1 00:00:16,000 --> 00:00:20,504 陽子が ニコリと笑むので 祥瓊も 笑い返して 鈴の横に並んだ。 2 00:00:20,504 --> 00:00:26,004 三人 肩を並べて 歩墻の下を見る。十二国記 第三十七話。 3 00:00:33,017 --> 00:00:52,903 ♪♪~ (オープニング・テーマ) 4 00:00:52,903 --> 00:01:28,339 ♪♪~ 5 00:01:28,339 --> 00:02:03,039 ♪♪~ 6 00:02:19,506 --> 00:02:21,506 (兵)ん? 7 00:02:25,012 --> 00:02:27,414 う… ……あっ! 8 00:02:27,414 --> 00:02:29,733 (重朔)ウウウ~~ (兵)ひっ! 9 00:02:29,733 --> 00:02:35,055 (重朔)グワ~~ッ!! (兵)わ… うわあ~~っ! 10 00:02:35,055 --> 00:02:37,241 (兵たちの ざわめき) 11 00:02:37,241 --> 00:02:40,641 (別の兵)森の中で 何が 起きてるんだ…? 12 00:02:46,683 --> 00:02:50,383 (虎嘯の兵1)攻めて (虎嘯の兵2) 来ないな…。 どうしたんだ? 13 00:02:52,573 --> 00:02:55,909 (指揮官)たかが 百程度の 手勢に なぜ…? 14 00:02:55,909 --> 00:02:58,909 (伝令) 失礼します。 ん? 何だ…? 15 00:03:00,898 --> 00:03:04,401 なに?! 郷城に 武装した民が? 16 00:03:04,401 --> 00:03:09,239 ふん! こちらが 囮とは やってくれる…。 17 00:03:09,239 --> 00:03:13,577 ここは もういい! 郷城に戻るぞ! 18 00:03:13,577 --> 00:03:18,015 (虎嘯)あっちは大丈夫か? (陽子)兵は 半分に 減っているはずだ。 19 00:03:18,015 --> 00:03:21,115 (敵兵) (虎嘯) うわあ~っ! うお~~っ!! 20 00:03:23,170 --> 00:03:25,170 やっ!! 21 00:03:27,741 --> 00:03:32,863 すごいな…。 お前も ただ者じゃない。 22 00:03:32,863 --> 00:03:37,163 小娘の くせに 手慣れているな。 …まあね。 23 00:03:39,236 --> 00:03:42,739 ≪…玉座というものは 血で 購うものだ≫ 24 00:03:42,739 --> 00:03:46,910 ≪玉座を維持する為には 血を 流さざるをえない≫ 25 00:03:46,910 --> 00:03:52,900 ≪内乱の鎮圧 罪人の処刑 偽王の 始末… 延王は そう言った≫ 26 00:03:52,900 --> 00:03:56,420 ≪せめて 卑怯者には なりたくないから…≫ 27 00:03:56,420 --> 00:04:02,910 ハァ ハァ ハァ ハァ… ≫(班渠)主上。 28 00:04:02,910 --> 00:04:06,413 二手に分かれよう。 昇紘を逃しては ならない! 29 00:04:06,413 --> 00:04:10,413 (虎嘯)おう! しかし… お前 一人で…… 30 00:04:13,003 --> 00:04:15,239 ご苦労だった。 31 00:04:15,239 --> 00:04:19,743 (班渠)ご友人は 降伏した護衛 たちと お連れしました。 32 00:04:19,743 --> 00:04:24,515 (班渠)金波宮に お連れした方が? 待て…。 33 00:04:24,515 --> 00:04:29,353 そもそもは 私の責任だ。…だからと言って→ 34 00:04:29,353 --> 00:04:33,674 何度も 蝕は起こせない。 …あちらの被害も 分からない。 35 00:04:33,674 --> 00:04:40,964 それに 彼が 桂桂を撃ったなら私は… 今 すべき事をする! 36 00:04:40,964 --> 00:04:45,736 昇紘の居所は (驃騎)護衛と 移動分かるか? して おります。 37 00:04:45,736 --> 00:04:48,236 止めろ! 38 00:04:52,242 --> 00:04:57,014 (護衛1)ああっ!! (昇紘たち)おお!? 39 00:04:57,014 --> 00:05:00,350 (護衛2)うえ~っ!! (昇紘)はっ?! 40 00:05:00,350 --> 00:05:03,570 (護衛3)あ~っ! (護衛4)うわ~っ! 41 00:05:03,570 --> 00:05:11,670 (驃騎と 班渠の うなり声) 42 00:05:13,747 --> 00:05:16,247 ≪昇紘!! 43 00:05:18,735 --> 00:05:24,741 遠甫は どこだ!? …命があれば 殺さずに おいてやる! 44 00:05:24,741 --> 00:05:28,412 「殺す」だと…? 殺せると いうのか?! 45 00:05:28,412 --> 00:05:31,748 天すらも 罰せずにいるこの 昇紘を!! 46 00:05:31,748 --> 00:05:38,238 (鋭い剣の音) 47 00:05:38,238 --> 00:05:42,509 私は 廬を焼いた! 無実の者を 殺した! 48 00:05:42,509 --> 00:05:46,013 女を殺した! 子供を殺した! 49 00:05:46,013 --> 00:05:49,516 天が 禁じている事は 何でも やってきた!! 50 00:05:49,516 --> 00:05:53,904 だが 天は この身を 罰せずにいる! 王もだ!! 51 00:05:53,904 --> 00:05:57,007 そんな私を 誰が 殺せると いうのだ?! 52 00:05:57,007 --> 00:06:03,080 そんな事に なぜ 浅野君を… 巻きこんだっ?! 53 00:06:03,080 --> 00:06:08,518 ウオッ! (荒い息) 54 00:06:08,518 --> 00:06:13,518 「浅野」だと…?! …お前 海客か?! 55 00:06:15,509 --> 00:06:18,009 え…!? 56 00:06:21,581 --> 00:06:24,181 主上?! 57 00:06:26,236 --> 00:06:30,007 そうか… 見覚えが あるか? 58 00:06:30,007 --> 00:06:35,746 …何故 主上が 無法者の中に…? 59 00:06:35,746 --> 00:06:38,515 お前の した事が 許せないからだ。 60 00:06:38,515 --> 00:06:42,615 それを 知らずにいた私自身もな。 61 00:06:44,671 --> 00:06:47,007 ふ… ふ ふ ふ ふ… 62 00:06:47,007 --> 00:06:51,578 はははは はっはっはっは… 63 00:06:51,578 --> 00:06:58,352 何という事だ。 …天は ちゃんと 私の ありようを 見ていたのか。 64 00:06:58,352 --> 00:07:01,238 そして 我が元に 主上を…。 65 00:07:01,238 --> 00:07:04,074 私は 天の意志で 来た訳では ない! 66 00:07:04,074 --> 00:07:09,513 だからこその 天意だ! やはり 天の理は存在した…。 67 00:07:09,513 --> 00:07:15,013 あなたは 立派な王だ! 私を罰する為に 来た…。 68 00:07:17,571 --> 00:07:21,071 さあ… 首を刎ねるが よい。 69 00:07:25,846 --> 00:07:28,849 (鈴)陽子! 70 00:07:28,849 --> 00:07:31,549 (虎嘯)昇紘…。 71 00:07:34,337 --> 00:07:38,008 遠甫は どこだ? 明郭だ。 72 00:07:38,008 --> 00:07:43,747 あいつは 松塾の生き残りだから 呀峰は ずっと追っていた。 73 00:07:43,747 --> 00:07:48,235 (昇紘)だから 生きて 献上したまで。 いるんだな。 74 00:07:48,235 --> 00:07:53,435 さあ 首を刎ねよ! 私に 天意を下せ! 75 00:08:02,082 --> 00:08:08,739 (虎嘯たちの 恨み) 76 00:08:08,739 --> 00:08:13,093 恨みは分かるが 堪えてくれ…。 (一同)え!? 77 00:08:13,093 --> 00:08:15,345 (部下E)なぜだ?! 78 00:08:15,345 --> 00:08:20,133 (部下A) 親父は 税が足りなくて (部下B) 殺された! 殺してしまえ! 79 00:08:20,133 --> 00:08:22,836 この男は 呀峰に 繋がっている! 80 00:08:22,836 --> 00:08:25,572 腐敗した和州の官を 一掃するには→ 81 00:08:25,572 --> 00:08:28,241 こいつの口から 全てを 明かさねば ならんのだ。 82 00:08:28,241 --> 00:08:31,141 (部下E) しかし そいつは!! 83 00:08:34,247 --> 00:08:37,684 (虎嘯)別宅を囲んでいた 連中が戻ってくる!! 84 00:08:37,684 --> 00:08:41,354 明郭から 州師も来るぞ!! 気を抜くんじゃねぇ!! 85 00:08:41,354 --> 00:08:44,354 (虎嘯)行くぞ!! 86 00:08:48,745 --> 00:08:51,014 (夕暉)鈴…?分かってる。 87 00:08:51,014 --> 00:08:56,014 この恨みは 私のもので 清秀の ものじゃない。 88 00:09:00,507 --> 00:09:04,010 あんたは 拓峰で 子供を殺した! う…?! 89 00:09:04,010 --> 00:09:09,510 私は それを 絶対に 忘れないわ! あ…… 90 00:09:14,754 --> 00:09:17,424 (扉を たたく音) (男1)なあ…→ 91 00:09:17,424 --> 00:09:20,260 拓峰を開放する 好機だと思わないか? 92 00:09:20,260 --> 00:09:24,764 ≪(女)新しい郷長が来るだけよ。 …昇紘みたいな…。 93 00:09:24,764 --> 00:09:29,753 (男1)…拓峰の連中は 腰抜けじゃないって 示してやるんだよ。 94 00:09:29,753 --> 00:09:34,153 郷城を襲った連中を 助けてやろうじゃ ないか! 95 00:09:36,593 --> 00:09:41,748 (男2)あんたは 市の顔役だから 動けば みんな 立ち上がるはず。 96 00:09:41,748 --> 00:09:45,752 (革午)昇紘を討っても 今度は 州師が やってくる だけだ。 97 00:09:45,752 --> 00:09:50,657 街の者 全員が蜂起すれば 州師も 皆殺しには出来ない。 98 00:09:50,657 --> 00:09:53,757 (革午)私には 子供が いるんだ! 99 00:09:57,864 --> 00:10:04,020 (男2) 駄目だ 拓峰の連中は (男1) 腰抜けばかりだ。 このままじゃ… 100 00:10:04,020 --> 00:10:08,024 (男3)おい! (男1)え…? 101 00:10:08,024 --> 00:10:12,024 (男3)虎嘯たち 袋のネズミだな…。 102 00:10:16,750 --> 00:10:21,588 (指揮官)もはや 昇紘は討たれた だろう… 焦る事はない。 103 00:10:21,588 --> 00:10:25,258 明郭からの援軍を 待って 四門から突入する! 104 00:10:25,258 --> 00:10:31,598 (虎嘯)およそ 千… か… 本当に 半分も 戻って来なかったな。 105 00:10:31,598 --> 00:10:34,598 (夕暉)夜明けまでが勝負だね…。 106 00:10:37,687 --> 00:10:40,924 (鈴)おとなしく している? 107 00:10:40,924 --> 00:10:45,028 (見張り)郷城の連中を 支配して いたのは 昇紘への恐怖さ。 108 00:10:45,028 --> 00:10:51,028 …罰する昇紘は いないから 自分 から 捕虜になるヤツ ばかりだ。 109 00:10:53,203 --> 00:10:56,103 (浅野)陽子か? 110 00:10:59,092 --> 00:11:03,697 あ…? 浅野…? …鈴! …なんで…? 111 00:11:03,697 --> 00:11:06,917 陽子が 連れて きたんだ。 「ようこ」? 112 00:11:06,917 --> 00:11:12,689 赤い髪の海客が いるだろう? 「陽子」…? 113 00:11:12,689 --> 00:11:17,427 なんで 昇紘なんかの ところに…あいつは 清秀を…。 114 00:11:17,427 --> 00:11:20,430 どうして いいか 分からなかったんだ。 115 00:11:20,430 --> 00:11:24,417 いまも そうさ。 甘えないでよ。 116 00:11:24,417 --> 00:11:30,257 陽子にも そう 言われた。 …これから どうするんだ? 117 00:11:30,257 --> 00:11:33,093 郷城を出て 瑛州に逃げ込む つもり だったけど→ 118 00:11:33,093 --> 00:11:36,363 今のままじゃ駄目ね。 何でだ? 119 00:11:36,363 --> 00:11:40,583 瑛州との境には 千五百の兵が 配置されているの。 120 00:11:40,583 --> 00:11:44,688 拓峰で 街の人が蜂起して その兵も 戻ってくれば→ 121 00:11:44,688 --> 00:11:47,590 そのすきに 逃げられ たんだけど…。 122 00:11:47,590 --> 00:11:52,529 このままじゃ 仲間は 州境で みんな…。 来ないのか? 123 00:11:52,529 --> 00:11:57,534 仲間は ここに いるだけよ。 千人 集めるのが やっとで…。 124 00:11:57,534 --> 00:12:03,456 いえ…… 同じ志の人たちは いるけど… 明郭に…。 125 00:12:03,456 --> 00:12:07,761 明郭… 北郭の 「麓林園」? え? 126 00:12:07,761 --> 00:12:14,417 追いはぎから 助けてくれたヤツら人を集めてるって 言ってた…。 127 00:12:14,417 --> 00:12:20,757 …あの人たち …仲間になって 強かった。 くれるかも…。 128 00:12:20,757 --> 00:12:27,263 でも 三錐でも 一日はかかるし 拓峰の周りは 州師に囲まれてる。 129 00:12:27,263 --> 00:12:33,353 昇紘が くれた。 …和州の中なら どの門も通れる って言ってた。 130 00:12:33,353 --> 00:12:36,189 あの騎獣 貸してくれ。 …呼んでくる! 131 00:12:36,189 --> 00:12:39,592 あなたには 関係ないのに…。 132 00:12:39,592 --> 00:12:44,597 このままじゃ 陽子も 鈴も みんな 死んじまうんだろう? 133 00:12:44,597 --> 00:12:47,867 だったら オレが やる! 134 00:12:47,867 --> 00:12:54,567 浅野……。 あと …陽子に 伝えてくれるか…? 135 00:12:56,760 --> 00:13:00,263 (州師将軍)待て! 貴様 反乱民だな? 136 00:13:00,263 --> 00:13:04,534 …自分は 昇紘様の命で明郭へ…。 137 00:13:04,534 --> 00:13:09,255 (州師将軍)なに…? 昇紘様の? …ふむ…… 138 00:13:09,255 --> 00:13:11,925 (鈴)危険だけど 昇紘の 印璽を 拝借して→ 139 00:13:11,925 --> 00:13:14,527 手紙を作ったから通れると思う。 140 00:13:14,527 --> 00:13:18,431 州師の将軍なら 言葉も通じるし…。 141 00:13:18,431 --> 00:13:22,585 勝手な事して (陽子) ごめん…。 いや…。 142 00:13:22,585 --> 00:13:27,023 あなたは 友達だから 逃がしてあげられ ないかな…って。 143 00:13:27,023 --> 00:13:32,028 でも 明郭の連中は とても 間に合わない だろうな…。 144 00:13:32,028 --> 00:13:35,532 夜明けには ここを出ないと 州師が やって来る。 145 00:13:35,532 --> 00:13:41,521 本当は 浅野が 助けを呼んで 来るなんて 当てに してないの。 146 00:13:41,521 --> 00:13:45,925 どこかに逃げて くれればそれで いい。 え…? 147 00:13:45,925 --> 00:13:50,430 私と 同じだから… あちらから 流されて来て…。 148 00:13:50,430 --> 00:13:53,083 だから あの人だけでも…。 149 00:13:53,083 --> 00:13:56,686 陽子… あなたは海客なの? ああ…。 150 00:13:56,686 --> 00:13:59,386 浅野と 一緒に来た? うん…。 151 00:14:01,424 --> 00:14:08,031 そうだ…。 浅野が銃で 子供を…… え!? 152 00:14:08,031 --> 00:14:14,131 どうしても 言えなかったって…。 …そうか。 153 00:14:19,092 --> 00:14:23,696 (浅野)おとなしく してくれよ いい子だから…。 154 00:14:23,696 --> 00:14:27,096 うわ~~~っ!! …うっ!! 155 00:14:29,702 --> 00:14:34,090 (浅野)う…… あ~~… 156 00:14:34,090 --> 00:14:39,429 ハァ…… (騎獣が近づく音) 157 00:14:39,429 --> 00:14:42,081 (騎兵A)我らは 郷城 夏官に 仕える者。 158 00:14:42,081 --> 00:14:45,685 州城で 拓峰の乱を聞き 急ぎ 馳せ戻った。 159 00:14:45,685 --> 00:14:49,355 (騎兵B)貴様 何者だ?! お… オレは→ 160 00:14:49,355 --> 00:14:53,693 …昇紘様に 仕える者です。 この 書状を…。 161 00:14:53,693 --> 00:14:56,196 (小司馬)お前か… 海客。 162 00:14:56,196 --> 00:15:00,083 (小司馬)「昇紘様の書状」だと?なぜ お前が持つ? 163 00:15:00,083 --> 00:15:05,421 …昇紘様の命で 明郭へ…。 見せてみろ。 164 00:15:05,421 --> 00:15:08,621 いえ… これは 呀峰様に… ……あ! 165 00:15:10,593 --> 00:15:13,596 フッ… やはり 偽物か。 166 00:15:13,596 --> 00:15:17,250 …反乱民に怯えて 逃げて来たのだろう。 167 00:15:17,250 --> 00:15:20,019 バカな事を するものだ. 168 00:15:20,019 --> 00:15:22,922 どうせ 戦場では役に立たぬ。 169 00:15:22,922 --> 00:15:27,093 このまま 見逃してもよいがな…。 はぁ…。 170 00:15:27,093 --> 00:15:30,697 命乞いでも してみるか? え…? 171 00:15:30,697 --> 00:15:34,701 頭を下げて この 小司馬を拝め。 172 00:15:34,701 --> 00:15:39,901 そうすれば 逃げた事は 昇紘様に伝えずに おいてやる。 173 00:15:42,258 --> 00:15:48,958 どうした? 頭を下げぬか。 うぅ……。 174 00:15:50,867 --> 00:15:57,367 フフフフ… さあ… 両手をついて 命乞いしろ! 175 00:15:59,425 --> 00:16:03,363  回想  (鈴)清秀は 殺されたのよ! 176 00:16:03,363 --> 00:16:07,367  回想  (陽子)やめてくれ…! 177 00:16:07,367 --> 00:16:10,420 (小司馬)どうした? 178 00:16:10,420 --> 00:16:15,120 (浅野)お… オレは… …くっ! 179 00:16:17,193 --> 00:16:21,264 そんな事をしてどうなる? オレには…→ 180 00:16:21,264 --> 00:16:26,536 (叫び)やる事が ある!! (銃声) 181 00:16:26,536 --> 00:16:30,036 (荒い息) 182 00:16:33,526 --> 00:16:37,026 あ… ……うっ… 183 00:16:39,365 --> 00:16:42,035 (崩れ落ちる音) 184 00:16:42,035 --> 00:16:44,335 うっ… 185 00:16:46,356 --> 00:16:48,656 (小司馬)ん?! 186 00:16:56,583 --> 00:17:01,588 (虎嘯)夜明けだ 逃げよう。 ここはそういう土地だ という事だ。→ 187 00:17:01,588 --> 00:17:04,440 昇紘は 引きずり降ろした。 188 00:17:04,440 --> 00:17:09,762 …昇紘は この責任を取らなきゃ ならん…。 それで良しと しよう。 189 00:17:09,762 --> 00:17:13,916 (夕暉)最低限の物資を持って 北上する。 (陽子)建州へ? 190 00:17:13,916 --> 00:17:19,589 (鈴)建州にも 州師が いるわ。 呀峰から 通達が届いていたら…。 191 00:17:19,589 --> 00:17:23,593 他に 方法はない。 僕たちは 負けたんだ。 192 00:17:23,593 --> 00:17:26,863 あとは 一人でも多く 逃げ延びるより ない。 193 00:17:26,863 --> 00:17:30,600 (虎嘯)拓峰の連中は フヌケだった ようだが→ 194 00:17:30,600 --> 00:17:34,087 ここに フヌケじゃない人間が これだけ いる。 195 00:17:34,087 --> 00:17:38,691 …おれたちは 止水の フヌケで ない人間だって事だ。 196 00:17:38,691 --> 00:17:41,194 (部下たち)ハハハハハ…… 197 00:17:41,194 --> 00:17:44,631 さて… もう一暴れして逃げ出すぞ!! 198 00:17:44,631 --> 00:17:48,935 (部下たち)オーーッ!! 199 00:17:48,935 --> 00:17:51,235 は…?! 200 00:17:58,027 --> 00:18:02,527 天馬よ! (夕暉)明郭の 空行騎兵だ! こんなに早く!? 201 00:18:06,753 --> 00:18:09,453 みんな 隠れろ!! 202 00:18:11,374 --> 00:18:16,029  逃げる部下たち  203 00:18:16,029 --> 00:18:20,529 さすが州師… 格が違う! 床子弩で 撃ち落とせ!! 204 00:18:27,190 --> 00:18:31,094 くそっ! 速い。 床子弩で 狙うのは 無理だよ。 205 00:18:31,094 --> 00:18:36,032 弩を使え! 投げ槍も 探すんだ! 206 00:18:36,032 --> 00:18:40,920 乗り込ませるな! 待って! 敵じゃないわ。 207 00:18:40,920 --> 00:18:45,258 労の所で 前に 会った人よ。 明郭で会った…。 208 00:18:45,258 --> 00:18:48,428 あっ! あれは?! あ…? 209 00:18:48,428 --> 00:18:52,031 (桓タイの部下) (空行師) てぇ~っ!! うわあっ! 210 00:18:52,031 --> 00:18:55,435 (弓を放つ音) (空行師)ぐあっ!! 211 00:18:55,435 --> 00:18:58,187 (虎嘯の部下) 何者だ?! (夕暉)すごい…。 212 00:18:58,187 --> 00:19:02,091 ん…!? 何か来るぞ! 213 00:19:02,091 --> 00:19:08,097 (桓タイの兵たち)うわーーーー!! 214 00:19:08,097 --> 00:19:17,256 (桓タイの兵たち)うわーーーー!! 215 00:19:17,256 --> 00:19:20,526 …四方から 群集が 押し寄せて来るわ。 216 00:19:20,526 --> 00:19:23,930 千や 二千じゃ きかねぇぞ。 一体 何者だ?! 217 00:19:23,930 --> 00:19:29,085 (桓タイ)あんたが 鈴か? おれは 桓タイ。 …祥瓊の仲間だ。 218 00:19:29,085 --> 00:19:32,855 あれは 州師よりも あんたが? 先に着いたぞ。 219 00:19:32,855 --> 00:19:36,859 総勢 五千は (夕暉)…どうして いる。 こんなに 早く? 220 00:19:36,859 --> 00:19:41,359 おれたちは 二日前に 明郭を発った。 なに!? 221 00:19:43,416 --> 00:19:48,421  回想  (桓タイ)拓峰の 殊恩の連中は 三日以内に 郷城を襲うだろう。 222 00:19:48,421 --> 00:19:53,259 そこで 殊恩の連中を 支援する。 223 00:19:53,259 --> 00:19:57,697 ついでに 利用 (凱之)どういう させてもらう。 事です? 224 00:19:57,697 --> 00:20:02,702 殊恩党 討伐の為 呀峰は 州師の大半を 拓峰に送るはずだ。 225 00:20:02,702 --> 00:20:07,190 (桓タイ)つまり 一両日のうちに 明郭は 空っぽになる。 226 00:20:07,190 --> 00:20:11,928 (祥瓊)明郭でも 兵を …という事 挙げるのね。 なんですが…。 227 00:20:11,928 --> 00:20:17,433 (柴望)明郭は 私が預かろう。 お前は 拓峰に行きたいのだろ? 228 00:20:17,433 --> 00:20:22,755 ばれたか。 ああいう連中が 好きだからな お前は。 229 00:20:22,755 --> 00:20:26,592 我々の目的は 呀峰を討つ事では ない。 230 00:20:26,592 --> 00:20:30,596 (柴望)「和州に過ちあり」と 王に知らせる事だ。 231 00:20:30,596 --> 00:20:33,699 それくらい なら 私にも出来よう…。 232 00:20:33,699 --> 00:20:37,353 (祥瓊)私も 行かせて下さい。 知り合いが いるんです。 233 00:20:37,353 --> 00:20:41,553 (柴望)騎獣には 乗れるかね? 乗れます。 234 00:20:46,596 --> 00:20:51,601 (虎嘯)郷城を囲んでいた連中は 投降。 空行師たちも 撤退した。→ 235 00:20:51,601 --> 00:20:55,254 しかし すぐに 州師の 本体が 到着するだろう。 236 00:20:55,254 --> 00:20:58,191 (桓タイ)今なら 逃げる事も 出来るだろうが…。 237 00:20:58,191 --> 00:21:02,762 悪いが 三日 州師を拓峰に引き付けて もらいたい。 238 00:21:02,762 --> 00:21:09,418 その間に 「明郭で乱」か。 …呀峰を狙うヤツらが いたとはなぁ。 239 00:21:09,418 --> 00:21:13,856 なに …呀峰の体面に 傷をつけて おきたいだけ…。 240 00:21:13,856 --> 00:21:17,760 まさか 本当に 郷城を落とすとはな…。 241 00:21:17,760 --> 00:21:23,533 それは おれの手柄でなく 仲間がふんばってくれた お陰だ。 242 00:21:23,533 --> 00:21:28,704 (鈴)陽子と (祥瓊)明郭で 知り合い? 助けてもらったの。 243 00:21:28,704 --> 00:21:32,758 あの時は ありがとう。 いや…。 244 00:21:32,758 --> 00:21:36,596 浅野… どうしたかな? え…!? 245 00:21:36,596 --> 00:21:40,533 誰? あなたたちに 連絡を 取ろうとしたの。 246 00:21:40,533 --> 00:21:44,587 でも 出たのは 夕べだから 行き違っちゃったね。 247 00:21:44,587 --> 00:21:47,924 もしかして 海客の…? ええ…。 248 00:21:47,924 --> 00:21:51,327 会ったわ。え?! 249 00:21:51,327 --> 00:21:54,227  回想  (小司馬)…何だ?! 250 00:21:58,084 --> 00:22:01,087 (小司馬)貴様 何者だ!? 251 00:22:01,087 --> 00:22:04,087 (桓タイ)ィヤーーッ!! (小司馬)ぐわっ!! 252 00:22:08,361 --> 00:22:11,864 (祥瓊)あ… この人… 確か… 253 00:22:11,864 --> 00:22:16,202 (桓タイ)ああ… 海客だったな。 254 00:22:16,202 --> 00:22:23,259 (浅野)お願いだ… 北郭の 麓林園に 連れて行って…→ 255 00:22:23,259 --> 00:22:30,199 その人たちに… 拓峰の連中を…助けてと…… 256 00:22:30,199 --> 00:22:33,536 何て それは 言ってるの? おれたちだ。 257 00:22:33,536 --> 00:22:37,857 お前 おれたちの所に 来るつもり だったのか? 258 00:22:37,857 --> 00:22:43,195 心配するな。 おれたちは そのつもりで 来たんだ。 259 00:22:43,195 --> 00:22:49,085 なんだ… だったら 何の為に オレ… 来たんだよ…。 260 00:22:49,085 --> 00:22:56,626 これで死んだら… 犬死に じゃねぇか…… …ハハハ…… 261 00:22:56,626 --> 00:23:01,426 アハハ… ハハハハ…… 262 00:23:07,036 --> 00:23:10,756 …浅野…。 263 00:23:10,756 --> 00:23:16,195 すぐに 明郭に送ったわ。 無事なら いいけど…。 264 00:23:16,195 --> 00:23:20,750 小司馬に 媚びなかったから 斬られた…。 ええ…。 265 00:23:20,750 --> 00:23:26,772 なら いい。 …私にも ここで やるべき事がある…。 266 00:23:26,772 --> 00:23:30,026 陽子……? 267 00:23:30,026 --> 00:23:33,026 いいんだ…。 268 00:23:42,021 --> 00:23:53,582 ♪♪~ (エンディング・テーマ) 269 00:23:53,582 --> 00:24:38,160 ♪♪~ 270 00:24:38,160 --> 00:25:13,160 ♪♪~ 271 00:25:16,031 --> 00:25:20,419 祥瓊も 鈴も 呆然と 目を開いた。 龍旗と 紫の軍旗。 272 00:25:20,419 --> 00:25:26,119 それを 押し立てるならば 「禁軍」。十二国記 第三十八話。 273 00:25:33,015 --> 00:25:52,918 ♪♪~ (オープニング・テーマ)