1 00:01:33,026 --> 00:01:35,529 (葵)来るなら来なさい。 2 00:01:35,529 --> 00:01:40,033 私が あんたたちをさばいて 狼鍋にでもしてやるから! 3 00:01:40,033 --> 00:01:44,204 (うなり声) 4 00:01:44,204 --> 00:01:49,109 ウー アー…。 5 00:01:51,712 --> 00:01:56,049 えっ? ウー アー。 6 00:01:56,049 --> 00:01:59,853 ウー アー。 あれ なに…。 7 00:02:01,822 --> 00:02:03,824 銀次さん! 8 00:02:03,824 --> 00:02:07,327 ハァ ハァ ハァ ハァ ハァ…。 9 00:02:07,327 --> 00:02:10,330 あっ! そんな…。 10 00:02:10,330 --> 00:02:13,333 銀次さん しっかりして! 11 00:02:17,004 --> 00:02:19,606 《どうすれば…》 12 00:02:31,685 --> 00:02:35,355 待って 待ってよ。 13 00:02:35,355 --> 00:02:37,357 待っ…。 14 00:02:39,359 --> 00:02:42,362 寒い…。 15 00:02:44,364 --> 00:02:49,369 《銀次さんが… 春日が…。 16 00:02:49,369 --> 00:02:52,873 大旦那様…》 17 00:02:52,873 --> 00:02:58,578 私… まだ 倒れるわけには…。 18 00:03:02,983 --> 00:03:07,821 《鬼火… あたたかい》 19 00:03:07,821 --> 00:03:11,324 エイ! ルウ。 20 00:03:11,324 --> 00:03:14,995 シッシッシッ。 テン ミイ。 21 00:03:14,995 --> 00:03:17,497 《私 生きてるの?》 22 00:03:17,497 --> 00:03:20,167 ミイ。 チイ。 23 00:03:20,167 --> 00:03:23,837 ハッ! 24 00:03:23,837 --> 00:03:27,007 な… 何 あなたたち。 25 00:03:27,007 --> 00:03:29,009 ここは…。 26 00:03:31,011 --> 00:03:33,013 ミイ。 ミイ。 27 00:03:35,015 --> 00:03:39,686 あなたたちが 助けてくれたの? (雪ん子たち)ルールー。 28 00:03:39,686 --> 00:03:43,690 ありがとう。 私は津場木葵といいます。 29 00:03:43,690 --> 00:03:45,859 銀次さんは!? 30 00:03:45,859 --> 00:03:47,861 ミ~。 31 00:03:50,363 --> 00:03:52,365 銀次さん! 32 00:03:52,365 --> 00:03:55,368 (寝息) 33 00:03:55,368 --> 00:03:57,704 よかった。 34 00:03:57,704 --> 00:04:01,475 (銀次)葵さん…。 35 00:04:01,475 --> 00:04:04,478 銀次さん! 36 00:04:04,478 --> 00:04:08,648 よかった あなたが無事で。 37 00:04:08,648 --> 00:04:12,319 雪ん子たちが 助けてくれたんですね。 38 00:04:12,319 --> 00:04:16,990 雪ん子っていうの? あの子たち。 39 00:04:16,990 --> 00:04:21,995 (銀次)えぇ 雪と暮らすのが 最も得意なあやかしで。 40 00:04:21,995 --> 00:04:24,998 うっ! 銀次さん! 41 00:04:24,998 --> 00:04:27,834 すぐに 何か食べられるものを作るわ。 42 00:04:27,834 --> 00:04:31,338 チッ チチ! えっ? 何? 43 00:04:31,338 --> 00:04:35,008 (チビ)厨房を貸してくれるって 言ってるでしゅ~。 44 00:04:35,008 --> 00:04:38,011 とう! しゅた! 45 00:04:38,011 --> 00:04:40,680 チビ あんた いたの? 46 00:04:40,680 --> 00:04:43,016 ずっといたでしゅ。 47 00:04:43,016 --> 00:04:47,020 寒くて寒くて おねむだったでしゅ~。 48 00:04:47,020 --> 00:04:51,024 冬眠? 通訳ありがとう。 49 00:04:51,024 --> 00:04:56,696 わぁ~ かわいらしい台所ね。 50 00:04:56,696 --> 00:05:00,467 (雪ん子たち)チーチー ルールー。 51 00:05:00,467 --> 00:05:02,636 ここにあるものは何でも➨ 52 00:05:02,636 --> 00:05:04,971 使っていいって言ってましゅ~。 53 00:05:04,971 --> 00:05:09,643 本当にありがとう! 何を作ろうかしら。 54 00:05:09,643 --> 00:05:11,812 ドードー。 55 00:05:11,812 --> 00:05:13,813 油揚げ! 56 00:05:13,813 --> 00:05:17,651 あなた 銀次さんのこと わかってるわね。 57 00:05:17,651 --> 00:05:22,656 ご飯にチーズ 燻製のお肉…。 58 00:05:22,656 --> 00:05:26,493 油揚げたっぷりの チーズドリアがいいかも。 59 00:05:26,493 --> 00:05:29,996 あっ… あぁ~っ! 60 00:05:29,996 --> 00:05:33,166 これ これ リコ茸じゃない!? 61 00:05:33,166 --> 00:05:35,669 ねぇ これ どこに生えてるの? 62 00:05:35,669 --> 00:05:39,339 私 絶対に 持って帰らなくちゃいけないの! 63 00:05:39,339 --> 00:05:41,508 チーチールルル。 チーチーチー。 64 00:05:41,508 --> 00:05:43,510 チチ ルルル。 65 00:05:43,510 --> 00:05:47,180 リコ茸は神の恵みで 神聖な場所にあるので➨ 66 00:05:47,180 --> 00:05:51,351 タダで教えるわけにはいかない って言ってるでしゅ~。 67 00:05:51,351 --> 00:05:54,187 そうねぇ。 68 00:05:54,187 --> 00:05:58,692 私にできることといえば お料理しかないんだけれど。 69 00:05:58,692 --> 00:06:01,294 チーチー。 ルルル。 テテテー。 70 00:06:01,294 --> 00:06:04,965 (雪ん子たち)テテテ~ チ~チ~チ~。 71 00:06:04,965 --> 00:06:08,802 シシシシ~ テイ チイ。 72 00:06:08,802 --> 00:06:11,638 冬の王にお供えする➨ 73 00:06:11,638 --> 00:06:15,308 甘くて冷たいお菓子が 欲しいって言ってるでしゅ~。 74 00:06:15,308 --> 00:06:18,979 冬の王にお供えするお菓子? 75 00:06:18,979 --> 00:06:20,981 それと交換なら➨ 76 00:06:20,981 --> 00:06:23,984 リコ茸のありかを 教えてくれるそうでしゅ~。 77 00:06:23,984 --> 00:06:28,488 わかったわ。 (雪ん子たち)シャシャシャ~! 78 00:06:28,488 --> 00:06:32,659 甘くて冷たいお菓子…。 79 00:06:32,659 --> 00:06:36,663 よし アイス大福にしましょう。 80 00:06:36,663 --> 00:06:55,348 ♬~ 81 00:06:55,348 --> 00:06:58,018 どうかしら? 82 00:06:58,018 --> 00:07:01,288 たくさんあるから みんなで食べてみて。 83 00:07:01,288 --> 00:07:04,457 (雪ん子たち)ユユ ユユユ。 84 00:07:04,457 --> 00:07:09,462 (雪ん子たち)ニューン ニュニューン! 85 00:07:09,462 --> 00:07:11,965 気に入ってくれたみたい。 86 00:07:11,965 --> 00:07:14,267 ドリアも焼けたかしら。 87 00:07:16,970 --> 00:07:19,639 銀次さん これ食べて。 88 00:07:19,639 --> 00:07:22,475 きっと霊力を回復できるから。 89 00:07:22,475 --> 00:07:26,479 葵さん 恐れ入ります。 90 00:07:26,479 --> 00:07:30,283 うっ…。 あっ 無理しないで。 91 00:07:33,320 --> 00:07:36,623 ふ~ ふ~。 92 00:07:42,329 --> 00:07:44,331 よかった。 93 00:07:44,331 --> 00:07:46,333 すみません 葵さん。 94 00:07:46,333 --> 00:07:49,836 わざわざ食べさせていただいて。 お恥ずかしい。 95 00:07:49,836 --> 00:07:53,640 なに言ってるの。 こういう時は お互いさまよ。 96 00:08:00,280 --> 00:08:02,949 (葵/銀次)ごちそうさまでした! 97 00:08:02,949 --> 00:08:05,285 (チビ)葵しゃん。 98 00:08:05,285 --> 00:08:07,287 雪ん子しゃんたちが➨ 99 00:08:07,287 --> 00:08:11,624 冬の王に お供えを持っていくって 言ってるでしゅ~。 100 00:08:11,624 --> 00:08:14,961 我々も行きましょう。 101 00:08:14,961 --> 00:08:17,964 ♬(チビ/雪ん子たち) 「シャンシャンシャン シャンシャンシャン」 102 00:08:17,964 --> 00:08:24,971 ♬「シャンシャンシャン シャンシャンシャン シャンシャンシャン シャンシャンシャン…」 103 00:08:24,971 --> 00:08:28,308 葵さん 上を見てください。 104 00:08:28,308 --> 00:08:31,978 えっ? わあっ! 105 00:08:31,978 --> 00:08:34,981 極光が出た翌日の星空は➨ 106 00:08:34,981 --> 00:08:37,984 こんなふうに 鮮やかになるそうです。 107 00:08:37,984 --> 00:08:41,321 キヨ様が 私たちに見せようとしていた➨ 108 00:08:41,321 --> 00:08:43,990 すごいものは これだったんです。 109 00:08:43,990 --> 00:08:46,493 宝石みたい! 110 00:08:50,663 --> 00:08:55,001 《大旦那様の瞳の色みたい》 111 00:08:55,001 --> 00:08:58,338 葵… さん? 112 00:08:58,338 --> 00:09:01,107 ご ごめんなさい。 113 00:09:01,107 --> 00:09:04,611 あれ… どうして…。 114 00:09:04,611 --> 00:09:08,448 あの星が 大旦那様の瞳の色に似ていると➨ 115 00:09:08,448 --> 00:09:10,784 そう思っていましたか? 116 00:09:10,784 --> 00:09:13,620 えっ? わかりますよ。 117 00:09:13,620 --> 00:09:16,623 私だって そう思ったのですから。 118 00:09:16,623 --> 00:09:19,292 銀次さん。 119 00:09:19,292 --> 00:09:23,963 葵さんは 大旦那様に会いたいのですよね。 120 00:09:23,963 --> 00:09:26,800 我慢しなくていいですよ。 121 00:09:26,800 --> 00:09:31,638 あなたは妖都で 自分の役目は 周りを助けることだと定め➨ 122 00:09:31,638 --> 00:09:35,475 それからは大旦那様の件を 皆に委ねた。 123 00:09:35,475 --> 00:09:38,311 心の内にある思いを➨ 124 00:09:38,311 --> 00:09:41,648 抑えつけて 抑えつけて…。 125 00:09:41,648 --> 00:09:46,052 でも 私の前では 隠さなくていいのですよ。 126 00:09:47,987 --> 00:09:49,989 葵さんの心は➨ 127 00:09:49,989 --> 00:09:53,493 すでに 大旦那様に向いているのですね。 128 00:09:53,493 --> 00:09:56,329 そ それは…。 129 00:09:56,329 --> 00:09:59,332 私 わからない。 130 00:09:59,332 --> 00:10:02,669 わからないの。 でも…。 131 00:10:02,669 --> 00:10:06,372 私 大旦那様に会いたい。 132 00:10:15,515 --> 00:10:17,517 《怖い…。 133 00:10:17,517 --> 00:10:20,620 このまま ずっと会えなかったら》 134 00:10:23,022 --> 00:10:26,192 大丈夫ですよ。 135 00:10:26,192 --> 00:10:28,528 もうすぐ会えます。 136 00:10:28,528 --> 00:10:33,199 私が必ず あなたたちを もう一度つないでみせる。 137 00:10:33,199 --> 00:10:37,871 それまでは 私が あなたを守ります。 138 00:10:37,871 --> 00:10:40,573 銀次さん。 139 00:10:47,380 --> 00:10:50,049 なんて 大きな…。 140 00:10:50,049 --> 00:10:53,386 木! クリスマスツリーみたい! 141 00:10:53,386 --> 00:10:56,389 (銀次)これは 巨老樹様です。 142 00:10:56,389 --> 00:10:58,892 私も初めて見ます。 143 00:10:58,892 --> 00:11:02,695 (巨老樹)ウー アー。 144 00:11:04,998 --> 00:11:07,667 《あの時の?》 145 00:11:07,667 --> 00:11:13,339 (銀次)数千年の時を生きた老木が 特別な自然の摂理に導かれ➨ 146 00:11:13,339 --> 00:11:17,677 奇跡的に 言葉と動く手足を得るそうです。 147 00:11:17,677 --> 00:11:22,582 (雪ん子たち)テイテイ! テイテイテイテイ~! 148 00:11:25,685 --> 00:11:28,521 あ… お供え? 149 00:11:28,521 --> 00:11:31,524 でも なんか玉入れみたい。 150 00:11:31,524 --> 00:11:37,363 ウー アー。 151 00:11:37,363 --> 00:11:41,067 (チビ)葵しゃんのアイス 気に入ったみたいでしゅ。 152 00:11:45,705 --> 00:11:49,876 ウー アー。 153 00:11:49,876 --> 00:11:52,378 どこへ行くのかしら。 154 00:11:52,378 --> 00:11:55,081 葵さん あれ! 155 00:11:57,884 --> 00:11:59,886 (お涼)フフ。 156 00:11:59,886 --> 00:12:02,322 お涼! 157 00:12:02,322 --> 00:12:06,993 あら~ 葵と若旦那様の 幽霊が見えるわ~。 158 00:12:06,993 --> 00:12:09,329 南無南無。 159 00:12:09,329 --> 00:12:13,666 死んでないけど。 お涼も元気そうね。 160 00:12:13,666 --> 00:12:18,504 もちろんよ。 冬の王に会いにきただけだもの。 161 00:12:18,504 --> 00:12:22,675 あの巨老樹様が 冬の王なのですね! 162 00:12:22,675 --> 00:12:26,346 はい。 冬の王が足を止めた場所には➨ 163 00:12:26,346 --> 00:12:30,016 貴重な雪キノコが生えるという話を 思い出して➨ 164 00:12:30,016 --> 00:12:34,354 空から探していましたの。 ほら! 165 00:12:34,354 --> 00:12:37,857 リコ茸! お涼! 166 00:12:37,857 --> 00:12:40,360 おぉ やりましたね! 167 00:12:40,360 --> 00:12:43,196 ほほっ たやすいことですわ。 168 00:12:43,196 --> 00:12:46,699 (雪ん子たち)ルルルー レレレー。 169 00:12:46,699 --> 00:12:49,535 (チビ)よかったねって 言ってるでしゅ~。 170 00:12:49,535 --> 00:12:51,537 ありがとう みんな! 171 00:12:51,537 --> 00:12:54,707 (雪ん子たち)ミーミミミ。 172 00:12:54,707 --> 00:12:57,210 さあ 帰りましょう。 173 00:12:57,210 --> 00:12:59,612 春日が待っているわ! 174 00:13:04,484 --> 00:13:07,320 (イタキ)春日様 解毒剤です。 175 00:13:07,320 --> 00:13:10,023 しっかり飲んでください。 176 00:13:16,996 --> 00:13:19,999 これで毒は中和されるはずです。 177 00:13:19,999 --> 00:13:23,503 あとは 体力と霊力の回復を待つのみかと。 178 00:13:25,505 --> 00:13:29,676 (お涼)春日 頑張りなさいよ。 179 00:13:29,676 --> 00:13:32,879 (キヨ) 本当に ありがとうございました。 180 00:13:35,014 --> 00:13:37,350 間に合ってよかったです。 181 00:13:37,350 --> 00:13:39,552 お涼 行くわよ。 182 00:13:46,359 --> 00:13:51,030 それにしても 空賊たちの討伐は すぐに終わったみたいですね。 183 00:13:51,030 --> 00:13:53,032 当たりめえだろ。 184 00:13:53,032 --> 00:13:56,703 そもそも この俺がいるんだ。 負けるはずもない。 185 00:13:56,703 --> 00:14:00,406 乱丸は あの手の輩に容赦ないからな。 186 00:14:02,308 --> 00:14:06,979 春日さんは? もう大丈夫ですって。 187 00:14:06,979 --> 00:14:10,983 よかったです。 そっちは どうだったの? 188 00:14:10,983 --> 00:14:13,486 俺たちと あの坊ちゃんも一緒に➨ 189 00:14:13,486 --> 00:14:19,158 部下たちを引き連れて 空賊どもがいる古城に攻め込んだ。 190 00:14:19,158 --> 00:14:21,661 今回は あの坊ちゃんにも➨ 191 00:14:21,661 --> 00:14:25,665 守らなければならないものが 明確にあったからな。 192 00:14:25,665 --> 00:14:29,669 北の地のため 何より あの狸娘のために➨ 193 00:14:29,669 --> 00:14:33,005 戦い続ける覚悟は 決まったんじゃないのか。 194 00:14:33,005 --> 00:14:35,675 《戦い続ける覚悟…。 195 00:14:35,675 --> 00:14:40,012 キヨ様 ずいぶんと強くなられたのね》 196 00:14:40,012 --> 00:14:44,016 一つも選択を間違えないことなど ありえないが➨ 197 00:14:44,016 --> 00:14:48,187 できるだけ間違わないよう 信念を貫けばいい。 198 00:14:48,187 --> 00:14:52,692 そうすればいつか この曇ってばかりの北の空にも➨ 199 00:14:52,692 --> 00:14:54,861 光は差し込む。 200 00:14:54,861 --> 00:14:57,864 かっこいいこと言うじゃない あんたも。 201 00:14:57,864 --> 00:15:01,801 あぁ? おめえに褒められても 一つもうれしくねえよ。 202 00:15:01,801 --> 00:15:04,637 つうか なんで おめえもあの狸娘も➨ 203 00:15:04,637 --> 00:15:07,473 俺に対して 謎の上から目線なんだよ。 204 00:15:07,473 --> 00:15:10,143 えっ? そうかしら? 205 00:15:10,143 --> 00:15:12,311 あぁ そうだ。 206 00:15:12,311 --> 00:15:14,647 おい 料理バカ。 いたっ。 207 00:15:14,647 --> 00:15:17,984 お前の あの意味不明な甘ったるい菓子➨ 208 00:15:17,984 --> 00:15:20,486 余ってたから食っちまったぞ。 209 00:15:20,486 --> 00:15:23,322 敵を蹴散らす時に役立った。 210 00:15:23,322 --> 00:15:26,659 へぇ そうなんだ。 211 00:15:26,659 --> 00:15:29,862 皆様! 春日様が目覚めました。 212 00:15:33,100 --> 00:15:37,670 (キヨ)よかった…。 213 00:15:37,670 --> 00:15:43,342 春日… よかった。 214 00:15:43,342 --> 00:15:45,511 (春日)キヨ? 215 00:15:45,511 --> 00:15:49,015 あたし 生きてるの? 216 00:15:49,015 --> 00:15:51,350 生きているよ。 217 00:15:51,350 --> 00:15:56,355 みんなが春日を そして僕を助けてくれたんだ。 218 00:15:56,355 --> 00:15:59,358 今まで 僕はずっと➨ 219 00:15:59,358 --> 00:16:03,129 一人で戦い続けなければ ならないと思っていた。 220 00:16:03,129 --> 00:16:05,298 でも 違うんだ。 221 00:16:05,298 --> 00:16:08,301 本音で語ることができれば➨ 222 00:16:08,301 --> 00:16:11,304 手を差し伸べてくれる人はいる。 223 00:16:11,304 --> 00:16:15,608 それは 春日が教えてくれたことだ。 224 00:16:17,810 --> 00:16:20,313 春日がいなければ➨ 225 00:16:20,313 --> 00:16:23,816 僕が ずっと気がつけなかったことだ。 226 00:16:23,816 --> 00:16:27,820 でも 君が いなくなるかもしれないなんて➨ 227 00:16:27,820 --> 00:16:31,624 恐ろしい思いをするのは もうまっぴらだ。 228 00:16:33,826 --> 00:16:35,995 そっか。 229 00:16:35,995 --> 00:16:40,833 みんなで あたしとキヨを 助けてくれたんだね。 230 00:16:40,833 --> 00:16:44,003 キヨも もう泣かないで。 231 00:16:44,003 --> 00:16:47,673 いや もっと泣いたほうがいいのかな。 232 00:16:47,673 --> 00:16:52,378 全部全部 吐き出したほうがいいのかも。 233 00:16:55,514 --> 00:16:59,852 ねぇ キヨ… 覚えてる? 234 00:16:59,852 --> 00:17:04,290 一緒に現世に行った時 キヨは この北の地を➨ 235 00:17:04,290 --> 00:17:08,294 現世みたいに活気あふれる街に したいって言ってたよね。 236 00:17:08,294 --> 00:17:11,130 忘れるわけがないよ。 237 00:17:11,130 --> 00:17:14,300 現世みたいに活気あふれる➨ 238 00:17:14,300 --> 00:17:17,470 でも 北の地らしさを決して忘れない➨ 239 00:17:17,470 --> 00:17:21,474 氷人族が誇りに思えるような 土地にしたいって。 240 00:17:23,476 --> 00:17:26,979 あの時 私は決めたんだ。 241 00:17:26,979 --> 00:17:30,650 キヨの夢を叶える手伝いをすること。 242 00:17:30,650 --> 00:17:34,987 キヨの理想を隣で追い求めること。 243 00:17:34,987 --> 00:17:38,658 それが あたしの夢だから。 244 00:17:38,658 --> 00:17:41,327 ずっと待ってた。 245 00:17:41,327 --> 00:17:43,996 その日が来るのを。 246 00:17:43,996 --> 00:17:46,499 大人たちに引き離されて➨ 247 00:17:46,499 --> 00:17:49,669 天神屋で 働くことになってからも➨ 248 00:17:49,669 --> 00:17:53,839 ずっと ずっと…。 249 00:17:53,839 --> 00:17:57,009 だから その日が来た時➨ 250 00:17:57,009 --> 00:18:01,514 天神屋を去る寂しさ以上に とてもうれしかったんだ。 251 00:18:04,617 --> 00:18:06,953 だからね キヨ。 252 00:18:06,953 --> 00:18:09,956 一緒にこれからも 頑張ろう。 253 00:18:12,959 --> 00:18:15,294 うん。 254 00:18:15,294 --> 00:18:19,632 ありがとう 春日。 255 00:18:19,632 --> 00:18:23,035 《春日 よかったね》 256 00:18:26,639 --> 00:18:29,308 (キヨ)ここ数日の調査の結果➨ 257 00:18:29,308 --> 00:18:32,979 空賊を使って攻撃してきた黒幕が わかりました。 258 00:18:32,979 --> 00:18:37,283 僕の叔父と叔母にあたる 旧王族の親族でした。 259 00:18:39,318 --> 00:18:43,322 彼らを含め 今回春日に手を出した輩は➨ 260 00:18:43,322 --> 00:18:47,326 1人残らず捕らえて 厳しく罰します。 261 00:18:47,326 --> 00:18:51,330 今後の北の地にとっても 大切なことですので。 262 00:18:53,332 --> 00:18:58,004 たとえその向こう側に 妖都の貴族たちがいようとも➨ 263 00:18:58,004 --> 00:19:01,607 僕はもう 逃げたりしません。 264 00:19:01,607 --> 00:19:04,944 そして 改めてお約束します。 265 00:19:04,944 --> 00:19:09,115 5日後に迫った 妖都での八葉夜行会にて➨ 266 00:19:09,115 --> 00:19:13,953 僕が持つ金印は 天神屋のために使います! 267 00:19:13,953 --> 00:19:16,455 ありがとうございます! 268 00:19:16,455 --> 00:19:18,958 次はいよいよ 豪華宙船の➨ 269 00:19:18,958 --> 00:19:22,628 北の地周遊旅行の計画を 進めねえとな。 270 00:19:22,628 --> 00:19:26,799 この北の地が 観光地として 復興する時が来ますね! 271 00:19:26,799 --> 00:19:29,135 えぇ 葵さんがすでに➨ 272 00:19:29,135 --> 00:19:32,304 いくつも名物料理を 作ってくださっていますし。 273 00:19:32,304 --> 00:19:34,306 あの… 実は➨ 274 00:19:34,306 --> 00:19:37,643 もう1つ 新しいメニューを考えたのですが。 275 00:19:37,643 --> 00:19:39,645 どんなものでしょう? 276 00:19:39,645 --> 00:19:42,148 これから 皆さんに試食してもらうんです。 277 00:19:42,148 --> 00:19:45,051 キヨ様も一緒にいかがですか? 278 00:19:47,820 --> 00:19:53,325 皆々しゃま~ 夕ご飯でしゅ~! 279 00:19:53,325 --> 00:19:56,162 (キヨ)これが…。 280 00:19:56,162 --> 00:20:00,666 北の地特製 豚骨味噌ラーメン バター添えです。 281 00:20:00,666 --> 00:20:05,171 折尾屋の双子の料理人たちと 私とで作りました。 282 00:20:05,171 --> 00:20:09,008 北の地の岩豚肉や野菜が たっぷりですね。 283 00:20:09,008 --> 00:20:11,343 このバターも味噌も…。 284 00:20:11,343 --> 00:20:15,347 (戒)隠世のラーメンは 基本的に醤油味だから。 285 00:20:15,347 --> 00:20:18,350 (明) 豚骨味噌ラーメンは いけると思う。 286 00:20:18,350 --> 00:20:21,687 北の地周遊の 宙船の屋台で出せば…。 287 00:20:21,687 --> 00:20:24,523 絶対みんな食べたくなるよ。 288 00:20:24,523 --> 00:20:28,360 さむ~いけど。 あったか~いって。 289 00:20:28,360 --> 00:20:31,864 (サスケ)ぜひ オススメしたいでござる。 290 00:20:31,864 --> 00:20:36,202 北の地の食材たっぷりの 餃子もございますわよ。 291 00:20:36,202 --> 00:20:38,404 いいですね! 292 00:20:40,372 --> 00:20:43,375 おい いいから冷めねえうちに。 293 00:20:43,375 --> 00:20:45,678 えぇ 召し上がってください。 294 00:20:49,715 --> 00:20:52,418 ふ~ふ~。 295 00:20:55,387 --> 00:20:57,590 おいしい! 296 00:21:05,998 --> 00:21:09,668 わあっ ラーメン! 餃子も! 297 00:21:09,668 --> 00:21:12,338 ちょっと小盛りにしてあるわ。 298 00:21:12,338 --> 00:21:16,342 早く食べなさいよ。 すごいデザートもあるんだから。 299 00:21:16,342 --> 00:21:18,677 えっ!? デザート!? 300 00:21:18,677 --> 00:21:21,847 かまくらいちごのアイス大福よ。 301 00:21:21,847 --> 00:21:24,049 わあっ! 302 00:21:26,018 --> 00:21:28,020 うぅ~っ! 303 00:21:28,020 --> 00:21:31,357 大粒のいちごが 雪に埋もれてるみたいで➨ 304 00:21:31,357 --> 00:21:34,693 かわいいでしょう? (春日)かわいい! おいしい! 305 00:21:34,693 --> 00:21:37,696 このいちご キヨさまが摘んできたのよ。 306 00:21:37,696 --> 00:21:41,033 (春日)えっ? いちごを使ったお菓子は➨ 307 00:21:41,033 --> 00:21:44,036 もともと キヨ様の要望だったの。 308 00:21:44,036 --> 00:21:47,706 春日が いちご好きだからって。 309 00:21:47,706 --> 00:21:51,043 ふふ… うふふふ…。 310 00:21:51,043 --> 00:21:55,214 ちょっとぉ にやけ過ぎよ。 311 00:21:55,214 --> 00:21:59,385 葵ちゃん お涼様 ありがとう。 312 00:21:59,385 --> 00:22:01,654 あたし 元気になったら➨ 313 00:22:01,654 --> 00:22:04,990 葵ちゃんたちのアイデアを継いで 北の地の名産品を➨ 314 00:22:04,990 --> 00:22:08,494 たくさんのあやかしたちに 食べてもらえるよう頑張るよ。 315 00:22:08,494 --> 00:22:11,330 まっ 死なない程度に頑張りなさい。 316 00:22:11,330 --> 00:22:13,332 は~い! 317 00:22:13,332 --> 00:22:17,636 葵ちゃんも 大旦那様に早く会えるといいね。 318 00:22:19,672 --> 00:22:21,674 春日…。 319 00:22:26,011 --> 00:22:28,013 大丈夫。 320 00:22:28,013 --> 00:22:32,318 敵は多いけれど 味方も そろい始めてるよ。 321 00:23:19,331 --> 00:23:22,835 本当。 春日の言うとおりね。 322 00:23:22,835 --> 00:23:24,837 うん。 323 00:23:24,837 --> 00:23:27,172 葵ちゃんは ただ 自分にとって➨ 324 00:23:27,172 --> 00:23:31,010 いちばん大切なものを 見失わないでいればいい。 325 00:23:31,010 --> 00:23:34,013 自分の心に素直になって。 326 00:23:34,013 --> 00:23:36,315 ありがとう 春日。 327 00:23:38,350 --> 00:23:41,186 お涼… ありがとう。 328 00:23:41,186 --> 00:23:44,690 《大旦那様を取り戻すための➨ 329 00:23:44,690 --> 00:23:48,093 最後の戦いが始まるのね!》 330 00:23:54,366 --> 00:23:58,070 (黄金童子) 目覚めたみたいだね 刹。