男だ 267 00:18:44,800 --> 00:18:49,470 まっとうに生きられるはずがねえ 宿命だった 268 00:18:49,590 --> 00:18:51,140 でもよぉ 269 00:18:51,390 --> 00:18:53,640 でも兄貴は最後に… 270 00:18:53,850 --> 00:18:58,230 俺の兄貴は最後の最後に 俺をかばってくれたよなあ! 271 00:18:58,600 --> 00:19:01,650 仗助 見てただろう! 272 00:19:02,230 --> 00:19:04,480 ああ 確かに見たよ 273 00:19:05,320 --> 00:19:08,950 おめえの兄貴は おめえをかばったよ 274 00:19:16,910 --> 00:19:18,710 うぅぅ… 275 00:19:21,000 --> 00:19:23,840 バギィィィィ… 276 00:19:30,840 --> 00:19:33,760 空条承太郎さんですか? 277 00:19:35,310 --> 00:19:38,810 聞き慣れない声だな 誰だ そういうあんたは 278 00:19:38,890 --> 00:19:40,390 誰でもいいっす 279 00:19:40,690 --> 00:19:42,230 空条承太郎 280 00:19:42,310 --> 00:19:46,480 あんた この杜王町からよ 出てってくださいよ 281 00:19:47,030 --> 00:19:48,990 何者か分からない奴から― 282 00:19:49,070 --> 00:19:52,070 いきなり理由もなく 出ていけと言われてもな 283 00:19:52,450 --> 00:19:55,120 あんたが俺だったら 素直に出ていくかい? 284 00:19:55,200 --> 00:19:58,040 弓と矢を持っている者ですよ 285 00:19:58,790 --> 00:20:03,250 頂いたんです 虹村形兆 奴を殺して 286 00:20:03,380 --> 00:20:05,670 あんたのことも 殺したっていいんですが 287 00:20:05,750 --> 00:20:07,380 何でも 承太郎さん 288 00:20:07,460 --> 00:20:11,680 あんた 時間を1秒か2秒ほど 止められるらしいですね 289 00:20:11,760 --> 00:20:14,090 ちょいと手ごわいかなと 思いまして― 290 00:20:14,180 --> 00:20:16,930 電話でとりあえず 警告することにしました 291 00:20:17,010 --> 00:20:21,140 お前も幽波紋使いか? 弓と矢で何をするつもりだ 292 00:20:21,230 --> 00:20:24,520 別にあんたには 迷惑はかけませんよ 293 00:20:24,860 --> 00:20:27,980 東方仗助だって 邪魔さえしなければ― 294 00:20:28,070 --> 00:20:30,110 こっちからは 何もしやしません 295 00:20:30,530 --> 00:20:33,780 せっかく幽波紋能力っつーもんを 身につけたんだ 296 00:20:33,910 --> 00:20:36,830 俺はちょいと 面白おかしく生きたいだけです 297 00:20:36,910 --> 00:20:39,700 受験だ 就職だって 煩わしい人生は― 298 00:20:39,790 --> 00:20:41,500 まっぴらなもんでね 299 00:20:41,620 --> 00:20:42,920 学生か? お前 300 00:20:43,000 --> 00:20:45,330 だ… んなこたあ どうでもいいだろ! 301 00:20:45,420 --> 00:20:49,090 いいかい あんまし俺の町に 長居するようだったらよ 302 00:20:49,170 --> 00:20:50,260 あんたも仗助も… 303 00:20:50,340 --> 00:20:52,260 他に何人の幽波紋使いが この町… 304 00:20:57,390 --> 00:21:01,930 アッハッハ… 305 00:21:04,190 --> 00:21:05,350 フウ… 306 00:21:08,730 --> 00:21:10,440 やれやれだぜ 307 00:21:12,320 --> 00:21:18,240 虹村形兆は杜王町の西にある 国見峠霊園に埋葬された 308 00:21:18,530 --> 00:21:22,410 奪われた弓と矢は 行方不明のままである 309 00:21:23,210 --> 00:21:28,290 虹村億泰は この町にしばらく 父親と落ち着くことに決めた 310 00:21:28,920 --> 00:21:30,130 そして… 311 00:21:31,050 --> 00:21:32,010 ハア… 312 00:21:34,090 --> 00:21:36,140 仗助 出て! 313 00:21:38,470 --> 00:21:40,430 はい… なっ! 314 00:21:40,890 --> 00:21:44,020 よう 仗助 学校行こうぜ! 315 00:21:44,480 --> 00:21:45,350 はっ? 316 00:21:45,480 --> 00:21:49,020 俺 今日から お前と同じ学校だからよ 317 00:21:49,110 --> 00:21:51,570 だからって 迎えに来るこたあないだろ 318 00:21:51,690 --> 00:21:53,990 小学生じゃあるまいしよ 319 00:21:54,110 --> 00:21:58,320 いやあ まさか お前んちが 俺んちのこーんな目の前なんてな 320 00:21:58,410 --> 00:22:01,490 そりゃあ まあ 驚愕の事実ってやつだけどよぉ 321 00:22:01,580 --> 00:22:03,370 ほら 早く行こうぜ 322 00:22:03,750 --> 00:22:06,000 あら 仗助のお友達? 323 00:22:06,080 --> 00:22:08,790 はーい 虹村億泰でーす 324 00:22:08,880 --> 00:22:11,800 準備できるまで 中でコーヒーでも飲んでて 325 00:22:11,880 --> 00:22:13,010 いいんすか? はっ? 326 00:22:13,090 --> 00:22:15,420 いただきまーす! エッヘヘ 327 00:22:15,510 --> 00:22:17,760 おめえの母ちゃん 美人だな 328 00:22:17,890 --> 00:22:20,140 ヘヘッ お邪魔しまーす 329 00:22:20,260 --> 00:22:24,730 こいつぁ グレートに ヘビーだぜ… 330 00:22:28,190 --> 00:22:34,190 ♪~ 331 00:23:29,670 --> 00:23:35,670 ~♪