1 00:00:16,050 --> 00:00:20,804 祥瓊は 咄嗟に 足元の石を掴んだ。…なぜ 誰も止めない。 2 00:00:20,804 --> 00:00:25,704 これほどの人間が この場に いて。十二国記 第三十三話。 3 00:00:33,100 --> 00:00:52,870 ♪♪~ (オープニング・テーマ) 4 00:00:52,870 --> 00:01:28,439 ♪♪~ 5 00:01:28,439 --> 00:02:03,139 ♪♪~ 6 00:02:09,046 --> 00:02:12,116 (陽子)<清秀を殺した 止水郷長・昇紘と→ 7 00:02:12,116 --> 00:02:17,116 昇紘の上にいる 景王に 鈴は 復讐を決意する> 8 00:02:19,440 --> 00:02:23,444 (鈴)<慶に入国した 祥瓊は 戸籍と 土地を 与えてくれる…→ 9 00:02:23,444 --> 00:02:28,444 という 止水郷に向かって 旅を 続けていました> 10 00:02:30,434 --> 00:02:36,707 (祥瓊)<陽子は 和州 止水郷に 昇紘という悪吏が いる事を知る> 11 00:02:36,707 --> 00:02:44,407 <私たち三人は 和州 慶国で 運命を 共にしようと していた> 12 00:02:55,943 --> 00:02:59,596 (靖共)確かに 采王の御璽に 間違い ないな。 13 00:02:59,596 --> 00:03:02,599 しかし… 無官の娘だと? 14 00:03:02,599 --> 00:03:05,369 (元・秋官長)景王への 目通りを願っております。→ 15 00:03:05,369 --> 00:03:08,772 采王からの 文も…。 才国か…。 16 00:03:08,772 --> 00:03:12,760 才国も 女王で立って 間もない はず。 17 00:03:12,760 --> 00:03:16,547 親しく よしみを通じる 義理も ないが…。→ 18 00:03:16,547 --> 00:03:20,267 もしや…。 (元・地官長)いかがなされました? 19 00:03:20,267 --> 00:03:25,773 采王は 主上の出奔をご存じで わざと そのような使者を…? 20 00:03:25,773 --> 00:03:31,095 その文 取り上げて 今の お前は みましょう。 三公で あろう。→ 21 00:03:31,095 --> 00:03:34,198 まだ 秋官長であった癖が 抜けぬのか? 22 00:03:34,198 --> 00:03:40,098 台輔が おられぬ今 天官を 預かる この靖共が 許す。 23 00:03:42,039 --> 00:03:45,275 (玉葉)どうぞ。 24 00:03:45,275 --> 00:03:51,265 (鈴)景王は どんな (玉葉)そう お方ですか? ですね… 25 00:03:51,265 --> 00:03:56,703 まだ こちらを お分かりでない事も おありのよう ですが→ 26 00:03:56,703 --> 00:04:02,109 とても お優しい方です。 …髪は 美しい深紅で…。 27 00:04:02,109 --> 00:04:06,930 …お歳は あなたと あまりお変わりない ような…。 28 00:04:06,930 --> 00:04:11,101 (元・秋官長)秋官長 大司寇に ございます。→ 29 00:04:11,101 --> 00:04:16,874 才国より はるばるの お越し さぞや お疲れの事と 存じます。 30 00:04:16,874 --> 00:04:19,943 あの… 景王は…? 31 00:04:19,943 --> 00:04:24,431 (元・秋官長)あいにく 主上は ただいま 遊学中に ございます。 32 00:04:24,431 --> 00:04:30,938 王が遊学?! 御使者の事は …どちらに? お伝えします。 33 00:04:30,938 --> 00:04:37,427 采王よりの お文 お預かり 出来ましょうか? 34 00:04:37,427 --> 00:04:41,932 いえ…。 直接 お渡しするよう仰せつかって おりますので。 35 00:04:41,932 --> 00:04:45,786 この 献上の品も 改めて お持ち いたします。 36 00:04:45,786 --> 00:04:51,608 失礼 …そう いたしました。 急がれずとも。 37 00:04:51,608 --> 00:04:55,762 あの… あなたは 国の 偉い方ですね? 38 00:04:55,762 --> 00:05:00,200 和州 止水郷で 何が行われているか ご存じですか? 39 00:05:00,200 --> 00:05:04,938 (元・秋官長) 和州… 止水…? 40 00:05:04,938 --> 00:05:09,638 景王は いつ それは もう 戻られますか? 間もなく…。 41 00:05:11,595 --> 00:05:14,095 (玉葉)いえ… 主上は…… 42 00:05:20,604 --> 00:05:26,543 (門番)あ…?! …この三錐でよろしい ですよね? ええ…。 43 00:05:26,543 --> 00:05:29,043 あ…! 44 00:05:32,866 --> 00:05:36,066 なかなか 馴れて くれなくて…。 45 00:05:44,928 --> 00:05:51,785 ≪王宮に入る事は 出来た…。 まずは 昇紘 そして 景王を!≫ 46 00:05:51,785 --> 00:05:55,685 ≪清秀… すぐに 仇は 取ってあげる!≫ 47 00:06:10,604 --> 00:06:13,941 (木戸の開く音) (陽子)あ…! 48 00:06:13,941 --> 00:06:18,378 (桂桂)陽子…。 おはよう 桂桂。 49 00:06:18,378 --> 00:06:21,765 どうした?…あのね…… 50 00:06:21,765 --> 00:06:25,269 昨日… 変な人たちが いた。 え…?! 51 00:06:25,269 --> 00:06:31,169 里家の外… 男の人たちが じっと こっちを見ていた。 52 00:06:33,443 --> 00:06:37,047 (蘭玉)桂桂… 陽子に 心配かけないの…。 53 00:06:37,047 --> 00:06:40,047 きっと どこかの荒民よ。 54 00:06:42,536 --> 00:06:45,439 さあ 桂桂… 朝餉を作るから→ 55 00:06:45,439 --> 00:06:49,439 水を くんできて (桂桂) ちょうだい。 は~い。 56 00:06:51,545 --> 00:06:56,049 班渠… お前が ≪(班渠) 言っていた連中か? はい。 57 00:06:56,049 --> 00:07:01,204 ≪昨夜は 固継に泊まり 今朝 早く 拓峰に去った様子です。 58 00:07:01,204 --> 00:07:05,108 拓峰から来た 男たち…。 59 00:07:05,108 --> 00:07:10,108 もしや 浩瀚が… 私を 探して…… 60 00:07:14,267 --> 00:07:18,167 (遠甫)陽子… 何をしているんだね? 61 00:07:20,107 --> 00:07:24,111 (遠甫)構わんよ。 今度は どこだね? 62 00:07:24,111 --> 00:07:29,266 和州の都まで 行ってみよう かと 思います。 明郭か…。 63 00:07:29,266 --> 00:07:34,104 止水といい …和州が 気になる ようだな…。 64 00:07:34,104 --> 00:07:40,210 蘭玉が 「成人して 和州に 土地を もらう事に なったら」→ 65 00:07:40,210 --> 00:07:45,265 「適当に ここの誰かと 結婚して 瑛州に留まる」とまで言いました。 66 00:07:45,265 --> 00:07:50,270 そんな 好きでもない結婚を するほど疎まれる 「和州」とは…。 67 00:07:50,270 --> 00:07:54,107 フフフフ……あ?! 68 00:07:54,107 --> 00:07:59,446 そういう哀れみ方は やめなさい。 …ここは 「倭」では ない。 69 00:07:59,446 --> 00:08:02,933 …なら 聞くが なぜ 婚姻するのだね? 70 00:08:02,933 --> 00:08:06,937 それは… 一人では 寂しいから。 71 00:08:06,937 --> 00:08:11,108 それなら 寄り添うだけで婚姻する事は あるまい。 72 00:08:11,108 --> 00:08:16,596 こちらでは 「野合」 でも… というが…。 子供が出来たら? 73 00:08:16,596 --> 00:08:20,700 こちらでは 里祠に 祈らぬ限り 子は生まれぬ。 74 00:08:20,700 --> 00:08:23,603 子供が 欲しければ婚姻する。 75 00:08:23,603 --> 00:08:27,607 そして 子を願う夫婦は 同じ里に おらねば ならぬ。 76 00:08:27,607 --> 00:08:32,879 それで 婚姻すれば 夫婦 どちらかの土地に 移る事になる。 77 00:08:32,879 --> 00:08:37,100 これを利用して 苦しい土地から望む土地に 移り→ 78 00:08:37,100 --> 00:08:41,455 そこで 離婚する事は 日常的に 行われておる。 79 00:08:41,455 --> 00:08:48,762 同じ里に 移らねば 婚姻した事に ならず 子供も実らない。 80 00:08:48,762 --> 00:08:51,598 でも… どうして なんでしょう? 81 00:08:51,598 --> 00:08:56,603 それは 里木か 天帝に 訊いてみるより なかろう。 82 00:08:56,603 --> 00:08:59,372 天が 定めた事…。 83 00:08:59,372 --> 00:09:04,211 そういえば 私は… 王は 子を持てない そうですね? 84 00:09:04,211 --> 00:09:10,267 玉座に就く前に 婚姻していれば 別だが 王は 人では ないから…。 85 00:09:10,267 --> 00:09:15,272 たとえ 望んでもそれは 卵果は実らぬ。 いいんです。 86 00:09:15,272 --> 00:09:21,261 友達が 私の代わりに いっぱい 子供を産むと 言ってくれました。 87 00:09:21,261 --> 00:09:28,368 とても うれしかった…。 でも 私は… 何というか…→ 88 00:09:28,368 --> 00:09:35,442 天の理に 支配されている…。 それが 時折 気になります。 89 00:09:35,442 --> 00:09:39,546 今 陽子には 「慶の民」という子が おる。 90 00:09:39,546 --> 00:09:42,532 どこへ なりとも 行ってきなされ。 91 00:09:42,532 --> 00:09:48,032 我が子の事だ… よ~く 見て おかれるのが よろしかろう。 92 00:09:50,440 --> 00:09:53,593 (蘭玉)じゃあ 私たち 学校だから ここで…。 93 00:09:53,593 --> 00:09:57,214 (桂桂)陽子… ホントに いなく なっちゃうの? 94 00:09:57,214 --> 00:09:59,933 三~四日で 戻るつもりだ。 95 00:09:59,933 --> 00:10:04,733 心配しなくても あの男たちは もう 現れないと思う。 96 00:10:06,773 --> 00:10:11,878 (蘭玉)じゃ…。 (桂桂)…早く 帰ってきてね! 97 00:10:11,878 --> 00:10:15,699 (つぶやき)目的は 私だから…。 ≫(蘭玉)陽子~! 98 00:10:15,699 --> 00:10:19,399 あの いい人に よろしくね~! 99 00:10:29,095 --> 00:10:34,601 (街の ざわめき) 100 00:10:34,601 --> 00:10:37,370 ≪(夕暉)お姉さん…?! え…?! 101 00:10:37,370 --> 00:10:42,275 (夕暉)戻ってきたの? …なぜ…? 「なぜ」って…。 102 00:10:42,275 --> 00:10:48,031 …あのまま 姿を消して しまった から もう 戻らないかと…。 103 00:10:48,031 --> 00:10:50,934 騎獣? …買ったの? 104 00:10:50,934 --> 00:10:55,434 もう… 馬車で 病人を 運ぶ事も ないから…。 105 00:10:57,374 --> 00:10:59,674 おいで。 え…? 106 00:11:01,928 --> 00:11:07,100 (虎嘯)改めて 挨拶しとこう。 ここの主人で 虎嘯だ。 107 00:11:07,100 --> 00:11:11,938 実際には 夕暉が 切り盛り してるがな。 で… あんたは? 108 00:11:11,938 --> 00:11:16,443 大木… 鈴。 (虎嘯)変わった 名前だな。 109 00:11:16,443 --> 00:11:21,765 海客だから。 そりゃ… 難儀したなぁ。 110 00:11:21,765 --> 00:11:28,165 いいえ… 故郷を追われた訳でも 殺された訳でも ないから。 111 00:11:31,775 --> 00:11:35,045 この間と 同じ部屋で いいかな…? 112 00:11:35,045 --> 00:11:37,547 え… ええ。 113 00:11:37,547 --> 00:11:47,107 ♪♪~ 114 00:11:47,107 --> 00:11:49,109 ♪♪~≪…鎖…?!≫ 115 00:11:49,109 --> 00:12:11,197 ♪♪~ 116 00:12:11,197 --> 00:12:13,697 昇紘…。 117 00:12:16,269 --> 00:12:18,469 はっ?! 118 00:12:22,108 --> 00:12:25,378 虎嘯………帰ろう。 119 00:12:25,378 --> 00:12:29,766 ここは 昇紘の役宅でしょ?やっと 探り当てたのよ! 120 00:12:29,766 --> 00:12:32,936 私は 昇紘を…! シッ…!! 121 00:12:32,936 --> 00:12:35,772 お前さんが うちに 泊まった事が 知れると→ 122 00:12:35,772 --> 00:12:40,877 俺たちもな… 昇紘に 殺される。 あ…。 123 00:12:40,877 --> 00:12:44,931 みすみす 殺されや しないがな…。 124 00:12:44,931 --> 00:12:48,368 私…… それに 昇紘は ここには いない。 125 00:12:48,368 --> 00:12:51,271 えっ?! 急に 発ったんだ。 126 00:12:51,271 --> 00:12:55,171 おれたちは いつも 見張っている。 127 00:13:02,432 --> 00:13:05,301 ≪(夕暉)お姉さん! 128 00:13:05,301 --> 00:13:07,437 よかった…! 129 00:13:07,437 --> 00:13:10,874 (男A)ああ よかった… (男B)無事だったんだな… 130 00:13:10,874 --> 00:13:14,574 (男C)早まるんじゃ ねぇぞ! え…? 131 00:13:18,031 --> 00:13:22,936 (虎嘯)そんなに 昇紘が 憎いかい? …憎いわ。 132 00:13:22,936 --> 00:13:28,775 …鈴 一人で どうにか出来る 相手じゃない。 でも…! 133 00:13:28,775 --> 00:13:32,445 清秀は 具合が 悪かったのよ…。 134 00:13:32,445 --> 00:13:37,033 殺すこと… …ないじゃない! 135 00:13:37,033 --> 00:13:41,604 堯天に 病気を治してもらいに行こうと していたの。 136 00:13:41,604 --> 00:13:47,877 でも こんな街… 寄らなきゃ よかった…! 137 00:13:47,877 --> 00:13:52,932 お姉さんは 自分が 憎いんだね。 え?! 138 00:13:52,932 --> 00:13:56,202 昇紘より 自分が 憎いんだ。 139 00:13:56,202 --> 00:14:01,202 昇紘ではなく 自分を 罰したいんだね。 140 00:14:03,426 --> 00:14:06,930 私が 清秀を 連れて来た ばかりに…。 141 00:14:06,930 --> 00:14:12,936 「死にたくない」って…。 あの 強い子が 死ぬのは怖いと 泣いてた。 142 00:14:12,936 --> 00:14:20,443 なのに 死んでしまった…。 私のせい… みんな 私の…! 143 00:14:20,443 --> 00:14:26,933 きっと 清秀は 許してくれるわ。…そういう子だもの…。 144 00:14:26,933 --> 00:14:30,870 (悔し泣き)でも… 私は 私が許せない! 145 00:14:30,870 --> 00:14:36,810 (夕暉)しかし 恨みで 人を襲えば 昇紘と同じ 「人殺し」になる…。 146 00:14:36,810 --> 00:14:39,262 じゃあ 昇紘を 許しておくの? 147 00:14:39,262 --> 00:14:44,162 たくさんの人を 苦しめて 殺している あんなヤツを? 148 00:14:51,107 --> 00:14:55,712 (虎嘯)止水に いるのは ヤツに 怯えた フヌケばかりじゃ ない。 149 00:14:55,712 --> 00:15:00,533 昇紘は 必ず 倒す。 …おれたちは その時期を 待っている。 150 00:15:00,533 --> 00:15:05,438 (虎嘯)昇紘を 忘れるか これを 受け取れ。 151 00:15:05,438 --> 00:15:08,041 …受け取れば 抜ける事は 出来ない。 152 00:15:08,041 --> 00:15:11,641 裏切れば 制裁を 覚悟してもらう。 153 00:15:15,865 --> 00:15:18,565 ください…! 154 00:15:24,924 --> 00:15:28,924 裏切ったり しない…。 …何でも する。 155 00:15:35,869 --> 00:15:40,540 (景麒) (陽子) あれが 明郭です。 大きいな。 156 00:15:40,540 --> 00:15:43,760 明郭は 街道の 要衝です。 157 00:15:43,760 --> 00:15:48,865 虚海に面した 港からの荷物… 北から来る 小麦や 毛織物…。 158 00:15:48,865 --> 00:15:52,602 すべてが 一度は 明郭を通る事に なります。 159 00:15:52,602 --> 00:15:57,440 その 荷と 旅人に 州候・呀峰は 税を かけています。 160 00:15:57,440 --> 00:16:03,546 「荷の護衛をする」 と。 …実際 街道には 追いはぎが 出るとか…。 161 00:16:03,546 --> 00:16:07,767 その 追いはぎも 呀峰の仕業かな? まさか…。 162 00:16:07,767 --> 00:16:14,767 知っているか? お前の直轄地・ 北韋でも 税は 三割だそうだ。 163 00:16:21,097 --> 00:16:27,604 (昇紘)浅野… これを 渡しておく。私の裏書きが ある。 164 00:16:27,604 --> 00:16:32,876 和州の中でなら どこの街でも 咎められる事は あるまい。 165 00:16:32,876 --> 00:16:35,595 (浅野)へぇ…。 166 00:16:35,595 --> 00:16:38,865 (呀峰)なに…? 台輔が 北韋に? 167 00:16:38,865 --> 00:16:43,269 北韋は 台輔の直轄地… 決して 不思議では ないが…。 168 00:16:43,269 --> 00:16:48,374 (昇紘)…台輔は 主上が おられる という雁国に 向かわれた と。→ 169 00:16:48,374 --> 00:16:51,878 あちらは そう 申して おられる のでしょう? 170 00:16:51,878 --> 00:16:54,664 (呀峰)噂は 本当 かもしれぬ。 171 00:16:54,664 --> 00:16:59,435 (昇紘)主上が 浩瀚の残党から逃げておられる という? うむ。 172 00:16:59,435 --> 00:17:03,606 しかし 台輔が お訪ねに なったのは 里家だと? 173 00:17:03,606 --> 00:17:07,877 主上が 里家に お住まいに なるなど 考えられぬ事。 174 00:17:07,877 --> 00:17:12,932 この者を 里家に遣わしては いかがでしょう? え…? 175 00:17:12,932 --> 00:17:18,605 その里家に 台輔や 主上に 繋がりある者が おるならば→ 176 00:17:18,605 --> 00:17:21,925 主上に 浅野の事が 伝わりましょう。 177 00:17:21,925 --> 00:17:27,213 何を 話してるんですか? 景王は王宮に いるんじゃないの? 178 00:17:27,213 --> 00:17:33,202 (呀峰)主上は 命を 狙われて おられる。優香が? …なんで? 179 00:17:33,202 --> 00:17:38,041 悲しい事だ… 主上は 弑逆者から 逃れる為に→ 180 00:17:38,041 --> 00:17:40,927 市井の中に 身を やつして おられる。 181 00:17:40,927 --> 00:17:45,765 和州候は 主上を 陰ながら お守りしようと お考えなのだ。 182 00:17:45,765 --> 00:17:52,205 弑逆者・浩瀚より 先に お見つけ せねばならない。 …出来るか? 183 00:17:52,205 --> 00:17:58,261 (浅野)≪…優香は 王様に された上殺されようと しているのか≫ 184 00:17:58,261 --> 00:18:02,365 ≪この間違った世界の ルールの為に…≫ 185 00:18:02,365 --> 00:18:05,368 ≪おれが 救い出して やらなきゃ…≫ 186 00:18:05,368 --> 00:18:10,707 ≪こんな所 とっとと 逃げ出す≫ ハ… ハハハハ…… 187 00:18:10,707 --> 00:18:15,878 承知の ようですな。 …では 里家に あたり 情報を…。 188 00:18:15,878 --> 00:18:20,867 主上を… 必ず…。 は…。 189 00:18:20,867 --> 00:18:24,370 (女官)州候さま…。 おお… 刻限か。 190 00:18:24,370 --> 00:18:29,070 お前たちも 見て行くが よい。 …ハハハハ…… 191 00:18:33,763 --> 00:18:36,699 (祥瓊)あ…?! また 行き止まり…? 192 00:18:36,699 --> 00:18:39,602 どうなってるの?この街は…。 193 00:18:39,602 --> 00:18:44,941 あ! (凱之)お姉さん 道に 迷ったのかい? 194 00:18:44,941 --> 00:18:49,712 あなた… この街の人? まあな…。 195 00:18:49,712 --> 00:18:52,498 ここは 本当に 明郭なの? 196 00:18:52,498 --> 00:18:57,103 州都で 堯天に次ぐ 栄えた街 と 聞いてたけど…。 ああ…。 197 00:18:57,103 --> 00:19:02,542 何しろ 旅人宿しか 無かった街が少しずつ 広がったんでね。 198 00:19:02,542 --> 00:19:06,929 その度に 壁を築き 元の壁を 壊しも しない。 199 00:19:06,929 --> 00:19:10,600 (凱之)使う者の便など 考えず 道も いいかげんだ。 200 00:19:10,600 --> 00:19:13,369 これが 明郭なのさ。 あ…? 201 00:19:13,369 --> 00:19:15,438 (祥瓊)何?ん…? 202 00:19:15,438 --> 00:19:18,941 ああ… 気にするな…。……ん? 203 00:19:18,941 --> 00:19:22,741 おい… やめとけ! (ため息)ハァ…… 204 00:19:28,701 --> 00:19:35,274 (呀峰)明郭の隔壁は 妖魔や 盗賊 から 旅人と市民を 守るもの。→ 205 00:19:35,274 --> 00:19:39,429 その夫役は 明郭に暮らす者の 義務である! 206 00:19:39,429 --> 00:19:46,269 (呀峰)隔壁整備の夫役を 怠る者は 明郭の住民を 危険に晒した!→ 207 00:19:46,269 --> 00:19:49,469 これは 市民の裁きで ある! 208 00:19:51,374 --> 00:19:58,030 (祥瓊)磔… …今じゃ どこの国 でも やってない… って…。 209 00:19:58,030 --> 00:20:00,099 (囚人)ギャア~! 210 00:20:00,099 --> 00:20:02,099 (囚人)ギャアア~!! 211 00:20:04,036 --> 00:20:08,036  回想  212 00:20:11,110 --> 00:20:14,597  回想  213 00:20:14,597 --> 00:20:19,102  回想  (冱姆)私の息子は 刑場に引き立てられる 小さな子を哀れんで→ 214 00:20:19,102 --> 00:20:23,402 役人に 石を投げ その子と並んで 殺された…。 215 00:20:28,544 --> 00:20:31,214 (兵士A)誰だっ?! 216 00:20:31,214 --> 00:20:35,114 (呀峰)今 石を投げた者を 引きずり出せ!! 217 00:20:39,272 --> 00:20:42,708 (祥瓊)はっ?! (陽子)こっちだ!急げ! 218 00:20:42,708 --> 00:20:46,262 (班渠)グオオ~~!! 219 00:20:46,262 --> 00:20:49,265 (兵士B)妖魔だ! (うなり声)ウウ~~ 220 00:20:49,265 --> 00:20:52,765 (やじ馬たち)うわ~!! 221 00:20:54,770 --> 00:20:58,608 (囚人)た…たすけて…くれ…… 222 00:20:58,608 --> 00:21:03,763 (囚人)う…う…うわあ~~!! 223 00:21:03,763 --> 00:21:07,700 (呀峰)何をしている!? 早く 石を投げた者を 捕まえろ!! 224 00:21:07,700 --> 00:21:11,771 (浅野)化け物… あいつ… 見た事ある! 225 00:21:11,771 --> 00:21:16,275 (昇紘)さっきの 石を投げた女…捕まえてみろ。 226 00:21:16,275 --> 00:21:19,095 例の武器を 使ってな…。 227 00:21:19,095 --> 00:21:30,873 ♪♪~ 228 00:21:30,873 --> 00:21:36,879 (祥瓊) ハァハァハァハァ… (陽子)無茶をする。 229 00:21:36,879 --> 00:21:41,434 ありがとう…。気持は分かる。 230 00:21:41,434 --> 00:21:46,205 …磔に されていた人は? 大丈夫だ。 231 00:21:46,205 --> 00:21:49,105 ≫(兵士C)お前たちは 向こうを探せ! 232 00:21:51,210 --> 00:21:53,596 逃げろ。 …でも…。 233 00:21:53,596 --> 00:21:57,700 私の事は 心配しなくて いい。 234 00:21:57,700 --> 00:22:00,937 ありがとう…。 235 00:22:00,937 --> 00:22:04,874 (兵士C)いたぞ! あの娘だ!! 236 00:22:04,874 --> 00:22:07,174 (兵士C)待て~!! 237 00:22:10,379 --> 00:22:13,766 ハァ…ハァ…ハァ… あ…!? 238 00:22:13,766 --> 00:22:20,273 (兵士D)もう一人も 逃がすな! この近くに 隠れてる はずだ。 239 00:22:20,273 --> 00:22:23,042 あっ!! ……は…? 240 00:22:23,042 --> 00:22:25,928 (桓タイ)手を 貸せ。(祥瓊)え…? 241 00:22:25,928 --> 00:22:29,098 (桓タイ)早くしろ! ……早く!! 242 00:22:29,098 --> 00:22:31,098 (祥瓊)あ~っ! 243 00:22:33,035 --> 00:22:36,272 (浅野)待て! 244 00:22:36,272 --> 00:22:39,542 (桓タイ)なんだ… お前か。 なに…? 245 00:22:39,542 --> 00:22:45,364 おれは お前なんかこんな所で知らない…。何を している? 246 00:22:45,364 --> 00:22:48,868 おれは… 景王を開放する…。 なに? 247 00:22:48,868 --> 00:22:53,889 それで どうして この娘を 追いかける? …それは…→ 248 00:22:53,889 --> 00:22:56,709 く~っ… ……おれ…→ 249 00:22:56,709 --> 00:23:00,209 何 やってんだ…。 (兵士D)かまうな! 行け!! 250 00:23:03,599 --> 00:23:06,599 飛び降りろ! あっ… はい! 251 00:23:08,604 --> 00:23:10,539 うっ… あ…! 252 00:23:10,539 --> 00:23:13,542 ≪(桓タイ)えいっ! (兵士たち)ウワ~~ッ! 253 00:23:13,542 --> 00:23:17,430 う… くっ… ……あ! 254 00:23:17,430 --> 00:23:21,200 (桓タイ)おぶされ! (祥瓊)え…? 255 00:23:21,200 --> 00:23:25,438 (桓タイ)もう一人の娘は うまく 逃げたかな? 256 00:23:25,438 --> 00:23:29,442 さっきの男 何を話してたの? (桓タイ)ああ… 257 00:23:29,442 --> 00:23:32,428 (桓タイ)あいつは (祥瓊) 海客だ。 海客? 258 00:23:32,428 --> 00:23:35,431 (桓タイ)「景王を助けたい」 とか なんとか…… 259 00:23:35,431 --> 00:23:38,431 (桓タイ)分からんな…。 260 00:23:42,038 --> 00:23:53,599 ♪♪~ (エンディング・テーマ) 261 00:23:53,599 --> 00:24:38,094 ♪♪~ 262 00:24:38,094 --> 00:25:13,094 ♪♪~ 263 00:25:15,765 --> 00:25:19,769 蘭玉は 手の中に 目をやる。 金色を したものが→ 264 00:25:19,769 --> 00:25:26,169 指の間から のぞいていた。 「景王 御璽」…。 十二国記 第三十四話。 265 00:25:33,115 --> 00:25:52,952 ♪♪~ (オープニング・テーマ)