1 00:00:16,466 --> 00:00:21,488 赤楽二年二月 止水郷に 殊恩を 名乗る義民あって 郷長に反す。 2 00:00:21,488 --> 00:00:26,888 郷長 籍恩 残忍薄行の人なり。 十二国記 第三十九話。 3 00:00:33,800 --> 00:00:46,897 (風切り音) 4 00:00:46,897 --> 00:00:52,569 (兵A)ん…? …おい あれを見ろ! 5 00:00:52,569 --> 00:00:55,972 (兵B)あ… あれは…!? (迅雷)ん? 6 00:00:55,972 --> 00:00:57,972 (迅雷)おおっ?! 7 00:00:59,960 --> 00:01:02,913 (桓タイ)…市民は 収まって くれたようだ…。→ 8 00:01:02,913 --> 00:01:06,466 …本当に 禁軍は 攻めて来ないのか? 9 00:01:06,466 --> 00:01:11,972 (祥瓊)自信は ないけど 来るなら とっくに 空行師が来ているわ。 10 00:01:11,972 --> 00:01:15,308 この間の 空行師の 数十倍なんだから…。 11 00:01:15,308 --> 00:01:18,962 (虎嘯)分かった。 二人が信じるのなら→ 12 00:01:18,962 --> 00:01:24,735 …景王とやらを ≪(虎嘯の部下) 信じてみよう。 お~い 虎嘯! 13 00:01:24,735 --> 00:01:29,639 …早く来てくれ! (虎嘯)何だ?! 14 00:01:29,639 --> 00:01:32,976 まさか……?! 15 00:01:32,976 --> 00:01:36,976 (人々のざわめき) あれは…?!なぜ ここに…?! 16 00:01:43,470 --> 00:01:47,370 (陽子)班渠… よく やってくれた…。 17 00:02:02,072 --> 00:02:06,743 (ざわめき) 18 00:02:06,743 --> 00:02:09,479 (景麒)こんな所に お呼びに なるか。 19 00:02:09,479 --> 00:02:13,900 しかも 酷い よく 死臭が なさる。 来てくれた。 20 00:02:13,900 --> 00:02:17,904 苦情は 後で いくらでも聞く。 21 00:02:17,904 --> 00:02:24,961 少しだけ 辛抱 いたし してくれ …景麒。 ましょう。 22 00:02:24,961 --> 00:02:27,461 すまない…。 23 00:02:31,902 --> 00:02:33,902 (鈴)陽子…! 24 00:02:36,873 --> 00:02:40,373 あれが 麒麟… なんて優美な…。 25 00:02:42,245 --> 00:02:48,245 あの子供 命を 取り留めました。 …そうか…。 26 00:02:53,306 --> 00:02:57,244 ≪(中将軍)左将軍! …あれは 台輔なのか?! 27 00:02:57,244 --> 00:03:00,130 (右将軍)主上が おられると 知って いたのか? 28 00:03:00,130 --> 00:03:04,134 (迅雷)…あれが 主上で あるものか…! 29 00:03:04,134 --> 00:03:08,834 (州師将軍)この世に 麒麟に 騎乗 出来る方が 他にあるか! 30 00:03:11,408 --> 00:03:13,908 (迅雷)おおっ…。 31 00:03:15,996 --> 00:03:28,141 ♪♪~ 32 00:03:28,141 --> 00:03:33,747 左将軍・迅雷。 禁軍は 誰の 許しを得て 拓峰に来たのか? 33 00:03:33,747 --> 00:03:37,901 …わ… わ… 私は……… 34 00:03:37,901 --> 00:03:44,975 どこの王の 宣下 …それは あっての事だ? ですな…… 35 00:03:44,975 --> 00:03:51,798 …禁軍の兵は 将軍もろとも 辞職し 呀峰の私兵に なったか? 36 00:03:51,798 --> 00:03:58,405 …主上… お前たちの 主は いつから 靖共になった?! 37 00:03:58,405 --> 00:04:01,808 靖共の為に 拓峰を攻めるのなら→ 38 00:04:01,808 --> 00:04:07,731 禁軍 全てを 反乱軍と みなすが …よいか!! 39 00:04:07,731 --> 00:04:13,904 全て… 知って 何を おいでになる…。 している。 40 00:04:13,904 --> 00:04:21,094 主上の 御前にあって 何故 許しもなく 頭を上げるか? 41 00:04:21,094 --> 00:04:23,797 (迅雷)…くっ…… 42 00:04:23,797 --> 00:04:39,079 ♪♪~ 43 00:04:39,079 --> 00:04:42,632 迅雷… 勅命をもって命ずる。 44 00:04:42,632 --> 00:04:46,636 右将軍と共に 禁軍を率いて 明郭に赴き→ 45 00:04:46,636 --> 00:04:51,741 和州候・呀峰を捕らえ 捕らわれの 身の 遠甫という人物を助けよ。 46 00:04:51,741 --> 00:04:54,294 かしこまりまして! 47 00:04:54,294 --> 00:05:00,300 中将軍の一軍を 堯天に戻らせ靖共の身柄を 押さえよ。 あ…!? 48 00:05:00,300 --> 00:05:04,304 靖共・呀峰を 捕らえ 遠甫を救命すれば→ 49 00:05:04,304 --> 00:05:07,474 この度の 出陣については不問に処す。 50 00:05:07,474 --> 00:05:13,079 禁軍も 和州 州師もだ。 はぁ~…。 51 00:05:13,079 --> 00:05:18,735 だが 迅雷…。 嘉熈や 鶯嬌のこと改めて 聞かせて もらうぞ。 52 00:05:18,735 --> 00:05:21,235 は… ハハァ~ッ! 53 00:05:31,398 --> 00:05:34,234 禁軍は 明郭に 向かわせた。 54 00:05:34,234 --> 00:05:37,137 絶対に 呀峰を捕らえる。 …もう 大丈夫だ。 55 00:05:37,137 --> 00:05:41,137 (祥瓊)聞いた? 桓タイ…。…あ……? 56 00:05:45,462 --> 00:05:49,249 (夕暉)兄さん…(虎嘯)いや… 叩頭して! しかし…。 57 00:05:49,249 --> 00:05:55,805 みんな 立って くれないか。 …そんな必要は ない。 58 00:05:55,805 --> 00:06:00,460 私が 不甲斐ない ばかりに 民に 要らぬ心配を かけた…。 59 00:06:00,460 --> 00:06:03,463 すまない! 60 00:06:03,463 --> 00:06:06,900 お… おい…そんな…。 61 00:06:06,900 --> 00:06:10,136 特に 虎嘯たちには 本当に 礼を言う。 62 00:06:10,136 --> 00:06:14,808 よく 昇紘の膝元で あきらめず 投げず 道を正してくれた。 63 00:06:14,808 --> 00:06:18,912 本当なら 私が しなければ いけない事だった。 64 00:06:18,912 --> 00:06:21,731 ありがとう。 …お……。 65 00:06:21,731 --> 00:06:24,801 桓タイたちにも 心から 感謝する。 66 00:06:24,801 --> 00:06:31,741 お前たちが 何者かは知らないが 何か お礼をさせてくれ。 67 00:06:31,741 --> 00:06:35,241 望みが あったら 言って くれないか? 68 00:06:38,465 --> 00:06:42,302 (桓タイ)お願いしても よろしゅう ございましょうか…。 69 00:06:42,302 --> 00:06:45,305 かまわない。 70 00:06:45,305 --> 00:06:49,793 では 元 麦州候・浩瀚様の 大逆の疑いを お晴らしになり→ 71 00:06:49,793 --> 00:06:55,732 今 一度の復廷を (祥瓊) お許し下さい。 「浩瀚」? 72 00:06:55,732 --> 00:07:02,639 桓タイ… お前… 麦州の者か? 73 00:07:02,639 --> 00:07:07,627 (桓タイ)私は 元 麦州師 将軍・ 青辛と 申します。 74 00:07:07,627 --> 00:07:12,799 これらは 同じく 麦州師の 師帥や 兵たちに ございます。 75 00:07:12,799 --> 00:07:18,738 …お前たちが 和州に集まって いたのは 浩瀚の命か? 76 00:07:18,738 --> 00:07:21,741 さようで ございます。 77 00:07:21,741 --> 00:07:26,129 浩瀚にも 礼を言いたい。 …こんな 愚かな王でも→ 78 00:07:26,129 --> 00:07:30,750 まだ 仕えてくれる気は あるのだろうか…。 79 00:07:30,750 --> 00:07:35,138 ありがたく…。 80 00:07:35,138 --> 00:07:39,626 虎嘯は 望みは えっ!? ないのか? 望みか? 81 00:07:39,626 --> 00:07:44,130 昇紘が 罰せられればそれで いい…。 82 00:07:44,130 --> 00:07:48,234 (夕暉)兄さん! 夕暉…。 83 00:07:48,234 --> 00:07:51,905 立ってくれ…。 で… でも…。 84 00:07:51,905 --> 00:07:55,305 さあ… 早く…! 85 00:07:58,795 --> 00:08:01,314 あ! そうだ! 86 00:08:01,314 --> 00:08:05,068 おれの 処分? 処分は? …なぜ? 87 00:08:05,068 --> 00:08:08,071 だって 「乱を起こした」というヤツで…。 88 00:08:08,071 --> 00:08:14,294 虎嘯を罰するなら 私も 同じ刑罰を 受けないと…。 え?! 89 00:08:14,294 --> 00:08:19,299 ああ …そりゃ そうだ!ハハハハハ…!! 90 00:08:19,299 --> 00:08:24,971 あ! …おれは ともかく… 「浅からぬ縁」というか…→ 91 00:08:24,971 --> 00:08:28,091 「同じ釜の飯を 食った仲」というか…→ 92 00:08:28,091 --> 00:08:31,795 だから……何でも 言え。 93 00:08:31,795 --> 00:08:36,132 お前 偉いんだよな? 上の方にも 顔が利くだろ? 94 00:08:36,132 --> 00:08:42,972 それを生かして 夕暉を 瑛州の 少学に入れて やれねぇかなぁ? 95 00:08:42,972 --> 00:08:45,458 兄さん…。 96 00:08:45,458 --> 00:08:48,795  吹き出す三人  97 00:08:48,795 --> 00:08:53,066 (一同の笑い声) 98 00:08:53,066 --> 00:08:55,735 あ? 何だ…? 99 00:08:55,735 --> 00:09:01,735 (一同の 明るい笑い) 100 00:09:13,403 --> 00:09:19,403 (鈴)≪和州城は たちまち 落ち 呀峰は 捕らえられました≫ 101 00:09:32,305 --> 00:09:35,625 (戸が開く音) 102 00:09:35,625 --> 00:09:38,125 あ…! 103 00:09:55,094 --> 00:09:58,731 浅野…… 104 00:09:58,731 --> 00:10:05,805 (鈴の 忍び泣き) 105 00:10:05,805 --> 00:10:08,741 (祥瓊)笑っている…。 106 00:10:08,741 --> 00:10:17,741 (鈴の泣き声) 107 00:10:19,736 --> 00:10:23,236 (水禺刀を抜く音) 108 00:10:28,494 --> 00:10:35,969 この刀が 見せてくれたから… 間に合わないのは 知っていた…。 109 00:10:35,969 --> 00:10:40,139 そんな…… 110 00:10:40,139 --> 00:10:45,795 刀に映った 浅野君は 笑っていた…。 111 00:10:45,795 --> 00:10:49,632 でも 私の望む 幻も 見せる…。 112 00:10:49,632 --> 00:10:55,805 …私が 「笑っていてほしい」 と 思ったから かもしれない…。 113 00:10:55,805 --> 00:11:03,105 でも… そうね… 本当だった。 笑っている。 114 00:11:06,082 --> 00:11:15,908 (忍び泣き) 115 00:11:15,908 --> 00:11:20,229 すまないが… 彼を埋めて やりたい…。 116 00:11:20,229 --> 00:11:25,468 いいの…? 彼は あちらに…。 117 00:11:25,468 --> 00:11:31,808 彼は ここで生きて 死んだ…。 だから…→ 118 00:11:31,808 --> 00:11:35,795 ここに 眠りたいのだと 思う…。 119 00:11:35,795 --> 00:11:47,795 ♪♪~ 120 00:11:50,143 --> 00:11:56,443 (鳥の さえずり) 121 00:11:58,468 --> 00:12:02,071 二人は どうする?ん…… 122 00:12:02,071 --> 00:12:06,075 私に 会いに来たんだろう?もう 会ったじゃないか。 123 00:12:06,075 --> 00:12:09,462 ホントだ… どうしよう…。 124 00:12:09,462 --> 00:12:12,465 とにかく 一度 才に 戻らないと…。 125 00:12:12,465 --> 00:12:16,302 采王様に お礼を言って… それから…… 126 00:12:16,302 --> 00:12:21,474 私も 一度 お会いしたいとお伝え してくれ。 うん…。 127 00:12:21,474 --> 00:12:27,630 私も お礼や お詫びを したい 人が 故郷に いるんだけど…。 128 00:12:27,630 --> 00:12:31,968 戻っても 叩き出されるだけ でしょうね…。 129 00:12:31,968 --> 00:12:34,971 約束が あった!約束? 130 00:12:34,971 --> 00:12:40,309 一度 雁に行かないと…。 楽俊に 慶が どんなか 報告するって…。 131 00:12:40,309 --> 00:12:45,798 …心配している だろうな。 よろしくと 伝えて くれないか。 132 00:12:45,798 --> 00:12:50,303 …私が ここに いたって事は 内緒で…。 133 00:12:50,303 --> 00:12:56,476 どうしようかな~。フフフフ… 134 00:12:56,476 --> 00:13:00,897 「善い国」って いうのは 何なんだろう…。 135 00:13:00,897 --> 00:13:06,636 二人は どんな生き方が したい?…どんな国で あってほしい? 136 00:13:06,636 --> 00:13:09,806 (祥瓊)寒いのや ひもじいのは 嫌だわ…。 137 00:13:09,806 --> 00:13:14,577 それに 私が言っては いけないの だけど→ 138 00:13:14,577 --> 00:13:20,299 …誰かに 辛く当たられたり 蔑まれるのは 嫌だった。 139 00:13:20,299 --> 00:13:27,073 そのうち 自分だけ 不幸に耐えているみたいに 誤解しちゃう…。 140 00:13:27,073 --> 00:13:33,579 私も そうだったな…。 我慢する のを やめれば よかったのに…。 141 00:13:33,579 --> 00:13:38,634 そういうのを 我慢してると 気持が 小さくなってしまう…。 142 00:13:38,634 --> 00:13:44,934 そうそう。 でも これって 全然 答えに ならないわね…。 143 00:13:46,959 --> 00:13:50,646 いや… 参考に なった。 ホント? 144 00:13:50,646 --> 00:13:54,967 うん。 …それで その用が 終わったら 二人は どうする? 145 00:13:54,967 --> 00:14:00,973 私も まだ 遠甫に学びたい。 もし 無事で 金波宮に来てくれたら→ 146 00:14:00,973 --> 00:14:03,576 そこで 働きながら学ばないか? 147 00:14:03,576 --> 00:14:06,462 (二人)えっ?! (祥瓊)待って…。 148 00:14:06,462 --> 00:14:09,966 私は 今 一人でも多くの手助けが 欲しい。 149 00:14:09,966 --> 00:14:17,866 あの王宮の中で 信じられる人が 本当に 一人でも多く 必要なんだ。 150 00:14:19,742 --> 00:14:24,797 しょうがないわね… 行ってあげても いいわ。 151 00:14:24,797 --> 00:14:31,237 陽子が どうしても って言うなら 助けて あげなくも ないかなぁ。 152 00:14:31,237 --> 00:14:34,307 …どうしても!! 153 00:14:34,307 --> 00:14:38,744 (三人の笑い声) 154 00:14:38,744 --> 00:14:41,797 (遠甫)元気そうだの…。 155 00:14:41,797 --> 00:14:46,802 あ…! 遠甫…ご無事で…。 156 00:14:46,802 --> 00:14:53,209 (遠甫)こちらは 麦州候… いや 「元」だが… 浩瀚という。 157 00:14:53,209 --> 00:14:56,212 えっ!? (浩瀚)…主上… 158 00:14:56,212 --> 00:14:59,799 和州の乱は 全て この 浩瀚に罪あり。 159 00:14:59,799 --> 00:15:05,404 桓タイ以下 乱に加わった者たち には 寛大なる ご処置を…… 160 00:15:05,404 --> 00:15:10,404 分かっている。 よく 来てくれた。…顔を上げてくれ。 161 00:15:16,732 --> 00:15:21,304 (浩瀚)昨年 靖共は 偽王軍を 金波宮に 迎え入れました。 162 00:15:21,304 --> 00:15:24,740 偽王に 味方した事を罪に問われる と→ 163 00:15:24,740 --> 00:15:29,462 唯一 偽王に与しなかった私を 逆に 陥れたのです。 164 00:15:29,462 --> 00:15:34,066 また 自分の部下になる事を 拒んだ 松塾 関係者が→ 165 00:15:34,066 --> 00:15:38,137 正しい道を 説く事を嫌い 松塾を焼かせた 後も→ 166 00:15:38,137 --> 00:15:41,437 執拗に 行方を追って 殺させました。 167 00:15:43,459 --> 00:15:46,295 (陽子)私の目を 覚まさせる為には→ 168 00:15:46,295 --> 00:15:50,132 靖共一味を 追放するより ないと お前は考え→ 169 00:15:50,132 --> 00:15:57,139 松塾出身の 天官長が協力し 三公も加わった。 170 00:15:57,139 --> 00:16:03,479 (浩瀚)主上には 予め 安全な 場所に 避難して頂く つもりが→ 171 00:16:03,479 --> 00:16:06,479 靖共に 裏を かかれて…。 172 00:16:08,901 --> 00:16:13,801 私は… また 誤解して しまった…。 173 00:16:20,896 --> 00:16:26,569 (遠甫)わしの事など 放っておけば主上は ここまで気づかれたか…。 174 00:16:26,569 --> 00:16:30,573 だが お前は わしを 殺さずに おれなかった。→ 175 00:16:30,573 --> 00:16:34,910 己の罪に 怯えるあまり…。 (靖共)う…。 176 00:16:34,910 --> 00:16:38,397 申し開きは 秋官にせよ …靖共。 177 00:16:38,397 --> 00:16:42,797 う…… …く~っ…。 178 00:16:46,072 --> 00:16:51,911 (楽俊)…それで 陽子… 景王は 初勅の事は 書いて いませんか? 179 00:16:51,911 --> 00:16:55,798 (尚隆)ああ… 書いてある。 お前にも 言ってきたのか? 180 00:16:55,798 --> 00:17:00,970 (楽俊)ええ… あいつ らしいけど 大丈夫かなぁって…。 181 00:17:00,970 --> 00:17:05,908 (六太)だから (尚隆)おれには過保護!思いつかない初勅だ。 182 00:17:05,908 --> 00:17:10,796 おれは この国を 栄え させるので 精一杯だが→ 183 00:17:10,796 --> 00:17:16,068 あいつは 国そのものを 変える気かも しれんな…。 184 00:17:16,068 --> 00:17:19,368 そう…ですね。 185 00:17:21,474 --> 00:17:25,911 (鳴賢)お~い!! 楽俊~! …誰なんだよ あれ! 186 00:17:25,911 --> 00:17:30,916 (楽俊) どうした? すごい美人が 慌てて…。 訪ねて来て→ 187 00:17:30,916 --> 00:17:35,805 お前を 捜して …鳴賢いるんだよ!落ち着けって…。 188 00:17:35,805 --> 00:17:54,140 ♪♪~ 189 00:17:54,140 --> 00:17:57,910 (遠甫)わしは 道を 貫いたつもり だった。 190 00:17:57,910 --> 00:18:03,499 だが 道とは 他者の命を 犠牲に するものでは あるまい。 191 00:18:03,499 --> 00:18:08,070 (遠甫)ならば わしの貫いたものは何だったの だろうな…。 192 00:18:08,070 --> 00:18:13,459 この歳になっても まだ こうして 迷う…。 …はい…。 193 00:18:13,459 --> 00:18:19,131 時々 わしは 道を 説く事より 田を 耕す事や→ 194 00:18:19,131 --> 00:18:25,805 武器を持って 戦う事の方が 意義があると 思ったりする…。 195 00:18:25,805 --> 00:18:30,309 遠甫は 民に 種を撒いて いるのでは ないのですか? 196 00:18:30,309 --> 00:18:35,815 なるほどな… わしの ように長生きしても まだ 迷う…。 197 00:18:35,815 --> 00:18:38,801 陽子の ような 若造に 諭される。 198 00:18:38,801 --> 00:18:42,901 人と いうものは その程度の ものだ…。 199 00:18:45,307 --> 00:18:50,796 (遠甫)太師? …この 老いぼれを 三公の首にと おっしゃる? 200 00:18:50,796 --> 00:18:55,801 私には 師が必要です。 お聞き入れ下さいませんか? 201 00:18:55,801 --> 00:19:01,474 金波宮とは 以前 こちらに? 懐かしい…。 …遠甫先生。 202 00:19:01,474 --> 00:19:07,730 そういう時は 氏を付ける 氏を「乙」… 名を「悦」と申す。 203 00:19:07,730 --> 00:19:10,966 (玉葉)は…!! 乙先生…? 204 00:19:10,966 --> 00:19:14,236 別の字を 「老松」とも 申してな…。 205 00:19:14,236 --> 00:19:19,408 (玉葉)老松… 達王に お仕えに なった 松伯で いらっしゃる…?! 206 00:19:19,408 --> 00:19:22,962 「松伯」?! …飛仙の…? 207 00:19:22,962 --> 00:19:27,733 はるか昔 その 水鑑刀を 猿で封じた という…? 208 00:19:27,733 --> 00:19:33,305 もう一度 鞘を 作らせて 頂くのも 懐かしい…。 209 00:19:33,305 --> 00:19:38,744 いや… 鞘は 要りません。 ほう…? 210 00:19:38,744 --> 00:19:44,800 時に 私の思うままに ならず 見るのが辛いものを 見せる。 211 00:19:44,800 --> 00:19:48,600 それは 「私の心」なのです。 212 00:19:50,573 --> 00:19:53,573 心に 鞘は要らない…。 213 00:19:55,578 --> 00:20:01,278 天帝に 感謝を申し上げたい。「よい王を」と…。 214 00:20:10,459 --> 00:20:13,963 (陽子)まずは 長らく 留守にして すまなかった。 215 00:20:13,963 --> 00:20:16,966 無為に 過ごしては いなかったが→ 216 00:20:16,966 --> 00:20:19,802 諸官に 負担を かけた事を 詫びる。 217 00:20:19,802 --> 00:20:23,639 …捕らえられた官に ついては 多くを言わない。 218 00:20:23,639 --> 00:20:29,578 彼らの罪を 明らかにし その罰を はかるのは 秋官の役目だから。 219 00:20:29,578 --> 00:20:33,899 ただし 「彼らを捕らえよ」と 命じたのは 私である事を→ 220 00:20:33,899 --> 00:20:39,405 秋官には 忘れないで もらいたい。 (元・秋官長) 秋官を 脅されるか? 221 00:20:39,405 --> 00:20:46,412 先日 禁軍三将軍が 辞職を申し出それを 受け入れた。 ばかな! 222 00:20:46,412 --> 00:20:53,068 代って 禁軍左軍将軍に 元・麦州師 左軍将軍の 青辛を据える。 223 00:20:53,068 --> 00:20:56,305 桓タイ…。 はい。 224 00:20:56,305 --> 00:20:59,458 右中の ニ将軍は推薦を許す。 225 00:20:59,458 --> 00:21:04,129 禁軍の綱紀を 改めよ。 かしこまりまして。 226 00:21:04,129 --> 00:21:06,799 浩瀚。…はい。 227 00:21:06,799 --> 00:21:12,905 冢宰に任じる。 朝廷の お受け 綱紀を 改めよ。 いたします。 228 00:21:12,905 --> 00:21:18,143 (元・地官長) (元秋官長) …謀反の疑いが この国を あった者を!? どうなさる!? 229 00:21:18,143 --> 00:21:22,398 …同じく 麦州 州宰・ 柴望を 和州候に任じ→ 230 00:21:22,398 --> 00:21:26,635 更に 松伯を 朝廷に迎え太師に 任じる。 231 00:21:26,635 --> 00:21:32,908 前の太傅・太保は 国外追放 処分を取り消し 改めて その職に任ず。 232 00:21:32,908 --> 00:21:37,129 これらに伴い 大きく官吏の移動を 行う。 233 00:21:37,129 --> 00:21:40,966 (官たちの ざわめき) 234 00:21:40,966 --> 00:21:45,571 良心に忸じる事が ない者は 狼狽するに 及ばない。 235 00:21:45,571 --> 00:21:51,744 みんな 立ちなさい。 (官たちの ざわめき) 236 00:21:51,744 --> 00:21:56,065 (景麒)主上…。 景麒にも 聞いて もらおう。 237 00:21:56,065 --> 00:22:02,004 私は 人に礼拝されたり 人の間に 序列ある事が 好きではない。 238 00:22:02,004 --> 00:22:04,740 相手の顔が 見えない事が 嫌だ。 239 00:22:04,740 --> 00:22:09,295 人から 叩頭される事も 叩頭する人を見るのも 不快だ。 240 00:22:09,295 --> 00:22:11,964 お待ち下さい…。これ以後→ 241 00:22:11,964 --> 00:22:19,138 礼典・祭典・定めある儀式・他国の 賓客に対する場合を 除き→ 242 00:22:19,138 --> 00:22:23,792 伏礼を廃し 跪礼・ 立礼のみと する。 243 00:22:23,792 --> 00:22:26,128 主上!…決めた! 244 00:22:26,128 --> 00:22:31,634 侮られたと怒る者が 他者に 頭を おりましょう…。 下げさせて→ 245 00:22:31,634 --> 00:22:37,473 己の地位を確認せねば 安心できぬ者の事など 私は知らない。 246 00:22:37,473 --> 00:22:42,461 それより 人に 頭を下げて 壊れていくものの方が 問題だと→ 247 00:22:42,461 --> 00:22:45,631 私は 思う…。 248 00:22:45,631 --> 00:22:49,968 人はね… 景麒。 真実 相手に感謝し→ 249 00:22:49,968 --> 00:22:56,975 心から 尊敬の念を 感じた時には 自然に 頭が下がるものだ。 250 00:22:56,975 --> 00:23:00,412 他者に対しては 礼をもって 接する…。 251 00:23:00,412 --> 00:23:06,301 そんな事は 当たり前の事だし 礼は 本人の品性の問題だ。 252 00:23:06,301 --> 00:23:13,075 それ以上の事では ない と 言っているんだ。 253 00:23:13,075 --> 00:23:18,230 私は 慶の民の 誰もに 王になって もらいたい。 254 00:23:18,230 --> 00:23:23,802 地位でもって 礼を強要し 踏み にじる事に慣れた者の 末路は→ 255 00:23:23,802 --> 00:23:28,240 昇紘や 呀峰の例を 見るまでもなく 明らかだろう。 256 00:23:28,240 --> 00:23:33,962 そして 踏みにじられる事を 受け入れた人々が たどる道も… 257 00:23:33,962 --> 00:23:39,635 人は 誰の奴隷でもない。 その為に 生まれたのじゃない。 258 00:23:39,635 --> 00:23:43,472 他者に 虐げられても 屈する事の ない心…→ 259 00:23:43,472 --> 00:23:47,142 災厄に 襲われても 挫ける事の ない心…→ 260 00:23:47,142 --> 00:23:51,897 不正が あれば 正す事を恐れず 豺虎に媚びず…。 261 00:23:51,897 --> 00:23:56,301 私は 慶の民に そんな 不羈の民に なってほしい。 262 00:23:56,301 --> 00:24:00,139 「己」という領土を 治める 唯一無二の 君主に。 263 00:24:00,139 --> 00:24:06,078 その為に まず 他者の前で 毅然と 首を上げる事から 始めてほしい。 264 00:24:06,078 --> 00:24:11,250 諸官は 私に 「慶を どこへ 導くのだ」と 訊いた。 265 00:24:11,250 --> 00:24:15,137 これで 答えに なるだろうか? 266 00:24:15,137 --> 00:24:18,957 その証として 伏礼を廃す。 267 00:24:18,957 --> 00:24:23,157 これをもって 初勅とする。 268 00:24:25,297 --> 00:24:32,237 ♪♪~(「十二幻夢曲」) 269 00:24:32,237 --> 00:24:57,129 ♪♪~ 270 00:24:57,129 --> 00:25:25,829 ♪♪~ 271 00:25:33,799 --> 00:25:53,635 ♪♪~ (オープニング・テーマ)