1 00:00:03,168 --> 00:00:06,672 まずは最初に空をつくろう。 2 00:00:06,672 --> 00:00:11,877 きっとここは すべてを見上げる場所になる。 3 00:00:14,179 --> 00:00:18,851 だから そうだな。 4 00:00:18,851 --> 00:00:24,857 他の色よりも ずっときれいな色をつけなくちゃ。 5 00:00:27,026 --> 00:00:30,362 誰もがずっと➡ 6 00:00:30,362 --> 00:00:34,366 この世界に 飽きたりしないように。 7 00:02:17,503 --> 00:02:20,172 (エコ)な… なんですか その本…。 8 00:02:20,172 --> 00:02:24,510 (リョウ)この世のことわりを 捻じ曲げる 神様の力よ。 9 00:02:24,510 --> 00:02:27,679 神様の… 力? 10 00:02:27,679 --> 00:02:31,684 言ったでしょう? 神様に会えるって。 11 00:02:31,684 --> 00:02:36,689 その本 見てくれは お兄さんのに似ているけど➡ 12 00:02:36,689 --> 00:02:41,527 あんなハチャメチャな力 あなたに使いこなせるのかしら? 13 00:02:41,527 --> 00:02:44,530 (ラル)「愚者の聖典」は アイツの力だ。 14 00:02:44,530 --> 00:02:49,201 アイツの願いをかたどった アイツにしか使えない力。 15 00:02:49,201 --> 00:02:53,038 (ラル)この本には あんなことができる力はねえよ。 16 00:02:53,038 --> 00:02:57,209 へぇ。 じゃあ代わりに どんなことができるの? 17 00:02:57,209 --> 00:03:02,815 何もできねえ。 こいつは… 空っぽの本なんだ。 18 00:03:02,815 --> 00:03:07,486 あっ… フッ…。 19 00:03:07,486 --> 00:03:09,822 おもしろくない冗談だわ。 20 00:03:09,822 --> 00:03:12,324 (銃声) 21 00:03:12,324 --> 00:03:14,326 ちょっ やめ… うっ! (銃声) 22 00:03:14,326 --> 00:03:19,331 (銃声) 23 00:03:21,500 --> 00:03:25,604 追いかけっこは あんまり好きじゃないんだけど。 24 00:03:29,508 --> 00:03:34,680 12年待ったんだもの 逃がしたりなんてしないわ。 25 00:03:34,680 --> 00:03:40,352 ハァハァハァハァ…。 26 00:03:40,352 --> 00:03:45,524 ハァ… ハァ… クッソ… あっ! 27 00:03:45,524 --> 00:03:48,360 (銃声) 28 00:03:48,360 --> 00:03:55,033 知ってるでしょう? この戦いは たった一人を決めるためのゲーム。 29 00:03:55,033 --> 00:03:59,037 逃げるなんて選択肢 最初から存在しない。 30 00:03:59,037 --> 00:04:03,642 昔は何も知らねえって顔してた ヤツだったが…。 31 00:04:03,642 --> 00:04:06,478 ずいぶんと 言うようになったじゃねえか。 32 00:04:06,478 --> 00:04:09,314 心変わりでもあったのかよ。 33 00:04:09,314 --> 00:04:15,487 そうね 変わったわ。 何もかも… ね。 34 00:04:15,487 --> 00:04:18,590 (銃声) 35 00:04:21,326 --> 00:04:23,529 うぐっ! 36 00:04:26,498 --> 00:04:29,835 (リョウ)いいかげんに 力を使ってくれない? 37 00:04:29,835 --> 00:04:32,671 なんにもできない能力なんて➡ 38 00:04:32,671 --> 00:04:35,174 そんなの ありえるわけないでしょう? 39 00:04:35,174 --> 00:04:39,678 (ラル)テメエのほうこそ そんなオモチャに頼ってないで➡ 40 00:04:39,678 --> 00:04:43,348 能力でもなんでも 使ったらいいじゃねえか。 41 00:04:43,348 --> 00:04:47,686 フフ… 使えないの。 42 00:04:47,686 --> 00:04:50,022 んっ? 43 00:04:50,022 --> 00:04:56,628 (リョウ)私の力は パラレルワールドを自在に操る力。 44 00:04:59,865 --> 00:05:05,804 存在したかもしれない 無限のifを 自分の想像を➡ 45 00:05:05,804 --> 00:05:09,641 無制限に具現化することができる。 46 00:05:09,641 --> 00:05:12,644 でも あの日以来…。 47 00:05:12,644 --> 00:05:15,647 もう扉は開けなくなった。 48 00:05:15,647 --> 00:05:19,484 兄さんが死んで 絶望を知って…。 49 00:05:19,484 --> 00:05:22,988 現実を目の当たりにしてしまった。 50 00:05:22,988 --> 00:05:27,826 無邪気な空想ができない 大人になっちゃったの。 51 00:05:27,826 --> 00:05:32,664 だから 私は空想とは逆の力をつけた。 52 00:05:32,664 --> 00:05:37,502 あの日 消え去って 私の頭に流れ込んできた➡ 53 00:05:37,502 --> 00:05:40,505 兄さんの記憶と知識を使って➡ 54 00:05:40,505 --> 00:05:45,677 この12年 止まった世界で 戦い続けてきた。 55 00:05:45,677 --> 00:05:49,681 つまらない冗談ばかり言って 逃げてるだけのあなたに➡ 56 00:05:49,681 --> 00:05:53,685 簡単に負けてなんてあげないわ。 57 00:05:53,685 --> 00:05:56,021 (ラル)そうかよ…。 58 00:05:56,021 --> 00:06:02,794 さぁ どうするつもり? それとも やっぱりあなたは➡ 59 00:06:02,794 --> 00:06:07,633 間違って生まれてきただけの 彼の残骸にすぎないのかしら? 60 00:06:07,633 --> 00:06:11,303 フッ… ヘヘヘヘヘヘ…。 61 00:06:11,303 --> 00:06:14,973 なに? うれしいんだよ。 62 00:06:14,973 --> 00:06:18,644 うれしい? あぁ。 63 00:06:18,644 --> 00:06:20,812 うれしいんだ。 64 00:06:20,812 --> 00:06:24,816 (赤ん坊の泣き声) 65 00:06:24,816 --> 00:06:29,521 《はいはい お母さん ここにいるよ~。 66 00:06:33,325 --> 00:06:38,830 よ~しよし。 やっと出会えた私のかわいい ラル。 67 00:06:38,830 --> 00:06:44,136 大丈夫だよ。 絶対 離したりしないからね。 68 00:06:47,673 --> 00:06:51,510 おかえり~。 今日は学校どうだった? 69 00:06:51,510 --> 00:06:55,347 別に…。 そっかぁ。 70 00:06:55,347 --> 00:06:59,184 もしかして なんか嫌なこととかあった? 71 00:06:59,184 --> 00:07:01,787 別にない…。 72 00:07:01,787 --> 00:07:04,289 あ… そうだ! 73 00:07:04,289 --> 00:07:07,793 今日は ラルの好きなお肉 いっぱい買ってきたから➡ 74 00:07:07,793 --> 00:07:09,795 あとで一緒に食べよ? 75 00:07:09,795 --> 00:07:16,468 ねぇ… お母さん。 んっ? なぁに? 76 00:07:16,468 --> 00:07:20,806 どうして… そんなに優しいの? 77 00:07:20,806 --> 00:07:26,144 えっ? いやだな 普通だよ。 だってお母さん➡ 78 00:07:26,144 --> 00:07:28,547 ラルのお母さんだもん。 79 00:07:31,483 --> 00:07:35,487 だったら… なんで…。 えっ? 80 00:07:35,487 --> 00:07:38,490 いや なんでもない。 81 00:07:38,490 --> 00:07:40,792 ちょっと ラル? 82 00:07:48,667 --> 00:07:53,839 (精神科医師)そうですか。 自分には兄がいると…。 83 00:07:53,839 --> 00:07:57,009 えぇ。 でも この子は一人っ子で➡ 84 00:07:57,009 --> 00:08:00,612 その… 本当に兄なんていないんです。 85 00:08:00,612 --> 00:08:03,615 ですから そんなことを言うのも➡ 86 00:08:03,615 --> 00:08:07,619 何か不安があるのかもって思って。 なるほど。 87 00:08:07,619 --> 00:08:12,457 気持ち悪い。 あっ…。 88 00:08:12,457 --> 00:08:15,127 ちょ ちょっと ラル!? 89 00:08:15,127 --> 00:08:21,466 ごめんね。 お母さん ラルのこと ちゃんとわかってあげられなくて。 90 00:08:21,466 --> 00:08:25,470 でも お母さんは ラルに 幸せになってもらいたいの! 91 00:08:25,470 --> 00:08:28,807 ちゃんと幸せにしてあげたいの。 92 00:08:28,807 --> 00:08:30,976 だから…。 違う…。 93 00:08:30,976 --> 00:08:34,646 ラル? 俺は…。 94 00:08:34,646 --> 00:08:37,149 そんなことのために 生まれたんじゃない! 95 00:08:37,149 --> 00:08:41,653 一人で幸せになんか… なりたくない! 96 00:08:44,322 --> 00:08:47,325 はぁ…。 97 00:08:50,996 --> 00:08:54,166 んっ?》 (物音) 98 00:08:54,166 --> 00:09:08,680 ♬~ 99 00:09:11,783 --> 00:09:15,954 (ラル)誰も アイツがいたってことを 覚えてなかった。 100 00:09:15,954 --> 00:09:19,291 もしかしたら 本当に いなかったんじゃないかって➡ 101 00:09:19,291 --> 00:09:25,130 疑う日もあった。 でも… 今は もう違う。 102 00:09:25,130 --> 00:09:27,299 アイツは 確かにここにいた。 103 00:09:27,299 --> 00:09:31,636 ようやく自分が生まれた意味を 全うできる。 104 00:09:31,636 --> 00:09:35,974 正直 お前の力には ビビってたんだ。 105 00:09:35,974 --> 00:09:40,312 いきなり戦うには 相性が悪すぎるからな。 106 00:09:40,312 --> 00:09:42,647 フッ… それで? 107 00:09:42,647 --> 00:09:46,818 ようやく自分の力を使う気に なったってことかしら? 108 00:09:46,818 --> 00:09:50,489 言っただろう。 俺は なんの力も持ってねえ。 109 00:09:50,489 --> 00:09:55,093 使うのは… 俺じゃないヤツの力だ! 110 00:09:59,498 --> 00:10:01,666 何をしたの? 111 00:10:01,666 --> 00:10:06,371 何って 借りたんだよ。 使わないんだろ? 112 00:10:08,840 --> 00:10:11,176 なに その力…。 113 00:10:11,176 --> 00:10:16,848 ムカつくぜ。 お前の言うとおり 俺はアイツの残骸だ。 114 00:10:16,848 --> 00:10:22,020 俺の願いは 俺一人の力じゃ かなわねえってことだろうよ。 115 00:10:22,020 --> 00:10:26,858 だから 一人じゃ使えない能力に なったんだ! 116 00:10:26,858 --> 00:10:37,536 ♬~ 117 00:10:37,536 --> 00:10:41,706 やっぱり お兄さんを 復活させたいのね。 118 00:10:41,706 --> 00:10:44,376 そのために生まれてきたんだ。 119 00:10:44,376 --> 00:10:48,713 わかる。 私も兄さんに また会いたくて➡ 120 00:10:48,713 --> 00:10:51,716 そのために戦ってきたんだもの。 121 00:10:51,716 --> 00:10:55,220 でも 残念だわ。 122 00:10:55,220 --> 00:11:00,392 私 やっぱり まだ負けてあげられない。 123 00:11:00,392 --> 00:11:03,094 あっ!? 124 00:11:08,500 --> 00:11:10,502 あっ…。 えっ? 125 00:11:10,502 --> 00:11:12,504 えっ? えぇ!? 126 00:11:12,504 --> 00:11:15,507 なっ なんだこれ!? 127 00:11:15,507 --> 00:11:19,844 うっ うっうっうっ… あぁ…! 128 00:11:19,844 --> 00:11:25,016 ♬~ 129 00:11:25,016 --> 00:11:29,521 っとっと~。 はぁ~。 130 00:11:29,521 --> 00:11:32,824 ホント 人使いが荒いんだから。 131 00:11:34,859 --> 00:11:40,365 そっか。 また 始まるんだね。 132 00:11:42,367 --> 00:11:46,705 はぁ…! すごいわ 予想どおり。 133 00:11:46,705 --> 00:11:50,709 ううん それ以上に すてきな力。 134 00:11:50,709 --> 00:11:53,712 (エコ)ハァハァハァハァ… あの子は!? んっ? 135 00:11:53,712 --> 00:11:57,549 どこに行ったんですか! ちゃんと押さえておくように➡ 136 00:11:57,549 --> 00:11:59,551 言ったはずだけど? 137 00:11:59,551 --> 00:12:02,654 申し訳ありません。 乱暴にするわけにもいかず…。 138 00:12:02,654 --> 00:12:08,493 はぁ… あの子なら大丈夫よ。 怖い思いはしたと思うけど。 139 00:12:08,493 --> 00:12:10,829 怖い思いって…。 140 00:12:10,829 --> 00:12:14,666 殺そうとしていたくせに よくそんなこと言えますね! 141 00:12:14,666 --> 00:12:18,670 あら 私 あの子のこと 殺そうなんて➡ 142 00:12:18,670 --> 00:12:23,174 全然思ってないわよ。 ゴム弾で死んじゃうっていうなら➡ 143 00:12:23,174 --> 00:12:25,677 ちょっと危なかったかも しれないけど。 144 00:12:25,677 --> 00:12:31,016 えっ!? ゴ… ゴム弾? なんでそんなことを…。 145 00:12:31,016 --> 00:12:34,185 あの子の素質を 目覚めさせたかった。 146 00:12:34,185 --> 00:12:39,190 12年前に借りてたものを 返すため… ううん。 147 00:12:39,190 --> 00:12:43,361 一緒に取り戻すためにもね。 148 00:12:43,361 --> 00:12:46,698 さてと。 今日は➡ 149 00:12:46,698 --> 00:12:49,367 たくさんつきあわせちゃって 悪かったわね。 150 00:12:49,367 --> 00:12:51,703 見たかったものは見れたかしら? 151 00:12:51,703 --> 00:12:56,541 あ… あの子の手に現れた 不思議な本…。 152 00:12:56,541 --> 00:13:01,646 あれも 12年前のことと 関係しているんですよね。 153 00:13:01,646 --> 00:13:07,652 それに あなた方が言っていた 神様って いったい何者なんで…。 154 00:13:07,652 --> 00:13:13,324 神様とはどういうもので それは何を為し 何を求めるのか。 155 00:13:13,324 --> 00:13:16,995 これは それを決める戦いなの。 156 00:13:16,995 --> 00:13:18,997 戦い…。 157 00:13:18,997 --> 00:13:23,835 この戦いの結末に きっと神様は現れる。 158 00:13:23,835 --> 00:13:27,005 あなたが会いたいと望む神様は➡ 159 00:13:27,005 --> 00:13:30,108 もしかしたら そこにいるのかもしれないわね。 160 00:13:33,178 --> 00:13:37,348 フッ そうだ! あなた あの子のこと助けてちょうだい! 161 00:13:37,348 --> 00:13:41,186 はぁ? 助けるって そもそも➡ 162 00:13:41,186 --> 00:13:44,522 何が起きてるのかも よくわかってないんですけど。 163 00:13:44,522 --> 00:13:48,526 役者がそろったんだもの。 また戦いが始まるわ。 164 00:13:48,526 --> 00:13:52,864 そうしたら きっとあの子は 戦いに身を投じていく。 165 00:13:52,864 --> 00:13:56,201 でも 一人じゃ 耐えられないと思うの。 166 00:13:56,201 --> 00:13:58,536 きっと助けが必要になるわ。 167 00:13:58,536 --> 00:14:01,473 いや だから なんで私が…。 168 00:14:01,473 --> 00:14:06,478 あら? 望まれなくても 手を差し伸べるのが人間って➡ 169 00:14:06,478 --> 00:14:09,147 あなたが言ったんじゃ なかったかしら? 170 00:14:09,147 --> 00:14:13,318 あうっ そ… それは 言いましたけど…。 171 00:14:13,318 --> 00:14:18,656 それに きっと遅かれ早かれ あなたは巻き込まれる。 172 00:14:18,656 --> 00:14:23,495 だったら あの子と一緒に進むのが いちばんだって思うの。 173 00:14:23,495 --> 00:14:29,501 あ~ でも あの子が無残に 殺されてもいいっていうなら➡ 174 00:14:29,501 --> 00:14:35,840 無理強いはしないけど。 そ… それは嫌ですけど…。 175 00:14:35,840 --> 00:14:39,511 フフッ だったら決まりね。 何も難しいことはないわ。 176 00:14:39,511 --> 00:14:43,848 一緒にいてあげるだけでいい。 そうしたら あの子はきっと➡ 177 00:14:43,848 --> 00:14:47,519 あなたの求める結末に 連れていってくれるから。 178 00:14:47,519 --> 00:14:51,523 はぁ… わかりましたよ。 179 00:14:51,523 --> 00:14:55,527 正直 私も 気になることありますし➡ 180 00:14:55,527 --> 00:15:00,632 一緒にいるだけでいい っていうなら別にいいですけど。 181 00:15:00,632 --> 00:15:05,804 でも そもそも あの子 どっか行っちゃったんですよね? 182 00:15:05,804 --> 00:15:09,140 私 連絡先とか知りませんよ? 183 00:15:09,140 --> 00:15:13,311 あぁ それなら大丈夫。 はい これ。 184 00:15:13,311 --> 00:15:15,980 これって あの子の? 185 00:15:15,980 --> 00:15:19,484 って スマホ渡されたって困りますよ! 186 00:15:19,484 --> 00:15:21,653 これ私が持ってたら いよいよ あの子と➡ 187 00:15:21,653 --> 00:15:23,988 連絡取れないじゃないですか! 188 00:15:23,988 --> 00:15:27,992 違う違う。 それは持っているだけでいいの。 189 00:15:27,992 --> 00:15:31,496 そしたらたぶん すぐ会えると思うわ。 190 00:15:31,496 --> 00:15:36,167 なんなら明日にでも。 えぇ~? 191 00:15:36,167 --> 00:15:40,839 (チャイム) 192 00:15:40,839 --> 00:15:45,343 おい アイツ学校来てるぜ。 急に どうしたんだろ。 193 00:15:45,343 --> 00:15:49,347 っていうか私 あの子のこと初めて見たかも。 194 00:15:49,347 --> 00:15:56,054 えっ!? 同じクラスだったとか そんなことってある? 195 00:15:58,189 --> 00:16:01,960 うわ~ めっちゃ見てる! 196 00:16:01,960 --> 00:16:06,130 あっ こんにちは~…。 えっと…。 197 00:16:06,130 --> 00:16:09,300 き… 昨日 なんか 大変そうだったね~。 198 00:16:09,300 --> 00:16:14,138 な… なんのことか よくわからないけど え~っと。 199 00:16:14,138 --> 00:16:18,142 あっ なんか 手伝えることとかあったら…。 200 00:16:18,142 --> 00:16:21,312 スマホ 返して。 201 00:16:21,312 --> 00:16:24,315 へっ? 202 00:16:24,315 --> 00:16:28,319 スマホだよ スマホ! アイツに預けられたんだろ? 203 00:16:28,319 --> 00:16:32,323 アレないと困るんだよ。 早く返してくれ。 204 00:16:32,323 --> 00:16:37,996 あっ あぁ~! スマホね スマホ あ…。 205 00:16:37,996 --> 00:16:39,998 なんだよ。 206 00:16:39,998 --> 00:16:43,167 家に置いてきちゃった。 はぁ!? 207 00:16:43,167 --> 00:16:45,670 おま… アレ メッチャ大事なもんなんだぞ! 208 00:16:45,670 --> 00:16:48,673 今 他の候補にでも襲われたら どうすんだよ! 209 00:16:48,673 --> 00:16:51,009 あわわ…! おお… 落ち着いて➡ 210 00:16:51,009 --> 00:16:53,344 落ち着いて! あぁ? 211 00:16:53,344 --> 00:16:58,683 何あれ こわ…。 登校して いきなりスマホ カツアゲ? 212 00:16:58,683 --> 00:17:01,619 っていうか 候補って何? 213 00:17:01,619 --> 00:17:05,623 うっ… はぁ…。 214 00:17:05,623 --> 00:17:09,127 どういうことだよ! 学校来たら返してもらえる➡ 215 00:17:09,127 --> 00:17:11,129 っていうから来たのに。 216 00:17:11,129 --> 00:17:15,633 知らないよ! っていうか学校って 毎日来るとこだと思うんだけど。 217 00:17:15,633 --> 00:17:18,970 なんで こんなうるせえとこ 毎日来なきゃなんねえんだよ。 218 00:17:18,970 --> 00:17:21,306 いいから 早く スマホ持ってこいって。 219 00:17:21,306 --> 00:17:25,476 今ぁ!? あ… 明日じゃだめ? はあぁ!? 220 00:17:25,476 --> 00:17:27,645 なんで そんなに 待たなきゃならねえ。 221 00:17:27,645 --> 00:17:29,647 (ドアの開く音) 222 00:17:29,647 --> 00:17:33,318 あ~ 突然のことで ビックリさせちまったと思うが➡ 223 00:17:33,318 --> 00:17:37,822 静かに聞いてくれ。 櫻田先生が急病で倒れたんで➡ 224 00:17:37,822 --> 00:17:41,659 しばらくの間 俺が このクラスを 受け持つことになった。 225 00:17:41,659 --> 00:17:45,663 名前は… 天昂輝。 226 00:17:45,663 --> 00:17:51,502 この人も ミツコさんと同じ セミパーマネント。 227 00:17:51,502 --> 00:17:54,172 ああ~っ! えっ? 228 00:17:54,172 --> 00:17:57,175 お前 なんで先生なんか やってるんだよ! 229 00:17:57,175 --> 00:17:59,877 あんなヤンキーみたいなヤツ だったのに! 230 00:18:01,779 --> 00:18:03,781 座れ。 231 00:18:07,452 --> 00:18:11,255 何やってるの もう…。 232 00:18:15,460 --> 00:18:18,463 俺が呼んだのは 小野だけだったんだが…。 233 00:18:18,463 --> 00:18:23,634 す… すみません。 なんか放っておけなくて。 234 00:18:23,634 --> 00:18:28,306 はぁ… 友達思いってのは 悪いことじゃねえが…。 235 00:18:28,306 --> 00:18:30,475 よし まぁいいだろう。 236 00:18:30,475 --> 00:18:35,480 で だ。 小野 今朝はなんだって 突っかかってきたんだ。 237 00:18:35,480 --> 00:18:39,817 言いたくねえ。 言わなきゃわかんねえだろ。 238 00:18:39,817 --> 00:18:44,155 まぁ いきなり担任がかわって ショックを受けるってのも➡ 239 00:18:44,155 --> 00:18:47,659 わからなくもねえが にしたって いきなり…。 240 00:18:47,659 --> 00:18:51,496 そうじゃねえ! 言っても無駄だから言わねえんだ。 241 00:18:51,496 --> 00:18:55,500 無駄かどうか 言ってみたっていいじゃねえか。 242 00:18:55,500 --> 00:18:58,836 ちゃかしたりしねえから 話してみろ。 243 00:18:58,836 --> 00:19:05,610 覚えてねえんだろ。 俺のことも アイツのことも…。 244 00:19:05,610 --> 00:19:11,949 それから タツヤ… 天使くんのとき 一緒に戦ったじゃねえか。 245 00:19:11,949 --> 00:19:15,620 病院でも なんかあったら 頼っていいって➡ 246 00:19:15,620 --> 00:19:17,955 言ってたじゃねえかよ。 247 00:19:17,955 --> 00:19:23,294 はっ!? 天… 使くん…。 タツヤ…? 248 00:19:23,294 --> 00:19:26,297 あ… あのですね 違うんです! 249 00:19:26,297 --> 00:19:29,967 この子 今日 久しぶりに学校来て 緊張してるっていうか➡ 250 00:19:29,967 --> 00:19:31,969 たぶんちょっと混乱してて…。 251 00:19:31,969 --> 00:19:37,809 そうか…。 お前 あの日 事件のとき アイツをかばってた…。 252 00:19:37,809 --> 00:19:40,812 覚えてるの… か? 253 00:19:40,812 --> 00:19:45,149 あの日のことは 一日だって忘れたことねえよ。 254 00:19:45,149 --> 00:19:49,821 俺も あの日以来 時間が 止まっちまった人間の一人だしな。 255 00:19:49,821 --> 00:19:53,991 戦いのことだって 全部覚えてる。 256 00:19:53,991 --> 00:19:56,661 天使って呼ばれたヤツのことも➡ 257 00:19:56,661 --> 00:20:00,832 最後の戦いだって…。 じゃ じゃあ…。 258 00:20:00,832 --> 00:20:05,169 だが どうしても 思い出せねえことがあるんだ。 259 00:20:05,169 --> 00:20:10,007 あの戦いの中で 一緒に戦ってたヤツが…。 260 00:20:10,007 --> 00:20:13,511 俺を助けてくれたヤツが いたはずなんだ。 261 00:20:13,511 --> 00:20:19,350 ただ ソイツのことだけが どうしても思い出せねえ。 262 00:20:19,350 --> 00:20:21,352 忘れるはずねえのに➡ 263 00:20:21,352 --> 00:20:24,355 ソイツのことだけ 切り取られたみてえに➡ 264 00:20:24,355 --> 00:20:29,026 頭から抜け落ちちまってる。 265 00:20:29,026 --> 00:20:34,532 なぁ お前は何者なんだ。 お前は… アイツの何を知ってる。 266 00:20:34,532 --> 00:20:36,701 まさか お前も あの戦いに? 267 00:20:36,701 --> 00:20:39,036 📱 268 00:20:39,036 --> 00:20:42,039 すまねえ。 音が鳴らねえように しておいたはずなんだ…。 269 00:20:42,039 --> 00:20:46,878 あっ!? くっ! ちくしょう なんで今更…。 270 00:20:46,878 --> 00:20:48,880 うっ! おい! 271 00:20:48,880 --> 00:20:56,053 あっ…? 「次の対戦カードを公開します」? 272 00:20:56,053 --> 00:21:00,057 「シャニクサイ?」。 273 00:21:00,057 --> 00:21:15,573 (踏切警報機の音) 274 00:21:17,842 --> 00:21:25,149 ♬~