1 00:00:02,135 --> 00:00:04,137 (ミア)シルバー・ジャッジメント! 2 00:00:04,137 --> 00:00:11,111 ♬~ 3 00:00:11,111 --> 00:00:16,483 《倒しても 倒しても また 新たな魔物が現れる…。 4 00:00:16,483 --> 00:00:21,355 ヒルダ伯母様が 国中を回って 結界を 張り続けてくださっているけど➡ 5 00:00:21,355 --> 00:00:24,291 もはや 光の柱だけでは…》 6 00:00:24,291 --> 00:00:26,260 (ピエール)はぁ~っ! 7 00:00:28,462 --> 00:00:32,132 《どんなに危機を訴えても ユリウス殿下は取り合わない。 8 00:00:32,132 --> 00:00:34,801 それどころか 姉さんが送ってくれた➡ 9 00:00:34,801 --> 00:00:39,473 パルナコルタ騎士団の受け入れさえ 拒否しているという…》 10 00:00:43,210 --> 00:00:45,312 《気配を肌で感じる…。 11 00:00:45,312 --> 00:00:49,483 魔界は すぐそこまで 迫っているというのに…》 12 00:00:53,320 --> 00:00:55,856 《もう一刻の猶予もないわ。 13 00:00:55,856 --> 00:00:59,960 ユリウス殿下を排除しないかぎり この国の未来は…。 14 00:00:59,960 --> 00:01:05,132 守ってみせる! 私は この国の聖女だもの。 15 00:01:05,132 --> 00:01:08,135 ねぇ そうよね?》 16 00:01:08,135 --> 00:01:10,137 フィリア姉さん…。 17 00:02:53,173 --> 00:02:56,843 (エルザ)まったく とんでもないことを考えたものね。 18 00:02:56,843 --> 00:02:59,212 (エルザ)魔力収束術を使って➡ 19 00:02:59,212 --> 00:03:02,983 大破邪魔法陣を隣国まで拡大する。 20 00:03:02,983 --> 00:03:06,987 さすが 歴代最高さん と言いたいところだけど。 21 00:03:06,987 --> 00:03:09,156 間に合うの? 22 00:03:09,156 --> 00:03:11,525 (フィリア)はい きっと。 23 00:03:11,525 --> 00:03:17,097 まぁ 成功すれば 状況は一変するだろうけど。 24 00:03:17,097 --> 00:03:21,001 失敗した場合は? (マモン)姐さん そんな言い方は…。 25 00:03:21,001 --> 00:03:23,170 あ…。 26 00:03:23,170 --> 00:03:25,172 あんたは黙ってて! 27 00:03:25,172 --> 00:03:29,042 正直な話 ジルトニアは あと何日持つと思う? 28 00:03:29,042 --> 00:03:32,279 あと 4日くらいかと。 29 00:03:32,279 --> 00:03:34,448 (ライハルト)それは本当ですか? 30 00:03:34,448 --> 00:03:36,616 ライハルト殿下…。 ん? 31 00:03:36,616 --> 00:03:39,953 あっ ご紹介が遅くなりました。 この方たちは…。 32 00:03:39,953 --> 00:03:43,290 退魔士エルザ・ノーティス。 こっちは使い魔のマモン。 33 00:03:43,290 --> 00:03:45,292 どうも~。 34 00:03:45,292 --> 00:03:47,461 私たちの派遣については➡ 35 00:03:47,461 --> 00:03:50,097 教会を通して 話がついてると思うけど。 36 00:03:50,097 --> 00:03:52,132 ええ 聞いています。 37 00:03:52,132 --> 00:03:56,303 フィリアさん 派遣した 騎士団から報告が入りました。 38 00:03:56,303 --> 00:04:01,708 残念ながら 騎士団は国境付近で 足止めを強いられているそうです。 39 00:04:01,708 --> 00:04:04,344 (ライハルト)この機に乗じて 侵略するつもりかと➡ 40 00:04:04,344 --> 00:04:06,947 あらぬ疑いまでかけられていると。 41 00:04:06,947 --> 00:04:09,616 騎士団は聖女と並ぶ国防の要。 42 00:04:09,616 --> 00:04:17,023 あと4日 それが真実なら 撤退命令を出さざるを得ません。 43 00:04:17,023 --> 00:04:20,827 まぁ 妥当な判断よね。 姐さん。 44 00:04:20,827 --> 00:04:25,265 ジルトニアが魔界とつながれば 大悪魔アスモデウスの復活も➡ 45 00:04:25,265 --> 00:04:28,135 いよいよ近くなる。 46 00:04:28,135 --> 00:04:30,637 (エルザ)たとえ あれに 守られていようと➡ 47 00:04:30,637 --> 00:04:33,039 このパルナコルタも 無事とは言い切れない。 48 00:04:33,039 --> 00:04:39,312 何しろ やつの狙いはあなた 聖女フィリアなのだから。 49 00:04:42,949 --> 00:04:46,786 (エルザ)で 歴代最高さんは 輪廻転生って知ってるかしら? 50 00:04:46,786 --> 00:04:48,855 もちろんです。 51 00:04:48,855 --> 00:04:52,893 クラムー教の教えにあるように 死して肉体は消えても➡ 52 00:04:52,893 --> 00:04:56,296 私たちの魂は消えずに 新たな生命に宿り➡ 53 00:04:56,296 --> 00:04:58,665 永久に それを繰り返します。 54 00:04:58,665 --> 00:05:01,801 じゃあ かつて アスモデウスを 封印した大聖女➡ 55 00:05:01,801 --> 00:05:07,641 フィアナの魂は どこにあると思う? フィアナの魂…? 56 00:05:07,641 --> 00:05:10,477 教えてあげる そこよ。 57 00:05:10,477 --> 00:05:12,779 え? 58 00:05:12,779 --> 00:05:17,817 大聖女フィアナの魂はね あなたの体の中にあるの。 59 00:05:17,817 --> 00:05:22,289 魔界の接近に乗じて やつが 復活の兆しを見せているのも➡ 60 00:05:22,289 --> 00:05:26,159 そのせい。 う~ん 愛だねぇ~。 61 00:05:26,159 --> 00:05:28,161 愛…? 62 00:05:28,161 --> 00:05:33,066 どういうわけか やつは戦いの中で 大聖女フィアナに恋をしたの。 63 00:05:33,066 --> 00:05:36,102 すんげぇ強い美人にボコられて…。 64 00:05:36,102 --> 00:05:40,173 ンフフフッ! アスモデウスの旦那 何かに目覚めちゃったのかも。 65 00:05:40,173 --> 00:05:43,510 色欲の悪魔が 本気で聖女にほれるなんて。 66 00:05:43,510 --> 00:05:46,146 ロマンチックだろ? 67 00:05:46,146 --> 00:05:49,015 はぁ…。 (マモン)って 反応薄っ! 68 00:05:49,015 --> 00:05:53,587 とにかく やつは あなたを狙ってる。 69 00:05:53,587 --> 00:05:58,358 400年前 成就できなかった 己の恋のためにね。 70 00:05:58,358 --> 00:06:00,527 恋…。 71 00:06:06,766 --> 00:06:09,336 恋…。 72 00:06:09,336 --> 00:06:11,638 (オスヴァルト)紅茶はいかが? 聖女殿。 73 00:06:11,638 --> 00:06:15,508 一息つくのも大事だぞ。 オスヴァルト殿下…。 74 00:06:15,508 --> 00:06:19,579 (リーナ)すみません。 お声がけはしたのですが…。 75 00:06:19,579 --> 00:06:23,483 いえ 私こそ 申し訳ありません 殿下。 76 00:06:23,483 --> 00:06:27,988 いいんだよ! あ~ いや… よくないか。 77 00:06:27,988 --> 00:06:31,491 騎士団のこと 兄上から聞いた。 78 00:06:31,491 --> 00:06:37,797 (オスヴァルト)ジルトニアの状況と大悪魔 アスモデウスのことも問題は山積みだ。 79 00:06:37,797 --> 00:06:41,301 でも 頼むから 1人で悩まないでほしい。 80 00:06:41,301 --> 00:06:44,304 フィリア殿 あなたには 俺…。 81 00:06:44,304 --> 00:06:47,774 ああ いや… パルナコルタの 国民すべてがついている。 82 00:06:47,774 --> 00:06:49,809 皆が あなたの味方だ。 83 00:06:49,809 --> 00:06:51,811 うん うん! はい。 84 00:06:51,811 --> 00:06:55,949 《どうしてだろう? オスヴァルト殿下の言葉は➡ 85 00:06:55,949 --> 00:07:01,454 紅茶の香りのように 私の心を落ち着かせてくれる》 86 00:07:01,454 --> 00:07:06,626 フィリア殿 この件が 無事 片づいたら…。 87 00:07:06,626 --> 00:07:10,463 また 一緒に出かけないか? 今度は食事でも。 88 00:07:10,463 --> 00:07:12,799 《はっ! お食事のお誘い! 89 00:07:12,799 --> 00:07:15,835 これは もしかすると もしかして~!》 90 00:07:15,835 --> 00:07:18,972 お食事ですか? では ご一緒させていただきます。 91 00:07:18,972 --> 00:07:21,641 《フィリア様!》 92 00:07:21,641 --> 00:07:25,512 そうか よかった! ひとつ楽しみができたな。 93 00:07:25,512 --> 00:07:27,647 《なぜかしら…。 94 00:07:27,647 --> 00:07:29,783 この方の笑顔を見ると…》 95 00:07:29,783 --> 00:07:31,818 どうかしたか? 96 00:07:31,818 --> 00:07:33,787 い いえ…。 97 00:07:35,955 --> 00:07:38,124 (笑い声) 98 00:07:38,124 --> 00:07:42,128 《こんなときに 本当に パーティーを開くなんて…! 99 00:07:42,128 --> 00:07:47,634 未曽有の国難に皆が一丸となって 戦うための決起会…。 100 00:07:47,634 --> 00:07:49,969 大義名分は どこへやら? 101 00:07:49,969 --> 00:07:53,640 危機感なんて まるでない。 魔界の接近は➡ 102 00:07:53,640 --> 00:07:56,810 今夜にでも ピークに達するというのに。 103 00:07:56,810 --> 00:08:00,780 でも だからこそ このパーティーで 参加者全員の目を➡ 104 00:08:00,780 --> 00:08:02,983 覚まさせる必要があるわ! 105 00:08:02,983 --> 00:08:06,353 真実を告げ 国の全力をもって➡ 106 00:08:06,353 --> 00:08:08,888 大規模な魔物の出現に備える。 107 00:08:08,888 --> 00:08:11,057 それでも 間に合うかどうか…》 108 00:08:11,057 --> 00:08:13,626 ((ヒマリ:逃げられますか?)) 109 00:08:13,626 --> 00:08:15,795 《逃げないわ。 110 00:08:15,795 --> 00:08:18,998 だって これが 私の復讐だもの》 111 00:08:21,468 --> 00:08:26,139 (ユリウス)やぁ ミア! 今日は 一段ときれいだな! 112 00:08:26,139 --> 00:08:30,110 君は もちろん 僕の隣にいるだろう? 113 00:08:30,110 --> 00:08:33,313 ええ もちろんです! 婚約者ですもの! 114 00:08:33,313 --> 00:08:35,281 フフッ…。 115 00:08:35,281 --> 00:08:37,484 (フェルナンド)ずいぶん 機嫌がよそうだな。 116 00:08:37,484 --> 00:08:40,820 (フェルナンド)そんなに パーティーとやらが 楽しいのかい? ユリウス。 117 00:08:40,820 --> 00:08:42,956 おおっ これは 兄上! 118 00:08:42,956 --> 00:08:45,959 元気そうな顔が見られて 僕は うれしいです! 119 00:08:45,959 --> 00:08:48,495 パーティーはよいものですよ! 120 00:08:48,495 --> 00:08:52,032 特に 今日みたいな 力を1つにしようという➡ 121 00:08:52,032 --> 00:08:54,334 大義ある集会はね。 122 00:08:54,334 --> 00:08:57,470 フェルナンド殿下だ! 123 00:08:57,470 --> 00:08:59,973 復帰されたとの うわさは本当だったか。 124 00:08:59,973 --> 00:09:02,642 お体は大丈夫なのだろうか? 125 00:09:02,642 --> 00:09:07,981 私は 第一王子 フェルナンドである。 126 00:09:07,981 --> 00:09:11,151 皆には 長い間 心配をかけてすまなかった。 127 00:09:11,151 --> 00:09:15,321 父上が病床にある今 国の危機を憂う気持ちは➡ 128 00:09:15,321 --> 00:09:17,457 皆 同じことだろう。 129 00:09:17,457 --> 00:09:19,793 だが 案ずるな。 130 00:09:19,793 --> 00:09:23,963 私は この国難を乗り越えるため 死力を尽くすと誓う! 131 00:09:23,963 --> 00:09:28,468 皆 どうか 私についてきてくれ! 132 00:09:28,468 --> 00:09:31,638 (歓声) 133 00:09:31,638 --> 00:09:36,810 (拍手) 134 00:09:36,810 --> 00:09:39,312 なんとかなって よかった…。 135 00:09:39,312 --> 00:09:43,683 ご立派でしたわ 殿下! 136 00:09:43,683 --> 00:09:47,954 すばらしいスピーチでしたよ! 兄上! 137 00:09:47,954 --> 00:09:51,958 そうか…。 (咳き込む声) 138 00:09:51,958 --> 00:09:57,630 すまない 薬を飲んでくるから いったん失礼する。 139 00:09:57,630 --> 00:10:00,800 乾杯までには戻ってくる。 140 00:10:00,800 --> 00:10:03,136 フンッ そうだ ミア! 141 00:10:03,136 --> 00:10:05,672 結婚披露宴の日取りを今 決めて➡ 142 00:10:05,672 --> 00:10:08,741 この場で発表するのは どうだろうか? 143 00:10:08,741 --> 00:10:12,312 まぁ! すてきなお話ですわね! 144 00:10:12,312 --> 00:10:17,383 しかしながら こたびの有事が どこまで続くかわかりません。 145 00:10:17,383 --> 00:10:20,286 せめて その不安が 取り除かれてからにしませんと。 146 00:10:20,286 --> 00:10:23,456 ふむ 君は心配性だな。 147 00:10:23,456 --> 00:10:26,626 だが 案ずるな! すぐにいい知らせができる! 148 00:10:26,626 --> 00:10:31,798 これからの すべてが 僕と君の未来のためさ! 149 00:10:31,798 --> 00:10:36,002 (ユリウス)さぁ 楽しい パーティーの始まりだ! 150 00:10:40,773 --> 00:10:44,144 ほら 乾杯ですよ 兄上。 151 00:10:44,144 --> 00:10:46,412 病み上がりでも 1杯くらい飲めるでしょ? 152 00:10:49,149 --> 00:10:55,321 では 我らの忠誠心が 王室とジルトニア王国の未来永劫の➡ 153 00:10:55,321 --> 00:10:58,691 繁栄を約束すると願って➡ 154 00:10:58,691 --> 00:11:01,194 乾杯! (みんな)乾杯! 155 00:11:05,798 --> 00:11:08,134 (グラスの落ちる音) 156 00:11:08,134 --> 00:11:10,970 (咳き込む声) 157 00:11:10,970 --> 00:11:16,643 ♬~ 158 00:11:16,643 --> 00:11:20,713 ユリウス… 何を…。 159 00:11:23,149 --> 00:11:26,119 さようなら 兄上。 160 00:11:36,129 --> 00:11:38,131 キャ~ッ! 161 00:11:38,131 --> 00:11:40,934 フェルナンド殿下! お医者様を 早く! 162 00:11:40,934 --> 00:11:43,136 殿下! 163 00:11:43,136 --> 00:11:47,507 息してない… 脈も…。 164 00:11:47,507 --> 00:11:51,110 ウソ! 殿下! 165 00:11:51,110 --> 00:11:53,780 いいえ! まだ… まだ間に合います! 166 00:11:53,780 --> 00:11:57,450 私の全霊をもって 蘇生の術をかけます! 167 00:11:57,450 --> 00:12:00,453 魂が肉体から離れる前なら まだ間に合う! 168 00:12:00,453 --> 00:12:02,488 チッ…! 169 00:12:02,488 --> 00:12:04,958 ミア! 医者が来るまで 余計なことはしなくていい。 170 00:12:04,958 --> 00:12:07,627 僕たちにできることは何もない。 171 00:12:07,627 --> 00:12:09,996 ですが うまくいけば…! 172 00:12:09,996 --> 00:12:12,131 キャ…! そんなことはしなくていい! 173 00:12:12,131 --> 00:12:14,534 なぜ 止めるのですか? 174 00:12:14,534 --> 00:12:17,804 必要ないからだ。 175 00:12:17,804 --> 00:12:22,175 それが どういう意味か わかっているのですか? 176 00:12:22,175 --> 00:12:25,812 《自分が殺したと 認めるのと同義よ!》 177 00:12:25,812 --> 00:12:29,816 ユリウス殿下 陛下のご沙汰を お待ちください! 178 00:12:29,816 --> 00:12:35,321 ああ いいだろう。 ただしご存命ならばな。 179 00:12:35,321 --> 00:12:39,926 なにぶん あのお体だ ああ それに…。 180 00:12:39,926 --> 00:12:42,629 今夜は こちらに 人員を割いたせいで➡ 181 00:12:42,629 --> 00:12:45,465 城の警備が手薄になっている。 182 00:12:45,465 --> 00:12:50,303 ならば 何か不幸な 事故が起きたとしても…。 183 00:12:50,303 --> 00:12:53,306 そろそろ 一報が 入るんじゃないかな? 184 00:12:53,306 --> 00:12:55,274 何を言って…。 185 00:12:55,274 --> 00:12:57,277 ご報告いたします! 186 00:12:57,277 --> 00:13:01,114 陛下が… たった今 崩御されたと…! 187 00:13:01,114 --> 00:13:04,350 (ざわめき) 188 00:13:04,350 --> 00:13:06,819 (ユリウス)フフッ フフフフ…。 189 00:13:06,819 --> 00:13:09,455 ハッハハハハハ! 190 00:13:09,455 --> 00:13:13,459 やった! やったぞ! これで 僕が国王だ! 191 00:13:13,459 --> 00:13:15,828 誰も逆らえない! 192 00:13:15,828 --> 00:13:19,966 邪魔だったんだ! 僕に王位を譲る気がない父上も➡ 193 00:13:19,966 --> 00:13:23,269 病弱なくせに 継承権を 放棄しない兄上も➡ 194 00:13:23,269 --> 00:13:28,941 全部 目障りだった! これは 見せしめだ。 195 00:13:28,941 --> 00:13:31,277 僕の邪魔をするから こうなるって➡ 196 00:13:31,277 --> 00:13:34,447 まったく清々した! 197 00:13:34,447 --> 00:13:36,582 アハッ アハハハハ…! 198 00:13:36,582 --> 00:13:38,751 アハハハハハ…! 199 00:13:38,751 --> 00:13:40,953 どうして…。 200 00:13:40,953 --> 00:13:43,756 どうして そこまでして 王権にこだわるのです…。 201 00:13:43,756 --> 00:13:46,426 (ユリウス)どうして? そんなこと…。 202 00:13:46,426 --> 00:13:49,429 世界は すべて 僕のためにあるんだから➡ 203 00:13:49,429 --> 00:13:53,933 当たり前だろ? そして ミア! 204 00:13:53,933 --> 00:13:57,103 愛する君に 王妃の座をプレゼントするよ! 205 00:13:57,103 --> 00:13:59,105 喜んでくれるだろう? 206 00:13:59,105 --> 00:14:03,609 僕のミア 今すぐに結婚しよう ミア! 207 00:14:03,609 --> 00:14:05,578 さぁ! 208 00:14:08,448 --> 00:14:12,118 それは 承服できないな! 209 00:14:14,620 --> 00:14:17,090 き… 貴様! 210 00:14:17,090 --> 00:14:19,092 (ユリウス)なぜ 生きている!? 211 00:14:19,092 --> 00:14:22,095 蘇生術で復活したわけではないぞ。 212 00:14:22,095 --> 00:14:24,097 なぜって? 213 00:14:24,097 --> 00:14:27,266 それは もちろん この企てを知っていたからさ! 214 00:14:27,266 --> 00:14:29,268 なっ…! 215 00:14:29,268 --> 00:14:34,774 ((パーティーの夜 フェルナンド殿下と 国王陛下を同時に暗殺する…。 216 00:14:34,774 --> 00:14:37,777 なぜ それを…? 217 00:14:37,777 --> 00:14:41,247 この国を… 守るためです!)) 218 00:14:43,449 --> 00:14:46,919 《この国のことを 本心から憂いているのは➡ 219 00:14:46,919 --> 00:14:49,088 私だけじゃなかった!》 220 00:14:49,088 --> 00:14:52,091 知っていれば対策のしようもある。 221 00:14:52,091 --> 00:14:56,596 席を離れた隙に あらかじめ 解毒薬を飲んでおいた。 222 00:14:56,596 --> 00:14:58,765 これは 血のりだ。 223 00:14:58,765 --> 00:15:02,635 (フェルナンド)ワインを飲んだふりをして 仕込んでおいた袋を噛み切り➡ 224 00:15:02,635 --> 00:15:04,937 派手に倒れてみせた。 225 00:15:04,937 --> 00:15:06,939 名演技だっただろ? 226 00:15:06,939 --> 00:15:08,941 ひっ…! おかげで このとおり➡ 227 00:15:08,941 --> 00:15:11,077 ピンピンしているというわけだ。 228 00:15:11,077 --> 00:15:15,114 ハッハハハ… 兄上はご冗談もお上手で。 229 00:15:15,114 --> 00:15:17,617 ちなみに 父上もご無事だ。 230 00:15:17,617 --> 00:15:19,619 は… はぁ!? 231 00:15:19,619 --> 00:15:23,956 (フェルナンド)刺客なら 今頃 返り討ちで全滅しているだろうね。 232 00:15:23,956 --> 00:15:29,295 ううっ…! 233 00:15:29,295 --> 00:15:32,865 なんてことだ。 さすがに これは擁護できない。 234 00:15:32,865 --> 00:15:35,601 反逆罪…。 たとえ王族でも死罪は免れないぞ。 235 00:15:35,601 --> 00:15:39,972 死罪… だそうだが 自業自得だな。 236 00:15:39,972 --> 00:15:43,109 僕らを殺そうとするからだ。 237 00:15:43,109 --> 00:15:45,278 だ… 黙れ! 238 00:15:45,278 --> 00:15:47,613 引きこもりの 能なしのくせに! 239 00:15:47,613 --> 00:15:49,916 すべてにおいて 僕のほうが優秀なんだ! 240 00:15:49,916 --> 00:15:53,953 (ユリウス)国のためにも 僕が王になるべきなんだ! 241 00:15:53,953 --> 00:15:56,956 その邪魔者を消そうとして 何が悪い! 242 00:15:56,956 --> 00:15:58,925 殺して 何が悪い! 243 00:15:58,925 --> 00:16:02,628 皆 兄上よりも 僕の王位を望んでいたんだ! 244 00:16:02,628 --> 00:16:08,134 ほう… 今の皆の顔を見ても そう言えるのか? 245 00:16:08,134 --> 00:16:10,136 きっ…! 246 00:16:10,136 --> 00:16:13,973 貴様らまで 僕を愚弄するか~! 247 00:16:13,973 --> 00:16:18,144 《さぁ ここからよ。 248 00:16:18,144 --> 00:16:22,114 姉さんを裏切った人たちに 等しく断罪を…》 249 00:16:22,114 --> 00:16:24,517 (ユリウス)ミア! 250 00:16:24,517 --> 00:16:27,053 そいつに頼まれたから そっち側にいるんだろ? 251 00:16:27,053 --> 00:16:31,457 さぁ 君は 僕の妻なんだから 助けておくれ! 252 00:16:31,457 --> 00:16:33,459 聖女の口添えがあれば…! 253 00:16:33,459 --> 00:16:35,495 逆です。 254 00:16:35,495 --> 00:16:37,463 え? 255 00:16:39,465 --> 00:16:41,767 《有頂天にさせて➡ 256 00:16:41,767 --> 00:16:45,805 泳がせて 一番いいところで…》 257 00:16:45,805 --> 00:16:47,773 ミア…? 258 00:16:47,773 --> 00:16:52,111 今回の件を立案したのは フェルナンド殿下ではありません。 259 00:16:52,111 --> 00:16:54,647 私です。 260 00:16:54,647 --> 00:16:57,149 《裏切ってあげる》 261 00:16:57,149 --> 00:16:59,519 はぁ? 262 00:16:59,519 --> 00:17:04,357 《王族を糾弾するには 明確な罪と証拠が必要。 263 00:17:04,357 --> 00:17:07,460 だから ひと芝居うって この場にいる全員を➡ 264 00:17:07,460 --> 00:17:10,162 証人にする必要があった。 265 00:17:10,162 --> 00:17:15,134 そのうえで 第一王子派 第二王子派 中立派➡ 266 00:17:15,134 --> 00:17:19,639 政治的な立場を超えて 今 この国が直面している➡ 267 00:17:19,639 --> 00:17:21,807 危機を理解してもらう》 268 00:17:21,807 --> 00:17:24,443 国王陛下と第一王子の暗殺計画。 269 00:17:24,443 --> 00:17:28,948 ユリウス殿下 今や あなたは大罪人です。 270 00:17:28,948 --> 00:17:31,150 もはや 言い逃れはできませんよ。 271 00:17:31,150 --> 00:17:34,620 ミ… ミア 何を言ってるんだ? 272 00:17:34,620 --> 00:17:36,622 君は 僕の妻で…。 273 00:17:36,622 --> 00:17:39,058 ユリウス・ジルトニア第二王子殿下➡ 274 00:17:39,058 --> 00:17:41,627 国法に基づき ただいまをもって➡ 275 00:17:41,627 --> 00:17:46,666 罪人である あなたとの 婚約を破棄させていただきます! 276 00:17:46,666 --> 00:17:49,702 こ… 婚約破棄!? 277 00:17:49,702 --> 00:17:52,805 お… お前は 愛する僕を 裏切ろうというのか!? 278 00:17:52,805 --> 00:17:55,141 おめでたいですわね 殿下。 279 00:17:55,141 --> 00:17:59,512 私が敬愛する 姉を売った男を愛するだなんて。 280 00:17:59,512 --> 00:18:03,582 おぞましいことを仰せになるのは やめてくださいませんか? 281 00:18:03,582 --> 00:18:07,520 そ… そんな 僕は 君を愛して…! 282 00:18:07,520 --> 00:18:11,357 僕の妻になれば 幸せになれるんだぞ! 283 00:18:11,357 --> 00:18:15,461 私の幸福を 他人が勝手に 語らないでくださる!? 284 00:18:15,461 --> 00:18:19,599 ううっ…。 285 00:18:19,599 --> 00:18:21,601 ミア! 286 00:18:21,601 --> 00:18:23,803 ど… どういうつもりだ!? 287 00:18:23,803 --> 00:18:26,439 我らを… 殿下をなぜ…! 288 00:18:26,439 --> 00:18:29,442 なぜ こんなバカなことをする…! 289 00:18:29,442 --> 00:18:34,880 なぜ… なぜですって! 290 00:18:34,880 --> 00:18:37,917 フィリア姉さんに 最低の仕打ちをしておいて➡ 291 00:18:37,917 --> 00:18:41,087 なぜと おっしゃるのですか! 292 00:18:43,122 --> 00:18:45,291 《あらゆる苦難を押しつけて➡ 293 00:18:45,291 --> 00:18:47,960 さんざん 冷遇したあげくに➡ 294 00:18:47,960 --> 00:18:51,130 よそに売り払って 故郷から追放しておいて…! 295 00:18:51,130 --> 00:18:53,766 姉さんは ずっと 親と信じたあなたたちに➡ 296 00:18:53,766 --> 00:18:56,302 愛されたくて 頑張ってきたのに➡ 297 00:18:56,302 --> 00:18:59,205 それを笑って 踏みにじるなんて➡ 298 00:18:59,205 --> 00:19:02,475 たとえ 実の親でも 許せるわけがないわ! 299 00:19:02,475 --> 00:19:06,879 姉さんが どれだけ すばらしい 功績のある完璧な聖女でも➡ 300 00:19:06,879 --> 00:19:10,282 私たちと同じ ただの女の子だった…。 301 00:19:10,282 --> 00:19:13,619 どうして理解できないの?》 302 00:19:13,619 --> 00:19:17,957 返して… 返してよ…。 303 00:19:17,957 --> 00:19:21,093 私の姉さんを返して…! 304 00:19:21,093 --> 00:19:23,129 ミア…。 305 00:19:23,129 --> 00:19:25,464 (泣き声) 306 00:19:25,464 --> 00:19:28,300 《はっ? フィリアだと…。 307 00:19:28,300 --> 00:19:31,937 なぜ ここで あの女の名前が出てくる? 308 00:19:31,937 --> 00:19:37,309 幼い頃より 僕は自分が 優れていることを知っていた。 309 00:19:37,309 --> 00:19:41,647 学問 剣術 どんなものも さほど努力せず マスターできた》 310 00:19:41,647 --> 00:19:43,649 ((さすが 殿下! まさに 神童! 311 00:19:43,649 --> 00:19:46,152 これも 貴い血の なせるわざですな!)) 312 00:19:46,152 --> 00:19:48,421 《ユリウス:ほどなく 僕は知った。 313 00:19:48,421 --> 00:19:50,823 僕は 他の人間とは違う。 314 00:19:50,823 --> 00:19:53,159 特別な存在なのだと。 315 00:19:53,159 --> 00:19:55,594 それを認めないのは…》 316 00:19:55,594 --> 00:19:58,531 ((ジルトニア:ユリウス 態度を改めよ)) 317 00:19:58,531 --> 00:20:00,800 《父上だけだった。 318 00:20:00,800 --> 00:20:02,968 だが それが 何だというのだ。 319 00:20:02,968 --> 00:20:07,373 兄のフェルナンドは病弱なうえ 才能のかけらもない出来損ない。 320 00:20:07,373 --> 00:20:12,645 高貴な血 神童とうたわれる才能 僕こそが 完璧な王子! 321 00:20:12,645 --> 00:20:15,614 誰もが こうべを垂れるべき存在なのだ。 322 00:20:15,614 --> 00:20:20,553 信じていた そう あの日までは》 323 00:20:20,553 --> 00:20:22,655 ((お初にお目にかかります。 324 00:20:22,655 --> 00:20:25,124 フィリア・アデナウアーと申します)) 325 00:20:25,124 --> 00:20:27,293 《一目でわかった。 326 00:20:27,293 --> 00:20:34,133 この女は敵だ 僕の完璧さを 壊しに来た化け物だと。 327 00:20:34,133 --> 00:20:36,435 だから 売り払ってやった! 328 00:20:36,435 --> 00:20:41,807 これで また完璧な王子… いや 完璧な王になれる! 329 00:20:41,807 --> 00:20:47,313 それなのに… どうして こんなにも 邪魔をする!? 330 00:20:47,313 --> 00:20:51,217 認めない…! あの女に 負けるなどあってはならない! 331 00:20:51,217 --> 00:20:53,652 僕には 貴い血が流れている➡ 332 00:20:53,652 --> 00:20:57,523 王族なんだ!》 333 00:20:57,523 --> 00:20:59,792 フハッ フハハハ…。 334 00:20:59,792 --> 00:21:03,462 ハッハハハ まんまと だまされたよ ミア! 335 00:21:03,462 --> 00:21:06,465 しかし 牢獄に行くのは 君だ! 336 00:21:06,465 --> 00:21:09,635 僕を 罠に はめようとしたのだからな! 337 00:21:09,635 --> 00:21:13,806 ユリウス殿下 見苦しいまねは やめてください。 338 00:21:13,806 --> 00:21:17,943 ここにいる人すべてが あなたの 愚行を目撃しているのです。 339 00:21:17,943 --> 00:21:19,945 愚か者は 君だ! 340 00:21:19,945 --> 00:21:22,615 王族をだますこと そのものが罪だと知れ! 341 00:21:22,615 --> 00:21:27,953 誰か! 誰でもいい! この2人を捕縛しろ! 342 00:21:27,953 --> 00:21:30,790 証言など握りつぶせばいい! 343 00:21:30,790 --> 00:21:34,093 僕を助ければ 望みのまま褒美を取らす! 344 00:21:34,093 --> 00:21:37,263 誰か… 誰か~! 345 00:21:37,263 --> 00:21:40,199 (ユリウス)はぁ はぁ…。 346 00:21:40,199 --> 00:21:43,602 誰…。 これ以上 恥を上塗りするでない。 347 00:21:43,602 --> 00:21:45,938 ユリウスよ。 348 00:21:45,938 --> 00:21:49,475 はぁ? ジジイ! 口の利き方に気をつけろ! 349 00:21:49,475 --> 00:21:51,544 僕を誰だと…! 350 00:21:51,544 --> 00:21:55,114 貴様こそ 私を誰と心得る! 351 00:21:55,114 --> 00:21:58,584 よもや この父を 忘れたとは言わせぬぞ! 352 00:21:58,584 --> 00:22:01,086 こ… 国王陛下…!