1 00:00:01,001 --> 00:00:06,132 あ~! こら もう 走らないで! ちょっと…。 2 00:00:06,132 --> 00:00:08,509 ハハハッ! 待って あっちに…。 うわ~! 3 00:00:08,509 --> 00:00:12,304 行こうぜ! ハハッ! やだ~! 4 00:00:12,304 --> 00:00:15,141 (凛太郎)フゥ…。 5 00:00:18,519 --> 00:00:20,521 (薫子)凛太郎君。 あっ! 6 00:00:23,315 --> 00:00:27,153 お待たせ… しました。 7 00:00:27,153 --> 00:00:30,698 ごっ… ごめんね 待たせちゃって。 8 00:00:30,698 --> 00:00:34,160 いや 今 来たとこだったから 大丈夫。 9 00:00:36,162 --> 00:00:39,165 《きっと 今日は 10 00:00:39,165 --> 00:00:43,043 一生 忘れられない1日になる》 11 00:00:53,888 --> 00:00:57,349 ((スゥ… ハァ…。 12 00:00:57,349 --> 00:00:59,560 《そういえば 俺 13 00:00:59,560 --> 00:01:02,563 自分から電話かけるの初めてだ》 14 00:01:05,733 --> 00:01:14,575 (呼び出し音) 15 00:01:14,575 --> 00:01:17,203 んっ…。 (呼び出し音) 16 00:01:17,203 --> 00:01:20,748 あっ! (電話)もっ… もしもし? 17 00:01:20,748 --> 00:01:22,917 あっ ごめん いきなり。 18 00:01:22,917 --> 00:01:27,588 今 大丈夫? (電話)うっ… うん! 大丈夫だよ。 19 00:01:27,588 --> 00:01:31,759 今日は ありがとう。 直接 言えてなかったから。 20 00:01:31,759 --> 00:01:34,094 (電話)こっ… こちらこそだよ。 21 00:01:34,094 --> 00:01:37,223 (電話)みんなで花火 楽しかったね! 22 00:01:37,223 --> 00:01:39,391 そうだね。 23 00:01:39,391 --> 00:01:41,393 それと…。 24 00:01:44,396 --> 00:01:47,775 線香花火のとき いきなり あんなこと 言って…。 25 00:01:47,775 --> 00:01:51,403 (電話)困らせて… ごめん。 26 00:01:51,403 --> 00:01:56,408 (電話)えっ… えっと… その…。 27 00:01:56,408 --> 00:01:59,245 (電話)けど…。 28 00:01:59,245 --> 00:02:03,249 もう一度 会って その話をしたいんだ。 29 00:02:03,249 --> 00:02:06,126 (電話)和栗さんがよければ 30 00:02:06,126 --> 00:02:08,629 時間 作ってもらうこと できないかな? 31 00:02:13,259 --> 00:02:15,803 (電話)うん わかった。 あっ! 32 00:02:15,803 --> 00:02:17,972 あっ… ありがとう。 33 00:02:17,972 --> 00:02:22,810 (電話)あの… 会う場所 私が決めてもいい? 34 00:02:22,810 --> 00:02:25,646 (電話)うん 大丈夫。 35 00:02:25,646 --> 00:02:27,648 じゃあ…。 36 00:02:27,648 --> 00:02:29,817 (電話)お祭り…。 37 00:02:29,817 --> 00:02:31,819 (電話)えっ? 38 00:02:33,821 --> 00:02:37,658 夏祭り 2人で行きたいです)) 39 00:02:41,829 --> 00:02:43,831 んっ…。 40 00:02:43,831 --> 00:02:48,168 和栗さん。 あっ! はっ… はい! 41 00:02:48,168 --> 00:02:50,838 あっ…。 その…。 42 00:02:53,674 --> 00:02:55,843 凛太郎君! あっ…。 43 00:02:55,843 --> 00:02:57,845 おなか すいてない? 44 00:02:57,845 --> 00:02:59,847 えっ? 45 00:02:59,847 --> 00:03:02,016 はい。 46 00:03:02,016 --> 00:03:04,685 はい 250円のお返しです。 縄跳び 当たった! 47 00:03:04,685 --> 00:03:06,687 んっ! 48 00:03:06,687 --> 00:03:09,690 う~ん! 49 00:03:09,690 --> 00:03:12,693 《気を使わせてしまった。 50 00:03:12,693 --> 00:03:15,195 緊張してたの 伝わってたよな》 51 00:03:17,197 --> 00:03:20,492 おいしい? うん! 52 00:03:20,492 --> 00:03:24,496 あっ 和栗さん 付いてる。 あめのかけら。 53 00:03:24,496 --> 00:03:28,042 どっ… どこ? こっち? 54 00:03:28,042 --> 00:03:34,506 ブッ! ハハハハハ! ハハッ! そんな慌てなくても…。 フフフッ…。 55 00:03:34,506 --> 00:03:37,885 もう! 笑い過ぎだよ。 ごっ… ごめん。 56 00:03:37,885 --> 00:03:40,346 (薫子/凛太郎)あっ…。 57 00:03:40,346 --> 00:03:42,723 アッハハ…。 フフッ! 58 00:03:42,723 --> 00:03:47,895 あっ かき氷だ。 おいしそう。 59 00:03:47,895 --> 00:03:50,522 向こうにあったよ。 行く? 60 00:03:50,522 --> 00:03:53,525 行きたい! 61 00:03:53,525 --> 00:03:58,739 《やっぱり 和栗さんが 笑ってるとこ 好きだな》 62 00:03:58,739 --> 00:04:00,741 たくさん 種類あるといいね。 63 00:04:00,741 --> 00:04:04,078 うん! でも 迷っちゃうな。 64 00:04:04,078 --> 00:04:24,098 ♪~ 65 00:04:24,098 --> 00:04:33,941 ♪~ 66 00:04:33,941 --> 00:04:37,277 フゥ… おなかいっぱいだね。 67 00:04:37,277 --> 00:04:39,780 うん。 めちゃくちゃ食べた。 68 00:04:39,780 --> 00:04:42,783 大丈夫? どこかで座って休む? 69 00:04:42,783 --> 00:04:45,577 あっ 俺は 全然 平気だけど…。 70 00:04:47,579 --> 00:04:52,126 いや 少し休もうか。 あっ…。 71 00:04:56,130 --> 00:04:58,298 はい。 ありがとう。 72 00:05:01,969 --> 00:05:03,971 おいしい! 73 00:05:03,971 --> 00:05:07,975 和栗さん 足 痛くない? あっ これ? 74 00:05:07,975 --> 00:05:10,144 全然 平気だよ…。 75 00:05:10,144 --> 00:05:12,146 (2人)あっ! 76 00:05:12,146 --> 00:05:14,148 んっ…。 77 00:05:25,325 --> 00:05:29,329 《なんだかんだ 祭りを楽しんじまったけど 78 00:05:29,329 --> 00:05:32,833 わざわざ 和栗さんが 時間を作ってくれたんだ》 79 00:05:35,169 --> 00:05:37,171 《伝えなきゃ》 80 00:05:41,341 --> 00:05:43,343 和栗さん。 81 00:05:48,640 --> 00:05:50,642 はい。 82 00:05:52,853 --> 00:05:54,855 好きです。 83 00:05:57,024 --> 00:05:59,026 好きです。 84 00:06:01,487 --> 00:06:06,033 ずっと 今のままでいいって 思ってたんだ。 85 00:06:06,033 --> 00:06:12,498 ただ 和栗さんの笑顔が 見られるだけで 十分だって。 86 00:06:12,498 --> 00:06:16,877 学校のことでも 迷惑をかけたくなかったから。 87 00:06:19,379 --> 00:06:23,217 でも あの花火のとき 88 00:06:23,217 --> 00:06:25,677 和栗さんとの時間が 終わってしまうのが 89 00:06:25,677 --> 00:06:27,679 すごくさみしくなって。 90 00:06:29,681 --> 00:06:33,894 ああ… 世の中の つきあってる人たちは 91 00:06:33,894 --> 00:06:37,689 みんな こういう気持ちだったのか ってわかったら 92 00:06:37,689 --> 00:06:41,401 思わず 言葉がこぼれて…。 93 00:06:43,695 --> 00:06:45,906 すごく わがままで 94 00:06:45,906 --> 00:06:49,910 欲張りなことを言ってるって わかってるんだ。 95 00:06:49,910 --> 00:06:53,080 ものすごく自分勝手だって。 96 00:06:53,080 --> 00:06:58,544 それでも もう 今のままじゃだめなんだ。 97 00:06:58,544 --> 00:07:04,550 つきあうということが 勇気や元気をくれる大切な人と 98 00:07:04,550 --> 00:07:09,263 たくさん一緒にいられるための ものだとしたら 99 00:07:09,263 --> 00:07:11,431 俺は そうなりたい。 100 00:07:14,601 --> 00:07:18,772 和栗さんと もっと一緒にいたい。 101 00:07:20,774 --> 00:07:23,777 俺と つきあってください。 102 00:07:33,245 --> 00:07:38,458 ごめん。 こんな 困らせるようなこと。 103 00:07:38,458 --> 00:07:41,962 本当に これは 俺のわがままなんだ。 104 00:07:41,962 --> 00:07:44,798 でも…。 105 00:07:44,798 --> 00:07:49,094 わがままじゃないよ 凛太郎君。 106 00:07:49,094 --> 00:07:51,096 えっ? 107 00:07:51,096 --> 00:07:56,977 初めて会った日のこと 覚えてる? うん。 108 00:07:56,977 --> 00:08:01,648 うちの店に 和栗さんがいて…。 109 00:08:01,648 --> 00:08:05,110 たぶん 凛太郎君が思い出してる日と 110 00:08:05,110 --> 00:08:08,655 私が思い出してる日は違うと思う。 111 00:08:08,655 --> 00:08:14,661 本当は あの日より前に 話したこと あるんだよ。 112 00:08:14,661 --> 00:08:19,124 私は その日 あなたに救われたの。 113 00:08:19,124 --> 00:08:24,129 俺に… 救われた? うん。 114 00:08:24,129 --> 00:08:28,508 ていっても 私が ケーキ屋さんに 通うようになったのも 115 00:08:28,508 --> 00:08:31,303 凛太郎君がきっかけなんだけどね。 116 00:08:33,513 --> 00:08:38,852 私ね そのときのこと 今でも はっきり思い出せるんだ。 117 00:08:41,021 --> 00:08:45,859 去年の冬 その日は 雪が降ってて。 118 00:08:45,859 --> 00:08:50,530 でも 私は 傘もマフラーも忘れちゃって。 119 00:08:50,530 --> 00:08:54,868 早く帰らなきゃって 思ってたときに 120 00:08:54,868 --> 00:08:58,330 あのケーキ屋さんの前を たまたま 通りかかったの。 121 00:09:00,540 --> 00:09:04,711 そのころ いろいろ つらいことが多くて 122 00:09:04,711 --> 00:09:06,713 大好きなケーキを見ても 123 00:09:06,713 --> 00:09:09,883 あまり 食べたいなって思えなくて…。 124 00:09:09,883 --> 00:09:15,055 だけど お店から感じる 温かい雰囲気に引かれて 125 00:09:15,055 --> 00:09:18,183 つい お店に入っちゃって。 126 00:09:18,183 --> 00:09:23,355 そのとき 中にいたのが 凛太郎君だったの。 127 00:09:25,357 --> 00:09:30,195 それで ケーキを注文して 一口 食べたら 128 00:09:30,195 --> 00:09:33,073 その味が あまりに温かくて。 129 00:09:33,073 --> 00:09:36,201 おいしいって思えたのも 久しぶりで。 130 00:09:38,203 --> 00:09:40,747 思わず その場で泣いちゃったんだ。 131 00:09:42,749 --> 00:09:46,378 そんな私を 凛太郎君が 励ましてくれたんだよ。 132 00:09:46,378 --> 00:09:49,214 えっ? フフフフッ。 133 00:09:49,214 --> 00:09:51,383 覚えてないでしょ? 134 00:09:51,383 --> 00:09:55,804 うん… 覚えてない。 アハハ! やっぱり! 135 00:09:55,804 --> 00:09:57,597 ごっ… ごめん 待って。 136 00:09:57,597 --> 00:09:59,599 今 思い出すから! フフッ…。 137 00:09:59,599 --> 00:10:02,936 いいよ 思い出さなくて。 あっ…。 138 00:10:02,936 --> 00:10:06,606 そのほうが 私は うれしい。 139 00:10:06,606 --> 00:10:10,110 今になって 改めて思うんだ。 140 00:10:10,110 --> 00:10:12,112 きっと あなたは 141 00:10:12,112 --> 00:10:14,406 あのとき いたのが 誰であっても 142 00:10:14,406 --> 00:10:17,951 同じことをするんだろうなって。 143 00:10:17,951 --> 00:10:23,123 けど 私は あなたに救われた。 144 00:10:23,123 --> 00:10:26,960 あなたにとっては当たり前の その優しさが 145 00:10:26,960 --> 00:10:29,963 私には 特別で…。 146 00:10:29,963 --> 00:10:33,967 苦しくなるほど うれしかった。 147 00:10:36,136 --> 00:10:40,432 だから いいの。 思い出さなくて。 148 00:10:42,434 --> 00:10:44,436 いいの。 149 00:10:47,147 --> 00:10:49,149 凛太郎君。 んっ? 150 00:10:49,149 --> 00:10:52,944 さっき 学校のことでも 迷惑かけたくないって 151 00:10:52,944 --> 00:10:54,654 言ってくれたでしょ? 152 00:10:54,654 --> 00:11:00,285 でも 私たちは 学校とは 関係ない場所で出会って 153 00:11:00,285 --> 00:11:03,997 勇気や元気をくれた そんな あなたに 154 00:11:03,997 --> 00:11:06,166 私は 155 00:11:06,166 --> 00:11:08,668 恋をしたの。 156 00:11:18,470 --> 00:11:20,847 < そこに行くときは 157 00:11:20,847 --> 00:11:24,684 いつもより丁寧にメークをして 158 00:11:24,684 --> 00:11:29,189 買ったばかりの服を 身にまとって 159 00:11:29,189 --> 00:11:34,194 失敗しないよう 慎重に 髪を巻いてた。 160 00:11:34,194 --> 00:11:37,322 鏡の前でチェックをしたら 161 00:11:37,322 --> 00:11:42,702 わくわくしながら 家の扉を開ける> 162 00:11:42,702 --> 00:11:46,206 ((いってきます)) 163 00:11:46,206 --> 00:11:48,500 < また 彼と話せるかも。 164 00:11:48,500 --> 00:11:54,047 なんて 淡い期待に 胸を躍らせて…> 165 00:11:54,047 --> 00:11:56,341 ((杏子:いらっしゃいませ。 (ドアの開く音) 166 00:11:56,341 --> 00:11:59,219 あ~ 和栗さん いらっしゃい! 167 00:11:59,219 --> 00:12:01,221 紬さん こんにちは! 168 00:12:01,221 --> 00:12:05,225 いつも ありがとね! 今日は なんにするの? 169 00:12:05,225 --> 00:12:07,894 えっと じゃあ…。 170 00:12:07,894 --> 00:12:10,730 これと これにします。 171 00:12:10,730 --> 00:12:14,067 は~い! 店で食べてく? 172 00:12:14,067 --> 00:12:17,237 持ち帰りで お願いします。 は~い。 173 00:12:23,076 --> 00:12:26,746 《今日は… いる。 174 00:12:26,746 --> 00:12:29,916 でも 厨房だ。 175 00:12:29,916 --> 00:12:34,546 あの日以来 レジにいたことないな》)) 176 00:12:34,546 --> 00:12:37,757 < ここのケーキが好き。 177 00:12:37,757 --> 00:12:42,929 温かくて 食べると なんだか 心が落ち着く。 178 00:12:42,929 --> 00:12:48,268 でも このケーキ屋に通う理由は それだけじゃない。 179 00:12:48,268 --> 00:12:54,774 一度だけ話したことがある 金髪の店員さん。 180 00:12:54,774 --> 00:12:58,403 あの人と また話したい> 181 00:12:58,403 --> 00:13:03,283 ((《でも あの日は 本当に たまたまだったんだな…》 182 00:13:03,283 --> 00:13:08,288 はい どうぞ。 あっ ありがとうございます。 183 00:13:08,288 --> 00:13:11,124 うちのメニュー 制覇しそうな勢いね。 184 00:13:11,124 --> 00:13:13,793 だって すっごくおいしいんですもん! 185 00:13:13,793 --> 00:13:16,588 ありがとう。 旦那も喜ぶわ。 186 00:13:16,588 --> 00:13:20,133 旦那さんが メニューを? そうそう。 187 00:13:20,133 --> 00:13:23,428 奥の 黒い制服 来てるのが 旦那。 188 00:13:23,428 --> 00:13:26,139 で 隣が 私の息子。 189 00:13:26,139 --> 00:13:28,308 たまに 手伝ってくれてるの。 190 00:13:28,308 --> 00:13:32,437 むっ… 息子さん? そうよ。 今 高1。 191 00:13:32,437 --> 00:13:34,439 《同い年だったの? 192 00:13:34,439 --> 00:13:38,318 大人びてるから 年上だと思ってた》 193 00:13:38,318 --> 00:13:40,445 紬さん あの! 194 00:13:40,445 --> 00:13:42,822 んっ? あっ…。 195 00:13:42,822 --> 00:13:46,159 いっ… いや また来ますね! 196 00:13:46,159 --> 00:13:48,995 うん? (ドアの開閉音) 197 00:13:50,997 --> 00:13:53,833 フゥ…。 198 00:13:53,833 --> 00:13:56,002 《紬君…》 199 00:13:58,171 --> 00:14:01,466 《下の名前 なんていうんだろう?》)) 200 00:14:03,468 --> 00:14:09,182 < それから 私は 月に何度か ケーキ屋に行ったけど 201 00:14:09,182 --> 00:14:11,184 彼と話すどころか 202 00:14:11,184 --> 00:14:15,355 目が合うことすらないまま 数か月がたち 203 00:14:15,355 --> 00:14:18,024 抱いていた淡い期待は 204 00:14:18,024 --> 00:14:22,862 そのころには 諦めに変わり始めていた> 205 00:14:22,862 --> 00:14:25,490 ((今日も 話せなかったな)) 206 00:14:28,868 --> 00:14:33,665 < だから 少し 油断していたのかもしれない> 207 00:14:33,665 --> 00:14:37,210 ((《病院の面会 終わったら もう こんな時間…。 208 00:14:37,210 --> 00:14:40,046 お店 近くだけど どうしよう》 209 00:14:46,219 --> 00:14:49,055 《あ~ おいしそう。 210 00:14:49,055 --> 00:14:52,225 やっぱり 寄っていこうかな》 211 00:14:52,225 --> 00:14:57,230 あっ でも 今日 おしゃれしてない。 212 00:14:57,230 --> 00:15:02,235 《もう 気にしても 意味ないよね。 213 00:15:02,235 --> 00:15:05,071 紬君がいるとは限らないし…》 214 00:15:06,906 --> 00:15:08,908 あら 和栗さん いらっしゃい! 215 00:15:08,908 --> 00:15:10,910 こんばんは。 216 00:15:13,413 --> 00:15:15,415 (杏子)お持ち帰りにする? 217 00:15:17,584 --> 00:15:20,587 あっ いえ お店で食べます。 218 00:15:20,587 --> 00:15:24,049 えっ? あら いいの? もう 遅い時間だけど。 219 00:15:24,049 --> 00:15:29,429 はい。 今 食べたいんです。 220 00:15:32,932 --> 00:15:36,770 ほんと よく食べるわね。 エヘヘヘ…。 221 00:15:36,770 --> 00:15:39,773 杏子さん。 あっ 帰ってきた? 222 00:15:39,773 --> 00:15:44,069 ちょっと レジから離れるけど 気にせず ゆっくりしてって! 223 00:15:44,069 --> 00:15:46,071 はい! 224 00:15:49,616 --> 00:15:53,787 《やっぱり 好きだな。 ここのお店とケーキ》)) 225 00:15:53,787 --> 00:16:10,470 ♪~ 226 00:16:10,470 --> 00:16:13,640 < そして 最後の一口を食べたとき…> 227 00:16:13,640 --> 00:16:17,477 ((えっ?)) 228 00:16:17,477 --> 00:16:21,106 < あなたと 目が合った> 229 00:16:21,106 --> 00:16:25,110 ((あ~!! えっ? あっ…)) 230 00:16:25,110 --> 00:16:29,114 <会えるなんて これっぽっちも 思ってなかったから 231 00:16:29,114 --> 00:16:34,119 驚き過ぎて むせちゃって すごく恥ずかしかったし…> 232 00:16:34,119 --> 00:16:36,121 ((あっ…)) 233 00:16:36,121 --> 00:16:38,998 < でも それよりも 234 00:16:38,998 --> 00:16:41,501 なんで 今日に限って 235 00:16:41,501 --> 00:16:44,003 かわいい服を着て 236 00:16:44,003 --> 00:16:48,133 おしゃれしなかったんだろうって 後悔した。 237 00:16:48,133 --> 00:16:51,302 あなたは 私と話したことがあるのを 238 00:16:51,302 --> 00:16:53,847 覚えてはいないようだったけど 239 00:16:53,847 --> 00:16:59,144 あまりに じっと見てくるから 私は もう パンク寸前で…> 240 00:17:02,147 --> 00:17:06,526 <思わず お店を飛び出してしまった> 241 00:17:06,526 --> 00:17:09,154 ((あ~! もう! 242 00:17:09,154 --> 00:17:11,865 私の ばか!)) 243 00:17:14,033 --> 00:17:16,703 <本当は もう 諦めようとしていた> 244 00:17:18,705 --> 00:17:21,040 < でも やっぱり 245 00:17:21,040 --> 00:17:25,712 このままになんて したくなくて…> 246 00:17:29,174 --> 00:17:34,053 ((あっ 和栗さん いらっしゃい。 今日は なんにする? 247 00:17:34,053 --> 00:17:38,349 あの… 今日は…。 248 00:17:38,349 --> 00:17:41,561 紬さんの… えっと…。 249 00:17:41,561 --> 00:17:45,064 息子さんって 今 いますか? えっ? 250 00:17:45,064 --> 00:17:47,901 うっ… うん いるけど? 251 00:17:47,901 --> 00:17:49,903 んっ…。 252 00:17:49,903 --> 00:17:53,072 その人に会いに来たんです!)) 253 00:17:56,576 --> 00:17:59,579 <知りたいの あなたのこと> 254 00:18:01,748 --> 00:18:03,750 (ドアの開く音) 255 00:18:09,088 --> 00:18:12,592 ((んっ…。 どっ… どうも…。 256 00:18:12,592 --> 00:18:15,220 あ~っと…)) 257 00:18:15,220 --> 00:18:17,597 < あなたの名前も 知れないままなんて…> 258 00:18:17,597 --> 00:18:19,599 ((昨日は…。 あの!)) 259 00:18:21,601 --> 00:18:24,771 <嫌なの!> 260 00:18:24,771 --> 00:18:26,773 ((おごります!)) 261 00:18:35,240 --> 00:18:37,242 ((ハァ…。 262 00:18:37,242 --> 00:18:40,411 集中できない。 263 00:18:42,789 --> 00:18:44,791 んっ…。 264 00:18:44,791 --> 00:18:48,628 《やだ 私 何 考えてるの? 265 00:18:48,628 --> 00:18:52,632 私のせいで 凛太郎君に けがさせちゃったのに》 266 00:18:52,632 --> 00:18:54,634 ハァ…。 267 00:18:54,634 --> 00:18:58,429 次は いつ お店に行こうかな。 268 00:18:58,429 --> 00:19:01,140 あう…。 269 00:19:01,140 --> 00:19:04,644 だめ だめ! 集中しなきゃ! 270 00:19:10,650 --> 00:19:15,446 誰もいないし ちょっとくらい いいよね? 271 00:19:15,446 --> 00:19:32,839 ♪~ 272 00:19:32,839 --> 00:19:34,841 りっ…。 273 00:19:34,841 --> 00:19:38,303 あっ 閉められちゃった。 274 00:19:42,181 --> 00:19:46,853 《もしかして 凛太郎君って 千鳥の生徒だったの?》 275 00:19:53,192 --> 00:19:55,862 《どうしよう うれしい!》 276 00:19:57,864 --> 00:20:01,701 《凛太郎君が こんな近くにいたなんて》)) 277 00:20:03,703 --> 00:20:07,498 < こうして 私の初恋は走りだした> 278 00:20:19,344 --> 00:20:21,346 凛太郎君。 279 00:20:24,223 --> 00:20:26,726 私は 和栗薫子です。 280 00:20:26,726 --> 00:20:31,230 そして あなたは 紬凛太郎君です。 281 00:20:33,733 --> 00:20:36,903 千鳥と桔梗なんて 関係ない。 282 00:20:36,903 --> 00:20:41,741 他でもない あなただから 私は 知りたいと思ったの。 283 00:20:45,370 --> 00:20:48,539 気持ちを伝えてくれて ありがとう。 284 00:20:50,750 --> 00:20:54,921 私でよければ こちらこそ よろしくお願いします。 285 00:20:57,256 --> 00:21:01,260 私も 凛太郎君が大好きです! 286 00:21:06,766 --> 00:21:10,269 《勇気を出して よかった》 287 00:21:15,108 --> 00:21:17,110 <隣の校舎。 288 00:21:17,110 --> 00:21:19,404 カーテンの向こう側…。 289 00:21:19,404 --> 00:21:24,409 俺には 一生 関係ないと 思っていた世界から…> 290 00:21:26,577 --> 00:21:29,414 <思いっ切り手を振ってくれた あなたのことを…> 291 00:21:37,588 --> 00:21:40,800 <知ることができたから>