1 00:00:34,968 --> 00:00:36,970 (ヘンブリッツ・ドラウト)…すぐに治療を。 2 00:00:36,970 --> 00:00:38,972 (アリューシア・シトラス)もう手遅れです。 3 00:00:38,972 --> 00:00:40,974 (ガトガ・ラズオーン)ヒンニス…。 4 00:00:40,974 --> 00:00:42,976 (ベリル・ガーデナント)ガトガさん どうしました? 5 00:00:42,976 --> 00:00:46,980 (ガトガ)あ… ああ… 悪い 逃がしちまった。 6 00:00:48,982 --> 00:01:11,004 ♬~ 7 00:02:32,019 --> 00:02:34,021 (いななき) 8 00:02:34,988 --> 00:02:38,992 まずは 最短経路で王宮に戻ります。 9 00:02:38,992 --> 00:02:42,996 この場の収拾は ヘンブリッツに指揮を執らせますので。 10 00:02:42,996 --> 00:02:45,999 先生は 我々とご同行いただけますか? 11 00:02:45,999 --> 00:02:48,969 わかった。 助かります。 12 00:02:52,005 --> 00:02:55,008 アリューシア 目星は? 13 00:02:55,008 --> 00:02:57,010 現時点では なんとも。 14 00:02:57,010 --> 00:03:00,013 私の判断が甘く 尋問ができなくなってしまったのは→ 15 00:03:00,013 --> 00:03:02,015 痛手でした。 16 00:03:02,015 --> 00:03:06,019 あれは仕方ない。 自決は予想できないよ。 17 00:03:06,019 --> 00:03:11,024 現場から逃走した者については 捜索を継続していますが…。 18 00:03:11,024 --> 00:03:12,993 望み薄だろうね。 19 00:03:14,027 --> 00:03:19,032 《こんなことが起きた以上 明日の遊覧は中止になるだろうな》 20 00:03:19,032 --> 00:03:31,044 ♬~ 21 00:03:31,044 --> 00:03:34,948 サラキア王女とグレン王子は 王宮にお入りいただきました。 22 00:03:34,948 --> 00:03:37,951 ひとまず安全確保はできたと。 23 00:03:38,952 --> 00:03:41,955 常駐の守備隊には 申し送り済みです。 24 00:03:41,955 --> 00:03:45,959 当番の騎士団員も しばらくの間 増員します。 25 00:03:45,959 --> 00:03:48,962 俺とシトラスは これから お偉方と会議だ。 26 00:03:48,962 --> 00:03:51,965 先生は 先にお戻りになっていただければ。 27 00:03:51,965 --> 00:03:53,967 わかった。 28 00:03:53,967 --> 00:03:55,969 (ロゼ・マーブルハート) 私も 今日は お役御免ですか? 29 00:03:55,969 --> 00:03:58,972 宿に帰って 休んでくれ。 30 00:03:58,972 --> 00:04:03,977 はーい。 まだ昼日中なのに 暇になっちゃいましたね~。 31 00:04:03,977 --> 00:04:05,979 ああ そうだね。 32 00:04:05,979 --> 00:04:08,982 《時間ができたし 街を案内してくれとか言われそうな…》 33 00:04:08,982 --> 00:04:11,985 (ロゼ)では お先に失礼しますね。 34 00:04:13,987 --> 00:04:15,989 《すんなり帰った》 35 00:04:15,989 --> 00:04:19,993 《さすがに この状況で 物見遊山したいとは言わないか》 36 00:04:19,993 --> 00:04:21,995 じゃあ 俺も この辺で。 37 00:04:21,995 --> 00:04:23,997 お疲れさまでした。 38 00:04:25,999 --> 00:04:30,003 《ミュイは もう 学校終わって 帰ってきてる時間かな…》 39 00:04:30,003 --> 00:04:32,973 ただいまーっと。 (ミュイ・フレイア)ん… おかえり。 40 00:04:32,973 --> 00:04:35,976 (ルーシー・ダイアモンド)おう お邪魔しとるぞ。 41 00:04:35,976 --> 00:04:38,979 ルーシー? うむ。 42 00:04:38,979 --> 00:04:40,981 どうしたんだい? 43 00:04:40,981 --> 00:04:43,984 (ルーシー)いや 今日 いろいろとあったじゃろ。 その件でな。 44 00:04:43,984 --> 00:04:46,987 耳が早いことで。 45 00:04:46,987 --> 00:04:50,957 早いも何も わしの周りでは その話で持ちきりじゃ。 46 00:04:50,957 --> 00:04:53,960 まあ 結構な大ごとだからね…。 47 00:04:53,960 --> 00:04:56,963 おっ ありがと ミュイ。 (ミュイ)ん。 48 00:04:56,963 --> 00:05:00,967 いきなり来た客に気を使えるとは 立派なもんじゃ。 49 00:05:00,967 --> 00:05:03,970 フン… 2人とも 大げさなんだよな。 50 00:05:03,970 --> 00:05:06,973 ハハハ…。 で 今日の件だっけ? 51 00:05:06,973 --> 00:05:10,977 そういえば 魔法師団は護衛に就いてなかったけど。 52 00:05:10,977 --> 00:05:14,981 魔法師団は 今回 表に出られんでな。 53 00:05:14,981 --> 00:05:18,985 なんで? なんでって… おぬし 忘れたか? 54 00:05:18,985 --> 00:05:23,990 晩飯の材料 買ってくる。 30分くらいで戻るから。 55 00:05:23,990 --> 00:05:25,992 ん? …ああ 頼むよ。 56 00:05:25,992 --> 00:05:27,994 (ドアの開閉音) 57 00:05:28,995 --> 00:05:31,998 …込み入った話になると察して 席を外したか。 58 00:05:31,998 --> 00:05:36,002 気を利かせてくれたんだな。 できた子じゃ。 59 00:05:36,937 --> 00:05:40,941 で 魔法師団が護衛に就かぬ理由じゃったな。 60 00:05:40,941 --> 00:05:42,943 あの国が何を信仰しとるのか→ 61 00:05:42,943 --> 00:05:45,946 それが答えじゃ。 ああ…。 62 00:05:45,946 --> 00:05:50,951 神を信じて賜る奇跡を わしらのごとき不信心な者が使えるとなると→ 63 00:05:50,951 --> 00:05:53,954 向こうの体裁がな。 64 00:05:53,954 --> 00:05:55,956 お国柄ってやつか。 65 00:05:55,956 --> 00:06:00,961 うむ。 今日の襲撃事件にも その お国柄というやつが絡んでおる。 66 00:06:00,961 --> 00:06:03,964 えっ? 単刀直入に言うと→ 67 00:06:03,964 --> 00:06:08,969 襲撃を起こした者は 恐らく スフェンドヤードバニア側の人間じゃ。 68 00:06:11,972 --> 00:06:14,975 戻りました。 (守衛)お疲れさまです。 69 00:06:18,979 --> 00:06:22,983 マーブルハート副団長… 宿に戻られたのでは? 70 00:06:23,984 --> 00:06:27,988 うちの団長 捜しに来たんですけど。 71 00:06:27,988 --> 00:06:31,992 彼は まだ王宮で そちらの文官と会議中です。 72 00:06:31,992 --> 00:06:33,927 そうですか~。 73 00:06:33,927 --> 00:06:36,930 じゃあ 明日のことって まだ決まってないんですね。 74 00:06:36,930 --> 00:06:39,933 ええ。 我々は 警備の強化案を提示しましたが→ 75 00:06:39,933 --> 00:06:43,937 決めるのは 両国の文官と ご本人たちですから。 76 00:06:43,937 --> 00:06:47,941 予定どおりなら 農業地帯の視察でしたよね。 77 00:06:47,941 --> 00:06:49,943 それが何か? 78 00:06:49,943 --> 00:06:52,946 私 この国の地理に疎いので→ 79 00:06:52,946 --> 00:06:57,951 警備のために 農業地区について アリューシアさんに教えてもらいたいです。 80 00:06:57,951 --> 00:07:02,956 そちらの団長に聞けば 事足りるでしょう。 彼は バルトレーンの地理にも明るいですよ。 81 00:07:02,956 --> 00:07:05,959 待ってる時間が もったいないし→ 82 00:07:05,959 --> 00:07:10,964 特に警戒すべき地点とかは アリューシアさんのほうがご存じですよね。 83 00:07:10,964 --> 00:07:12,966 それは そうですが…。 84 00:07:12,966 --> 00:07:15,969 お願いします~。 85 00:07:15,969 --> 00:07:17,971 では 応接室でご説明を。 86 00:07:17,971 --> 00:07:20,974 (守衛)団長 応接室は別件で埋まってます。 87 00:07:21,975 --> 00:07:26,980 近くに良さそうなカフェを見つけたんですけど そこでお話ししませんか? 88 00:07:26,980 --> 00:07:28,982 (ため息) 89 00:07:28,982 --> 00:07:31,985 スフェンドヤードバニア側の人間…。 90 00:07:31,985 --> 00:07:35,922 そう口にする以上 何かしら根拠はあるんだろうね。 91 00:07:35,922 --> 00:07:37,924 イブロイからの情報じゃ。 92 00:07:37,924 --> 00:07:39,926 ああ…。 93 00:07:39,926 --> 00:07:41,928 (ルーシー)まず 前提として→ 94 00:07:41,928 --> 00:07:45,932 スフェンドヤードバニアは 今 政権争いのただ中にある。 95 00:07:45,932 --> 00:07:51,938 教皇派と王権派で争っておって 最近 その機運が一層高まっとるらしい。 96 00:07:51,938 --> 00:07:53,940 政権争いねえ…。 97 00:07:53,940 --> 00:07:57,944 そもそも 教皇と王様って どっちが偉いんだっけ? 98 00:07:57,944 --> 00:08:00,947 はあ… そこから説明せねばならんか。 99 00:08:00,947 --> 00:08:04,951 政治にも宗教にも縁がないもんでね。 100 00:08:04,951 --> 00:08:07,954 (ルーシー)まあ よい。 教えてやる。 101 00:08:07,954 --> 00:08:11,958 権威は教皇が上じゃ。 政権は王が握っておる。 102 00:08:11,958 --> 00:08:13,993 というと? 103 00:08:13,993 --> 00:08:16,997 (ルーシー)宗教国家である以上 王もスフェン教の教徒じゃから→ 104 00:08:16,997 --> 00:08:18,998 教皇の意見を無視はできん。 105 00:08:18,998 --> 00:08:23,002 とはいえ 政は すなわち役人を動かすもの。 106 00:08:23,002 --> 00:08:26,973 人事権を持つのは 国王を頂点とする議会じゃ。 107 00:08:26,973 --> 00:08:28,975 じゃあ 今回の襲撃は…。 108 00:08:28,975 --> 00:08:34,914 教皇派が 権威のみならず 権力をも手にするために起こした→ 109 00:08:34,914 --> 00:08:36,916 という見立てが妥当じゃろう。 110 00:08:36,916 --> 00:08:39,919 でも グレン王子を暗殺したところで→ 111 00:08:39,919 --> 00:08:42,922 他の王子が跡を継いだら 同じことじゃないのか? 112 00:08:42,922 --> 00:08:48,928 第二王子… ファルクス殿下は 特に敬虔なスフェン教の教徒でな。 113 00:08:52,932 --> 00:08:56,936 以上が 農業地帯の地理的特徴です。 114 00:08:56,936 --> 00:09:00,940 (ロゼ)ありがとうございます~。 団員たちとも共有しますね。 115 00:09:00,940 --> 00:09:02,942 では 私は これで。 116 00:09:02,942 --> 00:09:05,945 せっかくですし 先生の話でもします? 117 00:09:05,945 --> 00:09:09,949 え? 私が弟子だった頃の先生の話とか。 118 00:09:09,949 --> 00:09:12,952 …伺いましょう。 119 00:09:12,952 --> 00:09:17,957 そうですね~。 期間は そんなに長くなかったんですけど。 120 00:09:17,957 --> 00:09:21,961 当時 いろいろと国や街を回ってまして。 121 00:09:21,961 --> 00:09:24,964 その時に たまたま… ビデン村でしたっけ? 122 00:09:24,964 --> 00:09:26,966 …に寄ったんですけど→ 123 00:09:26,966 --> 00:09:30,970 あの人の剣は すごいなあと 一目惚れしてしまったんです~。 124 00:09:30,970 --> 00:09:33,907 なるほど… 非常に納得できます。 125 00:09:33,907 --> 00:09:36,910 で それは いつ頃の話になりますか? 126 00:09:36,910 --> 00:09:41,915 ええっと… 大体5~6年くらい前だったかと。 127 00:09:41,915 --> 00:09:45,919 初めて会った時には もう白髪がありましたね~。 128 00:09:45,919 --> 00:09:47,921 そうでしたか…。 129 00:09:47,921 --> 00:09:51,925 アリューシアさんが弟子だった時のお話 聞かせてくださいよ~。 130 00:09:51,925 --> 00:09:55,929 えっ? 私の場合は もっと昔になりますが。 131 00:09:55,929 --> 00:09:59,933 若い頃の先生 どんな感じだったんですか? 132 00:09:59,933 --> 00:10:04,938 そうですね… 私の場合 子供の頃でしたので。 133 00:10:04,938 --> 00:10:07,941 (アリューシアの声) 最初は 先生のすごさも わからぬまま→ 134 00:10:07,941 --> 00:10:10,944 筋がいいと褒めてもらいましたが→ 135 00:10:10,944 --> 00:10:14,981 やる気を失わせないための 配慮だったと思います。 136 00:10:14,981 --> 00:10:19,953 曲がりなりにも 先生のまね事が できるようになった時 卒業を告げられ→ 137 00:10:19,953 --> 00:10:21,955 別れ際に泣いてしまいました。 138 00:10:21,955 --> 00:10:23,957 お恥ずかしい話です。 139 00:10:25,959 --> 00:10:30,964 …すみません。 つい しゃべりっぱなしになってしまって。 140 00:10:30,964 --> 00:10:34,968 アリューシアさんは 先生のことが大好きなんですね。 141 00:10:34,968 --> 00:10:36,970 はい。 142 00:10:36,970 --> 00:10:43,009 でも 先生は やっぱり 昔っから そんな性格だったんですね。 143 00:10:43,009 --> 00:10:46,980 今も昔も あの人の穏やかさは変わりません。 144 00:10:46,980 --> 00:10:51,985 私も 先生の道場にいた頃の思い出は いくつかあるんですよ。 145 00:10:51,985 --> 00:10:54,988 …あれ? どうされました? 146 00:10:58,024 --> 00:11:00,994 僕ちゃん どうしましたか? 147 00:11:00,994 --> 00:11:05,999 ひっ…! (ロゼ)ウフフ… 怪しい者じゃないですよ~。 148 00:11:06,100 --> 00:11:10,003 お母さん どっか行っちゃった…。 149 00:11:10,003 --> 00:11:13,006 あらあら 迷子ちゃんですね。 150 00:11:13,006 --> 00:11:17,010 母親と はぐれたのですね。 詰所に案内しましょう。 151 00:11:17,010 --> 00:11:20,013 いえ この様子なら 多分→ 152 00:11:20,013 --> 00:11:23,016 母親と別れて そう時間は経ってないと思います。 153 00:11:23,016 --> 00:11:26,052 …なぜ そう思うのです? 154 00:11:26,052 --> 00:11:30,056 (ロゼ)服も汚れてませんし あまり疲れていないみたいです。 155 00:11:30,056 --> 00:11:32,058 何より 泣いた痕がありません。 156 00:11:32,058 --> 00:11:36,963 確かに…。 なら ここで捜したほうが賢明ですか。 157 00:11:36,963 --> 00:11:39,966 僕ちゃん お名前は? リッテル…。 158 00:11:39,966 --> 00:11:41,968 は~い。 (拍手) 159 00:11:41,968 --> 00:11:45,972 じゃあ リッテルくんのお母さんは どんな服を着ているのかな? 160 00:11:45,972 --> 00:11:49,976 えっと… 赤くて ふわっとしたやつ。 161 00:11:49,976 --> 00:11:52,979 髪の毛は長い? お姉ちゃんくらい。 162 00:11:52,979 --> 00:11:56,983 大したものですね。 あっという間に手掛かりを。 163 00:11:56,983 --> 00:11:59,986 子供の相手は好きですから。 164 00:11:59,986 --> 00:12:02,989 長髪 赤い服の女性…。 165 00:12:03,990 --> 00:12:05,992 (息を吸う音) 166 00:12:05,992 --> 00:12:09,996 リッテルくんのお母さんは いませんか~っ!? えっ!? 167 00:12:09,996 --> 00:12:11,998 ほら アリューシアさんも一緒に。 168 00:12:11,998 --> 00:12:15,001 え… ああ はい…。 (せき払い) 169 00:12:15,001 --> 00:12:19,005 リッテルくんのお母様 いらっしゃいませんかーっ!? 170 00:12:21,007 --> 00:12:27,013 お母さーん!! リッテルくんは ここにいますよ~っ!! 171 00:12:28,014 --> 00:12:32,018 …まあ 言われてみると 腑に落ちるところはあるよ。 172 00:12:32,018 --> 00:12:33,987 ほう どの辺じゃ? 173 00:12:33,987 --> 00:12:36,956 捕らえた刺客が全員 自決したんだ。 174 00:12:39,959 --> 00:12:43,963 同じように 命をためらいなく捨てる奴を 見たことがある。 175 00:12:44,998 --> 00:12:46,100 似たような手合いじゃろうな。 176 00:12:46,100 --> 00:12:51,971 しかし そうなると これで終わりとは ならないか。 177 00:12:51,971 --> 00:12:55,975 うむ。 一度の失敗で諦めるような 相手ではなかろう。 178 00:12:55,975 --> 00:13:01,981 偉い人たちも それくらいわかってるだろうし 明日の遊覧は やっぱり中止だね。 179 00:13:01,981 --> 00:13:03,983 (ルーシー)さあ どうかのう…。 180 00:13:03,983 --> 00:13:06,986 そう単純にはいかぬかもしれん。 181 00:13:06,986 --> 00:13:08,988 へ…? (ドアの開く音) 182 00:13:08,988 --> 00:13:11,991 (ミュイ)ただいま。 おかえり。 183 00:13:13,026 --> 00:13:14,994 (ミュイ)早すぎた? 184 00:13:14,994 --> 00:13:17,997 いいや ちょうど話が終わったところじゃ。 185 00:13:17,997 --> 00:13:22,001 見送りは いらんぞ。 では またな。 186 00:13:22,001 --> 00:13:24,003 (ドアの開閉音) 187 00:13:24,003 --> 00:13:27,006 ちょっと早いけど 夕食でも作るか。 ん。 188 00:13:28,007 --> 00:13:33,012 (母親)本当にありがとうございます! (ロゼ)いえいえ 礼には及びませんよ。 189 00:13:33,980 --> 00:13:36,983 お姉さん ありがとう! バイバーイ! 190 00:13:36,983 --> 00:13:38,985 (ロゼ)バイバ~イ。 191 00:13:38,985 --> 00:13:43,990 次から 迷子にならないように するんですよ~。 ウフフ…。 192 00:13:43,990 --> 00:13:46,993 本当に子供が好きなんですね。 193 00:13:46,993 --> 00:13:52,999 両親が孤児院に寄付をしておりまして。 それで 子供には よく触れ合っていました。 194 00:13:52,999 --> 00:13:57,003 スフェンドヤードバニアは 孤児への待遇も厚いと聞きます。 195 00:13:57,003 --> 00:13:59,005 ええ そうですね。 196 00:13:59,005 --> 00:14:04,977 子供は国の宝ですから 私たち大人が 第一に守らないと。 197 00:14:06,979 --> 00:14:08,981 全く同感ですね…。 198 00:14:08,981 --> 00:14:11,984 あ… 私は そろそろ庁舎に戻ります。 199 00:14:11,984 --> 00:14:14,987 はい。 また時間がある時に→ 200 00:14:14,987 --> 00:14:17,990 先生のお話 しましょうね。 201 00:14:17,990 --> 00:14:19,992 ええ ぜひ。 202 00:14:22,995 --> 00:14:25,998 まず 結論を述べる。 203 00:14:25,998 --> 00:14:31,003 サラキア王女 グレン王子のご遊覧だが 本来の予定どおり続行となった。 204 00:14:31,003 --> 00:14:32,972 えっ? 205 00:14:32,972 --> 00:14:35,975 昨日の件を踏まえ 一層の警戒をもって任務にあたってほしい。 206 00:14:35,975 --> 00:14:37,977 (一同)はっ! 207 00:14:37,977 --> 00:14:39,946 では 行動開始! 208 00:14:41,981 --> 00:14:43,950 アリューシア…。 209 00:14:43,950 --> 00:14:48,955 グレン王子たっての希望で 両国の方針も一致しています。 210 00:14:48,955 --> 00:14:50,957 そうか…。 211 00:14:53,960 --> 00:14:57,964 《教皇派の差し金で行事が打ち切りになると→ 212 00:14:57,964 --> 00:15:01,968 次期国王としての求心力が低下するだろうし》 213 00:15:01,968 --> 00:15:06,973 《優しい顔して命を張って… 王族ってのも しんどい稼業だ》 214 00:15:08,975 --> 00:15:10,977 出発! (いななき) 215 00:15:10,977 --> 00:15:17,016 ♬~ 216 00:15:17,016 --> 00:15:21,020 (クルニ・クルーシエル)先生 今日は同じ班っすね。 よろしくっす! 217 00:15:21,020 --> 00:15:23,022 ん? ああ よろしくね。 218 00:15:23,022 --> 00:15:27,026 直衛を増強しました。 とにかく 今日一日 守り抜きます。 219 00:15:27,026 --> 00:15:29,028 先生も お力添えください。 220 00:15:29,028 --> 00:15:30,997 もちろん。 221 00:15:35,935 --> 00:15:38,938 ガーデナント ちょっといいか。 ん? 222 00:15:38,938 --> 00:15:42,942 (ガトガ)昨日の襲撃 下手人は 俺らの元身内だ。 223 00:15:42,942 --> 00:15:44,944 ヒンニスという方ですか? 224 00:15:46,946 --> 00:15:51,951 …あの時 聞かれていたか。 ロゼの前に副団長だった男だ。 225 00:15:52,952 --> 00:15:56,956 《教会騎士団の元副団長が 王族狙いの犯人とは》 226 00:15:56,956 --> 00:15:59,959 《ルーシーも言ってたけど 単純じゃないね》 227 00:16:00,960 --> 00:16:02,962 奴が出たら 責任を持って俺が仕留める。 228 00:16:02,962 --> 00:16:05,965 《つまり 手出し無用ということか》 229 00:16:05,965 --> 00:16:07,967 それは アリューシアも? 230 00:16:07,967 --> 00:16:09,969 ああ 知っている。 昨日 話した。 231 00:16:09,969 --> 00:16:12,972 わかりました。 では お任せします。 232 00:16:12,972 --> 00:16:18,978 ♬~ 233 00:16:19,979 --> 00:16:24,984 ♬~ 234 00:16:24,984 --> 00:16:33,960 ♬~ 235 00:16:33,960 --> 00:16:38,965 (グレン・タスマカン・グディル) うわあ~… 広いですね。 そして きれいだ。 236 00:16:38,965 --> 00:16:41,968 (サラキア・アスフォード・エル・レベリス) ウフフ… そうでしょう? 237 00:16:41,968 --> 00:16:44,937 レベリス王国が誇る農業地域ですから。 238 00:16:47,974 --> 00:16:51,978 こりゃ壮観だ。 先生 ここに来るのは初めてっすか? 239 00:16:51,978 --> 00:16:55,982 ああ。 ビデン村にも 畑は たくさんあるけど→ 240 00:16:55,982 --> 00:16:58,985 これほどの規模となると 圧倒されるね。 241 00:16:58,985 --> 00:17:01,954 晴れてる時は もっときれいっすよ。 242 00:17:02,989 --> 00:17:04,991 (クルニ)今日は 天気がイマイチっす。 243 00:17:04,991 --> 00:17:09,996 じゃあ 今度は 仕事抜きで 天気がいい日に来てみたいもんだ。 244 00:17:09,996 --> 00:17:11,964 全体停止! (いななき) 245 00:17:16,969 --> 00:17:20,973 殿下 どうしても お出になられますか。 246 00:17:20,973 --> 00:17:22,975 それが本来の予定だよ。 247 00:17:23,976 --> 00:17:26,979 サラキア王女の安全を最優先に。 248 00:17:26,979 --> 00:17:29,982 君たちを信じているよ。 御意。 249 00:17:29,982 --> 00:17:31,984 では 行きましょう。 (サラキア)はい。 250 00:17:34,921 --> 00:17:37,924 《畑に入って 作物を間近で視察するというのが→ 251 00:17:37,924 --> 00:17:39,926 当初の予定…》 252 00:17:39,926 --> 00:17:43,963 《昨日の襲撃におびえて屈したと 見られるわけにはいかない→ 253 00:17:43,963 --> 00:17:45,965 ということか》 254 00:17:45,965 --> 00:17:48,935 《ここは 全方位 見通しがいい》 255 00:17:49,969 --> 00:17:55,942 《外周で騎士たちが立哨もしているし 刺客は攻めにくいはずだけど…》 256 00:17:58,978 --> 00:18:02,949 (グレン)よく育ってますね。 お見事です。 257 00:18:02,949 --> 00:18:06,953 (サラキア)農家の皆さんの 努力のたまものですわ。 258 00:18:06,953 --> 00:18:08,955 では 戻りましょうか。 259 00:18:08,955 --> 00:18:11,958 (グレン)ええ。 良いものを見られました。 260 00:18:15,995 --> 00:18:17,964 弓兵か! 261 00:18:23,002 --> 00:18:24,971 射線を通すな! 262 00:18:26,005 --> 00:18:28,007 (ヘンブリッツ)フッ! フッ! フッ! 263 00:18:28,007 --> 00:18:29,976 くっ…! 264 00:18:29,976 --> 00:18:31,978 ロゼ! 盾を!! 265 00:18:35,915 --> 00:18:38,918 グレン王子! サラキア王女! 身をかがめてください!! 266 00:18:38,918 --> 00:18:40,920 (グレン)はい! 267 00:18:40,920 --> 00:18:53,933 ♬~ 268 00:18:53,933 --> 00:18:55,935 (息を吐く音) 269 00:18:57,937 --> 00:19:17,957 ♬~ 270 00:19:17,957 --> 00:19:19,959 (ヘンブリッツ)ハアァーーッ!! 271 00:19:20,960 --> 00:19:24,964 矢は鎧で受けなさい! 刺客を近づけてはなりません! 272 00:19:24,964 --> 00:19:48,921 ♬~ 273 00:19:48,921 --> 00:19:51,924 《味方が死んでも お構いなしか》 274 00:19:51,924 --> 00:19:59,965 ♬~ 275 00:19:59,965 --> 00:20:01,934 数が多い…! 276 00:20:03,969 --> 00:20:06,939 (クルニ)くっ…! 正直 きついっす! 277 00:20:08,974 --> 00:20:10,943 矢に気をとられるな! 278 00:20:11,977 --> 00:20:15,948 ガトガさん 弓兵を仕留めてください! ここは俺たちが! 279 00:20:16,982 --> 00:20:19,985 あっ!? 行ってください! 280 00:20:19,985 --> 00:20:22,955 このままじゃ どっちにしろ ジリ貧だ! 281 00:20:23,989 --> 00:20:26,992 …わかった! 任せるぞ!! 282 00:20:26,992 --> 00:20:42,007 ♬~ 283 00:20:42,007 --> 00:20:44,009 《いくらなんでも数が多すぎる》 284 00:20:44,009 --> 00:20:46,979 《外周の立哨は どうなってるんだ?》 285 00:20:51,016 --> 00:20:52,985 このーっ!! 286 00:20:56,021 --> 00:20:57,990 (刺す音) 287 00:21:02,995 --> 00:21:04,997 アリューシア! 288 00:21:04,997 --> 00:21:09,001 君たちで 王子と王女を連れて 馬車まで後退できるか? 289 00:21:09,001 --> 00:21:12,004 ここにいるよりは守りやすいはずだ。 290 00:21:12,004 --> 00:21:15,007 この3人なら なんとか! 291 00:21:15,007 --> 00:21:18,043 ですが 先生は!? 俺は ここで なるべく数を減らす。 292 00:21:18,043 --> 00:21:22,014 外周の騎士も集めて 馬車の守りに専念してくれ! 293 00:21:23,048 --> 00:21:25,050 ヘンブリッツ 集合の合図を! 294 00:21:25,050 --> 00:21:27,052 はっ! 295 00:21:27,052 --> 00:21:30,055 (笛) 296 00:21:30,055 --> 00:21:32,958 クルニ! 動きますよ! (クルニ)はいっす! 297 00:21:32,958 --> 00:21:35,961 王子と王女は この3人に ついていってください! 298 00:21:35,961 --> 00:21:37,963 身をかがめるのを忘れずに! 299 00:21:37,963 --> 00:21:39,965 わかりました! 300 00:21:39,965 --> 00:21:43,969 ♬~ 301 00:21:43,969 --> 00:21:47,973 ♬~ 302 00:21:47,973 --> 00:21:52,978 (遠雷) 303 00:21:52,978 --> 00:21:54,980 ⚞(足音) 304 00:21:56,982 --> 00:22:04,990 (荒い息) 305 00:22:05,991 --> 00:22:09,995 先生 やっぱり お強いですね。 306 00:22:09,995 --> 00:22:13,999 いや 数が多くて難儀したよ。 307 00:22:13,999 --> 00:22:17,002 でも これで ようやく話せるね。 308 00:22:17,002 --> 00:22:23,008 ♬~ 309 00:22:23,008 --> 00:22:27,012 (雷鳴) 310 00:22:27,012 --> 00:22:31,016 (雨の音) 311 00:22:32,985 --> 00:22:37,957 ♬~ 312 00:24:04,009 --> 00:24:06,979 〈ひと息入れようと思って オープンカフェに入ったけど→ 313 00:24:06,979 --> 00:24:10,015 人通りが多くて落ち着かない〉 314 00:24:10,015 --> 00:24:11,984 〈はあ~ 疲れた…〉 315 00:24:13,018 --> 00:24:16,989 〈次回 「片田舎のおっさん、剣聖と呼ばれる」〉