1 00:01:33,093 --> 00:01:35,596 (葵)来るなら来なさい。 2 00:01:35,596 --> 00:01:40,100 私が あんたたちをさばいて 狼鍋にでもしてやるから! 3 00:01:40,100 --> 00:01:44,230 (うなり声) 4 00:01:44,230 --> 00:01:49,109 ウー アー…。 5 00:01:51,779 --> 00:01:56,116 えっ? ウー アー。 6 00:01:56,116 --> 00:01:59,954 ウー アー。 あれ なに…。 7 00:02:01,956 --> 00:02:03,958 銀次さん! 8 00:02:03,958 --> 00:02:07,419 ハァ ハァ ハァ ハァ ハァ…。 9 00:02:07,419 --> 00:02:10,422 あっ! そんな…。 10 00:02:10,422 --> 00:02:13,425 銀次さん しっかりして! 11 00:02:17,137 --> 00:02:19,807 《どうすれば…》 12 00:02:31,819 --> 00:02:35,447 待って 待ってよ。 13 00:02:35,447 --> 00:02:37,449 待っ…。 14 00:02:39,451 --> 00:02:42,454 寒い…。 15 00:02:44,456 --> 00:02:49,461 《銀次さんが… 春日が…。 16 00:02:49,461 --> 00:02:53,007 大旦那様…》 17 00:02:53,007 --> 00:02:58,679 私… まだ 倒れるわけには…。 18 00:03:03,183 --> 00:03:08,022 《鬼火… あたたかい》 19 00:03:08,022 --> 00:03:11,483 エイ! ルウ。 20 00:03:11,483 --> 00:03:15,195 シッシッシッ。 テン ミイ。 21 00:03:15,195 --> 00:03:17,698 《私 生きてるの?》 22 00:03:17,698 --> 00:03:20,326 ミイ。 チイ。 23 00:03:20,326 --> 00:03:24,038 ハッ! 24 00:03:24,038 --> 00:03:27,207 な… 何 あなたたち。 25 00:03:27,207 --> 00:03:29,209 ここは…。 26 00:03:31,211 --> 00:03:33,213 ミイ。 ミイ。 27 00:03:35,215 --> 00:03:39,887 あなたたちが 助けてくれたの? (雪ん子たち)ルールー。 28 00:03:39,887 --> 00:03:43,891 ありがとう。 私は津場木葵といいます。 29 00:03:43,891 --> 00:03:46,060 銀次さんは!? 30 00:03:46,060 --> 00:03:48,062 ミ~。 31 00:03:50,522 --> 00:03:52,524 銀次さん! 32 00:03:52,524 --> 00:03:55,527 (寝息) 33 00:03:55,527 --> 00:03:57,905 よかった。 34 00:03:57,905 --> 00:04:01,742 (銀次)葵さん…。 35 00:04:01,742 --> 00:04:04,745 銀次さん! 36 00:04:04,745 --> 00:04:08,916 よかった あなたが無事で。 37 00:04:08,916 --> 00:04:12,544 雪ん子たちが 助けてくれたんですね。 38 00:04:12,544 --> 00:04:17,257 雪ん子っていうの? あの子たち。 39 00:04:17,257 --> 00:04:22,262 (銀次)えぇ 雪と暮らすのが 最も得意なあやかしで。 40 00:04:22,262 --> 00:04:25,265 うっ! 銀次さん! 41 00:04:25,265 --> 00:04:28,102 すぐに 何か食べられるものを作るわ。 42 00:04:28,102 --> 00:04:31,563 チッ チチ! えっ? 何? 43 00:04:31,563 --> 00:04:35,275 (チビ)厨房を貸してくれるって 言ってるでしゅ~。 44 00:04:35,275 --> 00:04:38,278 とう! しゅた! 45 00:04:38,278 --> 00:04:40,948 チビ あんた いたの? 46 00:04:40,948 --> 00:04:43,283 ずっといたでしゅ。 47 00:04:43,283 --> 00:04:47,287 寒くて寒くて おねむだったでしゅ~。 48 00:04:47,287 --> 00:04:51,291 冬眠? 通訳ありがとう。 49 00:04:51,291 --> 00:04:56,964 わぁ~ かわいらしい台所ね。 50 00:04:56,964 --> 00:05:00,801 (雪ん子たち)チーチー ルールー。 51 00:05:00,801 --> 00:05:02,970 ここにあるものは何でも 52 00:05:02,970 --> 00:05:05,305 使っていいって言ってましゅ~。 53 00:05:05,305 --> 00:05:09,977 本当にありがとう! 何を作ろうかしら。 54 00:05:09,977 --> 00:05:12,146 ドードー。 55 00:05:12,146 --> 00:05:14,148 油揚げ! 56 00:05:14,148 --> 00:05:17,985 あなた 銀次さんのこと わかってるわね。 57 00:05:17,985 --> 00:05:22,990 ご飯にチーズ 燻製のお肉…。 58 00:05:22,990 --> 00:05:26,827 油揚げたっぷりの チーズドリアがいいかも。 59 00:05:26,827 --> 00:05:30,330 あっ… あぁ~っ! 60 00:05:30,330 --> 00:05:33,459 これ これ リコ茸じゃない!? 61 00:05:33,459 --> 00:05:36,003 ねぇ これ どこに生えてるの? 62 00:05:36,003 --> 00:05:39,631 私 絶対に 持って帰らなくちゃいけないの! 63 00:05:39,631 --> 00:05:41,842 チーチールルル。 チーチーチー。 64 00:05:41,842 --> 00:05:43,844 チチ ルルル。 65 00:05:43,844 --> 00:05:47,473 リコ茸は神の恵みで 神聖な場所にあるので 66 00:05:47,473 --> 00:05:51,643 タダで教えるわけにはいかない って言ってるでしゅ~。 67 00:05:51,643 --> 00:05:54,480 そうねぇ。 68 00:05:54,480 --> 00:05:59,026 私にできることといえば お料理しかないんだけれど。 69 00:05:59,026 --> 00:06:01,653 チーチー。 ルルル。 テテテー。 70 00:06:01,653 --> 00:06:05,365 (雪ん子たち)テテテ~ チ~チ~チ~。 71 00:06:05,365 --> 00:06:09,203 シシシシ~ テイ チイ。 72 00:06:09,203 --> 00:06:12,039 冬の王にお供えする 73 00:06:12,039 --> 00:06:15,667 甘くて冷たいお菓子が 欲しいって言ってるでしゅ~。 74 00:06:15,667 --> 00:06:19,379 冬の王にお供えするお菓子? 75 00:06:19,379 --> 00:06:21,381 それと交換なら 76 00:06:21,381 --> 00:06:24,384 リコ茸のありかを 教えてくれるそうでしゅ~。 77 00:06:24,384 --> 00:06:28,889 わかったわ。 (雪ん子たち)シャシャシャ~! 78 00:06:28,889 --> 00:06:33,060 甘くて冷たいお菓子…。 79 00:06:33,060 --> 00:06:37,064 よし アイス大福にしましょう。 80 00:06:37,064 --> 00:06:55,707 ♪~ 81 00:06:55,707 --> 00:06:58,418 どうかしら? 82 00:06:58,418 --> 00:07:01,713 たくさんあるから みんなで食べてみて。 83 00:07:01,713 --> 00:07:04,925 (雪ん子たち)ユユ ユユユ。 84 00:07:04,925 --> 00:07:09,930 (雪ん子たち)ニューン ニュニューン! 85 00:07:09,930 --> 00:07:12,432 気に入ってくれたみたい。 86 00:07:12,432 --> 00:07:14,726 ドリアも焼けたかしら。 87 00:07:17,437 --> 00:07:20,107 銀次さん これ食べて。 88 00:07:20,107 --> 00:07:22,943 きっと霊力を回復できるから。 89 00:07:22,943 --> 00:07:26,947 葵さん 恐れ入ります。 90 00:07:26,947 --> 00:07:30,742 うっ…。 あっ 無理しないで。 91 00:07:33,745 --> 00:07:37,124 ふ~ ふ~。 92 00:07:42,754 --> 00:07:44,756 よかった。 93 00:07:44,756 --> 00:07:46,758 すみません 葵さん。 94 00:07:46,758 --> 00:07:50,304 わざわざ食べさせていただいて。 お恥ずかしい。 95 00:07:50,304 --> 00:07:54,141 なに言ってるの。 こういう時は お互いさまよ。 96 00:08:00,772 --> 00:08:03,483 (葵/銀次)ごちそうさまでした! 97 00:08:03,483 --> 00:08:05,777 (チビ)葵しゃん。 98 00:08:05,777 --> 00:08:07,779 雪ん子しゃんたちが 99 00:08:07,779 --> 00:08:12,159 冬の王に お供えを持っていくって 言ってるでしゅ~。 100 00:08:12,159 --> 00:08:15,495 我々も行きましょう。 101 00:08:15,495 --> 00:08:18,498 ♪(チビ/雪ん子たち) 「シャンシャンシャン シャンシャンシャン」 102 00:08:18,498 --> 00:08:25,505 ♪「シャンシャンシャン シャンシャンシャン シャンシャンシャン シャンシャンシャン…」 103 00:08:25,505 --> 00:08:28,800 葵さん 上を見てください。 104 00:08:28,800 --> 00:08:32,512 えっ? わあっ! 105 00:08:32,512 --> 00:08:35,515 極光が出た翌日の星空は 106 00:08:35,515 --> 00:08:38,518 こんなふうに 鮮やかになるそうです。 107 00:08:38,518 --> 00:08:41,813 キヨ様が 私たちに見せようとしていた 108 00:08:41,813 --> 00:08:44,524 すごいものは これだったんです。 109 00:08:44,524 --> 00:08:47,027 宝石みたい! 110 00:08:51,198 --> 00:08:55,535 《大旦那様の瞳の色みたい》 111 00:08:55,535 --> 00:08:58,830 葵… さん? 112 00:08:58,830 --> 00:09:01,667 ご ごめんなさい。 113 00:09:01,667 --> 00:09:05,212 あれ… どうして…。 114 00:09:05,212 --> 00:09:09,049 あの星が 大旦那様の瞳の色に似ていると 115 00:09:09,049 --> 00:09:11,385 そう思っていましたか? 116 00:09:11,385 --> 00:09:14,221 えっ? わかりますよ。 117 00:09:14,221 --> 00:09:17,224 私だって そう思ったのですから。 118 00:09:17,224 --> 00:09:19,851 銀次さん。 119 00:09:19,851 --> 00:09:24,564 葵さんは 大旦那様に会いたいのですよね。 120 00:09:24,564 --> 00:09:27,401 我慢しなくていいですよ。 121 00:09:27,401 --> 00:09:32,239 あなたは妖都で 自分の役目は 周りを助けることだと定め 122 00:09:32,239 --> 00:09:36,076 それからは大旦那様の件を 皆に委ねた。 123 00:09:36,076 --> 00:09:38,870 心の内にある思いを 124 00:09:38,870 --> 00:09:42,249 抑えつけて 抑えつけて…。 125 00:09:42,249 --> 00:09:46,586 でも 私の前では 隠さなくていいのですよ。 126 00:09:48,588 --> 00:09:50,590 葵さんの心は 127 00:09:50,590 --> 00:09:54,094 すでに 大旦那様に向いているのですね。 128 00:09:54,094 --> 00:09:56,888 そ それは…。 129 00:09:56,888 --> 00:09:59,891 私 わからない。 130 00:09:59,891 --> 00:10:03,270 わからないの。 でも…。 131 00:10:03,270 --> 00:10:06,898 私 大旦那様に会いたい。 132 00:10:16,116 --> 00:10:18,118 《怖い…。 133 00:10:18,118 --> 00:10:21,288 このまま ずっと会えなかったら》 134 00:10:23,623 --> 00:10:26,752 大丈夫ですよ。 135 00:10:26,752 --> 00:10:29,129 もうすぐ会えます。 136 00:10:29,129 --> 00:10:33,759 私が必ず あなたたちを もう一度つないでみせる。 137 00:10:33,759 --> 00:10:38,472 それまでは 私が あなたを守ります。 138 00:10:38,472 --> 00:10:41,141 銀次さん。 139 00:10:47,939 --> 00:10:50,650 なんて 大きな…。 140 00:10:50,650 --> 00:10:53,945 木! クリスマスツリーみたい! 141 00:10:53,945 --> 00:10:56,948 (銀次)これは 巨老樹様です。 142 00:10:56,948 --> 00:10:59,493 私も初めて見ます。 143 00:10:59,493 --> 00:11:03,330 (巨老樹)ウー アー。 144 00:11:05,665 --> 00:11:08,335 《あの時の?》 145 00:11:08,335 --> 00:11:13,965 (銀次)数千年の時を生きた老木が 特別な自然の摂理に導かれ 146 00:11:13,965 --> 00:11:18,345 奇跡的に 言葉と動く手足を得るそうです。 147 00:11:18,345 --> 00:11:23,183 (雪ん子たち)テイテイ! テイテイテイテイ~! 148 00:11:25,852 --> 00:11:28,688 あ… お供え? 149 00:11:28,688 --> 00:11:31,691 でも なんか玉入れみたい。 150 00:11:31,691 --> 00:11:37,489 ウー アー。 151 00:11:37,489 --> 00:11:41,201 (チビ)葵しゃんのアイス 気に入ったみたいでしゅ。 152 00:11:45,872 --> 00:11:50,043 ウー アー。 153 00:11:50,043 --> 00:11:52,504 どこへ行くのかしら。 154 00:11:52,504 --> 00:11:55,215 葵さん あれ! 155 00:11:58,051 --> 00:12:00,053 (お涼)フフ。 156 00:12:00,053 --> 00:12:02,514 お涼! 157 00:12:02,514 --> 00:12:07,227 あら~ 葵と若旦那様の 幽霊が見えるわ~。 158 00:12:07,227 --> 00:12:09,521 南無南無。 159 00:12:09,521 --> 00:12:13,900 死んでないけど。 お涼も元気そうね。 160 00:12:13,900 --> 00:12:18,738 もちろんよ。 冬の王に会いにきただけだもの。 161 00:12:18,738 --> 00:12:22,909 あの巨老樹様が 冬の王なのですね! 162 00:12:22,909 --> 00:12:26,538 はい。 冬の王が足を止めた場所には 163 00:12:26,538 --> 00:12:30,250 貴重な雪キノコが生えるという話を 思い出して 164 00:12:30,250 --> 00:12:34,546 空から探していましたの。 ほら! 165 00:12:34,546 --> 00:12:38,091 リコ茸! お涼! 166 00:12:38,091 --> 00:12:40,552 おぉ やりましたね! 167 00:12:40,552 --> 00:12:43,388 ほほっ たやすいことですわ。 168 00:12:43,388 --> 00:12:46,933 (雪ん子たち)ルルルー レレレー。 169 00:12:46,933 --> 00:12:49,769 (チビ)よかったねって 言ってるでしゅ~。 170 00:12:49,769 --> 00:12:51,771 ありがとう みんな! 171 00:12:51,771 --> 00:12:54,941 (雪ん子たち)ミーミミミ。 172 00:12:54,941 --> 00:12:57,402 さあ 帰りましょう。 173 00:12:57,402 --> 00:12:59,779 春日が待っているわ! 174 00:13:05,494 --> 00:13:07,579 (イタキ)春日様 解毒剤です。 175 00:13:07,579 --> 00:13:10,290 しっかり飲んでください。 176 00:13:17,297 --> 00:13:20,300 これで毒は中和されるはずです。 177 00:13:20,300 --> 00:13:23,803 あとは 体力と霊力の回復を待つのみかと。 178 00:13:25,805 --> 00:13:29,976 (お涼)春日 頑張りなさいよ。 179 00:13:29,976 --> 00:13:33,146 (キヨ) 本当に ありがとうございました。 180 00:13:35,315 --> 00:13:37,609 間に合ってよかったです。 181 00:13:37,609 --> 00:13:39,819 お涼 行くわよ。 182 00:13:46,618 --> 00:13:51,331 それにしても 空賊たちの討伐は すぐに終わったみたいですね。 183 00:13:51,331 --> 00:13:53,333 当たりめえだろ。 184 00:13:53,333 --> 00:13:57,003 そもそも この俺がいるんだ。 負けるはずもない。 185 00:13:57,003 --> 00:14:00,632 乱丸は あの手の輩に容赦ないからな。 186 00:14:02,634 --> 00:14:07,347 春日さんは? もう大丈夫ですって。 187 00:14:07,347 --> 00:14:11,351 よかったです。 そっちは どうだったの? 188 00:14:11,351 --> 00:14:13,853 俺たちと あの坊ちゃんも一緒に 189 00:14:13,853 --> 00:14:19,484 部下たちを引き連れて 空賊どもがいる古城に攻め込んだ。 190 00:14:19,484 --> 00:14:22,028 今回は あの坊ちゃんにも 191 00:14:22,028 --> 00:14:26,032 守らなければならないものが 明確にあったからな。 192 00:14:26,032 --> 00:14:30,036 北の地のため 何より あの狸娘のために 193 00:14:30,036 --> 00:14:33,373 戦い続ける覚悟は 決まったんじゃないのか。 194 00:14:33,373 --> 00:14:36,042 《戦い続ける覚悟…。 195 00:14:36,042 --> 00:14:40,380 キヨ様 ずいぶんと強くなられたのね》 196 00:14:40,380 --> 00:14:44,384 一つも選択を間違えないことなど ありえないが 197 00:14:44,384 --> 00:14:48,513 できるだけ間違わないよう 信念を貫けばいい。 198 00:14:48,513 --> 00:14:53,059 そうすればいつか この曇ってばかりの北の空にも 199 00:14:53,059 --> 00:14:55,228 光は差し込む。 200 00:14:55,228 --> 00:14:58,231 かっこいいこと言うじゃない あんたも。 201 00:14:58,231 --> 00:15:02,235 あぁ? おめえに褒められても 一つもうれしくねえよ。 202 00:15:02,235 --> 00:15:05,071 つうか なんで おめえもあの狸娘も 203 00:15:05,071 --> 00:15:07,907 俺に対して 謎の上から目線なんだよ。 204 00:15:07,907 --> 00:15:10,535 えっ? そうかしら? 205 00:15:10,535 --> 00:15:12,704 あぁ そうだ。 206 00:15:12,704 --> 00:15:15,081 おい 料理バカ。 いたっ。 207 00:15:15,081 --> 00:15:18,418 お前の あの意味不明な甘ったるい菓子 208 00:15:18,418 --> 00:15:20,920 余ってたから食っちまったぞ。 209 00:15:20,920 --> 00:15:23,715 敵を蹴散らす時に役立った。 210 00:15:23,715 --> 00:15:27,093 へぇ そうなんだ。 211 00:15:27,093 --> 00:15:30,263 皆様! 春日様が目覚めました。 212 00:15:34,434 --> 00:15:38,104 (キヨ)よかった…。 213 00:15:38,104 --> 00:15:43,735 春日… よかった。 214 00:15:43,735 --> 00:15:45,945 (春日)キヨ? 215 00:15:45,945 --> 00:15:49,449 あたし 生きてるの? 216 00:15:49,449 --> 00:15:51,743 生きているよ。 217 00:15:51,743 --> 00:15:56,748 みんなが春日を そして僕を助けてくれたんだ。 218 00:15:56,748 --> 00:15:59,751 今まで 僕はずっと 219 00:15:59,751 --> 00:16:03,588 一人で戦い続けなければ ならないと思っていた。 220 00:16:03,588 --> 00:16:05,757 でも 違うんだ。 221 00:16:05,757 --> 00:16:08,760 本音で語ることができれば 222 00:16:08,760 --> 00:16:11,763 手を差し伸べてくれる人はいる。 223 00:16:11,763 --> 00:16:16,142 それは 春日が教えてくれたことだ。 224 00:16:18,311 --> 00:16:20,772 春日がいなければ 225 00:16:20,772 --> 00:16:24,317 僕が ずっと気がつけなかったことだ。 226 00:16:24,317 --> 00:16:28,321 でも 君が いなくなるかもしれないなんて 227 00:16:28,321 --> 00:16:32,158 恐ろしい思いをするのは もうまっぴらだ。 228 00:16:34,327 --> 00:16:36,496 そっか。 229 00:16:36,496 --> 00:16:41,334 みんなで あたしとキヨを 助けてくれたんだね。 230 00:16:41,334 --> 00:16:44,504 キヨも もう泣かないで。 231 00:16:44,504 --> 00:16:48,174 いや もっと泣いたほうがいいのかな。 232 00:16:48,174 --> 00:16:52,804 全部全部 吐き出したほうがいいのかも。 233 00:16:56,015 --> 00:17:00,353 ねぇ キヨ… 覚えてる? 234 00:17:00,353 --> 00:17:04,816 一緒に現世に行った時 キヨは この北の地を 235 00:17:04,816 --> 00:17:08,820 現世みたいに活気あふれる街に したいって言ってたよね。 236 00:17:08,820 --> 00:17:11,656 忘れるわけがないよ。 237 00:17:11,656 --> 00:17:14,826 現世みたいに活気あふれる 238 00:17:14,826 --> 00:17:18,037 でも 北の地らしさを決して忘れない 239 00:17:18,037 --> 00:17:22,041 氷人族が誇りに思えるような 土地にしたいって。 240 00:17:23,543 --> 00:17:27,046 あの時 私は決めたんだ。 241 00:17:27,046 --> 00:17:30,717 キヨの夢を叶える手伝いをすること。 242 00:17:30,717 --> 00:17:35,054 キヨの理想を隣で追い求めること。 243 00:17:35,054 --> 00:17:38,725 それが あたしの夢だから。 244 00:17:38,725 --> 00:17:41,352 ずっと待ってた。 245 00:17:41,352 --> 00:17:44,063 その日が来るのを。 246 00:17:44,063 --> 00:17:46,566 大人たちに引き離されて 247 00:17:46,566 --> 00:17:49,736 天神屋で 働くことになってからも 248 00:17:49,736 --> 00:17:53,907 ずっと ずっと…。 249 00:17:53,907 --> 00:17:57,076 だから その日が来た時 250 00:17:57,076 --> 00:18:01,581 天神屋を去る寂しさ以上に とてもうれしかったんだ。 251 00:18:04,751 --> 00:18:07,086 だからね キヨ。 252 00:18:07,086 --> 00:18:10,089 一緒にこれからも 頑張ろう。 253 00:18:13,092 --> 00:18:15,386 うん。 254 00:18:15,386 --> 00:18:19,766 ありがとう 春日。 255 00:18:19,766 --> 00:18:23,102 《春日 よかったね》 256 00:18:26,773 --> 00:18:29,400 (キヨ)ここ数日の調査の結果 257 00:18:29,400 --> 00:18:33,112 空賊を使って攻撃してきた黒幕が わかりました。 258 00:18:33,112 --> 00:18:37,408 僕の叔父と叔母にあたる 旧王族の親族でした。 259 00:18:39,410 --> 00:18:43,414 彼らを含め 今回春日に手を出した輩は 260 00:18:43,414 --> 00:18:47,418 1人残らず捕らえて 厳しく罰します。 261 00:18:47,418 --> 00:18:51,422 今後の北の地にとっても 大切なことですので。 262 00:18:53,424 --> 00:18:58,137 たとえその向こう側に 妖都の貴族たちがいようとも 263 00:18:58,137 --> 00:19:01,808 僕はもう 逃げたりしません。 264 00:19:01,808 --> 00:19:05,144 そして 改めてお約束します。 265 00:19:05,144 --> 00:19:09,274 5日後に迫った 妖都での八葉夜行会にて 266 00:19:09,274 --> 00:19:14,153 僕が持つ金印は 天神屋のために使います! 267 00:19:14,153 --> 00:19:16,656 ありがとうございます! 268 00:19:16,656 --> 00:19:19,158 次はいよいよ 豪華宙船の 269 00:19:19,158 --> 00:19:22,829 北の地周遊旅行の計画を 進めねえとな。 270 00:19:22,829 --> 00:19:27,000 この北の地が 観光地として 復興する時が来ますね! 271 00:19:27,000 --> 00:19:29,294 えぇ 葵さんがすでに 272 00:19:29,294 --> 00:19:32,463 いくつも名物料理を 作ってくださっていますし。 273 00:19:32,463 --> 00:19:34,465 あの… 実は 274 00:19:34,465 --> 00:19:37,844 もう1つ 新しいメニューを考えたのですが。 275 00:19:37,844 --> 00:19:39,846 どんなものでしょう? 276 00:19:39,846 --> 00:19:42,307 これから 皆さんに試食してもらうんです。 277 00:19:42,307 --> 00:19:45,184 キヨ様も一緒にいかがですか? 278 00:19:48,021 --> 00:19:53,484 皆々しゃま~ 夕ご飯でしゅ~! 279 00:19:53,484 --> 00:19:56,321 (キヨ)これが…。 280 00:19:56,321 --> 00:20:00,867 北の地特製 豚骨味噌ラーメン バター添えです。 281 00:20:00,867 --> 00:20:05,330 折尾屋の双子の料理人たちと 私とで作りました。 282 00:20:05,330 --> 00:20:09,208 北の地の岩豚肉や野菜が たっぷりですね。 283 00:20:09,208 --> 00:20:11,502 このバターも味噌も…。 284 00:20:11,502 --> 00:20:15,506 (戒)隠世のラーメンは 基本的に醤油味だから。 285 00:20:15,506 --> 00:20:18,509 (明) 豚骨味噌ラーメンは いけると思う。 286 00:20:18,509 --> 00:20:21,888 北の地周遊の 宙船の屋台で出せば…。 287 00:20:21,888 --> 00:20:24,724 絶対みんな食べたくなるよ。 288 00:20:24,724 --> 00:20:28,519 さむ~いけど。 あったか~いって。 289 00:20:28,519 --> 00:20:32,065 (サスケ)ぜひ オススメしたいでござる。 290 00:20:32,065 --> 00:20:36,361 北の地の食材たっぷりの 餃子もございますわよ。 291 00:20:36,361 --> 00:20:38,529 いいですね! 292 00:20:40,531 --> 00:20:43,534 おい いいから冷めねえうちに。 293 00:20:43,534 --> 00:20:45,912 えぇ 召し上がってください。 294 00:20:49,916 --> 00:20:52,543 ふ~ふ~。 295 00:20:55,546 --> 00:20:57,757 おいしい! 296 00:21:06,265 --> 00:21:09,936 わあっ ラーメン! 餃子も! 297 00:21:09,936 --> 00:21:12,563 ちょっと小盛りにしてあるわ。 298 00:21:12,563 --> 00:21:16,567 早く食べなさいよ。 すごいデザートもあるんだから。 299 00:21:16,567 --> 00:21:18,945 えっ!? デザート!? 300 00:21:18,945 --> 00:21:22,115 かまくらいちごのアイス大福よ。 301 00:21:22,115 --> 00:21:24,283 わあっ! 302 00:21:26,285 --> 00:21:28,287 うぅ~っ! 303 00:21:28,287 --> 00:21:31,582 大粒のいちごが 雪に埋もれてるみたいで 304 00:21:31,582 --> 00:21:34,961 かわいいでしょう? (春日)かわいい! おいしい! 305 00:21:34,961 --> 00:21:37,964 このいちご キヨさまが摘んできたのよ。 306 00:21:37,964 --> 00:21:41,300 (春日)えっ? いちごを使ったお菓子は 307 00:21:41,300 --> 00:21:44,303 もともと キヨ様の要望だったの。 308 00:21:44,303 --> 00:21:47,974 春日が いちご好きだからって。 309 00:21:47,974 --> 00:21:51,310 ふふ… うふふふ…。 310 00:21:51,310 --> 00:21:55,440 ちょっとぉ にやけ過ぎよ。 311 00:21:55,440 --> 00:21:59,610 葵ちゃん お涼様 ありがとう。 312 00:21:59,610 --> 00:22:01,988 あたし 元気になったら 313 00:22:01,988 --> 00:22:05,324 葵ちゃんたちのアイデアを継いで 北の地の名産品を 314 00:22:05,324 --> 00:22:08,828 たくさんのあやかしたちに 食べてもらえるよう頑張るよ。 315 00:22:08,828 --> 00:22:11,622 まっ 死なない程度に頑張りなさい。 316 00:22:11,622 --> 00:22:13,624 は~い! 317 00:22:13,624 --> 00:22:18,004 葵ちゃんも 大旦那様に早く会えるといいね。 318 00:22:20,006 --> 00:22:22,008 春日…。 319 00:22:26,345 --> 00:22:28,347 大丈夫。 320 00:22:28,347 --> 00:22:32,643 敵は多いけれど 味方も そろい始めてるよ。 321 00:23:19,607 --> 00:23:22,735 本当。 春日の言うとおりね。 322 00:23:22,735 --> 00:23:24,737 うん。 323 00:23:24,737 --> 00:23:27,031 葵ちゃんは ただ 自分にとって 324 00:23:27,031 --> 00:23:30,910 いちばん大切なものを 見失わないでいればいい。 325 00:23:30,910 --> 00:23:33,913 自分の心に素直になって。 326 00:23:33,913 --> 00:23:36,207 ありがとう 春日。 327 00:23:38,209 --> 00:23:41,045 お涼… ありがとう。 328 00:23:41,045 --> 00:23:44,590 《大旦那様を取り戻すための 329 00:23:44,590 --> 00:23:47,927 最後の戦いが始まるのね!》 330 00:23:54,225 --> 00:23:57,937 (黄金童子) 目覚めたみたいだね 刹。