1 00:00:07,074 --> 00:00:09,176 めっそうもない。 2 00:00:14,047 --> 00:00:18,418 ♬~ 3 00:00:18,418 --> 00:00:22,322 <アニメ「烏は主を選ばない」 いよいよ…> 4 00:00:25,626 --> 00:00:28,128 <新たな展開を前に…> 5 00:00:45,479 --> 00:00:51,285 <3本の足を持ち 人の姿に転身する 八咫烏の一族。➡ 6 00:00:51,285 --> 00:00:56,023 異界の地・山内に 繁栄を極めていました。➡ 7 00:00:56,023 --> 00:00:59,326 八咫烏の頂点に立つ「金烏」> 8 00:01:00,861 --> 00:01:04,531 <数十年に一度 圧倒的な力を持つ➡ 9 00:01:04,531 --> 00:01:09,169 「真の金烏」が生まれると 伝えられています。➡ 10 00:01:09,169 --> 00:01:14,775 次の金烏となる若宮は 「真の金烏」と目されていました> 11 00:01:20,314 --> 00:01:24,551 <その若宮の后候補となる 四人の姫の「登殿」から➡ 12 00:01:24,551 --> 00:01:27,354 物語は始まります> 13 00:01:41,635 --> 00:01:45,505 <姫たちは 東西南北それぞれの領地を治める➡ 14 00:01:45,505 --> 00:01:48,275 大貴族の出身。➡ 15 00:01:48,275 --> 00:01:53,747 金烏の后の 座は 絶大な権力につながります> 16 00:01:53,747 --> 00:01:57,484 まったく 若宮は何をお考えなのか。 17 00:01:57,484 --> 00:02:02,289 大切な姫を送り出す こちらの身にも なってもらいたいものだ。 18 00:02:02,289 --> 00:02:05,525 白珠殿は まだ十四でしたかな。 19 00:02:05,525 --> 00:02:09,496 我々四家をないがしろにして 政が つとまるものか。 20 00:02:09,496 --> 00:02:11,865 おお こわやこわや。 21 00:02:11,865 --> 00:02:14,601 何を企んでおられるのかな。 22 00:02:14,601 --> 00:02:21,375 <后選びは 山内の主導権を巡る 四家の代理戦争でした。➡ 23 00:02:21,375 --> 00:02:25,245 この争いに 一人の少年が巻き込まれていきます> 24 00:02:25,245 --> 00:02:28,015 ⚟(和麿)分をわきまえぬ山烏め。 25 00:02:28,015 --> 00:02:29,983 雪哉 大丈夫か! 26 00:02:29,983 --> 00:02:33,553 兄上に雪雉 どうひまひた? 27 00:02:33,553 --> 00:02:37,057 ⚟(雪正)この… ぼんくら息子! 28 00:02:37,057 --> 00:02:42,162 <ぼんくらと 呼ばれる 地方貴族の次男 雪哉です> 29 00:02:45,332 --> 00:02:49,569 雪哉 まずは一年 若宮殿下に仕えてみよ。 30 00:02:49,569 --> 00:02:52,506 ちょっ ちょっと待ってくださいよ! 31 00:02:52,506 --> 00:02:58,311 <雪哉は一年間 若宮の側仕えを務めることになります> 32 00:02:58,311 --> 00:03:01,081 (雪正)お前を鍛え直してやるからな! 33 00:03:01,081 --> 00:03:06,486 うぇー…。 そういや僕 殿下のこと何も知らないんですよね。 34 00:03:06,486 --> 00:03:08,789 近衛の澄尾と申す。 35 00:03:08,789 --> 00:03:11,425 雪哉殿 参ろうか。 36 00:03:11,425 --> 00:03:15,429 新しい側仕えを連れて参りました。 ⚟入れ。 37 00:03:17,130 --> 00:03:19,232 …っ。 38 00:03:21,435 --> 00:03:25,305 待っていたぞ 垂氷の雪哉。 39 00:03:25,305 --> 00:03:29,609 <雪哉と若宮の運命の出会い。 しかし…> 40 00:03:31,411 --> 00:03:33,346 式部省に これを届けろ。 おぉ…。 41 00:03:33,346 --> 00:03:35,782 ついでに紙の補充も頼む。 えぇっ…。 42 00:03:35,782 --> 00:03:40,654  招陽宮に戻ったら 文は中身を確認して 緊急性の高い順に並べておけ。 43 00:03:40,654 --> 00:03:43,557 うっ…。 厩を掃除し 水も取り替えること。 44 00:03:43,557 --> 00:03:45,892 あそこの井戸から水やりをしてほしい。 45 00:03:45,892 --> 00:03:49,329 やるのは白い鉢だけだ。 そして青には滝の水を。 46 00:03:49,329 --> 00:03:51,998 あの… 僕一人で ですか? 47 00:03:51,998 --> 00:03:54,468 できぬなら今すぐ ここを去るがいい。 48 00:03:54,468 --> 00:03:57,571 あんの野郎おおお!! 49 00:04:00,707 --> 00:04:05,912 <若宮に命じられた 意味がよく分からない大量の仕事> 50 00:04:08,949 --> 00:04:11,384 白。 白 白! 51 00:04:11,384 --> 00:04:15,355 ったく どうせなら 白でまとめとけっつうの。 52 00:04:15,355 --> 00:04:21,061 <文句を言いながらも 雪哉は淡々と こなしていきます> 53 00:04:21,061 --> 00:04:25,699 残念なのは若宮さまです。 今日もお誘いしましたのに…。 54 00:04:25,699 --> 00:04:31,238 <四人の姫たちは 若宮の来訪を待ちわびていました> 55 00:04:31,238 --> 00:04:34,541 (菊野)白珠さまに お持ちいただいた練香にございます。 56 00:04:34,541 --> 00:04:37,978 (茶の花)北家代々に 伝わるものでございます。 57 00:04:37,978 --> 00:04:41,548 珍しい香りね。 丁字が強いのかしら。 58 00:04:41,548 --> 00:04:46,820 まあ 黒方にも似ているようだから 大体の配合は分かりますわ。 59 00:04:46,820 --> 00:04:50,423 <我こそが后にふさわしい。➡ 60 00:04:50,423 --> 00:04:54,261 若宮不在の中 激しい火花を散らします> 61 00:04:54,261 --> 00:04:58,732 あせびの君 あなたの香は どのようなものですの? 62 00:04:58,732 --> 00:05:03,370 あ… すみません 私よく分からなくて。 63 00:05:03,370 --> 00:05:06,339 (ざわめき) …ご冗談でしょう? 64 00:05:06,339 --> 00:05:08,708 貴族のたしなみですのよ。 65 00:05:08,708 --> 00:05:13,180 あなた… 本当に ここにいるべき方なのかしら…。 66 00:05:13,180 --> 00:05:15,115 (女房たちの笑い声) 67 00:05:15,115 --> 00:05:19,019 <そのころ 思わぬ事態が発生します> 68 00:05:19,019 --> 00:05:21,521 な 何を…。 私の不在を狙い➡ 69 00:05:21,521 --> 00:05:24,558 御前会議が開かれた。 ごぜんかいぎ? 70 00:05:24,558 --> 00:05:29,162 皇太子の座から私を引きずり下ろしたい 勢力の仕業だ。っ! 71 00:05:29,162 --> 00:05:34,067 <若宮には 出家した兄 長束がいました> 72 00:05:37,003 --> 00:05:43,643 <本来 金烏を継ぐ皇太子は長束でしたが➡ 73 00:05:43,643 --> 00:05:47,414 側室の子である若宮が選ばれました。➡ 74 00:05:47,414 --> 00:05:51,518 若宮が「真の金烏」とされたからです> 75 00:05:53,620 --> 00:05:57,023 <しかし 長束の母である 皇后は➡ 76 00:05:57,023 --> 00:05:59,726 諦めていませんでした> 77 00:06:01,361 --> 00:06:04,264 うつけでは金烏はつとまらぬ。 78 00:06:04,264 --> 00:06:06,900 いずれ長束を還俗させ➡ 79 00:06:06,900 --> 00:06:09,803 正式な皇太子にするつもりだ。 80 00:06:09,803 --> 00:06:14,608 そのためには何としても 若宮を廃嫡せねばならぬ。 81 00:06:14,608 --> 00:06:19,312 御前会議は 山内の最高会議だ。 82 00:06:19,312 --> 00:06:22,215 誰かが今上陛下を そそのかし➡ 83 00:06:22,215 --> 00:06:26,720 私のことを蹴落とそうとしているわけだ。 (鈴の音) 84 00:06:26,720 --> 00:06:31,725 <若宮は 雪哉とともに 御前会議に乗り込みます> 85 00:06:36,897 --> 00:06:40,634 山内に二羽の金烏は 禍のもとだ。 86 00:06:40,634 --> 00:06:42,569 そこをどきなさい。 87 00:06:42,569 --> 00:06:45,872 あ…。 連れて行ってやりなさい。 88 00:06:48,074 --> 00:06:52,512 さて これで問題は一つ解決したな。 89 00:06:52,512 --> 00:06:54,748 次は…。 (長束)今のは…。 90 00:06:54,748 --> 00:06:58,151 あまりにむごい なさりようではありますまいか。 91 00:06:58,151 --> 00:07:01,388 兄上は本当によく気が回る。 92 00:07:01,388 --> 00:07:06,593 うつけな弟を見て もどかしく思うこともあるのではないか? 93 00:07:06,593 --> 00:07:09,562 もし自分が皇太子であったらと。 94 00:07:09,562 --> 00:07:11,564 めっそうもない。 95 00:07:11,564 --> 00:07:15,435 私が取って代わるなど あり得ぬことでございます。 96 00:07:15,435 --> 00:07:18,204 では誓えるか。 97 00:07:18,204 --> 00:07:24,311 今ここで跪き 頭を垂れ 私に忠誠を尽くすと。 98 00:07:24,311 --> 00:07:27,213 …っ! 99 00:07:30,016 --> 00:07:35,288 真の金烏陛下に 身命を賭して忠義を尽くすと➡ 100 00:07:35,288 --> 00:07:38,024 お誓い申し上げまする。 101 00:07:38,024 --> 00:07:39,959 …それでいい。 102 00:07:39,959 --> 00:07:41,895 一つお伺いしたい。 103 00:07:41,895 --> 00:07:45,298 即位には后を伴うのが慣例。 104 00:07:45,298 --> 00:07:48,535 本気で后を選ぶつもりがおありか。 105 00:07:48,535 --> 00:07:52,305 当然だ。 一年後に金烏の即位式を行う。 106 00:07:52,305 --> 00:07:55,709 その前には必ず ひとりの姫を入内させよう。 107 00:07:57,544 --> 00:08:03,350 ♬~(琴) 108 00:08:03,350 --> 00:08:07,220 <金烏の后が決まるまで 一年> 109 00:08:07,220 --> 00:08:11,124 ♬~ 110 00:08:11,124 --> 00:08:14,127 っ…! フ…。 111 00:08:14,127 --> 00:08:19,366 <家の将来を双肩に担い まだ見ぬ若宮に思いを焦がす> 112 00:08:19,366 --> 00:08:21,568 わぁ…! 113 00:08:23,937 --> 00:08:26,806 <姫たちの運命は?> 114 00:08:26,806 --> 00:08:32,912 ♬~ 115 00:08:32,912 --> 00:08:38,718 <長束を信奉する者たちは 一大勢力を築いていました。➡ 116 00:08:38,718 --> 00:08:42,589 比較的穏健な 敦房。➡ 117 00:08:42,589 --> 00:08:45,859 そして 武闘派の路近> 118 00:08:45,859 --> 00:08:49,696 あなたも よくご存じのはずだ。 (長束)…。 119 00:08:49,696 --> 00:08:52,032 私を信じて いただけませんか。 120 00:08:52,032 --> 00:08:53,967 …よかろう。 121 00:08:53,967 --> 00:08:59,239 しかと見るがいい。 長束さまのご意志に反した者の末路を。 122 00:08:59,239 --> 00:09:01,174 ⚟う゛あぁぁ! 123 00:09:01,174 --> 00:09:06,346 <決して一枚岩とは 言えない 長束派の行動は➡ 124 00:09:06,346 --> 00:09:09,349 過激さを増していきます> 125 00:09:13,119 --> 00:09:15,155 (賊)その刀を こっちに渡せ。 126 00:09:15,155 --> 00:09:18,358 わ 若さま…。 分かった。 言うとおりにしよう。 127 00:09:22,796 --> 00:09:24,798 はぁッ! 128 00:09:26,599 --> 00:09:28,535 澄尾さま⁉ 129 00:09:28,535 --> 00:09:30,537 ぐぉ! 死ねぇーッ! 130 00:09:30,537 --> 00:09:32,539 でぇッ! がっ…! 131 00:09:36,176 --> 00:09:38,111 目的は何だ。 132 00:09:38,111 --> 00:09:41,714 さっさと言え!! うっ!さもないと…。 133 00:09:41,714 --> 00:09:44,617 俺はただ… あのお方の命令に…。 134 00:09:44,617 --> 00:09:46,553 それは誰だ! 言え!! 135 00:09:46,553 --> 00:09:50,423 そ それは… うっ!! ぐぅぅ…! 136 00:09:50,423 --> 00:09:53,193 っ⁉ しまった! は…! 137 00:09:53,193 --> 00:09:57,497 毒です。 最初から 口を封じるつもりだったんでしょう。 138 00:09:57,497 --> 00:09:59,999 雪哉?ハッ ハッ ハッ…! 139 00:10:02,702 --> 00:10:09,008 <長束派による若宮暗殺未遂事件。➡ 140 00:10:09,008 --> 00:10:15,782 雪哉を信頼した若宮は 自分の置かれた状況を語ります> 141 00:10:15,782 --> 00:10:20,086 幼い頃から私は 命を狙われてきた。 142 00:10:20,086 --> 00:10:24,924 宮烏の九分九厘が 敵と言って過言ではない状況だ。 143 00:10:24,924 --> 00:10:27,961 その残り一厘に…。 144 00:10:27,961 --> 00:10:30,563 お前がなってくれないか? 145 00:10:30,563 --> 00:10:33,266 私の近習に。 146 00:10:33,266 --> 00:10:36,302 近習って…。 147 00:10:36,302 --> 00:10:40,907 ええぇぇっ⁉ いずれあなたの側近になる お役目じゃないですか⁉ 148 00:10:40,907 --> 00:10:43,176 そうだ。 待ってくださいよ! 149 00:10:43,176 --> 00:10:46,579 僕なんて しがない地方貴族の ぼんくら次男ですよ⁉ 150 00:10:46,579 --> 00:10:51,551 言いつけた仕事を 全て時間内にこなしたのは お前だけだ。 151 00:10:51,551 --> 00:10:56,556 水を与えている花が枯れていても そのまま放置していたね。 152 00:10:56,556 --> 00:11:02,128 それは… 滝の水と井戸の水の違いを 調べておいでだと思ったので。 153 00:11:02,128 --> 00:11:04,063 お前は ぼんくらではない。 154 00:11:04,063 --> 00:11:07,934 あなたこそ 皆の言うような うつけじゃないのでは? 155 00:11:07,934 --> 00:11:14,207 今の私には 心から信頼できる味方が必要なのだ。 156 00:11:14,207 --> 00:11:17,443 お前は絶対に 私を裏切らない。 157 00:11:17,443 --> 00:11:19,546 は…。 158 00:11:21,314 --> 00:11:25,552 分かりました。 あなたの近習になりましょう。 159 00:11:25,552 --> 00:11:30,390 <雪哉は 若宮を守ることを決意します。➡ 160 00:11:30,390 --> 00:11:33,159 そこに新たな事件が。➡ 161 00:11:33,159 --> 00:11:36,095 きっかけは敦房でした。➡ 162 00:11:36,095 --> 00:11:40,900 敦房は長束派でありながら若宮に近づき➡ 163 00:11:40,900 --> 00:11:43,836 同じ長束派の路近に襲われます> 164 00:11:43,836 --> 00:11:46,439 うっ… うぅ…。 165 00:11:46,439 --> 00:11:48,875 酷い怪我を負ったようだな。 166 00:11:48,875 --> 00:11:52,579 私も… ここまでのようです…。 167 00:11:52,579 --> 00:11:56,749 お教えいたします… あなたさまに…。 168 00:11:56,749 --> 00:11:59,852 真に仇なす 敵の名を…! 169 00:12:01,588 --> 00:12:03,590 っ⁉ …ハッ! 170 00:12:03,590 --> 00:12:06,392 …真の敵? 171 00:12:06,392 --> 00:12:10,396 殿下に仇なす… 敵の… 名は…! 172 00:12:13,166 --> 00:12:15,868 っ…⁉ 173 00:12:15,868 --> 00:12:19,172 あ… ぅ…。 174 00:12:19,172 --> 00:12:22,075 …澄尾! っ! 175 00:12:22,075 --> 00:12:25,845 この香り… “伽乱”か…⁉ 176 00:12:25,845 --> 00:12:27,947 うっ う…! 177 00:12:35,822 --> 00:12:38,658 ようやく効いたか。 178 00:12:38,658 --> 00:12:41,461 多少の耐性はつけていたようだな…。 179 00:12:43,997 --> 00:12:47,033 <罠に気付いた雪哉は必死に考えます> 180 00:12:47,033 --> 00:12:49,168 信頼できる人物? 181 00:12:49,168 --> 00:12:53,773 もちろん。 命だって預けられる。 誰ですか それ。 182 00:12:53,773 --> 00:12:57,443 <誰だ? 若宮が命も預けられるって…> 183 00:12:57,443 --> 00:12:59,445 <絶体絶命だ…> 184 00:12:59,445 --> 00:13:01,681  回想 考えろ。 185 00:13:01,681 --> 00:13:05,485 あらゆる記憶を手繰り寄せ 知恵を絞って考えるのだ。 186 00:13:05,485 --> 00:13:07,587 …っ! 187 00:13:10,690 --> 00:13:12,659 …あっ。 188 00:13:12,659 --> 00:13:14,761 ああ… あああ…! 189 00:13:16,496 --> 00:13:19,699 とあぁっ! ぐっ! 190 00:13:19,699 --> 00:13:21,701 ぐぁっ! はっ…! 191 00:13:23,569 --> 00:13:25,772 ぐぅああっ! 192 00:13:34,714 --> 00:13:36,716 ひぃっ! 193 00:13:38,351 --> 00:13:40,420 殿下ぁ~~っ!! 194 00:13:40,420 --> 00:13:43,189 生きてるう…! 195 00:13:43,189 --> 00:13:45,124 は…! 196 00:13:45,124 --> 00:13:47,760 ⚟(足音) ⚟無事か 奈月彦! 197 00:13:47,760 --> 00:13:52,598 <信頼できる味方とは 敵対していたはずの長束自身でした> 198 00:13:52,598 --> 00:13:56,035 よかった… よかった…! 199 00:13:56,035 --> 00:14:01,841 <長束は 若宮が山内を治めることを 望んでいたのです> 200 00:14:01,841 --> 00:14:05,678 長束派と称し 私の敵対勢力を束ね➡ 201 00:14:05,678 --> 00:14:08,715 監視と粛清を行ってくれていた…。 202 00:14:08,715 --> 00:14:12,452 私はずっと 兄上に守られていた。 203 00:14:12,452 --> 00:14:18,257 この時代 弟が真の金烏として 生まれたのは 偶然ではない。 204 00:14:18,257 --> 00:14:20,960 何か意味があるのだ…。 205 00:14:22,862 --> 00:14:25,531 <若宮を待ちわびる姫たち。➡ 206 00:14:25,531 --> 00:14:28,034 ここでも不可解な事件が起きます> 207 00:14:28,034 --> 00:14:32,905 前代未聞だな。 皇太子が七夕の儀式を欠席するなど。 208 00:14:32,905 --> 00:14:36,743 若宮さまは姫たちを ないがしろに されているのでは?いえ…。 209 00:14:36,743 --> 00:14:41,214 ならばなぜ 殿下は文の一つもくださらないのです? 210 00:14:41,214 --> 00:14:44,450 何ですって? こちらの姫さま方には➡ 211 00:14:44,450 --> 00:14:47,720 以前 殿下が 詫び状を送られているはずなんですけど。 212 00:14:47,720 --> 00:14:52,091 詫び状? (菊野)つまり… 文が 消えた? 213 00:14:52,091 --> 00:14:54,127 どういうことなの? 214 00:14:54,127 --> 00:14:57,897 <事件は相次ぎます。➡ 215 00:14:57,897 --> 00:15:02,301 東家の姫 あせびには 親しい女房がいました> 216 00:15:08,841 --> 00:15:11,144 (烏の鳴き声) 217 00:15:18,518 --> 00:15:22,855 自害はないだろう。 この羽の散らばりよう…。 218 00:15:22,855 --> 00:15:27,393 恐らく落下しながらも 必死に転身しようとしたのだ。 219 00:15:27,393 --> 00:15:31,397 少なくとも 覚悟の上での飛び降りではない。 220 00:15:31,397 --> 00:15:34,700 何だか嫌な感じがする…。 221 00:15:34,700 --> 00:15:38,504 桜花宮で 一体何が起きてるんでしょう…。 222 00:15:38,504 --> 00:15:42,375 何かわけがあったに違いないわ…! 223 00:15:42,375 --> 00:15:45,778 <死の真相は 分からぬまま> 224 00:15:47,513 --> 00:15:50,249 <さらに 后選びの 行方に関わる➡ 225 00:15:50,249 --> 00:15:52,752 大事件が 起こります> 226 00:16:03,863 --> 00:16:06,699 (床板の軋む音) 227 00:16:06,699 --> 00:16:09,101 …菊野? 228 00:16:09,101 --> 00:16:11,604 っ! …あっ! 229 00:16:11,604 --> 00:16:13,639 誰⁉ 230 00:16:13,639 --> 00:16:17,143 くっ 曲者! 曲者だっ! 231 00:16:17,143 --> 00:16:19,078 ⚟曲者だーーっ!! 232 00:16:19,078 --> 00:16:21,781 っ…! 233 00:16:21,781 --> 00:16:24,283 <北家の姫 白珠には➡ 234 00:16:24,283 --> 00:16:28,154 想いを寄せ合う幼馴染がいました。➡ 235 00:16:28,154 --> 00:16:30,957 庭師の一巳です> 236 00:16:32,925 --> 00:16:34,861 次の朔の晩➡ 237 00:16:34,861 --> 00:16:38,598 舞台脇の厩に来てくれ。 そこで待っている。 238 00:16:38,598 --> 00:16:40,533 ⚟どこだ⁉ ⚟こちらにはいない! 239 00:16:40,533 --> 00:16:44,237 ハッ ハッ ハッ ハッ ハッ…! 240 00:16:44,237 --> 00:16:46,172 ⚟いたぞ あそこだ! (羽音) 241 00:16:46,172 --> 00:16:48,641 逃がすな! ⚟いけーッ! 242 00:16:48,641 --> 00:16:50,576 (鳴き声) 243 00:16:50,576 --> 00:16:53,079 チッ…。 ⚟逃がすな! 囲め! 244 00:16:53,079 --> 00:16:55,781 (鳴き声) どけ! そこをどけ! 245 00:16:58,751 --> 00:17:00,853 だあぁっ! (鳴き声) 246 00:17:09,362 --> 00:17:11,364 大丈夫か 白珠⁉ 247 00:17:13,032 --> 00:17:14,967 絶対に違う…。 248 00:17:14,967 --> 00:17:18,504 あんな汚らしい骸じゃない… あんな…。 249 00:17:18,504 --> 00:17:20,840 白珠… お前…。 250 00:17:20,840 --> 00:17:26,112 <この事件は 思わぬ方向に展開します。➡ 251 00:17:26,112 --> 00:17:30,016 白珠を気遣い 浜木綿が部屋を訪ねます> 252 00:17:30,016 --> 00:17:32,285 お前もう限界だろう。 253 00:17:32,285 --> 00:17:34,820 このままでは どうにかなってしまうぞ。 254 00:17:34,820 --> 00:17:36,756 ウフフッ…。 255 00:17:36,756 --> 00:17:38,791 もう なってますわ。 256 00:17:38,791 --> 00:17:43,296 宿下りを願い出て 北領に帰ったらどうだ。 257 00:17:43,296 --> 00:17:46,198 それはできないのです。 258 00:17:46,198 --> 00:17:49,735 あたくしは 入内しなければならないのです。 259 00:17:49,735 --> 00:17:53,439 身の程をわきまえ 宿下がりを願い出るべきは➡ 260 00:17:53,439 --> 00:17:57,109 浜木綿さまではありませんか? 261 00:17:57,109 --> 00:18:00,546 この女は宮烏ではありません。 262 00:18:00,546 --> 00:18:04,417 山烏… いえ もしかしたら馬? 263 00:18:04,417 --> 00:18:07,687 え…⁉ っ⁉ ありえないわ! 264 00:18:07,687 --> 00:18:12,158 では もともとが高い血筋の生まれなら?➡ 265 00:18:12,158 --> 00:18:18,364 十年前の政変で とある高貴な身分の男と その妻が重罪を犯し➡ 266 00:18:18,364 --> 00:18:23,069 共に首を落とされるという 一件がありました。 267 00:18:23,069 --> 00:18:26,672 浜木綿は罪人の子供なのです!! 268 00:18:26,672 --> 00:18:29,108 浜木綿さまが 罪人の子⁉ 269 00:18:29,108 --> 00:18:31,043 白珠 いいかげんなことは…! 270 00:18:31,043 --> 00:18:33,045 (浜木綿)そこまでばれちゃ仕方ない。 271 00:18:35,715 --> 00:18:38,017 どこへ行きますの。 272 00:18:38,017 --> 00:18:39,952 もちろん逃げるさ。 273 00:18:39,952 --> 00:18:43,589 捕まれば今度こそ命がない。 274 00:18:43,589 --> 00:18:46,859 じゃあな。 浜木綿! 275 00:18:46,859 --> 00:18:51,297 <こうして 素性を暴かれた浜木綿は逃亡。➡ 276 00:18:51,297 --> 00:18:54,500 后候補から脱落しました> 277 00:18:56,969 --> 00:19:01,240 <そして 一年が過ぎます> 278 00:19:01,240 --> 00:19:04,643 姫君ならびに 女房の皆さま方。 279 00:19:04,643 --> 00:19:09,048 今から 若宮殿下が 后をお選びになります! 280 00:19:10,750 --> 00:19:15,254 <ついに 姫たちの前に現れた若宮。➡ 281 00:19:15,254 --> 00:19:17,657 后選びが始まりました> 282 00:19:19,158 --> 00:19:24,030 <白珠は 侵入者事件以来 混乱の中にいました> 283 00:19:24,030 --> 00:19:26,899 誰が入内などするものですか! 284 00:19:26,899 --> 00:19:28,901 あたくしはもうーー。 285 00:19:28,901 --> 00:19:31,904 二度と一巳を失うわけにはいかないの! 286 00:19:33,639 --> 00:19:35,741 ⚟白珠! ハッ! 287 00:19:38,978 --> 00:19:41,881 かずみ…! 288 00:19:41,881 --> 00:19:44,784 <実は生きていた一巳。➡ 289 00:19:44,784 --> 00:19:49,622 一巳は 桜花宮への侵入を試みたものの失敗。➡ 290 00:19:49,622 --> 00:19:53,325 侵入者は別人でした。➡ 291 00:19:53,325 --> 00:19:57,930 白珠は 一巳とともに生きる道を選びます。➡ 292 00:19:57,930 --> 00:20:01,400 こうして白珠は脱落。➡ 293 00:20:01,400 --> 00:20:04,937 残るは あせびと 真赭の薄です> 294 00:20:04,937 --> 00:20:08,207 別にあなたでも かまわないぞ。 295 00:20:08,207 --> 00:20:10,709 あなたには不服を唱えることも➡ 296 00:20:10,709 --> 00:20:14,146 私以外の男と深い仲になることも許さん。 297 00:20:14,146 --> 00:20:18,050 場合によっては あなたを切り捨てることもありえよう。 298 00:20:18,050 --> 00:20:21,754 自分を殺し ただ私のためだけに生きよ。 299 00:20:27,660 --> 00:20:31,530 菊野 懐剣をおよこし。 300 00:20:31,530 --> 00:20:33,899 真赭の薄さま! 301 00:20:33,899 --> 00:20:36,001 ああぁっ! 302 00:20:41,474 --> 00:20:46,145 せっかくの求婚ですが お断りさせていただきますわ。 303 00:20:46,145 --> 00:20:51,150 <真赭の薄は 后となるより 自らの誇りを選びます> 304 00:20:52,885 --> 00:20:56,889 <四人だった后候補は ついに あせびただ一人に> 305 00:20:58,491 --> 00:21:01,827 早桃が亡くなる少し前…。 え? 306 00:21:01,827 --> 00:21:05,698 あなたは彼女を使い 誰かと文を交わしていたな。 307 00:21:05,698 --> 00:21:07,633 ええ。 308 00:21:07,633 --> 00:21:13,506 <あせびは禁を破り 東家の下男 嘉助を呼び寄せていました> 309 00:21:13,506 --> 00:21:19,011 結局 嘉助は来なかったんです。 約束したのに…。 310 00:21:19,011 --> 00:21:22,715 いいや 嘉助は約束を守った。 311 00:21:22,715 --> 00:21:25,050 だが 会えぬままに 殺された。 312 00:21:25,050 --> 00:21:26,986 だあぁっ! (鳴き声) 313 00:21:26,986 --> 00:21:30,556 ハッ…! あの時の侵入者が? 314 00:21:30,556 --> 00:21:36,195 <さらに あせびは 女房の転落死にも関わっていました> 315 00:21:36,195 --> 00:21:40,065 私が下男を呼んだこと 知ってしまったみたいなの。 316 00:21:40,065 --> 00:21:42,067 どうしたらいいのかしら…。 317 00:21:42,067 --> 00:21:44,937 っ… 藤波さま…。 318 00:21:44,937 --> 00:21:47,806 今すぐ桜花宮を去るがいい。 319 00:21:47,806 --> 00:21:50,075 山烏なのだから飛べるのでしょう! 320 00:21:50,075 --> 00:21:52,011 危なーー。 321 00:21:52,011 --> 00:21:54,046 (着物が裂ける音) …え? 322 00:21:54,046 --> 00:21:56,048 (落下した音) 323 00:21:57,950 --> 00:22:00,719 あせびの君が困っていたから。 324 00:22:00,719 --> 00:22:05,057 あせびの君に嫌われたくなかったから…! 325 00:22:05,057 --> 00:22:08,928 ごめんなさい… ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい…! 326 00:22:08,928 --> 00:22:13,399 はっはっはっ はぁぁ…! 藤波さま お可哀想に…。 327 00:22:13,399 --> 00:22:17,403 私は あなたの悪意を証明できない。 328 00:22:17,403 --> 00:22:22,408 若宮さま 私はずっと あなたさまのことを…。 329 00:22:22,408 --> 00:22:25,911 だが悪いな。 私はあなたが嫌いだ。 330 00:22:25,911 --> 00:22:27,947 え? 331 00:22:27,947 --> 00:22:33,152 <驚くべきことに 后候補は全員脱落。➡ 332 00:22:33,152 --> 00:22:36,655 予想外の展開が待っていました> 333 00:22:36,655 --> 00:22:39,592 待たせたな すみ。 すみ? 334 00:22:39,592 --> 00:22:41,861 昔の名を忘れたか? 335 00:22:41,861 --> 00:22:44,763 この… うらなり瓢箪! 336 00:22:44,763 --> 00:22:46,799 は 浜木綿さま⁉ 337 00:22:46,799 --> 00:22:51,270 全く… はらはらさせること! 338 00:22:51,270 --> 00:22:57,443 <去ったはずの浜木綿は 真赭の薄に匿われていました。➡ 339 00:22:57,443 --> 00:23:04,216 そして若宮は 浜木綿と幼い頃に出会い その境遇を知っていたのです> 340 00:23:04,216 --> 00:23:07,119 お前は四家のどこにも属さぬ身だ。 341 00:23:07,119 --> 00:23:11,323 后にするのに これ以上の逸材はいない。 342 00:23:11,323 --> 00:23:15,527 浜木綿よ。 私の妻になってもらえないだろうか。 343 00:23:17,129 --> 00:23:19,632 そう来たか…。 344 00:23:19,632 --> 00:23:22,534 四家を敵に回してもいいと? 345 00:23:22,534 --> 00:23:24,503 それこそ叶ったりだ。 346 00:23:24,503 --> 00:23:26,939 一つ条件がある。 347 00:23:26,939 --> 00:23:30,809 お前の死に水は アタシに取らせてほしい。 348 00:23:30,809 --> 00:23:33,812 分かった。 約束しよう。 349 00:23:35,514 --> 00:23:37,449 ふんっ! だっ…。 350 00:23:37,449 --> 00:23:39,818 なぜだ。 っふふ…。 351 00:23:39,818 --> 00:23:42,855 これからは 乙女心を学ぶんだね。 352 00:23:42,855 --> 00:23:48,260 <こうして后選びは 四家のいずれにも利せぬ形で決着。➡ 353 00:23:48,260 --> 00:23:50,229 別れの時が訪れます> 354 00:23:50,229 --> 00:23:52,564 じゃ 達者でな。 355 00:23:52,564 --> 00:23:55,100 はい。 澄尾さんもお元気で。 356 00:23:55,100 --> 00:23:57,036 いずれ会うことになるだろう。 357 00:23:57,036 --> 00:23:59,038 僕 もう戻りませんよ。 358 00:23:59,038 --> 00:24:02,141 金烏の勘だ。 またそれですか? 359 00:24:07,146 --> 00:24:11,050 <雪哉は 故郷へと 飛び立ちました> 360 00:24:14,887 --> 00:24:18,590 <山内を新たな怪事件が襲います> 361 00:24:20,292 --> 00:24:22,728 ヒィッ…クギャアア! 362 00:24:22,728 --> 00:24:25,464 うわっ…! ああぁっ! 363 00:24:25,464 --> 00:24:40,646 ♬~ 364 00:24:43,882 --> 00:24:48,187 <再び相まみえる雪哉と若宮。 二人を待つものは?>