1 00:00:08,342 --> 00:00:12,012 (シュピッツ)亡くなられた奥様より先に 部屋に帰られた方が➡ 2 00:00:12,012 --> 00:00:15,182 お一人だけおられました。 3 00:00:15,182 --> 00:00:17,351 (シュピッツ)そうですよね➡ 4 00:00:17,351 --> 00:00:19,520 雨宮刑事。 5 00:00:19,520 --> 00:00:22,356 (トト)先輩が… まさか! 6 00:00:22,356 --> 00:00:25,025 (ロン)違うな。 7 00:00:25,025 --> 00:00:28,195 (ロン)雨宮くんは犯人じゃない。 8 00:00:28,195 --> 00:00:32,032 犯人は ここにいる別の人間だ。 9 00:00:32,032 --> 00:00:36,036 (夫)どういうことだ? 彼女が先に帰ったのは事実だぞ。 10 00:00:36,036 --> 00:00:38,038 (ミチヨ)私も見てたわよ。 11 00:00:38,038 --> 00:00:42,376 確かに 彼女のアリバイだけが 不明瞭であるかのように見える。 12 00:00:42,376 --> 00:00:47,681 だが この状況をつくること自体 彼女には不可能だったのさ。 13 00:00:50,050 --> 00:00:54,655 今からそれを証明してみせる。 14 00:00:58,225 --> 00:01:02,329 《こんなに早く チャンスが回ってくるとはな。 15 00:01:02,329 --> 00:01:06,166 鴨乃橋ロン。 お前は知らない。 16 00:01:06,166 --> 00:01:12,005 この俺が 探偵養成学校BLUEの 教官だということを! 17 00:01:12,005 --> 00:01:17,511 探偵行為を目撃された瞬間 お前は消されるのだ!》 18 00:01:17,511 --> 00:01:19,513 (ロン)と…。 うん? 19 00:01:19,513 --> 00:01:22,015 一色刑事が言っている。 20 00:01:22,015 --> 00:01:24,184 (トト)んっ? (雨宮)あ…。 21 00:01:24,184 --> 00:01:27,854 はあ!? えっ…。 22 00:01:27,854 --> 00:01:30,157 《むちゃぶりすぎるだろ!》 23 00:03:19,833 --> 00:03:22,669 いや 待って むちゃぶりが…。 24 00:03:22,669 --> 00:03:26,840 そうか 一色刑事。 ヒントは すでにそろっている。 25 00:03:26,840 --> 00:03:30,177 そう言いたいんだね? えっ! はっ!? 26 00:03:30,177 --> 00:03:33,847 なるほど。 「え」と 「は」か。 27 00:03:33,847 --> 00:03:38,351 紅染の裏の伝承の 「絵」と 温泉を紅く染めた 「葉」が➡ 28 00:03:38,351 --> 00:03:40,687 謎を解く鍵ってことかい? 29 00:03:40,687 --> 00:03:45,525 (夫)裏の伝承って 人柱になった 女性の伝承のことですよね。 30 00:03:45,525 --> 00:03:49,362 (ミチヨ)それが 女刑事さんの 無実の証拠になる…? 31 00:03:49,362 --> 00:03:52,866 そうらしいね。 おや 雨宮くん。 32 00:03:52,866 --> 00:03:55,535 狐につままれたような顔だね。 33 00:03:55,535 --> 00:03:58,872 さっきから 伝承って なんのことかしら? 34 00:03:58,872 --> 00:04:01,975 タクシーでもらったパンフに 書いてあったろ? 35 00:04:01,975 --> 00:04:04,644 (雨宮)私 タクシーに乗ってないので…。 36 00:04:04,644 --> 00:04:08,482 駅に着いたときに 止まってなくて…。 37 00:04:08,482 --> 00:04:11,651 (トト)そういえば そんなこと言ってたような…。 38 00:04:11,651 --> 00:04:14,488 (ロン)つまり 1人でここに来た。 39 00:04:14,488 --> 00:04:17,491 一色刑事の言いたいことが わかったぞ。 40 00:04:17,491 --> 00:04:19,493 ハッ…。 41 00:04:19,493 --> 00:04:22,829 ⦅雨宮:仕事は終わんないし 駅から歩くし…。 42 00:04:22,829 --> 00:04:26,833 別館のパンフなんて あっしら 手作りのこれだけだから…。 43 00:04:26,833 --> 00:04:28,835 本当にごめんな⦆ 44 00:04:30,837 --> 00:04:34,674 パンフレットを見る機会もなく 伝承を知らぬ者が➡ 45 00:04:34,674 --> 00:04:37,844 こんな見立て殺人を するわけがない。 46 00:04:37,844 --> 00:04:42,849 よって犯人は雨宮くんではないと。 さすが一色刑事だ。 47 00:04:42,849 --> 00:04:45,519 《なるほど… ナイス推理!》 48 00:04:45,519 --> 00:04:48,355 確かに タクシーでもらったパンフ以外➡ 49 00:04:48,355 --> 00:04:51,191 裏の伝承は どこにも書いてなかったわ。 50 00:04:51,191 --> 00:04:54,361 あまり気持ちのよい話では ありませんので➡ 51 00:04:54,361 --> 00:04:58,031 宿では お伝えしないように しておりますから。 52 00:04:58,031 --> 00:05:02,135 う~ん 刑事さんの言うとおりか…。 53 00:05:04,137 --> 00:05:09,142 《鴨乃橋ロンではなく 一色都々丸が解くだと?》 54 00:05:09,142 --> 00:05:12,145 じゃあ 犯人は誰なんだい? えっ? 55 00:05:12,145 --> 00:05:15,482 《知らないよ! お前が この中に いるって言ったんだろ!?》 56 00:05:15,482 --> 00:05:17,984 なんだ 確定はしてないのか。 57 00:05:17,984 --> 00:05:22,155 じゃあ 僕は たたりの仕業に1票。 ふざけんな お前! 58 00:05:22,155 --> 00:05:24,825 でも 私 昨夜見たわ。 59 00:05:24,825 --> 00:05:28,328 たたりじゃないけど とても霊的な現象を。 60 00:05:28,328 --> 00:05:30,330 えっ!? 61 00:05:30,330 --> 00:05:35,001 (ミチヨ)夕食のあと 部屋に戻る途中 川を見ていたら➡ 62 00:05:35,001 --> 00:05:38,672 奇妙な白いモヤが 立ち上がっていたの。 63 00:05:38,672 --> 00:05:41,841 まるで 魂のような…。 64 00:05:41,841 --> 00:05:45,345 白いモヤ…。 (ロン)あったぞ トト! 65 00:05:45,345 --> 00:05:48,181 川を見ろ! いつの間に!? 66 00:05:48,181 --> 00:05:51,184 モヤが見えるのか? まさか~。 67 00:05:51,184 --> 00:05:54,521 ほら! 昨日なくした卓球の球。 68 00:05:54,521 --> 00:05:57,524 無邪気か! (ロン)おとといの大雨で流された➡ 69 00:05:57,524 --> 00:06:01,795 木や葉に雨どい 卓球の球で出来たダムだ~。 70 00:06:01,795 --> 00:06:06,633 今 ビーバーが顔を出しても 捜査に集中してください! 71 00:06:06,633 --> 00:06:10,470 なんか 球取るもん ないかな? あとにしろって! 72 00:06:10,470 --> 00:06:13,473 んっ? あれ何? (トト)えっ? 73 00:06:13,473 --> 00:06:16,643 バスマット? なんで こんなところに? 74 00:06:16,643 --> 00:06:21,815 球に届くかな? だから 球はもういいって! 75 00:06:21,815 --> 00:06:24,484 一色…。 76 00:06:24,484 --> 00:06:26,820 《ヤバい! 怒ってる!》 77 00:06:26,820 --> 00:06:30,490 さっきは助かったわ。 えっ…。 78 00:06:30,490 --> 00:06:34,494 どうも ありがっ… ぐっ ふぬうっ…。 79 00:06:34,494 --> 00:06:38,331 《俺に感謝するの 体が拒絶してる!》 80 00:06:38,331 --> 00:06:41,668 だが 少しでも疑いがあるかぎり➡ 81 00:06:41,668 --> 00:06:44,838 私が捜査の指揮を 執るわけにはいかない。 82 00:06:44,838 --> 00:06:48,842 この事件は お前に一任する。 83 00:06:51,011 --> 00:06:55,348 (トト)お… 俺に? 任せてください! 84 00:06:55,348 --> 00:06:57,851 雨宮先輩の期待に…。 (雨宮)黙れ! 85 00:06:57,851 --> 00:06:59,853 あっ…。 期待などしてない! 86 00:06:59,853 --> 00:07:03,290 お前しかいないから しかたなくだ! 誤解でした! 87 00:07:03,290 --> 00:07:05,625 ありえないことばっかりよ! 88 00:07:05,625 --> 00:07:08,795 昨日は女湯だと思い込んで 男湯入るし…。 89 00:07:08,795 --> 00:07:11,464 確かに 先輩らしくないですよね。 90 00:07:11,464 --> 00:07:14,134 うん? 91 00:07:14,134 --> 00:07:18,138 雨宮くん。 は… はい? 92 00:07:18,138 --> 00:07:22,642 お手柄だ。 昨日の君は間違ってない。 93 00:07:24,644 --> 00:07:27,647 ゆ… ゆけめん! 94 00:07:27,647 --> 00:07:32,485 ゆ… ゆけ? 最上級のユケメン…。 95 00:07:32,485 --> 00:07:35,155 最後の言葉 それでいいんですか!? 96 00:07:35,155 --> 00:07:37,657 あ… あぁ…。 97 00:07:37,657 --> 00:07:40,827 警察の方が来ました! 98 00:07:40,827 --> 00:07:42,829 さてと…。 99 00:08:21,301 --> 00:08:23,303 (鍵が閉まる音) 100 00:08:27,307 --> 00:08:29,309 ヒヒッ…。 101 00:08:58,004 --> 00:09:00,774 (ロン)ご苦労さま。 うん。 102 00:09:00,774 --> 00:09:03,109 で 何か新情報は? 103 00:09:03,109 --> 00:09:06,613 検視によると 死因は心臓まひだってさ。 104 00:09:06,613 --> 00:09:09,115 旦那さんの話では 奥さんはもともと➡ 105 00:09:09,115 --> 00:09:11,951 心臓に疾患を抱えていたらしい。 106 00:09:11,951 --> 00:09:17,791 過去にも発作により 病院へ 搬送されたことがあったとか。 107 00:09:17,791 --> 00:09:20,960 他に 検視官は 何か言ってなかったかい? 108 00:09:20,960 --> 00:09:25,298 《ヒヒッ さあ 探偵行為の 証拠を聞かせてもらおう➡ 109 00:09:25,298 --> 00:09:27,300 鴨乃橋ロン!》 110 00:09:27,300 --> 00:09:31,471 他には えっと…。 あっ 壁に ムカデが。 111 00:09:31,471 --> 00:09:33,640 んぎゃっ! 112 00:09:33,640 --> 00:09:37,477 ギャラララ… みっ… 耳が! 113 00:09:37,477 --> 00:09:39,646 (トト)ムカデなんていないけど。 114 00:09:39,646 --> 00:09:42,816 うん そもそも 僕は虫を殺さない。 115 00:09:42,816 --> 00:09:47,153 はあ? 何言ってんだよ。 心臓止まるかと思ったぞ。 116 00:09:47,153 --> 00:09:49,823 あっ そうだ。 奥さんの心臓まひは➡ 117 00:09:49,823 --> 00:09:53,660 脱衣所と外気の温度差による ヒートショックらしい。 118 00:09:53,660 --> 00:09:57,664 やはりな。 やはりって まさか…。 119 00:09:57,664 --> 00:10:04,370 ああ すべてそろった。 一色刑事 君の出番だ。 120 00:10:24,357 --> 00:10:26,526 (夫)どうしたんですか? いったい。 121 00:10:26,526 --> 00:10:28,862 (仲居)また 何かあったんですか? 122 00:10:28,862 --> 00:10:31,197 (従業員)それとも さっきの事件で何か…。 123 00:10:31,197 --> 00:10:35,201 はい。 奥さんが 亡くなってしまった件について➡ 124 00:10:35,201 --> 00:10:37,704 地元警察の許可を得ましたので➡ 125 00:10:37,704 --> 00:10:40,206 僕が この事件を 解決させてもらいます。 126 00:10:40,206 --> 00:10:42,876 解決って じゃあ…。 127 00:10:42,876 --> 00:10:50,083 これは殺人事件です。 そして 犯人は この中にいます。 128 00:10:52,719 --> 00:10:57,891 犯人は 被害者の心臓が もともと 弱いことを知っていた人物。 129 00:10:57,891 --> 00:11:01,594 あなたですね… 旦那さん。 130 00:11:03,663 --> 00:11:06,100 (夫)な… なぜ私が愛する妻を? 131 00:11:06,100 --> 00:11:10,003 確かに 妻の心臓のことは 知っていますが➡ 132 00:11:10,003 --> 00:11:14,007 夫婦なんですから 何も 不自然なことではないでしょう。 133 00:11:14,007 --> 00:11:17,010 だいたい 死亡時刻には 皆さんと一緒に➡ 134 00:11:17,010 --> 00:11:21,848 ラウンジにいたじゃあないですか! ええ 確かに旦那さんは➡ 135 00:11:21,848 --> 00:11:24,517 我々と共に ラウンジにいらっしゃいました。 136 00:11:24,517 --> 00:11:28,354 アリバイを作るために わざと。 137 00:11:28,354 --> 00:11:32,192 その裏で 実に大胆な罠を 仕掛けることによって➡ 138 00:11:32,192 --> 00:11:34,360 奥さんを死に追いやったのです。 139 00:11:34,360 --> 00:11:36,362 罠? ええ。 140 00:11:44,704 --> 00:11:48,374 このように バスマットで湯船の入り口を覆い➡ 141 00:11:48,374 --> 00:11:50,376 落とし穴を作ったんです。 142 00:11:50,376 --> 00:11:53,379 バカにしてるのか? こんな罠に 引っかかるわけないだ…。 143 00:11:53,379 --> 00:11:58,551 (トト)そうですね 普通の状況なら 誰でも簡単に見破れるでしょう。 144 00:11:58,551 --> 00:12:02,655 が 眼鏡を外した奥さんは かなり視力が低い。 145 00:12:02,655 --> 00:12:05,358 違いますか? 旦那さん。 146 00:12:09,662 --> 00:12:11,664 (トト)眼鏡を外して 視力の落ちていた奥さんを➡ 147 00:12:11,664 --> 00:12:15,501 引っかけるには十分です。 148 00:12:15,501 --> 00:12:20,840 この罠によって 彼女は 転げるように湯船に落ちて➡ 149 00:12:20,840 --> 00:12:23,343 帰らぬ人となった。 150 00:12:25,345 --> 00:12:27,680 だけど 死因は ヒートショックでしょ? 151 00:12:27,680 --> 00:12:30,516 温かいお湯に落ちて 心臓が止まるの? 152 00:12:30,516 --> 00:12:33,686 えと… もちろん普通には 考えにくいでしょう。 153 00:12:33,686 --> 00:12:37,357 ですが この湯船の中が お湯ではなく➡ 154 00:12:37,357 --> 00:12:40,193 0度に近い冷水だったら? 155 00:12:40,193 --> 00:12:44,197 えっ? 冷水!? かけ流しの温泉よ? 156 00:12:44,197 --> 00:12:46,899 ロン。 オーケー。 157 00:12:52,038 --> 00:12:54,040 ウッ…。 158 00:12:57,210 --> 00:13:01,147 川に捨てられていたこれが 使われたんですよ。 159 00:13:01,147 --> 00:13:03,149 (雨宮)雨どい? 160 00:13:03,149 --> 00:13:05,985 旦那さんは 高低差のある川が 隣を流れている➡ 161 00:13:05,985 --> 00:13:09,822 この温泉の地形を 巧みに利用しました。 162 00:13:09,822 --> 00:13:11,824 雨どいを2本使い➡ 163 00:13:11,824 --> 00:13:14,160 川の上流の水を 湯船に引き込み➡ 164 00:13:14,160 --> 00:13:16,162 湯口から注がれる お湯を川に流せば➡ 165 00:13:16,162 --> 00:13:19,666 冷水風呂の出来上がりです。 166 00:13:19,666 --> 00:13:22,669 じゃあ 私が昨日見た 白いモヤって…。 167 00:13:22,669 --> 00:13:26,673 そうです。 あれは決して 心霊現象などではなく➡ 168 00:13:26,673 --> 00:13:31,077 冷たい川に流された 温泉水の湯気だったんです。 169 00:13:33,012 --> 00:13:35,515 ただ 一つ問題が発生しました。 170 00:13:35,515 --> 00:13:40,186 2日前の大雨で流されてきた 大量の落ち葉が川の水に交じり➡ 171 00:13:40,186 --> 00:13:43,022 湯船に入り込んでしまったんです。 172 00:13:43,022 --> 00:13:47,193 細かくすべてを 取り除くことはできない。 ん…。 173 00:13:47,193 --> 00:13:50,863 (トト)そこで彼は 裏の伝承を利用しました。 174 00:13:50,863 --> 00:13:53,032 あえて 大量の落ち葉をまいて➡ 175 00:13:53,032 --> 00:13:56,869 人柱となり 湯を紅く染めた 女性のたたりに見立てて➡ 176 00:13:56,869 --> 00:14:00,139 ごまかしたんです。 177 00:14:00,139 --> 00:14:03,476 いいかげんにしろ! ここは女湯だぞ! 178 00:14:03,476 --> 00:14:06,813 男が そんな長々と 仕掛けできるわけないだろ! 179 00:14:06,813 --> 00:14:10,817 誰も来ないとわかっていれば 問題ありません。 180 00:14:10,817 --> 00:14:14,320 あなたは 夕食時に 僕らが卓球するのを盗み聞きし➡ 181 00:14:14,320 --> 00:14:18,825 しばらく男湯に 誰も入ってこない ことを知っていました。 182 00:14:18,825 --> 00:14:23,329 そこで 女湯と男湯の入り口の のれんを掛け替えることで➡ 183 00:14:23,329 --> 00:14:28,000 女性を男湯に誘導し 女湯に誰も 入ってこないようにしたんです。 184 00:14:28,000 --> 00:14:30,503 私が間違えて男湯に入ったのは➡ 185 00:14:30,503 --> 00:14:33,339 女湯ののれんに 掛け替えられていたから!? 186 00:14:33,339 --> 00:14:38,678 そうです。 ただし 僕らの卓球は 旦那さんの想定より➡ 187 00:14:38,678 --> 00:14:41,180 ずっと早く終わってしまった。 188 00:14:41,180 --> 00:14:44,684 のれんを掛け替える前に 僕らが温泉に入っていたため➡ 189 00:14:44,684 --> 00:14:47,520 先輩と僕らが かち合ってしまったんです。 190 00:14:47,520 --> 00:14:50,189 そ… そんなの 証拠があるな…。 191 00:14:50,189 --> 00:14:52,859 のれんの棒を調べれば 残っているはずです。 192 00:14:52,859 --> 00:14:56,195 本来あるはずのない 旦那さんの指紋が。 193 00:14:56,195 --> 00:14:59,198 男湯にしか出入りしないはずの あなたの指紋が➡ 194 00:14:59,198 --> 00:15:02,969 どうして 女湯の のれんについているのか…。 195 00:15:02,969 --> 00:15:05,972 説明していただけますか? 196 00:15:05,972 --> 00:15:07,974 そんな…。 197 00:15:10,143 --> 00:15:12,145 詰んだ…。 198 00:15:12,145 --> 00:15:15,047 はぁ… 言えた。 199 00:15:17,984 --> 00:15:20,486 ミチヨ… 失敗だ。 200 00:15:20,486 --> 00:15:25,658 ちょっ… ウソでしょ!? 本当に殺しちゃったの? 201 00:15:25,658 --> 00:15:27,660 (夫)だって ミチヨのために…。 202 00:15:27,660 --> 00:15:29,829 はあ? 知らないわよ! 203 00:15:29,829 --> 00:15:33,833 そんな! いつも アイツがジャマだって お前が言ってたんじゃないか! 204 00:15:33,833 --> 00:15:35,835 「奥さんがいなけりゃ」とは 言ったけど➡ 205 00:15:35,835 --> 00:15:38,171 誰もそこまでしろなんて 言ってないわよ! 206 00:15:38,171 --> 00:15:42,675 このカス 不倫を理由に 配偶者に 手をかけるなんて…。 207 00:15:42,675 --> 00:15:44,677 (夫)ミチヨ! (ミチヨ)放して! 208 00:15:44,677 --> 00:15:47,013 (夫)見捨てるのか ミチヨ。 (トト)何を考えてるんだ…。 209 00:15:47,013 --> 00:15:50,349 奥さんの命を奪ったんだぞ! 210 00:15:50,349 --> 00:15:52,351 あっ。 211 00:16:14,140 --> 00:16:17,043 うん? ロンは? 212 00:16:19,145 --> 00:16:21,647 えっ? どゆこと!? 213 00:16:24,650 --> 00:16:27,486 ロン! ロ~ン! 214 00:16:27,486 --> 00:16:31,991 こっちだ 一色都々丸。 えっ? 215 00:16:31,991 --> 00:16:36,662 お前もいたほうが話が早い。 旅館の…? 216 00:16:36,662 --> 00:16:42,001 ヤツも ちょうど 目を覚ましたようだしな。 あっ! 217 00:16:42,001 --> 00:16:46,505 ウウ… 僕は何を? たしか 黒蜜の泉を発見して…。 218 00:16:46,505 --> 00:16:48,508 それは夢! 219 00:16:50,510 --> 00:16:53,012 自己紹介させてもらうぜ。 220 00:16:53,012 --> 00:16:57,183 俺は BLUEの 「追跡学」教官 シュピッツ・ファイアだ。 221 00:16:57,183 --> 00:16:59,852 探偵養成学校 BLUE!? 222 00:16:59,852 --> 00:17:03,789 鴨乃橋ロンが探偵行為を していないか調査に来た。 223 00:17:03,789 --> 00:17:06,459 こんなのが 「追跡学」の教官とはな…。 224 00:17:06,459 --> 00:17:08,461 商店街で くじを引いたときから➡ 225 00:17:08,461 --> 00:17:11,964 すでに存在に気付いていたさ。 (トト)なんだって!? 226 00:17:11,964 --> 00:17:14,800 君も見ただろ? 僕は何もしてない。 227 00:17:14,800 --> 00:17:17,637 事件の謎を解いたのは 一色刑事だ。 228 00:17:17,637 --> 00:17:22,141 ウソをつけ! 俺の存在にすら 気付けぬマヌケな一色に➡ 229 00:17:22,141 --> 00:17:25,978 あれほど鮮やかな推理が できるわけがない! 230 00:17:25,978 --> 00:17:28,481 《鋭いけど傷つく…》 231 00:17:28,481 --> 00:17:32,151 証拠はあるのかい? 証拠なんて どうでもいい! 232 00:17:32,151 --> 00:17:35,154 鴨乃橋ロンの推理だと ピンときたんだ! 233 00:17:35,154 --> 00:17:39,325 専門であるはずの追跡 尾行が 稚拙なだけでなく➡ 234 00:17:39,325 --> 00:17:43,162 ここまで 非論理的な 教官がいるとは驚くよ。 235 00:17:43,162 --> 00:17:48,167 誘拐まがいの このやり方といい 最近の教官は質が落ちたのかな? 236 00:17:48,167 --> 00:17:50,169 怒らせるなって! 237 00:17:50,169 --> 00:17:52,672 (シュピッツ)そうだ 俺を怒らせないほうがいい! 238 00:17:52,672 --> 00:17:57,677 素直に探偵をしたと認めれば 刑を 軽くするよう掛け合ってやる! 239 00:17:57,677 --> 00:18:02,281 フッ そんな権限 君にあるものか。 240 00:18:02,281 --> 00:18:04,951 僕の探偵行為を 監視するだけなら➡ 241 00:18:04,951 --> 00:18:08,955 わざわざ変装して 従業員に なりすます必要はあるまい。 242 00:18:08,955 --> 00:18:13,459 それを わざわざ旅館に潜り込んで 何度も接触…。 243 00:18:13,459 --> 00:18:18,464 本当に監視だけが目的ならば その行動は 実に不合理だ。 244 00:18:18,464 --> 00:18:22,635 監視対象の印象に残るだけでなく 逃走された際の追跡に➡ 245 00:18:22,635 --> 00:18:25,137 支障が出る可能性もある。 246 00:18:25,137 --> 00:18:30,142 さっきの脅しともとれる言い回し 焦りようから察するに ワケありだ。 247 00:18:30,142 --> 00:18:33,646 しかも 個人的な。 248 00:18:33,646 --> 00:18:36,649 僕が探偵していると 誰かと賭けたか➡ 249 00:18:36,649 --> 00:18:41,153 誰かに脅されているか はたまた…。 250 00:18:43,322 --> 00:18:46,626 僕の力を必要としているか。 251 00:18:50,997 --> 00:18:54,333 (シュピッツ)完敗だ… かなわねえなあ。 252 00:18:54,333 --> 00:18:58,671 さすが BLUE史上 最も優秀だった生徒だ。 253 00:18:58,671 --> 00:19:01,607 こうじゃなきゃ 依頼しようなんて思わねえけど。 254 00:19:01,607 --> 00:19:04,610 依頼? やはりな。 255 00:19:04,610 --> 00:19:08,114 ロンくん! 力を貸してくれ! えっ! 256 00:19:08,114 --> 00:19:11,117 (シュピッツ)推理能力が 飛び抜けて高くはない俺が➡ 257 00:19:11,117 --> 00:19:13,452 なんで必死に追跡能力を磨き➡ 258 00:19:13,452 --> 00:19:15,788 BLUEの教官になったか っていえば➡ 259 00:19:15,788 --> 00:19:20,459 失踪した家族の謎を解いてくれる 最高の探偵を探すためだ! 260 00:19:20,459 --> 00:19:22,962 家族が行方不明…? 261 00:19:22,962 --> 00:19:26,465 (シュピッツ)だが BLUEでも そんな探偵は見つからない。 262 00:19:26,465 --> 00:19:30,970 聞けば 皆 口をそろえて 「鴨乃橋ロンなら」と言う…。 263 00:19:30,970 --> 00:19:34,974 そして今回 BLUEの指令で 君に会う機会を得た。 264 00:19:34,974 --> 00:19:36,976 実際に ロンくんに会って➡ 265 00:19:36,976 --> 00:19:40,646 この人こそ 俺が求める探偵だと 確信したんだ! 266 00:19:40,646 --> 00:19:43,149 断る。 なんで!? 267 00:19:43,149 --> 00:19:45,151 君は BLUEの教官だろ? 268 00:19:45,151 --> 00:19:47,987 誰が信じる。 君のこともよく知らないのに。 269 00:19:47,987 --> 00:19:50,823 (シュピッツ)そっ そっか そうだよな…。 270 00:19:50,823 --> 00:19:52,992 俺は ロンくんを調べてたから➡ 271 00:19:52,992 --> 00:19:55,494 勝手に親しみを 感じていただけか…。 272 00:19:55,494 --> 00:19:57,663 俺 結構いいヤツなんだけどな。 273 00:19:57,663 --> 00:20:00,499 《うん この人 絶対 素直で いい人だよ》 274 00:20:00,499 --> 00:20:03,669 よし! これから 信頼を勝ち取るよ。 275 00:20:03,669 --> 00:20:07,506 ちゃんと上には ロンくんが探偵を していなかったって報告する! 276 00:20:07,506 --> 00:20:09,508 当然だろ。 それだけ? 277 00:20:09,508 --> 00:20:13,179 (シュピッツ)えっ… いや! もちろん ロンくんの探偵業も手伝うよ! 278 00:20:13,179 --> 00:20:15,514 だから 探偵は一色刑事だって。 279 00:20:15,514 --> 00:20:18,684 わかってる… 一色刑事の協力をする…。 280 00:20:18,684 --> 00:20:21,187 それだけ? えっ…。 281 00:20:21,187 --> 00:20:25,191 え…? え~と あっ! うちで着たかったけど➡ 282 00:20:25,191 --> 00:20:29,361 しゃあない! ハッピ持ってけ! 案外 庶民派!? 283 00:20:29,361 --> 00:20:32,364 サイズ小さいな。 まあまあ ロン。 284 00:20:32,364 --> 00:20:36,368 悪い人じゃなさそうだよ。 話ぐらい聞いてあげようよ。 285 00:20:36,368 --> 00:20:40,206 ヒッ… トトト! いいヤツだと思ってた! 286 00:20:40,206 --> 00:20:44,710 賢くないが 澄んだ心のトトト! トが多い…。 287 00:20:44,710 --> 00:20:49,381 最後に 犯人の旦那に 言い放ったやつ スカッとしたぜ! 288 00:20:49,381 --> 00:20:51,383 あっ ああ…。 289 00:20:51,383 --> 00:20:55,387 今日のところは これで帰るけど 追跡ならば 俺を呼べ! 290 00:20:55,387 --> 00:20:57,723 信頼を勝ち取ってみせっから! 291 00:20:57,723 --> 00:21:00,659 ヒヒヒッホー! 292 00:21:00,659 --> 00:21:03,329 (トト)去り方に一番驚いた! 293 00:21:03,329 --> 00:21:07,500 誰も イエスと言ってないのに。 じゃあ 断るのか? 294 00:21:07,500 --> 00:21:11,670 彼の力は 今後も僕らを待ち受ける 謎解きに役立つし➡ 295 00:21:11,670 --> 00:21:14,173 依頼の内容にもそそられる。 296 00:21:14,173 --> 00:21:18,677 それでも 彼を信用しきれないので 断るつもりだった。 297 00:21:18,677 --> 00:21:20,679 だった? 298 00:21:20,679 --> 00:21:23,015 彼に裏切られたら 僕は おしまいだが➡ 299 00:21:23,015 --> 00:21:26,185 悪いヤツじゃないって君が言うから 様子を見よう。 300 00:21:26,185 --> 00:21:28,354 責任 重っ! 301 00:21:28,354 --> 00:21:31,857 (ロン)彼が信頼できるヤツか 見抜けばいいだけの話だ。 302 00:21:31,857 --> 00:21:35,027 何か策でも? (ロン)もちろん。 303 00:21:35,027 --> 00:21:38,030 使い倒す。 出た 悪魔! 304 00:21:38,030 --> 00:21:40,199 《とか なんとか言って➡ 305 00:21:40,199 --> 00:21:45,371 困ってる人を見捨てるロン 見たことないけどな…》 306 00:21:45,371 --> 00:21:50,576 今回の事件も 雨宮先輩を 助けてくれて ありがとな。 307 00:21:54,713 --> 00:21:57,216 責務を果たしたまでさ。 308 00:21:57,216 --> 00:21:59,218 フッ…。 309 00:22:13,832 --> 00:22:18,170 (鼻歌) 310 00:22:18,170 --> 00:22:20,172 フッ…。