1 00:00:09,142 --> 00:00:14,147 (生徒たち)ハアハア… ハアハア…。 2 00:00:14,147 --> 00:00:16,183 (ミュイ・フレイア)ハアハア… ハアハア…。 3 00:00:16,183 --> 00:00:18,151 (フレドーラ・エネック)うっ… うう…。 (フレドーラが倒れる音) 4 00:00:18,151 --> 00:00:20,153 (ミュイ)ハア…。 (ミュイが座り込む音) 5 00:00:20,153 --> 00:00:22,155 ハアハア…。 6 00:00:22,155 --> 00:00:25,158 (ルーマイト・バファン)ハアハア…。 (ネイジア・ガンド)ハアハア…。 7 00:00:25,158 --> 00:00:28,161 (シンディ・ラビュート)走るのって気持ちいいですね! 8 00:00:28,161 --> 00:00:31,164 ハアハア…。 なんで そんなに元気なんだよ…。 9 00:00:31,164 --> 00:00:36,136 ハア…。 体力ではシンディに かなわないね。 10 00:00:36,136 --> 00:00:38,138 唯一の取りえです! 11 00:00:38,138 --> 00:00:44,144 ハア…。 フィ… フィッセル先生も こんなに走ってたんですの? 12 00:00:44,144 --> 00:00:48,115 (フィッセル・ハーベラー)もちろん。 まだ走り足りない。 あと50周。 13 00:00:48,115 --> 00:00:50,117 (ベリル・ガーデナント)ゲッ…! ハッ…! 14 00:00:50,117 --> 00:00:52,119 おふぇっ!? 15 00:00:52,119 --> 00:00:54,121 ハハハハ…! いやいやいや…→ 16 00:00:54,121 --> 00:00:57,157 そんな いきなり たくさん 走れるようになるもんじゃないから…。 17 00:00:57,157 --> 00:00:59,359 むう…。 18 00:00:59,359 --> 00:01:03,163 《教え方を教えるっていうのは てこずるもんだなあ…》 19 00:01:03,163 --> 00:01:06,133 まあ 走れるに越したことはないけどね。 20 00:01:06,133 --> 00:01:08,135 体力と体幹を養えるから。 21 00:01:08,135 --> 00:01:10,103 (生徒たち)はい! 22 00:01:11,138 --> 00:01:14,141 (シンディ)どうぞ! (フレドーラ)助かりますわ。 23 00:01:14,141 --> 00:01:17,110 (ネイジア)地味だし きついが ベリルさんが言うなら…。 24 00:01:17,110 --> 00:01:20,113 (ルーマイト)下半身が重要という意味でも あるんだろうね。 25 00:01:20,113 --> 00:01:22,115 (シンディ)はい! (ネイジア)なるほどな。 26 00:01:22,115 --> 00:01:26,153 えっ? ん…。 27 00:01:26,153 --> 00:01:29,122 私も ついていけるようになりませんと…。 28 00:01:29,122 --> 00:01:33,126 (ネイジア)フレドーラは まず 朝飯を もっと食ったほうがいいんじゃねえか? 29 00:01:33,126 --> 00:01:35,128 (フレドーラ)はあ? (ルーマイト)食事は大事だよ。 30 00:01:35,128 --> 00:01:37,130 《なじめてないなあ…》 (フレドーラ)こ… 心がけますわ。 31 00:01:37,130 --> 00:01:41,101 (鐘) 《こっちも てこずりそうだ…》 32 00:01:42,135 --> 00:02:07,127 ♬~ 33 00:03:23,136 --> 00:03:28,141 (鐘) 34 00:03:28,141 --> 00:03:31,111 先生 お疲れさま。 35 00:03:31,111 --> 00:03:35,115 フィッセルもお疲れさま。 今日の講義は どうだった? 36 00:03:35,115 --> 00:03:38,118 走り込み 懐かしかった。 37 00:03:38,118 --> 00:03:41,121 《そういうことを聞いてるんじゃなくてね…》 38 00:03:41,121 --> 00:03:44,124 いや 教え方のこつがつかめたとか…。 39 00:03:44,124 --> 00:03:47,127 つかめてない…。 40 00:03:47,127 --> 00:03:49,096 そうなのね…。 41 00:03:51,131 --> 00:03:57,104 しかし 遠距離で魔法が使えて 剣術も使おうってのは 豪勢な話だねえ。 42 00:03:57,104 --> 00:04:02,175 (フィッセル)魔法は遠距離になるほど 拡張と維持が難しい。 43 00:04:02,175 --> 00:04:06,113 操作ができなくなった時点で霧散する。 へえ~。 44 00:04:06,113 --> 00:04:10,217 剣を より代にすると 操作のイメージがしやすくなって→ 45 00:04:10,217 --> 00:04:15,122 魔力に斬れ味を持たせられる。 ほお~…。 46 00:04:15,122 --> 00:04:18,191 《なんだかすごいということしか 分からないけど…》 47 00:04:18,191 --> 00:04:20,127 ⚞(施錠音) ん? 48 00:04:20,127 --> 00:04:22,129 あっ ブラウン教頭。 49 00:04:22,129 --> 00:04:27,134 (ファウステス・ブラウン)む? フィッセル先生かね。 そちらの方は? 50 00:04:27,134 --> 00:04:31,138 初めまして。 学院長の依頼で剣魔法科の講師を…。 51 00:04:31,138 --> 00:04:33,106 (ブラウン)ああ 君か。 52 00:04:33,106 --> 00:04:39,112 だが 魔術を学ぶ気のない者が 学内をむやみに歩き回らないでもらいたい。 53 00:04:42,115 --> 00:04:44,117 (ブラウン)失礼。 54 00:04:44,117 --> 00:04:50,123 剣士など入れおって…。 魔術の探求に混ざり物はいらん。 55 00:04:51,124 --> 00:04:56,129 ブラウン教頭は魔法第一主義。 剣魔法を良く思っていない。 56 00:04:56,129 --> 00:04:59,166 かたくなな人なんだねえ…。 57 00:04:59,166 --> 00:05:04,137 若い頃は ルーシー団長と 「魔法師団の双璧」っていわれてたみたい。 58 00:05:04,137 --> 00:05:07,140 今は 研究だけしてる。 59 00:05:07,140 --> 00:05:12,145 《ずっと最前線っていうわけには いかないか…》 60 00:05:12,145 --> 00:05:14,114 《ルーシーは 一体 なんなんだ?》 61 00:05:21,121 --> 00:05:29,162 ♬~ 62 00:05:29,162 --> 00:05:33,133 (アリューシア・シトラス)おかわり お願いします。 (店主)はい。 63 00:05:33,133 --> 00:05:35,135 はあ…。 64 00:05:35,135 --> 00:05:38,138 (飲む音) 65 00:05:39,139 --> 00:05:42,142 (スレナ・リサンデラ)ぷはあ…。 66 00:05:42,142 --> 00:05:47,214 週に一度 先生と会う機会が減っただけで なんだ? そのざまは。 67 00:05:47,214 --> 00:05:51,117 はあ…。 あなたには分からないでしょうね。 68 00:05:51,117 --> 00:05:54,120 そんな体たらくで 例の件は大丈夫なのか? 69 00:05:54,120 --> 00:05:57,123 あなたに心配される筋合いはありません! 70 00:05:57,123 --> 00:05:59,192 ほう? よく言えたものだ。 71 00:05:59,192 --> 00:06:02,128 では 聞くが その際 先生は どのような立場で動かれるのだ? 72 00:06:02,128 --> 00:06:04,130 まさか 職権を乱用し→ 73 00:06:04,130 --> 00:06:08,235 自分にとって都合のいい配置にしようなどと たくらんではいないだろうな? 74 00:06:08,235 --> 00:06:12,105 先生のことは 全て 騎士団長である この私が 公明正大に取り計らっていますので→ 75 00:06:12,105 --> 00:06:15,108 部外者に いちいち説明する必要はありません! 76 00:06:15,108 --> 00:06:17,110 とりわけ あなたのような無遠慮な礼儀知らずに→ 77 00:06:17,110 --> 00:06:19,112 明かせるわけがないでしょう! 78 00:06:19,112 --> 00:06:22,115 私は 先生のためを思って聞いているのだ! 79 00:06:22,115 --> 00:06:25,118 全ては 先生のためにやっていることです。 80 00:06:27,120 --> 00:06:29,089 (店主)おかわり お待ち! 81 00:06:31,124 --> 00:06:33,126 (2人)ふんっ! 82 00:06:35,128 --> 00:06:41,234 まあ 先生をもり立てたいという思いは同じ… ということですね。 83 00:06:41,234 --> 00:06:46,139 そこに異論はない。 何かあれば 私も協力させてもらう。 84 00:06:46,139 --> 00:06:49,109 承知しました。 ふう…。 85 00:06:50,110 --> 00:06:55,115 ♬~ 86 00:06:55,115 --> 00:07:00,120 フッ…。 私は 先生から受けた恩を返す必要があるからな。 87 00:07:00,120 --> 00:07:02,122 それは 私も同じです。 88 00:07:02,122 --> 00:07:06,126 今の私があるのは 先生のおかげなのですから。 89 00:07:06,126 --> 00:07:08,194 (2人の飲む音) 90 00:07:08,194 --> 00:07:10,130 (2人)ぷはあ…! 91 00:07:10,130 --> 00:07:12,132 すみません! 92 00:07:12,132 --> 00:07:16,136 腸詰盛り合わせ2人前と エールのおかわりを2つお願いします! 93 00:07:16,136 --> 00:07:20,140 (店主)かしこまりました! 待て。 何を勝手に頼んでいる? 94 00:07:20,140 --> 00:07:25,111 ここは 先生に最も近しい弟子である この私が払います。 95 00:07:25,111 --> 00:07:28,114 妹弟子の おまえなんぞに おごられてたまるか! 96 00:07:28,114 --> 00:07:30,116 ここは 私が払う! いいえ 私が! 97 00:07:30,116 --> 00:07:33,119 いや 私だ! いえ 私! 98 00:07:33,119 --> 00:07:35,155 (鐘) 99 00:07:35,155 --> 00:07:38,158 (フィッセル)今日の授業は ここまで。 (生徒たち)ありがとうございました! 100 00:07:39,125 --> 00:07:42,195 《さあて 昼飯は どこで食べようか…》 101 00:07:42,195 --> 00:07:44,130 ⚞(キネラ・ファイン)あら こんにちは。 102 00:07:44,130 --> 00:07:48,101 あっ…。 キネラさん…! 103 00:07:50,103 --> 00:07:54,207 (生徒たちの話し声) 104 00:07:54,207 --> 00:07:57,110 (足音) 105 00:07:57,110 --> 00:08:00,146 (シンディ)ここ いいですか? ん… ああっ…。 106 00:08:00,146 --> 00:08:02,248 お邪魔しますね! 107 00:08:02,248 --> 00:08:04,150 うう…。 108 00:08:04,150 --> 00:08:07,153 いただきまーす! ん? 109 00:08:07,153 --> 00:08:10,123 ん? うう…。 110 00:08:12,125 --> 00:08:14,127 (シンディ)それで足りるんですか? 111 00:08:14,127 --> 00:08:18,131 剣を振るには 体力が必要ですよ! 112 00:08:19,165 --> 00:08:21,134 お… おう…。 113 00:08:27,140 --> 00:08:29,142 あっ…。 (シンディ)わあっ! 114 00:08:29,142 --> 00:08:31,144 すみません。 115 00:08:31,144 --> 00:08:34,147 私が いろいろと言ったせいですよね。 (ミュイ)えっ…。 116 00:08:34,147 --> 00:08:38,151 (シンディ)替えのスカート 寮にあるけど サイズが合うか…。 117 00:08:38,151 --> 00:08:40,153 あっ いや… 大丈夫…。 118 00:08:40,153 --> 00:08:44,190 (シンディ) 良かった! あんまり 染み目立ちませんし→ 119 00:08:44,190 --> 00:08:47,227 取りあえず これで あとは おうちで洗ってください! 120 00:08:47,227 --> 00:08:51,331 ん…。 あ… あの… あ…。 121 00:08:51,331 --> 00:08:53,333 ⚞(ネイジア)よう シンディ ミュイ! 122 00:08:59,105 --> 00:09:01,107 (キネラ) トマトベースのラビオリをお願いします。 123 00:09:01,107 --> 00:09:04,110 じゃあ 俺も… あっ いや 私も…。 124 00:09:04,110 --> 00:09:08,114 (キネラ)お付き合いいただいて ありがとうございます。 ベリル先生。 125 00:09:08,114 --> 00:09:10,116 いえいえいえ… とんでもない。 126 00:09:10,116 --> 00:09:13,119 《慣れないんだよな こういうお店》 127 00:09:13,119 --> 00:09:15,121 《場違い感があるっていうか…》 128 00:09:15,121 --> 00:09:19,125 (キネラ)フフフッ…。 もっと気楽にしていただいて大丈夫ですよ。 129 00:09:19,125 --> 00:09:23,196 そう堅苦しいお店ではありませんので。 ええ…。 130 00:09:23,196 --> 00:09:26,132 《…と言われても 全く気楽にできない》 131 00:09:26,132 --> 00:09:29,169 (キネラ)いかがです? 講義のほうは。 132 00:09:29,169 --> 00:09:33,139 どうにかやっています。 魔法は さっぱり分からないままですけど…。 133 00:09:33,139 --> 00:09:38,111 フフッ…。 そういえば ミュイさんも剣魔法を受講してましたね。 134 00:09:38,111 --> 00:09:40,113 ええ。 135 00:09:40,113 --> 00:09:45,151 あの… ミュイは 他の講義では どんな様子ですか? 136 00:09:45,151 --> 00:09:49,122 フフッ…。 彼女なりに とても頑張っていますよ。 137 00:09:49,122 --> 00:09:52,125 まだ 人と接することに戸惑いがあるようですけど→ 138 00:09:52,125 --> 00:09:56,129 なんとかしたいという気持ちは 見て取れます。 139 00:09:56,129 --> 00:10:00,133 《そうか ミュイは変わろうとしてるんだな》 140 00:10:00,133 --> 00:10:06,106 私の講義は 座学が中心ですけど そちらも 一生懸命 取り組んでいますよ。 141 00:10:06,106 --> 00:10:11,144 そうですか。 ところで キネラさんの講義というのは…。 142 00:10:11,144 --> 00:10:14,214 私の専門は防性魔法です。 143 00:10:14,214 --> 00:10:17,116 ぼうせい… といいますと? 144 00:10:17,116 --> 00:10:21,120 《聞いておいて失礼だけど なんのことだか まるで分からない…》 145 00:10:21,120 --> 00:10:24,124 (キネラ)ちょっと 試してみましょうか。 146 00:10:24,124 --> 00:10:28,094 言葉で説明するより そのほうが早いですし。 はあ…。 147 00:10:29,129 --> 00:10:32,131 (キネラ)私の手を握ってみてください。 148 00:10:32,131 --> 00:10:34,134 えっ!? 149 00:10:34,134 --> 00:10:38,104 《いやいや… 俺みたいなおっさんが 人前で若い女性の手を…》 150 00:10:38,104 --> 00:10:40,106 どうぞ。 151 00:10:40,106 --> 00:10:42,108 えっ…。 アハハ… ハハ…。 152 00:10:42,108 --> 00:10:46,145 《「どうぞ」って言われてもなあ…》 153 00:10:46,145 --> 00:10:50,116 《うっかり握ったら 周りの客に通報されるんじゃないか?》 154 00:10:50,116 --> 00:10:53,153 (キネラ)さあ 遠慮なさらずに。 155 00:10:53,153 --> 00:10:57,123 《聞いたのは 俺だし 「やっぱ いいです」とは言えないよな…》 156 00:10:59,125 --> 00:11:02,128 で… では 失礼して…。 157 00:11:06,132 --> 00:11:08,134 (キネラ)もっと強めでお願いします。 158 00:11:08,134 --> 00:11:11,137 では これくらいで…。 159 00:11:13,206 --> 00:11:15,141 ぐっ…! 160 00:11:15,141 --> 00:11:17,143 あれ? 161 00:11:17,143 --> 00:11:21,114 ぐっ…! 全力を込めていただいて大丈夫ですよ。 162 00:11:22,148 --> 00:11:26,219 ぐっ…! ぐぐっ…! ぐっ…! ぐうっ…! 163 00:11:26,219 --> 00:11:28,121 《なんだ? この感触は…》 164 00:11:28,121 --> 00:11:32,125 《弾力性と強靱性… 単に硬いというわけでもない》 165 00:11:32,125 --> 00:11:38,131 フフッ…。 私は 今 自分の手のひらにだけ 魔力の膜を張っているんですよ。 166 00:11:38,131 --> 00:11:40,133 膜? 167 00:11:46,139 --> 00:11:48,241 ふう…。 168 00:11:48,241 --> 00:11:50,243 これが 防性魔法の特性です。 169 00:11:50,243 --> 00:11:56,149 使い手の技量や状況によって もっと広範囲に強度を出すこともできます。 170 00:11:56,149 --> 00:11:58,151 いかがでしたか? 171 00:11:58,151 --> 00:12:00,153 いやあ すごいですねえ。 172 00:12:00,153 --> 00:12:05,124 《うん やっぱり なんだかすごい っていうことしか分からない…》 173 00:12:08,027 --> 00:12:12,065 (ネイジア)おまえら 基礎魔法Ⅰのテスト どうだったよ? 174 00:12:12,065 --> 00:12:14,033 筆記は苦手でして…。 175 00:12:14,033 --> 00:12:16,102 まずまずだったかな。 176 00:12:16,102 --> 00:12:19,038 私は 手応えを感じましたわ。 177 00:12:19,038 --> 00:12:21,040 じゃあ どっちが上か 賭けでもやるか? 178 00:12:21,040 --> 00:12:23,042 (ルーマイト)駄目だよ そういうのは。 179 00:12:23,042 --> 00:12:26,045 お堅いなあ 子爵の息子は。 冗談だって。 180 00:12:26,045 --> 00:12:30,083 ハハハ…。 あれ? 子爵で合ってたっけ? (ルーマイト)合ってるよ…。 181 00:12:30,083 --> 00:12:33,052 (ネイジア)そっか~。 (フレドーラ・シンディ・ネイジア)ハハハハ…! 182 00:12:33,052 --> 00:12:36,022 (フレドーラ)賭けには付き合いませんが 自信はありますわ。 183 00:12:36,022 --> 00:12:38,024 体を鍛えると頭もさえるみたいで。 184 00:12:38,024 --> 00:12:41,060 (シンディ)ベリル先生のおかげですね! 185 00:12:41,060 --> 00:12:43,029 あの人 教え方うまいよ。 186 00:12:43,029 --> 00:12:46,032 うちで教わってた剣術の先生より ずっと分かりやすい。 187 00:12:46,032 --> 00:12:49,102 理にかなってる感じがするよな。 188 00:12:49,102 --> 00:12:52,038 さすが 騎士団の指南役ですわね。 189 00:12:52,038 --> 00:12:55,041 そういえば ベリル先生とお知り合いなんですか? 190 00:12:55,041 --> 00:12:59,012 (ミュイ)えっ? なんで…。 (シンディ)いえ その なんとなく そんな感じが。 191 00:12:59,012 --> 00:13:04,050 あっ…。 まあ 知り合いではある…。 192 00:13:04,050 --> 00:13:07,020 やはり! シンディ よく分かったね。 193 00:13:08,087 --> 00:13:11,090 どういう知り合いですの? 教えてくれよ。 194 00:13:15,028 --> 00:13:20,033 えっ…。 どうって言われても…。 195 00:13:20,033 --> 00:13:23,102 えっ…。 その…。 196 00:13:23,102 --> 00:13:25,038 (シンディ)はい! 197 00:13:25,038 --> 00:13:28,041 重大なお知らせがあるのを忘れてました! 198 00:13:28,041 --> 00:13:30,009 なんですの? いきなり どうした? 199 00:13:30,009 --> 00:13:34,013 (シンディ)実は 今度の週末 私の誕生日なんです! 200 00:13:35,048 --> 00:13:38,084 (フレドーラ)それは おめでとうございます。 (ミュイ)お…。 201 00:13:38,084 --> 00:13:41,020 実家は近くだったよね。 帰るの? 202 00:13:41,020 --> 00:13:45,091 いえ あいにく 家族は仕事で忙しくて…。 203 00:13:45,091 --> 00:13:48,027 お…。 (フレドーラ)では 私たちでお祝いしませんか? 204 00:13:48,027 --> 00:13:52,031 (ネイジア)ここでやるっていうのは どうだ? (シンディ)あっ いいですね! 205 00:13:52,031 --> 00:13:55,034 (フレドーラ)なんだか わくわくしますわ! プレゼントも用意しませんと。 206 00:13:55,034 --> 00:13:59,105 (ネイジア)食いもんは どうする? (ルーマイト)持ち寄りでいいんじゃないかな? 207 00:13:59,105 --> 00:14:03,076 (ミュイ)悪い 気を使わせちまって…。 こちらこそです。 208 00:14:04,010 --> 00:14:06,012 (ミュイ)なあ…。 はい? 209 00:14:06,012 --> 00:14:09,015 (ミュイ) さっきのハンカチ 貸してもらっていいか? 210 00:14:09,015 --> 00:14:11,017 えっ? 211 00:14:12,051 --> 00:14:14,020 ごちそうさまでした。 212 00:14:18,024 --> 00:14:20,026 ベリル先生には期待してます。 213 00:14:20,026 --> 00:14:22,028 はっ? 214 00:14:22,028 --> 00:14:27,033 剣魔法科は 新しい学問で 大きな可能性を秘めていますから。 215 00:14:27,033 --> 00:14:30,002 では 失礼いたします。 216 00:14:31,104 --> 00:14:35,108 《俺みたいな魔法の素人に 期待されてもなあ…》 217 00:14:35,108 --> 00:14:38,044 ⚞(鐘) ん? 218 00:14:38,044 --> 00:14:42,014 (鐘) あれは スフェン教の…。 219 00:14:43,049 --> 00:14:48,020 (イブロイ・ハウルマン)服は気に入ってもらえたかな? 若い子の好みは よく分からなくてね。 220 00:14:48,020 --> 00:14:52,091 《その割には えらいたくさん送ってきたよね…》 221 00:14:52,091 --> 00:14:55,027 ありがとうございます。 (イブロイ)こちらこそ。 222 00:14:55,027 --> 00:14:57,096 おかげで司教にもなれたし→ 223 00:14:57,096 --> 00:15:00,032 君とは 今後も それなりに付き合っていきたいしね。 224 00:15:00,032 --> 00:15:02,034 ハハハハハ…。 225 00:15:02,034 --> 00:15:04,003 《やっぱり 食えないな この人…》 226 00:15:04,003 --> 00:15:08,007 (イブロイ)せっかく来てくれたし 茶飲み話の一つでもしようか。 227 00:15:08,007 --> 00:15:11,043 話題は そうだね…→ 228 00:15:11,043 --> 00:15:15,047 レビオス司教の顛末とか。 えっ? 229 00:15:15,047 --> 00:15:20,019 (イブロイの声)裁判の後 不慮の死を遂げたそうだ。 230 00:15:24,023 --> 00:15:28,027 (イブロイの声) 彼のしていたことは最大の禁忌だった。 231 00:15:28,027 --> 00:15:32,031 王権派にとっても 教皇派にとっても… ね。 232 00:15:34,033 --> 00:15:38,037 とはいえ 国家や宗教が劇的に変わったわけではない。 233 00:15:38,037 --> 00:15:41,040 教会騎士団の再編ぐらいがせいぜいでね。 234 00:15:41,040 --> 00:15:43,042 再編? 235 00:15:43,042 --> 00:15:45,044 気になるのかね? 236 00:15:45,044 --> 00:15:49,048 ええ。 使節団の護衛を共にした方々ですから。 237 00:15:49,048 --> 00:15:54,053 (イブロイ)幹部級の首が いくつか すげ変わった というのは聞き及んでいるよ。 238 00:15:54,053 --> 00:15:56,022 確か 副団長だったかな? 239 00:15:56,022 --> 00:15:58,024 はあ…。 240 00:15:58,024 --> 00:16:01,060 《ロゼは 負傷を理由に退いたってことか》 241 00:16:01,060 --> 00:16:04,030 《ガトガさんが うまくやってくれたんだな》 242 00:16:04,030 --> 00:16:06,032 整えておきたいんだろう。 243 00:16:06,032 --> 00:16:09,035 近いうちに大きな任務があるかもしれないし。 244 00:16:09,035 --> 00:16:11,003 大きな任務? 245 00:16:11,003 --> 00:16:15,107 (鐘) すまないが そろそろ失礼するよ。 246 00:16:15,107 --> 00:16:18,077 午後の祈禱の時間なんだ。 247 00:16:20,046 --> 00:16:23,015 ああ 君も祈ってく? 遠慮します。 248 00:16:24,016 --> 00:16:28,020 (洗う音) 晩ご飯できてるけど? 249 00:16:28,020 --> 00:16:30,022 今 取り込み中なんだよ! 250 00:16:30,022 --> 00:16:32,024 何か洗ってるの? 251 00:16:32,024 --> 00:16:35,027 いったん 手 止めて 続きは ご飯の後でも…。 252 00:16:35,027 --> 00:16:38,030 飯は 後で食う! 253 00:16:38,030 --> 00:16:39,999 ああ… はい…。 254 00:16:44,036 --> 00:16:46,005 (ルーマイト)誕生日おめでとう シンディ。 255 00:16:49,041 --> 00:16:51,010 (フレドーラ・ネイジア)おめでとう! 256 00:16:52,078 --> 00:16:54,013 (フィッセル・ベリル)おめでとう。 257 00:16:54,013 --> 00:16:56,048 ありがとうございます! 258 00:16:56,048 --> 00:17:00,019 いやあ うれしいです! プレゼントまでもらっちゃって。 259 00:17:00,019 --> 00:17:03,022 皆さん いただきましょう! (ネイジア)おう! 260 00:17:06,025 --> 00:17:08,027 この肉 うまいな! 261 00:17:08,027 --> 00:17:11,030 いやあ やっぱり 持つべきものは友達ですね! 262 00:17:11,030 --> 00:17:15,034 《フィッセルは まだしも 俺は この場では明らかに浮いてるよね…》 263 00:17:15,034 --> 00:17:17,003 《来てよかったのかな?》 264 00:17:17,003 --> 00:17:20,006 (フレドーラ)パンケーキは 私が焼きましたの。 265 00:17:20,006 --> 00:17:22,108 (ネイジア)食えるのか? これ。 266 00:17:22,108 --> 00:17:25,044 (フレドーラ)失礼すぎませんか? それ! 267 00:17:25,044 --> 00:17:27,013 (ネイジア)いやあ この見た目じゃあなあ…。 268 00:17:27,013 --> 00:17:29,015 (フレドーラ)一生懸命 作ったんです! 269 00:17:29,015 --> 00:17:32,018 ん…。 なあ シンディ…。 270 00:17:32,018 --> 00:17:34,053 ミュイさん どうしたんですか? 271 00:17:34,053 --> 00:17:37,023 どんどん食べてください! おう…。 272 00:17:37,023 --> 00:17:40,026 (ルーマイト)同じクラスなんだし 仲良くしないと。 273 00:17:40,026 --> 00:17:43,129 (フレドーラ)私たちはライバルでもありますわね。 274 00:17:43,129 --> 00:17:47,099 (フィッセル)フレドーラは体力不足。 ライバルには まだまだ。 275 00:17:47,099 --> 00:17:50,102 (フレドーラ)うぐっ…。 (フレドーラ・ルーマイト・ネイジア・シンディ)ハハハハ…! 276 00:17:50,102 --> 00:17:52,104 シンディ! これ…! 277 00:17:54,106 --> 00:17:57,109 あっ…。 (ミュイ)あっ… ありがと。 278 00:17:59,045 --> 00:18:02,048 《この間 洗ってたのは あのハンカチだったのか》 279 00:18:02,048 --> 00:18:05,017 誕生日… おめでとう…。 280 00:18:07,053 --> 00:18:10,056 こちらこそ ありがとうございます! ミュイさん。 281 00:18:10,056 --> 00:18:12,058 あ… ああ…。 282 00:18:12,058 --> 00:18:17,063 おい 今 ミュイが礼を言わなかったか? こりゃ 明日は雨が降るかもな。 283 00:18:21,033 --> 00:18:23,035 ん? 284 00:18:23,035 --> 00:18:25,037 (たたく音) (ネイジア)痛え! 何すんだよ? 285 00:18:25,037 --> 00:18:28,040 今のは ネイジアが悪いよ。 286 00:18:28,040 --> 00:18:30,042 ですわね。 287 00:18:30,042 --> 00:18:32,044 (ネイジア)うっ… うう…。 288 00:18:32,044 --> 00:18:36,048 ふんっ! (生徒たちの笑い声) 289 00:18:36,048 --> 00:18:39,118 《来て良かったよ》 290 00:18:39,118 --> 00:18:41,120 《いいものを見られた》 291 00:18:44,056 --> 00:18:47,126 (シンディ)楽しいですねえ! 誕生日会。 292 00:18:47,126 --> 00:18:52,131 来年 剣魔法科の生徒が増えたら もっと盛大にやりたいです! 293 00:18:52,131 --> 00:18:54,066 いやあ 増える要素あるか? 294 00:18:54,066 --> 00:18:59,038 今のままだと 受講者不足で 講義自体がなくなる可能性もあるからね。 295 00:18:59,038 --> 00:19:02,041 《まあ そうだろうなあ…》 296 00:19:02,041 --> 00:19:05,044 先生の道場は もっと人がいた。 297 00:19:05,044 --> 00:19:08,047 なのに 剣魔法科は増えない。 う~ん…→ 298 00:19:08,047 --> 00:19:12,018 道場は 単純に やめる人が少なかった っていうのがあるからね。 299 00:19:15,021 --> 00:19:18,024 フィッセル 君は どうしてやめなかったんだい? 300 00:19:18,024 --> 00:19:22,028 剣を振るのが楽しかったから。 301 00:19:22,028 --> 00:19:26,032 でも それだけじゃなかった気がする。 302 00:19:26,032 --> 00:19:28,100 (フィッセル)フンッ! (木剣を振る音) 303 00:19:28,100 --> 00:19:30,102 (フィッセル)フンッ! フンッ! (木剣を振る音) 304 00:19:32,004 --> 00:19:36,008 (フィッセル)フンッ! フンッ! フンッ! フンッ! (木剣を振る音) 305 00:19:36,008 --> 00:19:39,011 熱心だねえ。 それに いい太刀筋だ。 306 00:19:41,013 --> 00:19:44,016 先生が褒めてくれたから。 307 00:19:44,016 --> 00:19:48,020 褒められると うれしくて もっと頑張った。 308 00:19:50,022 --> 00:19:51,991 あっ…。 309 00:19:56,028 --> 00:20:00,232 私 褒めてなかった みんなを…。 310 00:20:00,232 --> 00:20:03,235 これからのフィッセル先生に 期待させてもらうよ。 311 00:20:05,004 --> 00:20:08,107 先生に「先生」と呼ばれた。 312 00:20:08,107 --> 00:20:10,109 ついに 私も ここまで来た。 313 00:20:10,109 --> 00:20:13,045 さすがです! フィッセル先生。 314 00:20:13,045 --> 00:20:15,014 期待して… いいのか? 315 00:20:15,014 --> 00:20:17,016 アハハ…。 ハハ…。 316 00:20:17,016 --> 00:20:19,118 はあ…。 317 00:20:19,118 --> 00:20:21,020 ⚟(悲鳴) ん? 318 00:20:21,020 --> 00:20:23,989 なんだ? 学舎のほうから聞こえた。 319 00:20:25,024 --> 00:20:28,027 様子を見てくる。 君たちは ここにいるように。 320 00:20:28,027 --> 00:20:30,029 (ルーマイト)分かりました。 321 00:20:30,029 --> 00:20:32,031 フィッセル。 うん。 322 00:20:35,101 --> 00:20:38,104 (ドアの開閉音) 323 00:20:44,043 --> 00:20:47,113 今の時間 生徒は まず いない。 324 00:20:47,113 --> 00:20:49,081 じゃあ さっきの悲鳴は 教師か? 325 00:20:53,052 --> 00:20:56,055 (教師)先生 しっかり。 (ドアの閉まる音) 326 00:20:56,055 --> 00:20:59,024 ううっ… ううっ…。 327 00:20:59,024 --> 00:21:03,028 どうしたんですか? い… いきなり襲われて…。 328 00:21:04,063 --> 00:21:06,031 魔法が使えない! えっ? 329 00:21:11,036 --> 00:21:14,039 本当…。 何が起こってるんだ? 330 00:21:18,043 --> 00:21:20,045 何か来る。 331 00:21:20,045 --> 00:21:22,014 下がって! 332 00:21:23,048 --> 00:21:25,050 (衝撃音) 333 00:21:29,054 --> 00:21:31,056 (うなり声) 334 00:21:31,056 --> 00:21:33,025 《こいつは…?》 335 00:21:35,060 --> 00:21:40,032 ♬~ 336 00:23:06,018 --> 00:23:09,021 〈おなかいっぱい食べても まだ入る〉 337 00:23:09,021 --> 00:23:11,023 〈なぜなら 甘いものは別腹だ〉 338 00:23:11,023 --> 00:23:14,026 〈そして 三段腹が完成する〉 339 00:23:14,026 --> 00:23:18,998 〈次回 「片田舎のおっさん、老輩に己を重ねる」〉