1 00:00:06,139 --> 00:00:08,108 (ロゼ・マーブルハート) もしかして 気付かれてました? 2 00:00:09,142 --> 00:00:13,146 (ベリル・ガーデナント)そりゃ 元弟子だし 立ち姿を見れば分かるよ。 3 00:00:13,146 --> 00:00:15,148 (ロゼ)さすが先生です。 4 00:00:15,148 --> 00:00:17,150 しかし どうして こっちに? 5 00:00:17,150 --> 00:00:20,220 王子殿下から命令を頂きました。 6 00:00:20,220 --> 00:00:22,155 ディルマハカを守れと。 7 00:00:22,155 --> 00:00:26,159 分かった。 それが王子の望みなら君は従うべきだ。 8 00:00:26,159 --> 00:00:29,162 じゃあ 早速だけど 仲間の援護に回りたい。 9 00:00:29,162 --> 00:00:31,164 手を貸してもらえるかな。 10 00:00:31,164 --> 00:00:35,235 もちろんです。 あっ 私のことは 内緒でお願いしますね。 11 00:00:35,235 --> 00:00:38,171 ああ。 ⚟(スレナ・リサンデラ)先生! 12 00:00:38,171 --> 00:00:41,141 あちらの1体は始末しました! 13 00:00:41,141 --> 00:00:43,143 先生 この者は? 14 00:00:43,143 --> 00:00:47,147 味方だ。 細かい説明をしている暇はない。 アリューシアの援護に回ろう。 15 00:00:47,147 --> 00:00:49,149 はい! 16 00:00:50,250 --> 00:00:54,154 (クリウ・ライバーク)刃がボロボロだ…。 こりゃ 研ぎ代 高くつくわ。 17 00:00:54,154 --> 00:00:56,123 (ハノイ・クレッサ)さてと 戻るぞ。 18 00:00:56,123 --> 00:00:58,125 どうせ おっさんたちも てこずってんだろ。 19 00:00:58,125 --> 00:01:00,193 (プリム)はいはーい。 20 00:01:00,193 --> 00:01:05,198 (クリウ)ん? 逃げ遅れたのか? 鈍くせえ司教さまだな。 21 00:01:09,136 --> 00:01:11,138 (衝撃音) 22 00:01:12,105 --> 00:01:14,107 くっ…! 23 00:01:16,109 --> 00:01:41,101 ♬~ 24 00:02:58,145 --> 00:03:02,182 ロゼ。 今回の黒幕が教皇さまというのは…。 25 00:03:02,182 --> 00:03:06,119 事実です。 私自身が確認しました。 どうやって? 26 00:03:06,119 --> 00:03:10,190 ヴェルデアピス傭兵団と接触し 彼らのコネクションを使って→ 27 00:03:10,190 --> 00:03:14,127 私も教皇側に雇われることで 情報を得ました。 28 00:03:14,127 --> 00:03:17,097 《顔と声を隠しているとはいえ 危険なやり方だ》 29 00:03:17,097 --> 00:03:19,099 《並大抵の覚悟じゃできない》 30 00:03:19,099 --> 00:03:25,105 あとは 傭兵団と私の本当の雇い主をつなげて こちら側に引き入れました。 31 00:03:25,105 --> 00:03:28,108 その本当の雇い主とは 誰なんだ? 32 00:03:28,108 --> 00:03:30,077 すみません それは言えない契約です。 33 00:03:31,111 --> 00:03:35,115 《察しは付くが 掘り下げてもしょうがないか》 34 00:03:35,115 --> 00:03:38,085 (アリューシア・シトラス)ハアハア…。 35 00:03:38,085 --> 00:03:42,122 ハアハア…。 あっ…。 36 00:03:42,122 --> 00:03:44,191 アリューシア! 大丈夫か!? 37 00:03:44,191 --> 00:03:49,162 傷は負いましたが ポーションで応急処置をしたので動けます。 38 00:03:49,162 --> 00:03:52,099 キマイラは仕留めました。 そうか。 39 00:03:52,099 --> 00:03:54,101 だらしないぞ シトラス。 40 00:03:54,101 --> 00:03:57,104 あなたほどは ケダモノの相手に慣れていないだけです。 41 00:03:57,104 --> 00:03:59,106 フンッ。 42 00:03:59,106 --> 00:04:01,108 加勢に来てくれたのですね。 43 00:04:01,108 --> 00:04:05,112 ヴェルデアピス傭兵団は まだ戻っていないのですか? 44 00:04:05,112 --> 00:04:08,081 てこずってるのかもしれない。 様子を見に行こう。 45 00:04:13,086 --> 00:04:16,089 (ハノイ)ううっ…! 46 00:04:17,090 --> 00:04:19,126 どうなってるんだ!? 47 00:04:19,126 --> 00:04:23,163 教皇…。 モーリス教皇…? 48 00:04:23,163 --> 00:04:25,098 (スレナ・アリューシア)あっ…! 49 00:04:25,098 --> 00:04:28,101 (モーリス・パシューシカ)ん? 君は…。 50 00:04:28,101 --> 00:04:33,106 ああ。 仮面の傭兵を雇ったと聞いていたが 君のことだったのか。 51 00:04:33,106 --> 00:04:35,108 教皇が なぜ ここにいる!? 52 00:04:35,108 --> 00:04:38,111 (モーリス)キマイラに知性はない。 53 00:04:38,111 --> 00:04:43,083 命を与えた私が 思念の届く距離で導いてやらないと。 54 00:04:43,083 --> 00:04:46,119 近くにいれば 後始末もしやすいし。 55 00:04:46,119 --> 00:04:49,122 後始末… ですか。 56 00:04:49,122 --> 00:04:52,092 君は聡明だね。 57 00:04:52,092 --> 00:04:55,095 街を破壊し 王子を害した魔物を 自ら滅ぼす。 58 00:04:55,095 --> 00:04:57,097 人心を掌握するために。 59 00:04:57,097 --> 00:04:59,099 自作自演か…! 60 00:04:59,099 --> 00:05:05,105 それで 迷える人々の信仰心がまとまるなら やらない手はないだろう。 61 00:05:05,105 --> 00:05:08,108 モーリス教皇 重要参考人として拘束します。 62 00:05:08,108 --> 00:05:10,110 お話の続きは 然るべき場所で。 63 00:05:10,110 --> 00:05:13,079 (ハノイ)気を付けろ… こいつ妙な技を使う! 64 00:05:13,079 --> 00:05:17,083 おっと… 君の処分の途中だったね。 65 00:05:17,083 --> 00:05:20,086 試しに使ってみよう。 66 00:05:21,087 --> 00:05:23,089 ぐっ…! (ハノイ)うおっ! 67 00:05:24,124 --> 00:05:26,126 くっ! 68 00:05:26,126 --> 00:05:28,094 (スレナ・アリューシア)先生! 69 00:05:29,129 --> 00:05:33,200 なんで助けた? 俺が死んだら御の字だろうが…。 70 00:05:33,200 --> 00:05:35,135 それとこれとは別だ。 71 00:05:35,135 --> 00:05:38,138 俺は人の命を そんなに簡単には割り切れない。 72 00:05:38,138 --> 00:05:40,106 フッ…。 73 00:05:40,106 --> 00:05:43,109 大丈夫ですか!? なんとか。 74 00:05:43,109 --> 00:05:48,114 ふむ… やはり 慣れない道具は 使うものじゃないね。 75 00:05:48,114 --> 00:05:50,150 (大剣を落とす音) 武器を捨てるのか!? 76 00:05:50,150 --> 00:05:52,118 関係ねえ…。 77 00:05:52,118 --> 00:05:58,124 俺もクリウもプリムも 素手のあいつに やられたんだ…。 78 00:05:58,124 --> 00:06:02,195 さっきの一撃は 速さも力も すさまじかった。 79 00:06:02,195 --> 00:06:04,197 身体強化の魔法だろう。 80 00:06:04,197 --> 00:06:07,100 相手が素手なら 間合いは こちらに分があります。 81 00:06:07,100 --> 00:06:10,203 剣を受けるすべもないでしょうし。 82 00:06:10,203 --> 00:06:12,138 4人で一斉に斬りかかろう。 83 00:06:12,138 --> 00:06:14,107 拘束するには 深手を負わせるしかない。 84 00:06:14,107 --> 00:06:16,109 (息を吐く音) 85 00:06:20,113 --> 00:06:22,115 何!? (スレナ・アリューシア)あっ…!? 86 00:06:23,116 --> 00:06:26,186 ほう… 私に剣術は分からないが→ 87 00:06:26,186 --> 00:06:30,190 君たちは ものすごく強いのだろうね。 88 00:06:31,124 --> 00:06:33,126 先生! ぐっ…。 89 00:06:33,126 --> 00:06:35,195 見えましたか!? 90 00:06:35,195 --> 00:06:37,130 目で追えなかった。 91 00:06:37,130 --> 00:06:39,199 打撃を受けたのは間違いないんだが…。 92 00:06:39,199 --> 00:06:41,134 (ロゼ)あっ…! 93 00:06:41,134 --> 00:06:44,137 《教皇は 恐らく剣術や格闘の経験がない》 94 00:06:44,137 --> 00:06:47,140 《だから 動きの予想も難しい》 95 00:06:47,140 --> 00:06:49,142 《見切れるまで何度か当たるしか…》 96 00:06:49,142 --> 00:06:53,113 (モーリス)さて そろそろ行かせてもらうよ。 97 00:06:53,113 --> 00:06:58,118 君たちが キマイラを殺したから 話の筋が変わってしまった。 98 00:06:58,118 --> 00:07:01,087 私が王子を殺さないと。 99 00:07:01,087 --> 00:07:05,125 それじゃ ただの犯罪者です。 権力は手に入らず 権威も失う。 100 00:07:05,125 --> 00:07:07,193 そうはならない。 101 00:07:07,193 --> 00:07:10,096 私がやったという者は 誰一人いないのだから→ 102 00:07:10,096 --> 00:07:13,099 筋は変われど 結末は同じだ。 103 00:07:13,099 --> 00:07:16,102 目撃者を皆殺しにするつもりか! 104 00:07:16,102 --> 00:07:21,107 (モーリス)ここにいる7人 道中 目を留める者は 恐らく5~6人→ 105 00:07:21,107 --> 00:07:25,078 宮殿の警備と侍従は 合わせて50人程度→ 106 00:07:25,078 --> 00:07:28,114 最後に新郎新婦2人。 107 00:07:28,114 --> 00:07:30,116 多く見積もって70人。 108 00:07:30,116 --> 00:07:33,086 簡単なことだよ。 109 00:07:33,086 --> 00:07:35,088 そんなことはさせません! 110 00:07:35,088 --> 00:07:37,123 (モーリス)君に決められるいわれはない。 111 00:07:37,123 --> 00:07:41,127 私がなすことは神が定めている。 112 00:07:41,127 --> 00:07:45,098 遠間合いから客観で見れば 先生なら 次で見切れるはずです。 113 00:07:45,098 --> 00:07:48,101 業腹だが 貴様の言うとおりだ。 114 00:07:50,103 --> 00:07:53,106 リサンデラ 私と同時に仕掛けられますか? 115 00:07:53,106 --> 00:07:55,108 誰に言っている! 116 00:08:00,080 --> 00:08:02,082 《集中しろ…》 117 00:08:02,082 --> 00:08:04,084 あっ…! 118 00:08:05,085 --> 00:08:07,087 まだだ! ハアーッ! 119 00:08:09,089 --> 00:08:12,092 (打撃音) ぐっ… がはっ…! 120 00:08:14,127 --> 00:08:16,096 シトラス! アリューシア! 121 00:08:16,096 --> 00:08:18,098 大丈夫か!? 122 00:08:18,098 --> 00:08:20,100 アリューシア! 123 00:08:21,101 --> 00:08:23,169 うっ… ゴホッ ゴホッ…。 124 00:08:23,169 --> 00:08:26,172 申し訳ありません…。 しゃべらなくていい! 125 00:08:27,107 --> 00:08:30,110 見切って… くださ…。 126 00:08:37,117 --> 00:08:39,119 アリューシア…。 127 00:08:39,119 --> 00:08:41,121 (剣が落ちる音) 128 00:08:43,123 --> 00:08:46,126 《嘘だ… そんな…》 129 00:08:47,127 --> 00:08:49,129 貴様… 許さん! 130 00:08:49,129 --> 00:08:51,131 ガアァァーーッ!! 131 00:08:51,131 --> 00:08:54,200 そうまで怒ることだろうか。 132 00:08:54,200 --> 00:08:57,203 君たちは 私を殺す気で来た。 133 00:08:57,203 --> 00:09:00,173 私は それに応じただけだというのに。 134 00:09:05,111 --> 00:09:08,114 《なんとしても見切る》 135 00:09:08,114 --> 00:09:12,185 《ここでやらなければ 何十年 剣を続けてきた意味はない》 136 00:09:12,185 --> 00:09:14,120 はっ…! 137 00:09:14,120 --> 00:09:16,122 スレナ! いったん離れて! はい! 138 00:09:16,122 --> 00:09:18,124 見えたよ。 139 00:09:18,124 --> 00:09:23,096 強化魔法は筋力だけじゃない。 目と 多分 脳や神経も強化されてる。 140 00:09:23,096 --> 00:09:26,099 動きの起こりを捉えてない。 141 00:09:26,099 --> 00:09:28,101 剣の軌道を見てから対応している。 142 00:09:28,101 --> 00:09:30,103 あんなことは普通できない。 143 00:09:30,103 --> 00:09:35,108 加えて 肘から先が 金属のように硬くなる瞬間がある。 144 00:09:36,142 --> 00:09:41,114 長くは維持できないようだけど あの反射速度なら十分だろう。 145 00:09:41,114 --> 00:09:45,085 (モーリス)素晴らしい観察眼だが→ 146 00:09:45,085 --> 00:09:48,121 魔法ではなく奇跡だよ。 147 00:09:48,121 --> 00:09:51,124 出来の悪い生徒を相手にしている気分だ。 148 00:09:51,124 --> 00:09:53,092 ぬけぬけと減らず口を…! 149 00:09:53,092 --> 00:09:56,096 (モーリス)しかし 理屈が分かったところで→ 150 00:09:56,096 --> 00:10:00,100 君たちは 私に勝てないし 教えるかいもない。 151 00:10:00,100 --> 00:10:02,101 先生 どうします!? 152 00:10:02,101 --> 00:10:05,105 俺に合わせて攻撃を重ねてくれ。 はい! 153 00:10:09,109 --> 00:10:11,111 これが通用するのは一回きりだ。 154 00:10:11,111 --> 00:10:14,114 俺が君に どうやって勝ったか 覚えてるか? 155 00:10:15,181 --> 00:10:17,150 よし いこう。 156 00:10:21,087 --> 00:10:23,122 ハアァァーッ! 157 00:10:23,122 --> 00:10:25,125 (モーリス)ん? 158 00:10:25,125 --> 00:10:31,097 ♬~ 159 00:10:31,097 --> 00:10:33,099 ここだ! 160 00:10:34,100 --> 00:10:36,102 ハアーッ! ぐっ…! 161 00:10:36,102 --> 00:10:38,104 (打撃音) 162 00:10:38,104 --> 00:10:40,106 ぐはっ…! 163 00:10:40,106 --> 00:10:42,108 ぐっ…! 164 00:10:42,108 --> 00:10:44,210 くっ…。 165 00:10:44,210 --> 00:10:56,089 ♬~ 166 00:10:56,089 --> 00:10:58,124 (ロゼ)フンッ! 167 00:10:58,124 --> 00:11:00,093 (剣を刺す音) (モーリス)んっ!? 168 00:11:03,096 --> 00:11:06,099 無理に動くと 剣が心臓に届きますよ。 169 00:11:07,100 --> 00:11:09,102 (モーリス)そのようだね…。 170 00:11:09,102 --> 00:11:13,106 あなたは こちらの攻撃を読まない。 171 00:11:13,106 --> 00:11:17,110 だから 軌道が見えなければ対応できないと。 その一点に賭けました。 172 00:11:17,110 --> 00:11:22,081 ふむ… つまり 私の負けということか。 173 00:11:22,081 --> 00:11:25,084 内臓まで強化されていたら お手上げでした。 174 00:11:25,084 --> 00:11:29,122 (モーリス)そこまでの研究は 必要なかったはずなんだ。 175 00:11:29,122 --> 00:11:32,125 まさか 剣で刺されるとは思わないし。 176 00:11:32,125 --> 00:11:38,097 人の身で神の意志を体現するのは 容易ではないね。 177 00:11:39,132 --> 00:11:43,136 《このえたいの知れなさは なんだ…》 178 00:11:43,136 --> 00:11:45,104 なぜ このようなことを…。 179 00:11:45,104 --> 00:11:50,143 (モーリス)神のおぼしめしだよ。 そうとしか言いようがない。 180 00:11:50,143 --> 00:11:52,145 理解できませんね。 181 00:11:52,145 --> 00:11:55,114 (モーリス)それで結構。 182 00:11:55,114 --> 00:11:59,118 神の御心を理解する者は 幾人かでいい。 183 00:11:59,118 --> 00:12:03,222 その者たちが スフェン神最大の奇跡→ 184 00:12:03,222 --> 00:12:07,126 死者蘇生を成せば 世界は救われる。 185 00:12:07,126 --> 00:12:12,198 叶うかどうかも分からない教えのために 何人死んだと思ってるんですか。 186 00:12:12,198 --> 00:12:16,102 叶う叶わないではない。 叶える。 187 00:12:16,102 --> 00:12:19,138 信仰とは そういうものだよ。 188 00:12:19,138 --> 00:12:21,107 もういいかな? 189 00:12:21,107 --> 00:12:24,110 聞きたいことが それで全部なら→ 190 00:12:24,110 --> 00:12:26,112 殺したまえ。 えっ…? 191 00:12:26,112 --> 00:12:29,115 (モーリス)教義で自害はできない。 さあ 早く。 192 00:12:29,115 --> 00:12:34,120 いえ。 あなたには 裁きに従って罰を受ける義務があります。 193 00:12:34,120 --> 00:12:36,122 ないよ。 194 00:12:36,122 --> 00:12:39,125 法がどう定めようと 信仰を裏切らない限り→ 195 00:12:39,125 --> 00:12:42,128 罪を犯したとは 口が裂けても言えない。 196 00:12:42,128 --> 00:12:46,099 私も ひとつ聞かせてください。 何かね? 197 00:12:46,099 --> 00:12:49,102 罪なき人々が重ねてきた営みも→ 198 00:12:49,102 --> 00:12:52,105 信仰の前では無価値なのですか? 199 00:12:52,105 --> 00:12:56,109 無価値ではない。 尊ばれるべきものだ。 200 00:12:56,109 --> 00:13:00,113 無論 信仰の次にではあるがね。 201 00:13:01,114 --> 00:13:04,083 …よく分かりました。 202 00:13:04,083 --> 00:13:06,085 さようなら モーリス・パシューシカ。 203 00:13:07,086 --> 00:13:10,189 さようなら。 また会う日まで。 204 00:13:10,189 --> 00:13:12,158 (剣を刺す音) 205 00:13:15,094 --> 00:13:19,065 (風の音) 206 00:13:20,967 --> 00:13:22,969 (グレン・タスマカン・グディル)皆 ご苦労だった。 207 00:13:22,969 --> 00:13:26,039 神の奇跡をその身に帯びた教皇は手ごわく→ 208 00:13:26,039 --> 00:13:28,975 生きて捕らえることは かないませんでした。 209 00:13:28,975 --> 00:13:30,977 その点は 申し開きもございません。 210 00:13:30,977 --> 00:13:34,947 (グレン)いや 事態の収束だけでも 十二分の功績だ。 211 00:13:34,947 --> 00:13:38,985 君らには 褒賞を与える。 恐れ入ります。 212 00:13:38,985 --> 00:13:40,987 ご褒美は 金で頼むぜ。 213 00:13:40,987 --> 00:13:43,990 名誉も肩書も 俺たちには必要ねえ。 214 00:13:43,990 --> 00:13:47,060 (グレン)無論 おのおのが望むものを用意する。 215 00:13:47,060 --> 00:13:49,962 さすが 王子さまだ。 物事をよく分かってらっしゃる。 216 00:13:49,962 --> 00:13:53,032 (ガトガ・ラズオーンのせき払い) (ハノイ)おっと…。 217 00:13:53,032 --> 00:13:54,967 (グレン)君らの働きに報い→ 218 00:13:54,967 --> 00:13:57,970 二度と このようなことは 起こさぬようにする。 219 00:13:57,970 --> 00:14:02,975 王位を継いだ暁には 粉骨砕身 民が安心して暮らせる国にしていく。 220 00:14:04,977 --> 00:14:06,979 (サラキア・アスフォード・エル・レベリス)アリューシア。 はい。 221 00:14:06,979 --> 00:14:10,950 帰参の後 お父さまに伝えてください。 222 00:14:10,950 --> 00:14:15,988 わたくしも妻として 妃として 生涯 グレンさまを支える覚悟ですと。 223 00:14:15,988 --> 00:14:17,957 承りました。 224 00:14:17,957 --> 00:14:21,961 《使節団の時は あどけなさも残っていた2人が…》 225 00:14:21,961 --> 00:14:25,932 《背負うものの重さで変わるもんだな》 226 00:14:26,966 --> 00:14:29,068 (ガトガ)また世話になっちまったな。 227 00:14:29,068 --> 00:14:31,971 ガトガさんたちが ここを守ってくれていたから→ 228 00:14:31,971 --> 00:14:34,040 俺たちは動けたんです。 229 00:14:34,040 --> 00:14:38,044 全員におごりたいところだが またの機会にさせてくれ。 230 00:14:38,978 --> 00:14:41,948 仮面の騎士さんも 達者でな。 231 00:14:44,984 --> 00:14:47,987 先生 私も ここで失礼します。 232 00:14:47,987 --> 00:14:52,992 治安回復の手伝いに連れてきた冒険者たちを 指揮しなければなりませんので。 233 00:14:52,992 --> 00:14:56,062 スレナ おかげで助かったよ。 234 00:14:56,062 --> 00:14:59,966 先生の隣に再び立つことができて 光栄でした。 235 00:14:59,966 --> 00:15:01,968 シトラス。 なんですか? 236 00:15:01,968 --> 00:15:04,971 あの程度で のされるとは 鍛錬が足りんぞ。 237 00:15:04,971 --> 00:15:07,974 リサンデラも吹っ飛ばされてましたね。 見てましたよ。 238 00:15:07,974 --> 00:15:10,977 まあ 五体満足で良かったんじゃないか。 239 00:15:10,977 --> 00:15:12,945 ええ お互いに。 240 00:15:14,046 --> 00:15:15,982 (ヘンブリッツ・ドラウト)団長! ベリル殿! 241 00:15:15,982 --> 00:15:18,985 ヘンブリッツ 騎士団の運用状況は? 242 00:15:18,985 --> 00:15:21,954 (ヘンブリッツ)教会騎士と連携し 市中の巡回警備中です。 243 00:15:21,954 --> 00:15:25,958 分かりました。 損耗を確認し 帰参の準備をしましょう。 244 00:15:25,958 --> 00:15:28,060 先生 ひとまず失礼します。 245 00:15:28,060 --> 00:15:30,029 うん お疲れさま。 246 00:15:30,997 --> 00:15:33,966 (ハノイ)さてと。 クリウとプリムの見舞いにでも行くか。 247 00:15:33,966 --> 00:15:35,968 命に別条はないんだろう? 248 00:15:35,968 --> 00:15:40,973 1週間も寝てりゃ治るって 入院先の医者が言ってたよ。 249 00:15:40,973 --> 00:15:44,010 助けられるなんて 二度とごめんだ。 250 00:15:44,010 --> 00:15:46,979 次は敵同士であることを祈るぜ。 251 00:15:46,979 --> 00:15:50,049 《次があるなら 徹底的にたたく》 252 00:15:50,049 --> 00:15:52,985 《二度と剣を持つ気が起きないくらいに》 253 00:15:52,985 --> 00:15:55,988 《ヴェスパーのことを水には流せない》 254 00:15:55,988 --> 00:15:58,057 (ハノイ)ただ まあ…→ 255 00:15:58,057 --> 00:16:01,994 戦場には向いてねえが 剣士の強さってのもあるんだな。 256 00:16:01,994 --> 00:16:03,996 おっさんにやるよ。 じゃあな。 257 00:16:03,996 --> 00:16:05,965 あっ…。 258 00:16:05,965 --> 00:16:07,967 守り刀を譲る。 259 00:16:07,967 --> 00:16:12,004 それは 心からの謝罪 または深い感謝の印。 260 00:16:12,004 --> 00:16:15,074 エーデルディア王国に伝わる風習です。 261 00:16:15,074 --> 00:16:17,043 エーデルディア…。 262 00:16:17,043 --> 00:16:19,946 確か あの連中の祖国で 今は もうないっていう。 263 00:16:19,946 --> 00:16:24,984 (ロゼ)ハノイは王族の遠縁で 騎士団長の血を引いていると聞きました。 264 00:16:24,984 --> 00:16:27,987 世が世なら… というやつか。 265 00:16:27,987 --> 00:16:30,957 傭兵の行動基準は 金が全て。 266 00:16:30,957 --> 00:16:33,993 それを矜持とする者も少なくありません。 267 00:16:33,993 --> 00:16:38,965 ですが 望んで傭兵になった者を 私は見たことがありません。 268 00:16:39,966 --> 00:16:44,971 (ロゼ)国を失い 流浪し続ける彼らが 何を求めて戦っているのか→ 269 00:16:44,971 --> 00:16:46,973 私には分かりません。 270 00:16:46,973 --> 00:16:48,941 そうだね。 271 00:16:49,976 --> 00:16:52,945 ロゼ 顔を見せてくれないか? (ロゼ)はい…。 272 00:16:54,947 --> 00:16:58,951 《その目は 俺が知らないものを たくさん見てきたんだろう》 273 00:16:58,951 --> 00:17:01,954 《でなければ さっきみたいなことは言えない》 274 00:17:02,989 --> 00:17:06,959 なかったことにはできないけど これは受け取っておくよ。 275 00:17:07,960 --> 00:17:10,930 ロゼ 本当の正義は見つかった? 276 00:17:13,032 --> 00:17:16,969 弟子が無抵抗の人間を殺すのを 止められなかった。 277 00:17:16,969 --> 00:17:20,973 取り返しはつかない。 ただ 聞いておきたいんだ。 278 00:17:20,973 --> 00:17:22,975 あれは ロゼの正義だったのか。 279 00:17:22,975 --> 00:17:24,977 分かりません。 280 00:17:24,977 --> 00:17:26,979 ただ 納得はしています。 281 00:17:26,979 --> 00:17:28,981 これから どうするんだい? 282 00:17:28,981 --> 00:17:30,983 今までと同じです。 283 00:17:30,983 --> 00:17:34,954 自分の目で この国を見続けます。 284 00:17:34,954 --> 00:17:36,989 私が変わったとしたら…→ 285 00:17:36,989 --> 00:17:39,959 前にも増して死ねなくなりました。 286 00:17:40,960 --> 00:17:43,996 背負い続ける覚悟か。 287 00:17:43,996 --> 00:17:46,966 君の決意は この国の行く末を変えた。 288 00:17:46,966 --> 00:17:48,968 それを 俺は絶対に忘れない。 289 00:17:48,968 --> 00:17:50,937 ありがとうございます。 290 00:17:51,971 --> 00:17:53,973 ところで 先生…。 ん? 291 00:17:53,973 --> 00:17:57,977 もろもろ背負いきれなくなって 私が路頭に迷っちゃったら→ 292 00:17:57,977 --> 00:17:59,979 その時は拾ってくれますか? 293 00:17:59,979 --> 00:18:02,949 それとこれとは 話が別じゃないかな…。 294 00:18:02,949 --> 00:18:04,951 (ロゼ)ちぇ~。 295 00:18:05,952 --> 00:18:08,988 先生。 なんだい? 296 00:18:08,988 --> 00:18:13,960 今回の件 ホワイト・メイデンという 傭兵の力が大きかったと思うのですが…。 297 00:18:13,960 --> 00:18:15,962 ああ すご腕だったね。 298 00:18:15,962 --> 00:18:17,964 あの方は もしや…。 299 00:18:17,964 --> 00:18:19,966 ん? いえ なんでもありません。 300 00:18:19,966 --> 00:18:23,035 《アリューシアは気付いているのか》 301 00:18:23,035 --> 00:18:26,973 《あえて追及しないでくれているなら ありがたいことだ》 302 00:18:26,973 --> 00:18:29,976 ところで…。 ん? 303 00:18:29,976 --> 00:18:32,979 その… 帰りは 移動速度を調整する必要がないので→ 304 00:18:32,979 --> 00:18:36,048 フルームヴェルク領での宿泊は ないのですが…。 305 00:18:36,048 --> 00:18:37,984 ああ いいんじゃないかな。 306 00:18:37,984 --> 00:18:40,052 それで良かったのかと…。 307 00:18:40,052 --> 00:18:42,989 先生には 会いたい方がおられるかも…。 308 00:18:42,989 --> 00:18:47,994 いや ウォーレンもジスガルトも 年に2回も会えば おなかいっぱいだよ。 309 00:18:47,994 --> 00:18:49,996 そうですか…? 310 00:18:49,996 --> 00:18:52,965 早く帰って アリューシアの剣も新調しないと。 311 00:18:52,965 --> 00:18:57,069 先生から頂いた剣ですし 直して使い続けたいのですが…。 312 00:18:57,069 --> 00:18:58,971 いや 無理でしょ。 313 00:18:58,971 --> 00:19:01,007 バルデルの店で 新品買わないと。 314 00:19:01,007 --> 00:19:03,009 俺も一緒に行こうか? 315 00:19:03,009 --> 00:19:05,011 いいんですか!? 316 00:19:05,011 --> 00:19:06,979 先生と一緒に 私の剣を選ぶ…。 317 00:19:06,979 --> 00:19:10,049 ついでに おしゃれなランチも… これは まごうことなきデート! 318 00:19:10,049 --> 00:19:11,984 ハハハ…。 319 00:19:11,984 --> 00:19:13,986 《弟子は大切で みんなかわいい》 320 00:19:13,986 --> 00:19:15,988 《ただ…》 321 00:19:15,988 --> 00:19:20,059 でも この剣は捨てずに 飾っておきますからね! 322 00:19:20,059 --> 00:19:21,961 フッ…。 323 00:19:21,961 --> 00:19:26,966 ♬~ 324 00:19:27,967 --> 00:19:29,969 ただいま。 325 00:19:29,969 --> 00:19:31,971 (ミュイ・フレイア)おかえり。 326 00:19:34,974 --> 00:19:37,977 うまい! 前より美味しくなってる。 327 00:19:37,977 --> 00:19:40,980 毎日3食作ってたら うまくもなるだろ。 328 00:19:40,980 --> 00:19:43,983 うっ… やっぱり 寮のほうが楽だったんじゃないの? 329 00:19:43,983 --> 00:19:45,985 食事も出るし。 330 00:19:45,985 --> 00:19:48,954 (ミュイ)それじゃ駄目なんだよ。 どうして 駄目? 331 00:19:48,954 --> 00:19:51,057 ここにいないと おっさんが帰ってきた時→ 332 00:19:51,057 --> 00:19:53,993 おかえりって言えねえだろ。 んっ? 333 00:19:53,993 --> 00:19:56,962 (ミュイ)おっさん いつも アタシが帰ってきたら おかえりって言うだろ? 334 00:19:56,962 --> 00:19:58,964 言う。 335 00:19:58,964 --> 00:20:01,967 帰ってきた時 おかえりって言う奴がいたほうがいいだろ? 336 00:20:01,967 --> 00:20:03,969 うん。 337 00:20:03,969 --> 00:20:05,971 じゃあ いいじゃねえか それで。 338 00:20:05,971 --> 00:20:08,974 《この年頃の子供は あっという間に成長する》 339 00:20:08,974 --> 00:20:11,977 《道場で何人も見てきた》 340 00:20:11,977 --> 00:20:16,949 《うれしいよ。 でも いつか巣立つ日が来ると思うと…》 341 00:20:17,983 --> 00:20:19,985 じきに もっと なんでもできるようになって→ 342 00:20:19,985 --> 00:20:21,987 アタシ一人でも生きていけるようにする。 343 00:20:21,987 --> 00:20:23,956 えっ? 344 00:20:23,956 --> 00:20:25,991 (ミュイ)だから おっさんは その→ 345 00:20:25,991 --> 00:20:28,961 モルデアさんたちが言ってた 嫁探しっての? 346 00:20:28,961 --> 00:20:30,963 まっ 頑張れ。 347 00:20:30,963 --> 00:20:34,967 一応 頑張るつもりだけど ミュイが一緒でも大丈夫な人にするよ。 348 00:20:34,967 --> 00:20:36,969 (ミュイ)そっか。 349 00:20:37,970 --> 00:20:40,973 (ルーシー・ダイアモンド) まっ 死なずに済んだようで何よりじゃな。 350 00:20:40,973 --> 00:20:42,975 (イブロイ・ハウルマン)ホントにね。 351 00:20:42,975 --> 00:20:45,978 みんな よくやってくれた。 352 00:20:45,978 --> 00:20:47,980 アリューシアくんのみならず。 353 00:20:47,980 --> 00:20:53,986 街の人々が ほとんど犠牲になっていないのは 彼らのおかげだ。 354 00:20:53,986 --> 00:20:58,057 傭兵団を味方にできたのも大きい。 355 00:20:58,057 --> 00:21:01,994 加えて 冒険者ギルドとも話が付いて→ 356 00:21:01,994 --> 00:21:05,998 最強の助っ人も送り込めたしね。 357 00:21:05,998 --> 00:21:10,002 (ルーシー)これで あの国の政も 少しは安定するじゃろ。 358 00:21:10,002 --> 00:21:12,071 そうでないと。 359 00:21:12,071 --> 00:21:15,975 あれほど働いたのに 収穫がないようでは困るよ。 360 00:21:15,975 --> 00:21:18,978 一番の収穫はベリルよ。 361 00:21:18,978 --> 00:21:20,980 そうきたか。 362 00:21:20,980 --> 00:21:22,982 (ルーシーの声)あやつは変わった。 363 00:21:22,982 --> 00:21:27,987 以前とは違って 今や 至るべき場所に向かっとる。 364 00:21:27,987 --> 00:21:30,990 今回の件で それが はっきりしたじゃろ。 365 00:21:34,994 --> 00:21:37,963 (ルーシーの声)あやつは いずれ たどり着く。 366 00:21:39,064 --> 00:21:41,033 (息を吐く音) 367 00:21:42,001 --> 00:21:46,972 (ルーシーの声)剣聖という名の頂に。 368 00:21:50,009 --> 00:21:54,980 ♬~