1 00:00:14,700 --> 00:00:17,870 (ジャン) ついに会えたな ディオ 2 00:00:18,740 --> 00:00:20,330 (拍手) 3 00:00:20,950 --> 00:00:23,040 (ディオ) おめでとう ポルナレフ 4 00:00:23,160 --> 00:00:25,210 妹の仇(かたき)は討てたし― 5 00:00:25,330 --> 00:00:29,710 極東からの旅もまた 無事 ここに たどり着けたというわけだ 6 00:00:29,840 --> 00:00:30,670 ケッ 7 00:00:30,800 --> 00:00:35,300 祝いに何か くれるっつうなら てめえの命をもらってやるぜ 8 00:00:35,630 --> 00:00:36,470 ペッ 9 00:00:38,640 --> 00:00:40,640 フハハハハッ 10 00:00:40,760 --> 00:00:42,720 1つ チャンスをやろう 11 00:00:43,310 --> 00:00:45,560 その階段を2段 下りろ 12 00:00:45,890 --> 00:00:48,100 再び私の仲間にしてやる 13 00:00:48,730 --> 00:00:53,400 逆に死にたければ 足を上げて階段を上れ 14 00:00:55,450 --> 00:00:57,610 (ジャン) 俺はお前に会ったとき― 15 00:00:57,780 --> 00:01:02,790 心の奥底まで お前の恐怖の呪縛と 巨大な悪に屈服した 16 00:01:03,290 --> 00:01:07,790 あのとき 俺は負け犬としての 人生を歩み始めたわけだ 17 00:01:08,080 --> 00:01:09,710 死よりも恐ろしいぜ 18 00:01:09,830 --> 00:01:13,960 てめえに利用されることへの 欲求だけの人生なんてな 19 00:01:14,170 --> 00:01:15,670 (鼻をかむ音) 20 00:01:15,880 --> 00:01:19,050 (ジャン) だが 今 恐怖は これっぽっちも感じない 21 00:01:19,180 --> 00:01:21,050 俺にあるのは闘志だけだ 22 00:01:21,550 --> 00:01:23,010 ジョースターさんたちと会って― 23 00:01:23,140 --> 00:01:26,430 この45日あまりの旅と 仲間の死が― 24 00:01:26,560 --> 00:01:29,310 俺の中から お前への恐れを吹き飛ばした 25 00:01:31,690 --> 00:01:33,650 (ディオ) 本当にそうかな? 26 00:01:33,780 --> 00:01:36,570 ならば 階段を上るがいい 27 00:01:37,360 --> 00:01:38,490 (拳を握る音) 28 00:01:42,240 --> 00:01:44,580 そうか そうか ポルナレフ 29 00:01:44,700 --> 00:01:47,460 フフッ 階段を下りたな 30 00:01:47,580 --> 00:01:51,040 このディオの仲間になりたい というわけだな 31 00:01:53,670 --> 00:01:54,920 なっ… 32 00:01:56,420 --> 00:01:58,300 えっ? んっ? 33 00:01:58,420 --> 00:01:59,970 な… 何だ? 34 00:02:00,380 --> 00:02:03,550 俺は階段を1歩 確かに… 35 00:02:03,970 --> 00:02:07,310 どうした? 動揺しているぞ ポルナレフ 36 00:02:07,730 --> 00:02:09,480 動揺する それは― 37 00:02:09,600 --> 00:02:12,110 恐怖しているという ことではないのかね? 38 00:02:12,480 --> 00:02:16,860 それとも 上らなくてはならないと 心では思ってはいるが― 39 00:02:16,980 --> 00:02:18,990 あまりに恐ろしいので 無意識のうちに― 40 00:02:19,070 --> 00:02:22,320 逆に体は下りていた といったところかな? 41 00:02:22,620 --> 00:02:25,830 バカな! 俺は今 確かに階段を上った 42 00:02:29,210 --> 00:02:30,120 ううっ 43 00:02:30,250 --> 00:02:32,830 な… 何をしたんだ? 幽波紋(スタンド)? 44 00:02:34,000 --> 00:02:36,000 ま… まさか… 45 00:02:39,300 --> 00:02:41,050 ディオの幽波紋 46 00:02:43,050 --> 00:02:44,680 ザ・ワールド 47 00:02:46,140 --> 00:02:48,470 い… いったい これは… 48 00:02:50,730 --> 00:02:56,730 ♪~ 49 00:04:13,460 --> 00:04:19,470 ~♪ 50 00:04:21,430 --> 00:04:22,720 (ディオ) ポルナレフ 51 00:04:22,850 --> 00:04:25,140 人間は何のために 生きるのか― 52 00:04:25,270 --> 00:04:26,980 考えたことが あるかね? 53 00:04:27,390 --> 00:04:30,190 人間は誰でも不安や 恐怖を克服して― 54 00:04:30,310 --> 00:04:32,440 安心を得るために 生きる 55 00:04:33,110 --> 00:04:37,280 名声を手に入れたり 人を支配したり― 56 00:04:37,400 --> 00:04:40,280 金もうけをするのも 安心するためだ 57 00:04:40,660 --> 00:04:41,910 結婚したり― 58 00:04:42,030 --> 00:04:45,290 友人を作ったりするのも 安心するためだ 59 00:04:45,410 --> 00:04:49,540 人のために役立つとか 愛と平和のためだとか― 60 00:04:49,960 --> 00:04:52,500 すべて自分を安心させるためだ 61 00:04:52,880 --> 00:04:56,550 安心を求めることこそ 人間の目的だ 62 00:04:57,340 --> 00:04:58,630 そこでだ 63 00:04:58,760 --> 00:05:02,180 私に仕えることに 何の不安感があるのだ? 64 00:05:02,590 --> 00:05:05,760 他のすべての安心が 簡単に手に入るぞ 65 00:05:06,600 --> 00:05:08,140 今のお前のように― 66 00:05:08,270 --> 00:05:11,900 死を覚悟してまで 私に挑戦することのほうが― 67 00:05:12,020 --> 00:05:13,650 不安ではないかね? 68 00:05:14,730 --> 00:05:18,280 (ジャン) まさか無意識のうちに 俺が屈服しているだと? 69 00:05:18,780 --> 00:05:21,450 (ディオ) お前は優れた幽波紋使いだ 70 00:05:21,700 --> 00:05:23,200 殺すのは惜しい 71 00:05:23,320 --> 00:05:25,450 ジョースターたちの 仲間をやめて― 72 00:05:25,580 --> 00:05:27,830 私に永遠に仕えないか? 73 00:05:28,370 --> 00:05:31,370 (ディオ) 永遠の安心感を与えてやろう 74 00:05:31,500 --> 00:05:32,920 (ジャン) このままではマズい 75 00:05:33,670 --> 00:05:36,670 アヴドゥル イギー 俺に勇気をくれ! 76 00:05:37,750 --> 00:05:41,050 く… くどいぜ ディオ 俺は もともと死んだ身! 77 00:05:42,930 --> 00:05:47,180 てめえの幽波紋の正体を 見極めてから死んでやるぜ! 78 00:05:49,520 --> 00:05:51,890 ならば しょうがない フッ 79 00:05:56,860 --> 00:05:59,440 死ぬしかないな ポルナレフ 80 00:06:00,570 --> 00:06:03,160 それがザ・ワールドか 来い! 81 00:06:03,280 --> 00:06:06,030 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄! 82 00:06:07,740 --> 00:06:09,040 (地響き) 83 00:06:17,590 --> 00:06:19,340 ジョ… ジョースターさん 84 00:06:20,090 --> 00:06:22,760 (ジョセフ・ジョースター) 安心するんじゃ ポルナレフ 85 00:06:22,880 --> 00:06:24,050 はぁ 86 00:06:26,350 --> 00:06:27,350 (一同) ディオ! 87 00:06:27,430 --> 00:06:30,270 (ジョセフ) 今のがディオだな 追うぞ! 88 00:06:30,600 --> 00:06:32,930 (ジャン) やつを追う前に言っておく 89 00:06:33,100 --> 00:06:37,230 俺は今 やつの幽波紋を ほんのちょっぴりだが体験した 90 00:06:37,360 --> 00:06:42,110 い… いや 体験したというよりは 全く理解を超えていたのだが 91 00:06:42,610 --> 00:06:45,490 あ… ありのまま 今 起こったことを話すぜ 92 00:06:45,950 --> 00:06:49,660 (ジャン) 俺は やつの前で 階段を上っていたと思ったら― 93 00:06:49,790 --> 00:06:51,580 いつの間にか下りていた 94 00:06:51,910 --> 00:06:55,330 な… 何を言ってるのか 分からねえと思うが― 95 00:06:55,580 --> 00:06:57,790 俺も何をされたのか 分からなかった 96 00:06:58,500 --> 00:07:00,750 頭が どうにかなりそうだった 97 00:07:00,880 --> 00:07:03,470 催眠術だとか超スピードだとか― 98 00:07:03,590 --> 00:07:06,300 そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ 99 00:07:06,970 --> 00:07:10,510 もっと恐ろしいものの 片鱗(へんりん)を味わったぜ 100 00:07:14,430 --> 00:07:16,270 (空条承太郎(ジョジョ)) アヴドゥルとイギーは? 101 00:07:16,400 --> 00:07:18,110 (ジョセフと花京院典明(かきょういんのりあき)) んん 102 00:07:19,770 --> 00:07:22,440 こ… ここまでは これなかった 103 00:07:23,530 --> 00:07:26,450 俺を助ける… ために 104 00:07:32,790 --> 00:07:34,160 そうか 105 00:07:38,750 --> 00:07:39,790 (典明) ジョースターさん 106 00:07:40,290 --> 00:07:43,550 日が沈みかけています 急がないと… 107 00:07:44,800 --> 00:07:46,010 そうだな 108 00:07:46,550 --> 00:07:48,340 (ヌケサク)ヒイ! (典明)おい ヌケサク 109 00:07:48,970 --> 00:07:50,930 (典明) この階の上はどうなっている? 110 00:07:51,050 --> 00:07:52,560 (ヌケサク) と… 塔です 111 00:07:52,680 --> 00:07:54,890 てっぺんに部屋が1つあります 112 00:07:55,020 --> 00:07:56,940 ディオ様は 昼は いつもそこに… 113 00:07:57,060 --> 00:07:59,190 (典明) その塔に ほかに階段はあるのか? 114 00:07:59,310 --> 00:08:02,020 (ヌケサク) な… ないです これ1つだけです 115 00:08:02,150 --> 00:08:03,900 (典明) よし 案内しろ 116 00:08:17,620 --> 00:08:18,580 (ジョジョ) うん 117 00:08:19,920 --> 00:08:21,080 (スタープラチナ) オラ! 118 00:08:21,460 --> 00:08:22,670 (ヌケサク) ヒイー! 119 00:08:24,050 --> 00:08:25,460 (ジョセフ) あれか 120 00:08:26,550 --> 00:08:28,430 これから会う男は― 121 00:08:28,550 --> 00:08:32,390 初めて会うのに ずっと昔から知っている男 122 00:08:32,760 --> 00:08:36,100 そう わしはずっと知っていた 123 00:08:36,270 --> 00:08:39,850 こいつのことを 産まれたときからずっと知っていた 124 00:08:40,230 --> 00:08:42,060 この承太郎(じょうたろう)も 125 00:08:42,730 --> 00:08:44,900 懐かしい相手ではない 126 00:08:45,190 --> 00:08:47,110 倒すべき相手として― 127 00:08:47,240 --> 00:08:51,200 ジョースターの血は こいつと いつか会うことを知っていた 128 00:08:51,320 --> 00:08:54,910 (典明) 後悔はない 今までの旅に 129 00:08:55,040 --> 00:08:59,120 これから起こる事柄に 僕は後悔はない 130 00:09:00,330 --> 00:09:05,550 (ジャン) 今 感じる感覚は 俺は白の中にいるということだ 131 00:09:06,090 --> 00:09:09,340 ディオは黒 ジョースターさんたちは白 132 00:09:09,930 --> 00:09:12,970 傷ついた体でも勇気が湧いてくる 133 00:09:13,510 --> 00:09:17,100 正しいことの白の中に俺はいる 134 00:09:17,850 --> 00:09:20,640 棺おけから出てきたら攻撃するぞ 135 00:09:20,850 --> 00:09:24,650 だが 気をつけろ その中にいるとは限らんからな 136 00:09:26,730 --> 00:09:29,110 ヌケサク お前が蓋を開けろ! 137 00:09:29,240 --> 00:09:30,610 (ヌケサク) うええ! 138 00:09:31,150 --> 00:09:35,490 デ… ディオ様 裏切ったわけではないのですから 139 00:09:35,950 --> 00:09:39,410 私は あなた様の力を 確信しているからこそ― 140 00:09:39,540 --> 00:09:41,710 こいつらを案内したのです! 141 00:09:41,830 --> 00:09:44,630 風の強いときにションベンしたら ズボンにかかるってことと― 142 00:09:44,750 --> 00:09:47,380 同じくらい確信しています 143 00:09:47,500 --> 00:09:49,590 分かってくださいね! 144 00:09:49,710 --> 00:09:52,510 つべこべ言っとらんで さっさと開けんか! 145 00:09:52,630 --> 00:09:54,220 フエッ フエッ 146 00:09:54,340 --> 00:09:58,770 こいつらを ぶっ殺してやって おくんなさいましよー! 147 00:09:59,930 --> 00:10:01,640 ディオ様! 148 00:10:01,770 --> 00:10:02,770 (棺おけが開く音) 149 00:10:02,850 --> 00:10:04,400 飛び出してくるぞ 150 00:10:10,030 --> 00:10:12,280 えっ? 俺? 151 00:10:13,660 --> 00:10:14,910 あっ! 152 00:10:15,030 --> 00:10:19,540 (ヌケサク) な… 中にいたのは俺だった? 今 蓋を… 153 00:10:19,950 --> 00:10:22,160 な… なに! どうして? 154 00:10:22,290 --> 00:10:24,580 わしは一瞬たりとも 目を離さなかった! 155 00:10:24,710 --> 00:10:27,210 誰か今 ヌケサクが棺(ひつぎ)に入った… 156 00:10:27,340 --> 00:10:30,170 いや 入れられた瞬間を 見た者がいるか? 157 00:10:30,300 --> 00:10:32,760 い… いや しっかり見ていたが― 158 00:10:32,880 --> 00:10:35,430 気が付いたときは すでに中に入っていた! 159 00:10:35,550 --> 00:10:36,970 ポルナレフの言うとおり― 160 00:10:37,100 --> 00:10:40,470 これは超スピードだとか トリックだとかでは決してない 161 00:10:41,100 --> 00:10:43,640 ヤバい 何かヤバいぜ 162 00:10:46,730 --> 00:10:48,940 逃げろーっ! 163 00:10:49,070 --> 00:10:51,480 ク… クッソオ! 164 00:10:51,610 --> 00:10:54,070 (ジョセフ) 何している! ポルナレフ 165 00:10:57,530 --> 00:10:59,160 チクショウ! 166 00:11:01,790 --> 00:11:04,620 いったい 何だったのだ? 今のは 167 00:11:04,920 --> 00:11:06,330 実際 見てはいないが― 168 00:11:06,460 --> 00:11:10,500 今まで出会った どの幽波紋をも 超えているすごみを感じた! 169 00:11:10,750 --> 00:11:12,170 エンジン音だけ聞いて― 170 00:11:12,300 --> 00:11:15,220 ブルドーザーだと 認識できるように分かった 171 00:11:15,340 --> 00:11:19,050 わしも感じたぞ すさまじい殺気ってやつだ! 172 00:11:19,180 --> 00:11:21,970 ケツの穴に つららを突っ込まれた気分だ 173 00:11:22,100 --> 00:11:25,980 今 あのまま あそこにいたら 確実に1人ずつ やられていた! 174 00:11:40,910 --> 00:11:43,370 マズい 実にマズい 175 00:11:43,500 --> 00:11:45,620 太陽がほとんど 見えなくなっている! 176 00:11:46,080 --> 00:11:48,500 やつの時間が来てしまった 177 00:11:50,630 --> 00:11:53,840 まさか このまま 明日の日の出まで― 178 00:11:53,960 --> 00:11:55,760 一時退却ってことは ねえだろうな? 179 00:11:56,170 --> 00:11:57,970 言っておくが ジョースターさん! 180 00:11:58,090 --> 00:12:01,510 俺は このまま おめおめと 逃げ出すことはしねえからな 181 00:12:02,010 --> 00:12:04,930 僕もポルナレフと同じ気持ちです 182 00:12:05,060 --> 00:12:07,600 むううう… 183 00:12:08,520 --> 00:12:11,400 わしだって お前らと同じ気持ちだ 184 00:12:11,520 --> 00:12:13,440 しかし 状況が変わった 185 00:12:13,730 --> 00:12:16,650 やつの幽波紋 ザ・ワールドに出会ったのに― 186 00:12:16,780 --> 00:12:19,240 どんな能力なのか かけらも見えない 187 00:12:19,360 --> 00:12:21,870 山を登るとき ルートも分からん― 188 00:12:21,990 --> 00:12:24,200 頂上がどこにあるかも 分からんでは― 189 00:12:24,330 --> 00:12:27,500 遭難は確実なんじゃ 確実! 190 00:12:27,620 --> 00:12:29,620 そう コーラを飲んだら― 191 00:12:29,750 --> 00:12:32,460 ゲップが出るというくらい 確実じゃ! 192 00:12:33,460 --> 00:12:36,340 ディオは これから必ず わしらを追ってくる 193 00:12:36,460 --> 00:12:38,930 日の出前に しとめようとするじゃろう 194 00:12:39,180 --> 00:12:43,850 その間に必ず やつの 幽波紋の正体を暴くチャンスがある 195 00:12:44,140 --> 00:12:45,720 そのチャンスを待つんじゃ! 196 00:12:45,850 --> 00:12:48,730 イヤだ! 俺は逃げることはできねえ 197 00:12:48,850 --> 00:12:51,520 アヴドゥルとイギーは 俺のために死んだ 198 00:12:51,860 --> 00:12:55,570 ひきょうな手も使おう 地獄に落ちることもしよう 199 00:12:55,690 --> 00:12:58,900 だが 逃げるってことだけは しねえぜ! 200 00:12:59,030 --> 00:13:00,780 (ジョセフ) 待て! ポルナレフ 201 00:13:01,200 --> 00:13:03,280 ジジイ 止めてもムダだぜ 202 00:13:03,660 --> 00:13:06,370 承太郎 君の意見を聞こう 203 00:13:09,250 --> 00:13:11,880 ポルナレフは追いながら やつと戦う 204 00:13:12,380 --> 00:13:14,920 俺たちは逃げながら やつと戦う 205 00:13:15,550 --> 00:13:16,420 つまり… 206 00:13:16,500 --> 00:13:18,760 挟み撃ちの形になるな 207 00:13:18,880 --> 00:13:20,260 (典明とジョセフ) んっ 208 00:13:23,220 --> 00:13:26,720 (ジョセフ) おい 君 このトラックを買いたい 売ってくれ 209 00:13:27,350 --> 00:13:30,520 (男) にゃんだとー! 大事な商売道具だぞ 210 00:13:30,640 --> 00:13:32,310 何言って… ウヘホヘ? 211 00:13:32,440 --> 00:13:33,980 (エンジン音) 212 00:13:35,150 --> 00:13:36,820 飛ばすぞ 花京院 213 00:13:48,700 --> 00:13:49,910 (ディオ) フン 214 00:13:54,380 --> 00:13:56,170 出てきたな ディオ 215 00:13:56,380 --> 00:13:59,760 日の出まで逃げるだと? そんなこと できるか 216 00:14:00,170 --> 00:14:01,760 一人でもやってやる 217 00:14:01,880 --> 00:14:05,100 幽波紋の正体が分からねえなら 分からねえなりに― 218 00:14:05,220 --> 00:14:07,720 いくらでも やっつける方法はあるぜ 219 00:14:08,140 --> 00:14:09,140 暗殺だ! 220 00:14:09,680 --> 00:14:11,680 (ジョジョ) 早まるなよ ポルナレフ 221 00:14:12,480 --> 00:14:14,810 俺は おめえのような 直情タイプの野郎は― 222 00:14:14,940 --> 00:14:16,900 ほっとけと言ったんだがな 223 00:14:17,360 --> 00:14:20,860 ジジイと花京院が どうしても くっついてやれって言うんでな 224 00:14:20,990 --> 00:14:21,950 来てやったぜ 225 00:14:22,650 --> 00:14:24,200 承太郎! 226 00:14:24,320 --> 00:14:27,120 フッ やれやれだぜ 227 00:14:48,010 --> 00:14:51,560 (ディオ) 自動車か なかなかのパワーとスピードだ 228 00:14:52,430 --> 00:14:55,730 このディオが生まれた時代は 馬車しか走っていなかった 229 00:14:56,480 --> 00:14:58,900 おい 貴様! 何 触ってんだよ 230 00:14:59,020 --> 00:15:02,110 ウィルソン・フィリップス 上院議員様の車だぞ 231 00:15:02,240 --> 00:15:04,280 目ん玉からゲロ吐きてえのか! 232 00:15:04,400 --> 00:15:05,780 (骨が折れる音) 233 00:15:05,860 --> 00:15:07,240 オオオオッ 234 00:15:07,370 --> 00:15:10,200 おっ お… お母ちゃん… 235 00:15:13,870 --> 00:15:16,920 (ウィルソン・フィリップス) これこれ 若いお方というものは― 236 00:15:17,040 --> 00:15:20,800 血気が盛んすぎて いかんことだのう フッフッフッ 237 00:15:21,500 --> 00:15:23,210 (歯が折れる音) 238 00:15:23,340 --> 00:15:24,550 痛(いて)えっ! 239 00:15:24,670 --> 00:15:28,640 ブツブツ言ってないで前へ行け 運転してもらおう 240 00:15:28,760 --> 00:15:31,180 き… 貴様 何者だ! 241 00:15:31,310 --> 00:15:34,890 わしに こんなことして 許されると思っちょるのか! 242 00:15:35,020 --> 00:15:37,060 そうじゃ 許されるわけがない 243 00:15:37,190 --> 00:15:40,110 誰だろうと このわしに対して こんなことをしていいはずがない 244 00:15:40,230 --> 00:15:42,570 高校 大学と成績は 一番で卒業した 245 00:15:42,690 --> 00:15:45,110 大学ではレスリング部の キャプテンを務め― 246 00:15:45,240 --> 00:15:48,530 社会に出てからも みんなから 慕われ尊敬されたからこそ― 247 00:15:48,660 --> 00:15:49,700 政治家になれた 248 00:15:49,820 --> 00:15:51,780 ハワイに千坪の別荘も持っている 249 00:15:51,910 --> 00:15:54,790 25歳年下の美人モデルを妻にした 250 00:15:54,910 --> 00:15:57,330 税金だって 他人の50倍は払っている 251 00:15:57,830 --> 00:15:59,830 どんな敵だろうと ぶちのめしてきた 252 00:15:59,960 --> 00:16:01,630 いずれ大統領にもなれる! 253 00:16:01,750 --> 00:16:05,380 わしはウィルソン・フィリップス 上院議員だぞー! 254 00:16:05,840 --> 00:16:09,470 いいか 聞け この若僧 終身刑にしてやる 255 00:16:09,590 --> 00:16:11,720 絶対に終身刑にして… 256 00:16:11,850 --> 00:16:13,140 (ディオ) もう一度 言う 257 00:16:14,390 --> 00:16:15,600 (ウィルソン) ウギャアアッ 258 00:16:16,390 --> 00:16:17,730 運転しろ 259 00:16:19,980 --> 00:16:22,650 (ウィルソン) な… 何だ こいつは? 殺される 260 00:16:22,820 --> 00:16:26,860 逃げなきゃ殺される 逃げなきゃ殺される… 261 00:16:27,320 --> 00:16:29,700 ギニヤーッ! 助け… え? 262 00:16:31,370 --> 00:16:33,740 なっ 何だあ? 263 00:16:34,370 --> 00:16:35,450 ヒエエーッ 264 00:16:36,410 --> 00:16:37,370 あ? 265 00:16:38,120 --> 00:16:41,130 何だ? 外に飛び出したと思ったら… 266 00:16:41,250 --> 00:16:44,170 どっ どっ… どう… どうして中に? 267 00:16:44,300 --> 00:16:46,970 なんで中に? ウケケケッ 268 00:16:47,090 --> 00:16:49,260 (ディオ) 軽トラックに追いつくまで飛ばせ 269 00:16:49,380 --> 00:16:52,010 追いつけなければ殺す 270 00:16:52,140 --> 00:16:54,060 は… はい 271 00:16:54,350 --> 00:16:56,470 なんで中に? なんで? 272 00:16:56,600 --> 00:16:59,730 そうだ! わしが上院議員だからだ 273 00:16:59,850 --> 00:17:02,190 上院議員に できないことはないからだ 274 00:17:02,310 --> 00:17:03,770 ワハハハハハッ 275 00:17:04,520 --> 00:17:06,070 ワハハハハ! 276 00:17:12,200 --> 00:17:14,910 (ジョセフ) やつが醸し出している どす黒い雰囲気は― 277 00:17:15,030 --> 00:17:17,250 依然として遠くならない 278 00:17:17,370 --> 00:17:20,790 追ってきているのだ やつは わしらを追ってきている 279 00:17:21,290 --> 00:17:22,750 ディオには ジョースターさんの位置が― 280 00:17:22,880 --> 00:17:24,590 正確に分かるのですか? 281 00:17:25,130 --> 00:17:27,050 (ジョセフ) いいや やつの体は― 282 00:17:27,170 --> 00:17:29,970 わしの祖父 ジョナサン・ジョースターのもの 283 00:17:30,090 --> 00:17:33,680 不思議な肉体の波長のようなもので 存在は感じるが― 284 00:17:33,890 --> 00:17:37,310 近くというだけで 場所は正確には分からない 285 00:17:37,970 --> 00:17:42,400 わしが館の近くまで来ながら 正確に分からなかったようにな 286 00:17:42,980 --> 00:17:45,190 やつが感じているのは なんとなく― 287 00:17:45,320 --> 00:17:47,860 ジョースターが近くにいる というだけで― 288 00:17:47,980 --> 00:17:50,780 わしと承太郎の区別も ついていない 289 00:17:51,150 --> 00:17:53,530 承太郎とわしが 二手に分かれたことも― 290 00:17:53,660 --> 00:17:55,530 気付いていないはず 291 00:17:55,660 --> 00:17:57,080 (電流の音) 292 00:17:57,370 --> 00:17:58,790 おかしいな 293 00:17:59,200 --> 00:18:02,370 映画とかでは 簡単にエンジンがかかるのによ 294 00:18:03,040 --> 00:18:04,130 (ジョジョ) フン 295 00:18:04,500 --> 00:18:06,880 (クラクション) 296 00:18:07,800 --> 00:18:09,880 (ウィルソン) じゅ… 渋滞です 297 00:18:10,380 --> 00:18:13,930 夕暮れの通勤の時間帯は ギシギシなんです 298 00:18:14,050 --> 00:18:15,010 行け 299 00:18:15,470 --> 00:18:18,470 行けと言われても これでは進めません 300 00:18:18,720 --> 00:18:21,230 歩道が広いではないか 行け 301 00:18:21,350 --> 00:18:25,360 (ウィルソン) ほ… 歩道? 仕事帰りの人があふれてますよ 302 00:18:25,860 --> 00:18:27,650 関係ない 行け 303 00:18:27,770 --> 00:18:29,650 は… はい 304 00:18:31,190 --> 00:18:33,700 (ディオ)飛ばせ (ウィルソン)はい… 305 00:18:35,320 --> 00:18:36,990 (打撃音) 306 00:18:37,240 --> 00:18:39,120 (エンジン音) 307 00:18:39,240 --> 00:18:40,200 (チェーンが壊れる音) 308 00:18:41,830 --> 00:18:44,830 かかったぜ 早く乗りな ポルナレフ 309 00:18:44,960 --> 00:18:46,250 お… おう 310 00:18:46,380 --> 00:18:49,840 (ウィルソンの高笑い) 311 00:18:50,550 --> 00:18:52,170 (ウィルソン) ここまでやったんです 312 00:18:52,300 --> 00:18:53,800 私の命は― 313 00:18:53,930 --> 00:18:58,180 この上院議員の命だけは 助けてくれますよね? 314 00:18:58,640 --> 00:18:59,600 (ディオ) ダメだ 315 00:19:00,390 --> 00:19:02,600 ウハーハハハッ 316 00:19:02,930 --> 00:19:05,100 そうか これは夢だ 317 00:19:05,230 --> 00:19:07,810 この上院議員のわしが 死ぬわけがない 318 00:19:07,940 --> 00:19:10,820 夢だ 夢だ バンザーイ! 319 00:19:11,440 --> 00:19:15,150 いたな もっと追いつけ もっと近くにだ 320 00:19:15,660 --> 00:19:18,320 近くでなければ ザ・ワールドは使えん 321 00:19:18,700 --> 00:19:22,870 迫っている… あの車だ あそこにディオが! 322 00:19:23,000 --> 00:19:23,960 ふん! 323 00:19:25,040 --> 00:19:25,920 花京院! 324 00:19:29,590 --> 00:19:30,960 花京院の… 325 00:19:31,090 --> 00:19:34,340 (ハイエロファントグリーン) ディオ くらえ エメラルドスプラッシュ! 326 00:19:46,980 --> 00:19:47,810 あっ! 327 00:19:50,060 --> 00:19:51,020 だあっ! 328 00:19:51,150 --> 00:19:52,860 (ハイエロファントグリーン) な… なんてやつだ 329 00:19:52,980 --> 00:19:57,070 シートから少しも腰を浮かさずに 指1本でかわすなんて 330 00:19:57,200 --> 00:19:58,820 これでは どうだ! 331 00:20:02,790 --> 00:20:03,750 ヒイイ! 332 00:20:03,870 --> 00:20:06,500 (ハイエロファントグリーン) スプラッシュを集中させても かわされた 333 00:20:06,620 --> 00:20:07,670 ク… クソッ 334 00:20:09,960 --> 00:20:13,960 いつ幽波紋を出したのだ? バカな… 気付かないなんて 335 00:20:14,090 --> 00:20:14,760 (打撃音) 336 00:20:14,840 --> 00:20:16,050 ウワアッ 337 00:20:18,430 --> 00:20:21,140 距離が ちと離れすぎていたか 338 00:20:21,510 --> 00:20:24,140 ザ・ワールドの射程距離外に すっ飛んでいった 339 00:20:26,770 --> 00:20:29,400 ヒイ! い… いったい何が… 340 00:20:29,940 --> 00:20:33,520 貴様に説明して 何か私に得があるのか? 341 00:20:33,940 --> 00:20:37,030 ちゃんと前を見て運転しろ フッ 342 00:20:39,200 --> 00:20:41,030 ハア ハア 343 00:20:41,160 --> 00:20:42,780 (ジョセフ) 気をつけろ 花京院 344 00:20:42,910 --> 00:20:44,910 やつに近づきすぎじゃぞ 345 00:20:45,080 --> 00:20:47,540 す… すみません つい… 346 00:20:48,210 --> 00:20:49,540 (血が流れる音) 347 00:20:49,670 --> 00:20:52,670 数か月前 やつは言った 348 00:20:52,790 --> 00:20:56,300 “ゲロを吐くぐらい 怖がらなくてもいいじゃあないか” 349 00:20:56,420 --> 00:20:59,300 “安心しろ 安心しろよ 花京院” 350 00:20:59,590 --> 00:21:03,550 クソッ 二度と… 二度と負けるものか! 351 00:21:03,970 --> 00:21:07,680 花京院 大丈夫か? ザ・ワールドを見たのか? 352 00:21:07,890 --> 00:21:11,690 ええ 今 僕は10メートルの距離から 攻撃しましたが― 353 00:21:11,810 --> 00:21:14,900 あと少し近づいていたら やられていました 354 00:21:15,190 --> 00:21:16,860 確かに やつの幽波紋には― 355 00:21:16,980 --> 00:21:20,570 何か想像を超える 恐ろしい秘密が隠されている 356 00:21:21,280 --> 00:21:23,200 しかし 2つだけ分かりました 357 00:21:23,660 --> 00:21:26,540 1つ ハイエロファントグリーンや ハーミットパープルのように― 358 00:21:26,660 --> 00:21:28,330 遠くまでは行けない 359 00:21:28,450 --> 00:21:30,790 スタープラチナのような 接近パワー型で― 360 00:21:30,920 --> 00:21:33,170 その射程距離は約10メートル 361 00:21:33,670 --> 00:21:36,380 1つ 拳で攻撃してきたことから― 362 00:21:36,500 --> 00:21:38,460 弾丸など 飛び道具は 持っていない 363 00:21:39,010 --> 00:21:40,510 ディオに気付かれず― 364 00:21:40,630 --> 00:21:42,800 10メートルよりも もっと忍び寄れれば― 365 00:21:42,930 --> 00:21:45,140 やつを倒すチャンスがある と思います 366 00:21:45,810 --> 00:21:47,560 注意深く探るのだ 367 00:21:47,680 --> 00:21:48,770 やつとの場合― 368 00:21:48,850 --> 00:21:50,770 石橋をたたきすぎる ということは― 369 00:21:50,850 --> 00:21:52,650 決してないからな 370 00:21:53,690 --> 00:21:56,770 おかしい やつの車が止まったぞ 371 00:21:57,190 --> 00:21:58,150 (典明) んっ? 372 00:21:58,230 --> 00:21:59,570 あ! 373 00:22:01,200 --> 00:22:03,110 気をつけて! 何か飛んでくる 374 00:22:03,240 --> 00:22:04,950 (ガラスが割れる音) 375 00:22:05,320 --> 00:22:06,700 (打撃音) 376 00:22:07,580 --> 00:22:08,450 なにい! 377 00:22:08,660 --> 00:22:09,790 ジョースターさん! 378 00:22:12,160 --> 00:22:13,540 (爆音) 379 00:22:17,590 --> 00:22:20,720 (足音) 380 00:22:36,310 --> 00:22:37,190 フン 381 00:22:37,650 --> 00:22:39,570 何をしている! 花京院 382 00:22:39,690 --> 00:22:41,400 思いつきました 383 00:22:43,200 --> 00:22:46,530 ディオの幽波紋の正体を暴く方法を 384 00:22:50,120 --> 00:22:56,130 ♪~ 385 00:23:20,490 --> 00:23:26,500 ~♪ 386 00:23:28,210 --> 00:23:30,540 (典明) アヴドゥルとイギーのことを 考えると― 387 00:23:30,670 --> 00:23:33,170 背中に鳥肌が立つのは なぜだろう? 388 00:23:33,590 --> 00:23:37,170 それは目的が一致した 初めての仲間だったからだ 389 00:23:37,420 --> 00:23:39,840 ディオを倒すという この旅 390 00:23:40,680 --> 00:23:41,760 出してみろ ディオ! 391 00:23:41,850 --> 00:23:42,600 幽波紋を!