1 00:00:16,665 --> 00:00:20,669 蘭玉は 手の中に 目をやる。 金色を したものが→ 2 00:00:20,669 --> 00:00:27,069 指の間から のぞいていた。 「景王 御璽」…。 十二国記 第三十四話。 3 00:00:34,015 --> 00:00:53,852 ♪♪~ (オープニング・テーマ) 4 00:00:53,852 --> 00:01:29,354 ♪♪~ 5 00:01:29,354 --> 00:02:04,054 ♪♪~ 6 00:02:10,512 --> 00:02:13,348 (陽子)<鈴は 昇紘の 暗殺を 図るが→ 7 00:02:13,348 --> 00:02:19,648 虎嘯・夕暉兄弟に 止められ その仲間に 加わる事となる> 8 00:02:22,524 --> 00:02:28,680 (鈴)<祥瓊は 和州 州都・明郭で 死刑に されそうな者を 見て→ 9 00:02:28,680 --> 00:02:35,380 思わず 石を投げ込み 兵士たちに 追われて しまうのでした> 10 00:02:37,856 --> 00:02:40,675 (祥瓊)<陽子は 和州候・呀峰が→ 11 00:02:40,675 --> 00:02:45,575 恐るべき 恐怖統治を 行っている事を 知るのだった> 12 00:02:52,954 --> 00:02:57,625 (兵士たち)ヤア~~!! 13 00:02:57,625 --> 00:03:00,011 うっ! (刀の音) 14 00:03:00,011 --> 00:03:04,349 うっ! (兵士A)いやあ~っ!! 15 00:03:04,349 --> 00:03:06,351 (兵士A)うあっ! (兵士たち)ヤア~~ッ! 16 00:03:06,351 --> 00:03:10,551 (刀の音) え~いっ!! 17 00:03:15,944 --> 00:03:18,847 (兵士B)き… 貴様! はな… …あ?! 18 00:03:18,847 --> 00:03:21,349 (驃騎)ガオ~~~ッ! 19 00:03:21,349 --> 00:03:24,849 (兵士B)ヒィッ!! (兵士たち)妖魔だ~っ! 20 00:03:26,855 --> 00:03:31,359 (景麒)嫌な匂いが いたします。 主上からでは ありませんが…。 21 00:03:31,359 --> 00:03:37,015 悪い… 班渠に けが人を 運ばせた。 22 00:03:37,015 --> 00:03:42,115 お前の言うとおり 明郭には血の匂いが 満ちていた…。 23 00:03:44,455 --> 00:03:47,458 (昇紘)部下と共に 固継へ行け。 24 00:03:47,458 --> 00:03:52,847 台輔が 訪ねたという (浅野) 里家を おとなうのだ。 え…? 25 00:03:52,847 --> 00:03:57,685 部下の中に 仙はおる。 言葉は通じる。→ 26 00:03:57,685 --> 00:04:01,385 だが 主上の顔は知らぬからな。 27 00:04:03,341 --> 00:04:07,111 (桓タイ)兵に 石を投げるとは勇敢な娘さんだ。 28 00:04:07,111 --> 00:04:14,018 おれは 「桓タイ」という。 …明郭で 傭兵のような仕事を している。 29 00:04:14,018 --> 00:04:17,121 (祥瓊)私は 祥瓊。 …傭兵って? 30 00:04:17,121 --> 00:04:21,025 追いはぎが出るんで 雇われて 荷物を守っている。 31 00:04:21,025 --> 00:04:26,447 ここは 仲間で 借りている家だが 殺伐とした顔 ばかりでな…。 32 00:04:26,447 --> 00:04:29,947 あんたのような 別嬪が いると 安らぐ。 33 00:04:31,953 --> 00:04:35,790 でも 大丈夫なの? 匿ったりして…。 34 00:04:35,790 --> 00:04:40,011 (桓タイ)おれも ここの流儀に 思うところが あるって事さ。 35 00:04:40,011 --> 00:04:44,782 (祥瓊)「流儀」?ここじゃ 税は 七割だ。 36 00:04:44,782 --> 00:04:49,954 更に 重い夫役にも 駆り出され逆らえば すぐに…… 37 00:04:49,954 --> 00:04:53,174 磔…… 38 00:04:53,174 --> 00:04:57,174 おっと… 茶も 出さないで すまなかったな。 39 00:05:03,351 --> 00:05:10,625 困ったな… みんな 飯は 外で 食ってくるからな…。 はあ…。 40 00:05:10,625 --> 00:05:15,346 宿代がわりに お茶ぐらい沸かせるように するわ。 助かる。 41 00:05:15,346 --> 00:05:18,783 …どこを どう いじるのか 分からないんだ。 42 00:05:18,783 --> 00:05:22,787 (祥瓊)よほどの お生まれなのね。…それで 傭兵? 43 00:05:22,787 --> 00:05:25,287 う… …アハハ… 44 00:05:29,127 --> 00:05:33,514 (桓タイ)…はるばる 芳から どこを目指して 来たんだい? 45 00:05:33,514 --> 00:05:37,685 止水郷。 …止水?! 46 00:05:37,685 --> 00:05:41,122 止水に行けば 土地と 戸籍を くれるって…。→ 47 00:05:41,122 --> 00:05:46,010 戴からの荒民も 助けているって… 違うの? 48 00:05:46,010 --> 00:05:51,115 それは 知らない。 …だが やめた方が いい。 どうして? 49 00:05:51,115 --> 00:05:58,122 和州の税は 七割だが どこの郷 でも 五割も取れれば いい方だ。 50 00:05:58,122 --> 00:06:05,346 だが キッチリ七割 取る所が 一つ ある。 …それが 止水だ。 51 00:06:05,346 --> 00:06:12,546 (桓タイ)止水郷長・昇紘…。 和州候・ 呀峰に仕える もう一匹の獣だ。 52 00:06:14,522 --> 00:06:19,777 (桓タイ)止水が 荒民を集めるのはその分 人が減るからだ。 53 00:06:19,777 --> 00:06:25,016 止水では 七割に 一部でも 欠ければ 家族もろとも 死罪。 54 00:06:25,016 --> 00:06:32,290 そして 廬一つ 丸々 昇紘の狩りにあって 燃やされる事も ある…。 55 00:06:32,290 --> 00:06:40,181 (祥瓊)そんな…。 私… 他の人にも止水の事を 話してしまった。 56 00:06:40,181 --> 00:06:43,785 …王は… …新王は 何を しているの?! 57 00:06:43,785 --> 00:06:49,357 王はダメだ…。 朝廷は 官吏に 牛耳られてる という噂だな。 58 00:06:49,357 --> 00:06:54,345 前の王も なぜ 誰も 王に そうだった…。 言わないの?! 59 00:06:54,345 --> 00:06:57,782 誰かが 景王の目を 覚まさせないと…! 60 00:06:57,782 --> 00:07:01,519 たとえ 国が どんな状態か 知らなくても→ 61 00:07:01,519 --> 00:07:05,519 その報いは 必ず 景王に返る。 62 00:07:08,009 --> 00:07:11,012 知らなかった… じゃ許されない! 63 00:07:11,012 --> 00:07:18,019 あんた 芳の人 (祥瓊)そう だったよな…? だけど…。 64 00:07:18,019 --> 00:07:23,958 同じ年頃の女王だと 聞いたら 他人のような気が しなくて…。 65 00:07:23,958 --> 00:07:29,113 誰かが 教えないと いけないわ。 「玉座とは 何か」を…。 66 00:07:29,113 --> 00:07:34,452 (桓タイ)どうやって? …相手は 金波宮の奥の 奥だ…。 67 00:07:34,452 --> 00:07:36,952 …そうね…。 68 00:07:39,891 --> 00:07:44,946 (桓タイ)…和州に 火がつけば 気づく かな…? え…? 69 00:07:44,946 --> 00:07:49,517 和州に 反旗が揚がり 他の州にも 火がつけば→ 70 00:07:49,517 --> 00:07:54,355 足元の火種に 目を向けるかな…? 71 00:07:54,355 --> 00:08:00,011 分からないけど… 和州は 何とか しなくちゃ いけないわ。 72 00:08:00,011 --> 00:08:04,015 おれも そう思う。 ≪(凱之)ここ でしたか。 73 00:08:04,015 --> 00:08:06,517 (凱之)やあ! (祥瓊)あなた…? 74 00:08:06,517 --> 00:08:09,787 (桓タイ) 仲間だ。 傭兵の? 75 00:08:09,787 --> 00:08:13,057 それとも… 76 00:08:13,057 --> 00:08:19,447 「それとも…」の 仲間連中に引き合わせようか? 77 00:08:19,447 --> 00:08:21,447 …ええ。 78 00:08:24,118 --> 00:08:28,189 (虎嘯)おれたちに 名は無い。 だが 街で 何かあったら→ 79 00:08:28,189 --> 00:08:33,845 この指輪を つけた者を探し こうして どこから来たか 訊く。 80 00:08:33,845 --> 00:08:37,782 「麦州 産県支錦から来た」と答えれば 仲間だ。 81 00:08:37,782 --> 00:08:41,202 (虎嘯)自分は 老松から来た 乙悦だ…と 名乗る。 82 00:08:41,202 --> 00:08:44,856 (鈴)どういう もう 意味なの? 何百年も前→ 83 00:08:44,856 --> 00:08:49,510 慶の 達王の時代… 老松という 飛仙が現れた。 84 00:08:49,510 --> 00:08:53,848 (虎嘯)巷で 道を施してたのを 達王に招かれて 朝廷に仕えたが→ 85 00:08:53,848 --> 00:08:59,954 しばらくして 姿を消した。 …氏名が 「乙悦」という らしい。 86 00:08:59,954 --> 00:09:03,624 …本当に いたか どうかは 知らんが…。 87 00:09:03,624 --> 00:09:06,611 目的は 昇紘だけ? いや…→ 88 00:09:06,611 --> 00:09:12,016 あいつを庇う 大物を 引きずり出したいが…。 景王を? 89 00:09:12,016 --> 00:09:16,621 違う 違う… 州候だ! 90 00:09:16,621 --> 00:09:20,691 賄賂で 和州を買った 獣さ。 91 00:09:20,691 --> 00:09:24,011 その 呀峰を 今の王も 庇っている。 92 00:09:24,011 --> 00:09:29,016 そういう噂も あるな。 …呀峰を のさばらせて 麦州候を罷免した。 93 00:09:29,016 --> 00:09:33,788 えっ? 麦州候は 民に 慕われていて→ 94 00:09:33,788 --> 00:09:38,843 去年 偽王が立って 他の州候が 偽王を奉じた時も→ 95 00:09:38,843 --> 00:09:43,848 最後まで 抵抗 …なのに 罷免 し通した。 されたの? 96 00:09:43,848 --> 00:09:46,350 呀峰や 昇紘を 許していて…。 97 00:09:46,350 --> 00:09:51,355 …登極した ばかりだし しかたねぇって声も あるが…。 98 00:09:51,355 --> 00:09:55,009 景王も 前の王と 大差ないのよ。 …お前…?! 99 00:09:55,009 --> 00:10:00,309 景王まで どうにかしよう と思って いたんじゃ…? 100 00:10:02,283 --> 00:10:05,519 私は 自分が とても 嫌いだから→ 101 00:10:05,519 --> 00:10:09,790 自分の代わりに 昇紘を 憎んで いるのかも しれない。 102 00:10:09,790 --> 00:10:15,179 でも… 昇紘も 景王も このままにしておいたら いけないわ…。 103 00:10:15,179 --> 00:10:18,950 違う? 実を言えば よく 分からん。 104 00:10:18,950 --> 00:10:23,688 昇紘や 呀峰は 国の為に 値打ちがあるのかも しれないし→ 105 00:10:23,688 --> 00:10:27,692 麦州候の罷免にも 理由が あるのかもな…。 106 00:10:27,692 --> 00:10:29,844 でもなぁ~…→ 107 00:10:29,844 --> 00:10:35,016 おれは あいつが いる限り しんどいんだ。 「しんどい」? 108 00:10:35,016 --> 00:10:39,020 夕暉がな…。 あいつは 出来がいい。 109 00:10:39,020 --> 00:10:42,957 このまま いけば 官吏に 取り立てられる くらい…。 110 00:10:42,957 --> 00:10:50,348 …上の学校への推薦が あった時 おれは 少しも うれしくなかった。 111 00:10:50,348 --> 00:10:55,686 (虎嘯)官吏になって どうする? 郷府で 昇紘に使われるのか?→ 112 00:10:55,686 --> 00:11:01,359 呀峰に 加担するのか? (証書を破る音) 113 00:11:01,359 --> 00:11:04,412 (虎嘯)夕暉も 嫌だったんだろう…。 114 00:11:04,412 --> 00:11:08,182 …子供が轢き殺された と聞けば 腹が立つ。 115 00:11:08,182 --> 00:11:11,352 しんどいし むかついて忘れられねぇ。 116 00:11:11,352 --> 00:11:14,622 忘れたいのに 忘れられねぇ 嫌な事が ある。 117 00:11:14,622 --> 00:11:17,625 喜びたいのに 喜べねぇ事がある…。 118 00:11:17,625 --> 00:11:21,512 おれは そういうのが しんどくて 嫌なんだ。 119 00:11:21,512 --> 00:11:25,282 生まれてきた以上 気持よく 生きたいだろ? 120 00:11:25,282 --> 00:11:29,620 生まれてきて良かった と 思いたいじゃ ねぇか。 121 00:11:29,620 --> 00:11:32,857 昇紘が いたら そう 思えないのね。 122 00:11:32,857 --> 00:11:37,511 (虎嘯)ああ… 昇紘を殴って 済む話なら そうする。→ 123 00:11:37,511 --> 00:11:44,285 でも 昇紘を何とかする ってのは 大勢で 引きずり下ろすって事だ。 124 00:11:44,285 --> 00:11:48,689 「死んでも嫌だ」と ヤツが 言うなら 首を はねてやる。 125 00:11:48,689 --> 00:11:55,696 それは とんでもねぇ事だろうが おれは 辛抱できねぇんだ。 126 00:11:55,696 --> 00:11:58,596 よく 分かる…。そうか…。 127 00:12:00,451 --> 00:12:04,288 (陽子)新しい墓なら 分かると思ったが…。 128 00:12:04,288 --> 00:12:07,074 (景麒)昇紘に 轢かれた 子供ですか? 129 00:12:07,074 --> 00:12:12,179 …慶に 磔がある なんて知らなかった。 まさか…。 130 00:12:12,179 --> 00:12:16,450 この 止水では 些細な罪で人が 殺される。 131 00:12:16,450 --> 00:12:21,022 私や 景麒の 知らない事が たくさん 行われている国だ。 132 00:12:21,022 --> 00:12:24,358 気になる事が ある。 …拓峰へ 戻る。 133 00:12:24,358 --> 00:12:26,844 お供いたします。 いや…。 134 00:12:26,844 --> 00:12:31,782 景麒の顔を 知っている者もあるかも しれない。 主上…。 135 00:12:31,782 --> 00:12:37,188 分かってる。 早く 堯天へ戻らないと いけない。 136 00:12:37,188 --> 00:12:42,343 知らない事を 知ってから なんて 言ってたら いつ戻れるか…。 137 00:12:42,343 --> 00:12:46,781 そのぐらい ものを知らない事が 分かった。 さよう ですか。 138 00:12:46,781 --> 00:12:50,851 私には 街に 降りてみる事が 必要だった。 139 00:12:50,851 --> 00:12:54,672 今は …何かに 区切りをつけたい だけなんだ。 140 00:12:54,672 --> 00:12:59,172 王として… じゃない。 私の気持に…。 141 00:13:05,015 --> 00:13:09,703 (小司馬)お前が 先に行け。 「主上を訪ねて来た」と言うんだ。 142 00:13:09,703 --> 00:13:11,903 (浅野)…はい…。 143 00:13:15,843 --> 00:13:19,680 (鈴)いらっしゃい! …あ… あなた…。 144 00:13:19,680 --> 00:13:24,518 (陽子)あ…! 確か… 鈴…。 145 00:13:24,518 --> 00:13:28,022 あの時は… 清秀を ありがとう…。 146 00:13:28,022 --> 00:13:31,322  回想  (泣き声)アァ~ ……清秀~っ!! 147 00:13:33,277 --> 00:13:36,514 いや…… 148 00:13:36,514 --> 00:13:39,016 もともと 慶の子だったの。 149 00:13:39,016 --> 00:13:44,789 新しい王が立ったから戻って来たのに…。 あ… 150 00:13:44,789 --> 00:13:52,346 私… 大木鈴というの。 …あなたは? …陽子…。 151 00:13:52,346 --> 00:13:58,352 今は 鈴だけ? 背の高い 男の人と 夕暉という少年が いたけど…。 152 00:13:58,352 --> 00:14:03,958 虎嘯のこと? …あれ? さっきまで いたんだけど…。 153 00:14:03,958 --> 00:14:09,296 二人に…? いや… いいんだ…。 154 00:14:09,296 --> 00:14:13,200 私ね… 才から来たの。 え…? 155 00:14:13,200 --> 00:14:16,220 才の王様は いい人だった…。 156 00:14:16,220 --> 00:14:19,523 いい王様に 恵まれない国はかわいそう…。 157 00:14:19,523 --> 00:14:22,343 あんな 郷長や 州候を 見逃して…。 158 00:14:22,343 --> 00:14:25,513 景王は 何をして いるのかしら…? 159 00:14:25,513 --> 00:14:28,616 傀儡なんだ。 え…? 160 00:14:28,616 --> 00:14:35,456 無能で 何も出来ないから 官吏の言いなりに なるしかない…。 161 00:14:35,456 --> 00:14:39,510 そうなの? いや… 噂だ…。 162 00:14:39,510 --> 00:14:44,365 景王が 昇紘を保護してる っていう 噂だってあるわ。 163 00:14:44,365 --> 00:14:50,855 和州候を ほっといて 麦州候を 罷免なされたのも…。 164 00:14:50,855 --> 00:14:55,176 麦州候は とても いい方だったんですって。 え…? 165 00:14:55,176 --> 00:15:00,181 民に とても 慕われて いたって…。 あぁ…。 166 00:15:00,181 --> 00:15:04,451 それなのに 景王が辞めさせてしまって…。 (椅子の音) 167 00:15:04,451 --> 00:15:08,022 食事は やめておく。 どうかした? 168 00:15:08,022 --> 00:15:12,293 ちょっと 用を 思い出したから…。 169 00:15:12,293 --> 00:15:15,179 …あれ? …いたの? 170 00:15:15,179 --> 00:15:18,682 (夕暉)探って いるのかな? え…? 171 00:15:18,682 --> 00:15:23,187 僕たちは 武器を 集めている。 …冬器を…。 172 00:15:23,187 --> 00:15:26,957 (夕暉)気づかれたの かも…。 (虎嘯)鈴…。 173 00:15:26,957 --> 00:15:30,778 明日 労の所から 荷物を 受け取ってきて くれ。 174 00:15:30,778 --> 00:15:33,978 (虎嘯)ここも 早いうちに 引き払おう。 175 00:15:35,950 --> 00:15:38,953 悪い人には 見えなかった けど…。 176 00:15:38,953 --> 00:15:41,953 あの人は ただ者じゃ ない。 177 00:15:45,009 --> 00:15:49,513 (桂桂)陽子 いつ 帰って (蘭玉)くるのかな。 もうじきよ…。 178 00:15:49,513 --> 00:15:54,852 …陽子 お嫁に さあ… 行くのかなぁ? どうかなぁ。 179 00:15:54,852 --> 00:15:59,023 でも まだ ここに いるわよ。 うん! 180 00:15:59,023 --> 00:16:02,176 (蘭玉・桂桂)あ…? 181 00:16:02,176 --> 00:16:08,015 (小司馬)…貴様が こんな所に 隠れて おるとはな… 遠甫…。 182 00:16:08,015 --> 00:16:12,853 (遠甫)見た顔だな… 確か 松塾 焼き討ちの日…。 183 00:16:12,853 --> 00:16:15,522 (小司馬)ふ…。 184 00:16:15,522 --> 00:16:18,025 (小司馬)捕らえろ! 185 00:16:18,025 --> 00:16:22,613 (浅野)何するんだ? この爺さん おれの言葉が 分かる。 186 00:16:22,613 --> 00:16:26,967 これから 景王の事を この者は 聞こうと…… 重罪人だ。 187 00:16:26,967 --> 00:16:31,956 拓峰へ 連行する。え…? 188 00:16:31,956 --> 00:16:36,460 郷長様が ずっと 探索されて いたのだ。 189 00:16:36,460 --> 00:16:39,280 (浅野)うわ~あっ! 190 00:16:39,280 --> 00:16:42,016 あ~っ!! …ううっ…… 191 00:16:42,016 --> 00:16:44,451 (小司馬)どうした? …殺せ。→ 192 00:16:44,451 --> 00:16:51,458 ヤツらは 景王に 仇なす 者たちだ。 …始末しろ…。 193 00:16:51,458 --> 00:16:55,179 (浅野)おれたちを 憎んでいる…。 194 00:16:55,179 --> 00:17:00,084 (遠甫)早く (桂桂)遠甫に 逃げろ!! 何するんだ?! 195 00:17:00,084 --> 00:17:03,020 やめろよ! (浅野) うわあ~~!! 196 00:17:03,020 --> 00:17:06,457 (銃声) あっ!! 197 00:17:06,457 --> 00:17:10,010 桂桂!! 198 00:17:10,010 --> 00:17:14,114 あ… (小司馬) ああ… 捕まえておけ! 199 00:17:14,114 --> 00:17:17,851 蘭玉… 逃げなさい! 200 00:17:17,851 --> 00:17:20,371 (浅野)動くな! 201 00:17:20,371 --> 00:17:25,392 …死んだのか?…ああ…。 202 00:17:25,392 --> 00:17:32,349 …そうか…。 なぜ こんな むごい事をする…? 203 00:17:32,349 --> 00:17:36,353 この世界が おれを 殺そうと しているから…。 204 00:17:36,353 --> 00:17:40,841 おれは 景王を助けて 自分の世界に 帰る…。 205 00:17:40,841 --> 00:17:46,363 陽子の 陽子?! おい… 友なのか…? …陽子って?! 206 00:17:46,363 --> 00:17:49,283 (部下A)何を 話している?!もう しゃべるな! 207 00:17:49,283 --> 00:17:52,953 (蘭玉)ハァ ハァ ハァ… …嘘よ… 208 00:17:52,953 --> 00:17:55,956 ひどい…! 桂桂…… 209 00:17:55,956 --> 00:17:58,256 遠甫… ……あっ! 210 00:18:01,779 --> 00:18:05,449  陽子の部屋  211 00:18:05,449 --> 00:18:07,449 う…? 212 00:18:11,288 --> 00:18:14,191 あ…? 213 00:18:14,191 --> 00:18:17,294 なんで… こんな物が…? 214 00:18:17,294 --> 00:18:19,994 …陽子…! …ああっ!! 215 00:18:30,290 --> 00:18:33,961 陽子… 助けて…! 216 00:18:33,961 --> 00:18:38,961 私たちを…! 慶国の民を…! 217 00:18:50,344 --> 00:18:54,281 (景麒)主上… 拓峰で 何があったのですか? 218 00:18:54,281 --> 00:18:59,019 (陽子)…麦州候・浩瀚は どういう人間だ? 219 00:18:59,019 --> 00:19:03,524 主上の方が ご存じ でしょう…? 分からないから聞いている。 220 00:19:03,524 --> 00:19:08,278 人となりも ご存じでなく 罷免なさったのか? 221 00:19:08,278 --> 00:19:14,685 浩瀚は 民に慕われてそう 聞いていたと 聞いた。 おります。 222 00:19:14,685 --> 00:19:17,688 知って いたなら なぜ 言わない?! 223 00:19:17,688 --> 00:19:22,676 私が 浩瀚を庇えば 「麒麟は 仁獣だから」と 言われた。 224 00:19:22,676 --> 00:19:27,614 私の言よりも 官の言を 信じられたの では…? 225 00:19:27,614 --> 00:19:34,188 …浩瀚は 簒奪を企む人物では ないと思う と申し上げた。 226 00:19:34,188 --> 00:19:37,841 なぜ それを 今になって お聞きに なるのか? 227 00:19:37,841 --> 00:19:42,846 浩瀚を よく出来た 人物と どう思う? 見えましたが…。 228 00:19:42,846 --> 00:19:48,346 だったら! そう言えば 主上は 考え直して下さいました? 229 00:19:50,287 --> 00:19:53,357 もう いい… 230 00:19:53,357 --> 00:19:59,179 それほど 私に 自分に 腹が お怒りか? 立ってるだけだ。 231 00:19:59,179 --> 00:20:03,684 浩瀚への疑惑を 最初に 奏上したのは 呀峰だった。 232 00:20:03,684 --> 00:20:08,188 弑逆についても 浩瀚が関わる 証拠も なかった…。 233 00:20:08,188 --> 00:20:13,510 怒って 悪かった。 …八つ当たりだ…。 234 00:20:13,510 --> 00:20:16,847 私の言葉が 足りませんでした。 いや…。 235 00:20:16,847 --> 00:20:21,547 私が ちゃんと聞けば よかった… すまない。 236 00:20:25,522 --> 00:20:31,278 遠甫は どういう 麦候から 道を 人だ? 知る人と 伺いました。 237 00:20:31,278 --> 00:20:38,352 狙われて いるので 瑛州で 匿って くれないか と。 そうか。 238 00:20:38,352 --> 00:20:42,523 ん…? ……どうした? 239 00:20:42,523 --> 00:20:48,178 血の… においが…… はっ!? 240 00:20:48,178 --> 00:20:51,378 蘭玉!! …桂桂!! 241 00:20:54,518 --> 00:20:57,018 あっ!! …桂桂っ!! 242 00:20:58,956 --> 00:21:02,526 まだ 息がある… この子を 金波宮に!! 243 00:21:02,526 --> 00:21:09,866 芥瑚! 驃騎と共に その子を 金波宮に…。 244 00:21:09,866 --> 00:21:15,355 桂桂は 恐れていた…。変な男が いる… と。 245 00:21:15,355 --> 00:21:20,177 私を 狙っている者と 思っていた。 …なのに…… 246 00:21:20,177 --> 00:21:23,780 景麒… お前も金波宮に…。 ですが…。 247 00:21:23,780 --> 00:21:28,018 無理を しなくて いい。桂桂を 頼むっ! 248 00:21:28,018 --> 00:21:32,522 遠甫は? (班渠)おりません。「むくろ」も…。 249 00:21:32,522 --> 00:21:38,022 連れ去られたか。 あと… もう一人は… 250 00:21:51,508 --> 00:21:54,508 あ……!! 251 00:22:00,617 --> 00:22:03,687 蘭玉!! 252 00:22:03,687 --> 00:22:06,387 蘭玉っ! 253 00:22:08,675 --> 00:22:13,180 は…!? …これは… 254 00:22:13,180 --> 00:22:19,853 隠して くれたんだ……賊から…。 255 00:22:19,853 --> 00:22:23,353 知っていたのか…?! 256 00:22:25,292 --> 00:22:29,012 (忍び泣き) 257 00:22:29,012 --> 00:22:32,312 すまなかった…。 258 00:22:34,551 --> 00:22:38,839  回想  (蘭玉)何 言ってるの。 すまない事なんて ないじゃない。→ 259 00:22:38,839 --> 00:22:42,339 なんで そんな事 言うの…? 260 00:22:46,346 --> 00:22:49,282 ああ… そうだ…… 261 00:22:49,282 --> 00:22:56,356 至らない王で… …本当に… すまない…… 262 00:22:56,356 --> 00:23:00,010 もう… 誰も 死なせない… 263 00:23:00,010 --> 00:23:06,110 遠甫… 桂桂… …必ず 助ける…! 264 00:23:10,520 --> 00:23:14,624  駆け込んで来る 馬車  265 00:23:14,624 --> 00:23:19,179 (鈴)あ… 何? こんな時間に…。 266 00:23:19,179 --> 00:23:21,865 (夕暉)昇紘さ。え…?! 267 00:23:21,865 --> 00:23:24,918 昇紘は 日没後でも門を開けられる。 268 00:23:24,918 --> 00:23:29,022 (虎嘯)…どこかの廬で 狩りをして きたのさ。 269 00:23:29,022 --> 00:23:33,022 また …子供を 殺して きたのね…。 270 00:23:43,019 --> 00:23:54,514 ♪♪~ (エンディング・テーマ) 271 00:23:54,514 --> 00:24:39,009 ♪♪~ 272 00:24:39,009 --> 00:25:14,009 ♪♪~ 273 00:25:17,013 --> 00:25:20,283 これほど…。 堯天の王に 伝えて やりたい。 274 00:25:20,283 --> 00:25:26,983 …あなたは 人々の希望の すべてなのだ と。 十二国記 第三十五話。 275 00:25:33,947 --> 00:25:53,850 ♪♪~ (オープニング・テーマ)