1 00:00:16,540 --> 00:00:21,712 大元元年 乗騎 家禽の令を発す。 三騎六畜に 妖魔を加うるは→ 2 00:00:21,712 --> 00:00:26,712 惟だ 雁国に於いてす。 十二国記 第四十五話。 3 00:00:33,641 --> 00:00:53,544 ♪♪~ (オープニング・テーマ) 4 00:00:53,544 --> 00:01:28,979 ♪♪~ 5 00:01:28,979 --> 00:02:03,679 ♪♪~ 6 00:02:21,148 --> 00:02:30,140 (歓声) 7 00:02:30,140 --> 00:02:38,649 (陽子)<私は王だ。 天意によって 選ばれ 慶国の王となった> 8 00:02:38,649 --> 00:02:45,205 <それが この世界の 理だという> 9 00:02:45,205 --> 00:02:50,377 <私の生まれた 蓬莱には 天意など なかった> 10 00:02:50,377 --> 00:02:54,777 <人は ただ… 生きていた> 11 00:03:07,378 --> 00:03:10,381 <天意とは 何だろう…> 12 00:03:10,381 --> 00:03:16,720 <王として 私が 過ちを犯さない とは 限らない。 …そう…→ 13 00:03:16,720 --> 00:03:22,209 あえて 天意を試そうとした 昇紘のように…> 14 00:03:22,209 --> 00:03:27,209 <その事は 私自身が 一番 よく 知っていた…> 15 00:03:38,475 --> 00:03:43,313 (陽子)<延王には 分かっていた。 私の気持が…> 16 00:03:43,313 --> 00:03:49,703 <昇紘を罰する事が 自分を罰する 事のように 感じているのを…> 17 00:03:49,703 --> 00:03:54,141  回想  (尚隆)そこに もう一人の おれが 眠っている。 18 00:03:54,141 --> 00:03:58,145 名を 「斡由」といった。 19 00:03:58,145 --> 00:04:01,715 斡由は おれが殺した男だ。 20 00:04:01,715 --> 00:04:04,151 (陽子)え…?! 21 00:04:04,151 --> 00:04:08,872 もう 随分と 昔の話に なる…。 22 00:04:08,872 --> 00:04:15,646 <斡由は 雁国 元州の州候・元魁の 一人息子として 生まれた> 23 00:04:15,646 --> 00:04:23,036 <梟王の圧政の下 国は荒廃し 民が 苦しみに 喘いでいた頃の事だ> 24 00:04:23,036 --> 00:04:27,374 <心ある州候は 王によって殺され そうでない者は→ 25 00:04:27,374 --> 00:04:32,146 生き延びる為だけに 梟王に加担し 民を虐げた> 26 00:04:32,146 --> 00:04:36,817 <斡由の父・元魁も その一人だった> 27 00:04:36,817 --> 00:04:42,039  回想  (元魁) (斡由) 血迷うたか!? その言葉 あなたに お返ししよう。 28 00:04:42,039 --> 00:04:45,542 (斡由)王に 阿って 民を処刑し→ 29 00:04:45,542 --> 00:04:49,713 「処刑が少ない。 逆心あるのか」と 王に 疑われたら→ 30 00:04:49,713 --> 00:04:53,717 疑いを晴らす為 罪のない民まで 処刑した。 31 00:04:53,717 --> 00:04:58,372 はっきり 申し上げる。 あなたには 候の資格はない! 32 00:04:58,372 --> 00:05:05,879 <斡由は そんな父親に 成り代わり元州を統治する道を 選んだ> 33 00:05:05,879 --> 00:05:11,819 <州候は 王が任じる。 …斡由の 行った事は 簒奪かもしれないが→ 34 00:05:11,819 --> 00:05:17,708 それにより 元州の民が 救われたのも また 事実だった> 35 00:05:17,708 --> 00:05:22,312 <斡由が いたからこそ 梟王の末期 そして 斃れた後→ 36 00:05:22,312 --> 00:05:28,869 他州が 貧困に喘いでいた時に 元州だけは 豊かさを誇っていた> 37 00:05:28,869 --> 00:05:32,869 <そして 延王・尚隆が 玉座に就いた> 38 00:05:34,808 --> 00:05:41,708 <延王は 瀬戸内の海賊の 末裔。 領主の息子として生まれた胎果だ> 39 00:05:43,717 --> 00:05:46,703  回想  (老臣)若… 村上が 動き出した ようです。 40 00:05:46,703 --> 00:05:50,374 (尚隆)村上は この国が 欲しいだろうな。 41 00:05:50,374 --> 00:05:55,879 対岸から ここまで 制圧できれば瀬戸内に 関を築くに 等しい。 42 00:05:55,879 --> 00:06:01,368 …遠からず 攻めて そんな… 来るだろう。 他人事のように!! 43 00:06:01,368 --> 00:06:04,638 親父に 「村上の傘下に入れ」 と 言っているが→ 44 00:06:04,638 --> 00:06:10,377 …言う事を 聞くかな。 矜持の高い男だから。 45 00:06:10,377 --> 00:06:20,370 <延王と斡由。 共に 父親が …延王 によればだが… 腑抜けだった> 46 00:06:20,370 --> 00:06:23,370 親父! …親父は どこだ!? 47 00:06:25,642 --> 00:06:27,642 …親父…! 48 00:06:29,646 --> 00:06:36,153 <瀬戸内の小松家は 小松三郎・ 尚隆を最後に 滅亡した> 49 00:06:36,153 --> 00:06:39,039 (悲鳴) 50 00:06:39,039 --> 00:06:42,039 やめろォォォ~~~~~~ 51 00:06:43,977 --> 00:06:49,866 (尚隆)事実上 父親を殺し 災厄を乗り切り 民を生かした斡由と→ 52 00:06:49,866 --> 00:06:55,205 罪人になる事を恐れ 父親を 生かし 民を死なせた そいつ…。 53 00:06:55,205 --> 00:07:00,043 果たして どちらが マシだった のだろうな…? 54 00:07:00,043 --> 00:07:05,382 <そして 元州を掌握し 民の信頼を得た 斡由は→ 55 00:07:05,382 --> 00:07:12,372 国府に対して 謀反を起こした。 延台輔を攫い 人質に取ったのだ> 56 00:07:12,372 --> 00:07:20,480 <台輔の友・更夜という臣下を使い 麒麟の 慈悲の心を 利用して…> 57 00:07:20,480 --> 00:07:27,537  回想  (六太)更夜!! (更夜)使令と 従者に 動かないように伝えて。 58 00:07:27,537 --> 00:07:32,042 (更夜)子供の命が 惜しかったら おとなしく 一緒に来て。 59 00:07:32,042 --> 00:07:37,814 <斡由は 延王に 思いも寄らぬ 要求を 突きつけた> 60 00:07:37,814 --> 00:07:41,868 (白沢)元州 州宰 「院 白沢」と 申します。 61 00:07:41,868 --> 00:07:46,890 台輔・延麒は 元州に ご滞在で ございます。 (尚隆)それで? 62 00:07:46,890 --> 00:07:54,715 王の上に 「上帝位」を設け 元伯を お就け頂きたい。 なるほど。 63 00:07:54,715 --> 00:08:00,320 斡由の望みは 「王位」ではなく「上帝位」か。 考えたな…。 64 00:08:00,320 --> 00:08:05,876 斡由に伝えろ! おれは 自分の 物を やれるほど 心広くはない。 65 00:08:05,876 --> 00:08:10,881 延麒を返せば 温情を下して 自刎させてやる。 66 00:08:10,881 --> 00:08:14,651 あくまでも 延麒を盾に 事を構えるならば→ 67 00:08:14,651 --> 00:08:18,372 必ず 捕えて 「天下の逆賊」 として 馘刑する。 68 00:08:18,372 --> 00:08:24,544 (斡由) 私は 玉座に興味がなく 梟王の 亡き後も 昇山しませんでした。 69 00:08:24,544 --> 00:08:28,482 民が潤えば それで いいのです。 70 00:08:28,482 --> 00:08:31,702 <民にとっては 無事に暮らせるなら→ 71 00:08:31,702 --> 00:08:36,306 誰が 国を動かそうと どうでも いい事だ…> 72 00:08:36,306 --> 00:08:40,210 <蓬莱に いた頃の 私のように…> 73 00:08:40,210 --> 00:08:44,881 <斡由は 能吏だった…。 この男を 謀反に 踏み切らせたものは→ 74 00:08:44,881 --> 00:08:49,319 一体 何だったのだ…。 王に 反逆してまで…> 75 00:08:49,319 --> 00:08:55,042 (尚隆)恐らく 斡由は 「承知」 承知して いたのだ。 とは? 76 00:08:55,042 --> 00:08:59,713 「自分は 梟王の任じた元候の 令尹にすぎぬ」と。 77 00:08:59,713 --> 00:09:06,820 もし 自分の上に 新王があれば 領主では いられなくなる。 78 00:09:06,820 --> 00:09:12,042 「領主ではない己には 一文の 値打ちも無い」と 思い定め→ 79 00:09:12,042 --> 00:09:16,880 「王の上に起たねば」と 思い立ったのでは ないか…。 80 00:09:16,880 --> 00:09:25,038 斡由が「民の為」と言うのは 決して出任せでは ないと思う。 81 00:09:25,038 --> 00:09:28,875 (陽子)<確かに 斡由は 元州を豊かにした> 82 00:09:28,875 --> 00:09:33,313 <臣下たちの信頼も 篤かった という> 83 00:09:33,313 --> 00:09:36,983 (六太)更夜は 斡由が 好きなんだね? 84 00:09:36,983 --> 00:09:41,371 (更夜)卿伯の為に 六太を さらって来る ぐらいにね。 85 00:09:41,371 --> 00:09:45,642 <更夜は 親に捨てられ 妖魔に育てられた> 86 00:09:45,642 --> 00:09:50,647 <更夜にとって 斡由は どれほど 大きな存在だったか…> 87 00:09:50,647 --> 00:09:57,037  回想  あっ…?! (斡由)触られるのは嫌か? 88 00:09:57,037 --> 00:10:03,710 お前… 名は無いのか? どこに 住んでいる? …更夜。 89 00:10:03,710 --> 00:10:08,715 「更夜」か。 …お前は 私の言葉を理解して おるんだな。 90 00:10:08,715 --> 00:10:14,638 利口な子だ…。 …あっ すまぬ!…更夜は 嫌いだったのだな。 91 00:10:14,638 --> 00:10:16,938 あ…?! 92 00:10:21,044 --> 00:10:26,716 <能吏だった斡由。 妖魔に 育て られた少年を 受け入れた斡由> 93 00:10:26,716 --> 00:10:30,370 <斡由は ただ 褒められ たかったのか…> 94 00:10:30,370 --> 00:10:37,144 <美名を求める事で 民が潤うなら いけない理由が あるだろうか> 95 00:10:37,144 --> 00:10:44,484 <だが いつからか 何かが おかしく なり始めた…> 96 00:10:44,484 --> 00:10:50,984  回想  (銘心)ギャアーーッ! (骨を砕く音) 97 00:10:56,313 --> 00:11:02,702  回想  (斡由)更夜… お前に処遇を任せた例の囚人は どうなった? 98 00:11:02,702 --> 00:11:08,202 (更夜)い…因果を含めて 城外に つ…追放しました。 99 00:11:10,143 --> 00:11:15,649  震える更夜  100 00:11:15,649 --> 00:11:21,204 そうか。 お前は 本当に よく出来た 臣だ。 101 00:11:21,204 --> 00:11:28,545 お前は 私の意を 量ってくれる。 …望んでいた事を 悟ってくれた。 102 00:11:28,545 --> 00:11:32,745 これほど 情のある射士を持って うれしい。 103 00:11:34,651 --> 00:11:39,973 (更夜)あ! 今後 罪人の処遇は すべて 更夜に任せる。 104 00:11:39,973 --> 00:11:43,376 え…? …はい! 105 00:11:43,376 --> 00:11:49,549 (陽子)<あるいは 初めから 何かが間違って いたのだろうか?> 106 00:11:49,549 --> 00:11:56,139  回想  (更夜)もう慣れた…。 今更 こんな事で 心を動かされや しない。 107 00:11:56,139 --> 00:12:00,143 <もちろん 延麒を 人質に 取られた延王に とっても→ 108 00:12:00,143 --> 00:12:05,382 これは 生きるか 死ぬかの 戦いだった> 109 00:12:05,382 --> 00:12:10,871 <延王は 身分を隠して 自ら 元州軍に 潜入した> 110 00:12:10,871 --> 00:12:17,377 <一方では 民を募り 王師を 使って 漉水に 堤を築かせた> 111 00:12:17,377 --> 00:12:24,384 <「民の為に 堤を」。 …それが 斡由の 最初の要求だった> 112 00:12:24,384 --> 00:12:32,208 <しかし 既に この時 堤は 斡由に とって 諸刃の刃と なっていた> 113 00:12:32,208 --> 00:12:35,378  回想  (斡由)水攻めか…。 114 00:12:35,378 --> 00:12:39,382 <堤は 漉水の氾濫を防ぎ 民を救うが→ 115 00:12:39,382 --> 00:12:45,639 頑朴を 水攻めにも 出来る。 …延王は 斡由を試したのだ> 116 00:12:45,639 --> 00:12:50,710 <そして たった一人で 延麒を救おうと していた> 117 00:12:50,710 --> 00:12:56,383 (更夜)人は 何するか 分からない。 六太の主も それは同じだ。 118 00:12:56,383 --> 00:12:59,069 ≫(尚隆)そんな事はせんよ。 119 00:12:59,069 --> 00:13:04,641 そいつに させるより おれがやった方が 早いからな。 120 00:13:04,641 --> 00:13:10,664 何が目的で 元に侵入した?! …卿伯か? 121 00:13:10,664 --> 00:13:13,817 (ろくたの うなり声) 122 00:13:13,817 --> 00:13:17,704 (六太)よせ!! 123 00:13:17,704 --> 00:13:22,208 尚隆に 何かしたら 許さない! 124 00:13:22,208 --> 00:13:25,712 今さら 王を 庇うのか? 125 00:13:25,712 --> 00:13:33,253 オレは 尚隆の オレも 卿伯の… 臣なんだよ。 斡由の臣だよ。 126 00:13:33,253 --> 00:13:37,324 オレは 更夜が好きだよ。 …けど…→ 127 00:13:37,324 --> 00:13:41,678 そんなに 血の臭いがしてちゃ 更夜の 側にも寄れない。 128 00:13:41,678 --> 00:13:47,867 しかたが無い。 六太が 尚隆を守るように オレは 斡由を守りたい。 129 00:13:47,867 --> 00:13:51,988 その為に 誰を 殺しても いいのか!? 130 00:13:51,988 --> 00:13:56,042 斡由が 良しとするなら 人を殺しても いいのか!? 131 00:13:56,042 --> 00:14:01,982 道に悖って 兵を挙げて それで 国を傾けても いいのか!? 132 00:14:01,982 --> 00:14:07,871 更夜は 自分のような子供を 作りたいのか?! 133 00:14:07,871 --> 00:14:12,375 他人なんか知らない。 …は?! 134 00:14:12,375 --> 00:14:15,378 (更夜)なぜ 人が死んではいけないんだ? 135 00:14:15,378 --> 00:14:18,882 国が滅んで それが なぜ いけないんだ? 136 00:14:18,882 --> 00:14:24,471 (更夜)人は いつか 死に 国は いつか 傾くものだ。 137 00:14:24,471 --> 00:14:28,308 どれほど 惜しんでも 滅びるのは 止められない。 138 00:14:28,308 --> 00:14:31,378 斡由だけ 良ければ いいんだ!! 139 00:14:31,378 --> 00:14:36,750 国が傾くのが 怖いか…? 荒廃が怖いか? 死が怖いか? 140 00:14:36,750 --> 00:14:41,154 楽になる方法を 教えて やろうか? 141 00:14:41,154 --> 00:14:48,044 全部 滅びてしまえば 斡由が いいんだ。 死んでも いいのか? 142 00:14:48,044 --> 00:14:53,483 斡由が 死にたいなら それで いいよ。 ふざけるな!! 143 00:14:53,483 --> 00:15:00,140 国が滅んでも いい!? 死んでも いいと ぬかすか …おれの国民が。 144 00:15:00,140 --> 00:15:04,644 民が そう言えば おれは 何の為に あれば いいのだ!? 145 00:15:04,644 --> 00:15:13,386 ここは お前の国だ。 …斡由も この国も お前のもの なんだぞ! 146 00:15:13,386 --> 00:15:16,039 民の いない王に 何の意味が ある? 147 00:15:16,039 --> 00:15:21,144 「国を頼む」と 民から託されて おれは 王で いられるのだぞ! 148 00:15:21,144 --> 00:15:24,714 その民が 「国など 滅んで いい」と言う…。 149 00:15:24,714 --> 00:15:29,369 では おれは 何の為にここに おるのだ!? 150 00:15:29,369 --> 00:15:35,769 おれは お前に 豊かな国を渡す為だけに いるのだ! …更夜。 151 00:15:43,483 --> 00:15:46,183 (兵士たち)ん? ……おお?! 152 00:15:48,204 --> 00:15:51,204 (廬人たち)うわ~~~~~! 153 00:15:53,710 --> 00:15:58,882 (白沢)卿伯!! 何という事を なさった?! 154 00:15:58,882 --> 00:16:05,638 まさか 堤を切ろうと なさるとは どういう おつもりか?! 155 00:16:05,638 --> 00:16:10,477 (斡由)退れ 民が どちらを 白沢! 「道」と思い→ 156 00:16:10,477 --> 00:16:15,815 どちらを 「非道」と思うか お分かりに なりませんか? 157 00:16:15,815 --> 00:16:21,321 州師と戦っているのは 民に ございますぞ。 なに?! 158 00:16:21,321 --> 00:16:24,374 (官たちの どよめき) 159 00:16:24,374 --> 00:16:28,545 (斡由)白沢っ!! 160 00:16:28,545 --> 00:16:32,382 「天下の逆賊」とは おまえの事だ 白沢っ! 161 00:16:32,382 --> 00:16:38,037 「出来た令尹よ」と持ち上げて 足下に火がつけば 見捨てるか!? 162 00:16:38,037 --> 00:16:41,374 (更夜)卿伯…? 163 00:16:41,374 --> 00:16:47,213 台輔… 関弓へ お連れいたします。…私 自ら 王に ご報告し→ 164 00:16:47,213 --> 00:16:53,313 真の罪人は 誰であったか 裁量を お願い いたします。 165 00:16:56,706 --> 00:17:01,144 (六太)関弓へ帰る。 供は いらない。 166 00:17:01,144 --> 00:17:04,244 王には オレから 顛末を説明する。 167 00:17:06,866 --> 00:17:14,874 さては 白沢。 お前… 王や 台輔と謀って?! …なるほど!! 168 00:17:14,874 --> 00:17:20,213 (斡由)殺されるかも しれぬのに なぜ 関弓への使者を名乗り出た? 169 00:17:20,213 --> 00:17:24,534 なぜ 首が繋がったまま戻って来られたか? 170 00:17:24,534 --> 00:17:28,655 王は 私の人望あるを 妬まれたのだな。 171 00:17:28,655 --> 00:17:32,876 王は そんな事は しない。 分かるものか! 172 00:17:32,876 --> 00:17:37,313 お前と一緒に するな! 尚隆に比べれば お前は 屑だ!! 173 00:17:37,313 --> 00:17:43,313 (尚隆)ハハハハ! なかなか 心地よい 言葉を 聞かせてもらった。 174 00:17:45,822 --> 00:17:50,210 (陽子)<こうして 延王は 斡由と 向き合う事になった> 175 00:17:50,210 --> 00:17:53,112 <最初で… 最後の対決だった> 176 00:17:53,112 --> 00:17:59,068 王を誅するは 天を誅する事だ。民を 巻き込む事は なかろう。 177 00:17:59,068 --> 00:18:02,205 おれと お前が 討ち合ってみれば 済む事だ。 178 00:18:02,205 --> 00:18:08,205 もし お前が おれを斬ったなら それも また 天意なのだろう。 179 00:18:16,219 --> 00:18:21,319 州城を開城し 州師を 一旦 解散させよ。 180 00:18:26,045 --> 00:18:32,151 (斡由)確かに 誰か 一応 承りました。 捕えておけ。 181 00:18:32,151 --> 00:18:37,874 「温情」を 大盤振る舞いしてやる から 自傷させぬようにな。 182 00:18:37,874 --> 00:18:42,445 くっ…! 尚隆ーーっ!! …ん!? 183 00:18:42,445 --> 00:18:44,845 悧角っ!! ろくた! 184 00:18:46,649 --> 00:18:54,207 <更夜は その瞬間 延王に 襲い かかる妖魔を 止めてしまった> 185 00:18:54,207 --> 00:18:57,977 <斡由を守ろうと 思ったにも かかわらず…> 186 00:18:57,977 --> 00:19:00,977 今 楽に してやる。 187 00:19:04,550 --> 00:19:09,038 (更夜)オレにも 「大きいの」にも 行く場所なんか ないんだ。 188 00:19:09,038 --> 00:19:12,038 オレは 「妖魔の子」だから…。 189 00:19:14,377 --> 00:19:19,048 あ…?! 時間を くれぬか?…更夜。 190 00:19:19,048 --> 00:19:25,154 お前も この「養い親」も 追われる事のない土地を やろう。 191 00:19:25,154 --> 00:19:29,208 そんな世が 本当に 来るのだろうか? 192 00:19:29,208 --> 00:19:34,708 その為に おれは あるのだ …更夜。 ああ…… 193 00:19:37,216 --> 00:19:40,203 …待っている…。 194 00:19:40,203 --> 00:19:45,503 (更夜)黄海で 雁が そんな国に なるのを 待っている。 195 00:19:47,543 --> 00:19:54,717 (尚隆)…時折 斡由が 最後まで 美名だけでも貫けたら と思う…。 196 00:19:54,717 --> 00:20:01,040 …貫けたら 王として これほどの人材は無かった かもしれぬ。 197 00:20:01,040 --> 00:20:07,880 そうなれば あの場所に立っていたのは おれではなく 斡由だ…。 198 00:20:07,880 --> 00:20:13,319 だが あいにく おれが 残ってしまった。 199 00:20:13,319 --> 00:20:19,308 (陽子)<延王は 斡由を試した。 …そう 一対一で 向き合って> 200 00:20:19,308 --> 00:20:23,813 <つまり それが 「天に諮る」 という事を 意味したのだろう> 201 00:20:23,813 --> 00:20:29,552 <延王は 自分が王に ふさわしいかどうかを 知ろうと したのだ> 202 00:20:29,552 --> 00:20:33,373 <延王は 斡由の事を 「もう一人の自分だ」と言った> 203 00:20:33,373 --> 00:20:37,877 <斡由も また 自らの思いを 貫こうと したのだろう> 204 00:20:37,877 --> 00:20:42,648 <民への… 国への… 自分への思いを…> 205 00:20:42,648 --> 00:20:48,037 <そして 今 斡由は ここに 眠っている。 それが天意なら→ 206 00:20:48,037 --> 00:20:53,876 私自身も もう一人の 私の事を 考え続けなければ ならない> 207 00:20:53,876 --> 00:21:03,035 <もう一人の 私の事を… …心の中に……> 208 00:21:03,035 --> 00:21:08,875  現在  (陽子)今でも 天意が存在するか どうかは 分からない。 けれど→ 209 00:21:08,875 --> 00:21:15,882 今 私が ここに居る事 延王や 延台輔… それに→ 210 00:21:15,882 --> 00:21:21,537 楽俊が 居てくれる事は 天意とは 関係がないと思う。 211 00:21:21,537 --> 00:21:25,875 昇紘の処分は もう少し 考えてみる事にします。 212 00:21:25,875 --> 00:21:31,875 まだ 学ぶ事は 多い…。 それからでも遅くはない と…。 213 00:21:34,700 --> 00:21:40,223 (尚隆)それで いい…。 …時間は 十分あるぞ。 214 00:21:40,223 --> 00:21:45,523 (六太)まったく… しみったれた 昔話してんじゃねぇよ! 215 00:21:47,547 --> 00:21:52,552 お前まで 来るとはな…。 まったく 今日は 騒がしい。 216 00:21:52,552 --> 00:21:55,822 (楽俊)延台輔…。 217 00:21:55,822 --> 00:22:00,710 おいらにも 手助け出来る事が あったら 連絡してくれ。 218 00:22:00,710 --> 00:22:04,981 すぐには 飛んで行けないけど…。 219 00:22:04,981 --> 00:22:09,869 楽俊…… …ありがとう。 220 00:22:09,869 --> 00:22:14,974 白沢からは 了解を もらったけど 本当に いいのか? 221 00:22:14,974 --> 00:22:18,974 あれを見て 「ダメ」とは言えんだろう? ああ…。 222 00:22:21,314 --> 00:22:27,370 陽子には やはり 楽俊が 必要そうだな。 はい。 223 00:22:27,370 --> 00:22:31,374 え… 一体…? (六太)楽俊! 224 00:22:31,374 --> 00:22:38,881 慶の大学への転入が 本当に…? 認められたぞ! …延台輔! 225 00:22:38,881 --> 00:22:45,204 うちの 最優秀生徒の願いを…と 無下には出来ぬ。 いうかさァ… 226 00:22:45,204 --> 00:22:51,210 (六太)「陽子が心配だ」って うるさくて しょうがない。 227 00:22:51,210 --> 00:22:57,149 楽俊は 「私の造る国を 見てみたい」と 言ってくれた。 228 00:22:57,149 --> 00:23:01,370 よかったら 私の側で 見ていて くれないか? 229 00:23:01,370 --> 00:23:06,309 私が 道を 踏み外さぬよう…。 …陽子…。 230 00:23:06,309 --> 00:23:09,409 ふっ…。 ……あ!? 231 00:23:15,651 --> 00:23:19,539 (六太)更夜… 言ってたよな…。 232 00:23:19,539 --> 00:23:24,043  回想  (更夜)いつまででも… 待っているから…。 233 00:23:24,043 --> 00:23:31,867  現在  そうだな。 …まだ 更夜の望む国を造れていない という事だろう…。 234 00:23:31,867 --> 00:23:36,205 五百年たって なお おれに頑張れと言うわけか…。 235 00:23:36,205 --> 00:23:41,705 何 言ってんだよォ… そんなの 当たり前じゃねぇか! 236 00:23:44,146 --> 00:23:47,146 そうだったな…。 237 00:23:57,710 --> 00:24:09,472 ♪♪~ (エンディング・テーマ) 238 00:24:09,472 --> 00:24:54,150 ♪♪~ 239 00:24:54,150 --> 00:25:28,650 ♪♪~