1 00:00:06,106 --> 00:00:08,075 (ベリル・ガーデナント)味方を殺したのかい? 2 00:00:08,075 --> 00:00:13,080 (ロゼ・マーブルハート)わざわざ殺さなくても 気絶させるのは簡単でしたよ。 3 00:00:13,080 --> 00:00:17,184 先生相手だと そうはいかないでしょうけど。 4 00:00:17,184 --> 00:00:21,121 褒め言葉として受け取っておくよ 一応ね。 5 00:00:21,121 --> 00:00:23,090 いつから気づいてました? 6 00:00:23,090 --> 00:00:27,060 劇場で刺客をあっさり殺した時から 違和感はあった。 7 00:00:28,095 --> 00:00:32,099 (ベリルの声)君の腕なら それこそ 殺さずに制圧できたはずだ。 8 00:00:32,099 --> 00:00:34,101 (ロゼの声)ええ 簡単ですね。 9 00:00:34,101 --> 00:00:36,103 (ベリルの声)で さっき。 10 00:00:36,103 --> 00:00:39,072 途中から 抜けてくる刺客の数が一気に増えた。 11 00:00:39,072 --> 00:00:43,110 そして 君の姿が見当たらない。 12 00:00:43,110 --> 00:00:48,081 どうして 刺客たちを通したのか 話を聞かせてもらおうか ロゼ。 13 00:00:50,117 --> 00:00:54,087 グレン王子が王位を継ぐと それほど都合が悪いのかな? 14 00:00:54,087 --> 00:00:56,089 (ロゼ)先生は→ 15 00:00:56,089 --> 00:01:01,094 国の中枢が くだらない権力争いに 明け暮れていたら…。 16 00:01:01,094 --> 00:01:07,100 年々 国が疲弊し 一刻も早く浄化する必要に迫られたら…。 17 00:01:07,100 --> 00:01:09,069 先生は どうしますか? 18 00:01:11,104 --> 00:01:15,108 俺は田舎のおじさんだから 政治のことは わからない。 19 00:01:15,108 --> 00:01:19,079 ただ 俺の元弟子が 道を踏み外している様を見て→ 20 00:01:19,079 --> 00:01:21,048 目をそらすことは できないよ。 21 00:01:23,083 --> 00:01:25,085 踏み外してますか? 22 00:01:25,085 --> 00:01:29,089 俺は 人を守るための剣を教えたはずだ。 23 00:01:29,089 --> 00:01:33,060 (ロゼ)私も 大勢の人を守るために やっているんです。 24 00:01:33,060 --> 00:01:36,063 これも救世の剣です。 25 00:01:36,063 --> 00:01:41,101 先生だって ここに来るまでに何人も殺したでしょう? 26 00:01:41,101 --> 00:01:43,103 同じことですよ。 27 00:01:43,103 --> 00:01:46,073 王子の命を狙う刺客を倒すことと→ 28 00:01:46,073 --> 00:01:52,079 教皇派に権力を持たせるために 王子を殺すことは 同じではないよ。 29 00:01:52,079 --> 00:01:57,084 国がまとまれば 子供たちが飢えと寒さで死ぬこともなくなる。 30 00:01:57,084 --> 00:02:00,087 教皇様は そうおっしゃいました。 31 00:02:00,087 --> 00:02:05,058 子供たちは 君の手が血に染まることを 望まないと思うけど。 32 00:02:05,058 --> 00:02:10,063 それでも… いえ もはや これ以上は。 33 00:02:10,063 --> 00:02:15,068 話の続きは しかるべき場所で聞かせてもらうよ。 34 00:02:15,068 --> 00:02:18,071 それじゃあ 抵抗しますね。 35 00:02:20,073 --> 00:02:42,062 ♬~ 36 00:04:04,077 --> 00:04:06,079 (ヘンブリッツ・ドラウト)くっ…! フッ! 37 00:04:06,079 --> 00:04:08,081 うっ…! フンッ! 38 00:04:08,081 --> 00:04:19,092 ♬~ 39 00:04:19,092 --> 00:04:21,061 (クルニ・クルーシエル)やあーっ!! 40 00:04:26,066 --> 00:04:28,034 (ヘンブリッツ)うお~っ…!! 41 00:04:32,072 --> 00:04:36,076 何っ!? 身体強化の魔装具か! 42 00:04:37,077 --> 00:04:39,112 ハァッ! 43 00:04:39,112 --> 00:04:42,082 (アリューシア・シトラス)落ち着いて対処すれば どうということは ありません! 44 00:04:44,050 --> 00:04:46,052 (クルニ)フゥーッ! (ヘンブリッツ)ハァーッ! 45 00:04:47,087 --> 00:04:51,091 団長! ベリル殿は1人で大丈夫でしょうか!? 46 00:04:51,091 --> 00:04:54,094 加勢に行ってもいいっすか!? 47 00:04:54,094 --> 00:04:58,064 今は 目の前の敵に集中しなさい!! 先生の強さを信じるのです! 48 00:04:58,064 --> 00:05:08,074 ♬~ 49 00:05:08,074 --> 00:05:11,077 戦ってはくれないのですか 先生! 50 00:05:11,077 --> 00:05:15,081 止めるのでしょう? 私を! 止められるのなら 止めてください! 51 00:05:15,081 --> 00:05:18,084 元弟子が相手だと やりづらいですか? 52 00:05:18,084 --> 00:05:20,086 否定は できないかな。 53 00:05:20,086 --> 00:05:28,094 ♬~ 54 00:05:28,094 --> 00:05:30,063 あっ…! 55 00:05:31,064 --> 00:05:34,100 (ロゼ)フフ… 先生は強いですね。 56 00:05:34,100 --> 00:05:38,071 私が一方的に攻めているのに 勝てる気がしません。 57 00:05:38,071 --> 00:05:41,107 じゃあ 降参してくれるかい? 58 00:05:41,107 --> 00:05:43,076 それは できません。 59 00:05:43,076 --> 00:05:47,080 私が ここで しくじると 孤児院の子供たちが死にますから。 60 00:05:47,080 --> 00:05:49,082 えっ…。 61 00:05:49,082 --> 00:05:51,084 (ロゼ)要するに人質ですよ。 62 00:05:51,084 --> 00:05:54,087 教皇様は 万全を期したいのでしょうね。 63 00:05:54,087 --> 00:05:58,091 そんなことしなくても 手を抜くつもりはないんですけど。 64 00:05:59,092 --> 00:06:01,094 怒ってるんですね…。 65 00:06:01,094 --> 00:06:05,065 初めて見ましたよ。 先生の そんな顔。 66 00:06:05,065 --> 00:06:10,103 ああ。 だけど 君に怒っているんじゃない。 67 00:06:10,103 --> 00:06:12,072 (ロゼ)じゃあ せめて…→ 68 00:06:12,072 --> 00:06:16,076 叱ってください。 この不出来な弟子を。 69 00:06:16,076 --> 00:06:19,112 (雷鳴) 70 00:06:19,112 --> 00:06:21,081 ロゼ。 はい。 71 00:06:21,081 --> 00:06:23,083 (ため息) 72 00:06:23,083 --> 00:06:26,052 君を斬るよ。 73 00:06:26,052 --> 00:06:28,054 フッ…。 74 00:06:29,089 --> 00:06:31,057 フッ! 75 00:06:31,057 --> 00:06:41,067 ♬~ 76 00:06:41,067 --> 00:06:46,072 さすが先生 盾持ちとの戦い方も心得ていましたか。 77 00:06:46,072 --> 00:06:48,074 あっ…。 78 00:06:48,074 --> 00:06:51,044 一応 素人じゃないんでね。 79 00:06:53,079 --> 00:06:57,050 《盾は ロゼを守るが 同時に俺も守ってくれる》 80 00:06:57,050 --> 00:07:02,055 《つまり… ロゼからも 盾が邪魔で攻撃しづらい位置がある》 81 00:07:02,055 --> 00:07:10,063 ♬~ 82 00:07:10,063 --> 00:07:12,065 ぐっ…! 83 00:07:12,065 --> 00:07:14,067 《盾を下げての攻撃は厄介だ》 84 00:07:14,067 --> 00:07:17,070 《突きの初動が捉えにくい》 85 00:07:17,070 --> 00:07:19,072 《集中…!》 86 00:07:19,072 --> 00:07:32,052 ♬~ 87 00:07:32,052 --> 00:07:34,054 《今!》 88 00:07:36,056 --> 00:07:38,058 (ロゼ)あっ…! 89 00:07:41,094 --> 00:07:45,065 ぐっ… ぐふっ…! 90 00:07:45,065 --> 00:07:48,068 うっ…! ぐっ…! 91 00:07:48,068 --> 00:07:50,036 勝負ありだね。 92 00:07:52,072 --> 00:07:57,077 なんですか その剣… ずるいですよ…。 93 00:07:57,077 --> 00:08:02,082 うん。 でも 君相手に 二度は通用しない。 94 00:08:02,082 --> 00:08:07,087 だから 一太刀で君を動けなくする機会を 選んだつもりだよ。 95 00:08:07,087 --> 00:08:12,092 フフッ… やっぱり 先生は強いですね。 96 00:08:12,092 --> 00:08:16,096 普通の剣でも… 多分 負けてましたよ…。 97 00:08:16,096 --> 00:08:18,064 どうだろう。 98 00:08:18,064 --> 00:08:23,103 ロゼも うちの道場にいた頃と比べると 見違えるほど強くなってるし。 99 00:08:23,103 --> 00:08:25,105 フフ…。 100 00:08:25,105 --> 00:08:27,073 先生…。 ん? 101 00:08:27,073 --> 00:08:32,112 (ロゼ)殺してください… 先生の手で…。 102 00:08:32,112 --> 00:08:34,080 それは できないよ…。 103 00:08:34,080 --> 00:08:38,084 君は 生きて罪を償い 向き合っていくべきだ…。 104 00:08:38,084 --> 00:08:43,089 それに 俺が教えられなかったことも あるようだしね。 105 00:08:43,089 --> 00:08:45,158 そうですか…。 106 00:08:45,158 --> 00:08:47,093 ⚞(ガトガ・ラズオーン)ガーデナント! 107 00:08:47,093 --> 00:08:50,063 (ガトガ)ロゼ どうした!? やられたのか!? 108 00:08:51,064 --> 00:08:55,068 ガトガさん 弓兵は? (ガトガ)片付けた。 109 00:08:55,068 --> 00:09:01,107 俺がそっちに向かう前に ロゼが刺客の迎撃に向かうのが見えたんで→ 110 00:09:01,107 --> 00:09:03,076 加勢しに来たんだが…。 111 00:09:04,077 --> 00:09:07,080 奇跡… ですか…。 (ガトガ)ああ。 112 00:09:07,080 --> 00:09:10,083 私は使えないんですよね~。 113 00:09:10,083 --> 00:09:12,052 (ガトガ)少し黙ってろ。 114 00:09:15,088 --> 00:09:20,093 (ガトガ)よし 出血は止めた。 命の心配は しなくていい。 115 00:09:20,093 --> 00:09:23,096 で 何があったんだ? ガーデナント。 116 00:09:23,096 --> 00:09:26,066 王子たちは アリューシアが逃がしました。 117 00:09:26,066 --> 00:09:29,068 ロゼは… 私が斬りました。 118 00:09:29,068 --> 00:09:31,071 何…!? 119 00:09:31,071 --> 00:09:34,073 ロゼが 王子暗殺に加担していたので。 120 00:09:34,073 --> 00:09:36,109 (ガトガ)本当か ロゼ…! 121 00:09:36,109 --> 00:09:38,077 はい…。 122 00:09:38,077 --> 00:09:41,081 教皇に無理やり従わされているようでした。 123 00:09:41,081 --> 00:09:44,050 孤児院の子供たちを 人質にされているらしくて。 124 00:09:44,050 --> 00:09:47,053 (ガトガ)そこまで…! するでしょうね。 125 00:09:47,053 --> 00:09:53,059 神のためなら自分の命も惜しまない連中が 何人もいるみたいですから。 126 00:09:53,059 --> 00:09:58,064 子供たちの命を軽く見ていたとしても 不思議ではありません。 127 00:09:58,064 --> 00:10:02,068 チッ…! まずは 子供たちの捜索と安全確保か。 128 00:10:02,068 --> 00:10:04,104 お願いします。 129 00:10:04,104 --> 00:10:08,074 ガトガさん ロゼは…。 (ガトガ)ひとまず 首謀者はヒンニスだった。 130 00:10:08,074 --> 00:10:12,078 ロゼは 巻き込まれて応戦したが負傷した。 この線でいく。 131 00:10:12,078 --> 00:10:14,047 えっ? 132 00:10:14,047 --> 00:10:16,082 隠蔽は駄目ですよ 団長。 133 00:10:16,082 --> 00:10:20,053 (ガトガ)お前は 口を挟むな。 普通なら極刑だ。 134 00:10:20,053 --> 00:10:26,092 バレたら あなたも ただでは済みませんよ。 なぜ そこまでするんです…? 135 00:10:26,092 --> 00:10:28,094 (ガトガ)妹なんだよ。 は…? 136 00:10:28,094 --> 00:10:32,098 (ガトガ)血の繋がっていない 義理の妹ではあるがな。 137 00:10:32,098 --> 00:10:35,068 こいつが小さい時から知ってる。 138 00:10:35,068 --> 00:10:39,038 実は そうなんです。 先生 びっくりしました? 139 00:10:40,073 --> 00:10:44,077 さっきから びっくりし通しだよ…。 140 00:10:44,077 --> 00:10:47,080 (ガトガ)ったく 教会騎士団の中身も→ 141 00:10:47,080 --> 00:10:49,048 洗い直さなきゃならんな。 142 00:10:49,048 --> 00:10:51,084 ちなみに ガトガさんは→ 143 00:10:51,084 --> 00:10:53,052 教皇派 王権派 どっちなんです? 144 00:10:53,052 --> 00:10:57,056 (ガトガ)立場は中立だが 心情としてはグレン王子だ。 145 00:10:57,056 --> 00:11:01,060 (ロゼ)私は 王族も信用できません。 146 00:11:01,060 --> 00:11:05,064 レビオス司教も 不当な罪で裁かれましたし。 147 00:11:05,064 --> 00:11:10,069 ん? レビオスって… あの 不当な罪というのは? 148 00:11:10,069 --> 00:11:14,107 経典を恣意的に読み解き 禁忌に至った罪だ。 149 00:11:14,107 --> 00:11:17,076 王権派がでっち上げたっていう噂もあってな。 150 00:11:18,077 --> 00:11:21,080 (ベリルの声)レビオス司教は まさしく罪を犯していますよ。 151 00:11:21,080 --> 00:11:23,082 (ロゼの声)えっ…? 152 00:11:23,082 --> 00:11:26,085 (ベリルの声)彼を捕らえたのは 俺だから。 (ガトガの声)何…!? 153 00:11:26,085 --> 00:11:29,088 (ベリルの声)死者蘇生の奇跡を再現するために→ 154 00:11:29,088 --> 00:11:33,092 犯罪者と結託して 死体の売買に手を染めていました。 155 00:11:33,092 --> 00:11:37,096 そんな…! じゃあ 教皇様がおっしゃっていたのは…。 156 00:11:37,096 --> 00:11:40,066 教皇様が どんな人か 俺は知らない…。 157 00:11:40,066 --> 00:11:46,072 ただ 神を信じるのと同じように 無条件で信じていい人なのか→ 158 00:11:46,072 --> 00:11:49,075 改めて考えたほうがいい。 159 00:11:49,075 --> 00:11:53,079 …だとよ。 耳が痛えな ロゼ。 はい…。 160 00:11:53,079 --> 00:11:58,084 君の意志の強さは 別の方向に生かしてほしい。 161 00:11:58,084 --> 00:12:02,088 俺が教えていたのは そういう剣のつもりだから。 162 00:12:07,093 --> 00:12:09,095 (ロゼ)先生…。 ん…? 163 00:12:09,095 --> 00:12:11,064 私 死ねなくなりました。 164 00:12:11,064 --> 00:12:15,068 本当の正義を この目で確かめるまでは 死ねません…! 165 00:12:15,068 --> 00:12:17,070 あっ…! 166 00:12:20,073 --> 00:12:25,078 ちょっと かっこいいこと言ったのに こんな格好じゃ締まりませんね~。 167 00:12:25,078 --> 00:12:27,080 (ガトガ)贅沢言うな。 ハハハハ…! 168 00:12:27,080 --> 00:12:31,084 ガトガさん ロゼをお願いします。 169 00:12:31,084 --> 00:12:33,086 俺のできる範囲でな。 170 00:12:33,086 --> 00:12:37,090 それより おたくも一枚かんでるってことは 忘れないでくれ。 171 00:12:37,090 --> 00:12:40,059 ええ 他言はしません。 172 00:12:41,094 --> 00:12:43,096 先生。 なんだい? 173 00:12:43,096 --> 00:12:48,067 ありがとうございます。 このお礼は いつか必ず…! 174 00:12:48,067 --> 00:12:54,040 気にしなくていいよ。 弟子の不手際をかぶるのも 師匠の役目さ。 175 00:12:56,075 --> 00:13:01,080 (荒い息) 176 00:13:01,080 --> 00:13:03,049 うっ…! 177 00:13:03,049 --> 00:13:07,053 (荒い息) 今ので最後っすか? 178 00:13:07,053 --> 00:13:11,057 油断はするな! 山は越えたが まだ来るかもしれん! 179 00:13:12,058 --> 00:13:16,062 ヘンブリッツ クルニ 引き続き 直衛をお願いできますか。 180 00:13:16,062 --> 00:13:18,064 はいっす! 181 00:13:18,064 --> 00:13:21,067 心得ました! (荒い息) 182 00:13:21,067 --> 00:13:25,071 他の者は 周囲の索敵と掃討。 私は先生を…。 183 00:13:25,071 --> 00:13:28,041 おお! こっちも大体 片付いたみたいだね。 184 00:13:29,075 --> 00:13:31,077 先生! 185 00:13:32,078 --> 00:13:35,081 (ヘンブリッツ)ベリル殿が しんがりを務めてくださったので→ 186 00:13:35,081 --> 00:13:37,083 なんとか守りきれました。 187 00:13:37,083 --> 00:13:39,052 (クルニ)先生が数を減らしてくれたおかげっす。 188 00:13:39,052 --> 00:13:41,054 もう刺客は来ないと思う。 189 00:13:41,054 --> 00:13:46,059 ただね… 俺の近くで戦ってたロゼが 深手を負ってしまって。 190 00:13:47,060 --> 00:13:51,064 さっき ガトガさんと合流して 医者への搬送は 彼に任せた。 191 00:13:51,064 --> 00:13:53,066 応急手当ても済んでる。 192 00:13:53,066 --> 00:13:55,068 そうでしたか。 193 00:13:55,068 --> 00:13:58,071 では 代わりの馬を手配し この場を撤収します。 194 00:13:58,071 --> 00:14:01,074 はいっす! いやあ どうなるかと思ったっすよ。 195 00:14:01,074 --> 00:14:05,044 《いろいろあったけど 一応 役目は果たせたかな…》 196 00:14:12,051 --> 00:14:16,055 じゃあ 農業地区の後始末は もう終わったんだね? 197 00:14:16,055 --> 00:14:20,059 はい。 収穫前の作物が傷んでしまった 区画についても→ 198 00:14:20,059 --> 00:14:23,062 国から農家に補償が下ります。 199 00:14:23,062 --> 00:14:25,064 痛い出費だろうけど→ 200 00:14:25,064 --> 00:14:29,068 とにかく 王子と王女に怪我がなくて よかったよ。 201 00:14:29,068 --> 00:14:33,039 (エヴァンス・ジーン)団長! 王宮から団長宛てに 至急のお手紙です。 202 00:14:33,039 --> 00:14:35,041 ありがとう エヴァンス。 203 00:14:38,044 --> 00:14:40,046 呼び出しかい? 204 00:14:40,046 --> 00:14:45,051 ええ。 こたびの働きに対して お褒めのお言葉と→ 205 00:14:45,051 --> 00:14:48,054 宮中晩餐会への招待ですね。 206 00:14:48,054 --> 00:14:52,058 へえ~ よかったじゃないか。 ぜひ行ってくるといい。 207 00:14:52,058 --> 00:14:54,060 先生の名も書かれています。 208 00:14:54,060 --> 00:14:56,062 そっか。 …えっ!? 209 00:14:56,062 --> 00:14:59,065 素晴らしい! ぜひ行かれるべきです! 210 00:14:59,065 --> 00:15:03,069 王宮の中なんて 叙任の時に一回入ったきりっす。 211 00:15:03,069 --> 00:15:05,071 めったに行けないっすよ! 212 00:15:05,071 --> 00:15:08,040 いやあ あの… それ 辞退って できない? 213 00:15:08,040 --> 00:15:14,046 宮中晩餐会を辞退したという前例は 聞いたことがありませんので なんとも…。 214 00:15:14,046 --> 00:15:16,048 多分 死刑っすよ。 215 00:15:16,048 --> 00:15:18,017 死刑!? 216 00:15:19,051 --> 00:15:22,054 (ルーシー・ダイアモンド)そろそろ始まる頃かの。 217 00:15:22,054 --> 00:15:24,056 (フィッセル・ハーベラー)私も行きたかった。 218 00:15:24,056 --> 00:15:26,058 (ルーシー)呼ばれとらんものには行けんじゃろ。 219 00:15:26,058 --> 00:15:30,029 代わってやれたら あやつも喜んだかもしれんがな。 220 00:15:30,029 --> 00:15:34,033 先生は 多分 ああいうの苦手。 221 00:15:34,033 --> 00:15:38,037 フッ… あやつは 己の器というものをわかっとらんし→ 222 00:15:38,037 --> 00:15:41,040 思い知るには いい機会じゃ。 223 00:15:41,040 --> 00:15:43,009 それは賛成。 224 00:15:44,043 --> 00:15:49,048 (スレナ・リサンデラ)《先生 晴れの席を この目で見られないのは残念です》 225 00:15:49,048 --> 00:15:51,050 《しばらく 仕事で首都を離れますが→ 226 00:15:51,050 --> 00:15:54,053 戻ったら ぜひ お祝いさせてください》 227 00:15:54,053 --> 00:15:56,055 ハッ! (いななき) 228 00:15:57,056 --> 00:16:00,059 《どうして こうなった…》 229 00:16:00,059 --> 00:16:03,029 《この すさまじい居心地の悪さ…》 230 00:16:03,029 --> 00:16:06,032 《俺以外全員 どう見ても 国のお偉いさんだ…》 231 00:16:06,032 --> 00:16:08,034 (ため息) 232 00:16:08,034 --> 00:16:11,037 《アリューシアは よく平然としていられるな…》 233 00:16:11,037 --> 00:16:16,042 《やっぱり 騎士団長ともなると こういう席に何度も呼ばれてるのか…》 234 00:16:16,042 --> 00:16:21,047 《クルニの冗談を真に受けたわけじゃないけど アリューシアの顔は潰せないしね…》 235 00:16:21,047 --> 00:16:25,051 (侍従)グラディオ陛下 サラキア王女殿下が お出ましになります。 236 00:16:25,051 --> 00:16:31,057 ♬~(音楽) 237 00:16:31,057 --> 00:16:34,026 (グラディオ・アスフォード・エル・レベリス) 待たせてしまったかな? 238 00:16:34,026 --> 00:16:36,028 とんでもないことです。 239 00:16:36,028 --> 00:16:39,065 このような場にお招きいただき 感謝いたします。 240 00:16:39,065 --> 00:16:42,034 今日は 礼をしたくて呼んだのだ。 241 00:16:42,034 --> 00:16:46,038 こたびは 娘の窮地を救ってくれたこと ありがたく思うぞ。 242 00:16:46,038 --> 00:16:48,040 お褒めいただき光栄です。 243 00:16:48,040 --> 00:16:51,210 《アリューシアが王様と会話してる…!》 244 00:16:51,210 --> 00:16:55,047 (サラキア・アスフォード・エル・レベリス)アリューシア ベリル 今日は 来てくださって嬉しいですわ。 245 00:16:55,047 --> 00:16:57,049 気兼ねなく楽しんでくれ。 246 00:16:57,049 --> 00:17:00,052 過分なお言葉 恐れ入ります。 247 00:17:00,052 --> 00:17:02,054 失礼します。 248 00:17:02,054 --> 00:17:04,056 《おおっ これは…!》 249 00:17:04,056 --> 00:17:07,059 《生!? 魚って干物にするもんじゃないの?》 250 00:17:09,061 --> 00:17:12,064 《これは… ワインかな?》 251 00:17:12,064 --> 00:17:15,034 では 頂こうか。 252 00:17:16,068 --> 00:17:18,037 《おっと…!》 253 00:17:25,077 --> 00:17:27,046 …おいしい! 254 00:17:27,046 --> 00:17:29,081 ウフフ… お口に合ったようで何よりですわ。 255 00:17:29,081 --> 00:17:32,051 アハ… アハハ… お恥ずかしい。 256 00:17:32,051 --> 00:17:34,053 (グラディオ)ベリルよ。 257 00:17:34,053 --> 00:17:38,057 今回の件 おぬしの存在が大きかったと 報告を受けている。 258 00:17:38,057 --> 00:17:42,061 お父様 ベリルは 本当にすごかったのですよ。 259 00:17:42,061 --> 00:17:44,030 波のように押し寄せる敵兵を次々と…! 260 00:17:44,030 --> 00:17:47,033 いえ そんな…。 ハハハハハ…。 261 00:17:47,033 --> 00:17:49,068 《お姫様も大げさなのね…》 262 00:17:49,068 --> 00:17:54,073 特別指南役 どうやら正解だったようだな。 263 00:17:54,073 --> 00:17:57,043 はい。 陛下のご決断に感謝いたします。 264 00:17:57,043 --> 00:17:59,045 《ん…?》 265 00:17:59,045 --> 00:18:02,048 (グラディオ)これは まだ 公表はしておらんが…。 266 00:18:02,048 --> 00:18:08,054 サラキアは スフェンドヤードバニアの グレン王子に嫁ぐ予定となっている。 267 00:18:08,054 --> 00:18:11,023 《妃をめとり 王位継承の準備は完了…》 268 00:18:11,023 --> 00:18:15,027 《遊覧中止なんていう弱みは 見せられなかったのだろう…》 269 00:18:15,027 --> 00:18:20,032 (グラディオ)しかし 他国へ 身ひとつで嫁がせるには不安もある…。 270 00:18:20,032 --> 00:18:25,037 《ふむ… まあ 当人同士は仲良さそうだし 大事にしてもらえるとは思うけど…》 271 00:18:25,037 --> 00:18:30,042 《政権争いのど真ん中だからなあ 親としては不安だろう…》 272 00:18:30,042 --> 00:18:32,044 (グラディオ)そこで 新しく→ 273 00:18:32,044 --> 00:18:37,049 サラキアの護衛に専従する ロイヤルガードを編成することにした。 274 00:18:37,049 --> 00:18:42,054 ベリルよ。 おぬしがよければ ロイヤルガードに推挙しても構わんぞ。 275 00:18:42,054 --> 00:18:44,056 ふぇっ!? 276 00:18:44,056 --> 00:18:47,026 《あっ まずい… 変な声 出ちゃった…》 277 00:18:47,026 --> 00:18:50,062 もう お父様は心配性ですわね。 278 00:18:50,062 --> 00:18:53,032 《いやいや 王女様 それが親心ってもんだし→ 279 00:18:53,032 --> 00:18:55,034 俺も 最近 ちょっとわかるように…→ 280 00:18:55,034 --> 00:18:57,036 って 今は それどころじゃ…》 281 00:18:57,036 --> 00:19:00,072 陛下 恐れながら申し上げますが→ 282 00:19:00,072 --> 00:19:05,044 レベリオ騎士団の今後の発展 ひいては レベリス王国の繁栄には→ 283 00:19:05,044 --> 00:19:09,048 ガーデナント氏の継続的な助力が 不可欠であると愚考します。 284 00:19:09,048 --> 00:19:15,054 ふむ。 騎士団長が そう申すのであれば そうなのだろうな…。 285 00:19:15,054 --> 00:19:17,023 では ベリル。 はい! 286 00:19:17,023 --> 00:19:20,059 おぬしを剣聖と呼ぶ者もおると聞く。 287 00:19:20,059 --> 00:19:26,032 その二つ名にたがわぬ力… 今後とも 国のために使ってくれ。 288 00:19:26,032 --> 00:19:28,067 う… 承りました。 289 00:19:28,067 --> 00:19:31,070 《剣聖って 言ってるの アリューシアだけなんじゃ…》 290 00:19:31,070 --> 00:19:33,039 《って なんで!?》 291 00:19:33,039 --> 00:19:38,110 国王陛下が先生のことを剣聖とお認めに…! 292 00:19:38,110 --> 00:19:40,046 《なんか違うんじゃない? それ》 293 00:19:40,046 --> 00:19:42,048 《君が吹き込んだだけだよね?》 294 00:19:42,048 --> 00:19:46,052 《年老いたおやじにも勝ったことないのに どの辺が剣聖なの?》 295 00:19:47,053 --> 00:19:50,122 (ミュイ・フレイア)何? それ。 手土産に持たせてくれたんだ。 296 00:19:50,122 --> 00:19:54,060 (ミュイ)へえ~ ガラスの皿か。 きれいじゃん。 297 00:19:54,060 --> 00:19:56,028 もったいなくて使えない…。 298 00:19:56,028 --> 00:19:59,065 かといって 物置の肥やしにするのもなあ…。 299 00:19:59,065 --> 00:20:02,068 ところで おいしそうなにおいがするんだけど。 300 00:20:02,068 --> 00:20:05,071 アタシ 今から晩飯だから ポトフ作った。 301 00:20:05,071 --> 00:20:08,074 俺の分ってある? いいもん食ってきたんじゃねえの? 302 00:20:08,074 --> 00:20:10,042 それとこれとは別だ。 303 00:20:12,044 --> 00:20:14,046 いただきまーす! 304 00:20:15,081 --> 00:20:20,052 ついこないだまで こんなあったかい飯なんて食えなかったのに。 305 00:20:20,052 --> 00:20:22,054 変われば変わるもんだな。 306 00:20:24,056 --> 00:20:26,058 俺も ついこないだまで→ 307 00:20:26,058 --> 00:20:30,062 片田舎で剣術道場をやってる しがない中年だったのに→ 308 00:20:30,062 --> 00:20:33,065 まさか 王宮にお呼ばれするなんてね…。 309 00:20:33,065 --> 00:20:37,069 王様に褒められたんだろ? ああ 一応ね。 310 00:20:37,069 --> 00:20:40,072 やるじゃん おっさん。 すげえな! 311 00:20:41,073 --> 00:20:45,044 ミュイに褒められるほうが 王様に褒められるより嬉しいかも。 312 00:20:45,044 --> 00:20:47,046 (ミュイ)んなわけねえだろ。 313 00:20:47,046 --> 00:20:49,048 嘘じゃないよ。 それに…。 314 00:20:51,050 --> 00:20:56,055 うん! 王宮で食べた どの料理よりも ミュイのポトフのほうがうまい! 315 00:20:56,055 --> 00:20:59,024 (ミュイ)フフ… おっさん 話盛りすぎ。 316 00:20:59,024 --> 00:21:04,029 盛ってない。 俺は こういう普通の暮らしが好きなんだ。 317 00:21:13,072 --> 00:21:16,041 (モルデア・ガーデナント)おーい ランドリド! ちょっと来てくれ! 318 00:21:16,041 --> 00:21:18,043 (ランドリド・パトルロック) はーい! ただいま参ります! 319 00:21:18,043 --> 00:21:21,046 (モルデア)これな さっき ベリルから届いた。 320 00:21:21,046 --> 00:21:23,048 (ランドリド)先生からですか。 321 00:21:23,048 --> 00:21:26,051 (モルデア)王宮の晩餐会で 国王陛下とお目通り…。 322 00:21:26,051 --> 00:21:30,055 これが その時の手土産だと…。 へえ…。 323 00:21:30,055 --> 00:21:34,026 (モルデア)もったいなくて使えないが 寝かしとくのも気が引けるってよ。 324 00:21:34,026 --> 00:21:36,028 先生らしいですね。 325 00:21:37,062 --> 00:21:40,065 剣聖ねえ…。 326 00:21:40,065 --> 00:21:43,035 「陛下に 正しい情報が伝わっていなかったせいで→ 327 00:21:43,035 --> 00:21:48,040 そう呼ばれて肝が冷えた」と 先生は書かれてますけど…。 328 00:21:49,041 --> 00:21:53,045 (モルデア)結局は あいつ次第だからな…。 329 00:21:53,045 --> 00:21:56,048 楽しみにしてるぜ…。 330 00:21:56,048 --> 00:22:01,020 片田舎の剣士が 本物の剣聖になる日をな…。 331 00:22:06,025 --> 00:22:11,030 ♬~ 332 00:23:35,047 --> 00:23:44,056 ♬~