1 00:00:34,167 --> 00:00:36,870 (アスモデウス)がぁ~っ! 2 00:00:38,839 --> 00:00:44,678 ぐっ… こしゃくな人間風情が この私の邪魔をして。 3 00:00:44,678 --> 00:00:48,382 (オスヴァルト)もう絶対に フィリア殿は 離さないって誓ったんだ! 4 00:00:51,351 --> 00:00:53,687 (フィリア)オスヴァルト殿下。 5 00:00:53,687 --> 00:00:58,392 遅れてすまない。 本当に 無事でよかった。 6 00:01:03,363 --> 00:01:05,699 ご心配をおかけしました。 7 00:01:05,699 --> 00:01:09,036 うっ… ハァ ハァ…。 8 00:01:09,036 --> 00:01:11,939 あまり 調子にのるなよ! 9 00:01:25,552 --> 00:01:27,554 アスモデウス。 10 00:01:27,554 --> 00:01:30,457 あなたを ここで倒します。 11 00:02:31,385 --> 00:02:33,854 シルバー・ジャッジメント! 12 00:02:33,854 --> 00:02:37,858 (マモン)弾け飛べ ダークマター! 13 00:02:37,858 --> 00:02:40,360 フッ…。 14 00:02:40,360 --> 00:02:43,130 (エルザ)や~っ! うお~っ! 15 00:02:47,034 --> 00:02:50,704 ひれ伏せ 下等な人間ども! 16 00:02:50,704 --> 00:02:53,206 (エルザ/オスヴァルト)うわっ! 17 00:02:53,206 --> 00:02:55,175 殿下! 18 00:02:58,045 --> 00:03:03,383 ハハハハハ! 力がみなぎる この感覚 400年ぶりだ。 19 00:03:03,383 --> 00:03:06,386 これも 哀れなこの男が➡ 20 00:03:06,386 --> 00:03:09,556 封印を解いてくれたおかげだな。 21 00:03:09,556 --> 00:03:11,525 ホーリーシールド! 22 00:03:13,560 --> 00:03:18,565 この魔力… 地上で戦った時とは桁違いだ。 23 00:03:18,565 --> 00:03:23,236 アスモデウスは完全に復活したとみて 間違いないですね。 24 00:03:23,236 --> 00:03:25,739 えぇ。 いよいよ こいつを➡ 25 00:03:25,739 --> 00:03:28,408 地上に放つわけには いかなくなったわね。 26 00:03:28,408 --> 00:03:33,346 姐さん 相打ち覚悟でなんて 考えないでくださいよ。 27 00:03:33,346 --> 00:03:38,018 私の命ひとつで世界が救えるなら 喜んで差し出すわよ。 28 00:03:38,018 --> 00:03:43,190 《一瞬でも アスモデウスに 隙を生じさせることができれば》 29 00:03:43,190 --> 00:03:46,193 アスモデウス それ以上暴れると➡ 30 00:03:46,193 --> 00:03:48,528 フィアナ様の人形に傷がつきますよ。 31 00:03:48,528 --> 00:03:52,866 違うな どこまでもフィアナとは違う。 32 00:03:52,866 --> 00:03:56,536 打算的なところは フィアナとは似ても似つかぬ。 33 00:03:56,536 --> 00:04:01,208 お前は フィアナの生まれ変わりだが やはり違うのだな! 34 00:04:01,208 --> 00:04:05,879 くっ…。 もはや お前の体など どうでもいい。 35 00:04:05,879 --> 00:04:07,848 カタストロフィ! 36 00:04:11,051 --> 00:04:14,221 ホーリーバリア! 37 00:04:14,221 --> 00:04:16,223 フィリア! 38 00:04:16,223 --> 00:04:18,992 キャア! ぎょえ~! 39 00:04:26,900 --> 00:04:29,903 そ… んな…。 40 00:04:29,903 --> 00:04:32,139 魔力が枯渇したか。 41 00:04:32,139 --> 00:04:34,808 歴代最高かなにか知らぬが➡ 42 00:04:34,808 --> 00:04:38,411 しょせん 人間など その程度のものだ。 43 00:04:40,814 --> 00:04:44,151 まだ 諦めるわけにはいきません。 44 00:04:44,151 --> 00:04:47,854 オスヴァルト殿下との 約束もありますし…。 45 00:04:50,157 --> 00:04:55,829 こんな窮地に 殿下との約束を 一番に思い出すなんて。 46 00:04:55,829 --> 00:04:57,831 ぐっ! 47 00:04:57,831 --> 00:05:02,169 そうか お前は パルナコルタの王子のことが…。 48 00:05:02,169 --> 00:05:06,840 おもしろい この男を目の前で ズタズタに切り刻んだとき➡ 49 00:05:06,840 --> 00:05:10,177 お前は どんな顔を 見せてくれるのだろうな。 50 00:05:10,177 --> 00:05:12,345 や… め…。 51 00:05:12,345 --> 00:05:15,182 パルナコルタの王子だけではないぞ。 52 00:05:15,182 --> 00:05:18,852 お前が大切に思う者どもを 1人ずつ➡ 53 00:05:18,852 --> 00:05:21,154 目の前で なぶり殺してやる。 54 00:05:23,190 --> 00:05:25,358 《守りたい…。 55 00:05:25,358 --> 00:05:30,197 私の 大切な人たち。 56 00:05:30,197 --> 00:05:33,900 この命に 代えてでも》 57 00:05:36,169 --> 00:05:40,640 (フィアナ)フィリア・アデナウアー。 あなたの思いは受け取りました。 58 00:05:53,353 --> 00:05:58,525 あなたが救国の聖女 フィアナ・イースフィル様。 59 00:05:58,525 --> 00:06:00,861 (フィアナ)申し訳ありません。 60 00:06:00,861 --> 00:06:06,199 私の封印が不完全だったようで とんだご迷惑をおかけしました。 61 00:06:06,199 --> 00:06:08,535 フィリア・アデナウアー。 62 00:06:08,535 --> 00:06:11,905 私の力を今 あなたに託します。 63 00:06:23,049 --> 00:06:27,354 こ これは!? フィアナ! フィアナなのだな! 64 00:06:27,354 --> 00:06:30,357 この日を どれだけ待ちわびたことか! 65 00:06:30,357 --> 00:06:33,793 (フィアナ)アスモデウス あなたも しつこいですね。 66 00:06:33,793 --> 00:06:38,298 私たちの世界を荒らすことは 許さないと 警告したはずですよ。 67 00:06:38,298 --> 00:06:40,400 セント・ヒール! 68 00:06:45,805 --> 00:06:48,975 みなさん ご無事で何よりです。 69 00:06:48,975 --> 00:06:50,977 フィリア殿。 70 00:06:53,813 --> 00:06:58,318 アスモデウスは私が討伐しますので ここは お任せください。 71 00:06:58,318 --> 00:07:01,321 人間風情が調子にのるな! 72 00:07:01,321 --> 00:07:03,323 待っていろ フィアナ! 73 00:07:03,323 --> 00:07:06,493 すぐに その肉体から解放してやる! 74 00:07:06,493 --> 00:07:08,662 また大きいのが来るわよ フィリア! 75 00:07:08,662 --> 00:07:10,664 (フィリア/フィアナ)シルバー・ジャッジメント! 76 00:07:10,664 --> 00:07:14,467 ハハハ 無駄だ お前ごときの魔法。 77 00:07:16,503 --> 00:07:19,339 ぐあぁ~! 78 00:07:19,339 --> 00:07:21,841 あ… ありえん。 79 00:07:21,841 --> 00:07:25,845 私の術式発動速度を上回るなど。 80 00:07:36,156 --> 00:07:38,124 ま… まさか!? 81 00:07:41,328 --> 00:07:46,299 そ それは 400年前に私を封じた…。 82 00:07:48,501 --> 00:07:50,470 (フィリア/フィアナ)エル・ノーティア。 83 00:07:52,505 --> 00:07:55,308 (フィリア/フィアナ) もう簡単には復活させません。 84 00:07:55,308 --> 00:07:58,111 あなたの魂ごと 砕いてみせます。 85 00:08:00,180 --> 00:08:02,349 フィアナ! 待て 待ってくれ! 86 00:08:02,349 --> 00:08:05,685 お前さえ手に入れば 他には何も要らない! 87 00:08:05,685 --> 00:08:08,188 お前を愛しているんだ! 88 00:08:08,188 --> 00:08:11,524 私は フィアナ様ではありません。 89 00:08:11,524 --> 00:08:13,526 あなたは愛に飢えて➡ 90 00:08:13,526 --> 00:08:16,863 このようなことを 企てたのかもしれませんが➡ 91 00:08:16,863 --> 00:08:19,866 その行動を聖女として 許容することはできません。 92 00:08:19,866 --> 00:08:21,868 や… やめろ~! 93 00:08:21,868 --> 00:08:23,837 お覚悟を。 94 00:08:35,148 --> 00:08:39,819 フィアナ… お前を愛して…。 95 00:08:42,489 --> 00:08:46,993 (フィアナ)世界を救っていただき ありがとうございます。 96 00:08:46,993 --> 00:08:49,829 フィリア・アデナウアー。 97 00:08:49,829 --> 00:08:53,800 それが 聖女のつとめですから。 98 00:08:56,136 --> 00:08:59,139 大丈夫か? フィリア殿。 99 00:08:59,139 --> 00:09:02,475 あ… はい。 100 00:09:02,475 --> 00:09:06,479 あの時 殿下が来てくれなければ 死んでいました。 101 00:09:06,479 --> 00:09:09,649 助けてくださって ありがとうございます。 102 00:09:09,649 --> 00:09:11,818 そんなの当たり前だろ。 103 00:09:11,818 --> 00:09:15,321 俺は フィリア殿のことを誰より…。 104 00:09:15,321 --> 00:09:17,323 私のことを? 105 00:09:19,492 --> 00:09:21,861 そろそろ帰るわよ。 106 00:09:21,861 --> 00:09:24,364 こんな しんき臭い場所で 何やってるのよ。 107 00:09:24,364 --> 00:09:26,366 もっと ムードを考えなさい。 108 00:09:26,366 --> 00:09:29,702 うっ… 言われてみれば 確かにそうだな。 109 00:09:29,702 --> 00:09:32,372 もっと雰囲気くらい考えなきゃな。 110 00:09:34,607 --> 00:09:38,111 (ユリウス)こ… ここは? 111 00:09:38,111 --> 00:09:41,114 フィリア!? お前が なぜここに? 112 00:09:41,114 --> 00:09:43,450 ご無沙汰しております ユリウス殿下。 113 00:09:43,450 --> 00:09:45,452 この冷血女が! 114 00:09:45,452 --> 00:09:48,788 ミアが僕を裏切ったのも 全部お前のせいだ! 115 00:09:48,788 --> 00:09:52,292 どこまでも目障りな女め お前さえいなければ…。 116 00:09:52,292 --> 00:09:54,294 おい! いくらなんでも…。 117 00:09:54,294 --> 00:09:56,629 いいのです。 フィリア殿。 118 00:09:56,629 --> 00:10:00,800 ちょうどいい 手に入れたこの力で お前も…。 119 00:10:00,800 --> 00:10:04,637 えっ!? 指輪は!? すごい力は!? 120 00:10:04,637 --> 00:10:08,475 もう諦めるっすよ ジルトニアの王子様。 121 00:10:08,475 --> 00:10:11,144 なんだ お前は!? なれなれしく触るな! 122 00:10:11,144 --> 00:10:15,648 僕ぁ きれいなお姉ちゃんの悪態は 大好物なんだけどなぁ。 123 00:10:15,648 --> 00:10:18,818 えっ…。 こういうクソガキの生意気は➡ 124 00:10:18,818 --> 00:10:21,988 ちょっと いたぶりたい気分に なるんだよねぇ。 125 00:10:21,988 --> 00:10:24,824 ギャー! バタンキュー。 126 00:10:24,824 --> 00:10:28,328 マモン そいつを ジルトニアの牢獄まで運びなさい。 127 00:10:28,328 --> 00:10:33,133 へいへい 悪魔使いの荒い姐さんだなぁ。 128 00:10:36,169 --> 00:10:39,873 帰ろう フィリア殿 みんなのところへ。 129 00:10:42,842 --> 00:10:44,844 はい。 130 00:10:47,380 --> 00:10:49,382 (ミア)フィリア姉さん! 131 00:10:49,382 --> 00:10:52,552 よかった… 本当によかった! 132 00:10:52,552 --> 00:10:56,389 ミア 心配をかけて ごめんなさい。 133 00:10:56,389 --> 00:11:01,227 ううん… 姉さんが無事ならいいの。 134 00:11:01,227 --> 00:11:03,396 オスヴァルト殿下。 135 00:11:03,396 --> 00:11:06,900 姉を連れて帰ってくれて ありがとうございます。 136 00:11:06,900 --> 00:11:10,403 師匠? 137 00:11:10,403 --> 00:11:33,393 ♬~ 138 00:11:39,832 --> 00:11:41,834 (ヒルデガルト)フィリア。 139 00:11:43,836 --> 00:11:48,007 これまで 真実を告げる機会は いくらでもありました。 140 00:11:48,007 --> 00:11:53,179 にもかかわらず ずっと黙っていて 申し訳ありません。 141 00:11:53,179 --> 00:11:56,516 師匠 頭を上げてください。 142 00:11:56,516 --> 00:11:58,851 ミアから事情は聞きました。 143 00:11:58,851 --> 00:12:03,156 あの子からすると 言いにくい 話だったと思いますが…。 144 00:12:05,191 --> 00:12:08,861 私は師匠から たくさんのことを教わりました。 145 00:12:08,861 --> 00:12:11,030 聖女としてだけではなく➡ 146 00:12:11,030 --> 00:12:13,866 人として どう生きるのかということも。 147 00:12:13,866 --> 00:12:18,538 今 私がこうしていられるのは 師匠のおかげです。 148 00:12:18,538 --> 00:12:24,210 しかし 私は あなたに与えるべき 母親の愛情を…。 149 00:12:24,210 --> 00:12:26,713 いただいていますよ。 150 00:12:26,713 --> 00:12:30,550 それはもう 数えきれないくらいに。 151 00:12:30,550 --> 00:12:33,820 この体も この力も 人生も➡ 152 00:12:33,820 --> 00:12:36,489 すべて宝物ですから。 153 00:12:36,489 --> 00:12:39,359 ありがとうございます 師匠。 154 00:12:39,359 --> 00:12:41,828 いえ… お母様。 155 00:12:43,863 --> 00:12:46,699 あ… 改まってなんですか。 156 00:12:46,699 --> 00:12:50,370 私は今更 あなたの母親ぶることなんて…。 157 00:12:50,370 --> 00:12:53,873 お母様に教えてもらいたいことが まだあります。 158 00:12:53,873 --> 00:12:56,542 師匠が お母様だとわかった あの日から➡ 159 00:12:56,542 --> 00:12:58,878 ずっと気になっていたことです。 160 00:12:58,878 --> 00:13:02,048 あなたなら だいたいのことは 知っているでしょう。 161 00:13:02,048 --> 00:13:05,551 私が教えるようなことは もうないと思いますが。 162 00:13:05,551 --> 00:13:08,921 私の 実のお父様のことです。 163 00:13:10,890 --> 00:13:12,892 師匠? 164 00:13:12,892 --> 00:13:15,895 当たり前の 質問なのかもしれませんが➡ 165 00:13:15,895 --> 00:13:17,897 なぜか想定外でした。 166 00:13:17,897 --> 00:13:21,901 あなたにしては あまりにも普通の質問だったので。 167 00:13:21,901 --> 00:13:25,238 《そんなに変でしょうか? 不思議です。 168 00:13:25,238 --> 00:13:28,241 こんなにも 驚かれた顔をされるなんて》 169 00:13:28,241 --> 00:13:32,178 あなたの父親は 治癒術師でした。 170 00:13:32,178 --> 00:13:35,848 けがを治す腕は確かでしたよ。 171 00:13:35,848 --> 00:13:38,851 はやり病にかかって 亡くなりましたが➡ 172 00:13:38,851 --> 00:13:43,856 最期まで あなたのことを 気にかけていました。 173 00:13:43,856 --> 00:13:46,859 そう… ですか。 174 00:13:46,859 --> 00:13:49,862 《私が治癒魔術が得意なのは➡ 175 00:13:49,862 --> 00:13:53,633 もしかしたら 父親譲りなのかもしれません》 176 00:13:56,536 --> 00:14:00,206 あの… それだけですか? 177 00:14:00,206 --> 00:14:02,542 どういうことです? 178 00:14:02,542 --> 00:14:06,379 ですから いつどこで どんな出会い方をして➡ 179 00:14:06,379 --> 00:14:08,881 どのような おつきあいをしたうえで➡ 180 00:14:08,881 --> 00:14:12,885 結婚したのかと 説明を求めています。 181 00:14:12,885 --> 00:14:18,224 思った以上に グイグイ来るのですね。 ミアかと思いましたよ。 182 00:14:18,224 --> 00:14:20,393 ミアには話したのですか? 183 00:14:20,393 --> 00:14:24,230 あの子には 遠慮という言葉が ありませんから。 184 00:14:24,230 --> 00:14:27,867 そうですね 観念することにします。 185 00:14:27,867 --> 00:14:30,870 もとより あなたの望むことは➡ 186 00:14:30,870 --> 00:14:33,806 何でも かなえるつもりでしたし。 187 00:14:33,806 --> 00:14:37,810 (レオナルド) お口に合いますかな? ヒルデガルト殿。 188 00:14:37,810 --> 00:14:41,814 フィリア様から 魚料理がお好みだと 伺いましたので➡ 189 00:14:41,814 --> 00:14:45,318 このレオナルド 腕によりをかけて作りました。 190 00:14:45,318 --> 00:14:47,320 (リーナ)レオナルドさ~ん。 191 00:14:47,320 --> 00:14:50,490 こんなにたくさん 腕によりをかけすぎですよ~。 192 00:14:50,490 --> 00:14:52,492 (ヒマリ)心配無用。 193 00:14:52,492 --> 00:14:54,994 フィリア様は 健たん家であらせられるからな。 194 00:14:54,994 --> 00:14:58,498 えっ? 姉さんって そんなにたくさん食べたっけ? 195 00:14:58,498 --> 00:15:02,835 パルナコルタに行ってからは… そうですね。 196 00:15:02,835 --> 00:15:06,839 レオナルドさんの料理が おいしいので。 197 00:15:06,839 --> 00:15:10,676 フィリア あなたは よい人たちに恵まれましたね。 198 00:15:10,676 --> 00:15:14,847 パルナコルタへ送られると聞いたときは 心配しましたが➡ 199 00:15:14,847 --> 00:15:18,684 今のあなたを見ると き憂だったとわかります。 200 00:15:18,684 --> 00:15:22,889 はい。 皆さんには毎日感謝しています。 201 00:15:28,027 --> 00:15:32,498 フィリア殿 ご両親のことは気の毒だな。 202 00:15:32,498 --> 00:15:38,171 ミア殿のことも心配だろうし もし フィリア殿が望むなら…。 203 00:15:38,171 --> 00:15:40,673 戻りませんよ。 えっ? 204 00:15:40,673 --> 00:15:44,844 この国に もはや私は不要です。 205 00:15:44,844 --> 00:15:49,348 師匠と 一人前の聖女がいますから。 206 00:15:49,348 --> 00:15:51,851 姐さ~ん。 207 00:15:51,851 --> 00:15:55,521 フィリアちゃんに 別れの挨拶しなくていいんすか? 208 00:15:55,521 --> 00:15:58,991 えぇ あの子が歴代最高である限り➡ 209 00:15:58,991 --> 00:16:02,195 またどこかで 会うこともあるでしょ。 210 00:16:02,195 --> 00:16:04,163 (鼻歌) 211 00:16:06,199 --> 00:16:09,035 (フェルナンド)フィリア殿に なんとか戻ってもらうことは➡ 212 00:16:09,035 --> 00:16:12,839 できないかと 毎日のように せっつかれているよ。 213 00:16:12,839 --> 00:16:15,508 君なら姉を説得できるとね。 214 00:16:15,508 --> 00:16:19,512 今更そんなこと 許されるはずがありませんよ。 215 00:16:19,512 --> 00:16:23,182 第一 あまりにも恥知らずです。 216 00:16:23,182 --> 00:16:26,385 そうだよな。 僕らは意地でも➡ 217 00:16:26,385 --> 00:16:30,389 自分たちの手で この国を繁栄させねばならない。 218 00:16:30,389 --> 00:16:34,460 フィリア殿をパルナコルタに売るなどという 愚行の責任は➡ 219 00:16:34,460 --> 00:16:36,796 ユリウスだけにあるのではない。 220 00:16:36,796 --> 00:16:40,299 それを止められなかった者たちの 責任でもある。 221 00:16:40,299 --> 00:16:42,301 フェルナンド殿下。 222 00:16:42,301 --> 00:16:45,304 その中でも 僕の責任は いちばん大きい。 223 00:16:45,304 --> 00:16:47,306 弟におびえて➡ 224 00:16:47,306 --> 00:16:50,810 君に たきつけられるまで 何もできなかった僕の弱さは➡ 225 00:16:50,810 --> 00:16:53,479 言い訳できないからね。 226 00:16:53,479 --> 00:16:57,316 はぁ~ 後悔なんてしなくていいですよ。 227 00:16:57,316 --> 00:17:01,153 えっ…。 殿下は反省して 前に進んで➡ 228 00:17:01,153 --> 00:17:04,991 ジルトニアを よい方向に 導こうとしてくださっています。 229 00:17:04,991 --> 00:17:07,493 せっかく前進しているんです。 230 00:17:07,493 --> 00:17:10,897 悔いる時間が もったいないと思われませんか? 231 00:17:13,165 --> 00:17:16,002 君は すごいね。 232 00:17:16,002 --> 00:17:19,839 いや… 本当に 君はすごいよ。 233 00:17:19,839 --> 00:17:24,343 えっと… それは私を 褒めてくださっているのですか? 234 00:17:24,343 --> 00:17:26,345 もちろんだよ ミア。 235 00:17:26,345 --> 00:17:30,182 君から言葉をもらうと 力が湧いてくるんだ。 236 00:17:30,182 --> 00:17:32,818 何でもやってやるぞ ってね。 237 00:17:32,818 --> 00:17:37,323 ⚟殿下 ミア様 少しよろしいでしょうか。 238 00:17:37,323 --> 00:17:42,395 こんな言葉でよろしければ 毎日でも かけて差し上げますよ。 239 00:17:48,167 --> 00:17:50,136 ライハルト殿下。 240 00:17:52,338 --> 00:17:57,476 このたびは パルナコルタの聖女として 身勝手な行動をとってしまい➡ 241 00:17:57,476 --> 00:17:59,979 申し訳ありませんでした。 242 00:17:59,979 --> 00:18:03,649 (ライハルト) 頭を上げてください フィリアさん。 243 00:18:03,649 --> 00:18:08,321 故郷を… そこに残した 大切な人たちを救いたい。 244 00:18:08,321 --> 00:18:10,823 あなたの気持ちは理解できます。 245 00:18:10,823 --> 00:18:14,493 その手助けをした オスヴァルトの思いも。 246 00:18:14,493 --> 00:18:20,166 私も エリザベスのためなら 同じことをしたでしょうから。 247 00:18:20,166 --> 00:18:25,171 それでも 再び同じ状況に 見舞われたとしても➡ 248 00:18:25,171 --> 00:18:28,507 私は やはり フィリアさんを止めるでしょう。 249 00:18:28,507 --> 00:18:31,777 聖女とは 国の繁栄の要。 250 00:18:31,777 --> 00:18:34,780 最も優先して保護すべき対象です。 251 00:18:34,780 --> 00:18:39,285 私にとって 国がすべてですから。 252 00:18:39,285 --> 00:18:42,788 フィリアさん くれぐれもこの国のことを➡ 253 00:18:42,788 --> 00:18:45,291 よろしくお願いします。 はい。 254 00:18:45,291 --> 00:18:49,462 聖女としてだけでなく 大切な国の一員として➡ 255 00:18:49,462 --> 00:18:53,466 精一杯 つとめを 果たさせていただく所存です。 256 00:18:55,835 --> 00:18:59,672 姉さ~ん! 久しぶり~! 257 00:18:59,672 --> 00:19:02,842 というほどでもないけど 元気だった? 258 00:19:02,842 --> 00:19:06,345 えぇ。 ミアも元気そうで何よりです。 259 00:19:06,345 --> 00:19:08,347 お母様も。 260 00:19:08,347 --> 00:19:11,183 そう呼ばれるのは まだ慣れませんね。 261 00:19:11,183 --> 00:19:13,686 (エミリー)お~っほっほっほ! 262 00:19:13,686 --> 00:19:16,856 聖女が一堂に集う セイントサミット。 263 00:19:16,856 --> 00:19:20,693 主役は このわたくしを置いて 他におりませんわ~。 264 00:19:20,693 --> 00:19:22,862 えっ… なに あの人…。 265 00:19:22,862 --> 00:19:27,033 ボルメルン王国の聖女 エミリー・マーティラスさんですね。 266 00:19:27,033 --> 00:19:30,202 私も お目にかかるのは初めてですが。 267 00:19:30,202 --> 00:19:32,104 現役の聖女では➡ 268 00:19:32,104 --> 00:19:35,775 いちばんフィリアに近い能力の 持ち主でしょうね。 269 00:19:35,775 --> 00:19:38,611 性格は姉さんと真逆みたいだけど。 270 00:19:38,611 --> 00:19:40,613 (グレイス)フィリア様! 271 00:19:40,613 --> 00:19:42,782 お久しぶりです~! 272 00:19:42,782 --> 00:19:45,117 わたくし これからもフィリア様のもとで➡ 273 00:19:45,117 --> 00:19:47,119 修行できることになりましたの。 274 00:19:47,119 --> 00:19:50,456 末永く よろしくお願いしますわ~! 275 00:19:50,456 --> 00:19:54,794 えぇ グレイスさんは努力家ですから 教えがいがありますよ。 276 00:19:54,794 --> 00:19:57,963 エヘヘ 褒められちゃいましたの。 277 00:19:57,963 --> 00:20:01,133 ねぇ ちょっと! あなたが妹みたいな顔➡ 278 00:20:01,133 --> 00:20:03,803 しないでください。 私の姉なんですよ! 279 00:20:03,803 --> 00:20:06,472 ふふ~ん。 ミアさん。 280 00:20:06,472 --> 00:20:10,309 言っておきますが わたくしが フィリア様の一番弟子ですの! 281 00:20:10,309 --> 00:20:12,478 わたくしにとって フィリア様は➡ 282 00:20:12,478 --> 00:20:14,814 姉と言っても 差し支えありませんわ! 283 00:20:14,814 --> 00:20:19,485 姉さん この子なんなの~! お~っほっほっほっほ! 284 00:20:19,485 --> 00:20:21,487 あっ そうだ! 285 00:20:21,487 --> 00:20:26,826 姉さんがくれた髪飾りのお礼に プレゼントを用意したんだけど…。 286 00:20:26,826 --> 00:20:30,830 とってもお似合いですよ フィリア様。 287 00:20:30,830 --> 00:20:33,833 少々派手な気がしますが…。 288 00:20:33,833 --> 00:20:36,836 (ヒマリ)さすが ミア殿のセンスは抜群ですね。 289 00:20:36,836 --> 00:20:38,838 (リーナ)オスヴァルト殿下も きっと➡ 290 00:20:38,838 --> 00:20:42,174 フィリア様に見とれて 食事どころではありませんね~。 291 00:20:42,174 --> 00:20:44,176 からかわないでください。 292 00:20:44,176 --> 00:20:46,512 殿下は 変だと笑わないでしょうか。 293 00:20:46,512 --> 00:20:49,348 笑うはずがないじゃないですか~。 294 00:20:49,348 --> 00:20:52,852 必ずや お似合いだと お褒めになるに違いありませぬ。 295 00:20:52,852 --> 00:20:54,854 そ そうですかね…。 296 00:20:54,854 --> 00:21:00,025 ハハッ フィリア様も お若いですな。 楽しそうで何よりです。 297 00:21:00,025 --> 00:21:03,362 レオナルドさん 笑い事ではありません。 298 00:21:03,362 --> 00:21:06,031 これは失礼いたしました。 299 00:21:06,031 --> 00:21:09,201 フィリア様が 年相応のお顔をされたのが➡ 300 00:21:09,201 --> 00:21:12,037 珍しくて 安心したのです。 301 00:21:12,037 --> 00:21:15,040 いつも 達観しておられましたから。 302 00:21:15,040 --> 00:21:18,043 年相応の顔… ですか? 303 00:21:27,553 --> 00:21:29,555 殿下? 304 00:21:29,555 --> 00:21:31,857 とても似合っている。 305 00:21:31,857 --> 00:21:34,860 いや フィリア殿は いつもきれいだけど➡ 306 00:21:34,860 --> 00:21:38,030 思わず見とれてしまったよ。 えっ。 307 00:21:38,030 --> 00:21:42,001 そ… その 見とれたというのは…。 308 00:21:42,001 --> 00:21:45,704 フィリア殿は 美しいってことだ。 309 00:21:57,850 --> 00:22:00,019 フィリア殿。 310 00:22:00,019 --> 00:22:04,223 覚えているかな? 君をパルナコルタに迎え入れたとき➡ 311 00:22:04,223 --> 00:22:06,559 俺は こう約束した。 312 00:22:06,559 --> 00:22:09,728 いつか この国を愛してもらえるように➡ 313 00:22:09,728 --> 00:22:11,730 努力すると。 314 00:22:11,730 --> 00:22:15,234 はい 覚えています。 315 00:22:15,234 --> 00:22:17,403 あれから いろいろ➡ 316 00:22:17,403 --> 00:22:21,240 いっぱい いっぱい たくさんの思い出を➡ 317 00:22:21,240 --> 00:22:24,410 たくさんの心を 受け取ってきました。 318 00:22:24,410 --> 00:22:29,081 だから 今は愛しています この国のことを。 319 00:22:29,081 --> 00:22:31,984 私は パルナコルタの聖女として➡ 320 00:22:31,984 --> 00:22:35,988 これからもずっと この国を守っていきます。 321 00:22:35,988 --> 00:22:38,157 よかった。 322 00:22:38,157 --> 00:22:42,995 俺も この国が… この国に住む人たちが大好きだ。 323 00:22:42,995 --> 00:22:46,665 そして フィリア・アデナウアー。 324 00:22:46,665 --> 00:22:50,669 俺は 君のことが好きだ。 325 00:22:56,175 --> 00:22:58,844 あっ ごめん 悪かった! 326 00:22:58,844 --> 00:23:01,847 そりゃあ いきなりすぎたよな。 327 00:23:01,847 --> 00:23:06,852 違います… オスヴァルト殿下 違うのです。 328 00:23:06,852 --> 00:23:11,523 これは うれしいから 泣いているのだと思います。 329 00:23:11,523 --> 00:23:13,859 おそらく ですが…。 330 00:23:13,859 --> 00:23:17,863 人は うれしくても 涙腺が刺激されて涙を流すと➡ 331 00:23:17,863 --> 00:23:20,699 書物で読んだことがあります。 332 00:23:20,699 --> 00:23:25,204 うれし泣きを冷静に説明する人を 初めて見た。 333 00:23:25,204 --> 00:23:27,873 だけど フィリア殿らしいな。 334 00:23:27,873 --> 00:23:30,376 俺は そういうところも好きなんだ。 335 00:23:30,376 --> 00:23:34,179 へ… 変なところを お好きなのですね。 336 00:23:34,179 --> 00:23:36,849 人を好きになるって そういうもんだと➡ 337 00:23:36,849 --> 00:23:39,518 思うけどな。 そうですね。 338 00:23:39,518 --> 00:23:42,187 今 はっきりとわかりました。 339 00:23:48,861 --> 00:23:51,530 誰かを 愛するというのは➡ 340 00:23:51,530 --> 00:23:54,199 これほどうれしい ものなのですね。 341 00:24:05,544 --> 00:24:09,381 < こうして 完璧すぎて可愛げがないと➡ 342 00:24:09,381 --> 00:24:12,384 婚約破棄された聖女は➡ 343 00:24:12,384 --> 00:24:16,455 隣国で幸せを見つけたのでした>