1 00:00:02,469 --> 00:00:05,172 (アスモデウス)がぁ~っ! 2 00:00:07,140 --> 00:00:13,013 ぐっ… こしゃくな人間風情が この私の邪魔をして。 3 00:00:13,013 --> 00:00:16,683 (オスヴァルト)もう絶対に フィリア殿は 離さないって誓ったんだ! 4 00:00:19,586 --> 00:00:21,955 (フィリア)オスヴァルト殿下。 5 00:00:21,955 --> 00:00:26,627 遅れてすまない。 本当に 無事でよかった。 6 00:00:31,598 --> 00:00:33,934 ご心配をおかけしました。 7 00:00:33,934 --> 00:00:37,271 うっ… ハァ ハァ…。 8 00:00:37,271 --> 00:00:40,140 あまり 調子にのるなよ! 9 00:00:53,754 --> 00:00:55,789 アスモデウス。 10 00:00:55,789 --> 00:00:58,659 あなたを ここで倒します。 11 00:01:59,620 --> 00:02:02,122 シルバー・ジャッジメント! 12 00:02:02,122 --> 00:02:06,159 (マモン)弾け飛べ ダークマター! 13 00:02:06,159 --> 00:02:08,629 フッ…。 14 00:02:08,629 --> 00:02:11,431 (エルザ)や~っ! うお~っ! 15 00:02:15,302 --> 00:02:18,972 ひれ伏せ 下等な人間ども! 16 00:02:18,972 --> 00:02:21,475 (エルザ/オスヴァルト)うわっ! 17 00:02:21,475 --> 00:02:23,477 殿下! 18 00:02:26,380 --> 00:02:31,651 ハハハハハ! 力がみなぎる この感覚 400年ぶりだ。 19 00:02:31,651 --> 00:02:34,655 これも 哀れなこの男が➡ 20 00:02:34,655 --> 00:02:37,824 封印を解いてくれたおかげだな。 21 00:02:37,824 --> 00:02:39,793 ホーリーシールド! 22 00:02:41,795 --> 00:02:46,800 この魔力… 地上で戦った時とは桁違いだ。 23 00:02:46,800 --> 00:02:51,471 アスモデウスは完全に復活したとみて 間違いないですね。 24 00:02:51,471 --> 00:02:53,974 えぇ。 いよいよ こいつを➡ 25 00:02:53,974 --> 00:02:56,643 地上に放つわけには いかなくなったわね。 26 00:02:56,643 --> 00:03:01,615 姐さん 相打ち覚悟でなんて 考えないでくださいよ。 27 00:03:01,615 --> 00:03:06,286 私の命ひとつで世界が救えるなら 喜んで差し出すわよ。 28 00:03:06,286 --> 00:03:11,491 《一瞬でも アスモデウスに 隙を生じさせることができれば》 29 00:03:11,491 --> 00:03:14,461 アスモデウス それ以上暴れると➡ 30 00:03:14,461 --> 00:03:16,897 フィアナ様の人形に傷がつきますよ。 31 00:03:16,897 --> 00:03:21,134 違うな どこまでもフィアナとは違う。 32 00:03:21,134 --> 00:03:24,805 打算的なところは フィアナとは似ても似つかぬ。 33 00:03:24,805 --> 00:03:29,476 お前は フィアナの生まれ変わりだが やはり違うのだな! 34 00:03:29,476 --> 00:03:34,147 くっ…。 もはや お前の体など どうでもいい。 35 00:03:34,147 --> 00:03:36,116 カタストロフィ! 36 00:03:39,286 --> 00:03:42,489 ホーリーバリア! 37 00:03:42,489 --> 00:03:44,458 フィリア! 38 00:03:44,458 --> 00:03:47,260 キャア! ぎょえ~! 39 00:03:55,135 --> 00:03:58,138 そ… んな…。 40 00:03:58,138 --> 00:04:00,540 魔力が枯渇したか。 41 00:04:00,540 --> 00:04:03,110 歴代最高かなにか知らぬが➡ 42 00:04:03,110 --> 00:04:06,713 しょせん 人間など その程度のものだ。 43 00:04:09,149 --> 00:04:12,486 まだ 諦めるわけにはいきません。 44 00:04:12,486 --> 00:04:16,156 オスヴァルト殿下との 約束もありますし…。 45 00:04:18,458 --> 00:04:24,131 こんな窮地に 殿下との約束を 一番に思い出すなんて。 46 00:04:24,131 --> 00:04:26,133 ぐっ! 47 00:04:26,133 --> 00:04:30,570 そうか お前は パルナコルタの王子のことが…。 48 00:04:30,570 --> 00:04:35,108 おもしろい この男を目の前で ズタズタに切り刻んだとき➡ 49 00:04:35,108 --> 00:04:38,478 お前は どんな顔を 見せてくれるのだろうな。 50 00:04:38,478 --> 00:04:40,614 や… め…。 51 00:04:40,614 --> 00:04:43,483 パルナコルタの王子だけではないぞ。 52 00:04:43,483 --> 00:04:47,154 お前が大切に思う者どもを 1人ずつ➡ 53 00:04:47,154 --> 00:04:49,422 目の前で なぶり殺してやる。 54 00:04:51,458 --> 00:04:53,627 《守りたい…。 55 00:04:53,627 --> 00:04:58,498 私の 大切な人たち。 56 00:04:58,498 --> 00:05:02,202 この命に 代えてでも》 57 00:05:04,471 --> 00:05:08,975 (フィアナ)フィリア・アデナウアー。 あなたの思いは受け取りました。 58 00:05:21,621 --> 00:05:26,793 あなたが救国の聖女 フィアナ・イースフィル様。 59 00:05:26,793 --> 00:05:29,129 (フィアナ)申し訳ありません。 60 00:05:29,129 --> 00:05:34,501 私の封印が不完全だったようで とんだご迷惑をおかけしました。 61 00:05:34,501 --> 00:05:36,837 フィリア・アデナウアー。 62 00:05:36,837 --> 00:05:40,207 私の力を今 あなたに託します。 63 00:05:51,284 --> 00:05:55,622 こ これは!? フィアナ! フィアナなのだな! 64 00:05:55,622 --> 00:05:58,692 この日を どれだけ待ちわびたことか! 65 00:05:58,692 --> 00:06:02,128 (フィアナ)アスモデウス あなたも しつこいですね。 66 00:06:02,128 --> 00:06:06,633 私たちの世界を荒らすことは 許さないと 警告したはずですよ。 67 00:06:06,633 --> 00:06:08,735 セント・ヒール! 68 00:06:14,140 --> 00:06:17,310 みなさん ご無事で何よりです。 69 00:06:17,310 --> 00:06:19,312 フィリア殿。 70 00:06:22,215 --> 00:06:26,653 アスモデウスは私が討伐しますので ここは お任せください。 71 00:06:26,653 --> 00:06:29,623 人間風情が調子にのるな! 72 00:06:29,623 --> 00:06:31,625 待っていろ フィアナ! 73 00:06:31,625 --> 00:06:34,794 すぐに その肉体から解放してやる! 74 00:06:34,794 --> 00:06:36,997 また大きいのが来るわよ フィリア! 75 00:06:36,997 --> 00:06:38,965 (フィリア/フィアナ)シルバー・ジャッジメント! 76 00:06:38,965 --> 00:06:42,769 ハハハ 無駄だ お前ごときの魔法。 77 00:06:44,904 --> 00:06:47,641 ぐあぁ~! 78 00:06:47,641 --> 00:06:50,143 あ… ありえん。 79 00:06:50,143 --> 00:06:54,147 私の術式発動速度を上回るなど。 80 00:07:04,457 --> 00:07:06,459 ま… まさか!? 81 00:07:09,629 --> 00:07:14,634 そ それは 400年前に私を封じた…。 82 00:07:16,803 --> 00:07:18,772 (フィリア/フィアナ)エル・ノーティア。 83 00:07:20,774 --> 00:07:23,677 (フィリア/フィアナ) もう簡単には復活させません。 84 00:07:23,677 --> 00:07:26,479 あなたの魂ごと 砕いてみせます。 85 00:07:28,448 --> 00:07:30,617 フィアナ! 待て 待ってくれ! 86 00:07:30,617 --> 00:07:33,954 お前さえ手に入れば 他には何も要らない! 87 00:07:33,954 --> 00:07:36,523 お前を愛しているんだ! 88 00:07:36,523 --> 00:07:39,793 私は フィアナ様ではありません。 89 00:07:39,793 --> 00:07:41,795 あなたは愛に飢えて➡ 90 00:07:41,795 --> 00:07:45,198 このようなことを 企てたのかもしれませんが➡ 91 00:07:45,198 --> 00:07:48,168 その行動を聖女として 許容することはできません。 92 00:07:48,168 --> 00:07:50,170 や… やめろ~! 93 00:07:50,170 --> 00:07:52,138 お覚悟を。 94 00:08:03,483 --> 00:08:08,154 フィアナ… お前を愛して…。 95 00:08:10,890 --> 00:08:15,295 (フィアナ)世界を救っていただき ありがとうございます。 96 00:08:15,295 --> 00:08:18,131 フィリア・アデナウアー。 97 00:08:18,131 --> 00:08:22,102 それが 聖女のつとめですから。 98 00:08:24,437 --> 00:08:27,440 大丈夫か? フィリア殿。 99 00:08:27,440 --> 00:08:30,844 あ… はい。 100 00:08:30,844 --> 00:08:34,914 あの時 殿下が来てくれなければ 死んでいました。 101 00:08:34,914 --> 00:08:37,951 助けてくださって ありがとうございます。 102 00:08:37,951 --> 00:08:40,120 そんなの当たり前だろ。 103 00:08:40,120 --> 00:08:43,623 俺は フィリア殿のことを誰より…。 104 00:08:43,623 --> 00:08:45,592 私のことを? 105 00:08:47,794 --> 00:08:50,130 そろそろ帰るわよ。 106 00:08:50,130 --> 00:08:52,632 こんな しんき臭い場所で 何やってるのよ。 107 00:08:52,632 --> 00:08:54,667 もっと ムードを考えなさい。 108 00:08:54,667 --> 00:08:57,971 うっ… 言われてみれば 確かにそうだな。 109 00:08:57,971 --> 00:09:00,640 もっと雰囲気くらい考えなきゃな。 110 00:09:02,942 --> 00:09:06,446 (ユリウス)こ… ここは? 111 00:09:06,446 --> 00:09:09,449 フィリア!? お前が なぜここに? 112 00:09:09,449 --> 00:09:11,785 ご無沙汰しております ユリウス殿下。 113 00:09:11,785 --> 00:09:13,787 この冷血女が! 114 00:09:13,787 --> 00:09:17,157 ミアが僕を裏切ったのも 全部お前のせいだ! 115 00:09:17,157 --> 00:09:20,727 どこまでも目障りな女め お前さえいなければ…。 116 00:09:20,727 --> 00:09:22,695 おい! いくらなんでも…。 117 00:09:22,695 --> 00:09:24,964 いいのです。 フィリア殿。 118 00:09:24,964 --> 00:09:29,102 ちょうどいい 手に入れたこの力で お前も…。 119 00:09:29,102 --> 00:09:32,939 えっ!? 指輪は!? すごい力は!? 120 00:09:32,939 --> 00:09:36,776 もう諦めるっすよ ジルトニアの王子様。 121 00:09:36,776 --> 00:09:39,479 なんだ お前は!? なれなれしく触るな! 122 00:09:39,479 --> 00:09:43,950 僕ぁ きれいなお姉ちゃんの悪態は 大好物なんだけどなぁ。 123 00:09:43,950 --> 00:09:47,120 えっ…。 こういうクソガキの生意気は➡ 124 00:09:47,120 --> 00:09:50,256 ちょっと いたぶりたい気分に なるんだよねぇ。 125 00:09:50,256 --> 00:09:53,126 ギャー! バタンキュー。 126 00:09:53,126 --> 00:09:56,663 マモン そいつを ジルトニアの牢獄まで運びなさい。 127 00:09:56,663 --> 00:10:01,468 へいへい 悪魔使いの荒い姐さんだなぁ。 128 00:10:04,471 --> 00:10:08,174 帰ろう フィリア殿 みんなのところへ。 129 00:10:11,111 --> 00:10:13,112 はい。 130 00:10:15,582 --> 00:10:17,584 (ミア)フィリア姉さん! 131 00:10:17,584 --> 00:10:20,753 よかった… 本当によかった! 132 00:10:20,753 --> 00:10:24,591 ミア 心配をかけて ごめんなさい。 133 00:10:24,591 --> 00:10:29,429 ううん… 姉さんが無事ならいいの。 134 00:10:29,429 --> 00:10:31,598 オスヴァルト殿下。 135 00:10:31,598 --> 00:10:35,101 姉を連れて帰ってくれて ありがとうございます。 136 00:10:35,101 --> 00:10:38,605 師匠? 137 00:10:38,605 --> 00:11:01,594 ♬~ 138 00:11:08,101 --> 00:11:10,103 (ヒルデガルト)フィリア。 139 00:11:12,105 --> 00:11:16,276 これまで 真実を告げる機会は いくらでもありました。 140 00:11:16,276 --> 00:11:21,414 にもかかわらず ずっと黙っていて 申し訳ありません。 141 00:11:21,414 --> 00:11:24,784 師匠 頭を上げてください。 142 00:11:24,784 --> 00:11:27,086 ミアから事情は聞きました。 143 00:11:27,086 --> 00:11:31,391 あの子からすると 言いにくい 話だったと思いますが…。 144 00:11:33,493 --> 00:11:37,096 私は師匠から たくさんのことを教わりました。 145 00:11:37,096 --> 00:11:39,265 聖女としてだけではなく➡ 146 00:11:39,265 --> 00:11:42,135 人として どう生きるのかということも。 147 00:11:42,135 --> 00:11:46,739 今 私がこうしていられるのは 師匠のおかげです。 148 00:11:46,739 --> 00:11:52,412 しかし 私は あなたに与えるべき 母親の愛情を…。 149 00:11:52,412 --> 00:11:54,914 いただいていますよ。 150 00:11:54,914 --> 00:11:58,751 それはもう 数えきれないくらいに。 151 00:11:58,751 --> 00:12:02,155 この体も この力も 人生も➡ 152 00:12:02,155 --> 00:12:04,757 すべて宝物ですから。 153 00:12:04,757 --> 00:12:07,694 ありがとうございます 師匠。 154 00:12:07,694 --> 00:12:10,163 いえ… お母様。 155 00:12:12,098 --> 00:12:14,901 あ… 改まってなんですか。 156 00:12:14,901 --> 00:12:18,605 私は今更 あなたの母親ぶることなんて…。 157 00:12:18,605 --> 00:12:22,075 お母様に教えてもらいたいことが まだあります。 158 00:12:22,075 --> 00:12:24,744 師匠が お母様だとわかった あの日から➡ 159 00:12:24,744 --> 00:12:27,080 ずっと気になっていたことです。 160 00:12:27,080 --> 00:12:30,250 あなたなら だいたいのことは 知っているでしょう。 161 00:12:30,250 --> 00:12:33,753 私が教えるようなことは もうないと思いますが。 162 00:12:33,753 --> 00:12:37,123 私の 実のお父様のことです。 163 00:12:39,058 --> 00:12:41,094 師匠? 164 00:12:41,094 --> 00:12:44,097 当たり前の 質問なのかもしれませんが➡ 165 00:12:44,097 --> 00:12:46,065 なぜか想定外でした。 166 00:12:46,065 --> 00:12:50,069 あなたにしては あまりにも普通の質問だったので。 167 00:12:50,069 --> 00:12:53,406 《そんなに変でしょうか? 不思議です。 168 00:12:53,406 --> 00:12:56,409 こんなにも 驚かれた顔をされるなんて》 169 00:12:56,409 --> 00:13:00,413 あなたの父親は 治癒術師でした。 170 00:13:00,413 --> 00:13:04,083 けがを治す腕は確かでしたよ。 171 00:13:04,083 --> 00:13:07,086 はやり病にかかって 亡くなりましたが➡ 172 00:13:07,086 --> 00:13:12,091 最期まで あなたのことを 気にかけていました。 173 00:13:12,091 --> 00:13:15,094 そう… ですか。 174 00:13:15,094 --> 00:13:18,131 《私が治癒魔術が得意なのは➡ 175 00:13:18,131 --> 00:13:21,901 もしかしたら 父親譲りなのかもしれません》 176 00:13:24,737 --> 00:13:28,408 あの… それだけですか? 177 00:13:28,408 --> 00:13:30,810 どういうことです? 178 00:13:30,810 --> 00:13:34,614 ですから いつどこで どんな出会い方をして➡ 179 00:13:34,614 --> 00:13:37,083 どのような おつきあいをしたうえで➡ 180 00:13:37,083 --> 00:13:41,087 結婚したのかと 説明を求めています。 181 00:13:41,087 --> 00:13:46,426 思った以上に グイグイ来るのですね。 ミアかと思いましたよ。 182 00:13:46,426 --> 00:13:48,594 ミアには話したのですか? 183 00:13:48,594 --> 00:13:52,398 あの子には 遠慮という言葉が ありませんから。 184 00:13:52,398 --> 00:13:56,102 そうですね 観念することにします。 185 00:13:56,102 --> 00:13:59,072 もとより あなたの望むことは➡ 186 00:13:59,072 --> 00:14:02,075 何でも かなえるつもりでしたし。 187 00:14:02,075 --> 00:14:06,112 (レオナルド) お口に合いますかな? ヒルデガルト殿。 188 00:14:06,112 --> 00:14:10,149 フィリア様から 魚料理がお好みだと 伺いましたので➡ 189 00:14:10,149 --> 00:14:13,586 このレオナルド 腕によりをかけて作りました。 190 00:14:13,586 --> 00:14:15,588 (リーナ)レオナルドさ~ん。 191 00:14:15,588 --> 00:14:18,758 こんなにたくさん 腕によりをかけすぎですよ~。 192 00:14:18,758 --> 00:14:20,727 (ヒマリ)心配無用。 193 00:14:20,727 --> 00:14:23,229 フィリア様は 健たん家であらせられるからな。 194 00:14:23,229 --> 00:14:26,766 えっ? 姉さんって そんなにたくさん食べたっけ? 195 00:14:26,766 --> 00:14:31,070 パルナコルタに行ってからは… そうですね。 196 00:14:31,070 --> 00:14:35,074 レオナルドさんの料理が おいしいので。 197 00:14:35,074 --> 00:14:38,978 フィリア あなたは よい人たちに恵まれましたね。 198 00:14:38,978 --> 00:14:43,082 パルナコルタへ送られると聞いたときは 心配しましたが➡ 199 00:14:43,082 --> 00:14:46,919 今のあなたを見ると き憂だったとわかります。 200 00:14:46,919 --> 00:14:51,090 はい。 皆さんには毎日感謝しています。 201 00:14:56,329 --> 00:15:00,733 フィリア殿 ご両親のことは気の毒だな。 202 00:15:00,733 --> 00:15:06,405 ミア殿のことも心配だろうし もし フィリア殿が望むなら…。 203 00:15:06,405 --> 00:15:08,908 戻りませんよ。 えっ? 204 00:15:08,908 --> 00:15:13,079 この国に もはや私は不要です。 205 00:15:13,079 --> 00:15:17,583 師匠と 一人前の聖女がいますから。 206 00:15:17,583 --> 00:15:20,086 姐さ~ん。 207 00:15:20,086 --> 00:15:23,756 フィリアちゃんに 別れの挨拶しなくていいんすか? 208 00:15:23,756 --> 00:15:27,260 えぇ あの子が歴代最高である限り➡ 209 00:15:27,260 --> 00:15:30,396 またどこかで 会うこともあるでしょ。 210 00:15:30,396 --> 00:15:32,398 (鼻歌) 211 00:15:34,400 --> 00:15:37,270 (フェルナンド)フィリア殿に なんとか戻ってもらうことは➡ 212 00:15:37,270 --> 00:15:41,073 できないかと 毎日のように せっつかれているよ。 213 00:15:41,073 --> 00:15:43,743 君なら姉を説得できるとね。 214 00:15:43,743 --> 00:15:47,747 今更そんなこと 許されるはずがありませんよ。 215 00:15:47,747 --> 00:15:51,417 第一 あまりにも恥知らずです。 216 00:15:51,417 --> 00:15:54,587 そうだよな。 僕らは意地でも➡ 217 00:15:54,587 --> 00:15:58,591 自分たちの手で この国を繁栄させねばならない。 218 00:15:58,591 --> 00:16:02,762 フィリア殿をパルナコルタに売るなどという 愚行の責任は➡ 219 00:16:02,762 --> 00:16:05,064 ユリウスだけにあるのではない。 220 00:16:05,064 --> 00:16:08,634 それを止められなかった者たちの 責任でもある。 221 00:16:08,634 --> 00:16:10,670 フェルナンド殿下。 222 00:16:10,670 --> 00:16:13,573 その中でも 僕の責任は いちばん大きい。 223 00:16:13,573 --> 00:16:15,575 弟におびえて➡ 224 00:16:15,575 --> 00:16:19,078 君に たきつけられるまで 何もできなかった僕の弱さは➡ 225 00:16:19,078 --> 00:16:21,747 言い訳できないからね。 226 00:16:21,747 --> 00:16:25,585 はぁ~ 後悔なんてしなくていいですよ。 227 00:16:25,585 --> 00:16:29,422 えっ…。 殿下は反省して 前に進んで➡ 228 00:16:29,422 --> 00:16:33,259 ジルトニアを よい方向に 導こうとしてくださっています。 229 00:16:33,259 --> 00:16:35,795 せっかく前進しているんです。 230 00:16:35,795 --> 00:16:39,165 悔いる時間が もったいないと思われませんか? 231 00:16:41,400 --> 00:16:44,237 君は すごいね。 232 00:16:44,237 --> 00:16:48,074 いや… 本当に 君はすごいよ。 233 00:16:48,074 --> 00:16:52,645 えっと… それは私を 褒めてくださっているのですか? 234 00:16:52,645 --> 00:16:54,680 もちろんだよ ミア。 235 00:16:54,680 --> 00:16:58,417 君から言葉をもらうと 力が湧いてくるんだ。 236 00:16:58,417 --> 00:17:01,087 何でもやってやるぞ ってね。 237 00:17:01,087 --> 00:17:05,591 ⚟殿下 ミア様 少しよろしいでしょうか。 238 00:17:05,591 --> 00:17:10,696 こんな言葉でよろしければ 毎日でも かけて差し上げますよ。 239 00:17:16,435 --> 00:17:18,404 ライハルト殿下。 240 00:17:20,573 --> 00:17:25,745 このたびは パルナコルタの聖女として 身勝手な行動をとってしまい➡ 241 00:17:25,745 --> 00:17:28,247 申し訳ありませんでした。 242 00:17:28,247 --> 00:17:31,918 (ライハルト) 頭を上げてください フィリアさん。 243 00:17:31,918 --> 00:17:36,589 故郷を… そこに残した 大切な人たちを救いたい。 244 00:17:36,589 --> 00:17:39,058 あなたの気持ちは理解できます。 245 00:17:39,058 --> 00:17:42,728 その手助けをした オスヴァルトの思いも。 246 00:17:42,728 --> 00:17:48,434 私も エリザベスのためなら 同じことをしたでしょうから。 247 00:17:48,434 --> 00:17:53,406 それでも 再び同じ状況に 見舞われたとしても➡ 248 00:17:53,406 --> 00:17:56,742 私は やはり フィリアさんを止めるでしょう。 249 00:17:56,742 --> 00:18:00,079 聖女とは 国の繁栄の要。 250 00:18:00,079 --> 00:18:03,082 最も優先して保護すべき対象です。 251 00:18:03,082 --> 00:18:07,687 私にとって 国がすべてですから。 252 00:18:07,687 --> 00:18:11,090 フィリアさん くれぐれもこの国のことを➡ 253 00:18:11,090 --> 00:18:13,592 よろしくお願いします。 はい。 254 00:18:13,592 --> 00:18:17,763 聖女としてだけでなく 大切な国の一員として➡ 255 00:18:17,763 --> 00:18:21,734 精一杯 つとめを 果たさせていただく所存です。 256 00:18:24,103 --> 00:18:27,907 姉さ~ん! 久しぶり~! 257 00:18:27,907 --> 00:18:31,077 というほどでもないけど 元気だった? 258 00:18:31,077 --> 00:18:34,580 えぇ。 ミアも元気そうで何よりです。 259 00:18:34,580 --> 00:18:36,582 お母様も。 260 00:18:36,582 --> 00:18:39,518 そう呼ばれるのは まだ慣れませんね。 261 00:18:39,518 --> 00:18:41,921 (エミリー)お~っほっほっほ! 262 00:18:41,921 --> 00:18:45,091 聖女が一堂に集う セイントサミット。 263 00:18:45,091 --> 00:18:48,894 主役は このわたくしを置いて 他におりませんわ~。 264 00:18:48,894 --> 00:18:51,097 えっ… なに あの人…。 265 00:18:51,097 --> 00:18:55,234 ボルメルン王国の聖女 エミリー・マーティラスさんですね。 266 00:18:55,234 --> 00:18:58,437 私も お目にかかるのは初めてですが。 267 00:18:58,437 --> 00:19:00,406 現役の聖女では➡ 268 00:19:00,406 --> 00:19:04,076 いちばんフィリアに近い能力の 持ち主でしょうね。 269 00:19:04,076 --> 00:19:06,912 性格は姉さんと真逆みたいだけど。 270 00:19:06,912 --> 00:19:08,948 (グレイス)フィリア様! 271 00:19:08,948 --> 00:19:11,117 お久しぶりです~! 272 00:19:11,117 --> 00:19:13,519 わたくし これからもフィリア様のもとで➡ 273 00:19:13,519 --> 00:19:15,421 修行できることになりましたの。 274 00:19:15,421 --> 00:19:18,758 末永く よろしくお願いしますわ~! 275 00:19:18,758 --> 00:19:23,062 えぇ グレイスさんは努力家ですから 教えがいがありますよ。 276 00:19:23,062 --> 00:19:26,265 エヘヘ 褒められちゃいましたの。 277 00:19:26,265 --> 00:19:29,402 ねぇ ちょっと! あなたが妹みたいな顔➡ 278 00:19:29,402 --> 00:19:32,071 しないでください。 私の姉なんですよ! 279 00:19:32,071 --> 00:19:34,740 ふふ~ん。 ミアさん。 280 00:19:34,740 --> 00:19:38,611 言っておきますが わたくしが フィリア様の一番弟子ですの! 281 00:19:38,611 --> 00:19:40,746 わたくしにとって フィリア様は➡ 282 00:19:40,746 --> 00:19:43,149 姉と言っても 差し支えありませんわ! 283 00:19:43,149 --> 00:19:47,720 姉さん この子なんなの~! お~っほっほっほっほ! 284 00:19:47,720 --> 00:19:49,755 あっ そうだ! 285 00:19:49,755 --> 00:19:55,094 姉さんがくれた髪飾りのお礼に プレゼントを用意したんだけど…。 286 00:19:55,094 --> 00:19:59,065 とってもお似合いですよ フィリア様。 287 00:19:59,065 --> 00:20:02,068 少々派手な気がしますが…。 288 00:20:02,068 --> 00:20:05,104 (ヒマリ)さすが ミア殿のセンスは抜群ですね。 289 00:20:05,104 --> 00:20:07,106 (リーナ)オスヴァルト殿下も きっと➡ 290 00:20:07,106 --> 00:20:10,409 フィリア様に見とれて 食事どころではありませんね~。 291 00:20:10,409 --> 00:20:12,411 からかわないでください。 292 00:20:12,411 --> 00:20:14,780 殿下は 変だと笑わないでしょうか。 293 00:20:14,780 --> 00:20:17,616 笑うはずがないじゃないですか~。 294 00:20:17,616 --> 00:20:21,087 必ずや お似合いだと お褒めになるに違いありませぬ。 295 00:20:21,087 --> 00:20:23,089 そ そうですかね…。 296 00:20:23,089 --> 00:20:28,260 ハハッ フィリア様も お若いですな。 楽しそうで何よりです。 297 00:20:28,260 --> 00:20:31,564 レオナルドさん 笑い事ではありません。 298 00:20:31,564 --> 00:20:34,266 これは失礼いたしました。 299 00:20:34,266 --> 00:20:37,403 フィリア様が 年相応のお顔をされたのが➡ 300 00:20:37,403 --> 00:20:40,239 珍しくて 安心したのです。 301 00:20:40,239 --> 00:20:43,242 いつも 達観しておられましたから。 302 00:20:43,242 --> 00:20:46,245 年相応の顔… ですか? 303 00:20:55,755 --> 00:20:57,756 殿下? 304 00:20:57,756 --> 00:21:00,126 とても似合っている。 305 00:21:00,126 --> 00:21:03,162 いや フィリア殿は いつもきれいだけど➡ 306 00:21:03,162 --> 00:21:06,265 思わず見とれてしまったよ。 えっ。 307 00:21:06,265 --> 00:21:10,269 そ… その 見とれたというのは…。 308 00:21:10,269 --> 00:21:13,939 フィリア殿は 美しいってことだ。 309 00:21:26,085 --> 00:21:28,254 フィリア殿。 310 00:21:28,254 --> 00:21:32,424 覚えているかな? 君をパルナコルタに迎え入れたとき➡ 311 00:21:32,424 --> 00:21:34,760 俺は こう約束した。 312 00:21:34,760 --> 00:21:37,930 いつか この国を愛してもらえるように➡ 313 00:21:37,930 --> 00:21:39,932 努力すると。 314 00:21:39,932 --> 00:21:43,402 はい 覚えています。 315 00:21:43,402 --> 00:21:45,571 あれから いろいろ➡ 316 00:21:45,571 --> 00:21:49,441 いっぱい いっぱい たくさんの思い出を➡ 317 00:21:49,441 --> 00:21:52,578 たくさんの心を 受け取ってきました。 318 00:21:52,578 --> 00:21:57,249 だから 今は愛しています この国のことを。 319 00:21:57,249 --> 00:22:00,252 私は パルナコルタの聖女として➡ 320 00:22:00,252 --> 00:22:04,223 これからもずっと この国を守っていきます。 321 00:22:04,223 --> 00:22:06,392 よかった。 322 00:22:06,392 --> 00:22:11,297 俺も この国が… この国に住む人たちが大好きだ。 323 00:22:11,297 --> 00:22:14,934 そして フィリア・アデナウアー。 324 00:22:14,934 --> 00:22:18,904 俺は 君のことが好きだ。 325 00:22:24,476 --> 00:22:27,079 あっ ごめん 悪かった! 326 00:22:27,079 --> 00:22:30,082 そりゃあ いきなりすぎたよな。 327 00:22:30,082 --> 00:22:35,120 違います… オスヴァルト殿下 違うのです。 328 00:22:35,120 --> 00:22:39,758 これは うれしいから 泣いているのだと思います。 329 00:22:39,758 --> 00:22:42,094 おそらく ですが…。 330 00:22:42,094 --> 00:22:46,065 人は うれしくても 涙腺が刺激されて涙を流すと➡ 331 00:22:46,065 --> 00:22:49,034 書物で読んだことがあります。 332 00:22:49,034 --> 00:22:53,405 うれし泣きを冷静に説明する人を 初めて見た。 333 00:22:53,405 --> 00:22:56,075 だけど フィリア殿らしいな。 334 00:22:56,075 --> 00:22:58,577 俺は そういうところも好きなんだ。 335 00:22:58,577 --> 00:23:02,481 へ… 変なところを お好きなのですね。 336 00:23:02,481 --> 00:23:05,084 人を好きになるって そういうもんだと➡ 337 00:23:05,084 --> 00:23:07,753 思うけどな。 そうですね。 338 00:23:07,753 --> 00:23:10,422 今 はっきりとわかりました。 339 00:23:17,162 --> 00:23:19,765 誰かを 愛するというのは➡ 340 00:23:19,765 --> 00:23:22,434 これほどうれしい ものなのですね。 341 00:23:33,746 --> 00:23:37,650 < こうして 完璧すぎて可愛げがないと➡ 342 00:23:37,650 --> 00:23:40,653 婚約破棄された聖女は➡ 343 00:23:40,653 --> 00:23:44,723 隣国で幸せを見つけたのでした>