1 00:00:06,106 --> 00:00:08,108 (ヘンブリッツ・ドラウト)…すぐに治療を。 2 00:00:08,108 --> 00:00:10,077 (アリューシア・シトラス)もう手遅れです。 3 00:00:11,111 --> 00:00:13,113 (ガトガ・ラズオーン)ヒンニス…。 4 00:00:13,113 --> 00:00:15,115 (ベリル・ガーデナント)ガトガさん どうしました? 5 00:00:15,115 --> 00:00:19,086 (ガトガ)あ… ああ… 悪い 逃がしちまった。 6 00:00:21,121 --> 00:00:43,110 ♬~ 7 00:02:04,024 --> 00:02:06,026 (いななき) 8 00:02:07,027 --> 00:02:11,031 まずは 最短経路で王宮に戻ります。 9 00:02:11,031 --> 00:02:15,035 この場の収拾は ヘンブリッツに指揮を執らせますので。 10 00:02:15,035 --> 00:02:18,038 先生は 我々とご同行いただけますか? 11 00:02:18,038 --> 00:02:21,041 わかった。 助かります。 12 00:02:24,011 --> 00:02:27,014 アリューシア 目星は? 13 00:02:27,014 --> 00:02:29,016 現時点では なんとも。 14 00:02:29,016 --> 00:02:32,019 私の判断が甘く 尋問ができなくなってしまったのは→ 15 00:02:32,019 --> 00:02:34,054 痛手でした。 16 00:02:34,054 --> 00:02:38,025 あれは仕方ない。 自決は予想できないよ。 17 00:02:38,025 --> 00:02:43,030 現場から逃走した者については 捜索を継続していますが…。 18 00:02:43,030 --> 00:02:44,998 望み薄だろうね。 19 00:02:46,033 --> 00:02:51,038 《こんなことが起きた以上 明日の遊覧は中止になるだろうな》 20 00:02:51,038 --> 00:03:03,016 ♬~ 21 00:03:03,016 --> 00:03:07,020 サラキア王女とグレン王子は 王宮にお入りいただきました。 22 00:03:07,020 --> 00:03:10,023 ひとまず安全確保はできたと。 23 00:03:11,024 --> 00:03:14,027 常駐の守備隊には 申し送り済みです。 24 00:03:14,027 --> 00:03:18,031 当番の騎士団員も しばらくの間 増員します。 25 00:03:18,031 --> 00:03:21,034 俺とシトラスは これから お偉方と会議だ。 26 00:03:21,034 --> 00:03:24,037 先生は 先にお戻りになっていただければ。 27 00:03:24,037 --> 00:03:26,039 わかった。 28 00:03:26,039 --> 00:03:28,008 (ロゼ・マーブルハート) 私も 今日は お役御免ですか? 29 00:03:28,008 --> 00:03:31,011 宿に帰って 休んでくれ。 30 00:03:31,011 --> 00:03:36,016 はーい。 まだ昼日中なのに 暇になっちゃいましたね~。 31 00:03:36,016 --> 00:03:38,018 ああ そうだね。 32 00:03:38,018 --> 00:03:41,054 《時間ができたし 街を案内してくれとか言われそうな…》 33 00:03:41,054 --> 00:03:44,024 (ロゼ)では お先に失礼しますね。 34 00:03:46,026 --> 00:03:48,028 《すんなり帰った》 35 00:03:48,028 --> 00:03:52,032 《さすがに この状況で 物見遊山したいとは言わないか》 36 00:03:52,032 --> 00:03:54,034 じゃあ 俺も この辺で。 37 00:03:54,034 --> 00:03:56,036 お疲れさまでした。 38 00:03:58,038 --> 00:04:02,042 《ミュイは もう 学校終わって 帰ってきてる時間かな…》 39 00:04:02,042 --> 00:04:05,045 ただいまーっと。 (ミュイ・フレイア)ん… おかえり。 40 00:04:05,045 --> 00:04:08,048 (ルーシー・ダイアモンド)おう お邪魔しとるぞ。 41 00:04:08,048 --> 00:04:11,051 ルーシー? うむ。 42 00:04:11,051 --> 00:04:13,053 どうしたんだい? 43 00:04:13,053 --> 00:04:16,056 (ルーシー)いや 今日 いろいろとあったじゃろ。 その件でな。 44 00:04:16,056 --> 00:04:19,025 耳が早いことで。 45 00:04:19,025 --> 00:04:23,029 早いも何も わしの周りでは その話で持ちきりじゃ。 46 00:04:23,029 --> 00:04:26,032 まあ 結構な大ごとだからね…。 47 00:04:26,032 --> 00:04:29,035 おっ ありがと ミュイ。 (ミュイ)ん。 48 00:04:29,035 --> 00:04:33,039 いきなり来た客に気を使えるとは 立派なもんじゃ。 49 00:04:33,039 --> 00:04:36,109 フン… 2人とも 大げさなんだよな。 50 00:04:36,109 --> 00:04:39,045 ハハハ…。 で 今日の件だっけ? 51 00:04:39,045 --> 00:04:43,049 そういえば 魔法師団は護衛に就いてなかったけど。 52 00:04:43,049 --> 00:04:47,053 魔法師団は 今回 表に出られんでな。 53 00:04:47,053 --> 00:04:51,057 なんで? なんでって… おぬし 忘れたか? 54 00:04:51,057 --> 00:04:56,029 晩飯の材料 買ってくる。 30分くらいで戻るから。 55 00:04:56,029 --> 00:04:58,064 ん? …ああ 頼むよ。 56 00:04:58,064 --> 00:05:00,033 (ドアの開閉音) 57 00:05:01,034 --> 00:05:04,070 …込み入った話になると察して 席を外したか。 58 00:05:04,070 --> 00:05:08,041 気を利かせてくれたんだな。 できた子じゃ。 59 00:05:09,042 --> 00:05:13,046 で 魔法師団が護衛に就かぬ理由じゃったな。 60 00:05:13,046 --> 00:05:15,048 あの国が何を信仰しとるのか→ 61 00:05:15,048 --> 00:05:18,051 それが答えじゃ。 ああ…。 62 00:05:18,051 --> 00:05:23,056 神を信じて賜る奇跡を わしらのごとき不信心な者が使えるとなると→ 63 00:05:23,056 --> 00:05:26,026 向こうの体裁がな。 64 00:05:26,026 --> 00:05:28,028 お国柄ってやつか。 65 00:05:28,028 --> 00:05:33,033 うむ。 今日の襲撃事件にも その お国柄というやつが絡んでおる。 66 00:05:33,033 --> 00:05:36,036 えっ? 単刀直入に言うと→ 67 00:05:36,036 --> 00:05:41,007 襲撃を起こした者は 恐らく スフェンドヤードバニア側の人間じゃ。 68 00:05:44,010 --> 00:05:47,013 戻りました。 (守衛)お疲れさまです。 69 00:05:51,017 --> 00:05:55,021 マーブルハート副団長… 宿に戻られたのでは? 70 00:05:56,022 --> 00:06:00,026 うちの団長 捜しに来たんですけど。 71 00:06:00,026 --> 00:06:04,030 彼は まだ王宮で そちらの文官と会議中です。 72 00:06:04,030 --> 00:06:06,032 そうですか~。 73 00:06:06,032 --> 00:06:09,035 じゃあ 明日のことって まだ決まってないんですね。 74 00:06:09,035 --> 00:06:12,038 ええ。 我々は 警備の強化案を提示しましたが→ 75 00:06:12,038 --> 00:06:16,076 決めるのは 両国の文官と ご本人たちですから。 76 00:06:16,076 --> 00:06:20,013 予定どおりなら 農業地帯の視察でしたよね。 77 00:06:20,013 --> 00:06:22,015 それが何か? 78 00:06:22,015 --> 00:06:25,018 私 この国の地理に疎いので→ 79 00:06:25,018 --> 00:06:30,056 警備のために 農業地区について アリューシアさんに教えてもらいたいです。 80 00:06:30,056 --> 00:06:35,028 そちらの団長に聞けば 事足りるでしょう。 彼は バルトレーンの地理にも明るいですよ。 81 00:06:35,028 --> 00:06:38,031 待ってる時間が もったいないし→ 82 00:06:38,031 --> 00:06:43,036 特に警戒すべき地点とかは アリューシアさんのほうがご存じですよね。 83 00:06:43,036 --> 00:06:45,038 それは そうですが…。 84 00:06:45,038 --> 00:06:48,008 お願いします~。 85 00:06:48,008 --> 00:06:50,010 では 応接室でご説明を。 86 00:06:50,010 --> 00:06:53,013 (守衛)団長 応接室は別件で埋まってます。 87 00:06:54,014 --> 00:06:59,019 近くに良さそうなカフェを見つけたんですけど そこでお話ししませんか? 88 00:06:59,019 --> 00:07:01,021 (ため息) 89 00:07:01,021 --> 00:07:04,024 スフェンドヤードバニア側の人間…。 90 00:07:04,024 --> 00:07:08,028 そう口にする以上 何かしら根拠はあるんだろうね。 91 00:07:08,028 --> 00:07:10,030 イブロイからの情報じゃ。 92 00:07:10,030 --> 00:07:12,032 ああ…。 93 00:07:12,032 --> 00:07:14,034 (ルーシー)まず 前提として→ 94 00:07:14,034 --> 00:07:18,038 スフェンドヤードバニアは 今 政権争いのただ中にある。 95 00:07:18,038 --> 00:07:24,044 教皇派と王権派で争っておって 最近 その機運が一層高まっとるらしい。 96 00:07:24,044 --> 00:07:26,046 政権争いねえ…。 97 00:07:26,046 --> 00:07:30,050 そもそも 教皇と王様って どっちが偉いんだっけ? 98 00:07:30,050 --> 00:07:33,053 はあ… そこから説明せねばならんか。 99 00:07:33,053 --> 00:07:37,023 政治にも宗教にも縁がないもんでね。 100 00:07:37,023 --> 00:07:40,026 (ルーシー)まあ よい。 教えてやる。 101 00:07:40,026 --> 00:07:44,030 権威は教皇が上じゃ。 政権は王が握っておる。 102 00:07:44,030 --> 00:07:46,032 というと? 103 00:07:46,032 --> 00:07:49,035 (ルーシー)宗教国家である以上 王もスフェン教の教徒じゃから→ 104 00:07:49,035 --> 00:07:51,037 教皇の意見を無視はできん。 105 00:07:51,037 --> 00:07:55,041 とはいえ 政は すなわち役人を動かすもの。 106 00:07:55,041 --> 00:07:59,045 人事権を持つのは 国王を頂点とする議会じゃ。 107 00:07:59,045 --> 00:08:01,047 じゃあ 今回の襲撃は…。 108 00:08:01,047 --> 00:08:07,053 教皇派が 権威のみならず 権力をも手にするために起こした→ 109 00:08:07,053 --> 00:08:09,055 という見立てが妥当じゃろう。 110 00:08:09,055 --> 00:08:12,025 でも グレン王子を暗殺したところで→ 111 00:08:12,025 --> 00:08:15,061 他の王子が跡を継いだら 同じことじゃないのか? 112 00:08:15,061 --> 00:08:21,067 第二王子… ファルクス殿下は 特に敬虔なスフェン教の教徒でな。 113 00:08:25,038 --> 00:08:29,042 以上が 農業地帯の地理的特徴です。 114 00:08:29,042 --> 00:08:33,046 (ロゼ)ありがとうございます~。 団員たちとも共有しますね。 115 00:08:33,046 --> 00:08:35,048 では 私は これで。 116 00:08:35,048 --> 00:08:38,051 せっかくですし 先生の話でもします? 117 00:08:38,051 --> 00:08:42,055 え? 私が弟子だった頃の先生の話とか。 118 00:08:42,055 --> 00:08:45,024 …伺いましょう。 119 00:08:45,024 --> 00:08:50,029 そうですね~。 期間は そんなに長くなかったんですけど。 120 00:08:50,029 --> 00:08:54,034 当時 いろいろと国や街を回ってまして。 121 00:08:54,034 --> 00:08:57,037 その時に たまたま… ビデン村でしたっけ? 122 00:08:57,037 --> 00:08:59,038 …に寄ったんですけど→ 123 00:08:59,038 --> 00:09:03,009 あの人の剣は すごいなあと 一目惚れしてしまったんです~。 124 00:09:03,009 --> 00:09:06,012 なるほど… 非常に納得できます。 125 00:09:06,012 --> 00:09:09,015 で それは いつ頃の話になりますか? 126 00:09:09,015 --> 00:09:14,020 ええっと… 大体5~6年くらい前だったかと。 127 00:09:14,020 --> 00:09:18,024 初めて会った時には もう白髪がありましたね~。 128 00:09:18,024 --> 00:09:20,026 そうでしたか…。 129 00:09:20,026 --> 00:09:24,030 アリューシアさんが弟子だった時のお話 聞かせてくださいよ~。 130 00:09:24,030 --> 00:09:28,034 えっ? 私の場合は もっと昔になりますが。 131 00:09:28,034 --> 00:09:32,038 若い頃の先生 どんな感じだったんですか? 132 00:09:32,038 --> 00:09:37,010 そうですね… 私の場合 子供の頃でしたので。 133 00:09:37,010 --> 00:09:40,013 (アリューシアの声) 最初は 先生のすごさも わからぬまま→ 134 00:09:40,013 --> 00:09:43,016 筋がいいと褒めてもらいましたが→ 135 00:09:43,016 --> 00:09:47,020 やる気を失わせないための 配慮だったと思います。 136 00:09:47,020 --> 00:09:52,025 曲がりなりにも 先生のまね事が できるようになった時 卒業を告げられ→ 137 00:09:52,025 --> 00:09:54,027 別れ際に泣いてしまいました。 138 00:09:54,027 --> 00:09:55,995 お恥ずかしい話です。 139 00:09:58,031 --> 00:10:03,036 …すみません。 つい しゃべりっぱなしになってしまって。 140 00:10:03,036 --> 00:10:07,006 アリューシアさんは 先生のことが大好きなんですね。 141 00:10:07,006 --> 00:10:09,008 はい。 142 00:10:09,008 --> 00:10:15,014 でも 先生は やっぱり 昔っから そんな性格だったんですね。 143 00:10:15,014 --> 00:10:19,018 今も昔も あの人の穏やかさは変わりません。 144 00:10:19,018 --> 00:10:24,023 私も 先生の道場にいた頃の思い出は いくつかあるんですよ。 145 00:10:24,023 --> 00:10:26,993 …あれ? どうされました? 146 00:10:30,063 --> 00:10:33,032 僕ちゃん どうしましたか? 147 00:10:33,032 --> 00:10:38,037 ひっ…! (ロゼ)ウフフ… 怪しい者じゃないですよ~。 148 00:10:39,072 --> 00:10:42,041 お母さん どっか行っちゃった…。 149 00:10:42,041 --> 00:10:45,044 あらあら 迷子ちゃんですね。 150 00:10:45,044 --> 00:10:49,048 母親と はぐれたのですね。 詰所に案内しましょう。 151 00:10:49,048 --> 00:10:52,051 いえ この様子なら 多分→ 152 00:10:52,051 --> 00:10:55,054 母親と別れて そう時間は経ってないと思います。 153 00:10:55,054 --> 00:10:58,024 …なぜ そう思うのです? 154 00:10:58,024 --> 00:11:02,028 (ロゼ)服も汚れてませんし あまり疲れていないみたいです。 155 00:11:02,028 --> 00:11:04,030 何より 泣いた痕がありません。 156 00:11:04,030 --> 00:11:09,035 確かに…。 なら ここで捜したほうが賢明ですか。 157 00:11:09,035 --> 00:11:12,038 僕ちゃん お名前は? リッテル…。 158 00:11:12,038 --> 00:11:14,040 は~い。 (拍手) 159 00:11:14,040 --> 00:11:18,044 じゃあ リッテルくんのお母さんは どんな服を着ているのかな? 160 00:11:18,044 --> 00:11:22,048 えっと… 赤くて ふわっとしたやつ。 161 00:11:22,048 --> 00:11:25,051 髪の毛は長い? お姉ちゃんくらい。 162 00:11:25,051 --> 00:11:29,055 大したものですね。 あっという間に手掛かりを。 163 00:11:29,055 --> 00:11:32,025 子供の相手は好きですから。 164 00:11:32,025 --> 00:11:35,028 長髪 赤い服の女性…。 165 00:11:36,062 --> 00:11:38,031 (息を吸う音) 166 00:11:38,031 --> 00:11:42,035 リッテルくんのお母さんは いませんか~っ!? えっ!? 167 00:11:42,035 --> 00:11:44,037 ほら アリューシアさんも一緒に。 168 00:11:44,037 --> 00:11:47,040 え… ああ はい…。 (せき払い) 169 00:11:47,040 --> 00:11:51,044 リッテルくんのお母様 いらっしゃいませんかーっ!? 170 00:11:53,046 --> 00:11:59,018 お母さーん!! リッテルくんは ここにいますよ~っ!! 171 00:12:00,019 --> 00:12:04,023 …まあ 言われてみると 腑に落ちるところはあるよ。 172 00:12:04,023 --> 00:12:06,025 ほう どの辺じゃ? 173 00:12:06,025 --> 00:12:08,995 捕らえた刺客が全員 自決したんだ。 174 00:12:12,031 --> 00:12:16,002 同じように 命をためらいなく捨てる奴を 見たことがある。 175 00:12:17,036 --> 00:12:19,038 似たような手合いじゃろうな。 176 00:12:19,038 --> 00:12:24,010 しかし そうなると これで終わりとは ならないか。 177 00:12:24,010 --> 00:12:28,014 うむ。 一度の失敗で諦めるような 相手ではなかろう。 178 00:12:28,014 --> 00:12:34,020 偉い人たちも それくらいわかってるだろうし 明日の遊覧は やっぱり中止だね。 179 00:12:34,020 --> 00:12:36,022 (ルーシー)さあ どうかのう…。 180 00:12:36,022 --> 00:12:39,025 そう単純にはいかぬかもしれん。 181 00:12:39,025 --> 00:12:41,027 へ…? (ドアの開く音) 182 00:12:41,027 --> 00:12:43,997 (ミュイ)ただいま。 おかえり。 183 00:12:45,031 --> 00:12:47,033 (ミュイ)早すぎた? 184 00:12:47,033 --> 00:12:50,036 いいや ちょうど話が終わったところじゃ。 185 00:12:50,036 --> 00:12:54,040 見送りは いらんぞ。 では またな。 186 00:12:54,040 --> 00:12:56,042 (ドアの開閉音) 187 00:12:56,042 --> 00:12:59,012 ちょっと早いけど 夕食でも作るか。 ん。 188 00:13:00,046 --> 00:13:05,051 (母親)本当にありがとうございます! (ロゼ)いえいえ 礼には及びませんよ。 189 00:13:06,019 --> 00:13:09,022 お姉さん ありがとう! バイバーイ! 190 00:13:09,022 --> 00:13:11,024 (ロゼ)バイバ~イ。 191 00:13:11,024 --> 00:13:16,029 次から 迷子にならないように するんですよ~。 ウフフ…。 192 00:13:16,029 --> 00:13:19,032 本当に子供が好きなんですね。 193 00:13:19,032 --> 00:13:25,038 両親が孤児院に寄付をしておりまして。 それで 子供には よく触れ合っていました。 194 00:13:25,038 --> 00:13:29,008 スフェンドヤードバニアは 孤児への待遇も厚いと聞きます。 195 00:13:29,008 --> 00:13:31,044 ええ そうですね。 196 00:13:31,044 --> 00:13:37,016 子供は国の宝ですから 私たち大人が 第一に守らないと。 197 00:13:39,018 --> 00:13:41,020 全く同感ですね…。 198 00:13:41,020 --> 00:13:44,023 あ… 私は そろそろ庁舎に戻ります。 199 00:13:44,023 --> 00:13:47,026 はい。 また時間がある時に→ 200 00:13:47,026 --> 00:13:50,029 先生のお話 しましょうね。 201 00:13:50,029 --> 00:13:52,031 ええ ぜひ。 202 00:13:55,001 --> 00:13:57,970 まず 結論を述べる。 203 00:13:57,970 --> 00:14:02,975 サラキア王女 グレン王子のご遊覧だが 本来の予定どおり続行となった。 204 00:14:02,975 --> 00:14:05,011 えっ? 205 00:14:05,011 --> 00:14:08,014 昨日の件を踏まえ 一層の警戒をもって任務にあたってほしい。 206 00:14:08,014 --> 00:14:09,982 (一同)はっ! 207 00:14:09,982 --> 00:14:11,984 では 行動開始! 208 00:14:13,986 --> 00:14:15,988 アリューシア…。 209 00:14:15,988 --> 00:14:20,993 グレン王子たっての希望で 両国の方針も一致しています。 210 00:14:20,993 --> 00:14:22,962 そうか…。 211 00:14:25,998 --> 00:14:29,969 《教皇派の差し金で行事が打ち切りになると→ 212 00:14:29,969 --> 00:14:33,973 次期国王としての求心力が低下するだろうし》 213 00:14:33,973 --> 00:14:38,978 《優しい顔して命を張って… 王族ってのも しんどい稼業だ》 214 00:14:40,980 --> 00:14:42,982 出発! (いななき) 215 00:14:42,982 --> 00:14:48,955 ♬~ 216 00:14:48,955 --> 00:14:52,959 (クルニ・クルーシエル)先生 今日は同じ班っすね。 よろしくっす! 217 00:14:52,959 --> 00:14:54,961 ん? ああ よろしくね。 218 00:14:54,961 --> 00:14:58,998 直衛を増強しました。 とにかく 今日一日 守り抜きます。 219 00:14:58,998 --> 00:15:00,967 先生も お力添えください。 220 00:15:00,967 --> 00:15:02,969 もちろん。 221 00:15:07,974 --> 00:15:10,977 ガーデナント ちょっといいか。 ん? 222 00:15:10,977 --> 00:15:14,981 (ガトガ)昨日の襲撃 下手人は 俺らの元身内だ。 223 00:15:14,981 --> 00:15:16,949 ヒンニスという方ですか? 224 00:15:18,951 --> 00:15:23,956 …あの時 聞かれていたか。 ロゼの前に副団長だった男だ。 225 00:15:24,957 --> 00:15:28,995 《教会騎士団の元副団長が 王族狙いの犯人とは》 226 00:15:28,995 --> 00:15:31,964 《ルーシーも言ってたけど 単純じゃないね》 227 00:15:32,965 --> 00:15:34,967 奴が出たら 責任を持って俺が仕留める。 228 00:15:34,967 --> 00:15:37,970 《つまり 手出し無用ということか》 229 00:15:37,970 --> 00:15:39,972 それは アリューシアも? 230 00:15:39,972 --> 00:15:41,974 ああ 知っている。 昨日 話した。 231 00:15:41,974 --> 00:15:44,977 わかりました。 では お任せします。 232 00:15:44,977 --> 00:15:50,950 ♬~ 233 00:15:52,018 --> 00:15:56,989 ♬~ 234 00:15:56,989 --> 00:16:06,032 ♬~ 235 00:16:06,032 --> 00:16:11,003 (グレン・タスマカン・グディル) うわあ~… 広いですね。 そして きれいだ。 236 00:16:11,003 --> 00:16:13,973 (サラキア・アスフォード・エル・レベリス) ウフフ… そうでしょう? 237 00:16:13,973 --> 00:16:16,976 レベリス王国が誇る農業地域ですから。 238 00:16:19,979 --> 00:16:24,083 こりゃ壮観だ。 先生 ここに来るのは初めてっすか? 239 00:16:24,083 --> 00:16:27,987 ああ。 ビデン村にも 畑は たくさんあるけど→ 240 00:16:27,987 --> 00:16:30,990 これほどの規模となると 圧倒されるね。 241 00:16:30,990 --> 00:16:33,960 晴れてる時は もっときれいっすよ。 242 00:16:34,994 --> 00:16:36,996 (クルニ)今日は 天気がイマイチっす。 243 00:16:36,996 --> 00:16:41,968 じゃあ 今度は 仕事抜きで 天気がいい日に来てみたいもんだ。 244 00:16:41,968 --> 00:16:43,970 全体停止! (いななき) 245 00:16:48,975 --> 00:16:52,979 殿下 どうしても お出になられますか。 246 00:16:52,979 --> 00:16:54,981 それが本来の予定だよ。 247 00:16:55,982 --> 00:16:58,985 サラキア王女の安全を最優先に。 248 00:16:58,985 --> 00:17:01,988 君たちを信じているよ。 御意。 249 00:17:01,988 --> 00:17:03,956 では 行きましょう。 (サラキア)はい。 250 00:17:06,993 --> 00:17:09,996 《畑に入って 作物を間近で視察するというのが→ 251 00:17:09,996 --> 00:17:11,998 当初の予定…》 252 00:17:11,998 --> 00:17:15,968 《昨日の襲撃におびえて屈したと 見られるわけにはいかない→ 253 00:17:15,968 --> 00:17:17,970 ということか》 254 00:17:17,970 --> 00:17:20,940 《ここは 全方位 見通しがいい》 255 00:17:21,974 --> 00:17:27,947 《外周で騎士たちが立哨もしているし 刺客は攻めにくいはずだけど…》 256 00:17:30,983 --> 00:17:34,954 (グレン)よく育ってますね。 お見事です。 257 00:17:34,954 --> 00:17:38,958 (サラキア)農家の皆さんの 努力のたまものですわ。 258 00:17:38,958 --> 00:17:40,960 では 戻りましょうか。 259 00:17:40,960 --> 00:17:43,963 (グレン)ええ。 良いものを見られました。 260 00:17:47,967 --> 00:17:49,969 弓兵か! 261 00:17:54,974 --> 00:17:56,943 射線を通すな! 262 00:17:57,977 --> 00:17:59,979 (ヘンブリッツ)フッ! フッ! フッ! 263 00:17:59,979 --> 00:18:01,981 くっ…! 264 00:18:01,981 --> 00:18:03,950 ロゼ! 盾を!! 265 00:18:07,987 --> 00:18:10,957 グレン王子! サラキア王女! 身をかがめてください!! 266 00:18:10,957 --> 00:18:12,959 (グレン)はい! 267 00:18:12,959 --> 00:18:25,972 ♬~ 268 00:18:25,972 --> 00:18:27,974 (息を吐く音) 269 00:18:29,976 --> 00:18:49,996 ♬~ 270 00:18:49,996 --> 00:18:51,964 (ヘンブリッツ)ハアァーーッ!! 271 00:18:52,999 --> 00:18:56,969 矢は鎧で受けなさい! 刺客を近づけてはなりません! 272 00:18:56,969 --> 00:19:20,993 ♬~ 273 00:19:20,993 --> 00:19:23,996 《味方が死んでも お構いなしか》 274 00:19:23,996 --> 00:19:31,971 ♬~ 275 00:19:31,971 --> 00:19:33,973 数が多い…! 276 00:19:35,975 --> 00:19:38,978 (クルニ)くっ…! 正直 きついっす! 277 00:19:40,980 --> 00:19:42,982 矢に気をとられるな! 278 00:19:43,983 --> 00:19:47,987 ガトガさん 弓兵を仕留めてください! ここは俺たちが! 279 00:19:48,988 --> 00:19:51,991 あっ!? 行ってください! 280 00:19:51,991 --> 00:19:54,960 このままじゃ どっちにしろ ジリ貧だ! 281 00:19:55,995 --> 00:19:58,998 …わかった! 任せるぞ!! 282 00:19:58,998 --> 00:20:13,979 ♬~ 283 00:20:13,979 --> 00:20:15,981 《いくらなんでも数が多すぎる》 284 00:20:15,981 --> 00:20:18,951 《外周の立哨は どうなってるんだ?》 285 00:20:22,955 --> 00:20:24,957 このーっ!! 286 00:20:27,993 --> 00:20:29,962 (刺す音) 287 00:20:34,967 --> 00:20:36,969 アリューシア! 288 00:20:36,969 --> 00:20:40,973 君たちで 王子と王女を連れて 馬車まで後退できるか? 289 00:20:40,973 --> 00:20:43,976 ここにいるよりは守りやすいはずだ。 290 00:20:43,976 --> 00:20:46,979 この3人なら なんとか! 291 00:20:46,979 --> 00:20:49,982 ですが 先生は!? 俺は ここで なるべく数を減らす。 292 00:20:49,982 --> 00:20:53,986 外周の騎士も集めて 馬車の守りに専念してくれ! 293 00:20:54,954 --> 00:20:56,956 ヘンブリッツ 集合の合図を! 294 00:20:56,956 --> 00:20:58,958 はっ! 295 00:20:58,958 --> 00:21:01,994 (笛) 296 00:21:01,994 --> 00:21:04,964 クルニ! 動きますよ! (クルニ)はいっす! 297 00:21:04,964 --> 00:21:07,967 王子と王女は この3人に ついていってください! 298 00:21:07,967 --> 00:21:09,969 身をかがめるのを忘れずに! 299 00:21:09,969 --> 00:21:11,971 わかりました! 300 00:21:11,971 --> 00:21:15,975 ♬~ 301 00:21:15,975 --> 00:21:19,979 ♬~ 302 00:21:19,979 --> 00:21:25,050 (遠雷) 303 00:21:25,050 --> 00:21:27,019 ⚞(足音) 304 00:21:28,954 --> 00:21:36,962 (荒い息) 305 00:21:37,963 --> 00:21:41,967 先生 やっぱり お強いですね。 306 00:21:41,967 --> 00:21:45,971 いや 数が多くて難儀したよ。 307 00:21:45,971 --> 00:21:48,974 でも これで ようやく話せるね。 308 00:21:48,974 --> 00:21:54,980 ♬~ 309 00:21:54,980 --> 00:21:58,951 (雷鳴) 310 00:21:58,951 --> 00:22:02,955 (雨の音) 311 00:22:04,957 --> 00:22:09,962 ♬~ 312 00:23:35,981 --> 00:23:38,951 〈ひと息入れようと思って オープンカフェに入ったけど→ 313 00:23:38,951 --> 00:23:41,954 人通りが多くて落ち着かない〉 314 00:23:41,954 --> 00:23:43,956 〈はあ~ 疲れた…〉 315 00:23:44,957 --> 00:23:48,961 〈次回 「片田舎のおっさん、剣聖と呼ばれる」〉