1 00:00:02,002 --> 00:00:05,339 《レリアナ:何これ… 馬車の規模じゃなくない?》 2 00:00:05,339 --> 00:00:09,176 (ベニア)まぁ さすがは 公爵家の馬車ですね。 3 00:00:09,176 --> 00:00:13,514 まるで うちのお屋敷を 引いてるみたい。 4 00:00:13,514 --> 00:00:16,016 ⚟お荷物は こちらですべてですか? 5 00:00:16,016 --> 00:00:19,520 他に お運びするものがあれば お申しつけください。 6 00:00:19,520 --> 00:00:22,189 あぁ いえ もう十分です。 7 00:00:22,189 --> 00:00:24,691 《引っ越しでもさせる気か?》 8 00:00:33,867 --> 00:00:36,570 (ローズマリー)お姉様を よろしくお願いします! 9 00:00:39,873 --> 00:00:42,709 《ローズ…》 10 00:00:42,709 --> 00:00:45,879 (ケイティ)レリ 体に気をつけてね。 11 00:00:45,879 --> 00:01:05,899 ♬~ 12 00:02:52,706 --> 00:02:57,044 (キデオン)お待ちしておりました。 マクミラン姫君 改めまして→ 13 00:02:57,044 --> 00:03:02,149 この屋敷の統括執事を務めます キデオン・ジュラにございます。 14 00:03:02,149 --> 00:03:06,153 また お会いできて 光栄ですわ キデオン。 15 00:03:06,153 --> 00:03:10,657 《一つの屋敷に 執事が4人も!?》 16 00:03:10,657 --> 00:03:12,659 姫君のお持ちになられた荷物は→ 17 00:03:12,659 --> 00:03:16,329 使用人に運ばせておきますので ご安心を。 18 00:03:16,329 --> 00:03:18,832 お気遣い ありがとうございます。 19 00:03:18,832 --> 00:03:22,169 では お屋敷に 案内させていただく前に→ 20 00:03:22,169 --> 00:03:25,672 このお屋敷の歴史について ご説明しましょう。 21 00:03:25,672 --> 00:03:29,509 お お屋敷の歴史ですか? 22 00:03:29,509 --> 00:03:34,848 いかにも。 ウィンナイト家が 数百年の歳月を共にしてきた→ 23 00:03:34,848 --> 00:03:37,017 由緒あるお屋敷です。 24 00:03:37,017 --> 00:03:42,022 ウィンナイト家の歴史が それはもう たっぷり詰まっておりまして…。 25 00:03:42,022 --> 00:03:46,326 アハハ… それは実に興味深いですわ。 26 00:03:49,863 --> 00:03:55,035 《死ぬ… 何これ? 新手の新人いびり? 27 00:03:55,035 --> 00:03:57,537 お前ごときが そう やすやすと 公爵家の敷居を→ 28 00:03:57,537 --> 00:04:00,307 またげると思うなよ 的な? 29 00:04:00,307 --> 00:04:03,143 屋敷を誰から譲り受けたとか→ 30 00:04:03,143 --> 00:04:07,314 文様一つ一つに ものすごい価値があるとか→ 31 00:04:07,314 --> 00:04:11,318 設計者が どれだけ丹精込めて この屋敷を設計して→ 32 00:04:11,318 --> 00:04:14,988 それが後世の設計者たちに どんな影響を与えたとか→ 33 00:04:14,988 --> 00:04:17,824 どうでもいいんですけど》 34 00:04:17,824 --> 00:04:21,995 まさか このベッドも国宝級とか 言いだすんじゃないでしょうね。 35 00:04:21,995 --> 00:04:25,298 (ノア)安心しろ。 えっ。 そのベッドは違う。 36 00:04:27,501 --> 00:04:29,669 飲むか? 37 00:04:29,669 --> 00:04:33,173 《ちょっと待って いつからそこにいたの!?》 38 00:04:33,173 --> 00:04:35,675 こ ここで何をしているんですか? 39 00:04:35,675 --> 00:04:38,512 人の部屋に 勝手に入ってくるなんて…。 40 00:04:38,512 --> 00:04:42,349 プライバシーが必要だと? 当然です。 41 00:04:42,349 --> 00:04:46,853 諦めろ。 そんなものは 期待するだけ無駄だ。 42 00:04:46,853 --> 00:04:50,524 《アンタ よかったわね~ この世界の人間で。 43 00:04:50,524 --> 00:04:55,362 ここが 元いた世界なら とっくに通報してるわ》 44 00:04:55,362 --> 00:05:00,634 それで 私に何か御用ですか? 45 00:05:00,634 --> 00:05:04,304 婚約者が 我が公爵邸に 移ってきたというのに→ 46 00:05:04,304 --> 00:05:08,475 私室に籠もっているわけにも いかんだろう。 47 00:05:08,475 --> 00:05:10,810 《はいはい そうですか》 48 00:05:10,810 --> 00:05:15,482 ブルックス家が 慰謝料を 求めてきているそうだな。 49 00:05:15,482 --> 00:05:19,820 男を見る目がないな。 えぇ そのようです。 50 00:05:19,820 --> 00:05:22,489 《こんな男に 取り引きを持ちかけるなんて→ 51 00:05:22,489 --> 00:05:24,991 見る目がないにもほどがあるわ》 52 00:05:24,991 --> 00:05:28,328 ブルックス家のことは こちらで処理しておく。 53 00:05:28,328 --> 00:05:32,332 そなたは ここでの生活に 慣れるように努めろ。 54 00:05:32,332 --> 00:05:36,002 明日から本格的に 花嫁修業が始まるだろうが→ 55 00:05:36,002 --> 00:05:38,839 そなたには期待していない。 56 00:05:38,839 --> 00:05:42,342 完璧にこなそうなどと 考えなくていい。 57 00:05:42,342 --> 00:05:46,179 《完璧にこなす? 誰が?》 58 00:05:46,179 --> 00:05:50,016 えぇ 私も 公爵様の 完璧な婚約者になるつもりは→ 59 00:05:50,016 --> 00:05:54,688 ございません。 そして それは公爵様も同じこと。 60 00:05:54,688 --> 00:05:57,190 婚約者として 形だけ 合わせてくだされば→ 61 00:05:57,190 --> 00:06:00,293 結構ですので。 62 00:06:00,293 --> 00:06:03,463 そうか。 63 00:06:03,463 --> 00:06:05,565 肝に銘じておこう。 64 00:06:11,638 --> 00:06:17,143 あの 一つお伺いしたいことが あるのですが。 65 00:06:17,143 --> 00:06:19,813 私どもの他に この取り引きのことを→ 66 00:06:19,813 --> 00:06:22,315 知っている方は いらっしゃるのですか? 67 00:06:24,985 --> 00:06:29,656 私も 話を合わせておく必要が ありますので。 68 00:06:29,656 --> 00:06:33,159 現時点で この取り引きのことを 知っている者は→ 69 00:06:33,159 --> 00:06:35,562 そなたと私を除いて2人だけだ。 70 00:06:37,831 --> 00:06:41,001 1人は そなたもすでに 知っているだろう。 71 00:06:41,001 --> 00:06:43,670 テイラー卿ですか? そうだ。 72 00:06:43,670 --> 00:06:47,674 もう1人は… まぁ じきにわかるだろ。 73 00:06:47,674 --> 00:06:53,680 《あっ… 首席補佐官のことかな? 小説にも出てきてた…。 74 00:06:53,680 --> 00:06:56,683 この屋敷の中では 常に 仲むつまじいカップルを→ 75 00:06:56,683 --> 00:07:00,287 演じなければならない ってことになるけど…》 76 00:07:00,287 --> 00:07:03,290 そなたには 対外的にも 対内的にも→ 77 00:07:03,290 --> 00:07:06,459 私の愛する婚約者として 振る舞ってもらう。 78 00:07:06,459 --> 00:07:10,130 ちょ ちょっと待ってください。 なんだ? 79 00:07:10,130 --> 00:07:14,134 あの… 契約書にない 細かなルールについて→ 80 00:07:14,134 --> 00:07:17,304 話し合っておく必要が あると思うのですが…。 81 00:07:17,304 --> 00:07:21,508 まず 私のことは そなたではなく レリアナとお呼びください。 82 00:07:23,643 --> 00:07:27,647 そうしよう レリアナ。 83 00:07:27,647 --> 00:07:32,319 それから 私を疑われる公爵様の お気持ちはわかりますが→ 84 00:07:32,319 --> 00:07:34,321 少なくとも この部屋の中では→ 85 00:07:34,321 --> 00:07:37,123 プライバシーを 守っていただけませんか? 86 00:07:39,159 --> 00:07:41,494 嫌だと言ったら? 87 00:07:41,494 --> 00:07:47,334 私が今も 公爵様の意向を 最大限に尊重し行動している→ 88 00:07:47,334 --> 00:07:50,537 ということを わかっていただければ幸いかと。 89 00:07:58,345 --> 00:08:01,948 フン… いいだろう。 90 00:08:01,948 --> 00:08:06,453 では 楽しい時間はこのへんにして 失礼するとしよう。 91 00:08:06,453 --> 00:08:10,957 《楽しい? どこが…》 92 00:08:10,957 --> 00:08:14,127 何か必要なものがあれば 遠慮なく申せ。 93 00:08:14,127 --> 00:08:18,631 ここで手に入らないものなど ないからな レリアナ。 94 00:08:20,800 --> 00:08:24,137 公爵様に そのように 気をかけていただけるなんて→ 95 00:08:24,137 --> 00:08:26,639 うれしくて 涙が出そうですわ。 96 00:08:29,642 --> 00:08:32,812 では 遠慮なく 言わせていただきますが→ 97 00:08:32,812 --> 00:08:37,484 今 私が欲しいのは 1人の時間にございます。 98 00:08:37,484 --> 00:08:39,986 《さっさと出ていけ》 99 00:08:42,822 --> 00:08:48,661 婚約者に対しては 公爵様ではなく ノアと呼ぶべきではないのか? 100 00:08:48,661 --> 00:08:53,333 愛するレリアナよ。 101 00:08:53,333 --> 00:08:56,503 《うっ… そうだ。 これからは 私も→ 102 00:08:56,503 --> 00:09:00,607 この男を愛する恋人役を 演じなきゃならないんだ。 103 00:09:00,607 --> 00:09:04,778 でも だからって この男を名前で呼ぶなんて…》 104 00:09:04,778 --> 00:09:09,115 どうした? 嫌なら互いに 愛称をつくってもいいのだぞ。 105 00:09:09,115 --> 00:09:14,120 いえ 結構です。 お名前でお呼びいたしますわ。 106 00:09:14,120 --> 00:09:16,322 では 呼んでみろ。 107 00:09:18,291 --> 00:09:22,495 今後 必要なときに そのように お呼びいたしますので。 108 00:09:27,967 --> 00:09:31,304 言葉というのは ふだんから呼び慣れていないと→ 109 00:09:31,304 --> 00:09:34,641 いざというときに 出てこないものだ。 110 00:09:34,641 --> 00:09:38,812 今 ここで呼んでみろ。 111 00:09:38,812 --> 00:09:41,648 ノ ノ ノ…。 112 00:09:41,648 --> 00:09:44,818 さぁ 早く。 113 00:09:44,818 --> 00:09:47,620 ノ ア…。 114 00:09:49,656 --> 00:09:52,992 ノア。 115 00:09:52,992 --> 00:09:55,829 《コイツ!》 116 00:09:55,829 --> 00:09:57,831 まぁいいだろう。 117 00:10:03,670 --> 00:10:09,843 では 失礼するよ レリアナ。 (ドアの開閉音) 118 00:10:09,843 --> 00:10:12,679 うっ! 119 00:10:12,679 --> 00:10:15,682 この この この…。 120 00:10:21,187 --> 00:10:24,691 フッ ハハハハ…。 121 00:10:24,691 --> 00:10:28,895 アダム あの女をどう思う? (アダム)ん…。 122 00:10:35,702 --> 00:10:37,704 変な女。 123 00:10:40,373 --> 00:10:43,877 《アダムにしては 珍しく 評価が悪くないな。 124 00:10:43,877 --> 00:10:47,547 あの女のことが 気に入ったのか?》 125 00:10:47,547 --> 00:10:50,884 変な女か…。 126 00:10:50,884 --> 00:10:53,186 あの女から目を離すなよ。 127 00:11:02,495 --> 00:11:10,837 《社交マナー 刺しゅう ダンス。 128 00:11:10,837 --> 00:11:14,841 次から次へと押しつけられる 花嫁修業の数々に→ 129 00:11:14,841 --> 00:11:20,513 私は言葉を失った。 だが 幸いなことに→ 130 00:11:20,513 --> 00:11:25,018 レリアナ・マクミランは それ相応の教養を 兼ね備えた人物だったため→ 131 00:11:25,018 --> 00:11:28,688 それらは しぜんと 体に染みついていた。 132 00:11:28,688 --> 00:11:33,359 ただ 問題は 階級による教育範囲の違いだ。 133 00:11:33,359 --> 00:11:37,864 マクミラン家は エストタ階級の平凡な貴族。 134 00:11:37,864 --> 00:11:40,533 レリアナは その娘》 135 00:11:40,533 --> 00:11:43,703 次は数学の時間でございます。 136 00:11:43,703 --> 00:11:47,540 《平凡な貴族の娘だと思ったら 大間違いよ! 137 00:11:47,540 --> 00:11:51,544 ちょっと前まで受験生だった私に こんな問題→ 138 00:11:51,544 --> 00:11:54,047 目をつぶってでもできるわ》 139 00:12:04,324 --> 00:12:07,627 公爵邸に来てから もうすぐ2週間…。 140 00:12:17,837 --> 00:12:19,839 《暇だな~》 141 00:12:21,841 --> 00:12:23,843 ん…。 142 00:12:25,845 --> 00:12:28,848 ハッ… あ…。 143 00:12:28,848 --> 00:12:31,517 木の葉など頭につけて…。 144 00:12:31,517 --> 00:12:35,188 宝石が欲しいのなら いくらでも買ってやるぞ。 145 00:12:35,188 --> 00:12:40,360 《コイツは なんでこう いちいち憎たらしいの?》 146 00:12:40,360 --> 00:12:42,362 今日は なんの御用で? 147 00:12:44,364 --> 00:12:47,867 《花束… 私に?》 148 00:12:54,040 --> 00:12:56,042 フン。 149 00:13:02,148 --> 00:13:07,654 《憎たらしい! 落ち着け… 我慢よ 我慢》 150 00:13:15,662 --> 00:13:18,998 非の打ちどころのない 完璧な花嫁だと→ 151 00:13:18,998 --> 00:13:21,668 ものすごい評判ですよ。 152 00:13:21,668 --> 00:13:25,672 《何よ 急に 敬語なんか使っちゃって…》 153 00:13:25,672 --> 00:13:29,342 完璧な婚約者になるつもりは ないと言っていたのに→ 154 00:13:29,342 --> 00:13:31,678 どういう風の吹き回しだ? 155 00:13:31,678 --> 00:13:34,681 わ 私は 足りない知識を 自分のために→ 156 00:13:34,681 --> 00:13:37,850 勉強しているのであって 公爵様とは決して…。 157 00:13:37,850 --> 00:13:41,854 ノアだ。 あ ノア… とは→ 158 00:13:41,854 --> 00:13:44,190 関係のないことですわ。 159 00:13:44,190 --> 00:13:47,360 それに 屋敷を出ることも 禁じられていて→ 160 00:13:47,360 --> 00:13:51,197 勉強に専念するしか 他にすることもありませんので。 161 00:13:51,197 --> 00:13:54,867 フッ。 つまり 私のせいということか。 162 00:13:54,867 --> 00:13:57,537 えぇ おっしゃるとおりでございます。 163 00:13:57,537 --> 00:14:01,641 ちょうど 今夜 舞踏会に 出席しなければならなくてな。 164 00:14:01,641 --> 00:14:03,643 そなたも一緒に来てもらう。 165 00:14:03,643 --> 00:14:08,648 えっ? まぁ 他にすることもないですし。 166 00:14:08,648 --> 00:14:13,486 今夜 そこで 婚約発表をしようと思っている。 167 00:14:13,486 --> 00:14:16,656 えぇ? そんなに大事なことを 勝手に…。 168 00:14:16,656 --> 00:14:20,326 1週間後には 婚約式が控えているからな。 169 00:14:20,326 --> 00:14:24,497 婚約式… そんな…。 170 00:14:24,497 --> 00:14:28,334 当事者も知らない婚約式が いったいどこにあるんですか! 171 00:14:28,334 --> 00:14:30,336 ここに。 172 00:14:30,336 --> 00:14:33,673 《あ~ そうですね》 173 00:14:33,673 --> 00:14:37,343 では 私は 支度をしてまいりますので…。 174 00:14:37,343 --> 00:14:41,180 その必要はない。 175 00:14:41,180 --> 00:14:44,183 入れ。 176 00:14:44,183 --> 00:14:47,186 (ニック)これはこれは マクミラン姫君。 177 00:14:47,186 --> 00:14:49,355 わぁ…。 (ニック)お会いできて光栄ですわ。 178 00:14:49,355 --> 00:14:52,692 私 ニック・マダックスと申します。 179 00:14:52,692 --> 00:14:55,361 こよいの舞踏会で あなたを輝かせる→ 180 00:14:55,361 --> 00:14:58,865 魔法使いですわ。 どうぞ ニックとお呼びになって。 181 00:14:58,865 --> 00:15:01,968 何? これ…。 では 私も支度がありますので。 182 00:15:01,968 --> 00:15:03,970 《おい!》 183 00:15:03,970 --> 00:15:06,806 ニック 私の婚約者を よろしく頼んだぞ。 184 00:15:06,806 --> 00:15:10,810 ちょっと! 私に任せてくださいな。 185 00:15:10,810 --> 00:15:14,480 では 一段と美しくなった 姫君の姿を→ 186 00:15:14,480 --> 00:15:17,817 楽しみにしていますよ レリアナ。 187 00:15:17,817 --> 00:15:21,988 ノア! あっ…。 188 00:15:21,988 --> 00:15:23,990 あぁ…。 まぁ やっぱり若いって→ 189 00:15:23,990 --> 00:15:27,493 いいわね~! えぇ~。 190 00:15:27,493 --> 00:15:29,996 お肌が モッチモチ。 191 00:15:29,996 --> 00:15:33,833 ひぃ…。 と思ったら イヤだ→ 192 00:15:33,833 --> 00:15:36,836 この子ったら…。 193 00:15:36,836 --> 00:15:39,672 この子? 194 00:15:39,672 --> 00:15:44,677 細かいことは気にしないの。 それより 見てごらんなさいよ。 195 00:15:44,677 --> 00:15:48,581 目の下のくま。 あ…。 196 00:15:51,184 --> 00:15:53,186 こっちにいらっしゃい。 197 00:15:53,186 --> 00:15:56,522 私が きれいに 隠して差し上げますから。 198 00:15:56,522 --> 00:15:59,959 《最近 寝ずに 勉強ばかりしてたから…》 199 00:15:59,959 --> 00:16:03,296 (ニック)あら よく見ると お肌が荒れてるわね。 200 00:16:03,296 --> 00:16:07,967 寝不足は美容の天敵ですよ。 大事な嫁入り前だっていうのに→ 201 00:16:07,967 --> 00:16:10,970 こんなお疲れモードで どうするんです? 202 00:16:10,970 --> 00:16:15,141 ん! でもご安心を。 この私の魔法の手にかかれば→ 203 00:16:15,141 --> 00:16:17,143 どんなお肌も ちょちょいのちょいで→ 204 00:16:17,143 --> 00:16:19,345 ツルスベ肌に大変身! 205 00:16:21,314 --> 00:16:25,151 あっ ところで その→ 206 00:16:25,151 --> 00:16:30,156 なんとお呼びすれば…。 マ マダムでいいのかしら? 207 00:16:30,156 --> 00:16:32,859 ノン ノン! ムッシューニックよ。 208 00:16:37,330 --> 00:16:39,999 うん いいわね。 209 00:16:39,999 --> 00:16:45,838 タン タタン タタタタタターンっと…。 210 00:16:45,838 --> 00:16:48,841 ジャーン! どうかしら? 211 00:16:51,677 --> 00:16:55,181 ムッシューニック あなたってすごいのね。 212 00:16:55,181 --> 00:16:58,017 ニックと呼んでくださいな。 213 00:16:58,017 --> 00:17:01,787 本当にこれが私の肌なの? お人形みたい。 214 00:17:01,787 --> 00:17:05,458 (ニック)コホン… 信じていただけたかしら? 215 00:17:05,458 --> 00:17:08,294 私の力で あなたを こよいの舞踏会の→ 216 00:17:08,294 --> 00:17:11,097 主役にして差し上げますわ。 217 00:17:14,800 --> 00:17:19,505 ニック! マドモアゼール! 218 00:17:29,148 --> 00:17:34,153 うわ~ こんなすてきなドレスが 着られるなんて…。 219 00:17:34,153 --> 00:17:37,323 (ニック)ん~ トレビアン。 220 00:17:37,323 --> 00:17:39,825 お似合いになると思ったのよ。 221 00:17:39,825 --> 00:17:42,495 これもみんな ニックのおかげよ! 222 00:17:42,495 --> 00:17:47,600 フッフフ。 さっ お掛けになって。 お次は髪を結うわよ。 223 00:17:49,669 --> 00:17:53,172 社交界で最も大事なのは スマイルよ。 224 00:17:53,172 --> 00:17:56,342 最近流行りのパターンが 2つあるのだけど…。 225 00:17:56,342 --> 00:18:00,279 1つはこれ。 ノア・ウィンナイトスマイル。 226 00:18:00,279 --> 00:18:04,283 誰に対しても平等で 一見 誠実そうに見えるけど→ 227 00:18:04,283 --> 00:18:09,956 本心は お前ごときが気安く 話しかけるなってとこかしらね。 228 00:18:09,956 --> 00:18:12,124 ニック…。 229 00:18:12,124 --> 00:18:17,296 あぁ でもこれは ノア・ウィンナイトにしか できないから パスね。 230 00:18:17,296 --> 00:18:21,133 私以外に そう思ってる人がいたなんて…。 231 00:18:21,133 --> 00:18:25,471 オホホホホ…。 笑顔に隠された本心を 見破ることなんて→ 232 00:18:25,471 --> 00:18:29,308 この ムッシューニックには お安い御用ですわ。 233 00:18:29,308 --> 00:18:32,979 そして もう一つは ビビアン・シャマル式スマイル。 234 00:18:32,979 --> 00:18:35,815 ビビアン・シャマル? 235 00:18:35,815 --> 00:18:40,152 メギツネのような女よ。 え? メギツネ? 236 00:18:40,152 --> 00:18:44,657 まぁ 細かいことは置いといて。 これがその→ 237 00:18:44,657 --> 00:18:48,160 ビビアン・シャマル式スマーイル。 238 00:18:48,160 --> 00:18:51,163 プロだ。 そして最後に→ 239 00:18:51,163 --> 00:18:54,333 これから あなたが流行らせる スマイルが これ→ 240 00:18:54,333 --> 00:18:58,037 ニック・マダックス式スマイルと 呼んでくださいまし。 241 00:19:00,272 --> 00:19:02,274 さっ 私のマネを。 242 00:19:02,274 --> 00:19:04,276 《難易度 たっか!》 243 00:19:04,276 --> 00:19:08,280 ノンノンノン! 口元も 目も ひきつってるわ! 244 00:19:08,280 --> 00:19:11,484 あなたが いちばん 嫌いな人の顔を思い浮かべて。 245 00:19:14,954 --> 00:19:20,793 ((ブルックス:いくらあがこうと この結婚からは逃れられない)) 246 00:19:20,793 --> 00:19:24,797 その人に会ったら 頭と胸のどっちを撃つ? 247 00:19:24,797 --> 00:19:27,299 間違いなく頭ですね。 248 00:19:27,299 --> 00:19:30,636 (ニック)なら 相手に ヘッドショットを 決めてやるって感じで! 249 00:19:30,636 --> 00:19:34,306 はい 先生! 先生じゃなくて ニックよ! 250 00:19:34,306 --> 00:19:36,509 はい ニック! 251 00:19:40,813 --> 00:19:43,149 (ドアの開閉音) 252 00:19:43,149 --> 00:19:46,152 テイラー卿。 253 00:19:46,152 --> 00:19:49,855 どうでしょう。 変じゃないかしら? 254 00:19:56,495 --> 00:19:59,331 《なんて 答えてくれるわけないか》 255 00:19:59,331 --> 00:20:02,001 (キデオン)マクミラン姫君。 256 00:20:02,001 --> 00:20:07,006 旦那様が書斎でお待ちです。 ご案内いたしましょう。 257 00:20:07,006 --> 00:20:10,009 ありがとうございます キデオン。 258 00:20:10,009 --> 00:20:14,013 (キデオン)実にお美しゅうございます マクミラン姫君。 259 00:20:14,013 --> 00:20:16,615 フフッ 光栄ですわ。 260 00:20:18,684 --> 00:20:23,522 旦那様 マクミラン姫君の お支度が整いました。 261 00:20:23,522 --> 00:20:26,358 入れ。 262 00:20:26,358 --> 00:20:31,163 少し待っていてくれ。 これが終わり次第 出発…。 263 00:20:33,532 --> 00:20:37,369 変でしょうか? 264 00:20:37,369 --> 00:20:39,705 《なんで 何も言ってこないのよ。 265 00:20:39,705 --> 00:20:42,708 絶対 また 嫌みを言われると思ったのに…》 266 00:21:05,831 --> 00:21:08,634 《私には お世辞も 言いたくないってことね》 267 00:21:11,504 --> 00:21:13,606 馬車を用意しておきました。 268 00:21:22,348 --> 00:21:27,520 姫君が あまりにもお美しいので てれておられるのでしょう。 269 00:21:27,520 --> 00:21:30,022 てれてる? アイツが? 270 00:21:32,691 --> 00:21:34,693 《まさか》 271 00:21:39,365 --> 00:21:42,201 ⚟いってらっしゃいませ マクミラン姫君。 272 00:21:42,201 --> 00:21:44,203 いってきます。 273 00:21:57,883 --> 00:22:01,587 いってらっしゃいませ ビビアンお嬢様。 274 00:22:14,333 --> 00:22:16,335 あっ ノア→ 275 00:22:16,335 --> 00:22:21,841 社交界で流行っている 2つのスマイルをご存じですか? 276 00:22:21,841 --> 00:22:23,842 ん? 277 00:22:27,847 --> 00:22:31,183 《これは→ 278 00:22:31,183 --> 00:22:34,687 ノア・ウィンナイト式スマイル》