1 00:00:05,797 --> 00:00:08,258 川尻浩作の靴は― 2 00:00:08,341 --> 00:00:11,010 どれも少し私の足より大きめだ 3 00:00:11,386 --> 00:00:12,971 怪しまれないように― 4 00:00:13,054 --> 00:00:16,474 徐々に私のサイズに 取り換えていかないとな 5 00:00:23,606 --> 00:00:24,733 早人 6 00:00:27,694 --> 00:00:29,779 “いってきます”は? 7 00:00:35,952 --> 00:00:38,413 いってらっしゃい 8 00:00:41,458 --> 00:00:44,544 しのぶ あなた 地下室で恐ろしいことが! 9 00:00:44,753 --> 00:00:48,339 あーん 私 本当に恐ろしかったのよ 10 00:00:48,423 --> 00:00:50,508 死ぬほど恐ろしかったわ 11 00:00:50,592 --> 00:00:53,261 ウフッ でも 怖かったついでに― 12 00:00:53,344 --> 00:00:56,973 すごく大好きなこの人のお胸で いっぱい甘えちゃえ 13 00:00:57,057 --> 00:00:58,558 えいえい えーいっ 14 00:01:02,979 --> 00:01:06,191 あのね 地下室に 見知らぬ猫がいるのよ 15 00:01:07,317 --> 00:01:08,568 猫? 16 00:01:09,486 --> 00:01:15,492 ♪~ 17 00:02:23,393 --> 00:02:29,399 ~♪ 18 00:02:32,030 --> 00:02:34,950 あのね 何が 怖かったかっていうとね 19 00:02:35,030 --> 00:02:36,030 私ね 20 00:02:36,120 --> 00:02:37,870 ミネラルウォーター 切らしちゃったから― 21 00:02:37,950 --> 00:02:40,750 地下室に取りに行ったの そしたらね… 22 00:02:41,500 --> 00:02:43,830 私 猫は好きでしょ 23 00:02:43,960 --> 00:02:44,960 “あっ この猫―” 24 00:02:45,040 --> 00:02:47,710 “ブリティッシュブルー種だ”って 思ったの 25 00:02:47,800 --> 00:02:51,260 完璧なプロポーション 黄金色の目と― 26 00:02:51,340 --> 00:02:54,840 ビロード状のブルーグレーの 毛並みのコントラスト 27 00:02:55,090 --> 00:02:58,310 どっから入ってきたの? かわいい猫ちゃーん 28 00:03:00,140 --> 00:03:02,020 やだ 警戒してるわ 29 00:03:04,900 --> 00:03:06,110 あっ? 30 00:03:06,440 --> 00:03:08,610 あそこから入ったんだわ 31 00:03:08,730 --> 00:03:12,360 でも いつまでも 地下室にいられるのは困るわ 32 00:03:12,490 --> 00:03:16,280 座っているジャガイモの袋に オシッコするかもしれないし 33 00:03:16,410 --> 00:03:18,240 ノミだっているかもしれない 34 00:03:18,330 --> 00:03:18,910 あっ 35 00:03:19,450 --> 00:03:21,410 視線を外して近づけば― 36 00:03:21,500 --> 00:03:23,080 大丈夫だったんだわ 37 00:03:23,160 --> 00:03:23,870 あっ 38 00:03:28,420 --> 00:03:29,750 あっ そうだ 39 00:03:29,840 --> 00:03:33,170 敵じゃないって教えて 安心させればいいのだわ 40 00:03:33,590 --> 00:03:37,140 ほーら 仰向けは降伏のポーズよ 41 00:03:37,220 --> 00:03:39,760 お友達になりましょうね 42 00:03:39,850 --> 00:03:41,390 やいやっ 43 00:03:44,100 --> 00:03:48,560 んっ なんで私 猫の機嫌 取らなくちゃいけないの 44 00:03:49,900 --> 00:03:52,230 出ていかないと これ ぶつけるわよ 45 00:03:52,360 --> 00:03:54,070 いい? 投げるわよ 46 00:03:55,820 --> 00:03:56,610 うーんっ! 47 00:03:56,860 --> 00:03:57,820 もう! 48 00:03:58,160 --> 00:03:59,120 ああっ 49 00:04:01,950 --> 00:04:04,000 くうっ この! あっ 50 00:04:04,910 --> 00:04:06,330 うああ… 51 00:04:06,710 --> 00:04:09,880 まるで虫みたいに 天井にひっついたのよ 52 00:04:10,500 --> 00:04:13,760 そ… そして私が本当に ゾッとしたのは― 53 00:04:13,840 --> 00:04:16,130 その猫 喉のところに― 54 00:04:16,380 --> 00:04:21,220 ポッカリ穴が開いていたわ 一円玉ぐらいの大きさの穴が 55 00:04:21,310 --> 00:04:23,100 そして その穴から… 56 00:04:25,560 --> 00:04:27,310 穴… だと? 57 00:04:27,980 --> 00:04:31,270 まさか あの矢で 射抜かれた穴か? 58 00:04:31,360 --> 00:04:35,530 私 もう無我夢中で ほうき振り回して逃げてきたわ 59 00:04:35,820 --> 00:04:40,160 ねえ お願い 見てきて 気味が悪いわ 60 00:04:40,370 --> 00:04:42,950 穴があったんだな? 61 00:04:45,290 --> 00:04:48,920 ねえ もういない? 逃げちゃった? 62 00:04:49,040 --> 00:04:51,790 ハア… いや 死んでるよ 63 00:04:51,880 --> 00:04:52,630 えっ? 64 00:04:52,710 --> 00:04:54,630 えっ 何言ってるの? 65 00:04:56,130 --> 00:04:57,510 ち… ちょっ… 66 00:04:57,590 --> 00:05:00,050 破片が喉をザックリ切っている 67 00:05:00,140 --> 00:05:02,810 ちょっと待ってよ 私はただ… 68 00:05:02,890 --> 00:05:06,020 これは事故だ 誰のせいでもない 69 00:05:06,350 --> 00:05:08,230 運が悪かっただけなのさ 70 00:05:11,310 --> 00:05:13,020 君は悪くない 71 00:05:13,730 --> 00:05:15,360 誰も悪くない 72 00:05:18,950 --> 00:05:21,950 喉に穴が開いてたらしいが― 73 00:05:22,200 --> 00:05:25,580 これじゃ幽波紋使いかどうか 分からないな 74 00:05:25,700 --> 00:05:29,160 いや きっと そうではなかったのだな 75 00:05:56,940 --> 00:05:59,860 グッドモーニング 杜王町 76 00:05:59,990 --> 00:06:02,950 雨も上がって 気持ちのいい朝ですね 77 00:06:03,070 --> 00:06:06,330 さっきスタジオに入る前に 空に虹が出ていましたが― 78 00:06:06,450 --> 00:06:08,000 まだ見えるかな 79 00:06:12,460 --> 00:06:14,750 ここはどこだ ウミャオ 80 00:06:14,840 --> 00:06:17,590 なぜ ここにいるのかな ウニャウニャ 81 00:06:17,670 --> 00:06:19,630 …と彼は思った 82 00:06:20,340 --> 00:06:23,590 2日ほど前 誰かに矢で攻撃されて― 83 00:06:23,720 --> 00:06:25,680 それは無事だったんだけど… 84 00:06:26,600 --> 00:06:29,770 な… 何か 俺の体 いつもと違うぞ 85 00:06:29,890 --> 00:06:32,520 変な形になってるぞ おかしいぞ 86 00:06:32,650 --> 00:06:34,810 この場所から どうして動けないんだ 87 00:06:35,110 --> 00:06:37,070 彼は困惑し 戸惑った 88 00:06:39,690 --> 00:06:42,990 どこに埋めたのかしら あの人 89 00:06:43,240 --> 00:06:47,030 ごめんね 猫ちゃん 安らかに眠ってね 90 00:06:49,040 --> 00:06:50,500 彼は思った 91 00:06:50,580 --> 00:06:52,710 この人間の女 誰だっけ? 92 00:06:53,580 --> 00:06:56,090 すごくイヤな気分がするな 93 00:06:57,290 --> 00:06:59,760 ほうき… そうだ 思い出したぞ 94 00:07:00,260 --> 00:07:01,260 この女 95 00:07:01,760 --> 00:07:06,050 そうだ 俺は体にガラスが いっぱい刺さって動けなくなった 96 00:07:06,180 --> 00:07:09,810 今 俺がこんな目に遭ってるのは この女のせいだ 97 00:07:09,930 --> 00:07:11,930 …と彼は怒っている 98 00:07:15,190 --> 00:07:15,900 ハッ 99 00:07:18,610 --> 00:07:21,570 アアアーッ! くっ… 100 00:07:22,150 --> 00:07:23,650 彼は戸惑っている 101 00:07:23,780 --> 00:07:27,370 何だ 何か出たぞ この女を恨んだら― 102 00:07:27,490 --> 00:07:29,540 今 何か出た… と 103 00:07:29,740 --> 00:07:32,330 爪が! どうして? 104 00:07:32,450 --> 00:07:36,170 たたり? まさか あの猫の? 105 00:07:49,180 --> 00:07:52,180 彼は欲望と本能で 生きていたので― 106 00:07:52,310 --> 00:07:56,770 この能力の正体と使い道は 直感で理解した 107 00:08:02,150 --> 00:08:04,610 こいつ 幽波紋使い… 108 00:08:05,030 --> 00:08:08,660 昨日 猫を埋めた場所に なぜ こんなのがいるんだ 109 00:08:08,780 --> 00:08:10,990 こいつは一体 何なのだ 110 00:08:12,330 --> 00:08:16,620 スズメに何をしたのだ 幽波紋自体は見えなかったぞ 111 00:08:17,540 --> 00:08:22,250 最も重要な問題は こいつが敵かどうかということだ 112 00:08:22,590 --> 00:08:25,630 害ある敵なのか それとも― 113 00:08:26,510 --> 00:08:29,260 大事を取って殺しとくか 114 00:08:37,810 --> 00:08:40,520 食事が済んだら寝始めたぞ 115 00:08:40,810 --> 00:08:44,360 植物なのか それとも動物なのか 116 00:08:44,530 --> 00:08:49,280 殺すのは簡単だ 少し調べてもいいかもしれない 117 00:08:49,530 --> 00:08:51,330 プシッ プシッ プシッ 118 00:08:53,490 --> 00:08:56,160 うーむ 呼ばれたと思って― 119 00:08:56,290 --> 00:08:58,250 思わず 振り向いて しまっているところが― 120 00:08:58,370 --> 00:09:00,420 まるで猫のようではあるな 121 00:09:03,710 --> 00:09:07,930 つい匂いを嗅ぎに 来るというところも まるで猫だ 122 00:09:08,050 --> 00:09:10,720 どれ なでてみても よさそうだ 123 00:09:12,760 --> 00:09:17,940 不気味なゴロゴロ音を立てて 寝に入るところも確かに猫だ 124 00:09:18,190 --> 00:09:22,110 しかし 本当に私に 敵意がないのかどうか― 125 00:09:22,230 --> 00:09:23,940 まだ分からないぞ 126 00:09:24,270 --> 00:09:25,860 確かめてみよう 127 00:09:34,950 --> 00:09:37,290 うーむ 怒っているが― 128 00:09:37,370 --> 00:09:41,250 これで間違いなく私に敵意を 持っていないのは分かった 129 00:09:41,380 --> 00:09:44,590 こいつは確かに 昨日 ここに埋めた猫だ 130 00:09:44,710 --> 00:09:48,760 矢で射抜かれた穴が あったというのは本当だったのだ 131 00:09:49,340 --> 00:09:50,930 あっ あなた 132 00:09:51,680 --> 00:09:52,640 彼女! 133 00:09:54,890 --> 00:09:58,230 あ… 何か怖いわ その場所 134 00:09:58,350 --> 00:10:02,020 私が足の爪を剥がしたの そこだったわ 135 00:10:03,310 --> 00:10:07,190 この猫 彼女を恨んでるから 攻撃したのか 136 00:10:07,320 --> 00:10:10,360 もし こいつの存在を 彼女が知ったら… 137 00:10:12,030 --> 00:10:13,570 そのうわさはいずれ― 138 00:10:13,660 --> 00:10:17,240 あの空条承太郎どもの耳に 入ってしまうかもしれない 139 00:10:17,370 --> 00:10:19,080 それは絶対にマズい 140 00:10:19,500 --> 00:10:25,420 猫を埋めたの そこなんでしょ たたりのようで すごく怖いの 141 00:10:25,960 --> 00:10:30,260 ここには埋まっていない 家の中に戻っていなさい 142 00:10:30,420 --> 00:10:33,890 ウソよ 思いやりで ウソを言っているのね 143 00:10:37,430 --> 00:10:41,560 マズい やはり この猫 私にとって害だった 144 00:10:41,690 --> 00:10:44,440 まだどんな幽波紋能力か 分からなかったが― 145 00:10:44,560 --> 00:10:46,060 こいつを始末する 146 00:10:46,190 --> 00:10:47,440 キラークイーン! 147 00:10:53,780 --> 00:10:56,410 かわいそうだが これでふっ飛ばす! 148 00:10:56,950 --> 00:10:59,950 第1の爆弾 スイッチオン 149 00:11:02,790 --> 00:11:03,790 何! 150 00:11:05,460 --> 00:11:08,050 バカな 不発弾はありえない 151 00:11:08,170 --> 00:11:09,250 こいつのせいか? 152 00:11:09,380 --> 00:11:12,130 こいつが能力で 爆発させないのか? 153 00:11:12,260 --> 00:11:15,510 えっ それ草? 154 00:11:15,590 --> 00:11:17,180 そ… その植物 動いてるわ 155 00:11:17,260 --> 00:11:19,260 戻っていろと 言ったはずだぞ! 156 00:11:19,350 --> 00:11:20,600 えっ? 157 00:11:25,940 --> 00:11:26,770 しのぶ! 158 00:11:31,820 --> 00:11:36,200 キラークイーンの爆弾が こいつから離れた途端 爆発した 159 00:11:36,370 --> 00:11:38,280 まさか こいつの能力は… 160 00:11:39,490 --> 00:11:42,370 昨日まで猫だった植物は思った 161 00:11:42,700 --> 00:11:44,460 あの女は殺す 162 00:11:45,620 --> 00:11:49,040 これ以上 彼女を 攻撃させるわけにはいかない 163 00:11:49,540 --> 00:11:51,300 貴様には消えてもらう 164 00:11:53,010 --> 00:11:56,220 それを邪魔する この男も殺す… と 165 00:11:56,510 --> 00:12:01,430 爆発が起こらないのは 空気が爆弾の周りにない時だけ 166 00:12:01,810 --> 00:12:03,890 どういう殺し方をすべきか 167 00:12:04,020 --> 00:12:07,690 この植物は すでに本能で理解していた 168 00:12:07,810 --> 00:12:09,650 こいつの幽波紋能力は― 169 00:12:09,940 --> 00:12:12,900 空気を自由に 操作する能力なのでは… 170 00:12:15,610 --> 00:12:18,370 来た! 見えないが また何か出した 171 00:12:18,660 --> 00:12:19,910 キラークイーン! 172 00:12:23,290 --> 00:12:27,920 やはり出している 空気だ 空気を固めて出している 173 00:12:28,170 --> 00:12:31,250 このクソ猫 ぶっ潰してやる 174 00:12:32,460 --> 00:12:33,300 うっ! 175 00:12:33,630 --> 00:12:34,720 触れられない 176 00:12:34,800 --> 00:12:37,510 見えないゴム風船のようなものを 踏んでいる 177 00:12:37,680 --> 00:12:39,930 やはり空気を操作している 178 00:12:41,300 --> 00:12:42,180 何! 179 00:12:42,720 --> 00:12:43,720 うぐっ! 180 00:12:46,480 --> 00:12:48,150 こ… こいつ 181 00:12:52,230 --> 00:12:53,150 見えない 182 00:12:53,280 --> 00:12:56,610 だが きっとまた 空気の塊を出したに違いない 183 00:12:57,110 --> 00:12:59,490 ヤバい 何かヤバい! 184 00:13:00,570 --> 00:13:01,280 何! 185 00:13:02,030 --> 00:13:03,120 サボテンを! 186 00:13:03,450 --> 00:13:04,830 し… しのぶ 187 00:13:12,420 --> 00:13:17,470 何だ この吉良吉影 ひょっとして今 ホッとしたのか 188 00:13:17,590 --> 00:13:20,800 彼女の目にサボテンのとげが 刺さらなかったことに 189 00:13:21,050 --> 00:13:23,100 何だ この気持ちは 190 00:13:23,930 --> 00:13:27,020 この私が他人を心配するなどと 191 00:13:27,270 --> 00:13:28,730 いや 違う 192 00:13:28,850 --> 00:13:31,900 この女がもし死んだら あの空条承太郎に― 193 00:13:31,980 --> 00:13:35,070 この家のことが知られる 心配があるだけ 194 00:13:35,190 --> 00:13:38,990 この女が無事でホッとしたのは そのことだけのせいだ 195 00:13:39,700 --> 00:13:41,570 ただ それだけ 196 00:13:43,120 --> 00:13:45,990 その攻撃 もうムダだ 197 00:13:47,580 --> 00:13:51,790 いくら見えない能力だろうが 謎が分かった今― 198 00:13:51,920 --> 00:13:56,250 所詮 たかが空気を固めて 飛ばしたり散らせたりする能力 199 00:13:56,710 --> 00:13:59,220 もうこのキラークイーンに 防げない敵ではない 200 00:14:03,470 --> 00:14:04,510 ん? 201 00:14:07,020 --> 00:14:07,930 何! 202 00:14:09,140 --> 00:14:14,110 こ… こいつ 血管の中に 空気の塊を入れやがった 203 00:14:15,400 --> 00:14:18,110 どんどん胴体のほうに 上ってくるぞ 204 00:14:18,940 --> 00:14:21,740 医学に詳しくはないが 聞いたことがある 205 00:14:21,910 --> 00:14:25,700 人間の血管内に 10cc以上の空気を注射すると― 206 00:14:25,830 --> 00:14:27,830 血管が塞がれて死に至る 207 00:14:28,500 --> 00:14:31,420 完全に これは 10cc以上 入れられている 208 00:14:31,500 --> 00:14:32,500 しまった! 209 00:14:35,500 --> 00:14:36,920 ダメだ マズい 210 00:14:37,300 --> 00:14:40,050 やるしかない あれをやるしかない 211 00:14:40,220 --> 00:14:41,680 キラークイーン! 212 00:14:42,510 --> 00:14:44,390 くっ… ぬわっ 213 00:14:48,640 --> 00:14:51,440 こいつ… 甘く見ていた 214 00:14:51,640 --> 00:14:56,940 空気を自由に操作できる能力 恐るべき能力だ 215 00:14:57,070 --> 00:14:58,360 ど… どうする 216 00:15:00,240 --> 00:15:02,610 来る また攻撃が来るぞ 217 00:15:06,780 --> 00:15:07,620 どうする! 218 00:15:24,680 --> 00:15:26,260 危なかった 219 00:15:26,680 --> 00:15:31,680 とりあえず これでいいとするか これでいいとしよう 220 00:15:40,320 --> 00:15:44,870 猫の死体は遠くへ埋めてきたと 昨日 あの人は言った 221 00:15:45,160 --> 00:15:48,040 猫の呪いなんて 彼の言うとおり― 222 00:15:48,170 --> 00:15:52,630 私があまりの怖さのせいで 見たと思った幻覚だったんだわ 223 00:15:53,090 --> 00:15:56,220 彼の前で私 いきなり失神しちゃって 224 00:15:56,300 --> 00:15:58,050 とても恥ずかしいわ 225 00:15:58,590 --> 00:16:03,600 でもあの人 会社を遅刻してまで 私を介抱してくれていたわ 226 00:16:03,810 --> 00:16:09,020 うれしかったわ あの人と心が通じていると思った 227 00:16:09,230 --> 00:16:12,270 今までで 一番 幸せな朝だったわ 228 00:16:21,410 --> 00:16:23,490 どう? おいしい? 229 00:16:26,910 --> 00:16:28,080 早人ったら 230 00:16:28,160 --> 00:16:31,000 また“いってきます”も言わないで 出かけていったわ 231 00:16:31,460 --> 00:16:34,630 あの小僧 私を観察していたか 232 00:16:34,750 --> 00:16:36,340 あら あなた 233 00:16:36,460 --> 00:16:38,130 それ 私の皿 234 00:16:38,880 --> 00:16:41,970 シイタケ 苦手だから 分けてあったのに 235 00:16:42,100 --> 00:16:44,060 いつから 食べられるようになったの? 236 00:16:45,720 --> 00:16:48,480 もう半分以上 食べてるじゃない 237 00:16:49,140 --> 00:16:51,650 ウフッ でも うれしいわ 238 00:16:51,770 --> 00:16:54,650 私の料理を ムシャムシャ食べてくれて 239 00:16:54,770 --> 00:16:57,440 食わず嫌いだって 気がついたのね 240 00:16:58,190 --> 00:16:59,200 ああ 241 00:17:03,660 --> 00:17:05,870 それじゃ 行ってくる 242 00:17:06,080 --> 00:17:08,290 いってらっしゃい あなた 243 00:17:08,660 --> 00:17:10,080 んんっ 244 00:17:11,500 --> 00:17:13,000 ん~んっ 245 00:17:20,050 --> 00:17:21,300 あっ… 246 00:17:22,800 --> 00:17:23,800 もうっ 247 00:17:23,930 --> 00:17:26,810 お出かけのチューを してほしかったのに 248 00:17:27,350 --> 00:17:30,520 でも気持ちが通じているわ 249 00:17:30,640 --> 00:17:33,900 近いうち 絶対 誘惑してみせるわ 250 00:17:37,570 --> 00:17:40,570 靴べらを使って靴を履いたぞ 251 00:17:40,700 --> 00:17:44,450 きっと25,5センチの靴を 履いていったんだ 252 00:17:44,950 --> 00:17:47,950 2種類のサイズの靴があるのは おかしい 253 00:17:48,330 --> 00:17:51,830 最近 ママとパパが仲がいいのも おかしいし― 254 00:17:51,960 --> 00:17:55,080 嫌いなシイタケも ムシャムシャ食べていた 255 00:17:57,300 --> 00:17:58,840 これもおかしい 256 00:17:59,170 --> 00:18:03,300 なぜ自分の名前を 何度も何度も書いているのだろう 257 00:18:04,010 --> 00:18:05,930 そして 昨日の夜だ 258 00:18:13,690 --> 00:18:17,110 何度 見ても 植木鉢に入ってる土だ 259 00:18:17,230 --> 00:18:20,280 一緒に持ってるのは キャットフードの包みかな 260 00:18:20,610 --> 00:18:23,780 そして クローゼットの中へ 入っていく 261 00:18:46,590 --> 00:18:51,180 みんな 帽子をかぶっている 登校の規則なのか? 262 00:18:51,890 --> 00:18:55,190 何か胸騒ぎがする 263 00:18:56,600 --> 00:18:58,310 屋根裏か 264 00:19:14,660 --> 00:19:20,670 な… 何だ この奇妙な形のものは 265 00:19:21,000 --> 00:19:23,170 暗くてよく見えないな 266 00:19:34,640 --> 00:19:35,690 ぬ?! 267 00:19:36,230 --> 00:19:38,730 あったぞ あの袋だ 268 00:19:40,270 --> 00:19:40,980 えっ? 269 00:19:48,570 --> 00:19:49,570 なっ! 270 00:19:49,740 --> 00:19:53,200 う… 動いてる 植物じゃないぞ 271 00:19:53,330 --> 00:19:56,370 目だ 目玉があって こっちを見ているぞ 272 00:19:56,910 --> 00:20:00,920 まさか あのキャットフード この生き物用の? 273 00:20:01,040 --> 00:20:04,710 あら あなた どうしたの? 忘れ物? 274 00:20:04,840 --> 00:20:08,880 アハッ 忘れ物って いってきますのチュー? 275 00:20:08,970 --> 00:20:09,760 いや 276 00:20:09,840 --> 00:20:13,510 何だ じゃあ何? 取ってきましょうか? 277 00:20:13,600 --> 00:20:14,970 いい 自分で取りに行く 278 00:20:15,180 --> 00:20:18,480 なんで戻ってきたんだ マズい! 279 00:20:24,110 --> 00:20:26,530 なっ こ… こいつ! 280 00:20:27,740 --> 00:20:30,570 見えなくて パンパンに張ってる何かが… 281 00:20:30,700 --> 00:20:35,490 空気の塊のようなものが 僕の腕と首をはりつけにしているぞ 282 00:20:37,960 --> 00:20:41,250 上がってくる マ… マズい! 283 00:20:45,210 --> 00:20:46,380 うわあっ! 284 00:20:47,800 --> 00:20:51,510 屋根裏部屋だ やはり あの小僧! 285 00:20:52,350 --> 00:20:55,600 ま… 窓を閉めようとしたら 攻撃してきた 286 00:20:55,770 --> 00:20:58,770 こいつ 太陽の光で動くのか 287 00:20:59,060 --> 00:21:02,810 そ… そうだ これが空気の塊なら… 288 00:21:03,810 --> 00:21:05,980 えいっ えっ… 289 00:21:12,030 --> 00:21:14,910 やった やっぱり太陽の光だ 290 00:21:34,300 --> 00:21:35,970 さっきの音… 291 00:21:36,970 --> 00:21:40,390 ストレイ・キャットの奴 棚のキャットフードを― 292 00:21:40,520 --> 00:21:43,650 空気操作で持ってこようとして ぶちまけたのか 293 00:21:43,770 --> 00:21:47,070 光を当てなければ おとなしくしてると思ったが 294 00:21:47,530 --> 00:21:50,740 ここは かすかに 光が入っているのか 295 00:21:51,530 --> 00:21:52,740 しかし… 296 00:21:53,360 --> 00:21:56,410 早人がここに来ているのではと 思ったが― 297 00:21:56,530 --> 00:21:59,200 思い過ごしで よかったというところか 298 00:21:59,580 --> 00:22:03,830 もし あの小僧が 私のことに気づいたのなら― 299 00:22:04,420 --> 00:22:07,210 殺さなくてはならない ところだった 300 00:22:14,680 --> 00:22:18,350 パパの顔をしているけど パパじゃない 301 00:22:18,600 --> 00:22:19,810 あいつは― 302 00:22:20,390 --> 00:22:22,230 だ… 誰なんだ 303 00:22:22,640 --> 00:22:24,020 あいつは… 304 00:22:27,520 --> 00:22:33,530 ♪~ 305 00:23:29,500 --> 00:23:35,510 ~♪