1 00:00:04,505 --> 00:00:06,506 (ドアの開く音) 2 00:00:06,506 --> 00:00:21,355 ♬~ 3 00:00:21,355 --> 00:00:25,025 (ノア)私の視界から 5分以上 消えないように。 4 00:00:25,025 --> 00:00:27,528 (レリアナ)ご冗談を。 女性には➨ 5 00:00:27,528 --> 00:00:30,330 お化粧を直す時間も 必要ですのよ。 6 00:00:33,200 --> 00:00:35,369 え…。 7 00:00:35,369 --> 00:00:39,373 《護衛が増えてる! 8 00:00:39,373 --> 00:00:42,376 しかも アダム以外に4人も!》 9 00:00:48,715 --> 00:00:52,419 《どんだけ 私のこと疑ってんのよ!》 10 00:02:34,021 --> 00:02:45,365 (ざわめき) 11 00:02:45,365 --> 00:02:48,035 《メッチャ見られてる》 12 00:02:48,035 --> 00:02:54,207 (エリティール)ウィンナイト公爵。 ご婚約おめでとうございます。 13 00:02:54,207 --> 00:02:58,545 これは エリティール侯爵。 ありがとうございます。 14 00:02:58,545 --> 00:03:02,315 (エリティール)はじめまして マクミラン姫君。 15 00:03:02,315 --> 00:03:06,987 はじめまして。 レリアナ・マクミランにございます。 16 00:03:06,987 --> 00:03:12,659 《あれが レリアナ・マクミラン姫君。 《ウィンナイト公爵が選ばれた…。 17 00:03:12,659 --> 00:03:16,329 この場で 正式に 婚約発表をなさるとか。 18 00:03:16,329 --> 00:03:20,333 《今日は ビビアン・シャマル姫君も いらしてるんでしょう? 19 00:03:20,333 --> 00:03:23,336 《ビビアン・シャマル…》 20 00:03:23,336 --> 00:03:26,173 《ニック:メギツネのような女よ》 21 00:03:26,173 --> 00:03:29,676 (エリティール)いやはや なんとお美しい姫君だ。 22 00:03:29,676 --> 00:03:33,513 これなら 公爵が ブルックス家と対立するのも➨ 23 00:03:33,513 --> 00:03:36,850 納得ですな。 どうりで 近頃の公爵は➨ 24 00:03:36,850 --> 00:03:40,353 お幸せそうで…。 そうでしょうか? 25 00:03:40,353 --> 00:03:44,024 《出た 出た ノア・ウィンナイト式スマイル》 26 00:03:44,024 --> 00:03:46,860 あっ。 この方に出会えて➨ 27 00:03:46,860 --> 00:03:49,529 これ以上 幸運なことはございません。 28 00:03:49,529 --> 00:03:51,631 《ひぃ~!》 29 00:03:55,869 --> 00:03:59,039 マクミラン姫君 ぜひ1曲 お相手を…。 30 00:03:59,039 --> 00:04:02,809 え? いえ 私とぜひ。 私と! 31 00:04:02,809 --> 00:04:05,812 《そうだ スマイル スマイル》 32 00:04:05,812 --> 00:04:09,149 あっ。 33 00:04:09,149 --> 00:04:12,152 申し訳ありません。 34 00:04:12,152 --> 00:04:16,490 《ちょっと 今の見た? 《すてき。 35 00:04:16,490 --> 00:04:19,493 《演技! 演技だから! 36 00:04:19,493 --> 00:04:22,162 まぁ こういうヤツほど 彼女ができると➨ 37 00:04:22,162 --> 00:04:25,499 束縛がひどかったりする っていうし…。 38 00:04:25,499 --> 00:04:30,670 この小説のヒロインとはいえ こんな束縛男と結ばれるなんて➨ 39 00:04:30,670 --> 00:04:33,874 ベアトリスに同情するわ》 40 00:04:35,842 --> 00:04:38,845 1曲 お相手願えますか? 41 00:04:44,684 --> 00:04:46,686 喜んで。 42 00:04:46,686 --> 00:05:50,350 ♬~ 43 00:05:50,350 --> 00:05:55,055 (ざわめき) 44 00:05:59,859 --> 00:06:03,063 ん… あっ。 45 00:06:09,803 --> 00:06:16,476 フッ。 なぜ 売られて嫁いできた 村娘のような顔をしている? 46 00:06:16,476 --> 00:06:21,314 さすが公爵様。 私の今の心情をよくご存じで。 47 00:06:21,314 --> 00:06:23,817 何を言っている? 捕らわれているのは➨ 48 00:06:23,817 --> 00:06:25,819 私のほうのはずだが? 49 00:06:25,819 --> 00:06:29,322 《さんざん楽しんだくせに 何言ってんのよ》 50 00:06:29,322 --> 00:06:32,325 表情に気をつけろ。 51 00:06:32,325 --> 00:06:35,161 そんな顔では すぐに バレてしまうぞ。 52 00:06:35,161 --> 00:06:38,064 そなたが偽りの婚約者だと。 53 00:06:41,334 --> 00:06:45,338 この ペテン師。 どうした? 脅迫女。 54 00:06:45,338 --> 00:06:49,175 なっ… レディーに向かって なんてことを。 55 00:06:49,175 --> 00:06:52,512 ここにいる方々にも 聞かせて差し上げたいわ。 56 00:06:52,512 --> 00:06:56,349 フッ 構わないさ。 誰かさんの言うとおり➨ 57 00:06:56,349 --> 00:06:58,852 私は ペテン師だからな。 58 00:07:02,122 --> 00:07:04,791 あら 失礼。 59 00:07:04,791 --> 00:07:06,960 ほう…。 60 00:07:06,960 --> 00:07:09,462 あ… あっ! 61 00:07:14,134 --> 00:07:16,803 (歓声) 62 00:07:16,803 --> 00:07:19,306 (拍手) 63 00:07:19,306 --> 00:07:22,475 まだまだ 練習が足りないようだな。 64 00:07:22,475 --> 00:07:24,477 レリアナ。 65 00:07:29,316 --> 00:07:33,153 そのようですわ。 66 00:07:33,153 --> 00:07:36,323 んまぁ! そのヘアスタイル すてきだわ! 67 00:07:36,323 --> 00:07:39,492 そのドレスも すてき! 耳飾りは新しく買われたの? 68 00:07:39,492 --> 00:07:41,494 とってもよくお似合いよ。 69 00:07:41,494 --> 00:07:46,166 《ニックは どこにいても 相変わらずだなぁ》 70 00:07:46,166 --> 00:07:49,169 ん…。 71 00:07:49,169 --> 00:07:51,171 《さっきから 誰かにずっと➨ 72 00:07:51,171 --> 00:07:53,173 見られてる気がするんだけど…》 73 00:07:56,176 --> 00:07:59,846 《テイラー卿たちじゃない。 74 00:07:59,846 --> 00:08:04,117 こんなに人が多いと 全然わからないな》 75 00:08:04,117 --> 00:08:15,295 (ざわめき) 76 00:08:15,295 --> 00:08:18,131 《ビビアン様よ。 《シャマル姫君だ。 77 00:08:18,131 --> 00:08:22,335 《ビビアン? そうか ビビアン・シャマル…》 78 00:08:26,806 --> 00:08:29,809 《聞いたことある名前だと 思ってたけど➨ 79 00:08:29,809 --> 00:08:33,980 彼女は小説に登場する 重要人物だ。 80 00:08:33,980 --> 00:08:36,816 ノアに あの手この手で しつこく言い寄るも➨ 81 00:08:36,816 --> 00:08:39,486 まったく相手にされず…。 82 00:08:39,486 --> 00:08:42,489 失意のどん底の中 折よく持ち掛けられた➨ 83 00:08:42,489 --> 00:08:46,826 国王の求婚を受け入れ 現在 唯一の王妃候補として➨ 84 00:08:46,826 --> 00:08:50,330 教育を受けている。 85 00:08:50,330 --> 00:08:56,336 しかし この小説のヒロイン ベアトリスが ノアと交際を始めると➨ 86 00:08:56,336 --> 00:09:01,174 事あるごとに これを妨害しようとする。 87 00:09:01,174 --> 00:09:06,946 いわゆる悪女キャラ的ポジション。 それが➨ 88 00:09:06,946 --> 00:09:09,048 ビビアン・シャマル》 89 00:09:19,125 --> 00:09:23,129 シャマル姫君 ごきげん麗しゅうございます。 90 00:09:23,129 --> 00:09:26,800 相変わらず美しく 羨ましいですわ。 91 00:09:26,800 --> 00:09:32,305 《うわぁ いかにも悪女キャラって感じ。 92 00:09:32,305 --> 00:09:37,811 待てよ? ベアトリスと ノアの交際を 妨害してくるということは➨ 93 00:09:37,811 --> 00:09:43,149 現時点での婚約者… 私に矛先が向くってこと? 94 00:09:43,149 --> 00:09:46,152 ノア1人でも やっかいだっていうのに➨ 95 00:09:46,152 --> 00:09:50,657 あんなのにまで目をつけられたら 終わりだわ》 96 00:09:50,657 --> 00:09:54,494 レリアナ。 はっ… あ はい! 97 00:09:54,494 --> 00:09:56,496 え~。 98 00:09:56,496 --> 00:10:00,500 何をしている? いえ 何も…。 99 00:10:00,500 --> 00:10:03,169 あ なんか肩が凝るなぁって。 100 00:10:03,169 --> 00:10:07,674 以前 契約の交渉時にした約束を 覚えているか? 101 00:10:07,674 --> 00:10:10,343 え 約束…。 102 00:10:10,343 --> 00:10:14,848 《この茶番劇を続ける間 こちらの必要なときには➨ 103 00:10:14,848 --> 00:10:19,018 そなたにも婚約者としての役割を 果たしてもらう》 104 00:10:19,018 --> 00:10:24,190 あぁ。 今それが必要なんですか? 105 00:10:24,190 --> 00:10:28,862 あぁ。 あの女にな。 106 00:10:28,862 --> 00:10:31,030 あっ…。 107 00:10:31,030 --> 00:10:34,033 ノア もしかして さっき足を踏んだことを➨ 108 00:10:34,033 --> 00:10:36,536 根に持ってるんですか? ん? 109 00:10:36,536 --> 00:10:40,707 あれって ビビアン・シャマルですよね? ってことは まさか! 110 00:10:40,707 --> 00:10:46,713 《コイツ 私をおとりに 自分だけ あの女から逃げるつもり?》 111 00:10:46,713 --> 00:10:52,218 私が言っているのは その隣の女。 は? 112 00:10:52,218 --> 00:10:56,723 フリス・エリティールだ。 エリティール侯爵夫人のな。 113 00:10:56,723 --> 00:10:58,892 エリティール侯爵って…。 114 00:10:58,892 --> 00:11:04,664 《あの ヒゲ侯爵の? 夫人!? 娘じゃなくて?》 115 00:11:04,664 --> 00:11:08,334 旧貴族の夫人たちが集う 会合がある。 116 00:11:08,334 --> 00:11:12,505 名称や メンバーも知られていない。 親交のある高位貴族の➨ 117 00:11:12,505 --> 00:11:16,509 夫人たちだけが 参加を許されている。 118 00:11:16,509 --> 00:11:19,512 地位のある夫に 影響を与えることすらある➨ 119 00:11:19,512 --> 00:11:23,516 彼女らの間で行き交う会話は 国をも動かす➨ 120 00:11:23,516 --> 00:11:27,854 と 冗談まで出ているほどだ。 121 00:11:27,854 --> 00:11:29,856 レリアナ。 あ…。 122 00:11:29,856 --> 00:11:34,861 彼女から その会合の 招待状をもらってこい。 123 00:11:34,861 --> 00:11:36,863 頼んだぞ。 124 00:11:41,701 --> 00:11:45,538 私を疑ってるんじゃ なかったんですか? 125 00:11:45,538 --> 00:11:48,541 私が その集まりに参加して あることないこと➨ 126 00:11:48,541 --> 00:11:51,377 言い触らしでもしたら どうするんですか? 127 00:11:51,377 --> 00:11:54,214 好きにしろ。 私は 利用できるものは➨ 128 00:11:54,214 --> 00:11:56,883 なんでも利用する主義なんでな。 129 00:11:56,883 --> 00:12:01,054 《誰が誰を利用するですって》 130 00:12:01,054 --> 00:12:03,990 これで私に借りができましたね。 131 00:12:03,990 --> 00:12:08,328 それも ものすっご~く 大きな借りが。 132 00:12:08,328 --> 00:12:11,164 この借りは しっかり 返していただきますので➨ 133 00:12:11,164 --> 00:12:13,833 くれぐれもお忘れなきよう。 134 00:12:13,833 --> 00:12:19,038 あいにく 私も 利用できるものは なんでも利用する主義ですので。 135 00:12:24,344 --> 00:12:26,646 フッ。 136 00:12:35,021 --> 00:12:38,358 (フリス)すみません お皿を…。 137 00:12:38,358 --> 00:12:40,660 どうぞ。 138 00:12:44,197 --> 00:12:46,399 (2人)あっ! 139 00:12:48,368 --> 00:12:51,704 す すぐに何か 拭くものをお持ちいたします。 140 00:12:51,704 --> 00:12:54,040 (フリス)も 申し訳ありません。 141 00:12:54,040 --> 00:12:56,376 気になさらないで。 それより➨ 142 00:12:56,376 --> 00:12:58,878 手を洗われたほうが よさそうですね。 143 00:13:00,880 --> 00:13:02,815 はい。 144 00:13:02,815 --> 00:13:05,652 《作戦成功》 145 00:13:05,652 --> 00:13:08,821 それじゃあ 別室のほうへ。 146 00:13:08,821 --> 00:13:11,324 (ビビアン)あなたが マクミラン姫君? 147 00:13:11,324 --> 00:13:13,626 あ…。 148 00:13:17,997 --> 00:13:21,501 (ビビアン)お会いできて光栄ですわ。 149 00:13:21,501 --> 00:13:23,603 《しまった…》 150 00:13:26,005 --> 00:13:29,008 こちらこそ お会いできて光栄です。 151 00:13:29,008 --> 00:13:33,513 ビビアン・シャマル姫君。 あら 私のことをご存じで? 152 00:13:35,515 --> 00:13:39,018 もちろんです。 この国で あなたのことを知らぬ者など➨ 153 00:13:39,018 --> 00:13:41,020 おりません。 ただいま 少々➨ 154 00:13:41,020 --> 00:13:46,192 急を要しておりまして… 失礼させていただいても? 155 00:13:46,192 --> 00:13:48,194 ひっ! すぐに 拭くものを➨ 156 00:13:48,194 --> 00:13:50,363 持ってこさせましょう。 いえ➨ 157 00:13:50,363 --> 00:13:52,699 水で洗わないと落ちません。 158 00:13:52,699 --> 00:13:55,368 私は グローブが汚れただけですが➨ 159 00:13:55,368 --> 00:14:00,873 エリティール侯爵夫人は その手では ご不便かと。 160 00:14:00,873 --> 00:14:03,643 エリティール侯爵夫人。 161 00:14:03,643 --> 00:14:07,146 あなたも 手を拭くだけで 大丈夫よね? 162 00:14:07,146 --> 00:14:09,982 は はい 大丈夫です。 163 00:14:09,982 --> 00:14:14,654 《ハァ なかなか 一筋縄じゃいかないわね》 164 00:14:14,654 --> 00:14:18,658 マクミラン姫君 あなたの評判は 耳にしております。 165 00:14:18,658 --> 00:14:22,829 フッ… すばらしい学才をお持ちだとか。 166 00:14:22,829 --> 00:14:25,998 エストタ階級のあなたでは 学問を学ぶ機会も➨ 167 00:14:25,998 --> 00:14:28,000 少なかったでしょうに。 168 00:14:28,000 --> 00:14:32,338 《わざわざ 今は廃止されてる 階級制度を持ち出して…。 169 00:14:32,338 --> 00:14:36,342 自分のほうが上だって 言いたいんでしょ? 170 00:14:36,342 --> 00:14:40,513 いつの時代も 売られたケンカは➨ 171 00:14:40,513 --> 00:14:43,516 買うのが礼儀ってね》 172 00:14:43,516 --> 00:14:48,354 まぁ! お褒めにあずかり光栄ですわ。 173 00:14:48,354 --> 00:14:51,190 おっしゃるとおり エストタ階級の私に➨ 174 00:14:51,190 --> 00:14:54,861 与えられた機会は 少なかったのですけど➨ 175 00:14:54,861 --> 00:14:56,863 もっと高度な学問ですと➨ 176 00:14:56,863 --> 00:15:01,200 このような短期間で習得するのは 難しかったかと。 177 00:15:01,200 --> 00:15:05,638 学問や知識が浅い分 公爵様の名に恥じないようにと➨ 178 00:15:05,638 --> 00:15:08,141 勉学に 励んでまいりましたが➨ 179 00:15:08,141 --> 00:15:11,644 シャマル姫君に このような お褒めのお言葉を頂けるなんて➨ 180 00:15:11,644 --> 00:15:14,147 努力した甲斐がありましたわ。 181 00:15:14,147 --> 00:15:16,149 それはそれは。 182 00:15:18,651 --> 00:15:21,654 《あんなの 猿でも解けるわ》 183 00:15:21,654 --> 00:15:23,823 エストタ階級のご婦人方は➨ 184 00:15:23,823 --> 00:15:27,493 堂々となされている方が多いと 聞いておりましたが➨ 185 00:15:27,493 --> 00:15:30,163 本当だったようですね。 186 00:15:30,163 --> 00:15:32,498 《目が笑ってないわよ。 187 00:15:32,498 --> 00:15:35,001 要するに 身分の低い人間は➨ 188 00:15:35,001 --> 00:15:38,171 もっと謙遜しろって 言いたいわけね?》 189 00:15:38,171 --> 00:15:41,841 国王陛下のおかげで 女性の地位が向上し➨ 190 00:15:41,841 --> 00:15:44,844 時代の変化に敏感な 若い世代を中心に➨ 191 00:15:44,844 --> 00:15:50,683 積極的な心構えを持つことが 現在の風潮にございます。 192 00:15:50,683 --> 00:15:53,686 前の世代の方たちには 少々 疎ましく➨ 193 00:15:53,686 --> 00:15:57,356 感じられるかもしれませんが。 194 00:15:57,356 --> 00:16:02,128 これも 新しい時代の流れとして どうか大目に見てくださいな。 195 00:16:02,128 --> 00:16:06,332 《謙遜 謙遜て いつの時代の話をしてんのよ》 196 00:16:08,301 --> 00:16:11,470 ひっ! 197 00:16:11,470 --> 00:16:13,473 (フリス)シャマル様…。 198 00:16:13,473 --> 00:16:17,310 マクミラン姫君は 学問の才能はお持ちでも➨ 199 00:16:17,310 --> 00:16:19,479 礼儀作法が まだまだ なっていらっしゃらない➨ 200 00:16:19,479 --> 00:16:23,316 ようですわね。 お恥ずかしいかぎりです。 201 00:16:23,316 --> 00:16:25,651 私は…。 (ニック)まぁ 誰かと思ったら➨ 202 00:16:25,651 --> 00:16:28,488 シャマル姫君じゃないの。 203 00:16:28,488 --> 00:16:30,489 《ニック?》 204 00:16:30,489 --> 00:16:33,993 ここには いついらして? あまりにも影が薄いものだから➨ 205 00:16:33,993 --> 00:16:36,496 全然気付きませんでしたわ。 206 00:16:36,496 --> 00:16:39,165 ニック・マダックス。 207 00:16:39,165 --> 00:16:42,668 あら 覚えてていただけて 光栄ですわ。 208 00:16:42,668 --> 00:16:45,505 相変わらず 熊のような体をしていて➨ 209 00:16:45,505 --> 00:16:48,341 コソコソと どこでも入り込んできて…。 210 00:16:48,341 --> 00:16:50,509 やることは まるで ネズミね。 211 00:16:50,509 --> 00:16:55,848 あ~ら 私 ネズミは好きですのよ~。 かわいらしくって。 212 00:16:55,848 --> 00:16:58,017 気取ったうえに 底意地の悪いメギツネより➨ 213 00:16:58,017 --> 00:17:01,020 よっぽどいいわ。 214 00:17:01,020 --> 00:17:04,624 いつから マクミラン姫君と お友達になられたのかしら? 215 00:17:04,624 --> 00:17:07,960 似たもの同士 とってもお似合いですこと。 216 00:17:07,960 --> 00:17:11,130 ヘッ… クソ女! (2人)ひぃ~! 217 00:17:11,130 --> 00:17:13,633 えっ? (ニック)あら 失礼。 218 00:17:13,633 --> 00:17:17,970 急に くしゃみが…。 私 メギツネアレルギーがありますの。 219 00:17:17,970 --> 00:17:21,474 オッホホホ ヘッ… クソ女! 220 00:17:21,474 --> 00:17:24,143 《メギツネアレルギーって…》 221 00:17:24,143 --> 00:17:26,312 あなた! 無礼にもほどがあるわ! 222 00:17:26,312 --> 00:17:28,314 《そっか》 223 00:17:28,314 --> 00:17:30,316 手を洗いに行きましょう。 (ニック)私 お屋敷の庭にでも➨ 224 00:17:30,316 --> 00:17:33,019 メギツネがいるのかな~と 思っただけですわよ? 225 00:17:34,987 --> 00:17:37,089 《ありがとう ニック》 226 00:17:41,827 --> 00:17:44,330 あちらの別室で 手を洗わせていただきましょう。 227 00:17:44,330 --> 00:17:47,033 (フリス)あ あの…。 え? 228 00:17:49,001 --> 00:17:53,673 (フリス)あちらの方たちも ついて来られるのですか? 229 00:17:53,673 --> 00:17:56,175 あっ。 230 00:17:56,175 --> 00:17:58,878 う~ん…。 231 00:18:05,785 --> 00:18:10,289 あの しばらく 席を外してもらえませんか? 232 00:18:12,792 --> 00:18:16,629 う~ん。 233 00:18:16,629 --> 00:18:21,968 では そちらの女性騎士の…。 (エンスリー)エンスリーにございます。 234 00:18:21,968 --> 00:18:24,804 では エンスリー卿以外の方々は➨ 235 00:18:24,804 --> 00:18:28,975 舞踏会場に 戻っていてください。 236 00:18:28,975 --> 00:18:33,079 ノアに エリティール侯爵夫人と 一緒にいると伝えてください。 237 00:18:35,314 --> 00:18:37,516 お願いしますね。 238 00:18:45,992 --> 00:18:49,495 さっ エリティール侯爵夫人。 239 00:18:49,495 --> 00:18:52,832 《あの アダム・テイラーが 旦那様以外の指示に➨ 240 00:18:52,832 --> 00:18:55,167 従うなんて…》 241 00:18:55,167 --> 00:19:00,072 エンスリー卿? あ… はっ! 今参ります。 242 00:19:09,115 --> 00:19:12,785 どうぞ お使いください。 243 00:19:12,785 --> 00:19:14,987 ありがとうございます。 244 00:19:17,289 --> 00:19:20,960 (フリス)私の家は 貴族といっても 領地も少なく➨ 245 00:19:20,960 --> 00:19:24,296 ここ数年は 何度も災害に見舞われて➨ 246 00:19:24,296 --> 00:19:26,799 幽霊都市とまで いわれていました。 247 00:19:26,799 --> 00:19:30,469 王都に来たのは 侯爵様との結婚後なので➨ 248 00:19:30,469 --> 00:19:32,805 まだ慣れなくて…。 249 00:19:32,805 --> 00:19:36,809 《それで ビビアン・シャマルのそばに ついていたのね》 250 00:19:36,809 --> 00:19:39,311 わかります。 251 00:19:39,311 --> 00:19:42,314 私も突然 環境が変わってしまって➨ 252 00:19:42,314 --> 00:19:44,517 慣れるのに苦労しました。 253 00:19:47,653 --> 00:19:50,156 おつらかったでしょう? 254 00:19:54,160 --> 00:19:56,996 エリティール侯爵に ご挨拶しましたけど➨ 255 00:19:56,996 --> 00:19:59,498 とても 風格のあるお方ですのね。 256 00:19:59,498 --> 00:20:03,002 ハッ… う はい…。 うっ! 257 00:20:03,002 --> 00:20:07,173 《ヤバい 今のは 言っちゃまずかった!? 258 00:20:07,173 --> 00:20:10,843 確かに 2周りくらい 年齢差ありそうだし…。 259 00:20:10,843 --> 00:20:15,514 もしかして 訳ありで無理やり 結婚させられたとか?》 260 00:20:15,514 --> 00:20:17,516 ハァ。 261 00:20:17,516 --> 00:20:22,021 《ど どどどど どうしよ! 話題変えなきゃ 別の話題…》 262 00:20:22,021 --> 00:20:24,857 そ そういえば ご夫人たちの集まる➨ 263 00:20:24,857 --> 00:20:28,027 会合があると お聞きしたのですが…。 264 00:20:28,027 --> 00:20:31,197 あ はい。 今日の舞踏会にも➨ 265 00:20:31,197 --> 00:20:34,533 集まりに参加されている方は たくさんいらっしゃいます。 266 00:20:34,533 --> 00:20:38,204 そうですか。 どのようなものなのですか? 267 00:20:38,204 --> 00:20:41,040 え? 羨ましいです。 268 00:20:41,040 --> 00:20:45,377 私は 他のご夫人方との交流が あまり ないもので…。 269 00:20:45,377 --> 00:20:47,379 マクミラン姫君…。 270 00:20:47,379 --> 00:20:51,050 《交流する気なんて さらさらないけど》 271 00:20:51,050 --> 00:20:53,552 レリアナとお呼びください。 272 00:20:56,889 --> 00:20:59,558 あの でしたら レリアナ様➨ 273 00:20:59,558 --> 00:21:02,495 集まりに 参加されてみませんか? 274 00:21:02,495 --> 00:21:05,831 えっ? その… 力になってくださる方が➨ 275 00:21:05,831 --> 00:21:09,168 いらっしゃるほうが 私も心強いですし。 276 00:21:09,168 --> 00:21:12,671 よろしいんですか? えぇ ぜひとも。 277 00:21:12,671 --> 00:21:14,840 うれしいです! 278 00:21:14,840 --> 00:21:18,010 どうぞ これからも 仲よくしてくださいね。 279 00:21:18,010 --> 00:21:20,513 こちらこそ。 280 00:21:20,513 --> 00:21:24,183 (フリス)では 後日 招待状をお送りしますので。 281 00:21:24,183 --> 00:21:26,185 ありがとうございます。 282 00:21:26,185 --> 00:21:29,855 《楽勝! これで ノアに貸しもつくれたし➨ 283 00:21:29,855 --> 00:21:32,525 何をお願いしよっかな~》 284 00:21:32,525 --> 00:21:35,194 そろそろ 会場のほうへ戻りましょう。 285 00:21:35,194 --> 00:21:37,196 はい。 286 00:21:39,698 --> 00:21:41,867 あっ。 287 00:21:41,867 --> 00:21:44,370 あっ! 何!? きゃ~! 288 00:21:44,370 --> 00:21:47,706 ゴホッ ゴホッ 火事!? 289 00:21:47,706 --> 00:21:50,042 《焦げたニオイがしない。 火事ではなく➨ 290 00:21:50,042 --> 00:21:52,211 故意に放たれた煙幕!》 291 00:21:52,211 --> 00:21:54,880 マクミラン姫君! ご無事ですか!? 292 00:21:54,880 --> 00:21:58,217 (エンスリー)マクミラン姫君! ハッ エンスリー卿! 293 00:21:58,217 --> 00:22:00,219 うっ うぅ! 294 00:22:00,219 --> 00:22:03,122 《うぅ 息が… ノア…》