1 00:00:08,842 --> 00:00:12,346 《レリアナ:誰なの? 私の死を望む人って…》 2 00:00:12,346 --> 00:00:14,348 (剣のぶつかる音) 3 00:00:14,348 --> 00:00:16,350 《剣術か…》 4 00:00:20,520 --> 00:00:23,690 《ふだん ノアは 国王を補佐する立場のため⇒ 5 00:00:23,690 --> 00:00:27,361 書類に埋もれてるけど 小説では ペンより⇒ 6 00:00:27,361 --> 00:00:30,864 剣を握ることが得意とされていた。 7 00:00:30,864 --> 00:00:34,868 って 何意識してんのよ!》 8 00:00:34,868 --> 00:00:38,038 (ノア)レリアナ。 9 00:00:38,038 --> 00:00:41,041 退屈でしたか? あぁ いえ…。 10 00:00:41,041 --> 00:00:43,544 訓練は終わりました? 11 00:00:43,544 --> 00:00:46,046 あまりに熱い視線だったので⇒ 12 00:00:46,046 --> 00:00:49,383 見過ごすわけには いきませんでした。 13 00:00:49,383 --> 00:00:52,719 アハハ… ただ 剣を見ていただけです。 14 00:00:52,719 --> 00:00:55,556 私も習おうかなぁと思って。 15 00:00:55,556 --> 00:00:58,859 それはいい考えですが なら…。 16 00:01:07,834 --> 00:01:11,505 もっと 楽しいことをするのはどうだ? 17 00:01:11,505 --> 00:01:13,607 楽しいこと? 18 00:03:03,650 --> 00:03:06,319 君 グレイスを呼んでくれ。 19 00:03:06,319 --> 00:03:09,156 かしこまりました。 20 00:03:09,156 --> 00:03:12,659 これを機に 所有する宝石を すべて⇒ 21 00:03:12,659 --> 00:03:16,997 整理しようと思いまして。 なぜ? 22 00:03:16,997 --> 00:03:20,167 実は 私には婚約者がいるんです。 23 00:03:20,167 --> 00:03:23,837 あの すごくきれいな 婚約者のことですよね? 24 00:03:23,837 --> 00:03:27,507 その すごくきれいな 婚約者ですが⇒ 25 00:03:27,507 --> 00:03:31,011 見識もなければ 分別も乏しいため⇒ 26 00:03:31,011 --> 00:03:33,847 なんでも拾い集めてくるんです。 27 00:03:33,847 --> 00:03:36,149 あんなに 注意したにもかかわらず。 28 00:03:40,187 --> 00:03:42,522 《私のせいだって言いたいの?》 29 00:03:42,522 --> 00:03:47,694 公爵様 実は 私にも婚約者がいるのですが…。 30 00:03:47,694 --> 00:03:51,698 あの端正な顔だちの 婚約者のことですか? 31 00:03:51,698 --> 00:03:54,701 その 少しだけ 顔の整った婚約者が⇒ 32 00:03:54,701 --> 00:03:59,039 フィアンセに対して 尊重もなければ 配慮も足りず⇒ 33 00:03:59,039 --> 00:04:02,142 あることないこと 言いふらすのです。 34 00:04:02,142 --> 00:04:04,845 あれほど 注意したにもかかわらず。 35 00:04:07,481 --> 00:04:09,983 あ…。 こちらへ。 36 00:04:13,820 --> 00:04:17,023 そして 手癖も悪い… あっ。 37 00:04:19,826 --> 00:04:22,028 ノ ノア…。 38 00:04:24,164 --> 00:04:27,667 この宝石たちが見えますか? 39 00:04:27,667 --> 00:04:32,172 私は今 その すごくきれいな 婚約者を尊重して⇒ 40 00:04:32,172 --> 00:04:34,374 ここに連れてきたのです。 41 00:04:36,676 --> 00:04:40,347 これで ようやく 少しだけ顔の整った婚約者の⇒ 42 00:04:40,347 --> 00:04:42,516 配慮を感じられましたか? 43 00:04:42,516 --> 00:04:45,185 ちょ…。 (グレイス)ウィンナイト公爵閣下⇒ 44 00:04:45,185 --> 00:04:47,354 お待たせいたしました。 45 00:04:47,354 --> 00:04:50,524 グレイス。 (グレイス)まぁ これは⇒ 46 00:04:50,524 --> 00:04:54,694 うわさの 婚約者様ではありませんか。 47 00:04:54,694 --> 00:04:58,198 閣下は 女性には 興味がないと思っていましたが⇒ 48 00:04:58,198 --> 00:05:02,302 今まで お気に召す方が いなかっただけのようですね。 49 00:05:02,302 --> 00:05:05,972 あ それは…。 さすが マダム・グレイス⇒ 50 00:05:05,972 --> 00:05:08,475 バレてしまいましたか。 51 00:05:08,475 --> 00:05:10,977 ちょうどいい品物が 入りましたので⇒ 52 00:05:10,977 --> 00:05:13,146 一度 ご覧になりますか? 53 00:05:13,146 --> 00:05:15,649 ぜひとも。 (取り出す音) 54 00:05:15,649 --> 00:05:18,818 こちらは 『人魚の涙』という名で⇒ 55 00:05:18,818 --> 00:05:22,989 以前に デバサオークションで 最高額を出した代物です。 56 00:05:22,989 --> 00:05:25,825 どうですか? 気に入りましたか? 57 00:05:25,825 --> 00:05:29,829 すごくきれいです。 それはよかったです。 58 00:05:29,829 --> 00:05:33,834 もちろん どれもこれも 美しいんですけど…。 59 00:05:33,834 --> 00:05:37,003 では 店内の物 すべて頂こう。 60 00:05:37,003 --> 00:05:40,507 はい!? さすが公爵閣下。 61 00:05:40,507 --> 00:05:44,010 とりあえず これを…。 62 00:05:44,010 --> 00:05:48,849 これを除いて 残りは すべて屋敷に送ってくれ。 63 00:05:48,849 --> 00:05:51,051 かしこまりました。 64 00:05:55,188 --> 00:05:58,692 《本当に もらっちゃっていいのかな…》 65 00:05:58,692 --> 00:06:03,463 似合ってるよ レリアナ。 66 00:06:03,463 --> 00:06:05,765 《き 気にしちゃダメよ…》 67 00:06:08,468 --> 00:06:53,013 ♪~ 68 00:06:53,013 --> 00:06:55,515 疲れないですか? 69 00:06:55,515 --> 00:06:58,351 そんなに歩いていませんので。 70 00:06:58,351 --> 00:07:01,788 メイドに 休暇を与えたと聞いたが…。 71 00:07:01,788 --> 00:07:05,458 えぇ 感謝祭のときすら 家に帰れないなんて⇒ 72 00:07:05,458 --> 00:07:07,627 かわいそうじゃないですか。 73 00:07:07,627 --> 00:07:09,796 《っていうのは ただの口実で⇒ 74 00:07:09,796 --> 00:07:12,599 1日だけでも 1人でのんびりしたいの》 75 00:07:18,305 --> 00:07:20,507 (キデオン)ご主人様…。 76 00:07:27,147 --> 00:07:32,485 レリアナ 問題が起きた。 今から出かけなくてはならない。 77 00:07:32,485 --> 00:07:35,322 はい お気をつけて。 78 00:07:35,322 --> 00:07:42,662 (時報) 79 00:07:42,662 --> 00:07:44,664 (ノック) 80 00:07:44,664 --> 00:07:47,834 はい。 (ヘイリー)失礼します。 81 00:07:47,834 --> 00:07:50,670 (ヘイリー)姫君。 ヘイリー! 82 00:07:50,670 --> 00:07:52,839 まだ帰ってなかったのね。 83 00:07:52,839 --> 00:07:58,011 このたびは 休暇をくださり 本当にありがとうございます。 84 00:07:58,011 --> 00:08:00,780 感謝祭 楽しんできてね。 85 00:08:00,780 --> 00:08:03,283 はい。 実は⇒ 86 00:08:03,283 --> 00:08:06,119 お伝えしておくべきことが ありまして…。 87 00:08:06,119 --> 00:08:10,457 な 何? 決して 西館の奥の部屋にある⇒ 88 00:08:10,457 --> 00:08:12,459 鏡を見てはなりません。 89 00:08:12,459 --> 00:08:14,961 鏡? どうして? 90 00:08:14,961 --> 00:08:18,631 あるメイドが 見回りの当番を 任されたそうなのですが⇒ 91 00:08:18,631 --> 00:08:21,634 そこで 声をかけられたんですって。 92 00:08:21,634 --> 00:08:25,638 ど どういうこと? 部屋にある その鏡に⇒ 93 00:08:25,638 --> 00:08:28,975 魂が 閉じ込められていて⇒ 94 00:08:28,975 --> 00:08:33,980 鏡の魂と目が合うと 声をかけてくるそうです。 95 00:08:33,980 --> 00:08:36,649 えっ! 96 00:08:36,649 --> 00:08:38,985 な なんて? 97 00:08:38,985 --> 00:08:42,322 どんなことでも教えてやる と…。 98 00:08:42,322 --> 00:08:48,161 どんなことでも? (時報) 99 00:08:48,161 --> 00:08:50,330 あっ もうこんな時間。 100 00:08:50,330 --> 00:08:54,834 では姫君 私 帰りの荷物を まとめなくてはなりませんので。 101 00:08:58,171 --> 00:09:00,573 (ドアの閉まる音) 102 00:09:03,943 --> 00:09:06,613 《もし 本当に そんな鏡があるのなら⇒ 103 00:09:06,613 --> 00:09:09,282 一つだけ知りたいことがある。 104 00:09:09,282 --> 00:09:13,453 物語の本当のヒロイン ベアトリスは 今⇒ 105 00:09:13,453 --> 00:09:15,555 どこにいるのか》 106 00:09:32,305 --> 00:09:37,477 《怖い… やっぱり おとなしく 部屋にいればよかった。 107 00:09:37,477 --> 00:09:40,313 あっ…。 108 00:09:40,313 --> 00:09:42,982 これだよね? 109 00:09:42,982 --> 00:09:44,984 やっぱ怖いな…》 110 00:09:46,986 --> 00:09:51,324 (羽ばたく音) 111 00:09:51,324 --> 00:09:53,326 なんだ 鳥か。 112 00:10:01,501 --> 00:10:04,104 ハッ…。 113 00:10:06,339 --> 00:10:09,342 《ど どうしよう… 本当に 目を合わさなきゃ⇒ 114 00:10:09,342 --> 00:10:11,845 いけないのかな? どんなことでも教えてくれる⇒ 115 00:10:11,845 --> 00:10:13,847 っていうのは ただのウソで⇒ 116 00:10:13,847 --> 00:10:16,349 呪いに かけられたりとかしたら…》 117 00:10:23,189 --> 00:10:27,360 声…。 ハッキリとは聞こえなかったけど⇒ 118 00:10:27,360 --> 00:10:29,562 確かに 今…。 119 00:10:33,867 --> 00:10:35,869 (触れる音) 120 00:10:42,709 --> 00:10:46,212 大丈夫か? えっ? 121 00:10:46,212 --> 00:10:49,048 何をそんなに驚いている? 122 00:10:49,048 --> 00:10:53,887 あ それが… 見たんです。 123 00:10:53,887 --> 00:10:58,558 何を? お化けを。 124 00:10:58,558 --> 00:11:00,660 お化け? 125 00:11:00,660 --> 00:11:02,996 もしかして ウソだと思ってるの? 126 00:11:02,996 --> 00:11:05,331 本当なんですって! 127 00:11:05,331 --> 00:11:09,669 では 明日にでも 神官を呼ぶとしよう。 128 00:11:09,669 --> 00:11:12,172 ところで なぜここに? 129 00:11:12,172 --> 00:11:15,675 あぁ… 忘れ物が。 130 00:11:15,675 --> 00:11:18,178 まさか 私が心配で? 131 00:11:18,178 --> 00:11:20,880 いや 忘れ物があってな。 132 00:11:24,851 --> 00:11:27,353 じゃあ また すぐ戻るのですか? 133 00:11:30,857 --> 00:11:35,194 いや 明日対応しても 特に支障はない。 134 00:11:35,194 --> 00:11:37,530 部屋まで送ればよいか? 135 00:11:37,530 --> 00:11:39,532 は はい。 136 00:11:47,207 --> 00:11:50,710 《でも どうして 戻ってきたんだろう。 137 00:11:50,710 --> 00:11:55,715 忘れ物とか言ってるけど こんな時間に取りに来る? 138 00:11:55,715 --> 00:11:59,986 もしかして 本当に 私のことが心配とか?》 139 00:11:59,986 --> 00:12:03,323 行くぞ。 あ はい。 140 00:12:03,323 --> 00:12:05,525 《まさかね》 141 00:12:13,666 --> 00:12:16,336 わざわざ ありがとうございました。 142 00:12:16,336 --> 00:12:20,006 では おやすみなさい。 143 00:12:20,006 --> 00:12:23,343 怖くないのか? 何がですか? 144 00:12:23,343 --> 00:12:26,512 お化け 見たんだろ? 145 00:12:26,512 --> 00:12:29,515 まぁ それはそうですが…。 146 00:12:29,515 --> 00:12:32,185 泣きべそかいて 眠れないんじゃないのか? 147 00:12:32,185 --> 00:12:36,522 もう行ってください。 まぁ そう言わず…。 148 00:12:36,522 --> 00:12:40,026 ちょ ちょっと…。 149 00:12:40,026 --> 00:12:43,029 ほら 寝つくまで 一緒にいてやるから⇒ 150 00:12:43,029 --> 00:12:45,031 さっさと寝ろ。 151 00:12:51,371 --> 00:12:53,706 じゃあ ノアは ベッドで寝てください。 152 00:12:53,706 --> 00:12:55,708 私は椅子で寝ますので。 153 00:12:59,879 --> 00:13:02,982 な 何? ノア…。 154 00:13:02,982 --> 00:13:05,084 ちょ ちょっと…。 155 00:13:09,322 --> 00:13:11,524 あっ! 156 00:13:17,997 --> 00:13:19,999 う…。 157 00:13:22,335 --> 00:13:25,838 初めてでもあるまいし 何を今更。 158 00:13:25,838 --> 00:13:28,675 そ そんな言い方… 他の人が聞いたら⇒ 159 00:13:28,675 --> 00:13:30,843 誤解するじゃないですか! 160 00:13:30,843 --> 00:13:34,847 婚約者を椅子に寝かせるような クズには なりたくないので⇒ 161 00:13:34,847 --> 00:13:37,550 どうか 私のそばで寝てください。 162 00:13:43,189 --> 00:13:45,692 これ 読んでもいいか? 163 00:13:45,692 --> 00:13:50,196 《騎士と お姫様の かなわぬ恋を描いた恋愛小説》 164 00:13:50,196 --> 00:13:53,533 でも お好みに 合わないと思いますが…。 165 00:13:53,533 --> 00:13:56,135 大丈夫だ。 ジャンルは気にしない。 166 00:13:58,705 --> 00:14:04,911 (めくる音) 167 00:14:09,982 --> 00:14:12,585 《ダメ… 全然眠れない!》 168 00:14:15,822 --> 00:14:18,491 ノア。 なんだ? 169 00:14:18,491 --> 00:14:20,660 どこまで読みました? 170 00:14:20,660 --> 00:14:23,830 2人が舞踏会で出会うところ。 171 00:14:23,830 --> 00:14:27,667 あっ そこ! すごく ドキドキしませんか? 172 00:14:27,667 --> 00:14:31,003 確かに… あまりにも滑稽すぎて⇒ 173 00:14:31,003 --> 00:14:34,173 逆に ドラマティックだよ。 滑稽? 174 00:14:34,173 --> 00:14:36,509 偶然出会って 一目ぼれするが⇒ 175 00:14:36,509 --> 00:14:39,345 突然の事故のせいで 離れ離れになり⇒ 176 00:14:39,345 --> 00:14:43,182 数か月後 舞踏会で 偶然再会…。 177 00:14:43,182 --> 00:14:48,521 偶然ばかり重なる状況が滑稽で 現実味に欠ける。 178 00:14:48,521 --> 00:14:52,191 自分も恋愛小説の主人公のくせに。 179 00:14:52,191 --> 00:14:54,360 ん? 180 00:14:54,360 --> 00:14:57,029 リアルばかりを追求したら ときめきも ロマンも⇒ 181 00:14:57,029 --> 00:14:59,866 ないじゃないですか。 182 00:14:59,866 --> 00:15:02,301 騎士が告白するところは 読みました? 183 00:15:02,301 --> 00:15:04,971 まだだ。 早く読んでみてください。 184 00:15:04,971 --> 00:15:09,475 キュンキュンしますから。 レリアナ 寝ないのか? 185 00:15:09,475 --> 00:15:12,145 なぜですか? 186 00:15:12,145 --> 00:15:15,148 面倒だから。 187 00:15:15,148 --> 00:15:18,151 あぁ はいはい…。 188 00:15:18,151 --> 00:15:20,987 もう こんな時間だ。 早く寝ろ。 189 00:15:20,987 --> 00:15:22,989 わかりました。 190 00:15:26,325 --> 00:15:30,663 (時報) 191 00:15:30,663 --> 00:15:51,517 ♪~ 192 00:15:51,517 --> 00:15:54,120 ん…。 193 00:15:58,858 --> 00:16:01,861 ハァ… おかしくなりそうだ。 194 00:16:21,647 --> 00:16:23,850 オブライアン伯爵。 195 00:16:27,153 --> 00:16:31,557 (ナオミ)あ… ウィンナイト公爵閣下。 ご無沙汰しております。 196 00:16:33,492 --> 00:16:37,163 任務で遠征中と聞いていたが。 197 00:16:37,163 --> 00:16:40,500 はい 無事に終わりました。 198 00:16:40,500 --> 00:16:43,002 そうか。 陛下は中か? 199 00:16:43,002 --> 00:16:47,340 あの… 閣下 少々 お待ちいただけますか? 200 00:16:47,340 --> 00:16:49,542 ん? 201 00:16:52,678 --> 00:16:55,081 (キース)あ…。 あぁ…。 202 00:17:00,620 --> 00:17:02,622 (ため息) 203 00:17:12,965 --> 00:17:16,068 シアトリヒ陛下。 ナオミ・オブライアンです。 204 00:17:20,139 --> 00:17:24,143 陛下! あ… あぁ~! 205 00:17:24,143 --> 00:17:26,812 あ… あぁ…。 206 00:17:26,812 --> 00:17:29,315 起きてください。 (小走りの音) 207 00:17:29,315 --> 00:17:33,486 (シアトリヒ)ナオミ 君は なぜ こうも無神経なんだ? 208 00:17:33,486 --> 00:17:38,658 ノックくらいするべきでは? しました。 209 00:17:38,658 --> 00:17:41,994 (シアトリヒ)聞こえなかった。 今まで 私のノックに⇒ 210 00:17:41,994 --> 00:17:45,164 気付いたことなど 一度もないじゃないですか。 211 00:17:45,164 --> 00:17:48,167 そうだったか? 一度 聴覚の検査でも⇒ 212 00:17:48,167 --> 00:17:50,169 受けられたほうがよいかと。 213 00:17:50,169 --> 00:17:52,171 あ… そ そういえば ノックの音が⇒ 214 00:17:52,171 --> 00:17:54,674 聞こえたような気がするなぁ。 215 00:17:54,674 --> 00:17:59,378 いや ハッキリと聞こえた。 それは幸いです。 216 00:18:01,447 --> 00:18:03,783 あぁ… そうだ。 先ほどの女性に⇒ 217 00:18:03,783 --> 00:18:06,585 おもしろいうわさを聞いた。 ん? 218 00:18:10,456 --> 00:18:12,792 俺が生死を さまよっている間に⇒ 219 00:18:12,792 --> 00:18:15,294 かわいい弟 ノアに 愛してやまない⇒ 220 00:18:15,294 --> 00:18:18,965 婚約者ができたとか。 221 00:18:18,965 --> 00:18:21,467 名は たしか… ラリ? 222 00:18:21,467 --> 00:18:24,637 生死をさまようとは 大げさでは? 223 00:18:24,637 --> 00:18:30,309 それと ラリではなく マクミラン家のレリアナ姫君です。 224 00:18:30,309 --> 00:18:34,313 フン…。 チェイモス王国の現国王も⇒ 225 00:18:34,313 --> 00:18:39,485 ベッドの上では そのような話もなさるのですね? 226 00:18:39,485 --> 00:18:42,655 これが まさに 弟への愛ってもんだ。 227 00:18:42,655 --> 00:18:44,991 (キース)失礼します。 228 00:18:44,991 --> 00:18:47,827 陛下 おケガは すっかり よいようですね。 229 00:18:47,827 --> 00:18:50,663 キース 久しぶりだな。 230 00:18:50,663 --> 00:18:53,833 で ノアは? ここです。 231 00:18:53,833 --> 00:18:57,336 おぉ ノア そこにいたのか。 232 00:18:57,336 --> 00:19:01,607 1人 足りないようだが? あの 赤い目の…。 233 00:19:01,607 --> 00:19:05,444 アダムなら所用があり まだ戻っておりません。 234 00:19:05,444 --> 00:19:07,947 ふ~ん 珍しいな。 235 00:19:11,450 --> 00:19:13,786 では 皆集まったことだし⇒ 236 00:19:13,786 --> 00:19:17,123 明日のために 祝杯でもあげるとするか。 237 00:19:17,123 --> 00:19:19,625 ついに会期終了だ。 238 00:19:24,296 --> 00:19:28,134 (シアトリヒ)却下された法案は 数年間 再発議はできない。 239 00:19:28,134 --> 00:19:33,305 ですので 成金防止法の成立は ひとまず防げたと…。 240 00:19:33,305 --> 00:19:35,975 (シアトリヒ)つまり 玉璽を隠しておく必要は⇒ 241 00:19:35,975 --> 00:19:38,978 なくなったわけだ。 242 00:19:38,978 --> 00:19:45,151 陛下の落馬事故ですが 馬から興奮剤が検出されました。 243 00:19:45,151 --> 00:19:51,323 やはり 偶然の事故と呼ぶには 馬の様子がおかしかったしな。 244 00:19:51,323 --> 00:19:54,827 はい。 国王暗殺計画を企てた⇒ 245 00:19:54,827 --> 00:19:58,164 ベネット伯爵の 指示によるものでした。 246 00:19:58,164 --> 00:20:00,499 ベネットか。 俺が死んだら⇒ 247 00:20:00,499 --> 00:20:04,503 この世で いちばん喜ぶ者だな。 248 00:20:04,503 --> 00:20:08,674 ベネット伯爵なら 陛下の死体を 広場につるし上げて⇒ 249 00:20:08,674 --> 00:20:12,678 踊りだすでしょう。 歌でも歌いながら。 250 00:20:12,678 --> 00:20:18,350 お前は よくも そんな怖いことを 楽しそうに話せるな。 251 00:20:18,350 --> 00:20:21,687 誤解です 陛下。 252 00:20:21,687 --> 00:20:25,191 ところで ノア 婚約者ができたと聞いたが? 253 00:20:25,191 --> 00:20:29,028 たしか 名は ラリアナ? 254 00:20:29,028 --> 00:20:34,533 先ほども申し上げましたが レリアナ・マクミラン姫君です。 255 00:20:34,533 --> 00:20:36,535 そうだ レリアナ。 256 00:20:36,535 --> 00:20:39,705 俺が鎮痛剤で もうろうとしていた間に⇒ 257 00:20:39,705 --> 00:20:42,108 どんな心境の変化があったんだ? 258 00:20:44,043 --> 00:20:47,379 まぁ いろいろと 事情がありまして。 259 00:20:47,379 --> 00:20:50,082 実は…。 260 00:20:52,885 --> 00:20:54,887 (ノック) 261 00:20:54,887 --> 00:20:56,889 (ヘイリー)失礼します。 262 00:21:00,159 --> 00:21:03,162 こちらに置かせていただきます。 263 00:21:03,162 --> 00:21:05,331 ありがとう ヘイリー。 264 00:21:05,331 --> 00:21:07,833 秋雨の時期も過ぎたようですし⇒ 265 00:21:07,833 --> 00:21:11,837 そろそろ 本格的に 寒くなりそうですね。 266 00:21:11,837 --> 00:21:15,841 《秋雨? 何か思い出しそうな…。 267 00:21:15,841 --> 00:21:17,843 なんだっけ?》 268 00:21:20,012 --> 00:21:22,014 あ…。 269 00:21:26,185 --> 00:21:31,357 《「ついに会期終了 玉璽の行方は?」。 270 00:21:31,357 --> 00:21:34,193 まさか…》 271 00:21:34,193 --> 00:21:37,530 あ… 姫君? (ドアの開く音) 272 00:21:37,530 --> 00:21:39,632 《なんで忘れてたんだろう!》 273 00:21:47,706 --> 00:21:52,545 《会期終了の前日… ウィンナイト家の墓地。 274 00:21:52,545 --> 00:21:57,383 小説どおりなら 彼女がそこに…。 275 00:21:57,383 --> 00:21:59,885 金髪の ベアトリス》 276 00:22:16,001 --> 00:22:19,805 ってことは その婚約は もう破談だな。