1 00:00:03,503 --> 00:00:04,713 康一君 2 00:00:04,963 --> 00:00:06,715 おぉ… うん? 3 00:00:07,340 --> 00:00:08,800 ここだよ 康一君 4 00:00:08,925 --> 00:00:11,428 康一 あっ! き… 岸辺露伴! 5 00:00:11,511 --> 00:00:12,387 おいおい 身構えるのはよしてくれよ 6 00:00:12,387 --> 00:00:14,139 える声 おいおい 身構えるのはよしてくれよ 7 00:00:14,139 --> 00:00:14,472 える声 8 00:00:14,472 --> 00:00:16,933 もう君に危害を 加えるわけないだろ える声 9 00:00:17,100 --> 00:00:21,146 それにヘブンズ・ドアーで 君を読んだ時 実際のところ― 10 00:00:21,271 --> 00:00:23,732 僕は尊敬の気持ちを 感じたんだ 11 00:00:23,857 --> 00:00:24,274 何か君とは気が合う感じがする そう思わないかい? 12 00:00:24,274 --> 00:00:25,483 ひぃっ! ハッ 何か君とは気が合う感じがする そう思わないかい? 13 00:00:25,483 --> 00:00:28,194 何か君とは気が合う感じがする そう思わないかい? 14 00:00:28,778 --> 00:00:29,738 はあ… 15 00:00:30,113 --> 00:00:33,116 いやね ちょいと聞きたいことが あるんだよ 16 00:00:33,241 --> 00:00:37,537 僕は赤ん坊の頃から4歳ぐらいまで この辺りに住んでいてね 17 00:00:37,787 --> 00:00:40,665 その頃 住んでいた所を 捜していたんだよ 18 00:00:40,790 --> 00:00:43,084 ノスタルジーって感情かな? 19 00:00:43,209 --> 00:00:46,421 子供の頃を思い出すのも 漫画家の仕事なのさ 20 00:00:46,504 --> 00:00:49,382 しかし 3歳か4歳くらいの 記憶だろ? 21 00:00:49,507 --> 00:00:51,551 よく覚えていないんだ はあ… 22 00:00:52,385 --> 00:00:55,722 聞きたいというのは この町内地図の看板なんだ 23 00:00:55,805 --> 00:00:57,307 とても奇妙なんだよ 24 00:00:57,682 --> 00:00:59,934 いいかい? そば屋 有す川 25 00:01:00,060 --> 00:01:03,313 薬屋 ドラッグのキサラ コンビニ オーソンと― 26 00:01:03,438 --> 00:01:05,315 右から店がこう続いている 27 00:01:05,440 --> 00:01:06,274 はあ? 28 00:01:06,399 --> 00:01:08,318 今度は実際の場所を見てくれ 29 00:01:08,526 --> 00:01:12,739 右から そば屋 有す川 薬屋 ドラッグのキサラ 30 00:01:12,864 --> 00:01:13,990 そして… 31 00:01:14,115 --> 00:01:14,783 ハッ! 32 00:01:14,866 --> 00:01:16,993 …で 左がオーソンだ 33 00:01:17,452 --> 00:01:18,536 あれ? 34 00:01:18,661 --> 00:01:21,039 薬屋と オーソンの間の道が― 35 00:01:21,122 --> 00:01:22,582 この看板に 書いてませんね 36 00:01:22,707 --> 00:01:24,125 いい加減だなあ 37 00:01:24,250 --> 00:01:26,878 康一君 ちょいと行ってみないか? 38 00:01:27,003 --> 00:01:29,005 この辺を案内してくれると ありがたいんだが 39 00:01:29,506 --> 00:01:32,425 えっ? あ… いや 僕はその… 40 00:01:32,509 --> 00:01:33,551 うん? 41 00:01:33,635 --> 00:01:37,096 この岸辺露伴が頭を下げて 頼んでいるのに 42 00:01:37,347 --> 00:01:38,932 ふーん そうかい 43 00:01:39,057 --> 00:01:42,602 君はたった数十メートル 歩くだけのことを断るのか… 44 00:01:42,894 --> 00:01:45,647 わがままだなあ もう 45 00:01:45,772 --> 00:01:47,398 5分だけですよ 先生 46 00:01:47,649 --> 00:01:48,942 5分だけ 47 00:01:57,050 --> 00:01:58,180 奇妙だろ? 48 00:01:58,390 --> 00:02:00,640 僕の持ってる 国土地図書院発行― 49 00:02:00,810 --> 00:02:04,310 「杜王町3000分の1」にも 載ってないんだぜ この道が 50 00:02:04,440 --> 00:02:06,440 えっ? 地図のミスを 見つけると― 51 00:02:06,560 --> 00:02:08,480 図書券がもらえることが あるんですよ 52 00:02:16,280 --> 00:02:17,320 ウエーッ 53 00:02:17,910 --> 00:02:20,540 まったく この地図 ムカつくなあ 54 00:02:20,660 --> 00:02:21,910 見ろよ 康一君 55 00:02:22,040 --> 00:02:25,330 米森とか本間とか小野寺とかいう 家も載ってないぞ 56 00:02:25,540 --> 00:02:27,080 ミスだらけの地図だ 57 00:02:27,170 --> 00:02:30,420 こりゃ 図書券の 2枚や3枚じゃあ済まないぞ 58 00:02:30,550 --> 00:02:31,590 露伴先生 59 00:02:31,800 --> 00:02:34,010 何か空き家みたいですよ 60 00:02:37,590 --> 00:02:39,390 変なとこだなあ 61 00:02:39,800 --> 00:02:43,020 ここら4~5軒 誰も住んでるふうじゃないや 62 00:02:43,140 --> 00:02:46,140 自動販売機の電気まで 切れている 63 00:02:46,230 --> 00:02:46,940 うん? 64 00:02:47,020 --> 00:02:49,230 あれ? あのポスト 65 00:02:49,360 --> 00:02:52,650 一番 最初に曲がった角の所だよ ここは! 66 00:02:52,780 --> 00:02:53,530 ちっ 67 00:02:55,780 --> 00:02:56,900 おかしいな 68 00:02:57,030 --> 00:03:00,030 いつの間に最初の所に 戻ってきたんだろう 69 00:03:00,370 --> 00:03:03,490 右 左 右と曲がったのになぜ? 70 00:03:04,200 --> 00:03:07,830 ひょっとすると何者かに 幽波紋攻撃を受けてるのかもしれん 71 00:03:07,960 --> 00:03:08,960 えっ 幽波紋? 72 00:03:09,630 --> 00:03:12,590 康一君 エコーズを 空に飛ばしてみてくれないかい? 73 00:03:12,670 --> 00:03:13,300 ハッ 74 00:03:13,380 --> 00:03:16,590 なるほど! 上から見れば道が分かりますね 75 00:03:16,720 --> 00:03:18,300 エコーズ ACT1! 76 00:03:21,600 --> 00:03:22,760 うっ うわあ! 77 00:03:23,930 --> 00:03:24,850 どうした? 78 00:03:25,270 --> 00:03:27,180 な… 何かいる! 79 00:03:27,440 --> 00:03:30,190 空中で何かに触られた 80 00:03:30,770 --> 00:03:32,860 僕には何も見えなかったぞ 81 00:03:32,980 --> 00:03:35,610 でも確かに触られたんですよ 82 00:03:35,740 --> 00:03:37,490 あなたたち 道に迷ったの? 83 00:03:37,780 --> 00:03:38,570 ハッ! 84 00:03:42,280 --> 00:03:44,080 案内してあげようか? 85 00:03:44,240 --> 00:03:45,080 女? 86 00:03:45,330 --> 00:03:47,500 この女の子が幽波紋使い? 87 00:03:48,960 --> 00:03:50,580 ヘブンズ・ドアー! 88 00:03:50,790 --> 00:03:51,460 ハッ 89 00:03:51,830 --> 00:03:54,800 有無を言わせず先手必勝さ! 90 00:04:01,260 --> 00:04:02,600 これで安心さ 91 00:04:02,720 --> 00:04:06,060 こいつは もう僕らに 危害を加えることはできなくなった 92 00:04:06,180 --> 00:04:06,810 すごい 93 00:04:07,140 --> 00:04:10,440 今 空中に絵が飛び出したように 見えましたけど 94 00:04:10,560 --> 00:04:13,060 ちょっとは 成長したってことかな? 95 00:04:13,190 --> 00:04:15,190 もっとも 僕のマンガが嫌いな― 96 00:04:15,270 --> 00:04:18,070 仗助のような ダサい人間には通用しないけどね 97 00:04:18,570 --> 00:04:20,610 こいつとは波長が合った 98 00:04:20,700 --> 00:04:21,410 あっ… 99 00:04:21,780 --> 00:04:25,080 こいつ 幽波紋使いじゃないぞ ただの女の子だ 100 00:04:25,160 --> 00:04:27,240 えっ 敵じゃないんですか? 101 00:04:27,500 --> 00:04:30,330 ああ ヘブンズ・ドアーに 隠し事はできない 102 00:04:31,120 --> 00:04:33,790 名前は杉本鈴美 16歳 103 00:04:33,880 --> 00:04:36,250 住所は杜王町 勾当台3の12 104 00:04:36,380 --> 00:04:37,460 すぐそこだ 105 00:04:37,840 --> 00:04:39,050 彼氏はいない 106 00:04:39,170 --> 00:04:42,390 スリーサイズは82 57 84 107 00:04:42,640 --> 00:04:44,260 左乳首の横にホクロがある 108 00:04:44,720 --> 00:04:46,970 初潮があったのは 11歳の9月の時で― 109 00:04:47,140 --> 00:04:50,180 初めて男の子とキスをした時 舌を入れられてるぞ 110 00:04:50,430 --> 00:04:52,770 ちょっと待って 岸辺露伴! 111 00:04:52,900 --> 00:04:54,940 その女の子が 幽波紋使いじゃないんなら― 112 00:04:55,020 --> 00:04:57,230 それ以上 読むことは 僕が許しません! 113 00:04:57,360 --> 00:04:59,150 分かった 分かったよ 114 00:04:59,820 --> 00:05:01,110 そう怒るなよ 115 00:05:01,240 --> 00:05:04,660 今 起こったことは すべて忘れる… と 116 00:05:06,530 --> 00:05:08,200 案内してあげようか? 117 00:05:08,580 --> 00:05:13,210 この辺 迷う人が多いのよ 似たような路地が多いから 118 00:05:13,420 --> 00:05:15,880 行き方だけ教えてくれれば いいんだけどな 119 00:05:16,000 --> 00:05:18,920 ダメダメ 説明だけじゃ 分からないのよ 120 00:05:19,000 --> 00:05:20,800 案内してあげるから ついてきて 121 00:05:20,880 --> 00:05:21,670 うん… 122 00:05:24,930 --> 00:05:26,430 食べる? ううん 123 00:05:26,510 --> 00:05:30,020 要らないの? じゃあ 試しにそっちの端を持って 124 00:05:30,140 --> 00:05:31,060 うん? 125 00:05:31,980 --> 00:05:35,860 あっ あ~あ あなた 女の子にフラれるわよ 126 00:05:36,480 --> 00:05:38,150 何だ この女 127 00:05:38,360 --> 00:05:41,280 ポッキー占いよ 折れた感じで占うの 128 00:05:41,860 --> 00:05:43,610 あなた わがままでしょ? 129 00:05:43,740 --> 00:05:46,410 それも結構 人をひっかき回す性格ね 130 00:05:46,530 --> 00:05:47,780 フラれる原因はそれよ 131 00:05:48,200 --> 00:05:48,740 聞いたか 康一君 全然 当たってないよなあ 132 00:05:48,740 --> 00:05:52,000 うっ うぅ… ひっ 聞いたか 康一君 全然 当たってないよなあ 133 00:05:52,120 --> 00:05:53,790 僕がわがままだってさ 134 00:05:54,000 --> 00:05:56,500 そんなんだったら 僕だって知ってるさ 135 00:05:56,630 --> 00:06:00,250 薄いピンクのマニキュアの 女の子は恋に臆病 136 00:06:00,380 --> 00:06:02,420 肝心なところで本当の恋を逃す 137 00:06:02,510 --> 00:06:03,340 えっ… 138 00:06:04,760 --> 00:06:05,970 ウソよ… 139 00:06:06,430 --> 00:06:09,260 これは占いというより 心理テストだな 140 00:06:09,390 --> 00:06:13,060 恋でなくても今 何かを恐れているだろう? 141 00:06:23,030 --> 00:06:23,900 うん? 142 00:06:24,360 --> 00:06:25,780 ここの家ね 143 00:06:26,360 --> 00:06:29,700 15年ほど前 殺人事件があったんですって 144 00:06:29,910 --> 00:06:31,740 殺人事件!? 145 00:06:32,370 --> 00:06:33,330 殺人? 146 00:06:33,830 --> 00:06:36,080 今は誰も住んでいないわ 147 00:06:37,670 --> 00:06:39,840 話… 聞きたい? 148 00:06:41,250 --> 00:06:44,670 これ 隣のおばあちゃんから 聞いた話よ 149 00:06:45,170 --> 00:06:47,010 事件の日の真夜中― 150 00:06:47,220 --> 00:06:49,850 この家の女の子が 寝室で寝てるとね 151 00:06:50,180 --> 00:06:53,270 両親の部屋のほうで ピチャリ ピチャリって― 152 00:06:53,390 --> 00:06:56,810 何かが滴る音がして 目が覚めたんですって 153 00:06:58,150 --> 00:06:59,480 何の音だろう? 154 00:06:59,610 --> 00:07:03,610 “パパ ママ”と呼んだんだけど 返事がないんですって 155 00:07:04,110 --> 00:07:06,650 でも女の子は そんなに怖くなかったの 156 00:07:06,740 --> 00:07:10,120 なぜなら そばには愛犬がいたから 157 00:07:10,280 --> 00:07:11,240 愛犬? 158 00:07:11,370 --> 00:07:13,290 ええ 大きな番犬よ 159 00:07:13,490 --> 00:07:15,910 暗闇でも ベッドの下に手をやると― 160 00:07:16,040 --> 00:07:19,500 ククーンと甘えて ペロペロ 手をなめてくれたの 161 00:07:19,630 --> 00:07:21,750 アーノルドがいるから安心だわ 162 00:07:22,590 --> 00:07:23,960 だけど相変わらず― 163 00:07:24,090 --> 00:07:28,260 ピチャ ピチャって音が 何十分も続いているんですって 164 00:07:29,470 --> 00:07:33,640 ついに女の子は 何の音か 調べに行くことにしたのよ 165 00:07:33,890 --> 00:07:35,100 すると… 166 00:07:38,980 --> 00:07:41,020 首を切られた 愛犬 アーノルドが― 167 00:07:41,110 --> 00:07:43,230 コート掛けにつるされて 死んでいたの! 168 00:07:43,610 --> 00:07:47,030 その血が滴ってたのよ ピチャ ピチャって音は… 169 00:07:47,280 --> 00:07:48,320 ヒエッ 170 00:07:48,450 --> 00:07:51,030 突然 ベッドの下から声がしたわ 171 00:07:51,160 --> 00:07:53,870 “お嬢ちゃんの手って スベスベしてて かわいいね” 172 00:07:53,950 --> 00:07:55,160 “クックックッ” 173 00:07:56,120 --> 00:07:58,080 “両親もすでに殺したぞ” 174 00:07:58,210 --> 00:08:00,120 そして その女の子も… 175 00:08:00,250 --> 00:08:01,000 殺されたのーっ! 176 00:08:01,000 --> 00:08:02,710 うっ ああああっ! 殺されたのーっ! 177 00:08:02,840 --> 00:08:05,210 ホ ホ… ホントの話ですかあ? 178 00:08:05,590 --> 00:08:09,010 アハハハハッ 本当の話に聞こえた? 179 00:08:09,130 --> 00:08:11,720 マニキュアの仕返しよ ウフッ 180 00:08:12,600 --> 00:08:17,270 プハーッ し… 心臓に悪いなあ もう 181 00:08:17,350 --> 00:08:20,980 ん… うん? 182 00:08:21,230 --> 00:08:22,310 ハッ 183 00:08:30,320 --> 00:08:31,110 なっ… 184 00:08:31,490 --> 00:08:32,280 これはっ! 185 00:08:32,660 --> 00:08:36,490 そう その女の子ってのは 私なのよ 186 00:08:36,740 --> 00:08:39,160 幽霊なの アーノルドと私は 187 00:08:39,290 --> 00:08:40,250 ヒイッ 188 00:08:43,380 --> 00:08:45,670 ゆ… 幽霊だと? 189 00:08:46,000 --> 00:08:48,460 僕の幽波紋 ヘブンズ・ドアーが 読んだのは― 190 00:08:48,590 --> 00:08:51,930 この女が生きていた時の 記憶だから分からなかった 191 00:08:52,380 --> 00:08:57,510 あなたたちは 15年前の私が 死んだ場所に入り込んだのよ 192 00:08:58,350 --> 00:09:00,430 私と波長が合ったのね 193 00:09:00,770 --> 00:09:04,020 ここは あの世と この世の境目なの 194 00:09:11,160 --> 00:09:12,540 うわあああっ! 195 00:09:12,790 --> 00:09:14,500 逃げるぞ 康一君! 196 00:09:22,170 --> 00:09:23,010 あっ! 197 00:09:29,510 --> 00:09:30,430 ギャッ! 198 00:09:30,720 --> 00:09:32,180 ダ… ダメだ 199 00:09:32,350 --> 00:09:36,230 エコーズだ! 康一君 空に飛ばして 道を捜すんだ! 200 00:09:36,350 --> 00:09:39,110 さっき 空中で触ったのは 彼女だったんだ 201 00:09:39,230 --> 00:09:41,110 いいから飛ばせ 康一君! 202 00:09:44,280 --> 00:09:47,610 な… 何だ? 空中に いきなり壁が! 203 00:09:47,740 --> 00:09:51,030 こ… 康一君 エコーズが触ってるのは地面だ 204 00:09:51,280 --> 00:09:53,450 えっ? えっ? 205 00:09:53,660 --> 00:09:56,370 そ… 空に飛び上がったのは 君のほうだ 206 00:09:56,460 --> 00:09:57,830 うっ うりゃっ! 207 00:09:58,210 --> 00:10:02,300 ここから出るには たった1つの方法しかないのよ 208 00:10:02,800 --> 00:10:05,090 それは私が知っている 209 00:10:05,300 --> 00:10:07,760 ど… どうやれば 幽霊なんかと戦えるんだ 210 00:10:07,880 --> 00:10:09,760 取りつくのは やめてください! 211 00:10:09,890 --> 00:10:11,180 ちょっと待ってよ 212 00:10:11,300 --> 00:10:15,020 人を怨霊みたいに言わないで 私が何したっていうのよ 213 00:10:15,140 --> 00:10:17,640 あんたたちが勝手こいて ビビってんじゃないのよ 214 00:10:17,730 --> 00:10:18,520 ハッ 215 00:10:18,600 --> 00:10:20,560 私が閉じ込めたんじゃないわ 216 00:10:20,690 --> 00:10:23,730 ここは あの世と この世の境目なのよ 217 00:10:23,900 --> 00:10:27,360 あんたたち 何か妙な能力 持ってるわね 218 00:10:27,530 --> 00:10:31,410 幽波紋っていうの? そのせいで紛れ込んだのかしら 219 00:10:31,830 --> 00:10:34,080 君は僕らの敵じゃないのか? 220 00:10:34,410 --> 00:10:36,750 疑り深い性格してるわね 221 00:10:37,040 --> 00:10:39,120 地縛霊っていうのかしら 222 00:10:39,250 --> 00:10:42,790 私 この辺から動けない 幽霊になっちゃってるの 223 00:10:42,960 --> 00:10:44,500 15年間 この場所で― 224 00:10:44,630 --> 00:10:48,170 誰かに教えなくっちゃと思って いろんな人に訴えたわ 225 00:10:48,380 --> 00:10:50,390 でも あなたたちが初めてよ 226 00:10:50,510 --> 00:10:53,220 こんなに たくさん 話ができる人が来たのは 227 00:10:53,850 --> 00:10:57,230 ここを出る方法を教えるって 言ったら教えるわよ 228 00:10:57,480 --> 00:10:59,230 話が済んだらだけど 229 00:10:59,560 --> 00:11:00,560 話? 230 00:11:01,060 --> 00:11:02,520 さっきの続きよ 231 00:11:02,650 --> 00:11:07,820 私ね 犯人の顔を見る前に 背中からナイフで切り裂かれたわ 232 00:11:08,150 --> 00:11:11,530 夜中で暗かったし 逃げようと必死だったから 233 00:11:12,530 --> 00:11:15,490 犯人 まだ捕まってないのよ 234 00:11:16,370 --> 00:11:18,580 この杜王町のどこかにいるわ 235 00:11:18,710 --> 00:11:19,660 えっ! ハッ 236 00:11:20,080 --> 00:11:22,000 それを知らせたかったの 237 00:11:22,380 --> 00:11:25,170 奴は この町に 溶け込んでいるのよ 238 00:11:25,460 --> 00:11:28,920 あっ ちょっと待ってくれ 君の話ってのは まさか… 239 00:11:29,050 --> 00:11:30,970 捕まえてくれとは言わないわ 240 00:11:31,180 --> 00:11:33,640 でも誰かに教えてほしいのよ 241 00:11:33,970 --> 00:11:37,060 警察だとか 犯人を捕まえられる誰かに… 242 00:11:37,140 --> 00:11:37,970 おいおい 243 00:11:38,310 --> 00:11:41,100 なぜ僕らが そんなこと しなくちゃいけないんだ? 244 00:11:41,190 --> 00:11:42,650 露伴先生! 245 00:11:42,770 --> 00:11:45,940 いいから 僕は冷静な意見を言いたいんだ 246 00:11:46,070 --> 00:11:49,240 殺されちまったことは そりゃあ 気の毒だと思うよ 247 00:11:49,650 --> 00:11:53,620 だからといって なぜ僕が 君個人の恨みつらみのために― 248 00:11:53,740 --> 00:11:55,700 犯人を見つけなきゃあ ならないんだ? 249 00:11:55,990 --> 00:11:57,990 この世への未練は 断ち切って― 250 00:11:58,120 --> 00:12:00,410 あの世へ行っちまったほうが いいってのが― 251 00:12:00,500 --> 00:12:03,250 正しい幽霊の在り方だと 僕は思うぜ 252 00:12:05,210 --> 00:12:09,590 あなた この町の少年少女の 行方不明者の数 知ってる? 253 00:12:09,670 --> 00:12:10,970 うん? いや… 254 00:12:12,180 --> 00:12:14,470 全国平均の8倍って数よ 255 00:12:14,550 --> 00:12:15,390 ハッ… 256 00:12:16,010 --> 00:12:19,890 全員とは言わないけど ひっそりと殺されているの 257 00:12:20,390 --> 00:12:21,640 奴の仕業だわ 258 00:12:21,730 --> 00:12:23,560 ちょ… ちょっと 待ってください! 259 00:12:23,690 --> 00:12:26,020 今も殺人が行われているって… 260 00:12:26,150 --> 00:12:28,440 おい いい加減なこと言うなよ 261 00:12:28,570 --> 00:12:31,070 君は犯人の顔も見ていないと 言ったのに― 262 00:12:31,150 --> 00:12:32,490 なんで分かるんだ? 263 00:12:32,900 --> 00:12:34,240 ここの上空を― 264 00:12:34,320 --> 00:12:37,490 殺された人の魂が よく飛んでいくからよ! 265 00:12:38,950 --> 00:12:40,950 これと同じ傷口を負って! 266 00:12:41,200 --> 00:12:42,210 ああ… 267 00:12:42,410 --> 00:12:45,210 む… むごい… こんなに深く長く… 268 00:12:45,580 --> 00:12:49,250 あの世へ飛んでいく その魂たちと話はできないけど― 269 00:12:49,340 --> 00:12:50,760 何度も見たわ 270 00:12:50,880 --> 00:12:54,550 奴の趣味はよく分かるのよ 私には分かるの 271 00:12:54,720 --> 00:12:56,970 私が生まれ育った杜王町で― 272 00:12:57,100 --> 00:13:00,060 15年にわたって 殺人が行われている 273 00:13:00,270 --> 00:13:04,940 とても怖いわ そして とても誇りが傷つくわ 274 00:13:05,560 --> 00:13:08,820 犯人が捕まった時 私の大好きな杜王町は― 275 00:13:08,900 --> 00:13:13,360 殺人者の町として 日本中に 悪名をとどろかせるのだもの 276 00:13:14,030 --> 00:13:17,780 でも 1日も早く 犯人を止めなきゃいけないのよ 277 00:13:18,280 --> 00:13:22,540 今も誰かが狙われてるわ 私には何もできない 278 00:13:22,790 --> 00:13:25,500 今度 殺されるのは一体 誰なの? 279 00:13:27,210 --> 00:13:29,250 あなたたち 生きてる人間が― 280 00:13:29,340 --> 00:13:31,920 町の誇りと平和を 取り戻さなければ― 281 00:13:32,010 --> 00:13:34,300 一体 誰が取り戻すっていうのよ! 282 00:13:34,630 --> 00:13:35,630 あ… 283 00:13:37,720 --> 00:13:40,430 分かってくれたかどうか 分からないけど― 284 00:13:40,850 --> 00:13:42,560 話は終わったわ 285 00:13:43,520 --> 00:13:44,770 うっ… 286 00:13:45,390 --> 00:13:49,650 わ… 分かりました とてもショックを受けました 287 00:13:50,190 --> 00:13:52,610 けれど… でも何とかしなくては! 288 00:13:52,980 --> 00:13:57,910 フンッ いい子ぶるなよ 康一君 しんどい目に遭うぞ 289 00:14:04,000 --> 00:14:07,920 でも犯人を追って 取材するのもいいかもな 290 00:14:08,040 --> 00:14:10,920 面白そうなマンガが 描けるかもしれん 291 00:14:11,170 --> 00:14:11,750 ハッ 292 00:14:12,090 --> 00:14:12,920 あっ… 293 00:14:13,420 --> 00:14:15,670 出口はこっちでいいのかい? 294 00:14:17,090 --> 00:14:20,600 根はいい人だなんて 思わないほうがいいですよ 295 00:14:20,720 --> 00:14:23,680 信用していいかどうか 灰色の人なんですから 296 00:14:23,810 --> 00:14:25,850 おい 聞いてるのか 君 297 00:14:27,520 --> 00:14:30,440 分かった 出口に案内するわ 298 00:14:30,690 --> 00:14:33,190 へっ 出口? どこ? どこ? 299 00:14:34,530 --> 00:14:36,820 ポストの先を 左に曲がるとすぐよ 300 00:14:36,990 --> 00:14:39,070 やった! 慌てないで 301 00:14:39,200 --> 00:14:41,740 その先を通るには ちょいとしたルールがあるの 302 00:14:41,910 --> 00:14:42,910 なっ… ぎくっ 303 00:14:43,660 --> 00:14:44,740 ルール? 304 00:14:45,120 --> 00:14:47,210 あのポストを越えて 曲がったあと― 305 00:14:47,330 --> 00:14:50,170 20メートルぐらい先に 出口が見えるわ 306 00:14:51,080 --> 00:14:52,960 そこまで何が起ころうと― 307 00:14:53,090 --> 00:14:55,550 決して後ろを振り向かないと 約束して 308 00:14:55,960 --> 00:14:58,090 なぜ? 何のために? 309 00:14:58,510 --> 00:15:00,970 この世とあの世の決まりなのよ 310 00:15:01,300 --> 00:15:04,060 アーノルドだって もう分かってるのよ 311 00:15:04,260 --> 00:15:06,980 そりゃあ犬にだって できるくらいのこと― 312 00:15:07,100 --> 00:15:08,810 約束しますけど 313 00:15:08,940 --> 00:15:11,310 もし振り向いたら どうなるんだい? 314 00:15:11,600 --> 00:15:15,480 私たちの魂が あの世へ引っ張られてしまうわよ 315 00:15:15,610 --> 00:15:17,320 つまり死ぬってことよ 316 00:15:17,440 --> 00:15:18,320 ハッ 317 00:15:18,530 --> 00:15:21,200 あっ あーん 怖がらないで 318 00:15:21,320 --> 00:15:24,410 振り向かなければいいのよ 簡単でしょ? 319 00:15:33,290 --> 00:15:35,670 い… 今 ポストを越える時… 320 00:15:35,750 --> 00:15:39,670 何かが足の間を通り抜けて 僕らの後ろのほうへ行ったぞ 321 00:15:39,840 --> 00:15:43,720 振り向いちゃダメよ ゆっくりと落ち着いて歩いて 322 00:15:49,390 --> 00:15:54,480 ろ… 露伴先生 何か後ろから つけてきます 323 00:15:54,610 --> 00:15:55,480 分かってる 324 00:15:56,150 --> 00:15:58,900 ハッ 325 00:15:59,030 --> 00:16:03,990 何かいる… 頭のすぐ後ろに何かいるよお! 326 00:16:04,530 --> 00:16:05,660 気にしないで 327 00:16:05,780 --> 00:16:08,540 いつも何かが 振り向かせようとしてくるの 328 00:16:08,660 --> 00:16:12,620 でも振り向いて見ない限り 決して触ることはできないから 329 00:16:12,750 --> 00:16:14,080 気をしっかり持ってね 330 00:16:14,580 --> 00:16:20,590 こ… 今度は首筋に何か 生あったかい液体のようなものが… 331 00:16:21,050 --> 00:16:23,720 もう少しよ あの光が出口よ 332 00:16:23,840 --> 00:16:24,590 何! 333 00:16:24,890 --> 00:16:28,220 で… 出口… でも我慢できない 334 00:16:28,560 --> 00:16:30,770 露伴先生 走りましょう 335 00:16:31,140 --> 00:16:33,650 慌てないで! 転ばされるわよ 336 00:16:37,650 --> 00:16:39,030 もう大丈夫よ 337 00:16:39,690 --> 00:16:43,150 乗り越えたわ そこからは振り向いてもいいわよ 338 00:16:44,610 --> 00:16:47,870 ハア… 恐ろしかったよ 安心したあ 339 00:16:47,950 --> 00:16:51,870 ウソよ 康一君! 今の声 私の声じゃないわ! 340 00:16:52,250 --> 00:16:52,960 えっ? 341 00:16:53,040 --> 00:16:53,790 バカな! 342 00:16:54,040 --> 00:16:56,420 まだよ まだ振り向いちゃダメ 343 00:16:56,630 --> 00:16:59,250 私1人の時は こんなことされなかった 344 00:16:59,500 --> 00:17:00,760 だますなんて! ハッ 345 00:17:01,880 --> 00:17:06,010 わああああーっ! 346 00:17:06,260 --> 00:17:07,140 康一君! 347 00:17:07,260 --> 00:17:10,390 フンッ 何だか知らないが 見なきゃあいいんだろ 348 00:17:10,810 --> 00:17:13,270 僕と一緒でよかったな 康一君 349 00:17:13,520 --> 00:17:14,810 ヘブンズ・ドアー! 350 00:17:14,940 --> 00:17:17,650 君は何も見えなくなって 吹っ飛ぶ! 351 00:17:21,570 --> 00:17:22,900 うわあっ! うっ… 352 00:17:22,990 --> 00:17:25,700 落ち着けよ 康一君 353 00:17:25,780 --> 00:17:28,070 すぐに見えるように 書き込むから 354 00:17:30,330 --> 00:17:31,160 あ… 355 00:17:37,210 --> 00:17:40,750 コンビニと薬屋の間に 道がない… 356 00:17:41,210 --> 00:17:43,130 も… 戻れたんだ… 357 00:17:45,260 --> 00:17:47,430 私たち ずっとここにいるわ 358 00:17:47,720 --> 00:17:48,550 あっ… 359 00:17:48,970 --> 00:17:50,760 あいつが捕まるまで 360 00:17:51,390 --> 00:17:56,310 私とアーノルドが後ろを振り向いて パパとママの所へ行くのは― 361 00:17:56,440 --> 00:17:59,520 この町に平和と誇りが 戻ってきた時 362 00:17:59,650 --> 00:18:01,650 それまでは ここを離れられない 363 00:18:01,730 --> 00:18:02,440 おぉ… 364 00:18:02,530 --> 00:18:04,990 何か私に 聞きたいことがある時は― 365 00:18:05,450 --> 00:18:09,410 いつでもここに来てね いつでも会えるわ 366 00:18:09,570 --> 00:18:11,700 露伴ちゃんに康一君 367 00:18:12,790 --> 00:18:16,790 話を聞いてくれて 心から感謝するわ 368 00:18:19,540 --> 00:18:20,670 あぁ… 369 00:18:20,880 --> 00:18:24,590 あの小娘 僕のことを 露伴ちゃんだとよ 370 00:18:25,050 --> 00:18:26,920 なれなれしい奴だ 371 00:18:28,590 --> 00:18:31,850 でも まあ… 杉本鈴美か 372 00:18:32,100 --> 00:18:35,730 あの幽霊の生き方には 尊敬するものがある 373 00:18:36,600 --> 00:18:39,520 生きている人間のために たった1人で― 374 00:18:39,730 --> 00:18:42,190 15年も闘っていたとはな 375 00:18:52,700 --> 00:18:55,240 あったぞ 杉本鈴美 16歳 376 00:18:55,330 --> 00:18:58,040 疑ったわけじゃないが 裏が取れた 377 00:18:58,160 --> 00:19:00,580 おお 君はもしかして― 378 00:19:00,710 --> 00:19:03,670 漫画家になったという 岸辺露伴君かな? 379 00:19:04,630 --> 00:19:06,340 僕を知っているのか? 380 00:19:10,720 --> 00:19:14,430 露伴君 君は まだ4歳じゃったからな 381 00:19:14,560 --> 00:19:17,390 あの事件を覚えていないのは 当然じゃ 382 00:19:18,980 --> 00:19:22,770 当時 君の家は あの近所にあったんじゃよ 383 00:19:22,980 --> 00:19:26,280 あの事件の夜 君のご両親は急用で― 384 00:19:26,400 --> 00:19:29,950 どうしても留守にしなくては ならなくなった 385 00:19:30,320 --> 00:19:33,120 近所付き合いで親しかった 杉本家に― 386 00:19:33,240 --> 00:19:36,120 幼い君を一晩だけ預けてな 387 00:19:36,370 --> 00:19:37,120 あっ… 388 00:19:37,450 --> 00:19:42,460 あの夜… 露伴君 君は 杉本家に泊まっていたんじゃよ 389 00:19:42,580 --> 00:19:44,880 そして君だけが助かった 390 00:19:45,460 --> 00:19:48,590 僕がいた… だって? 391 00:19:49,220 --> 00:19:51,470 警察に保護された時― 392 00:19:51,590 --> 00:19:56,010 君はたったひと言だけを繰り返して 泣いておったそうだ 393 00:19:56,510 --> 00:20:00,270 “鈴美おねえちゃんが窓から 逃がしてくれた”とな 394 00:20:00,980 --> 00:20:03,480 犯人が君を見つける前に― 395 00:20:03,560 --> 00:20:05,860 鈴美さんが かばってくれたのじゃな 396 00:20:09,110 --> 00:20:12,570 あの小娘… どうりで なれなれしいはずだ 397 00:20:13,910 --> 00:20:16,660 僕の幽波紋 ヘブンズ・ドアー 398 00:20:16,910 --> 00:20:21,250 自分の遠い記憶と 運命は読めない… か 399 00:20:23,080 --> 00:20:26,710 あなたが もし この小道に迷い込んだ時― 400 00:20:27,000 --> 00:20:30,300 決して後ろを 振り返ってはならない 401 00:20:37,070 --> 00:20:39,450 ホントに幽霊に会ったんだよ! その写真に写ってるのは― 402 00:20:39,450 --> 00:20:40,280 ほ~ ホントに幽霊に会ったんだよ! その写真に写ってるのは― 403 00:20:40,410 --> 00:20:41,700 鈴美さんだよ! 分かったって 404 00:20:41,780 --> 00:20:44,540 信じるって言ってるだろ なあ? 億泰 405 00:20:44,950 --> 00:20:48,790 かわいい 好みだ 15年早く生まれたかったあ! 406 00:20:49,040 --> 00:20:53,000 いずれ俺たちも 幽霊に会ってみようじゃねえか 407 00:20:53,130 --> 00:20:54,170 康一 だがな 408 00:20:54,300 --> 00:20:57,130 この話を承太郎さんや ジョセフのジジイにしたら― 409 00:20:57,220 --> 00:20:59,470 たぶん1つの質問が 返ってくるぜ 410 00:20:59,550 --> 00:21:00,140 ハッ 411 00:21:00,220 --> 00:21:03,140 この犯人は 幽波紋使いなのかってな 412 00:21:03,390 --> 00:21:04,470 あっ え… 413 00:21:04,810 --> 00:21:06,810 いや… それは分かんない 414 00:21:07,100 --> 00:21:10,020 じゃあ 警察とか裁判所の 仕事だな 415 00:21:10,100 --> 00:21:13,610 さ… 殺人犯が この杜王町にいるんだよ! 416 00:21:13,730 --> 00:21:14,980 分かってるぜ 417 00:21:15,110 --> 00:21:17,820 だから 承太郎さんや スピードワゴン財団は― 418 00:21:17,950 --> 00:21:21,160 いちいち ただの殺人犯を 追わねえってことを言ってんだよ 419 00:21:21,820 --> 00:21:23,120 落ち着けよ 420 00:21:23,240 --> 00:21:26,790 天下の警察から15年以上も 手がかりゼロで逃げてんだ 421 00:21:27,160 --> 00:21:29,080 ここで タクシー 捕まえるみてえに― 422 00:21:29,210 --> 00:21:31,460 バッタリ すぐに 出会うわけねえだろ 423 00:21:32,330 --> 00:21:35,050 慌てねえで じっくりと調べていこうぜ 424 00:21:35,300 --> 00:21:38,050 で 露伴の野郎は なんつってんだ? 425 00:21:39,510 --> 00:21:41,510 仗助君と同じこと言ってた 426 00:21:41,590 --> 00:21:43,010 あっ 427 00:21:45,310 --> 00:21:46,890 おい 危ねえぜ 康一 428 00:21:46,970 --> 00:21:49,020 ボケッとして 道路 渡んじゃねえよ 429 00:21:49,180 --> 00:21:51,310 す… すみませんでした 430 00:22:01,860 --> 00:22:07,120 杜王町の起源はね 昔 侍の別荘があった避暑地なんだ 431 00:22:07,450 --> 00:22:11,750 うちの祖先もそうさ でも祖父の代で落ちぶれてね 432 00:22:11,830 --> 00:22:14,460 残ったのは 今 住んでる家だけさ 433 00:22:14,790 --> 00:22:16,710 僕もしがない会社勤め 434 00:22:16,840 --> 00:22:17,500 ん? 435 00:22:19,510 --> 00:22:22,840 おい 買ってやった 舶来の腕時計はどうした? 436 00:22:23,340 --> 00:22:25,390 ああ バッグの中か… 437 00:22:25,510 --> 00:22:26,640 そうだった 438 00:22:27,100 --> 00:22:29,430 サイズがちょっと 大きめだったんだな 439 00:22:29,560 --> 00:22:30,850 明日 直そう 440 00:22:41,150 --> 00:22:43,990 どうした 何を恥ずかしがっている? 441 00:22:44,410 --> 00:22:47,740 フフッ さっ 足元に気をつけて 442 00:22:48,370 --> 00:22:52,330 この週末は 楽しく過ごそうじゃないか 443 00:22:53,750 --> 00:22:55,210 2人っきりで 444 00:23:00,170 --> 00:23:01,090 うん? 445 00:23:01,920 --> 00:23:03,840 何か垂れましたよ 446 00:23:03,970 --> 00:23:08,260 お行儀の悪い人だ 自分できれいにしなさい 447 00:23:13,940 --> 00:23:17,360 君の名前は何だったか 思い出せないが… 448 00:23:17,560 --> 00:23:19,650 まあいい よくできたね 449 00:23:19,820 --> 00:23:21,570 きれいに拭き取れたよ 450 00:23:22,400 --> 00:23:23,650 さてと… 451 00:23:24,360 --> 00:23:26,530 夕食も一緒に作ろうか? 452 00:23:27,030 --> 00:23:29,410 君の得意料理は何だい?