1 00:00:34,668 --> 00:00:36,670 (ロゼ・マーブルハート) もしかして 気付かれてました? 2 00:00:36,670 --> 00:00:40,674 (ベリル・ガーデナント)そりゃ 元弟子だし 立ち姿を見れば分かるよ。 3 00:00:40,674 --> 00:00:42,676 (ロゼ)さすが先生です。 4 00:00:42,676 --> 00:00:44,678 しかし どうして こっちに? 5 00:00:44,678 --> 00:00:47,681 王子殿下から命令を頂きました。 6 00:00:47,681 --> 00:00:49,683 ディルマハカを守れと。 7 00:00:49,683 --> 00:00:53,687 分かった。 それが王子の望みなら君は従うべきだ。 8 00:00:53,687 --> 00:00:56,690 じゃあ 早速だけど 仲間の援護に回りたい。 9 00:00:56,690 --> 00:00:58,692 手を貸してもらえるかな。 10 00:00:58,692 --> 00:01:02,696 もちろんです。 あっ 私のことは 内緒でお願いしますね。 11 00:01:02,696 --> 00:01:05,699 ああ。 ⚟(スレナ・リサンデラ)先生! 12 00:01:05,699 --> 00:01:08,702 あちらの1体は始末しました! 13 00:01:08,702 --> 00:01:10,704 先生 この者は? 14 00:01:10,704 --> 00:01:14,708 味方だ。 細かい説明をしている暇はない。 アリューシアの援護に回ろう。 15 00:01:14,708 --> 00:01:16,710 はい! 16 00:01:17,711 --> 00:01:21,715 (クリウ・ライバーク)刃がボロボロだ…。 こりゃ 研ぎ代 高くつくわ。 17 00:01:21,715 --> 00:01:23,717 (ハノイ・クレッサ)さてと 戻るぞ。 18 00:01:23,717 --> 00:01:25,719 どうせ おっさんたちも てこずってんだろ。 19 00:01:25,719 --> 00:01:27,721 (プリム)はいはーい。 20 00:01:27,721 --> 00:01:32,726 (クリウ)ん? 逃げ遅れたのか? 鈍くせえ司教さまだな。 21 00:01:36,663 --> 00:01:38,665 (衝撃音) 22 00:01:39,666 --> 00:01:41,668 くっ…! 23 00:01:43,670 --> 00:02:08,695 ♬~ 24 00:03:25,706 --> 00:03:29,709 ロゼ。 今回の黒幕が教皇さまというのは…。 25 00:03:29,709 --> 00:03:33,647 事実です。 私自身が確認しました。 どうやって? 26 00:03:33,647 --> 00:03:37,651 ヴェルデアピス傭兵団と接触し 彼らのコネクションを使って→ 27 00:03:37,651 --> 00:03:41,655 私も教皇側に雇われることで 情報を得ました。 28 00:03:41,655 --> 00:03:44,658 《顔と声を隠しているとはいえ 危険なやり方だ》 29 00:03:44,658 --> 00:03:46,660 《並大抵の覚悟じゃできない》 30 00:03:46,660 --> 00:03:52,666 あとは 傭兵団と私の本当の雇い主をつなげて こちら側に引き入れました。 31 00:03:52,666 --> 00:03:55,669 その本当の雇い主とは 誰なんだ? 32 00:03:55,669 --> 00:03:57,671 すみません それは言えない契約です。 33 00:03:58,672 --> 00:04:02,676 《察しは付くが 掘り下げてもしょうがないか》 34 00:04:02,676 --> 00:04:05,679 (アリューシア・シトラス)ハアハア…。 35 00:04:05,679 --> 00:04:09,683 ハアハア…。 あっ…。 36 00:04:09,683 --> 00:04:11,685 アリューシア! 大丈夫か!? 37 00:04:11,685 --> 00:04:16,690 傷は負いましたが ポーションで応急処置をしたので動けます。 38 00:04:16,690 --> 00:04:19,693 キマイラは仕留めました。 そうか。 39 00:04:19,693 --> 00:04:21,695 だらしないぞ シトラス。 40 00:04:21,695 --> 00:04:24,698 あなたほどは ケダモノの相手に慣れていないだけです。 41 00:04:24,698 --> 00:04:26,700 フンッ。 42 00:04:26,700 --> 00:04:28,702 加勢に来てくれたのですね。 43 00:04:28,702 --> 00:04:32,639 ヴェルデアピス傭兵団は まだ戻っていないのですか? 44 00:04:32,639 --> 00:04:35,642 てこずってるのかもしれない。 様子を見に行こう。 45 00:04:40,647 --> 00:04:43,650 (ハノイ)ううっ…! 46 00:04:44,651 --> 00:04:46,653 どうなってるんだ!? 47 00:04:46,653 --> 00:04:50,657 教皇…。 モーリス教皇…? 48 00:04:50,657 --> 00:04:52,659 (スレナ・アリューシア)あっ…! 49 00:04:52,659 --> 00:04:55,662 (モーリス・パシューシカ)ん? 君は…。 50 00:04:55,662 --> 00:05:00,667 ああ。 仮面の傭兵を雇ったと聞いていたが 君のことだったのか。 51 00:05:00,667 --> 00:05:02,669 教皇が なぜ ここにいる!? 52 00:05:02,669 --> 00:05:05,672 (モーリス)キマイラに知性はない。 53 00:05:05,672 --> 00:05:10,677 命を与えた私が 思念の届く距離で導いてやらないと。 54 00:05:10,677 --> 00:05:13,680 近くにいれば 後始末もしやすいし。 55 00:05:13,680 --> 00:05:16,683 後始末… ですか。 56 00:05:16,683 --> 00:05:19,686 君は聡明だね。 57 00:05:19,686 --> 00:05:22,689 街を破壊し 王子を害した魔物を 自ら滅ぼす。 58 00:05:22,689 --> 00:05:24,691 人心を掌握するために。 59 00:05:24,691 --> 00:05:26,693 自作自演か…! 60 00:05:26,693 --> 00:05:32,632 それで 迷える人々の信仰心がまとまるなら やらない手はないだろう。 61 00:05:32,632 --> 00:05:35,635 モーリス教皇 重要参考人として拘束します。 62 00:05:35,635 --> 00:05:37,637 お話の続きは 然るべき場所で。 63 00:05:37,637 --> 00:05:40,640 (ハノイ)気を付けろ… こいつ妙な技を使う! 64 00:05:40,640 --> 00:05:44,644 おっと… 君の処分の途中だったね。 65 00:05:44,644 --> 00:05:47,647 試しに使ってみよう。 66 00:05:48,648 --> 00:05:50,650 ぐっ…! (ハノイ)うおっ! 67 00:05:51,651 --> 00:05:53,653 くっ! 68 00:05:53,653 --> 00:05:55,655 (スレナ・アリューシア)先生! 69 00:05:56,656 --> 00:06:00,660 なんで助けた? 俺が死んだら御の字だろうが…。 70 00:06:00,660 --> 00:06:02,662 それとこれとは別だ。 71 00:06:02,662 --> 00:06:05,665 俺は人の命を そんなに簡単には割り切れない。 72 00:06:05,665 --> 00:06:07,667 フッ…。 73 00:06:07,667 --> 00:06:10,670 大丈夫ですか!? なんとか。 74 00:06:10,670 --> 00:06:15,675 ふむ… やはり 慣れない道具は 使うものじゃないね。 75 00:06:15,675 --> 00:06:17,677 (大剣を落とす音) 武器を捨てるのか!? 76 00:06:17,677 --> 00:06:19,679 関係ねえ…。 77 00:06:19,679 --> 00:06:25,685 俺もクリウもプリムも 素手のあいつに やられたんだ…。 78 00:06:25,685 --> 00:06:29,689 さっきの一撃は 速さも力も すさまじかった。 79 00:06:29,689 --> 00:06:31,691 身体強化の魔法だろう。 80 00:06:31,691 --> 00:06:34,628 相手が素手なら 間合いは こちらに分があります。 81 00:06:34,628 --> 00:06:37,631 剣を受けるすべもないでしょうし。 82 00:06:37,631 --> 00:06:39,633 4人で一斉に斬りかかろう。 83 00:06:39,633 --> 00:06:41,635 拘束するには 深手を負わせるしかない。 84 00:06:41,635 --> 00:06:43,637 (息を吐く音) 85 00:06:47,641 --> 00:06:49,643 何!? (スレナ・アリューシア)あっ…!? 86 00:06:50,644 --> 00:06:53,647 ほう… 私に剣術は分からないが→ 87 00:06:53,647 --> 00:06:57,651 君たちは ものすごく強いのだろうね。 88 00:06:58,652 --> 00:07:00,654 先生! ぐっ…。 89 00:07:00,654 --> 00:07:02,656 見えましたか!? 90 00:07:02,656 --> 00:07:04,658 目で追えなかった。 91 00:07:04,658 --> 00:07:06,660 打撃を受けたのは間違いないんだが…。 92 00:07:06,660 --> 00:07:08,662 (ロゼ)あっ…! 93 00:07:08,662 --> 00:07:11,665 《教皇は 恐らく剣術や格闘の経験がない》 94 00:07:11,665 --> 00:07:14,668 《だから 動きの予想も難しい》 95 00:07:14,668 --> 00:07:16,670 《見切れるまで何度か当たるしか…》 96 00:07:16,670 --> 00:07:20,674 (モーリス)さて そろそろ行かせてもらうよ。 97 00:07:20,674 --> 00:07:25,679 君たちが キマイラを殺したから 話の筋が変わってしまった。 98 00:07:25,679 --> 00:07:28,682 私が王子を殺さないと。 99 00:07:28,682 --> 00:07:32,619 それじゃ ただの犯罪者です。 権力は手に入らず 権威も失う。 100 00:07:32,619 --> 00:07:34,621 そうはならない。 101 00:07:34,621 --> 00:07:37,624 私がやったという者は 誰一人いないのだから→ 102 00:07:37,624 --> 00:07:40,627 筋は変われど 結末は同じだ。 103 00:07:40,627 --> 00:07:43,630 目撃者を皆殺しにするつもりか! 104 00:07:43,630 --> 00:07:48,635 (モーリス)ここにいる7人 道中 目を留める者は 恐らく5~6人→ 105 00:07:48,635 --> 00:07:52,639 宮殿の警備と侍従は 合わせて50人程度→ 106 00:07:52,639 --> 00:07:55,642 最後に新郎新婦2人。 107 00:07:55,642 --> 00:07:57,644 多く見積もって70人。 108 00:07:57,644 --> 00:08:00,647 簡単なことだよ。 109 00:08:00,647 --> 00:08:02,649 そんなことはさせません! 110 00:08:02,649 --> 00:08:04,651 (モーリス)君に決められるいわれはない。 111 00:08:04,651 --> 00:08:08,655 私がなすことは神が定めている。 112 00:08:08,655 --> 00:08:12,659 遠間合いから客観で見れば 先生なら 次で見切れるはずです。 113 00:08:12,659 --> 00:08:15,662 業腹だが 貴様の言うとおりだ。 114 00:08:17,664 --> 00:08:20,667 リサンデラ 私と同時に仕掛けられますか? 115 00:08:20,667 --> 00:08:22,669 誰に言っている! 116 00:08:27,674 --> 00:08:29,676 《集中しろ…》 117 00:08:29,676 --> 00:08:31,678 あっ…! 118 00:08:32,612 --> 00:08:34,614 まだだ! ハアーッ! 119 00:08:36,616 --> 00:08:39,619 (打撃音) ぐっ… がはっ…! 120 00:08:41,621 --> 00:08:43,623 シトラス! アリューシア! 121 00:08:43,623 --> 00:08:45,625 大丈夫か!? 122 00:08:45,625 --> 00:08:47,627 アリューシア! 123 00:08:48,628 --> 00:08:50,630 うっ… ゴホッ ゴホッ…。 124 00:08:50,630 --> 00:08:53,633 申し訳ありません…。 しゃべらなくていい! 125 00:08:54,634 --> 00:08:57,637 見切って… くださ…。 126 00:09:04,644 --> 00:09:06,646 アリューシア…。 127 00:09:06,646 --> 00:09:08,648 (剣が落ちる音) 128 00:09:10,650 --> 00:09:13,653 《嘘だ… そんな…》 129 00:09:14,654 --> 00:09:16,656 貴様… 許さん! 130 00:09:16,656 --> 00:09:18,658 ガアァァーーッ!! 131 00:09:18,658 --> 00:09:21,661 そうまで怒ることだろうか。 132 00:09:21,661 --> 00:09:24,664 君たちは 私を殺す気で来た。 133 00:09:24,664 --> 00:09:27,667 私は それに応じただけだというのに。 134 00:09:32,605 --> 00:09:35,608 《なんとしても見切る》 135 00:09:35,608 --> 00:09:39,612 《ここでやらなければ 何十年 剣を続けてきた意味はない》 136 00:09:39,612 --> 00:09:41,614 はっ…! 137 00:09:41,614 --> 00:09:43,616 スレナ! いったん離れて! はい! 138 00:09:43,616 --> 00:09:45,618 見えたよ。 139 00:09:45,618 --> 00:09:50,623 強化魔法は筋力だけじゃない。 目と 多分 脳や神経も強化されてる。 140 00:09:50,623 --> 00:09:53,626 動きの起こりを捉えてない。 141 00:09:53,626 --> 00:09:55,628 剣の軌道を見てから対応している。 142 00:09:55,628 --> 00:09:57,630 あんなことは普通できない。 143 00:09:57,630 --> 00:10:02,635 加えて 肘から先が 金属のように硬くなる瞬間がある。 144 00:10:03,636 --> 00:10:08,641 長くは維持できないようだけど あの反射速度なら十分だろう。 145 00:10:08,641 --> 00:10:12,645 (モーリス)素晴らしい観察眼だが→ 146 00:10:12,645 --> 00:10:15,648 魔法ではなく奇跡だよ。 147 00:10:15,648 --> 00:10:18,651 出来の悪い生徒を相手にしている気分だ。 148 00:10:18,651 --> 00:10:20,653 ぬけぬけと減らず口を…! 149 00:10:20,653 --> 00:10:23,656 (モーリス)しかし 理屈が分かったところで→ 150 00:10:23,656 --> 00:10:27,660 君たちは 私に勝てないし 教えるかいもない。 151 00:10:27,660 --> 00:10:29,662 先生 どうします!? 152 00:10:29,662 --> 00:10:32,665 俺に合わせて攻撃を重ねてくれ。 はい! 153 00:10:36,669 --> 00:10:38,671 これが通用するのは一回きりだ。 154 00:10:38,671 --> 00:10:41,674 俺が君に どうやって勝ったか 覚えてるか? 155 00:10:42,675 --> 00:10:44,677 よし いこう。 156 00:10:48,681 --> 00:10:50,683 ハアァァーッ! 157 00:10:50,683 --> 00:10:52,685 (モーリス)ん? 158 00:10:52,685 --> 00:10:58,691 ♬~ 159 00:10:58,691 --> 00:11:00,693 ここだ! 160 00:11:01,694 --> 00:11:03,696 ハアーッ! ぐっ…! 161 00:11:03,696 --> 00:11:05,698 (打撃音) 162 00:11:05,698 --> 00:11:07,700 ぐはっ…! 163 00:11:07,700 --> 00:11:09,702 ぐっ…! 164 00:11:09,702 --> 00:11:11,704 くっ…。 165 00:11:11,704 --> 00:11:23,716 ♬~ 166 00:11:23,716 --> 00:11:25,718 (ロゼ)フンッ! 167 00:11:25,718 --> 00:11:27,720 (剣を刺す音) (モーリス)んっ!? 168 00:11:30,723 --> 00:11:33,726 無理に動くと 剣が心臓に届きますよ。 169 00:11:34,661 --> 00:11:36,663 (モーリス)そのようだね…。 170 00:11:36,663 --> 00:11:40,667 あなたは こちらの攻撃を読まない。 171 00:11:40,667 --> 00:11:44,671 だから 軌道が見えなければ対応できないと。 その一点に賭けました。 172 00:11:44,671 --> 00:11:49,676 ふむ… つまり 私の負けということか。 173 00:11:49,676 --> 00:11:52,679 内臓まで強化されていたら お手上げでした。 174 00:11:52,679 --> 00:11:56,683 (モーリス)そこまでの研究は 必要なかったはずなんだ。 175 00:11:56,683 --> 00:11:59,686 まさか 剣で刺されるとは思わないし。 176 00:11:59,686 --> 00:12:05,692 人の身で神の意志を体現するのは 容易ではないね。 177 00:12:06,693 --> 00:12:10,697 《このえたいの知れなさは なんだ…》 178 00:12:10,697 --> 00:12:12,699 なぜ このようなことを…。 179 00:12:12,699 --> 00:12:17,704 (モーリス)神のおぼしめしだよ。 そうとしか言いようがない。 180 00:12:17,704 --> 00:12:19,706 理解できませんね。 181 00:12:19,706 --> 00:12:22,709 (モーリス)それで結構。 182 00:12:22,709 --> 00:12:26,713 神の御心を理解する者は 幾人かでいい。 183 00:12:26,713 --> 00:12:30,717 その者たちが スフェン神最大の奇跡→ 184 00:12:30,717 --> 00:12:34,654 死者蘇生を成せば 世界は救われる。 185 00:12:34,654 --> 00:12:39,659 叶うかどうかも分からない教えのために 何人死んだと思ってるんですか。 186 00:12:39,659 --> 00:12:43,663 叶う叶わないではない。 叶える。 187 00:12:43,663 --> 00:12:46,666 信仰とは そういうものだよ。 188 00:12:46,666 --> 00:12:48,668 もういいかな? 189 00:12:48,668 --> 00:12:51,671 聞きたいことが それで全部なら→ 190 00:12:51,671 --> 00:12:53,673 殺したまえ。 えっ…? 191 00:12:53,673 --> 00:12:56,676 (モーリス)教義で自害はできない。 さあ 早く。 192 00:12:56,676 --> 00:13:01,681 いえ。 あなたには 裁きに従って罰を受ける義務があります。 193 00:13:01,681 --> 00:13:03,683 ないよ。 194 00:13:03,683 --> 00:13:06,686 法がどう定めようと 信仰を裏切らない限り→ 195 00:13:06,686 --> 00:13:09,689 罪を犯したとは 口が裂けても言えない。 196 00:13:09,689 --> 00:13:13,693 私も ひとつ聞かせてください。 何かね? 197 00:13:13,693 --> 00:13:16,696 罪なき人々が重ねてきた営みも→ 198 00:13:16,696 --> 00:13:19,699 信仰の前では無価値なのですか? 199 00:13:19,699 --> 00:13:23,703 無価値ではない。 尊ばれるべきものだ。 200 00:13:23,703 --> 00:13:27,707 無論 信仰の次にではあるがね。 201 00:13:28,708 --> 00:13:31,711 …よく分かりました。 202 00:13:31,711 --> 00:13:33,713 さようなら モーリス・パシューシカ。 203 00:13:34,647 --> 00:13:37,650 さようなら。 また会う日まで。 204 00:13:37,650 --> 00:13:39,652 (剣を刺す音) 205 00:13:42,655 --> 00:13:46,659 (風の音) 206 00:13:48,661 --> 00:13:50,663 (グレン・タスマカン・グディル)皆 ご苦労だった。 207 00:13:50,663 --> 00:13:53,666 神の奇跡をその身に帯びた教皇は手ごわく→ 208 00:13:53,666 --> 00:13:56,669 生きて捕らえることは かないませんでした。 209 00:13:56,669 --> 00:13:58,671 その点は 申し開きもございません。 210 00:13:58,671 --> 00:14:02,675 (グレン)いや 事態の収束だけでも 十二分の功績だ。 211 00:14:02,675 --> 00:14:06,679 君らには 褒賞を与える。 恐れ入ります。 212 00:14:06,679 --> 00:14:08,681 ご褒美は 金で頼むぜ。 213 00:14:08,681 --> 00:14:11,684 名誉も肩書も 俺たちには必要ねえ。 214 00:14:11,684 --> 00:14:14,687 (グレン)無論 おのおのが望むものを用意する。 215 00:14:14,687 --> 00:14:17,690 さすが 王子さまだ。 物事をよく分かってらっしゃる。 216 00:14:17,690 --> 00:14:20,693 (ガトガ・ラズオーンのせき払い) (ハノイ)おっと…。 217 00:14:20,693 --> 00:14:22,695 (グレン)君らの働きに報い→ 218 00:14:22,695 --> 00:14:25,698 二度と このようなことは 起こさぬようにする。 219 00:14:25,698 --> 00:14:30,703 王位を継いだ暁には 粉骨砕身 民が安心して暮らせる国にしていく。 220 00:14:32,638 --> 00:14:34,640 (サラキア・アスフォード・エル・レベリス)アリューシア。 はい。 221 00:14:34,640 --> 00:14:38,644 帰参の後 お父さまに伝えてください。 222 00:14:38,644 --> 00:14:43,649 わたくしも妻として 妃として 生涯 グレンさまを支える覚悟ですと。 223 00:14:43,649 --> 00:14:45,651 承りました。 224 00:14:45,651 --> 00:14:49,655 《使節団の時は あどけなさも残っていた2人が…》 225 00:14:49,655 --> 00:14:53,659 《背負うものの重さで変わるもんだな》 226 00:14:54,660 --> 00:14:56,662 (ガトガ)また世話になっちまったな。 227 00:14:56,662 --> 00:14:59,665 ガトガさんたちが ここを守ってくれていたから→ 228 00:14:59,665 --> 00:15:01,667 俺たちは動けたんです。 229 00:15:01,667 --> 00:15:05,671 全員におごりたいところだが またの機会にさせてくれ。 230 00:15:06,672 --> 00:15:09,675 仮面の騎士さんも 達者でな。 231 00:15:12,678 --> 00:15:15,681 先生 私も ここで失礼します。 232 00:15:15,681 --> 00:15:20,686 治安回復の手伝いに連れてきた冒険者たちを 指揮しなければなりませんので。 233 00:15:20,686 --> 00:15:23,689 スレナ おかげで助かったよ。 234 00:15:23,689 --> 00:15:27,693 先生の隣に再び立つことができて 光栄でした。 235 00:15:27,693 --> 00:15:29,695 シトラス。 なんですか? 236 00:15:29,695 --> 00:15:32,632 あの程度で のされるとは 鍛錬が足りんぞ。 237 00:15:32,632 --> 00:15:35,635 リサンデラも吹っ飛ばされてましたね。 見てましたよ。 238 00:15:35,635 --> 00:15:38,638 まあ 五体満足で良かったんじゃないか。 239 00:15:38,638 --> 00:15:40,640 ええ お互いに。 240 00:15:41,641 --> 00:15:43,643 (ヘンブリッツ・ドラウト)団長! ベリル殿! 241 00:15:43,643 --> 00:15:46,646 ヘンブリッツ 騎士団の運用状況は? 242 00:15:46,646 --> 00:15:49,649 (ヘンブリッツ)教会騎士と連携し 市中の巡回警備中です。 243 00:15:49,649 --> 00:15:53,653 分かりました。 損耗を確認し 帰参の準備をしましょう。 244 00:15:53,653 --> 00:15:55,655 先生 ひとまず失礼します。 245 00:15:55,655 --> 00:15:57,657 うん お疲れさま。 246 00:15:58,658 --> 00:16:01,661 (ハノイ)さてと。 クリウとプリムの見舞いにでも行くか。 247 00:16:01,661 --> 00:16:03,663 命に別条はないんだろう? 248 00:16:03,663 --> 00:16:08,668 1週間も寝てりゃ治るって 入院先の医者が言ってたよ。 249 00:16:08,668 --> 00:16:11,671 助けられるなんて 二度とごめんだ。 250 00:16:11,671 --> 00:16:14,674 次は敵同士であることを祈るぜ。 251 00:16:14,674 --> 00:16:17,677 《次があるなら 徹底的にたたく》 252 00:16:17,677 --> 00:16:20,680 《二度と剣を持つ気が起きないくらいに》 253 00:16:20,680 --> 00:16:23,683 《ヴェスパーのことを水には流せない》 254 00:16:23,683 --> 00:16:25,685 (ハノイ)ただ まあ…→ 255 00:16:25,685 --> 00:16:29,689 戦場には向いてねえが 剣士の強さってのもあるんだな。 256 00:16:29,689 --> 00:16:31,691 おっさんにやるよ。 じゃあな。 257 00:16:31,691 --> 00:16:33,626 あっ…。 258 00:16:33,626 --> 00:16:35,628 守り刀を譲る。 259 00:16:35,628 --> 00:16:39,632 それは 心からの謝罪 または深い感謝の印。 260 00:16:39,632 --> 00:16:42,635 エーデルディア王国に伝わる風習です。 261 00:16:42,635 --> 00:16:44,637 エーデルディア…。 262 00:16:44,637 --> 00:16:47,640 確か あの連中の祖国で 今は もうないっていう。 263 00:16:47,640 --> 00:16:52,645 (ロゼ)ハノイは王族の遠縁で 騎士団長の血を引いていると聞きました。 264 00:16:52,645 --> 00:16:55,648 世が世なら… というやつか。 265 00:16:55,648 --> 00:16:58,651 傭兵の行動基準は 金が全て。 266 00:16:58,651 --> 00:17:01,654 それを矜持とする者も少なくありません。 267 00:17:01,654 --> 00:17:06,659 ですが 望んで傭兵になった者を 私は見たことがありません。 268 00:17:07,660 --> 00:17:12,665 (ロゼ)国を失い 流浪し続ける彼らが 何を求めて戦っているのか→ 269 00:17:12,665 --> 00:17:14,667 私には分かりません。 270 00:17:14,667 --> 00:17:16,669 そうだね。 271 00:17:17,670 --> 00:17:20,673 ロゼ 顔を見せてくれないか? (ロゼ)はい…。 272 00:17:22,675 --> 00:17:26,679 《その目は 俺が知らないものを たくさん見てきたんだろう》 273 00:17:26,679 --> 00:17:29,682 《でなければ さっきみたいなことは言えない》 274 00:17:30,683 --> 00:17:34,687 なかったことにはできないけど これは受け取っておくよ。 275 00:17:35,621 --> 00:17:38,624 ロゼ 本当の正義は見つかった? 276 00:17:40,626 --> 00:17:44,630 弟子が無抵抗の人間を殺すのを 止められなかった。 277 00:17:44,630 --> 00:17:48,634 取り返しはつかない。 ただ 聞いておきたいんだ。 278 00:17:48,634 --> 00:17:50,636 あれは ロゼの正義だったのか。 279 00:17:50,636 --> 00:17:52,638 分かりません。 280 00:17:52,638 --> 00:17:54,640 ただ 納得はしています。 281 00:17:54,640 --> 00:17:56,642 これから どうするんだい? 282 00:17:56,642 --> 00:17:58,644 今までと同じです。 283 00:17:58,644 --> 00:18:02,648 自分の目で この国を見続けます。 284 00:18:02,648 --> 00:18:04,650 私が変わったとしたら…→ 285 00:18:04,650 --> 00:18:07,653 前にも増して死ねなくなりました。 286 00:18:08,654 --> 00:18:11,657 背負い続ける覚悟か。 287 00:18:11,657 --> 00:18:14,660 君の決意は この国の行く末を変えた。 288 00:18:14,660 --> 00:18:16,662 それを 俺は絶対に忘れない。 289 00:18:16,662 --> 00:18:18,664 ありがとうございます。 290 00:18:19,665 --> 00:18:21,667 ところで 先生…。 ん? 291 00:18:21,667 --> 00:18:25,671 もろもろ背負いきれなくなって 私が路頭に迷っちゃったら→ 292 00:18:25,671 --> 00:18:27,673 その時は拾ってくれますか? 293 00:18:27,673 --> 00:18:30,676 それとこれとは 話が別じゃないかな…。 294 00:18:30,676 --> 00:18:32,678 (ロゼ)ちぇ~。 295 00:18:33,612 --> 00:18:36,616 先生。 なんだい? 296 00:18:36,616 --> 00:18:41,620 今回の件 ホワイト・メイデンという 傭兵の力が大きかったと思うのですが…。 297 00:18:41,620 --> 00:18:43,622 ああ すご腕だったね。 298 00:18:43,622 --> 00:18:45,624 あの方は もしや…。 299 00:18:45,624 --> 00:18:47,627 ん? いえ なんでもありません。 300 00:18:47,627 --> 00:18:50,630 《アリューシアは気付いているのか》 301 00:18:50,630 --> 00:18:54,633 《あえて追及しないでくれているなら ありがたいことだ》 302 00:18:54,633 --> 00:18:57,637 ところで…。 ん? 303 00:18:57,637 --> 00:19:00,639 その… 帰りは 移動速度を調整する必要がないので→ 304 00:19:00,639 --> 00:19:03,642 フルームヴェルク領での宿泊は ないのですが…。 305 00:19:03,642 --> 00:19:05,645 ああ いいんじゃないかな。 306 00:19:05,645 --> 00:19:07,647 それで良かったのかと…。 307 00:19:07,647 --> 00:19:10,649 先生には 会いたい方がおられるかも…。 308 00:19:10,649 --> 00:19:15,655 いや ウォーレンもジスガルトも 年に2回も会えば おなかいっぱいだよ。 309 00:19:15,655 --> 00:19:17,657 そうですか…? 310 00:19:17,657 --> 00:19:20,659 早く帰って アリューシアの剣も新調しないと。 311 00:19:20,659 --> 00:19:24,664 先生から頂いた剣ですし 直して使い続けたいのですが…。 312 00:19:24,664 --> 00:19:26,666 いや 無理でしょ。 313 00:19:26,666 --> 00:19:28,668 バルデルの店で 新品買わないと。 314 00:19:28,668 --> 00:19:30,669 俺も一緒に行こうか? 315 00:19:30,669 --> 00:19:32,605 いいんですか!? 316 00:19:32,605 --> 00:19:34,607 先生と一緒に 私の剣を選ぶ…。 317 00:19:34,607 --> 00:19:37,610 ついでに おしゃれなランチも… これは まごうことなきデート! 318 00:19:37,610 --> 00:19:39,612 ハハハ…。 319 00:19:39,612 --> 00:19:41,614 《弟子は大切で みんなかわいい》 320 00:19:41,614 --> 00:19:43,616 《ただ…》 321 00:19:43,616 --> 00:19:47,620 でも この剣は捨てずに 飾っておきますからね! 322 00:19:47,620 --> 00:19:49,622 フッ…。 323 00:19:49,622 --> 00:19:54,627 ♬~ 324 00:19:55,628 --> 00:19:57,630 ただいま。 325 00:19:57,630 --> 00:19:59,632 (ミュイ・フレイア)おかえり。 326 00:20:02,635 --> 00:20:05,638 うまい! 前より美味しくなってる。 327 00:20:05,638 --> 00:20:08,641 毎日3食作ってたら うまくもなるだろ。 328 00:20:08,641 --> 00:20:11,644 うっ… やっぱり 寮のほうが楽だったんじゃないの? 329 00:20:11,644 --> 00:20:13,646 食事も出るし。 330 00:20:13,646 --> 00:20:16,649 (ミュイ)それじゃ駄目なんだよ。 どうして 駄目? 331 00:20:16,649 --> 00:20:18,651 ここにいないと おっさんが帰ってきた時→ 332 00:20:18,651 --> 00:20:21,654 おかえりって言えねえだろ。 んっ? 333 00:20:21,654 --> 00:20:24,657 (ミュイ)おっさん いつも アタシが帰ってきたら おかえりって言うだろ? 334 00:20:24,657 --> 00:20:26,659 言う。 335 00:20:26,659 --> 00:20:29,662 帰ってきた時 おかえりって言う奴がいたほうがいいだろ? 336 00:20:29,662 --> 00:20:31,664 うん。 337 00:20:31,664 --> 00:20:33,666 じゃあ いいじゃねえか それで。 338 00:20:33,666 --> 00:20:36,669 《この年頃の子供は あっという間に成長する》 339 00:20:36,669 --> 00:20:39,672 《道場で何人も見てきた》 340 00:20:39,672 --> 00:20:44,677 《うれしいよ。 でも いつか巣立つ日が来ると思うと…》 341 00:20:45,678 --> 00:20:47,680 じきに もっと なんでもできるようになって→ 342 00:20:47,680 --> 00:20:49,682 アタシ一人でも生きていけるようにする。 343 00:20:49,682 --> 00:20:51,684 えっ? 344 00:20:51,684 --> 00:20:53,686 (ミュイ)だから おっさんは その→ 345 00:20:53,686 --> 00:20:56,689 モルデアさんたちが言ってた 嫁探しっての? 346 00:20:56,689 --> 00:20:58,691 まっ 頑張れ。 347 00:20:58,691 --> 00:21:02,695 一応 頑張るつもりだけど ミュイが一緒でも大丈夫な人にするよ。 348 00:21:02,695 --> 00:21:04,697 (ミュイ)そっか。 349 00:21:05,698 --> 00:21:08,701 (ルーシー・ダイアモンド) まっ 死なずに済んだようで何よりじゃな。 350 00:21:08,701 --> 00:21:10,703 (イブロイ・ハウルマン)ホントにね。 351 00:21:10,703 --> 00:21:13,706 みんな よくやってくれた。 352 00:21:13,706 --> 00:21:15,708 アリューシアくんのみならず。 353 00:21:15,708 --> 00:21:21,714 街の人々が ほとんど犠牲になっていないのは 彼らのおかげだ。 354 00:21:21,714 --> 00:21:25,718 傭兵団を味方にできたのも大きい。 355 00:21:25,718 --> 00:21:29,722 加えて 冒険者ギルドとも話が付いて→ 356 00:21:29,722 --> 00:21:33,659 最強の助っ人も送り込めたしね。 357 00:21:33,659 --> 00:21:37,663 (ルーシー)これで あの国の政も 少しは安定するじゃろ。 358 00:21:37,663 --> 00:21:39,665 そうでないと。 359 00:21:39,665 --> 00:21:43,669 あれほど働いたのに 収穫がないようでは困るよ。 360 00:21:43,669 --> 00:21:46,672 一番の収穫はベリルよ。 361 00:21:46,672 --> 00:21:48,674 そうきたか。 362 00:21:48,674 --> 00:21:50,676 (ルーシーの声)あやつは変わった。 363 00:21:50,676 --> 00:21:55,681 以前とは違って 今や 至るべき場所に向かっとる。 364 00:21:55,681 --> 00:21:58,684 今回の件で それが はっきりしたじゃろ。 365 00:22:02,688 --> 00:22:05,691 (ルーシーの声)あやつは いずれ たどり着く。 366 00:22:06,692 --> 00:22:08,694 (息を吐く音) 367 00:22:09,695 --> 00:22:14,700 (ルーシーの声)剣聖という名の頂に。 368 00:22:17,703 --> 00:22:22,708 ♬~