1 00:00:02,202 --> 00:00:04,137 (ピルツ)こ… こ… 国王陛下! 2 00:00:04,137 --> 00:00:06,540 (ユリウス) 病に伏せっておられたのでは…。 3 00:00:06,540 --> 00:00:10,444 (ジルトニア)ミア おぬしの姉の薬は 実にすばらしい。 4 00:00:10,444 --> 00:00:13,981 (ミア)ありがとうございます。 ち… 違うんです! 5 00:00:13,981 --> 00:00:17,451 ご報告いたします。 アデナウアー家の屋敷から➡ 6 00:00:17,451 --> 00:00:20,454 今回使用された毒と 同じものを押収しました。 7 00:00:20,454 --> 00:00:23,790 手配は ピルツ公爵によるものとのことです。 8 00:00:23,790 --> 00:00:27,294 ピルツ 何か弁明はあるか? 9 00:00:27,294 --> 00:00:31,164 (ピルツ)い… いいえ ございません。 10 00:00:31,164 --> 00:00:34,735 よろしい。 アデナウアー侯爵夫妻➡ 11 00:00:34,735 --> 00:00:38,605 ピルツ公爵ならびに こたびの件に関わった➡ 12 00:00:38,605 --> 00:00:40,641 すべての人間を捕らえよ! 13 00:00:40,641 --> 00:00:45,312 また 私の不在中に 不義理を働いた者も同様だ。 14 00:00:45,312 --> 00:00:49,182 不正の証拠となる 帳簿や書類 証言が➡ 15 00:00:49,182 --> 00:00:51,785 私の元まで届いておるのだ。 16 00:00:51,785 --> 00:00:54,621 こたびの暗殺計画についてもだ。 17 00:00:54,621 --> 00:00:58,458 これが どういうことかわかるか? ピルツ。 18 00:00:58,458 --> 00:01:00,494 お前…。 19 00:01:00,494 --> 00:01:03,630 (ジルトニア)お前たちの子が どうか親を止めてくれと➡ 20 00:01:03,630 --> 00:01:05,632 訴えたのだ。 21 00:01:05,632 --> 00:01:07,801 そして ユリウス。 22 00:01:07,801 --> 00:01:09,803 ち… 父上。 23 00:01:09,803 --> 00:01:11,972 家族を手にかけようなど➡ 24 00:01:11,972 --> 00:01:15,309 度し難い部分も含め すべて見届けた。 25 00:01:15,309 --> 00:01:18,845 父上! 連れていけ。 はっ! 26 00:01:18,845 --> 00:01:23,150 < こうして ユリウス殿下の騒動は 幕引きとなり➡ 27 00:01:23,150 --> 00:01:26,520 国王を中心として 魔物と戦う準備が➡ 28 00:01:26,520 --> 00:01:28,555 ようやく整った> 29 00:01:28,555 --> 00:01:30,791 グアーッ! 30 00:01:30,791 --> 00:01:36,196 <ジルトニアの存亡を懸けた戦いが ここから始まる> 31 00:03:18,098 --> 00:03:20,600 (オスヴァルト)ヒマリから 騎士団のジルトニアへの入国が➡ 32 00:03:20,600 --> 00:03:22,602 許可されたとの報告があった。 33 00:03:22,602 --> 00:03:25,939 そろそろ 魔物の討伐を始められるだろう。 34 00:03:25,939 --> 00:03:28,742 国境で足踏みしている時間が 痛かったな。 35 00:03:28,742 --> 00:03:30,777 間に合えばいいが。 36 00:03:30,777 --> 00:03:34,915 (ライハルト) フィリアさん。 どうか お覚悟を。 37 00:03:34,915 --> 00:03:37,584 兄上 それはどういう…。 38 00:03:37,584 --> 00:03:41,254 (グレイス)フィリア様! ただいま戻りましたわ~! 39 00:03:41,254 --> 00:03:44,624 (フィリア)グレイスさん よく戻ってきてくださいました。 40 00:03:44,624 --> 00:03:48,695 フィリア様のおっしゃったとおり この魔石を媒介に➡ 41 00:03:48,695 --> 00:03:52,799 わたくしとお姉様 3人の魔力を 収束できるようにいたしました。 42 00:03:52,799 --> 00:03:55,135 ありがとうございます。 43 00:03:55,135 --> 00:03:58,772 <古代術式 魔力収束術とは➡ 44 00:03:58,772 --> 00:04:03,443 魔石を媒介に 複数人の魔力を 集束させる術であり➡ 45 00:04:03,443 --> 00:04:05,812 魔石を装着した者の魔力を➡ 46 00:04:05,812 --> 00:04:08,949 任意の人物に 集中させられるため➡ 47 00:04:08,949 --> 00:04:11,952 疑似的に巨大な魔力を 有することができる> 48 00:04:11,952 --> 00:04:15,288 グレイスさん 本当に感謝してもしきれません。 49 00:04:15,288 --> 00:04:17,457 これくらい お安い御用ですわ! 50 00:04:17,457 --> 00:04:21,628 さあ フィリア様 わたくしたちの魔力を束ねて! 51 00:04:21,628 --> 00:04:24,798 えぇ 始めましょう。 52 00:04:24,798 --> 00:04:28,201 大破邪魔法陣を 大陸全体に広げます。 53 00:04:31,471 --> 00:04:35,942 (エミリー)来たわね。 やってみせなさい フィリア・アデナウアー! 54 00:04:41,281 --> 00:04:43,283 これは…。 55 00:04:49,723 --> 00:04:54,127 マナが光っているのか!? 前に見た光の比じゃないぞ! 56 00:04:54,127 --> 00:04:58,798 《5人分の限界量の 魔力が集まった今こそ…》 57 00:04:58,798 --> 00:05:00,767 いきます! 58 00:05:04,771 --> 00:05:09,442 フィリア様 すごいですわ! 本当に広がっています! 59 00:05:09,442 --> 00:05:11,444 そ… そうなのか!? 60 00:05:11,444 --> 00:05:14,447 (グレイス)破邪の力が ボルメルン王国の方角へ➡ 61 00:05:14,447 --> 00:05:17,417 伸びていきましたわ。 間違いありません! 62 00:05:19,419 --> 00:05:22,756 (グレイス) フィリア様 おめでとうございます! 63 00:05:22,756 --> 00:05:26,593 (オスヴァルト)これで ジルトニアも救われたってことだな。 64 00:05:26,593 --> 00:05:29,129 いえ これは…。 65 00:05:29,129 --> 00:05:31,698 (エルザ)失敗ね。 66 00:05:31,698 --> 00:05:34,267 (ライハルト)どういうことですか? 67 00:05:34,267 --> 00:05:37,604 (エルザ)拡大に成功したのは 大陸の西半分。 68 00:05:37,604 --> 00:05:42,442 ジルトニアの方角への魔力の伝達が うまくいかなかったのよ。 69 00:05:42,442 --> 00:05:46,580 それって わたくしたちの魔力が 足りなかったんですの? 70 00:05:46,580 --> 00:05:49,749 いいえ 魔力は十分でした。 71 00:05:49,749 --> 00:05:54,621 しかし 想像以上に 東側のマナが乱れていて…。 72 00:05:54,621 --> 00:05:57,757 魔法陣の拡大を 阻害してしまったのね。 73 00:05:57,757 --> 00:06:00,260 《失敗した。 74 00:06:00,260 --> 00:06:02,762 失敗した! 75 00:06:02,762 --> 00:06:07,100 どうしよう… ここからできる 最大の手助けだったのに。 76 00:06:07,100 --> 00:06:11,438 ミアを救いたいのに… 一刻を争うのに…》 77 00:06:11,438 --> 00:06:16,743 これはもう 私が直接 光の柱をジルトニアに設置するしか。 78 00:06:18,778 --> 00:06:22,115 (オスヴァルト)しかし フィリア殿が王都から出ると➡ 79 00:06:22,115 --> 00:06:24,918 大破邪魔法陣が 解けてしまうんだよな。 80 00:06:24,918 --> 00:06:28,421 そんな… なんとかなりませんの? 81 00:06:28,421 --> 00:06:30,924 グレイスさん! は はい!? 82 00:06:30,924 --> 00:06:34,861 今は グレイスさんと魔力を共有して つながっていますので➡ 83 00:06:34,861 --> 00:06:38,098 中心点の代わりを あなたが務めてくれれば➡ 84 00:06:38,098 --> 00:06:41,434 私は自由に動くことができるはず。 85 00:06:41,434 --> 00:06:45,105 《でもそれは パルナコルタの聖女としては➡ 86 00:06:45,105 --> 00:06:48,108 あまりにも…》 フィリア様! 87 00:06:48,108 --> 00:06:51,444 行ってくださいまし。 ここは わたくしに任せて! 88 00:06:51,444 --> 00:06:54,581 あぁ 動けるなら 行かない理由はないよな! 89 00:06:54,581 --> 00:06:57,751 グレイスさん オスヴァルト殿下。 90 00:06:57,751 --> 00:07:01,755 いいえ これ以上は許しません。 兄上。 91 00:07:01,755 --> 00:07:04,758 聡明なあなたなら おわかりですよね? 92 00:07:04,758 --> 00:07:09,429 パルナコルタの聖女である あなたが 他国の危機に首を突っ込み➡ 93 00:07:09,429 --> 00:07:14,301 自らの身を危険にさらすなど あってはなりません。 94 00:07:14,301 --> 00:07:18,438 もともと大破邪魔法陣の 拡大ありきの話でしたので➡ 95 00:07:18,438 --> 00:07:22,075 頃合いを見て 騎士団も 撤退させるしかありません。 96 00:07:22,075 --> 00:07:24,110 だが兄上! 97 00:07:24,110 --> 00:07:27,080 ジルトニア王国のことは 同情しているし➡ 98 00:07:27,080 --> 00:07:30,450 フィリアさんの妹君への 義理もあるかもしれない。 99 00:07:30,450 --> 00:07:34,087 しかし 私は あなたに恨まれようとも➡ 100 00:07:34,087 --> 00:07:36,456 この国を導く者として➡ 101 00:07:36,456 --> 00:07:39,526 自国の民の 安全と将来を優先します。 102 00:07:39,526 --> 00:07:44,097 ゆえに 諦めなさいと 命じさせていただく。 103 00:07:44,097 --> 00:07:46,433 私も殿下の意見に賛成よ。 104 00:07:46,433 --> 00:07:48,435 (マモン)ちょ 姐さん。 105 00:07:48,435 --> 00:07:51,438 今から あなたが行ったところで もう手遅れ。 106 00:07:51,438 --> 00:07:55,842 ジルトニアは 魔界の勢力に 覆い尽くされているはずよ。 107 00:07:55,842 --> 00:08:00,780 そうなれば 大悪魔アスモデウスの復活を 止めることはできない。 108 00:08:00,780 --> 00:08:04,751 そんな所へ のこのこと あなたを 行かせるわけにはいかないの。 109 00:08:04,751 --> 00:08:07,420 (マモン)アスモデウスの旦那の狙いは➡ 110 00:08:07,420 --> 00:08:12,092 フィリアちゃんの中に眠る 伝説の聖女の魂っすからねぇ。 111 00:08:12,092 --> 00:08:16,596 歴代最高さん。 いえ フィリア・アデナウアー。 112 00:08:16,596 --> 00:08:21,101 今あなたを失えば 大破邪魔法陣も崩壊する。 113 00:08:21,101 --> 00:08:24,938 そして世界は瞬く間に 魔界の手に落ちてしまうわ。 114 00:08:24,938 --> 00:08:28,108 《本当は わかっていた。 115 00:08:28,108 --> 00:08:31,478 今 私がしようと口にしたことは➡ 116 00:08:31,478 --> 00:08:35,115 パルナコルタの聖女として 失格と言ってもいい行為。 117 00:08:35,115 --> 00:08:38,752 でも… でも… それではミアが…》 118 00:08:38,752 --> 00:08:42,689 フィリア殿! オスヴァルト殿下。 119 00:08:42,689 --> 00:08:45,425 一人で抱え込まないで➡ 120 00:08:45,425 --> 00:08:48,428 周りを見てほしいって言ったこと 覚えてるか? 121 00:08:48,428 --> 00:08:51,164 えっ。 父上に言われたこともだ。 122 00:08:51,164 --> 00:08:54,768 ((パルナコルタ:そなたは もっと欲張りになるべきだな)) 123 00:08:54,768 --> 00:08:56,936 あっ…。 124 00:08:56,936 --> 00:08:59,105 フィリア殿は どうしたい? 125 00:08:59,105 --> 00:09:02,742 正しいとか正しくないってのは この際どうでもいいんだ。 126 00:09:02,742 --> 00:09:06,780 胸に手を当てて 素直な気持ちを言ってみてくれ。 127 00:09:06,780 --> 00:09:11,418 《そんなこと 最初から わかりきっていた。 128 00:09:11,418 --> 00:09:16,723 ミアを助けたい。 ただ 妹を助けたい》 129 00:09:19,426 --> 00:09:22,429 ミアを… ミアを救いたいです! 130 00:09:22,429 --> 00:09:26,433 私は どうなってもかまいません。 妹を助けたいんです! 131 00:09:29,102 --> 00:09:32,505 承知した! 俺が送り届けよう。 えっ。 132 00:09:32,505 --> 00:09:35,775 待ちなさい! 自分たちが 何をしようとしているのか➡ 133 00:09:35,775 --> 00:09:37,777 わかっているのですか!? 134 00:09:37,777 --> 00:09:40,447 死地に 向かおうとしているのですよ!? 135 00:09:40,447 --> 00:09:42,615 兄上。 これ以上➡ 136 00:09:42,615 --> 00:09:45,452 私に 家族まで失えというのですか! 137 00:09:45,452 --> 00:09:48,955 違う! 失わないために行くんだ。 138 00:09:52,559 --> 00:09:54,627 時間がない フィリア殿。 139 00:09:54,627 --> 00:09:58,431 はい! グレイスさん あとは…。 任されましたわ! 140 00:10:00,433 --> 00:10:02,435 兄上! 殿下! 141 00:10:02,435 --> 00:10:04,704 必ず帰ってくる。 必ず帰ってきます。 142 00:10:09,109 --> 00:10:11,411 止めなくていいんすよね? 143 00:10:11,411 --> 00:10:15,115 あそこまで覚悟決められたら 止められないでしょ。 144 00:10:15,115 --> 00:10:18,117 可能性は ほぼゼロだけど➡ 145 00:10:18,117 --> 00:10:21,387 ジルトニアを救うほうに 賭けるしかないわね。 146 00:10:23,423 --> 00:10:26,426 (オスヴァルト)フィリア殿 しっかりと つかまっててくれよ。 147 00:10:26,426 --> 00:10:28,428 はい。 148 00:10:28,428 --> 00:10:31,130 いざ ジルトニアへ! 149 00:10:34,167 --> 00:10:36,169 (兵士たち)は~っ! 150 00:10:36,169 --> 00:10:38,104 (ヒマリ)はっ! 151 00:10:38,104 --> 00:10:41,574 ミア殿には指一本 触れさせぬ! 152 00:10:43,743 --> 00:10:47,413 《このくらいでは 時間稼ぎにしかならないけど》 153 00:10:47,413 --> 00:10:51,417 グエェ…。 よし 次! 154 00:10:51,417 --> 00:10:54,087 (うなり声) 155 00:10:54,087 --> 00:10:58,725 (パルナコルタ騎士団)うおぉ~! 156 00:10:58,725 --> 00:11:03,129 (フィリップ)総員 突撃せよ! (パルナコルタ騎士団)うおぉ~! 157 00:11:05,131 --> 00:11:09,202 (ピエール)パルナコルタ騎士団が来たぞ! (ジルトニア兵たち)うお~! 158 00:11:09,202 --> 00:11:11,070 《姉さんだ。 159 00:11:11,070 --> 00:11:14,073 私が 事態を好転させるって信じて➡ 160 00:11:14,073 --> 00:11:17,544 突入の準備を 進めてくれていたんだ》 161 00:11:17,544 --> 00:11:20,547 よし 次の結界を…。 162 00:11:30,723 --> 00:11:33,726 (うなり声) 163 00:11:33,726 --> 00:11:36,796 無理だ…。 164 00:11:36,796 --> 00:11:42,235 《ヒルデガルト:漆黒の森方面から あまりにも濃い魔物の気配》 165 00:11:42,235 --> 00:11:44,571 ミア いけません! 166 00:11:44,571 --> 00:11:47,574 おい 逃げるしか…。 167 00:11:47,574 --> 00:11:50,143 バカ野郎 逃げ場所なんてねえよ! 168 00:11:50,143 --> 00:11:53,079 《逃げる? どこに? 169 00:11:53,079 --> 00:11:56,049 姉さんのいるパルナコルタ? 170 00:11:56,049 --> 00:12:00,053 あぁ… それは すてきな考えだわ》 171 00:12:02,155 --> 00:12:06,926 ((もしものことがあった時 あの子を連れて逃げてください)) 172 00:12:06,926 --> 00:12:09,929 《今が その時か…》 173 00:12:09,929 --> 00:12:27,080 ♬~ 174 00:12:27,080 --> 00:12:30,516 《今 何か…》 175 00:12:30,516 --> 00:12:32,418 (ヒマリ)ミア殿! 176 00:12:32,418 --> 00:12:36,389 《聖女のお役目も 何もかも投げ出して➡ 177 00:12:36,389 --> 00:12:41,060 隣国の姉さんの元へ行って 全部忘れて 全部やり直せたら➡ 178 00:12:41,060 --> 00:12:44,764 それは どんなに すばらしいことかしら。 179 00:12:44,764 --> 00:12:47,734 きっと姉さんも 姉さんの周りの人も➡ 180 00:12:47,734 --> 00:12:52,438 歓迎してくれて 穏やかで幸せな日々を送れる》 181 00:12:52,438 --> 00:12:54,407 あぁ~! 182 00:12:54,407 --> 00:12:58,578 シルバー・ジャッジメント! 183 00:12:58,578 --> 00:13:01,247 聖女に続け! (パルナコルタ騎士団)はっ! 184 00:13:01,247 --> 00:13:03,416 ハァ… ハァ…。 185 00:13:03,416 --> 00:13:07,420 《でも… そんな幸せに 私➡ 186 00:13:07,420 --> 00:13:10,857 どう耐えればいいっていうの? 187 00:13:10,857 --> 00:13:14,927 だって 本当は誰より➡ 188 00:13:14,927 --> 00:13:17,964 自分のことが➡ 189 00:13:17,964 --> 00:13:21,067 いちばん許せないのに!》 190 00:13:21,067 --> 00:13:25,738 ((フェルナンド:ピエール いざとなったら 全力でミアを止めてほしい。 191 00:13:25,738 --> 00:13:27,740 (ピエール)それはどういう…。 192 00:13:27,740 --> 00:13:32,211 彼女はきっと 自分のことが嫌いなんだ。 193 00:13:32,211 --> 00:13:37,083 彼女は 敬愛する姉の境遇に絶望し➡ 194 00:13:37,083 --> 00:13:40,753 そうさせた すべての人間に 復しゅうを誓った。 195 00:13:40,753 --> 00:13:43,456 それは つまり…)) 196 00:13:45,391 --> 00:13:47,660 ミア様! 197 00:13:47,660 --> 00:13:51,731 ((フェルナンド:自分自身も 含まれるということだ)) 198 00:13:51,731 --> 00:13:55,802 ごめんなさい 姉さん。 199 00:13:55,802 --> 00:14:00,740 ((フェルナンド:ミアは 聖女の使命を全うすることで➡ 200 00:14:00,740 --> 00:14:03,710 自身を断罪するだろう)) 201 00:14:03,710 --> 00:14:07,213 私は今日 ここで死にます! 202 00:14:09,315 --> 00:14:12,585 このまま道なりに登っていくと 高台に出ます。 203 00:14:12,585 --> 00:14:16,589 そこで柱を設置して 大破邪魔法陣を拡大します。 204 00:14:16,589 --> 00:14:20,593 わかった。 《ミア どうか間に合って!》 205 00:14:20,593 --> 00:14:23,696 シルバー・ジャッジメント! 206 00:14:25,732 --> 00:14:28,768 ハァ ハァ ハァ…。 207 00:14:28,768 --> 00:14:31,170 《魔力切れ。 208 00:14:31,170 --> 00:14:36,075 魔力切れの聖女なんて ただのお荷物ね。 209 00:14:36,075 --> 00:14:40,113 でもね ないなら作ればいい。 210 00:14:40,113 --> 00:14:44,083 生命力を燃やして 魔力に変換する➡ 211 00:14:44,083 --> 00:14:46,586 禁忌の法。 212 00:14:46,586 --> 00:14:51,424 それで 一人でも多くの人を 守れるなら…》 213 00:14:51,424 --> 00:14:53,760 かまわないわ。 214 00:14:53,760 --> 00:14:59,098 ジャッジメントアロー! 215 00:14:59,098 --> 00:15:01,400 消えろ! 消えろ! 消えろ! 216 00:15:01,400 --> 00:15:04,470 消えろ! 消えろ! 消えろ! 消えろ! 消えろ! 消えろ! 217 00:15:04,470 --> 00:15:07,073 ミ… ミア様。 218 00:15:07,073 --> 00:15:11,410 ダメだ あの方を こんなところで 失っていいはずがない。 219 00:15:11,410 --> 00:15:15,281 ミア様を守れ! ジルトニア王国を守れ! 220 00:15:15,281 --> 00:15:18,418 (ジルトニア騎士団)おぉ~! 221 00:15:18,418 --> 00:15:24,090 《よかった 最後に聖女らしいことができて。 222 00:15:24,090 --> 00:15:28,094 あ… れ? 223 00:15:28,094 --> 00:15:33,399 あぁ… ここまでかぁ》 224 00:15:39,105 --> 00:15:42,775 《暗くて ひどく寒い。 225 00:15:42,775 --> 00:15:46,579 それに ものすごく眠い。 226 00:15:46,579 --> 00:15:52,385 いっぱい頑張ったから もう休んでいいかな…》 227 00:15:56,756 --> 00:15:59,091 ミア。 228 00:15:59,091 --> 00:16:03,696 《誰か… 呼んでる?》 229 00:16:03,696 --> 00:16:06,432 ミア! 230 00:16:06,432 --> 00:16:10,937 《あぁ これ 姉さんだ。 231 00:16:10,937 --> 00:16:15,842 来てくれたんだ。 それなら もう安心ね》 232 00:16:15,842 --> 00:16:17,743 (うなり声) 233 00:16:17,743 --> 00:16:21,280 (ピエール)ミア様! ミア様! 234 00:16:21,280 --> 00:16:25,451 シルバー・ジャッジメント! 235 00:16:33,426 --> 00:16:36,095 ミア! 236 00:16:36,095 --> 00:16:39,098 《ほら やっぱり…》 237 00:16:41,767 --> 00:16:44,136 《姉さんは…》 238 00:16:47,139 --> 00:16:50,409 《私の ヒーローなんだから》 239 00:16:52,411 --> 00:16:56,415 魔物が弱体化しました。 このまま一気に せん滅します! 240 00:16:56,415 --> 00:16:58,918 (一同)うお~っ! 241 00:16:58,918 --> 00:17:01,354 (リーナ)フィリア様! 242 00:17:01,354 --> 00:17:05,258 オスヴァルト殿下! どこですか~? 243 00:17:05,258 --> 00:17:08,261 リーナ殿! レオナルド殿! 244 00:17:08,261 --> 00:17:11,430 セント・ヒール! 245 00:17:11,430 --> 00:17:16,435 どうだ? 助けてみせます 絶対に! 246 00:17:16,435 --> 00:17:19,071 《心臓の動きが弱まっている。 247 00:17:19,071 --> 00:17:21,741 血液の流れを調整して…》 248 00:17:21,741 --> 00:17:24,110 セント・ヒール! 249 00:17:24,110 --> 00:17:27,747 目を覚ましなさい ミア! 250 00:17:27,747 --> 00:17:29,749 《ケガは治した。 251 00:17:29,749 --> 00:17:33,085 あと 持ち直すかは ミアしだい。 252 00:17:33,085 --> 00:17:36,756 怖い… 震えが止まらない。 253 00:17:36,756 --> 00:17:40,459 もし ミアが目を覚まさなかったら…》 254 00:17:43,629 --> 00:17:45,631 フィリア殿。 255 00:17:49,602 --> 00:17:52,772 大丈夫 諦めない。 256 00:17:52,772 --> 00:17:55,741 絶対に助ける ミア。 257 00:17:55,741 --> 00:18:00,947 だって 私は あなたの姉なんだから! 258 00:18:00,947 --> 00:18:04,116 セント・ヒール! 259 00:18:09,355 --> 00:18:11,424 ね…。 260 00:18:11,424 --> 00:18:16,629 ミア!? 姉さん…。 261 00:18:21,534 --> 00:18:24,103 ミ… ミア…。 262 00:18:24,103 --> 00:18:27,139 無事で よかった。 263 00:18:27,139 --> 00:18:29,709 あったかい。 264 00:18:32,578 --> 00:18:35,948 もう 会えないと思ってた。 265 00:18:35,948 --> 00:18:39,752 姉さんは 聖女としての責務を➡ 266 00:18:39,752 --> 00:18:42,254 絶対に守る人だから➡ 267 00:18:42,254 --> 00:18:44,657 ここには来ないと…。 268 00:18:44,657 --> 00:18:49,095 そうね。 でも 聖女としてではないわ。 269 00:18:49,095 --> 00:18:53,265 あなたの姉として どうしても諦められなかった。 270 00:18:53,265 --> 00:18:56,402 間違った選択をしたとしても➡ 271 00:18:56,402 --> 00:19:00,106 あなただけは どうしても…。 272 00:19:00,106 --> 00:19:05,111 私ね 姉さんがパルナコルタに行っちゃって➡ 273 00:19:05,111 --> 00:19:08,080 ずっと悲しくて 寂しくて➡ 274 00:19:08,080 --> 00:19:10,750 どうにかなりそうだった。 275 00:19:10,750 --> 00:19:13,753 でも それ以上に許せなかった。 276 00:19:13,753 --> 00:19:17,757 姉さんを ないがしろにしてきた全部が。 277 00:19:17,757 --> 00:19:21,093 だから 復しゅうしてやるって思ったの。 278 00:19:21,093 --> 00:19:26,365 姉さん 今まで気づけなくて ごめんなさい。 279 00:19:31,070 --> 00:19:36,776 私のために 怒ってくれて ありがとう。 280 00:19:36,776 --> 00:19:41,447 この救国は あなたにしか できなかったことだわ。 281 00:19:41,447 --> 00:19:45,418 一人前の聖女になったわね ミア。 282 00:19:48,821 --> 00:19:51,557 フィリア姉さん…。 283 00:19:51,557 --> 00:19:55,761 (泣き声) 284 00:19:55,761 --> 00:19:59,131 (マモン)姐さん フィリアちゃんを止めなくて➡ 285 00:19:59,131 --> 00:20:01,167 正解だったっすね。 286 00:20:01,167 --> 00:20:04,236 運がよかっただけでしょ ったく…。 287 00:20:04,236 --> 00:20:09,742 (泣き声) 288 00:20:11,844 --> 00:20:16,582 ユリウス殿下が逃げただと!? まだ近くにいるはずだ 捜し出せ! 289 00:20:16,582 --> 00:20:19,752 (ユリウス)ハァ… ハァ…。 290 00:20:19,752 --> 00:20:22,421 くっ… クソッ! 291 00:20:22,421 --> 00:20:25,758 こんなところで 終わってたまるか! 292 00:20:25,758 --> 00:20:29,562 力を 手に入れさえすれば…。 293 00:20:29,562 --> 00:20:31,597 あ… あれか。 294 00:20:31,597 --> 00:20:34,066 待ってろよ ミア。 295 00:20:34,066 --> 00:20:39,071 この僕を裏切ったらどうなるか 思い知らせてやる。 296 00:20:39,071 --> 00:20:43,442 さあ 僕に今こそ力を! 297 00:20:43,442 --> 00:20:48,447 (アスモデウス) 大義であった ジルトニアの王子よ! 298 00:20:48,447 --> 00:20:53,119 (ユリウス)うわぁ~っ! 299 00:20:55,087 --> 00:20:57,957 また ここに来ることができるなんて➡ 300 00:20:57,957 --> 00:21:00,092 思ってもみませんでした。 301 00:21:00,092 --> 00:21:03,763 (オスヴァルト)フィリア殿 最悪の事態は免れたのだろうな。 302 00:21:03,763 --> 00:21:06,098 えぇ そうですね。 303 00:21:06,098 --> 00:21:08,734 オスヴァルト殿下の お力添えのおかげです。 304 00:21:08,734 --> 00:21:13,739 いやいや 俺は何もしていないぞ。 フィリア殿がすごいのだ。 305 00:21:13,739 --> 00:21:17,276 そんなことはありません。 殿下が背中を押してくれたから➡ 306 00:21:17,276 --> 00:21:19,612 私は ここまで来られたのです。 307 00:21:19,612 --> 00:21:23,482 姉さんが男の人と こんなに親しそうにしてるの➡ 308 00:21:23,482 --> 00:21:25,584 初めて見たんだけど。 309 00:21:25,584 --> 00:21:29,088 あっちで恋人作ってるなんて 思ってもみなかった。 310 00:21:29,088 --> 00:21:33,425 恋人!? ミア 変なことを言ってはなりません。 311 00:21:33,425 --> 00:21:36,262 オスヴァルト殿下に迷惑がかかります。 312 00:21:36,262 --> 00:21:39,298 いや 迷惑ってことはないが…。 313 00:21:39,298 --> 00:21:43,936 ふ~ん あのバカ王子よりも ずっといいと思うけど。 314 00:21:43,936 --> 00:21:47,439 でも 幸せそうでよかった! 315 00:21:47,439 --> 00:21:49,408 ミア。 316 00:21:52,478 --> 00:21:54,413 陛下! 殿下! 317 00:21:54,413 --> 00:21:57,116 (ユリウス)アハハハハハ! 318 00:21:57,116 --> 00:22:02,054 やあ フィリア。 僕の運命の人。 319 00:22:02,054 --> 00:22:04,056 また会えたね。