1 00:00:01,719 --> 00:00:04,388 (セッシャ)ダリエル殿! 2 00:00:04,388 --> 00:00:06,390 (ダリエル)どうしました? 3 00:00:06,390 --> 00:00:09,893 (セッシャ)クエスト中に すごい御仁と お会いしたでござるよ。 4 00:00:09,893 --> 00:00:13,230 すごい御仁? 5 00:00:13,230 --> 00:00:19,403 (セッシャ)えっ! 先代勇者 アランツィル殿でござる。 6 00:00:19,403 --> 00:00:23,407 あ…。 7 00:00:23,407 --> 00:00:26,410 《ダリエル:勇者アランツィル…》 8 00:00:28,412 --> 00:00:32,082 (ゼビアンテス)ダリエル おやつどこ~? 9 00:00:32,082 --> 00:00:35,753 えっ! (ゼビアンテス) ママさんが作っといてくれたやつ。 10 00:00:35,753 --> 00:00:37,921 ん? あら? 11 00:00:37,921 --> 00:00:41,425 おじいちゃん おっぱい見えてますよ~? 12 00:00:41,425 --> 00:00:45,262 《まずい! ゼビアンテス様が 帰らぬ人になってしまう!》 13 00:00:45,262 --> 00:00:50,100 す… すみません! ちょっと! (ゼビアンテス)なっ 何よ~。 14 00:00:50,100 --> 00:00:54,772 死にたいんですか? あの人は歴代最強勇者のアランツィル。 15 00:00:54,772 --> 00:00:58,876 (ゼビアンテス)アランチ? (ダリエル)あのヤケドを見たでしょう! 16 00:00:58,876 --> 00:01:03,714 グランバーザ様の阿鼻叫喚 焦熱無間炎獄をくらって→ 17 00:01:03,714 --> 00:01:05,716 ついたものです! 18 00:01:05,716 --> 00:01:08,719 あっ あれをくらって 生きているのだわ? 19 00:01:08,719 --> 00:01:13,390 わかりましたか? アイツは血も涙もない戦闘マシーン。 20 00:01:13,390 --> 00:01:15,726 めったなことを言っては…。 21 00:01:15,726 --> 00:01:20,731 ア… アランツィル様? (アランツィル)ん? 22 00:01:20,731 --> 00:01:23,734 危なっ…。 私と握手! 23 00:01:23,734 --> 00:01:26,904 いっ…。 フフフフフ…。 24 00:01:26,904 --> 00:01:29,239 あ…。 25 00:01:29,239 --> 00:01:31,241 アランツィル様だ! 26 00:01:31,241 --> 00:01:35,746 わ~い! 先代勇者様! 27 00:01:35,746 --> 00:01:41,251 高い高い! アッハッハッハ…。 28 00:01:41,251 --> 00:01:44,421 わ~! アハハハ…。 もっと もっと~! 29 00:01:44,421 --> 00:01:46,423 ん? 30 00:01:46,423 --> 00:01:48,425 えぇ~! 31 00:01:48,425 --> 00:01:51,328 《さ… 殺人鬼テーマパーク…》 32 00:01:56,266 --> 00:01:59,203 (アランツィル)フゥー。 (ダリエル)お疲れさまでした。 33 00:01:59,203 --> 00:02:03,207 すみません 話の途中で。 34 00:02:03,207 --> 00:02:05,209 あぁ いえ…。 35 00:02:05,209 --> 00:02:07,211 あっ 知り合いの子なんですけど…。 36 00:02:07,211 --> 00:02:09,213 (2人)うっ。 37 00:02:09,213 --> 00:02:11,548 私と握手。 え? 38 00:02:11,548 --> 00:02:13,717 フフーン。 39 00:02:13,717 --> 00:02:16,887 (ダリエル)よ… よかったなぁ ゼビちゃん。 40 00:02:16,887 --> 00:02:20,724 アランツィル様 あちらのソファにどうぞ。 41 00:02:20,724 --> 00:02:25,896 優しいおじいちゃん! 人間族に対しては ですね。 42 00:02:25,896 --> 00:02:30,567 とにかく隙を見て逃げてください。 あと注意点が1つ。 43 00:02:30,567 --> 00:02:33,403 アイツは魔力を察知します。 44 00:02:33,403 --> 00:02:37,241 少なくとも 村の外に出るまで 魔力を使わないでください。 45 00:02:37,241 --> 00:02:41,745 (ゼビアンテス)はいはい。 ママさんのおやつ 食べてからね~。 46 00:04:33,724 --> 00:04:38,729 ご挨拶が遅れました。 村長のダリエルです。 47 00:04:38,729 --> 00:04:41,899 それで 何用でこちらに? 48 00:04:41,899 --> 00:04:45,235 我が弟子 レーディが長いこと→ 49 00:04:45,235 --> 00:04:48,906 やっかいになっていると 聞きました。 (レーディ)すみません! 50 00:04:48,906 --> 00:04:53,911 (レーディ)魔王討伐が滞っていて。 謝ることはない。 51 00:04:53,911 --> 00:04:57,080 悪いのは私だ。 え? 52 00:04:57,080 --> 00:05:00,684 お前を送り出したのは 性急すぎたのだ。 53 00:05:00,684 --> 00:05:05,188 この傷も癒えてきたゆえ 伝え損ねていたことを→ 54 00:05:05,188 --> 00:05:08,191 じっくり 叩き込んでやろうと思ってな。 55 00:05:08,191 --> 00:05:11,528 では また アランツィル様と 修行ができるんですか? 56 00:05:11,528 --> 00:05:13,530 そうだ。 57 00:05:13,530 --> 00:05:17,701 《ちょうどいい。 その間にゼビアンテス様も逃げ出せる》 58 00:05:17,701 --> 00:05:20,504 では 訓練所に案内します。 59 00:05:22,539 --> 00:05:25,876 村長殿 その前に1つ…。 60 00:05:25,876 --> 00:05:27,878 ん? はい? 61 00:05:27,878 --> 00:05:32,382 先ほどから 怪しい気配がするのですが。 62 00:05:32,382 --> 00:05:35,385 えっ? 63 00:05:35,385 --> 00:05:39,222 (ガシタ)アニキ~! あぁ。 64 00:05:39,222 --> 00:05:43,226 フッハハ フフフフ…。 うちの最強冒険者です。 65 00:05:45,395 --> 00:05:48,065 フーン。 66 00:05:48,065 --> 00:05:52,402 ん? 俺じゃなくて 先代勇者を見なさい。 67 00:05:52,402 --> 00:05:55,405 勉強になるから。 は~い! 68 00:05:55,405 --> 00:05:59,009 (アランツィル)指導は実戦形式で。 はい! 69 00:05:59,009 --> 00:06:03,213 いつでも来なさい。 70 00:06:07,851 --> 00:06:09,853 ふっ! 71 00:06:09,853 --> 00:06:12,689 サイン書きながらよけてる? 72 00:06:12,689 --> 00:06:15,859 子どもたちを 待たせるわけにはいかんのでね。 73 00:06:15,859 --> 00:06:17,861 ふっ! 74 00:06:17,861 --> 00:06:19,863 あっ! 75 00:06:19,863 --> 00:06:22,366 わぁ! 76 00:06:22,366 --> 00:06:27,204 《何が実戦だ。 完全に遊ばれてる》 77 00:06:27,204 --> 00:06:29,706 ハァ ハァ ハァ…。 78 00:06:29,706 --> 00:06:33,710 《レーディが ここまで 何もできないなんて》 79 00:06:33,710 --> 00:06:35,879 ありがとう! 80 00:06:35,879 --> 00:06:39,216 鍛錬は怠ってないようだな。 81 00:06:39,216 --> 00:06:43,720 剣技の腕が確実に上がっている。 誰に習った? 82 00:06:43,720 --> 00:06:46,890 ダリエル殿に 稽古をつけてもらっています。 83 00:06:46,890 --> 00:06:48,892 村長殿? 84 00:06:48,892 --> 00:06:53,230 私の知る限り アランツィル様の次くらいに強いんです。 85 00:06:53,230 --> 00:06:56,733 《そんなに けしかけるようなこと 言わなくても》 86 00:06:56,733 --> 00:07:01,004 なるほど。 並の力を超え始めると→ 87 00:07:01,004 --> 00:07:04,007 実力が測りづらくなる。 88 00:07:04,007 --> 00:07:06,710 本人が隠そうとするからだ。 89 00:07:08,679 --> 00:07:12,849 ダリエル殿。 私と手合わせをお願いしたい。 90 00:07:12,849 --> 00:07:14,851 (ざわめき) 91 00:07:14,851 --> 00:07:19,356 我が弟子に こうまで言わせる力を 見せてくれないか? 92 00:07:19,356 --> 00:07:23,026 いや… 俺は 冒険者を引退してますから。 93 00:07:23,026 --> 00:07:27,864 そうだよな いくら村長でも。 先代勇者様には…。 94 00:07:27,864 --> 00:07:31,034 お前ら 俺のアニキをナメんなよ! 95 00:07:31,034 --> 00:07:33,370 最強と書いてアニキって読むの 知ってっか! 96 00:07:33,370 --> 00:07:38,208 さすがに相手が悪いよ。 なぁ? あぁ。 97 00:07:38,208 --> 00:07:43,213 さ… 最強は 俺のアニキだし…。 うっ う う…。 98 00:07:43,213 --> 00:07:45,716 《やるしか… ないのか》 99 00:07:48,218 --> 00:07:50,220 んっ…。 100 00:07:53,723 --> 00:07:58,328 《い… いかん 実際 向き合うと》 101 00:08:05,168 --> 00:08:07,170 ハッ。 102 00:08:07,170 --> 00:08:10,674 《先代勇者 怖い》 103 00:08:10,674 --> 00:08:13,677 あ… あの…。 104 00:08:13,677 --> 00:08:15,679 ん? 105 00:08:15,679 --> 00:08:19,349 その前に…。 106 00:08:19,349 --> 00:08:24,187 腹が減っては戦えません。 まずは お昼にしましょう。 107 00:08:24,187 --> 00:08:28,358 (アランツィル)ふむ… それもそうだな。 108 00:08:28,358 --> 00:08:30,761 フゥ~。 109 00:08:32,696 --> 00:08:38,201 なんだ これは? 海老天むすびだそうです。 110 00:08:42,038 --> 00:08:46,543 ほんのり硬めに炊いた米から 油のうまみが はじめまして! 111 00:08:46,543 --> 00:08:49,045 さらに プリプリとしたうれしい食感は→ 112 00:08:49,045 --> 00:08:51,882 まさにエビさんからの こんにちは! 113 00:08:51,882 --> 00:08:55,385 んんっ うっ! あっ だっ 大丈夫ですか? 114 00:08:55,385 --> 00:08:57,554 胃液が上がってきた。 115 00:08:57,554 --> 00:08:59,990 油っこいものがダメになってきてね。 116 00:08:59,990 --> 00:09:04,327 すみません 無理しなくても…。 117 00:09:04,327 --> 00:09:08,665 いや うれしい。 久しぶりなんだ。 118 00:09:08,665 --> 00:09:11,668 誰かの作った弁当なんて。 119 00:09:15,338 --> 00:09:20,744 ((先代勇者 アランツィル様を 鬼へと変えたんです)) 120 00:09:25,682 --> 00:09:27,851 あの…。 ん? 121 00:09:27,851 --> 00:09:30,754 夕飯は さっぱり系にしますか。 122 00:09:32,689 --> 00:09:39,196 ふ~ん? やっぱり 全然怖そうじゃないのだわぁ。 123 00:09:39,196 --> 00:09:43,700 さて 約束したし…。 124 00:09:43,700 --> 00:09:46,303 歩いて帰るのだわぁ。 125 00:09:48,371 --> 00:09:50,373 あっ! 126 00:09:50,373 --> 00:09:52,375 よっと。 127 00:09:52,375 --> 00:09:54,711 ナイスキャッチ だわ! 128 00:09:54,711 --> 00:09:57,547 ママさんにボーナスもらえそう。 ウフフ。 129 00:09:57,547 --> 00:10:01,751 ん? ど… どうしました? 130 00:10:04,387 --> 00:10:06,389 ハッ。 131 00:10:16,733 --> 00:10:19,569 キャッ! な… 何? 132 00:10:19,569 --> 00:10:22,739 あぁ! ハッ。 133 00:10:22,739 --> 00:10:24,741 小娘。 134 00:10:26,743 --> 00:10:29,746 魔族だったのか。 135 00:10:37,087 --> 00:10:40,423 ただならぬものを 感じてはいたが…。 136 00:10:40,423 --> 00:10:43,760 村長殿 手合わせはあとに。 137 00:10:43,760 --> 00:10:47,764 今は魔族を排除しなければ。 138 00:10:49,766 --> 00:10:51,768 あ… あぁ…。 139 00:10:53,770 --> 00:10:55,772 魔族だろうと→ 140 00:10:55,772 --> 00:10:59,776 この村で誰かの命を奪うことは 俺が許しません! 141 00:11:10,720 --> 00:11:13,723 《ダリエル:先代勇者 アランツィル。 142 00:11:13,723 --> 00:11:17,394 コイツと向き合うのは 初めてじゃない。 143 00:11:17,394 --> 00:11:20,397 だけど いつも…》 144 00:11:20,397 --> 00:11:24,567 ((グランバーザ:下がっていろ。 お前たちは私が守る)) 145 00:11:24,567 --> 00:11:29,739 《ダリエル:グランバーザ様が かばってくださっていた》 146 00:11:29,739 --> 00:11:33,243 話を聞いてください! アランツィル様! 147 00:11:35,245 --> 00:11:39,749 邪魔をするなら どいていただこう。 148 00:11:49,759 --> 00:11:51,761 スティング! 149 00:11:54,764 --> 00:11:57,267 ぐっ ぐぁ…。 150 00:11:57,267 --> 00:11:59,202 ぐっ! 151 00:11:59,202 --> 00:12:03,306 おっ! あっ あぁ~! 152 00:12:06,710 --> 00:12:08,712 くっ! 153 00:12:08,712 --> 00:12:10,714 ガード! 154 00:12:10,714 --> 00:12:12,716 くっ! 155 00:12:12,716 --> 00:12:15,218 アニキ! ダリエル殿! 156 00:12:15,218 --> 00:12:17,220 来るな! 157 00:12:19,222 --> 00:12:21,224 ハァ ハァ…。 158 00:12:21,224 --> 00:12:25,228 《ただの棒切れで 石の壁を壊すなんて》 159 00:12:27,731 --> 00:12:34,738 4特性すべてに恵まれる者が 私以外にいるとは…。 160 00:12:38,408 --> 00:12:42,579 現役時代 強い者は あらかた探したが→ 161 00:12:42,579 --> 00:12:46,082 なぜ君に巡り合わなかったのか。 162 00:12:46,082 --> 00:12:49,085 いや 今からでも遅くはない。 163 00:12:49,085 --> 00:12:51,921 勇者になれ ダリエルくん。 164 00:12:51,921 --> 00:12:56,259 ともに 邪悪なる魔族を 根絶やしにしよう。 165 00:12:56,259 --> 00:12:58,261 ありえない。 166 00:12:58,261 --> 00:13:01,197 ほう… そうか。 167 00:13:01,197 --> 00:13:05,201 では 凄皇裂空を撃つ。 168 00:13:05,201 --> 00:13:09,372 スティングのオーラを込める。 169 00:13:09,372 --> 00:13:12,275 決して外さん! 170 00:13:16,212 --> 00:13:18,381 あっ! 171 00:13:18,381 --> 00:13:21,384 凄皇裂空! 172 00:13:27,724 --> 00:13:29,726 ガード! キャーッ! 173 00:13:29,726 --> 00:13:31,728 アニキ! 174 00:13:37,734 --> 00:13:44,240 命を奪うことを恐れる者はいる。 175 00:13:44,240 --> 00:13:49,746 ゆえに戦いたくない。 シンプルで わかりやすい。 176 00:13:49,746 --> 00:13:52,582 アランツィル様 これ以上は! 177 00:13:52,582 --> 00:13:55,752 お願いします! アランツィル…。 178 00:13:55,752 --> 00:13:59,255 うっ あぁ…。 179 00:14:02,692 --> 00:14:09,699 (アランツィル)君は理解不能だな。 なぜ魔族を守る? 180 00:14:09,699 --> 00:14:13,703 種族は関係ない。 181 00:14:13,703 --> 00:14:18,208 俺は 誰にも 傷ついてほしくないだけです。 182 00:14:18,208 --> 00:14:21,711 そんなことは不可能だ。 183 00:14:21,711 --> 00:14:27,217 2種族は はるか昔から 殺し合いを続けている。 184 00:14:27,217 --> 00:14:33,890 どうやって守る? まさか 世界平和を目指すつもりか? 185 00:14:33,890 --> 00:14:37,060 必要であれば 目指します。 186 00:14:37,060 --> 00:14:39,729 高尚な魂だ。 187 00:14:39,729 --> 00:14:42,899 そんなんじゃありません。 188 00:14:42,899 --> 00:14:44,901 エゴですよ。 189 00:14:44,901 --> 00:14:50,240 誰かが傷つくと 自分が痛いから。 190 00:14:50,240 --> 00:14:53,743 痛い思いをしたくないだけ。 191 00:14:53,743 --> 00:14:56,246 アランツィル様は→ 192 00:14:56,246 --> 00:15:00,183 とてもつらい経験をされたと 聞きました。 193 00:15:00,183 --> 00:15:03,686 俺にも 妻と子どもがいます。 194 00:15:03,686 --> 00:15:09,359 それを失うなんて 想像しただけで死ぬほどつらい。 195 00:15:09,359 --> 00:15:14,697 そして俺は 後ろで震えている ゼビアンテス様も大切なんです。 196 00:15:14,697 --> 00:15:18,701 ゼビアンテス様を失っても 同じくらいつらい。 197 00:15:18,701 --> 00:15:20,870 うっ うぅ…。 198 00:15:20,870 --> 00:15:25,708 そういう イヤな思いをしたくないだけの→ 199 00:15:25,708 --> 00:15:27,710 ただのエゴです。 200 00:15:27,710 --> 00:15:32,215 なぜ そこまで魔族にいれこむ? 201 00:15:34,384 --> 00:15:39,889 俺は 魔族に育ててもらったから。 202 00:15:42,725 --> 00:15:46,729 久しぶり… だっけ? 203 00:15:46,729 --> 00:15:50,733 僕ちん 忘れっぽいからさぁ。 204 00:15:50,733 --> 00:15:53,736 ケガは もういいのかい? 205 00:15:53,736 --> 00:15:56,239 グランバーザくん。 はっ! 206 00:15:56,239 --> 00:16:00,343 魔王様におかれましては ご機嫌麗しく。 207 00:16:00,343 --> 00:16:04,180 ご無沙汰をしてしまい 汗顔の至りにございます。 208 00:16:04,180 --> 00:16:10,186 しかし また お姿が変わられましたようで。 209 00:16:10,186 --> 00:16:12,188 さらに雄々しく…。 210 00:16:12,188 --> 00:16:17,694 あぁ 僕ちんが 恐ろしい化け物に見えてるなら→ 211 00:16:17,694 --> 00:16:20,863 それは君が強くなった証拠だよ。 212 00:16:20,863 --> 00:16:24,200 どういうふうに見えてるか 知らないけど→ 213 00:16:24,200 --> 00:16:29,372 僕ちんの形は 己を映す鏡だから。 214 00:16:29,372 --> 00:16:33,209 君は まだまだ成長期なんだね。 215 00:16:33,209 --> 00:16:37,380 それで 今日は お願いがあるんでしょ? 216 00:16:37,380 --> 00:16:39,382 はい。 217 00:16:39,382 --> 00:16:43,386 我が愚息 バシュバーザをクビに! 218 00:16:43,386 --> 00:16:47,223 速やかなる更迭の勅命を いただきたく。 219 00:16:47,223 --> 00:16:50,727 フッ どうして? 220 00:16:50,727 --> 00:16:57,233 数々の失態に加え 1年もの間 姿をくらませ→ 221 00:16:57,233 --> 00:17:01,671 四天王の責務を 放っておいたかと思いきや→ 222 00:17:01,671 --> 00:17:05,174 自室から出てこず→ 223 00:17:05,174 --> 00:17:09,679 部下の呼びかけにも 応じないといいます。 224 00:17:09,679 --> 00:17:12,181 現状 魔王軍は→ 225 00:17:12,181 --> 00:17:16,185 ドロイエ1人の働きによって 保てていますが→ 226 00:17:16,185 --> 00:17:19,689 いつまでも負担をかけられません。 227 00:17:19,689 --> 00:17:23,693 息子の将来を 閉ざすことになるけど いいの? 228 00:17:23,693 --> 00:17:27,697 構いません。 どうか 魔王軍のためにも! 229 00:17:27,697 --> 00:17:32,368 魔王軍のため? 違うなぁ。 230 00:17:32,368 --> 00:17:35,371 自分のためでしょ? 231 00:17:35,371 --> 00:17:38,041 君は ただ怒ってるんだ。 232 00:17:38,041 --> 00:17:41,377 ダリエルくんをクビにされたから。 233 00:17:41,377 --> 00:17:46,716 血を分けた息子より 君は その手で拾い 育てた→ 234 00:17:46,716 --> 00:17:49,719 部下のほうが大事なんだ。 235 00:17:52,722 --> 00:17:56,893 ((ベゼタン:ここより東の森に→ 236 00:17:56,893 --> 00:18:01,664 勇者にとっての切り札を残した。 237 00:18:01,664 --> 00:18:07,670 うまく使えば 勇者を必ず倒せる。 238 00:18:07,670 --> 00:18:11,174 そ… その暁には→ 239 00:18:11,174 --> 00:18:14,677 成功をもたらしたのは→ 240 00:18:14,677 --> 00:18:20,683 水の四天王 この ベゼタンだと…。 241 00:18:20,683 --> 00:18:23,686 隠形魔法か。 242 00:18:30,693 --> 00:18:32,695 ん? 243 00:18:32,695 --> 00:18:35,698 赤子!? 244 00:18:35,698 --> 00:18:38,367 う~。 245 00:18:38,367 --> 00:18:44,874 えっと 名前のわかるものは… ないか。 246 00:18:44,874 --> 00:18:47,210 フッ。 247 00:18:47,210 --> 00:18:52,381 すまないな 私などが出迎えで。 248 00:18:52,381 --> 00:18:56,219 でも 大丈夫だ。 私が お前を守ってやる。 249 00:18:56,219 --> 00:19:00,323 う~。 私は 四天王に選ばれてな。 250 00:19:00,323 --> 00:19:03,826 魔族の中で いちばん強いんだ。 フフッ。 251 00:19:03,826 --> 00:19:08,164 (赤ん坊の声) 252 00:19:08,164 --> 00:19:10,666 アハハッ 天使のようだ。 253 00:19:10,666 --> 00:19:13,669 そうだ ダリエル! 254 00:19:13,669 --> 00:19:16,672 君の名前だ。 どうだろう?)) 255 00:19:16,672 --> 00:19:19,175 (赤ん坊の声) 256 00:19:21,177 --> 00:19:25,281 いえ どちらも大切な息子です。 257 00:19:27,350 --> 00:19:30,353 ラクス村。 はっ? 258 00:19:30,353 --> 00:19:37,026 魔族領の南西 人間族の村さ。 そこにダリエルくんはいるよ。 259 00:19:37,026 --> 00:19:40,029 ご厚意 感謝いたします! 260 00:19:40,029 --> 00:19:43,866 連れ戻せるかは わかんないよ。 261 00:19:43,866 --> 00:19:47,703 彼 だいぶ なじんじゃってるみたいだし。 262 00:19:47,703 --> 00:19:50,706 4特性のオーラを備えた→ 263 00:19:50,706 --> 00:19:54,877 あの先代勇者みたいに 活躍してるって。 264 00:19:54,877 --> 00:19:56,879 あっ。 265 00:19:56,879 --> 00:20:02,718 ((ベゼタン:勇者にとっての 切り札を残した)) 266 00:20:02,718 --> 00:20:05,721 魔族が 君を育てた? 267 00:20:05,721 --> 00:20:07,723 えぇ。 268 00:20:07,723 --> 00:20:11,727 33年前 水の四天王ベゼタン様が→ 269 00:20:11,727 --> 00:20:17,233 俺を拾い グランバーザ様に託され 育てられたと。 270 00:20:17,233 --> 00:20:21,737 ((アランツィル:襲撃犯の四天王 ベゼタンは しとめたが→ 271 00:20:21,737 --> 00:20:25,741 息子は 遺体さえ戻ってこなかった)) 272 00:20:25,741 --> 00:20:28,244 ハッ! 273 00:20:28,244 --> 00:20:33,082 ダリエルくん 君は今 いくつだ? 274 00:20:33,082 --> 00:20:35,785 33ですが。 275 00:20:44,260 --> 00:20:48,097 君は 私の息子だ。 276 00:20:48,097 --> 00:20:50,600 えっ? 277 00:20:50,600 --> 00:20:55,271 ちょ ちょっと待ってください。 なんで そうなるんです? 278 00:20:55,271 --> 00:21:02,712 33年前 私の妻を殺した四天王ベゼタン。 279 00:21:02,712 --> 00:21:06,382 息子も その時 殺されたかと思っていた。 280 00:21:06,382 --> 00:21:11,888 だが 今聞かせてもらった君の話→ 281 00:21:11,888 --> 00:21:15,725 4特性のオーラは 親から子へ遺伝する。 282 00:21:15,725 --> 00:21:21,230 つまり すべてが 私の息子だと証明している。 283 00:21:21,230 --> 00:21:27,236 《先代勇者 アランツィルが 俺の本当の父親?》 284 00:21:34,744 --> 00:21:36,847 炎熱障壁。 285 00:21:47,256 --> 00:21:50,760 (ダリエル)グ… グランバーザ様! 286 00:22:01,704 --> 00:22:06,709 たくましくなったな ダリエル。