1 00:00:04,004 --> 00:00:07,174 ⸨和也:かっ 彼女っ…。 2 00:00:07,174 --> 00:00:10,177 彼女… だっ! (千鶴)んっ…!? 3 00:00:10,177 --> 00:00:12,179 (晴美/和男)えぇ~っ! 4 00:00:18,185 --> 00:00:22,089 はじめまして。 水原千鶴といいます⸩ 5 00:01:53,046 --> 00:02:22,509 ♬~ 6 00:02:22,509 --> 00:02:25,345 えっ…。 7 00:02:25,345 --> 00:02:27,848 ハァッ…。 8 00:02:27,848 --> 00:02:29,850 ハッ…。 あっ…。 9 00:02:31,852 --> 00:02:33,854 なっ…! 10 00:02:37,024 --> 00:02:39,359 (麻美)フッ…。 11 00:02:39,359 --> 00:02:43,363 んっ? あれ? 私のスマホは? あっ…。 12 00:02:43,363 --> 00:02:46,199 あっ ごめんなさい 私 落として…。 13 00:02:46,199 --> 00:02:48,201 ああっ! 14 00:02:48,201 --> 00:02:55,876 ♬~ 15 00:02:55,876 --> 00:02:59,379 (木部)えっ いやいや 今の 「レンタル彼女」? 16 00:02:59,379 --> 00:03:01,648 千鶴さんに見えたけど…。 17 00:03:01,648 --> 00:03:05,986 千鶴さんが… 「レンタル彼女?」 へっ へぇ~。 18 00:03:05,986 --> 00:03:09,489 そう… なの? あっ…。 19 00:03:09,489 --> 00:03:11,658 コ… コラ画像!? 20 00:03:11,658 --> 00:03:14,828 今のは 前にみんなで お遊びで作ったもので。 21 00:03:14,828 --> 00:03:17,497 コラ…。 画像? 22 00:03:17,497 --> 00:03:19,499 うっ…! 23 00:03:24,504 --> 00:03:26,506 ああっ。 24 00:03:26,506 --> 00:03:46,860 ♬~ 25 00:03:46,860 --> 00:03:49,362 (2人)あっ! こっ これ…。 26 00:03:49,362 --> 00:03:52,699 ホームページ…。 じゃあ やっぱり…。 27 00:03:52,699 --> 00:03:55,535 レ 「レンタル彼女」って あれよね? 28 00:03:55,535 --> 00:03:58,538 お客さんの 「彼女のフリをする」っていう。 29 00:03:58,538 --> 00:04:01,041 千鶴さん アルバイトを? 30 00:04:04,978 --> 00:04:07,314 あっ… あぁ…。 31 00:04:07,314 --> 00:04:09,316 《なっ…。 32 00:04:09,316 --> 00:04:11,318 なっ! なっ! 33 00:04:11,318 --> 00:04:13,320 なんだ!? そんなっ! 34 00:04:13,320 --> 00:04:15,489 ウソだろ!? バレた!? 35 00:04:15,489 --> 00:04:17,824 水原が 「レンタル彼女」だって…! 36 00:04:17,824 --> 00:04:20,994 今… ここで? こんな大勢の前で!? 37 00:04:20,994 --> 00:04:22,996 大丈夫なのか!? これ! 38 00:04:22,996 --> 00:04:27,501 こんな状況じゃあ 水原 否定も肯定もできねえし…。 39 00:04:27,501 --> 00:04:29,669 こんなのどうすればっ…! 40 00:04:29,669 --> 00:04:33,006 「レンタル彼女」だぞ! カフェ店員とは訳が違う! 41 00:04:33,006 --> 00:04:36,510 「へぇ~ そうなんだ」で 済むような代物じゃ…》 42 00:04:36,510 --> 00:04:42,349 No.1だって すごいわね~。 もう長いの…? 43 00:04:42,349 --> 00:04:46,019 《しかも 麻美ちゃんが 必死に隠したのも逆効果! 44 00:04:46,019 --> 00:04:49,356 ただならぬ空気ってのは こういうのをいうんだろっ!》 45 00:04:49,356 --> 00:04:51,691 (瑠夏)うっ…。 46 00:04:51,691 --> 00:04:54,027 (栗林)うぅ…。 47 00:04:54,027 --> 00:04:56,530 《落ち着け俺…。 48 00:04:56,530 --> 00:05:00,467 まだ2人の関係が バレたわけじゃ…っ》 49 00:05:00,467 --> 00:05:04,805 ちょっと待てよ 和ちんは知ってたの? えっ。 50 00:05:04,805 --> 00:05:07,307 《シラを… 切るしか…》 51 00:05:07,307 --> 00:05:09,976 とっ 当然だろ! 52 00:05:09,976 --> 00:05:13,313 《顔に出すな 顔に出すな 顔に出すな! 53 00:05:13,313 --> 00:05:17,651 どうなんだ!? いけてるのか? みんな信じてくれた!? 54 00:05:17,651 --> 00:05:19,986 ダメだ! 誰の顔も見れねえ!》 55 00:05:19,986 --> 00:05:24,991 い 行こうぜ千鶴! あっ…。 56 00:05:24,991 --> 00:05:29,829 《水原も完全に動揺してる… ダメだ こんな所でっ! 57 00:05:29,829 --> 00:05:34,000 とにかく 今はなかったことに…》 58 00:05:34,000 --> 00:05:36,503 金…。 えっ…。 あっ。 59 00:05:36,503 --> 00:05:39,506 えっ…? 60 00:05:39,506 --> 00:05:43,677 あの金…。 なっ…! 61 00:05:43,677 --> 00:05:47,681 ⸨お前と千鶴さんが金を 受け渡しているところを見た。 62 00:05:47,681 --> 00:05:49,683 アパートの前で⸩ 63 00:05:49,683 --> 00:05:52,018 《おやじ…! 64 00:05:52,018 --> 00:05:56,523 そうだ 見られてる! 金 渡してるところ!》 65 00:05:59,025 --> 00:06:01,962 えっ!? お金!? 見たんだ。 66 00:06:01,962 --> 00:06:06,466 和也と千鶴さんが 金のやり取りをしてるところ。 67 00:06:06,466 --> 00:06:09,970 お父さん! なんで そんなこと黙って…。 68 00:06:09,970 --> 00:06:12,806 和也が 借金でもしてるのかと思った。 69 00:06:12,806 --> 00:06:15,308 訳ありなら相談しろって…。 70 00:06:17,978 --> 00:06:21,481 ちょっと待ってよ。 じゃあ… 2人は…。 んっ…。 71 00:06:23,483 --> 00:06:26,486 《ダメだっ! もう止まらん! 72 00:06:26,486 --> 00:06:28,488 これじゃ本当に…。 73 00:06:28,488 --> 00:06:33,493 ヤバい… 頭がクラクラする。 意識が飛ぶ…。 74 00:06:33,493 --> 00:06:36,329 なんで今? どうしてここで? 75 00:06:36,329 --> 00:06:40,834 東京で終わりにする その覚悟はできてたのに…!》 76 00:06:40,834 --> 00:06:53,680 ♬~ 77 00:06:53,680 --> 00:06:56,182 《頼む…。 78 00:06:56,182 --> 00:06:58,518 神様… 仏様…。 79 00:06:58,518 --> 00:07:02,122 もう何でもいい 誰かこの場を…》 80 00:07:02,122 --> 00:07:04,791 ごめん 2人とも。 81 00:07:04,791 --> 00:07:07,294 ハッ…? 82 00:07:13,800 --> 00:07:15,802 《麻美ちゃんっ!?》 83 00:07:15,802 --> 00:07:18,972 ⸨和くんには幸せになってほしい。 84 00:07:18,972 --> 00:07:21,641 不幸になることなんて しないって⸩ 85 00:07:21,641 --> 00:07:25,545 私っ… 私…! 86 00:07:29,149 --> 00:07:32,652 もう… 隠していられないっ! 87 00:07:32,652 --> 00:07:35,488 ハァッ…。 88 00:07:35,488 --> 00:07:43,663 ♬~ 89 00:07:43,663 --> 00:07:47,567 「隠して」って…。 それじゃあ本当に。 90 00:07:50,170 --> 00:07:53,840 《バレた… 終わった…! 91 00:07:53,840 --> 00:07:56,676 金のことなんて 言い訳のしようがねえ! 92 00:07:56,676 --> 00:07:58,678 それに ほっといたって➨ 93 00:07:58,678 --> 00:08:01,781 麻美ちゃん全部 しゃべっちまいそうじゃねえか! 94 00:08:01,781 --> 00:08:04,784 景色が… ねじれる…! 95 00:08:04,784 --> 00:08:08,955 時空が… ゆがむ…! 96 00:08:08,955 --> 00:08:13,126 ダメだ… 終わった… バレた! 97 00:08:13,126 --> 00:08:17,797 水原が 「レンタル彼女」だって… 本物の 「彼女」じゃないって…! 98 00:08:17,797 --> 00:08:21,634 もう頭が回らねえ! 何も考えられねえ!》 99 00:08:21,634 --> 00:08:23,636 なになに? 100 00:08:23,636 --> 00:08:26,473 「レンタル彼女」がどうとか…? あっ? 101 00:08:26,473 --> 00:08:29,476 《周りもザワつき始めてる!? 当然だ! 102 00:08:29,476 --> 00:08:31,478 んな所で謎に立ち止まってたら…。 103 00:08:31,478 --> 00:08:35,315 木部は!? おやじは? 母ちゃんは!? 104 00:08:35,315 --> 00:08:37,817 何考えてる? どう思ってる!? 105 00:08:37,817 --> 00:08:40,487 なんで ばーちゃん ずっと黙ってんだ!? 106 00:08:40,487 --> 00:08:44,157 ブチギレて固まってる!? 声が出ないほど悲しんでる!? 107 00:08:44,157 --> 00:08:47,827 それとも あきれて ものも…。 108 00:08:47,827 --> 00:08:51,331 ダメだ 1秒先の未来が見えねえ! 109 00:08:51,331 --> 00:08:54,334 こんなの最悪じゃねえか!》 110 00:08:54,334 --> 00:08:56,669 (和)待て みんな。 111 00:08:56,669 --> 00:08:58,671 あっ…。 112 00:09:00,607 --> 00:09:02,942 和也。 ハッ…! 113 00:09:02,942 --> 00:09:05,945 オヌシの口から聞きたい。 あぁ…。 114 00:09:05,945 --> 00:09:08,948 千鶴さんは 「レンタル彼女」なのか? 115 00:09:10,950 --> 00:09:15,121 オヌシの彼女ではない そういうことか? 116 00:09:15,121 --> 00:09:17,123 ハァッ…。 117 00:09:23,296 --> 00:09:26,633 《なんだよ… なんだよその顔っ! 118 00:09:26,633 --> 00:09:30,537 なんでそんなに冷静に… ダメだ… 言葉が!》 119 00:09:33,306 --> 00:09:35,475 出会って1年半…。 120 00:09:35,475 --> 00:09:38,645 ようやく最近は 思わんようになっていた。 121 00:09:38,645 --> 00:09:42,348 和也の 「彼女」にしては 完璧すぎると。 122 00:09:44,984 --> 00:09:47,487 そうか…。 123 00:09:47,487 --> 00:09:50,323 そうか…。 124 00:09:50,323 --> 00:09:57,664 ♬~ 125 00:09:57,664 --> 00:10:01,334 《ダメだ… 謝るしかない! 126 00:10:01,334 --> 00:10:04,170 土下座して… この場で…。 127 00:10:04,170 --> 00:10:08,174 殴られても蹴られても 洗いざらい本当のこと話して。 128 00:10:08,174 --> 00:10:11,010 全部 俺が悪いんだって。 129 00:10:11,010 --> 00:10:13,680 もう それくらいしか…!》 130 00:10:13,680 --> 00:10:16,850 ご ごめ…。 あぁ~っ! 131 00:10:16,850 --> 00:10:18,852 ごめんなさい千鶴さん! 132 00:10:18,852 --> 00:10:21,354 私の不注意でっ! あっ。 133 00:10:21,354 --> 00:10:24,357 《麻美ちゃん 助け船を!?》 134 00:10:24,357 --> 00:10:27,694 黙ってろって… 言われてたのに! 135 00:10:27,694 --> 00:10:29,696 えっ…!? 136 00:10:29,696 --> 00:10:33,199 えっ 黙ってろって…。 千鶴さんが!? 137 00:10:33,199 --> 00:10:36,035 あっ… 麻美さん!? うぅ…。 138 00:10:36,035 --> 00:10:40,373 ダメだよ千鶴さん 私もう こんなの耐えられない! 139 00:10:40,373 --> 00:10:43,710 ごめんなさいおばあさん! ずっと黙ってて! 140 00:10:43,710 --> 00:10:47,714 私は何度も止めたんです! こんなこと続けてたら➨ 141 00:10:47,714 --> 00:10:50,884 ご家族がかわいそうだって! 《えっ…? えっ?》 142 00:10:50,884 --> 00:10:52,886 いつまでも 思わせぶりな態度取って➨ 143 00:10:52,886 --> 00:10:55,889 和也さんが お金払ってるのも知ってたし! 144 00:10:55,889 --> 00:11:00,326 私もう… 見ていられなくて。 《えっ!?》 145 00:11:00,326 --> 00:11:04,330 大切な指輪まで 受け取ってたみたいだし。 146 00:11:04,330 --> 00:11:08,001 入学のお祝いも 全部とかして! 147 00:11:08,001 --> 00:11:11,170 千鶴さん借りるために バイトまで始めて! 148 00:11:11,170 --> 00:11:13,506 《麻美ちゃん… 何を…!》 149 00:11:13,506 --> 00:11:17,677 私は何度も何度も… 何度も言ったんです! 150 00:11:17,677 --> 00:11:21,014 でも彼女は 一向に聞き入れてくれなくて! 151 00:11:21,014 --> 00:11:25,351 まるで 「仕事」だって言えば 何でも許されるみたいにっ! 152 00:11:25,351 --> 00:11:29,355 《何言ってんだよ麻美ちゃん… 何言ってんだよ…! 153 00:11:29,355 --> 00:11:31,858 それじゃまるで… まるで…!》 154 00:11:31,858 --> 00:11:34,360 でも こんなのってないでしょう!? 155 00:11:34,360 --> 00:11:38,031 和さんが望むのは 跡取りだって知ってて! 156 00:11:38,031 --> 00:11:41,034 当然 結婚する気なんて ないのにっ! 157 00:11:43,202 --> 00:11:46,206 ちょ ちょっ ちょっと待ってくれ麻美さん! 158 00:11:46,206 --> 00:11:48,541 ううっ…。 159 00:11:48,541 --> 00:11:50,710 君は こう言いたいのか!? 160 00:11:50,710 --> 00:11:54,380 千鶴さんが 俺たちみんなを だましてたって。 161 00:11:54,380 --> 00:11:56,883 うぅ…。 162 00:11:56,883 --> 00:12:00,987 「だます」とまで明確だったかは わかりません。 163 00:12:00,987 --> 00:12:02,989 でも1年半…。 164 00:12:02,989 --> 00:12:06,659 うっかりで済むような 期間だとは私には…。 165 00:12:06,659 --> 00:12:09,495 私も初めは思ってました。 166 00:12:09,495 --> 00:12:12,332 「悪い」のは 借り続けてしまう和也さん。 167 00:12:12,332 --> 00:12:15,501 千鶴さんは 「お仕事」なんだって。 168 00:12:15,501 --> 00:12:21,341 《再三再四のチャンス 棒に振って タダで済むと思うなよ》 169 00:12:21,341 --> 00:12:25,011 でも 実のおばあさんまで だましてたって聞いて➨ 170 00:12:25,011 --> 00:12:28,514 私 もう わからなくなっちゃって…! 171 00:12:28,514 --> 00:12:33,019 私っ… 考えると怖くて 眠れないんですっ…。 172 00:12:33,019 --> 00:12:35,021 お金をもらって。 173 00:12:35,021 --> 00:12:37,023 手をつないで。 174 00:12:37,023 --> 00:12:39,025 ごはんを食べて。 175 00:12:39,025 --> 00:12:41,027 デートして…。 176 00:12:41,027 --> 00:12:43,529 《ここで 終わり》 177 00:12:43,529 --> 00:12:49,035 水原千鶴は どんな気持ちで 笑ってたんだろうって…。 178 00:12:51,037 --> 00:12:56,042 《終わりなんだよ… 水原千鶴》 179 00:12:56,042 --> 00:12:58,378 ⸨おばあさん こんにちは。 180 00:12:58,378 --> 00:13:00,647 すてきな小袖ですね。 181 00:13:00,647 --> 00:13:03,483 お会いしたかったです おばあさん⸩ 182 00:13:03,483 --> 00:13:05,985 んっ…。 183 00:13:05,985 --> 00:13:11,991 ♬~ 184 00:13:14,994 --> 00:13:18,164 ⸨小百合:えっ? ちづるが和也くんを➨ 185 00:13:18,164 --> 00:13:21,000 どのくらい好きか? すまんの~。 186 00:13:21,000 --> 00:13:26,005 2人の交際も 13か月と2週と 5日と11時間を過ぎたし➨ 187 00:13:26,005 --> 00:13:30,677 実祖母である小百たそに 「肌合い」を伺えればと…。 188 00:13:30,677 --> 00:13:34,514 ただでさえ 千鶴姫と愚孫では その…。 189 00:13:34,514 --> 00:13:37,684 釣り合いが イマイチというか なんというか…。 190 00:13:37,684 --> 00:13:40,019 いまだに信じられんというか…。 191 00:13:40,019 --> 00:13:43,856 そんなっ 和也くんは 立派なお孫さんですよ。 192 00:13:43,856 --> 00:13:47,193 そう言ってくれるのは 小百たそだけじゃ~。 193 00:13:47,193 --> 00:13:50,530 でも ごめんなさい。 あの子 開けっ広げに➨ 194 00:13:50,530 --> 00:13:53,032 自分の気持ちを 語るほうじゃなくて。 195 00:13:53,032 --> 00:13:55,201 言質があるわけでは…。 196 00:13:55,201 --> 00:13:57,203 いやいや そうめい。 197 00:13:57,203 --> 00:14:00,139 奥ゆかしい 千鶴さんならではともいえる。 198 00:14:00,139 --> 00:14:03,810 (小百合)いいえ ミステリアスを気取ってるだけですよ。 199 00:14:03,810 --> 00:14:07,313 (和)ヒャッヒャッ。 陰のある人は美しい。 200 00:14:07,313 --> 00:14:11,484 「彼氏」だなんて紹介されたのも 初めてなんですよ。 201 00:14:11,484 --> 00:14:15,321 ほぉ 今どき珍しい あれほどの美玉が。 202 00:14:15,321 --> 00:14:18,491 裏で何やってたかは 知りませんけどね。 203 00:14:18,491 --> 00:14:23,329 あの子は隠し事がうまいから。 ほぉ… そうなのかえ? 204 00:14:23,329 --> 00:14:26,499 あっ いえ。 さまつなことで! 205 00:14:26,499 --> 00:14:28,668 でも 少なくとも私は➨ 206 00:14:28,668 --> 00:14:32,004 2人の未来を信じていますよ。 ほぉ。 207 00:14:32,004 --> 00:14:34,674 2人を見てると見えるんです。 208 00:14:34,674 --> 00:14:38,010 お互いの家族と その子どもに囲まれ➨ 209 00:14:38,010 --> 00:14:41,013 仲むつまじくやり取りする2人が。 210 00:14:41,013 --> 00:14:45,351 ほぉ奇遇じゃな ワシもじゃ! そうでしょう? 211 00:14:45,351 --> 00:14:49,522 幸せの岸辺は常に霧がかり。 212 00:14:49,522 --> 00:14:55,862 山あり谷あり 鬼もいれば 「道」すら見失うときもある。 213 00:14:55,862 --> 00:15:00,366 でもそんなとき 死んだ亭主がお尻を叩くんです。 214 00:15:03,970 --> 00:15:08,641 お前はそんなことで 「信じる」ことをやめるのかって。 215 00:15:08,641 --> 00:15:13,146 ヒャヒャッ! それを聞けただけで 一千万人力じゃ! 216 00:15:13,146 --> 00:15:17,150 米寿の祝いは 桜満開の飛鳥山でやろう! 217 00:15:17,150 --> 00:15:21,654 ええ! きっとにぎやかで 病気も退散しますよ! 218 00:15:21,654 --> 00:15:24,991 子どもは2人かの? 3人かの? 219 00:15:24,991 --> 00:15:30,296 名前なんにしようかのう! アハハハ…⸩ 220 00:15:35,001 --> 00:15:38,504 そっ そんな! きっと何かの間違いよ。 221 00:15:38,504 --> 00:15:42,842 千鶴さんが 私たちをだましてたなんて。 222 00:15:42,842 --> 00:15:45,178 ねっ 千鶴さん…。 223 00:15:45,178 --> 00:15:47,513 ハッ…。 224 00:15:47,513 --> 00:15:51,684 いやいや ちょっと待ってくれよ。 置いてくなよ。 225 00:15:51,684 --> 00:15:54,687 千鶴さんが和也の彼女じゃない? 226 00:15:54,687 --> 00:15:56,689 そんなわけねえだろ…。 227 00:15:56,689 --> 00:15:59,859 だって2人は ずっと一緒だったじゃねえか。 228 00:15:59,859 --> 00:16:02,295 うぅ…。 229 00:16:02,295 --> 00:16:05,298 (木部)飲み会のときは 和也のことかばって。 230 00:16:05,298 --> 00:16:08,968 下田のときだって 体張って助けて…。 231 00:16:08,968 --> 00:16:12,772 あれも全部 演技だったっていうのかよっ。 232 00:16:17,810 --> 00:16:20,646 それになんだ? 指輪? 233 00:16:20,646 --> 00:16:23,649 「レンタル彼女」って そんなの受け取っていいのか? 234 00:16:23,649 --> 00:16:26,486 本当のばーちゃんにまで ウソついてたって➨ 235 00:16:26,486 --> 00:16:28,821 いったい 何がどうなってんだよ!? 236 00:16:28,821 --> 00:16:31,324 おい和也 なんとか言えよ! 237 00:16:31,324 --> 00:16:33,326 《うっ… 木部…。 238 00:16:33,326 --> 00:16:36,495 なんだ? なんだよこれ…。 239 00:16:36,495 --> 00:16:38,497 冗談だろ? 240 00:16:38,497 --> 00:16:41,000 なんで水原が 悪いみたいになってんだよ。 241 00:16:41,000 --> 00:16:43,102 んなこと あるはずねえだろっ!》 242 00:16:45,171 --> 00:16:47,840 《麻美ちゃん あんなふうに言ってたのに➨ 243 00:16:47,840 --> 00:16:50,176 どうしてそんな 誤解されるようなこと…》 244 00:16:50,176 --> 00:16:52,178 くっ…。 245 00:16:52,178 --> 00:16:55,848 《ごめん… ごめん木部 許してくれ! 246 00:16:55,848 --> 00:16:57,850 俺はどうなってもいい! 247 00:16:57,850 --> 00:17:00,353 でも水原だけは… それだけは違う!》 248 00:17:02,288 --> 00:17:04,790 《なんでばーちゃん 動かねえんだ? 249 00:17:04,790 --> 00:17:07,793 ずっと黙ってんだ!? ワンチャン ばーちゃんだけは➨ 250 00:17:07,793 --> 00:17:11,297 水原を信じて 許してくれたり…》 251 00:17:11,297 --> 00:17:13,299 うぅ…。 252 00:17:13,299 --> 00:17:15,468 くぅ…っ。 253 00:17:15,468 --> 00:17:17,970 んっ! 254 00:17:17,970 --> 00:17:19,972 おい木部! 255 00:17:19,972 --> 00:17:21,974 ううっ…! 256 00:17:21,974 --> 00:17:23,976 ハッ! ああっ! 257 00:17:23,976 --> 00:17:25,978 あっ! お客様! 258 00:17:25,978 --> 00:17:28,481 落ち着け芳! 止めんな栗! 259 00:17:28,481 --> 00:17:33,486 腹の虫が収まらねえ! 和也 テメエは知らねえだろ! 260 00:17:33,486 --> 00:17:38,324 和さん 旅行前に一度 病院に運ばれたんだぞ! 261 00:17:38,324 --> 00:17:43,162 小百合さんを亡くした千鶴さんに 自分は何もしてやれないって! 262 00:17:43,162 --> 00:17:45,331 一時期ずっとヘコんでて! 263 00:17:45,331 --> 00:17:48,668 でも 千鶴さんに伝わると まずいからって➨ 264 00:17:48,668 --> 00:17:53,005 お前にも ずっと黙ってて! 《んなことが…》 265 00:17:53,005 --> 00:17:56,676 千鶴さん励ますのは お前の役目だからって➨ 266 00:17:56,676 --> 00:18:00,613 ずっと信じて! 今日まで待ち続けて! 267 00:18:00,613 --> 00:18:04,283 言ったよな!? 和さんにはウソつくなって! 268 00:18:04,283 --> 00:18:07,119 話が違ぇぞコラ! 269 00:18:07,119 --> 00:18:10,323 騒ぐな芳秋。 (3人)あっ! 270 00:18:12,291 --> 00:18:14,460 施設の方に迷惑じゃ。 271 00:18:14,460 --> 00:18:18,631 うっ… でも和さん! ウソだったんだぞ全部! 272 00:18:18,631 --> 00:18:22,134 和さん あんなに悲しんで…。 273 00:18:22,134 --> 00:18:25,471 ワシはいい。 くっ… でもっ。 274 00:18:25,471 --> 00:18:28,307 ワシはいい! うっ! 275 00:18:28,307 --> 00:18:33,612 ワシはいい… ワシはいいんじゃ。 276 00:18:40,152 --> 00:18:46,158 孫に初めて紹介された 「彼女」が 「レンタル彼女」だと知っても➨ 277 00:18:46,158 --> 00:18:51,664 形見の指輪や家族の金が 夢の対価と消えても➨ 278 00:18:51,664 --> 00:18:56,836 語らった言葉や笑顔が すべてウソだったとわかっても➨ 279 00:18:56,836 --> 00:19:00,272 もとより 出来すぎた夢。 あっ…!? 280 00:19:00,272 --> 00:19:05,277 バカな自分を 笑い飛ばす日も来るじゃろう。 281 00:19:05,277 --> 00:19:07,780 (瑠夏)ハァッ…! 282 00:19:07,780 --> 00:19:09,982 《ばーちゃん…!》 283 00:19:12,785 --> 00:19:16,122 でもな千鶴さん…。 あっ!? 284 00:19:16,122 --> 00:19:19,959 小百合さんは 信じておったぞ あなたを。 285 00:19:19,959 --> 00:19:25,131 最愛の孫娘に 初めて彼氏を紹介されたと。 286 00:19:25,131 --> 00:19:30,970 きっと最期の最期 その瞬間まで。 287 00:19:30,970 --> 00:19:33,472 麻美殿の話が本当なら➨ 288 00:19:33,472 --> 00:19:37,576 亡き友の名誉に懸け それだけは看過できん。 289 00:19:44,650 --> 00:19:47,653 願わくば誤解であると信じたい。 290 00:19:47,653 --> 00:19:50,823 釈明の道理はあるか? 291 00:19:50,823 --> 00:19:54,493 《あるわけない… 言えることなんて…! 292 00:19:54,493 --> 00:19:58,664 だって ウソをついてたのは 事実なんだ!》 293 00:19:58,664 --> 00:20:02,501 ⸨言おうとしたけど 「どっちでもいい」って。 294 00:20:02,501 --> 00:20:05,171 私が言いたいなら聞きたいし➨ 295 00:20:05,171 --> 00:20:07,506 言いたくないなら 聞きたくないって。 296 00:20:07,506 --> 00:20:13,512 そんなこと言われたら なんか私… 言いそびれちゃって⸩ 297 00:20:13,512 --> 00:20:18,184 《違う… 水原は悩んでた 苦しんでた…。 298 00:20:18,184 --> 00:20:21,520 ほんの少しだけ 言いそびれちゃっただけなんだ! 299 00:20:21,520 --> 00:20:25,858 でもダメだ! 1年半 ウソつき続けた俺たちが➨ 300 00:20:25,858 --> 00:20:29,528 もう何言ったって 言い訳にしか…! 301 00:20:29,528 --> 00:20:32,865 ずりぃよ… だってもう➨ 302 00:20:32,865 --> 00:20:36,702 この場にはもう 小百合さんはいないんだから! 303 00:20:36,702 --> 00:20:40,906 もう 俺たちに できることなんて…》 304 00:20:45,711 --> 00:20:48,881 ⸨聞いてくれ 水原! 305 00:20:48,881 --> 00:20:51,050 まだ話は終わってない! 306 00:20:51,050 --> 00:20:54,720 俺っ… 俺っ! 307 00:20:54,720 --> 00:20:56,722 でも 彼ほど➨ 308 00:20:56,722 --> 00:20:59,725 あなたにふさわしい人は いないわ⸩ 309 00:20:59,725 --> 00:21:09,668 ♬~ 310 00:21:09,668 --> 00:21:11,871 んっ…。 311 00:21:19,845 --> 00:21:21,847 そうか。 312 00:21:21,847 --> 00:21:26,185 もういい…。 313 00:21:26,185 --> 00:21:28,187 もう…。 314 00:21:30,689 --> 00:21:34,026 少し疲れた…。 315 00:21:34,026 --> 00:21:36,028 あっ!? 316 00:21:39,031 --> 00:21:41,033 フフッ。 317 00:21:46,539 --> 00:21:48,707 違う… 違う。 318 00:21:48,707 --> 00:21:50,910 違うよ みんなっ。 319 00:21:57,383 --> 00:22:01,987 《人類史上 最もダサい告白を 挙げろと言われたら➨ 320 00:22:01,987 --> 00:22:04,990 間違いなく このときだろう。 321 00:22:04,990 --> 00:22:08,994 もはや告白とも呼べない その心の叫びは➨ 322 00:22:08,994 --> 00:22:11,664 気付いたら口をついて出ていて➨ 323 00:22:11,664 --> 00:22:15,334 誰が見ても終わり… そんな状況に➨ 324 00:22:15,334 --> 00:22:18,170 こん棒1本で臨むような…》 325 00:22:18,170 --> 00:22:22,174 水原は そんな子じゃないよ…。 326 00:22:22,174 --> 00:22:28,080 《ナイト気取りの 最後のウソが 始まった》