1 00:00:34,001 --> 00:00:36,003 (ミア)シルバー・ジャッジメント! 2 00:00:36,003 --> 00:00:43,010 ♬~ 3 00:00:43,010 --> 00:00:48,348 《倒しても 倒しても また 新たな魔物が現れる…。 4 00:00:48,348 --> 00:00:53,186 ヒルダ伯母様が 国中を回って 結界を 張り続けてくださっているけど➡ 5 00:00:53,186 --> 00:00:56,189 もはや 光の柱だけでは…》 6 00:00:56,189 --> 00:00:58,191 (ピエール)はぁ~っ! 7 00:01:00,360 --> 00:01:04,031 《どんなに危機を訴えても ユリウス殿下は取り合わない。 8 00:01:04,031 --> 00:01:06,700 それどころか 姉さんが送ってくれた➡ 9 00:01:06,700 --> 00:01:11,405 パルナコルタ騎士団の受け入れさえ 拒否しているという…》 10 00:01:15,042 --> 00:01:17,210 《気配を肌で感じる…。 11 00:01:17,210 --> 00:01:21,415 魔界は すぐそこまで 迫っているというのに…》 12 00:01:25,218 --> 00:01:27,721 《もう一刻の猶予もないわ。 13 00:01:27,721 --> 00:01:31,892 ユリウス殿下を排除しないかぎり この国の未来は…。 14 00:01:31,892 --> 00:01:37,030 守ってみせる! 私は この国の聖女だもの。 15 00:01:37,030 --> 00:01:40,033 ねぇ そうよね?》 16 00:01:40,033 --> 00:01:42,002 フィリア姉さん…。 17 00:03:25,072 --> 00:03:28,708 (エルザ)まったく とんでもないことを考えたものね。 18 00:03:28,708 --> 00:03:31,044 (エルザ)魔力収束術を使って➡ 19 00:03:31,044 --> 00:03:34,815 大破邪魔法陣を隣国まで拡大する。 20 00:03:34,815 --> 00:03:38,819 さすが 歴代最高さん と言いたいところだけど。 21 00:03:38,819 --> 00:03:40,987 間に合うの? 22 00:03:40,987 --> 00:03:43,323 (フィリア)はい きっと。 23 00:03:43,323 --> 00:03:48,829 まぁ 成功すれば 状況は一変するだろうけど。 24 00:03:48,829 --> 00:03:52,833 失敗した場合は? (マモン)姐さん そんな言い方は…。 25 00:03:52,833 --> 00:03:55,001 あ…。 26 00:03:55,001 --> 00:03:57,003 あんたは黙ってて! 27 00:03:57,003 --> 00:04:00,841 正直な話 ジルトニアは あと何日持つと思う? 28 00:04:00,841 --> 00:04:04,177 あと 4日くらいかと。 29 00:04:04,177 --> 00:04:06,346 (ライハルト)それは本当ですか? 30 00:04:06,346 --> 00:04:08,515 ライハルト殿下…。 ん? 31 00:04:08,515 --> 00:04:11,852 あっ ご紹介が遅くなりました。 この方たちは…。 32 00:04:11,852 --> 00:04:15,222 退魔士エルザ・ノーティス。 こっちは使い魔のマモン。 33 00:04:15,222 --> 00:04:17,224 どうも~。 34 00:04:17,224 --> 00:04:19,392 私たちの派遣については➡ 35 00:04:19,392 --> 00:04:22,062 教会を通して 話がついてると思うけど。 36 00:04:22,062 --> 00:04:24,064 ええ 聞いています。 37 00:04:24,064 --> 00:04:28,235 フィリアさん 派遣した 騎士団から報告が入りました。 38 00:04:28,235 --> 00:04:33,473 残念ながら 騎士団は国境付近で 足止めを強いられているそうです。 39 00:04:33,473 --> 00:04:36,143 (ライハルト)この機に乗じて 侵略するつもりかと➡ 40 00:04:36,143 --> 00:04:38,812 あらぬ疑いまでかけられていると。 41 00:04:38,812 --> 00:04:41,481 騎士団は聖女と並ぶ国防の要。 42 00:04:41,481 --> 00:04:48,822 あと4日 それが真実なら 撤退命令を出さざるを得ません。 43 00:04:48,822 --> 00:04:52,659 まぁ 妥当な判断よね。 姐さん。 44 00:04:52,659 --> 00:04:57,164 ジルトニアが魔界とつながれば 大悪魔アスモデウスの復活も➡ 45 00:04:57,164 --> 00:04:59,100 いよいよ近くなる。 46 00:04:59,100 --> 00:05:02,502 (エルザ)たとえ あれに 守られていようと➡ 47 00:05:02,502 --> 00:05:04,838 このパルナコルタも 無事とは言い切れない。 48 00:05:04,838 --> 00:05:11,144 何しろ やつの狙いはあなた 聖女フィリアなのだから。 49 00:05:14,848 --> 00:05:18,685 (エルザ)で 歴代最高さんは 輪廻転生って知ってるかしら? 50 00:05:18,685 --> 00:05:20,687 もちろんです。 51 00:05:20,687 --> 00:05:24,691 クラムー教の教えにあるように 死して肉体は消えても➡ 52 00:05:24,691 --> 00:05:28,195 私たちの魂は消えずに 新たな生命に宿り➡ 53 00:05:28,195 --> 00:05:30,530 永久に それを繰り返します。 54 00:05:30,530 --> 00:05:33,667 じゃあ かつて アスモデウスを 封印した大聖女➡ 55 00:05:33,667 --> 00:05:39,472 フィアナの魂は どこにあると思う? フィアナの魂…? 56 00:05:39,472 --> 00:05:42,342 教えてあげる そこよ。 57 00:05:42,342 --> 00:05:44,678 え? 58 00:05:44,678 --> 00:05:49,683 大聖女フィアナの魂はね あなたの体の中にあるの。 59 00:05:49,683 --> 00:05:54,187 魔界の接近に乗じて やつが 復活の兆しを見せているのも➡ 60 00:05:54,187 --> 00:05:58,024 そのせい。 う~ん 愛だねぇ~。 61 00:05:58,024 --> 00:06:00,026 愛…? 62 00:06:00,026 --> 00:06:04,865 どういうわけか やつは戦いの中で 大聖女フィアナに恋をしたの。 63 00:06:04,865 --> 00:06:07,868 すんげぇ強い美人にボコられて…。 64 00:06:07,868 --> 00:06:12,038 ンフフフッ! アスモデウスの旦那 何かに目覚めちゃったのかも。 65 00:06:12,038 --> 00:06:15,375 色欲の悪魔が 本気で聖女にほれるなんて。 66 00:06:15,375 --> 00:06:18,044 ロマンチックだろ? 67 00:06:18,044 --> 00:06:20,880 はぁ…。 (マモン)って 反応薄っ! 68 00:06:20,880 --> 00:06:25,385 とにかく やつは あなたを狙ってる。 69 00:06:25,385 --> 00:06:30,223 400年前 成就できなかった 己の恋のためにね。 70 00:06:30,223 --> 00:06:32,392 恋…。 71 00:06:38,465 --> 00:06:41,134 恋…。 72 00:06:41,134 --> 00:06:43,470 (オスヴァルト)紅茶はいかが? 聖女殿。 73 00:06:43,470 --> 00:06:47,307 一息つくのも大事だぞ。 オスヴァルト殿下…。 74 00:06:47,307 --> 00:06:51,311 (リーナ)すみません。 お声がけはしたのですが…。 75 00:06:51,311 --> 00:06:55,315 いえ 私こそ 申し訳ありません 殿下。 76 00:06:55,315 --> 00:06:59,819 いいんだよ! あ~ いや… よくないか。 77 00:06:59,819 --> 00:07:03,323 騎士団のこと 兄上から聞いた。 78 00:07:03,323 --> 00:07:09,663 (オスヴァルト)ジルトニアの状況と大悪魔 アスモデウスのことも問題は山積みだ。 79 00:07:09,663 --> 00:07:13,166 でも 頼むから 1人で悩まないでほしい。 80 00:07:13,166 --> 00:07:16,169 フィリア殿 あなたには 俺…。 81 00:07:16,169 --> 00:07:19,673 ああ いや… パルナコルタの 国民すべてがついている。 82 00:07:19,673 --> 00:07:21,675 皆が あなたの味方だ。 83 00:07:21,675 --> 00:07:23,677 うん うん! はい。 84 00:07:23,677 --> 00:07:27,847 《どうしてだろう? オスヴァルト殿下の言葉は➡ 85 00:07:27,847 --> 00:07:33,286 紅茶の香りのように 私の心を落ち着かせてくれる》 86 00:07:33,286 --> 00:07:38,458 フィリア殿 この件が 無事 片づいたら…。 87 00:07:38,458 --> 00:07:42,295 また 一緒に出かけないか? 今度は食事でも。 88 00:07:42,295 --> 00:07:44,631 《はっ! お食事のお誘い! 89 00:07:44,631 --> 00:07:47,634 これは もしかすると もしかして~!》 90 00:07:47,634 --> 00:07:50,804 お食事ですか? では ご一緒させていただきます。 91 00:07:50,804 --> 00:07:53,473 《フィリア様!》 92 00:07:53,473 --> 00:07:57,310 そうか よかった! ひとつ楽しみができたな。 93 00:07:57,310 --> 00:07:59,479 《なぜかしら…。 94 00:07:59,479 --> 00:08:01,681 この方の笑顔を見ると…》 95 00:08:01,681 --> 00:08:03,650 どうかしたか? 96 00:08:03,650 --> 00:08:05,652 い いえ…。 97 00:08:07,854 --> 00:08:10,023 (笑い声) 98 00:08:10,023 --> 00:08:14,027 《こんなときに 本当に パーティーを開くなんて…! 99 00:08:14,027 --> 00:08:19,532 未曽有の国難に皆が一丸となって 戦うための決起会…。 100 00:08:19,532 --> 00:08:21,868 大義名分は どこへやら? 101 00:08:21,868 --> 00:08:25,538 危機感なんて まるでない。 魔界の接近は➡ 102 00:08:25,538 --> 00:08:28,675 今夜にでも ピークに達するというのに。 103 00:08:28,675 --> 00:08:32,645 でも だからこそ このパーティーで 参加者全員の目を➡ 104 00:08:32,645 --> 00:08:34,814 覚まさせる必要があるわ! 105 00:08:34,814 --> 00:08:38,151 真実を告げ 国の全力をもって➡ 106 00:08:38,151 --> 00:08:40,653 大規模な魔物の出現に備える。 107 00:08:40,653 --> 00:08:42,822 それでも 間に合うかどうか…》 108 00:08:42,822 --> 00:08:45,492 ((ヒマリ:逃げられますか?)) 109 00:08:45,492 --> 00:08:47,660 《逃げないわ。 110 00:08:47,660 --> 00:08:50,830 だって これが 私の復讐だもの》 111 00:08:53,333 --> 00:08:57,971 (ユリウス)やぁ ミア! 今日は 一段ときれいだな! 112 00:08:57,971 --> 00:09:01,975 君は もちろん 僕の隣にいるだろう? 113 00:09:01,975 --> 00:09:05,145 ええ もちろんです! 婚約者ですもの! 114 00:09:05,145 --> 00:09:07,147 フフッ…。 115 00:09:07,147 --> 00:09:09,315 (フェルナンド)ずいぶん 機嫌がよそうだな。 116 00:09:09,315 --> 00:09:12,652 (フェルナンド)そんなに パーティーとやらが 楽しいのかい? ユリウス。 117 00:09:12,652 --> 00:09:14,821 おおっ これは 兄上! 118 00:09:14,821 --> 00:09:17,657 元気そうな顔が見られて 僕は うれしいです! 119 00:09:17,657 --> 00:09:20,360 パーティーはよいものですよ! 120 00:09:20,360 --> 00:09:23,830 特に 今日みたいな 力を1つにしようという➡ 121 00:09:23,830 --> 00:09:26,166 大義ある集会はね。 122 00:09:26,166 --> 00:09:29,369 フェルナンド殿下だ! 123 00:09:29,369 --> 00:09:31,871 復帰されたとの うわさは本当だったか。 124 00:09:31,871 --> 00:09:34,441 お体は大丈夫なのだろうか? 125 00:09:34,441 --> 00:09:39,779 私は 第一王子 フェルナンドである。 126 00:09:39,779 --> 00:09:42,949 皆には 長い間 心配をかけてすまなかった。 127 00:09:42,949 --> 00:09:47,120 父上が病床にある今 国の危機を憂う気持ちは➡ 128 00:09:47,120 --> 00:09:49,289 皆 同じことだろう。 129 00:09:49,289 --> 00:09:51,624 だが 案ずるな。 130 00:09:51,624 --> 00:09:55,795 私は この国難を乗り越えるため 死力を尽くすと誓う! 131 00:09:55,795 --> 00:10:00,300 皆 どうか 私についてきてくれ! 132 00:10:00,300 --> 00:10:03,470 (歓声) 133 00:10:03,470 --> 00:10:08,641 (拍手) 134 00:10:08,641 --> 00:10:11,144 なんとかなって よかった…。 135 00:10:11,144 --> 00:10:15,482 ご立派でしたわ 殿下! 136 00:10:15,482 --> 00:10:19,819 すばらしいスピーチでしたよ! 兄上! 137 00:10:19,819 --> 00:10:23,823 そうか…。 (咳き込む声) 138 00:10:23,823 --> 00:10:29,496 すまない 薬を飲んでくるから いったん失礼する。 139 00:10:29,496 --> 00:10:32,665 乾杯までには戻ってくる。 140 00:10:32,665 --> 00:10:35,001 フンッ そうだ ミア! 141 00:10:35,001 --> 00:10:37,504 結婚披露宴の日取りを今 決めて➡ 142 00:10:37,504 --> 00:10:40,540 この場で発表するのは どうだろうか? 143 00:10:40,540 --> 00:10:44,177 まぁ! すてきなお話ですわね! 144 00:10:44,177 --> 00:10:49,182 しかしながら こたびの有事が どこまで続くかわかりません。 145 00:10:49,182 --> 00:10:52,185 せめて その不安が 取り除かれてからにしませんと。 146 00:10:52,185 --> 00:10:55,355 ふむ 君は心配性だな。 147 00:10:55,355 --> 00:10:58,525 だが 案ずるな! すぐにいい知らせができる! 148 00:10:58,525 --> 00:11:03,696 これからの すべてが 僕と君の未来のためさ! 149 00:11:03,696 --> 00:11:07,901 (ユリウス)さぁ 楽しい パーティーの始まりだ! 150 00:11:12,705 --> 00:11:16,042 ほら 乾杯ですよ 兄上。 151 00:11:16,042 --> 00:11:18,344 病み上がりでも 1杯くらい飲めるでしょ? 152 00:11:21,047 --> 00:11:27,220 では 我らの忠誠心が 王室とジルトニア王国の未来永劫の➡ 153 00:11:27,220 --> 00:11:30,557 繁栄を約束すると願って➡ 154 00:11:30,557 --> 00:11:33,059 乾杯! (みんな)乾杯! 155 00:11:37,664 --> 00:11:39,999 (グラスの落ちる音) 156 00:11:39,999 --> 00:11:42,869 (咳き込む声) 157 00:11:42,869 --> 00:11:48,541 ♬~ 158 00:11:48,541 --> 00:11:52,612 ユリウス… 何を…。 159 00:11:55,048 --> 00:11:58,017 さようなら 兄上。 160 00:12:08,027 --> 00:12:10,029 キャ~ッ! 161 00:12:10,029 --> 00:12:12,865 フェルナンド殿下! お医者様を 早く! 162 00:12:12,865 --> 00:12:15,034 殿下! 163 00:12:15,034 --> 00:12:19,372 息してない… 脈も…。 164 00:12:19,372 --> 00:12:23,042 ウソ! 殿下! 165 00:12:23,042 --> 00:12:25,712 いいえ! まだ… まだ間に合います! 166 00:12:25,712 --> 00:12:29,382 私の全霊をもって 蘇生の術をかけます! 167 00:12:29,382 --> 00:12:32,352 魂が肉体から離れる前なら まだ間に合う! 168 00:12:32,352 --> 00:12:34,354 チッ…! 169 00:12:34,354 --> 00:12:36,856 ミア! 医者が来るまで 余計なことはしなくていい。 170 00:12:36,856 --> 00:12:39,525 僕たちにできることは何もない。 171 00:12:39,525 --> 00:12:41,861 ですが うまくいけば…! 172 00:12:41,861 --> 00:12:44,030 キャ…! そんなことはしなくていい! 173 00:12:44,030 --> 00:12:46,366 なぜ 止めるのですか? 174 00:12:46,366 --> 00:12:49,702 必要ないからだ。 175 00:12:49,702 --> 00:12:54,040 それが どういう意味か わかっているのですか? 176 00:12:54,040 --> 00:12:57,710 《自分が殺したと 認めるのと同義よ!》 177 00:12:57,710 --> 00:13:01,714 ユリウス殿下 陛下のご沙汰を お待ちください! 178 00:13:01,714 --> 00:13:07,186 ああ いいだろう。 ただしご存命ならばな。 179 00:13:07,186 --> 00:13:11,691 なにぶん あのお体だ ああ それに…。 180 00:13:11,691 --> 00:13:14,560 今夜は こちらに 人員を割いたせいで➡ 181 00:13:14,560 --> 00:13:17,397 城の警備が手薄になっている。 182 00:13:17,397 --> 00:13:22,235 ならば 何か不幸な 事故が起きたとしても…。 183 00:13:22,235 --> 00:13:25,238 そろそろ 一報が 入るんじゃないかな? 184 00:13:25,238 --> 00:13:27,240 何を言って…。 185 00:13:27,240 --> 00:13:29,242 ご報告いたします! 186 00:13:29,242 --> 00:13:33,012 陛下が… たった今 崩御されたと…! 187 00:13:33,012 --> 00:13:36,182 (ざわめき) 188 00:13:36,182 --> 00:13:38,685 (ユリウス)フフッ フフフフ…。 189 00:13:38,685 --> 00:13:41,354 ハッハハハハハ! 190 00:13:41,354 --> 00:13:45,358 やった! やったぞ! これで 僕が国王だ! 191 00:13:45,358 --> 00:13:47,660 誰も逆らえない! 192 00:13:47,660 --> 00:13:51,864 邪魔だったんだ! 僕に王位を譲る気がない父上も➡ 193 00:13:51,864 --> 00:13:55,201 病弱なくせに 継承権を 放棄しない兄上も➡ 194 00:13:55,201 --> 00:14:00,873 全部 目障りだった! これは 見せしめだ。 195 00:14:00,873 --> 00:14:03,209 僕の邪魔をするから こうなるって➡ 196 00:14:03,209 --> 00:14:06,379 まったく清々した! 197 00:14:06,379 --> 00:14:08,548 アハッ アハハハハ…! 198 00:14:08,548 --> 00:14:10,717 アハハハハハ…! 199 00:14:10,717 --> 00:14:12,885 どうして…。 200 00:14:12,885 --> 00:14:15,722 どうして そこまでして 王権にこだわるのです…。 201 00:14:15,722 --> 00:14:18,391 (ユリウス)どうして? そんなこと…。 202 00:14:18,391 --> 00:14:21,394 世界は すべて 僕のためにあるんだから➡ 203 00:14:21,394 --> 00:14:25,865 当たり前だろ? そして ミア! 204 00:14:25,865 --> 00:14:29,035 愛する君に 王妃の座をプレゼントするよ! 205 00:14:29,035 --> 00:14:31,037 喜んでくれるだろう? 206 00:14:31,037 --> 00:14:35,475 僕のミア 今すぐに結婚しよう ミア! 207 00:14:35,475 --> 00:14:37,477 さぁ! 208 00:14:40,313 --> 00:14:44,016 それは 承服できないな! 209 00:14:46,486 --> 00:14:48,988 き… 貴様! 210 00:14:48,988 --> 00:14:50,990 (ユリウス)なぜ 生きている!? 211 00:14:50,990 --> 00:14:53,993 蘇生術で復活したわけではないぞ。 212 00:14:53,993 --> 00:14:55,995 なぜって? 213 00:14:55,995 --> 00:14:59,165 それは もちろん この企てを知っていたからさ! 214 00:14:59,165 --> 00:15:01,167 なっ…! 215 00:15:01,167 --> 00:15:06,672 ((パーティーの夜 フェルナンド殿下と 国王陛下を同時に暗殺する…。 216 00:15:06,672 --> 00:15:09,675 なぜ それを…? 217 00:15:09,675 --> 00:15:13,179 この国を… 守るためです!)) 218 00:15:15,348 --> 00:15:18,851 《この国のことを 本心から憂いているのは➡ 219 00:15:18,851 --> 00:15:21,020 私だけじゃなかった!》 220 00:15:21,020 --> 00:15:24,023 知っていれば対策のしようもある。 221 00:15:24,023 --> 00:15:28,528 席を離れた隙に あらかじめ 解毒薬を飲んでおいた。 222 00:15:28,528 --> 00:15:30,696 これは 血のりだ。 223 00:15:30,696 --> 00:15:34,500 (フェルナンド)ワインを飲んだふりをして 仕込んでおいた袋を噛み切り➡ 224 00:15:34,500 --> 00:15:36,836 派手に倒れてみせた。 225 00:15:36,836 --> 00:15:38,838 名演技だっただろ? 226 00:15:38,838 --> 00:15:40,840 ひっ…! おかげで このとおり➡ 227 00:15:40,840 --> 00:15:43,009 ピンピンしているというわけだ。 228 00:15:43,009 --> 00:15:47,013 ハッハハハ… 兄上はご冗談もお上手で。 229 00:15:47,013 --> 00:15:49,515 ちなみに 父上もご無事だ。 230 00:15:49,515 --> 00:15:51,517 は… はぁ!? 231 00:15:51,517 --> 00:15:55,855 (フェルナンド)刺客なら 今頃 返り討ちで全滅しているだろうね。 232 00:15:55,855 --> 00:16:01,194 ううっ…! 233 00:16:01,194 --> 00:16:04,697 なんてことだ。 さすがに これは擁護できない。 234 00:16:04,697 --> 00:16:07,533 反逆罪…。 たとえ王族でも死罪は免れないぞ。 235 00:16:07,533 --> 00:16:11,871 死罪… だそうだが 自業自得だな。 236 00:16:11,871 --> 00:16:15,041 僕らを殺そうとするからだ。 237 00:16:15,041 --> 00:16:17,176 だ… 黙れ! 238 00:16:17,176 --> 00:16:19,512 引きこもりの 能なしのくせに! 239 00:16:19,512 --> 00:16:21,848 すべてにおいて 僕のほうが優秀なんだ! 240 00:16:21,848 --> 00:16:25,852 (ユリウス)国のためにも 僕が王になるべきなんだ! 241 00:16:25,852 --> 00:16:28,855 その邪魔者を消そうとして 何が悪い! 242 00:16:28,855 --> 00:16:30,857 殺して 何が悪い! 243 00:16:30,857 --> 00:16:34,460 皆 兄上よりも 僕の王位を望んでいたんだ! 244 00:16:34,460 --> 00:16:39,966 ほう… 今の皆の顔を見ても そう言えるのか? 245 00:16:39,966 --> 00:16:41,968 きっ…! 246 00:16:41,968 --> 00:16:45,805 貴様らまで 僕を愚弄するか~! 247 00:16:45,805 --> 00:16:49,976 《さぁ ここからよ。 248 00:16:49,976 --> 00:16:53,980 姉さんを裏切った人たちに 等しく断罪を…》 249 00:16:53,980 --> 00:16:56,315 (ユリウス)ミア! 250 00:16:56,315 --> 00:16:58,818 そいつに頼まれたから そっち側にいるんだろ? 251 00:16:58,818 --> 00:17:03,322 さぁ 君は 僕の妻なんだから 助けておくれ! 252 00:17:03,322 --> 00:17:05,324 聖女の口添えがあれば…! 253 00:17:05,324 --> 00:17:07,326 逆です。 254 00:17:07,326 --> 00:17:09,328 え? 255 00:17:11,330 --> 00:17:13,666 《有頂天にさせて➡ 256 00:17:13,666 --> 00:17:17,670 泳がせて 一番いいところで…》 257 00:17:17,670 --> 00:17:19,672 ミア…? 258 00:17:19,672 --> 00:17:24,010 今回の件を立案したのは フェルナンド殿下ではありません。 259 00:17:24,010 --> 00:17:26,512 私です。 260 00:17:26,512 --> 00:17:29,015 《裏切ってあげる》 261 00:17:29,015 --> 00:17:31,350 はぁ? 262 00:17:31,350 --> 00:17:36,155 《王族を糾弾するには 明確な罪と証拠が必要。 263 00:17:36,155 --> 00:17:39,325 だから ひと芝居うって この場にいる全員を➡ 264 00:17:39,325 --> 00:17:41,994 証人にする必要があった。 265 00:17:41,994 --> 00:17:46,999 そのうえで 第一王子派 第二王子派 中立派➡ 266 00:17:46,999 --> 00:17:51,504 政治的な立場を超えて 今 この国が直面している➡ 267 00:17:51,504 --> 00:17:53,673 危機を理解してもらう》 268 00:17:53,673 --> 00:17:56,342 国王陛下と第一王子の暗殺計画。 269 00:17:56,342 --> 00:18:00,846 ユリウス殿下 今や あなたは大罪人です。 270 00:18:00,846 --> 00:18:03,015 もはや 言い逃れはできませんよ。 271 00:18:03,015 --> 00:18:06,519 ミ… ミア 何を言ってるんだ? 272 00:18:06,519 --> 00:18:08,521 君は 僕の妻で…。 273 00:18:08,521 --> 00:18:10,856 ユリウス・ジルトニア第二王子殿下➡ 274 00:18:10,856 --> 00:18:13,526 国法に基づき ただいまをもって➡ 275 00:18:13,526 --> 00:18:18,531 罪人である あなたとの 婚約を破棄させていただきます! 276 00:18:18,531 --> 00:18:21,534 こ… 婚約破棄!? 277 00:18:21,534 --> 00:18:24,704 お… お前は 愛する僕を 裏切ろうというのか!? 278 00:18:24,704 --> 00:18:27,039 おめでたいですわね 殿下。 279 00:18:27,039 --> 00:18:31,344 私が敬愛する 姉を売った男を愛するだなんて。 280 00:18:31,344 --> 00:18:35,281 おぞましいことを仰せになるのは やめてくださいませんか? 281 00:18:35,281 --> 00:18:39,285 そ… そんな 僕は 君を愛して…! 282 00:18:39,285 --> 00:18:43,122 僕の妻になれば 幸せになれるんだぞ! 283 00:18:43,122 --> 00:18:47,326 私の幸福を 他人が勝手に 語らないでくださる!? 284 00:18:47,326 --> 00:18:51,464 ううっ…。 285 00:18:51,464 --> 00:18:53,466 ミア! 286 00:18:53,466 --> 00:18:55,634 ど… どういうつもりだ!? 287 00:18:55,634 --> 00:18:58,304 我らを… 殿下をなぜ…! 288 00:18:58,304 --> 00:19:01,307 なぜ こんなバカなことをする…! 289 00:19:01,307 --> 00:19:06,646 なぜ… なぜですって! 290 00:19:06,646 --> 00:19:09,682 フィリア姉さんに 最低の仕打ちをしておいて➡ 291 00:19:09,682 --> 00:19:12,852 なぜと おっしゃるのですか! 292 00:19:15,021 --> 00:19:17,189 《あらゆる苦難を押しつけて➡ 293 00:19:17,189 --> 00:19:19,859 さんざん 冷遇したあげくに➡ 294 00:19:19,859 --> 00:19:23,029 よそに売り払って 故郷から追放しておいて…! 295 00:19:23,029 --> 00:19:25,698 姉さんは ずっと 親と信じたあなたたちに➡ 296 00:19:25,698 --> 00:19:28,200 愛されたくて 頑張ってきたのに➡ 297 00:19:28,200 --> 00:19:31,037 それを笑って 踏みにじるなんて➡ 298 00:19:31,037 --> 00:19:34,273 たとえ 実の親でも 許せるわけがないわ! 299 00:19:34,273 --> 00:19:38,611 姉さんが どれだけ すばらしい 功績のある完璧な聖女でも➡ 300 00:19:38,611 --> 00:19:42,114 私たちと同じ ただの女の子だった…。 301 00:19:42,114 --> 00:19:45,451 どうして理解できないの?》 302 00:19:45,451 --> 00:19:49,789 返して… 返してよ…。 303 00:19:49,789 --> 00:19:52,958 私の姉さんを返して…! 304 00:19:52,958 --> 00:19:54,960 ミア…。 305 00:19:54,960 --> 00:19:57,296 (泣き声) 306 00:19:57,296 --> 00:20:00,132 《はっ? フィリアだと…。 307 00:20:00,132 --> 00:20:03,803 なぜ ここで あの女の名前が出てくる? 308 00:20:03,803 --> 00:20:09,141 幼い頃より 僕は自分が 優れていることを知っていた。 309 00:20:09,141 --> 00:20:13,479 学問 剣術 どんなものも さほど努力せず マスターできた》 310 00:20:13,479 --> 00:20:15,481 ((さすが 殿下! まさに 神童! 311 00:20:15,481 --> 00:20:17,983 これも 貴い血の なせるわざですな!)) 312 00:20:17,983 --> 00:20:20,319 《ユリウス:ほどなく 僕は知った。 313 00:20:20,319 --> 00:20:22,655 僕は 他の人間とは違う。 314 00:20:22,655 --> 00:20:24,990 特別な存在なのだと。 315 00:20:24,990 --> 00:20:27,326 それを認めないのは…》 316 00:20:27,326 --> 00:20:30,329 ((ジルトニア:ユリウス 態度を改めよ)) 317 00:20:30,329 --> 00:20:32,665 《父上だけだった。 318 00:20:32,665 --> 00:20:34,834 だが それが 何だというのだ。 319 00:20:34,834 --> 00:20:39,171 兄のフェルナンドは病弱なうえ 才能のかけらもない出来損ない。 320 00:20:39,171 --> 00:20:44,510 高貴な血 神童とうたわれる才能 僕こそが 完璧な王子! 321 00:20:44,510 --> 00:20:47,513 誰もが こうべを垂れるべき存在なのだ。 322 00:20:47,513 --> 00:20:52,351 信じていた そう あの日までは》 323 00:20:52,351 --> 00:20:54,520 ((お初にお目にかかります。 324 00:20:54,520 --> 00:20:57,022 フィリア・アデナウアーと申します)) 325 00:20:57,022 --> 00:20:59,191 《一目でわかった。 326 00:20:59,191 --> 00:21:06,031 この女は敵だ 僕の完璧さを 壊しに来た化け物だと。 327 00:21:06,031 --> 00:21:08,367 だから 売り払ってやった! 328 00:21:08,367 --> 00:21:13,706 これで また完璧な王子… いや 完璧な王になれる! 329 00:21:13,706 --> 00:21:19,211 それなのに… どうして こんなにも 邪魔をする!? 330 00:21:19,211 --> 00:21:23,048 認めない…! あの女に 負けるなどあってはならない! 331 00:21:23,048 --> 00:21:25,551 僕には 貴い血が流れている➡ 332 00:21:25,551 --> 00:21:29,388 王族なんだ!》 333 00:21:29,388 --> 00:21:31,724 フハッ フハハハ…。 334 00:21:31,724 --> 00:21:35,361 ハッハハハ まんまと だまされたよ ミア! 335 00:21:35,361 --> 00:21:38,330 しかし 牢獄に行くのは 君だ! 336 00:21:38,330 --> 00:21:41,500 僕を 罠に はめようとしたのだからな! 337 00:21:41,500 --> 00:21:45,671 ユリウス殿下 見苦しいまねは やめてください。 338 00:21:45,671 --> 00:21:49,842 ここにいる人すべてが あなたの 愚行を目撃しているのです。 339 00:21:49,842 --> 00:21:51,844 愚か者は 君だ! 340 00:21:51,844 --> 00:21:54,513 王族をだますこと そのものが罪だと知れ! 341 00:21:54,513 --> 00:21:59,885 誰か! 誰でもいい! この2人を捕縛しろ! 342 00:21:59,885 --> 00:22:02,721 証言など握りつぶせばいい! 343 00:22:02,721 --> 00:22:06,058 僕を助ければ 望みのまま褒美を取らす! 344 00:22:06,058 --> 00:22:09,228 誰か… 誰か~! 345 00:22:09,228 --> 00:22:12,031 (ユリウス)はぁ はぁ…。 346 00:22:12,031 --> 00:22:15,534 誰…。 これ以上 恥を上塗りするでない。 347 00:22:15,534 --> 00:22:17,870 ユリウスよ。 348 00:22:17,870 --> 00:22:21,373 はぁ? ジジイ! 口の利き方に気をつけろ! 349 00:22:21,373 --> 00:22:23,375 僕を誰だと…! 350 00:22:23,375 --> 00:22:27,079 貴様こそ 私を誰と心得る! 351 00:22:27,079 --> 00:22:30,583 よもや この父を 忘れたとは言わせぬぞ! 352 00:22:30,583 --> 00:22:33,052 こ… 国王陛下…!