1 00:00:33,600 --> 00:00:35,602 (ベリル・ガーデナント)味方を殺したのかい? 2 00:00:35,602 --> 00:00:39,606 (ロゼ・マーブルハート)わざわざ殺さなくても 気絶させるのは簡単でしたよ。 3 00:00:39,606 --> 00:00:43,610 先生相手だと そうはいかないでしょうけど。 4 00:00:43,610 --> 00:00:47,614 褒め言葉として受け取っておくよ 一応ね。 5 00:00:47,614 --> 00:00:49,616 いつから気づいてました? 6 00:00:49,616 --> 00:00:53,620 劇場で刺客をあっさり殺した時から 違和感はあった。 7 00:00:54,621 --> 00:00:58,625 (ベリルの声)君の腕なら それこそ 殺さずに制圧できたはずだ。 8 00:00:58,625 --> 00:01:00,627 (ロゼの声)ええ 簡単ですね。 9 00:01:00,627 --> 00:01:02,629 (ベリルの声)で さっき。 10 00:01:02,629 --> 00:01:05,632 途中から 抜けてくる刺客の数が一気に増えた。 11 00:01:05,632 --> 00:01:09,636 そして 君の姿が見当たらない。 12 00:01:09,636 --> 00:01:14,641 どうして 刺客たちを通したのか 話を聞かせてもらおうか ロゼ。 13 00:01:16,643 --> 00:01:20,647 グレン王子が王位を継ぐと それほど都合が悪いのかな? 14 00:01:20,647 --> 00:01:22,649 (ロゼ)先生は→ 15 00:01:22,649 --> 00:01:27,654 国の中枢が くだらない権力争いに 明け暮れていたら…。 16 00:01:27,654 --> 00:01:33,627 年々 国が疲弊し 一刻も早く浄化する必要に迫られたら…。 17 00:01:33,627 --> 00:01:35,596 先生は どうしますか? 18 00:01:37,631 --> 00:01:41,635 俺は田舎のおじさんだから 政治のことは わからない。 19 00:01:41,635 --> 00:01:45,639 ただ 俺の元弟子が 道を踏み外している様を見て→ 20 00:01:45,639 --> 00:01:47,608 目をそらすことは できないよ。 21 00:01:49,643 --> 00:01:51,645 踏み外してますか? 22 00:01:51,645 --> 00:01:55,649 俺は 人を守るための剣を教えたはずだ。 23 00:01:55,649 --> 00:01:59,653 (ロゼ)私も 大勢の人を守るために やっているんです。 24 00:01:59,653 --> 00:02:02,656 これも救世の剣です。 25 00:02:02,656 --> 00:02:07,661 先生だって ここに来るまでに何人も殺したでしょう? 26 00:02:07,661 --> 00:02:09,663 同じことですよ。 27 00:02:09,663 --> 00:02:12,666 王子の命を狙う刺客を倒すことと→ 28 00:02:12,666 --> 00:02:18,672 教皇派に権力を持たせるために 王子を殺すことは 同じではないよ。 29 00:02:18,672 --> 00:02:23,677 国がまとまれば 子供たちが飢えと寒さで死ぬこともなくなる。 30 00:02:23,677 --> 00:02:26,680 教皇様は そうおっしゃいました。 31 00:02:26,680 --> 00:02:31,585 子供たちは 君の手が血に染まることを 望まないと思うけど。 32 00:02:31,585 --> 00:02:36,590 それでも… いえ もはや これ以上は。 33 00:02:36,590 --> 00:02:41,595 話の続きは しかるべき場所で聞かせてもらうよ。 34 00:02:41,595 --> 00:02:44,598 それじゃあ 抵抗しますね。 35 00:02:46,600 --> 00:03:08,622 ♬~ 36 00:04:30,637 --> 00:04:32,606 (ヘンブリッツ・ドラウト)くっ…! フッ! 37 00:04:32,606 --> 00:04:34,608 うっ…! フンッ! 38 00:04:34,608 --> 00:04:45,619 ♬~ 39 00:04:45,619 --> 00:04:47,587 (クルニ・クルーシエル)やあーっ!! 40 00:04:52,626 --> 00:04:54,594 (ヘンブリッツ)うお~っ…!! 41 00:04:58,632 --> 00:05:02,602 何っ!? 身体強化の魔装具か! 42 00:05:03,637 --> 00:05:05,639 ハァッ! 43 00:05:05,639 --> 00:05:08,608 (アリューシア・シトラス)落ち着いて対処すれば どうということは ありません! 44 00:05:10,644 --> 00:05:12,612 (クルニ)フゥーッ! (ヘンブリッツ)ハァーッ! 45 00:05:13,647 --> 00:05:17,651 団長! ベリル殿は1人で大丈夫でしょうか!? 46 00:05:17,651 --> 00:05:20,654 加勢に行ってもいいっすか!? 47 00:05:20,654 --> 00:05:24,658 今は 目の前の敵に集中しなさい!! 先生の強さを信じるのです! 48 00:05:24,658 --> 00:05:34,568 ♬~ 49 00:05:34,568 --> 00:05:37,571 戦ってはくれないのですか 先生! 50 00:05:37,571 --> 00:05:41,575 止めるのでしょう? 私を! 止められるのなら 止めてください! 51 00:05:41,575 --> 00:05:44,578 元弟子が相手だと やりづらいですか? 52 00:05:44,578 --> 00:05:46,580 否定は できないかな。 53 00:05:46,580 --> 00:05:54,588 ♬~ 54 00:05:54,588 --> 00:05:56,590 あっ…! 55 00:05:57,591 --> 00:06:00,594 (ロゼ)フフ… 先生は強いですね。 56 00:06:00,594 --> 00:06:04,598 私が一方的に攻めているのに 勝てる気がしません。 57 00:06:04,598 --> 00:06:07,601 じゃあ 降参してくれるかい? 58 00:06:07,601 --> 00:06:09,603 それは できません。 59 00:06:09,603 --> 00:06:13,607 私が ここで しくじると 孤児院の子供たちが死にますから。 60 00:06:13,607 --> 00:06:15,609 えっ…。 61 00:06:15,609 --> 00:06:17,611 (ロゼ)要するに人質ですよ。 62 00:06:17,611 --> 00:06:20,614 教皇様は 万全を期したいのでしょうね。 63 00:06:20,614 --> 00:06:24,618 そんなことしなくても 手を抜くつもりはないんですけど。 64 00:06:25,619 --> 00:06:27,621 怒ってるんですね…。 65 00:06:27,621 --> 00:06:31,591 初めて見ましたよ。 先生の そんな顔。 66 00:06:31,591 --> 00:06:36,596 ああ。 だけど 君に怒っているんじゃない。 67 00:06:36,596 --> 00:06:38,598 (ロゼ)じゃあ せめて…→ 68 00:06:38,598 --> 00:06:42,569 叱ってください。 この不出来な弟子を。 69 00:06:42,569 --> 00:06:45,572 (雷鳴) 70 00:06:45,572 --> 00:06:47,574 ロゼ。 はい。 71 00:06:47,574 --> 00:06:49,576 (ため息) 72 00:06:49,576 --> 00:06:52,579 君を斬るよ。 73 00:06:52,579 --> 00:06:54,581 フッ…。 74 00:06:55,582 --> 00:06:57,617 フッ! 75 00:06:57,617 --> 00:07:07,627 ♬~ 76 00:07:07,627 --> 00:07:12,632 さすが先生 盾持ちとの戦い方も心得ていましたか。 77 00:07:12,632 --> 00:07:14,634 あっ…。 78 00:07:14,634 --> 00:07:17,604 一応 素人じゃないんでね。 79 00:07:19,639 --> 00:07:23,643 《盾は ロゼを守るが 同時に俺も守ってくれる》 80 00:07:23,643 --> 00:07:28,648 《つまり… ロゼからも 盾が邪魔で攻撃しづらい位置がある》 81 00:07:28,648 --> 00:07:36,589 ♬~ 82 00:07:36,589 --> 00:07:38,591 ぐっ…! 83 00:07:38,591 --> 00:07:40,593 《盾を下げての攻撃は厄介だ》 84 00:07:40,593 --> 00:07:43,596 《突きの初動が捉えにくい》 85 00:07:43,596 --> 00:07:45,598 《集中…!》 86 00:07:45,598 --> 00:07:58,611 ♬~ 87 00:07:58,611 --> 00:08:00,580 《今!》 88 00:08:02,615 --> 00:08:04,584 (ロゼ)あっ…! 89 00:08:07,620 --> 00:08:11,624 ぐっ… ぐふっ…! 90 00:08:11,624 --> 00:08:14,627 うっ…! ぐっ…! 91 00:08:14,627 --> 00:08:16,596 勝負ありだね。 92 00:08:18,631 --> 00:08:23,636 なんですか その剣… ずるいですよ…。 93 00:08:23,636 --> 00:08:28,641 うん。 でも 君相手に 二度は通用しない。 94 00:08:28,641 --> 00:08:33,546 だから 一太刀で君を動けなくする機会を 選んだつもりだよ。 95 00:08:33,546 --> 00:08:38,551 フフッ… やっぱり 先生は強いですね。 96 00:08:38,551 --> 00:08:42,555 普通の剣でも… 多分 負けてましたよ…。 97 00:08:42,555 --> 00:08:44,557 どうだろう。 98 00:08:44,557 --> 00:08:49,562 ロゼも うちの道場にいた頃と比べると 見違えるほど強くなってるし。 99 00:08:49,562 --> 00:08:51,564 フフ…。 100 00:08:51,564 --> 00:08:53,566 先生…。 ん? 101 00:08:53,566 --> 00:08:58,571 (ロゼ)殺してください… 先生の手で…。 102 00:08:58,571 --> 00:09:00,573 それは できないよ…。 103 00:09:00,573 --> 00:09:04,577 君は 生きて罪を償い 向き合っていくべきだ…。 104 00:09:04,577 --> 00:09:09,582 それに 俺が教えられなかったことも あるようだしね。 105 00:09:09,582 --> 00:09:11,584 そうですか…。 106 00:09:11,584 --> 00:09:13,586 ⚞(ガトガ・ラズオーン)ガーデナント! 107 00:09:13,586 --> 00:09:16,589 (ガトガ)ロゼ どうした!? やられたのか!? 108 00:09:17,590 --> 00:09:21,594 ガトガさん 弓兵は? (ガトガ)片付けた。 109 00:09:21,594 --> 00:09:27,600 俺がそっちに向かう前に ロゼが刺客の迎撃に向かうのが見えたんで→ 110 00:09:27,600 --> 00:09:29,602 加勢しに来たんだが…。 111 00:09:30,603 --> 00:09:33,573 奇跡… ですか…。 (ガトガ)ああ。 112 00:09:33,573 --> 00:09:36,576 私は使えないんですよね~。 113 00:09:36,576 --> 00:09:38,545 (ガトガ)少し黙ってろ。 114 00:09:41,581 --> 00:09:46,586 (ガトガ)よし 出血は止めた。 命の心配は しなくていい。 115 00:09:46,586 --> 00:09:49,589 で 何があったんだ? ガーデナント。 116 00:09:49,589 --> 00:09:52,592 王子たちは アリューシアが逃がしました。 117 00:09:52,592 --> 00:09:55,595 ロゼは… 私が斬りました。 118 00:09:55,595 --> 00:09:57,597 何…!? 119 00:09:57,597 --> 00:10:00,600 ロゼが 王子暗殺に加担していたので。 120 00:10:00,600 --> 00:10:02,602 (ガトガ)本当か ロゼ…! 121 00:10:02,602 --> 00:10:04,604 はい…。 122 00:10:04,604 --> 00:10:07,607 教皇に無理やり従わされているようでした。 123 00:10:07,607 --> 00:10:10,610 孤児院の子供たちを 人質にされているらしくて。 124 00:10:10,610 --> 00:10:13,613 (ガトガ)そこまで…! するでしょうね。 125 00:10:13,613 --> 00:10:19,586 神のためなら自分の命も惜しまない連中が 何人もいるみたいですから。 126 00:10:19,586 --> 00:10:24,591 子供たちの命を軽く見ていたとしても 不思議ではありません。 127 00:10:24,591 --> 00:10:28,595 チッ…! まずは 子供たちの捜索と安全確保か。 128 00:10:28,595 --> 00:10:30,597 お願いします。 129 00:10:30,597 --> 00:10:34,634 ガトガさん ロゼは…。 (ガトガ)ひとまず 首謀者はヒンニスだった。 130 00:10:34,634 --> 00:10:38,605 ロゼは 巻き込まれて応戦したが負傷した。 この線でいく。 131 00:10:38,605 --> 00:10:40,607 えっ? 132 00:10:40,607 --> 00:10:42,609 隠蔽は駄目ですよ 団長。 133 00:10:42,609 --> 00:10:46,613 (ガトガ)お前は 口を挟むな。 普通なら極刑だ。 134 00:10:46,613 --> 00:10:52,619 バレたら あなたも ただでは済みませんよ。 なぜ そこまでするんです…? 135 00:10:52,619 --> 00:10:54,621 (ガトガ)妹なんだよ。 は…? 136 00:10:54,621 --> 00:10:58,625 (ガトガ)血の繋がっていない 義理の妹ではあるがな。 137 00:10:58,625 --> 00:11:01,628 こいつが小さい時から知ってる。 138 00:11:01,628 --> 00:11:05,632 実は そうなんです。 先生 びっくりしました? 139 00:11:06,633 --> 00:11:10,637 さっきから びっくりし通しだよ…。 140 00:11:10,637 --> 00:11:13,640 (ガトガ)ったく 教会騎士団の中身も→ 141 00:11:13,640 --> 00:11:15,642 洗い直さなきゃならんな。 142 00:11:15,642 --> 00:11:17,644 ちなみに ガトガさんは→ 143 00:11:17,644 --> 00:11:19,646 教皇派 王権派 どっちなんです? 144 00:11:19,646 --> 00:11:23,650 (ガトガ)立場は中立だが 心情としてはグレン王子だ。 145 00:11:23,650 --> 00:11:27,687 (ロゼ)私は 王族も信用できません。 146 00:11:27,687 --> 00:11:31,591 レビオス司教も 不当な罪で裁かれましたし。 147 00:11:31,591 --> 00:11:36,596 ん? レビオスって… あの 不当な罪というのは? 148 00:11:36,596 --> 00:11:40,600 経典を恣意的に読み解き 禁忌に至った罪だ。 149 00:11:40,600 --> 00:11:43,603 王権派がでっち上げたっていう噂もあってな。 150 00:11:44,604 --> 00:11:47,607 (ベリルの声)レビオス司教は まさしく罪を犯していますよ。 151 00:11:47,607 --> 00:11:49,609 (ロゼの声)えっ…? 152 00:11:49,609 --> 00:11:52,612 (ベリルの声)彼を捕らえたのは 俺だから。 (ガトガの声)何…!? 153 00:11:52,612 --> 00:11:55,615 (ベリルの声)死者蘇生の奇跡を再現するために→ 154 00:11:55,615 --> 00:11:59,619 犯罪者と結託して 死体の売買に手を染めていました。 155 00:11:59,619 --> 00:12:03,623 そんな…! じゃあ 教皇様がおっしゃっていたのは…。 156 00:12:03,623 --> 00:12:06,626 教皇様が どんな人か 俺は知らない…。 157 00:12:06,626 --> 00:12:12,632 ただ 神を信じるのと同じように 無条件で信じていい人なのか→ 158 00:12:12,632 --> 00:12:15,635 改めて考えたほうがいい。 159 00:12:15,635 --> 00:12:19,639 …だとよ。 耳が痛えな ロゼ。 はい…。 160 00:12:19,639 --> 00:12:24,644 君の意志の強さは 別の方向に生かしてほしい。 161 00:12:24,644 --> 00:12:28,648 俺が教えていたのは そういう剣のつもりだから。 162 00:12:33,586 --> 00:12:35,588 (ロゼ)先生…。 ん…? 163 00:12:35,588 --> 00:12:37,590 私 死ねなくなりました。 164 00:12:37,590 --> 00:12:41,594 本当の正義を この目で確かめるまでは 死ねません…! 165 00:12:41,594 --> 00:12:43,596 あっ…! 166 00:12:46,599 --> 00:12:51,604 ちょっと かっこいいこと言ったのに こんな格好じゃ締まりませんね~。 167 00:12:51,604 --> 00:12:53,606 (ガトガ)贅沢言うな。 ハハハハ…! 168 00:12:53,606 --> 00:12:57,610 ガトガさん ロゼをお願いします。 169 00:12:57,610 --> 00:12:59,612 俺のできる範囲でな。 170 00:12:59,612 --> 00:13:03,616 それより おたくも一枚かんでるってことは 忘れないでくれ。 171 00:13:03,616 --> 00:13:06,619 ええ 他言はしません。 172 00:13:07,620 --> 00:13:09,622 先生。 なんだい? 173 00:13:09,622 --> 00:13:14,627 ありがとうございます。 このお礼は いつか必ず…! 174 00:13:14,627 --> 00:13:20,633 気にしなくていいよ。 弟子の不手際をかぶるのも 師匠の役目さ。 175 00:13:22,635 --> 00:13:27,674 (荒い息) 176 00:13:27,674 --> 00:13:29,676 うっ…! 177 00:13:29,676 --> 00:13:33,613 (荒い息) 今ので最後っすか? 178 00:13:33,613 --> 00:13:37,583 油断はするな! 山は越えたが まだ来るかもしれん! 179 00:13:38,584 --> 00:13:42,588 ヘンブリッツ クルニ 引き続き 直衛をお願いできますか。 180 00:13:42,588 --> 00:13:44,590 はいっす! 181 00:13:44,590 --> 00:13:47,593 心得ました! (荒い息) 182 00:13:47,593 --> 00:13:51,597 他の者は 周囲の索敵と掃討。 私は先生を…。 183 00:13:51,597 --> 00:13:54,600 おお! こっちも大体 片付いたみたいだね。 184 00:13:55,635 --> 00:13:57,603 先生! 185 00:13:58,638 --> 00:14:01,641 (ヘンブリッツ)ベリル殿が しんがりを務めてくださったので→ 186 00:14:01,641 --> 00:14:03,643 なんとか守りきれました。 187 00:14:03,643 --> 00:14:05,645 (クルニ)先生が数を減らしてくれたおかげっす。 188 00:14:05,645 --> 00:14:07,647 もう刺客は来ないと思う。 189 00:14:07,647 --> 00:14:12,618 ただね… 俺の近くで戦ってたロゼが 深手を負ってしまって。 190 00:14:13,653 --> 00:14:17,657 さっき ガトガさんと合流して 医者への搬送は 彼に任せた。 191 00:14:17,657 --> 00:14:19,659 応急手当ても済んでる。 192 00:14:19,659 --> 00:14:21,661 そうでしたか。 193 00:14:21,661 --> 00:14:24,664 では 代わりの馬を手配し この場を撤収します。 194 00:14:24,664 --> 00:14:27,667 はいっす! いやあ どうなるかと思ったっすよ。 195 00:14:27,667 --> 00:14:31,637 《いろいろあったけど 一応 役目は果たせたかな…》 196 00:14:38,578 --> 00:14:42,582 じゃあ 農業地区の後始末は もう終わったんだね? 197 00:14:42,582 --> 00:14:46,586 はい。 収穫前の作物が傷んでしまった 区画についても→ 198 00:14:46,586 --> 00:14:49,589 国から農家に補償が下ります。 199 00:14:49,589 --> 00:14:51,591 痛い出費だろうけど→ 200 00:14:51,591 --> 00:14:55,595 とにかく 王子と王女に怪我がなくて よかったよ。 201 00:14:55,595 --> 00:14:59,599 (エヴァンス・ジーン)団長! 王宮から団長宛てに 至急のお手紙です。 202 00:14:59,599 --> 00:15:01,601 ありがとう エヴァンス。 203 00:15:04,604 --> 00:15:06,606 呼び出しかい? 204 00:15:06,606 --> 00:15:11,611 ええ。 こたびの働きに対して お褒めのお言葉と→ 205 00:15:11,611 --> 00:15:14,614 宮中晩餐会への招待ですね。 206 00:15:14,614 --> 00:15:18,618 へえ~ よかったじゃないか。 ぜひ行ってくるといい。 207 00:15:18,618 --> 00:15:20,620 先生の名も書かれています。 208 00:15:20,620 --> 00:15:22,622 そっか。 …えっ!? 209 00:15:22,622 --> 00:15:25,625 素晴らしい! ぜひ行かれるべきです! 210 00:15:25,625 --> 00:15:29,629 王宮の中なんて 叙任の時に一回入ったきりっす。 211 00:15:29,629 --> 00:15:31,564 めったに行けないっすよ! 212 00:15:31,564 --> 00:15:34,567 いやあ あの… それ 辞退って できない? 213 00:15:34,567 --> 00:15:40,573 宮中晩餐会を辞退したという前例は 聞いたことがありませんので なんとも…。 214 00:15:40,573 --> 00:15:42,575 多分 死刑っすよ。 215 00:15:42,575 --> 00:15:44,577 死刑!? 216 00:15:45,578 --> 00:15:48,581 (ルーシー・ダイアモンド)そろそろ始まる頃かの。 217 00:15:48,581 --> 00:15:50,583 (フィッセル・ハーベラー)私も行きたかった。 218 00:15:50,583 --> 00:15:52,585 (ルーシー)呼ばれとらんものには行けんじゃろ。 219 00:15:52,585 --> 00:15:56,589 代わってやれたら あやつも喜んだかもしれんがな。 220 00:15:56,589 --> 00:16:00,593 先生は 多分 ああいうの苦手。 221 00:16:00,593 --> 00:16:04,597 フッ… あやつは 己の器というものをわかっとらんし→ 222 00:16:04,597 --> 00:16:07,600 思い知るには いい機会じゃ。 223 00:16:07,600 --> 00:16:09,602 それは賛成。 224 00:16:10,636 --> 00:16:15,641 (スレナ・リサンデラ)《先生 晴れの席を この目で見られないのは残念です》 225 00:16:15,641 --> 00:16:17,643 《しばらく 仕事で首都を離れますが→ 226 00:16:17,643 --> 00:16:20,646 戻ったら ぜひ お祝いさせてください》 227 00:16:20,646 --> 00:16:22,615 ハッ! (いななき) 228 00:16:23,649 --> 00:16:26,652 《どうして こうなった…》 229 00:16:26,652 --> 00:16:29,655 《この すさまじい居心地の悪さ…》 230 00:16:29,655 --> 00:16:32,558 《俺以外全員 どう見ても 国のお偉いさんだ…》 231 00:16:32,558 --> 00:16:34,560 (ため息) 232 00:16:34,560 --> 00:16:37,563 《アリューシアは よく平然としていられるな…》 233 00:16:37,563 --> 00:16:42,568 《やっぱり 騎士団長ともなると こういう席に何度も呼ばれてるのか…》 234 00:16:42,568 --> 00:16:47,573 《クルニの冗談を真に受けたわけじゃないけど アリューシアの顔は潰せないしね…》 235 00:16:47,573 --> 00:16:51,577 (侍従)グラディオ陛下 サラキア王女殿下が お出ましになります。 236 00:16:51,577 --> 00:16:57,583 ♬~(音楽) 237 00:16:57,583 --> 00:17:00,586 (グラディオ・アスフォード・エル・レベリス) 待たせてしまったかな? 238 00:17:00,586 --> 00:17:02,588 とんでもないことです。 239 00:17:02,588 --> 00:17:05,591 このような場にお招きいただき 感謝いたします。 240 00:17:05,591 --> 00:17:08,594 今日は 礼をしたくて呼んだのだ。 241 00:17:08,594 --> 00:17:12,598 こたびは 娘の窮地を救ってくれたこと ありがたく思うぞ。 242 00:17:12,598 --> 00:17:14,600 お褒めいただき光栄です。 243 00:17:14,600 --> 00:17:17,603 《アリューシアが王様と会話してる…!》 244 00:17:17,603 --> 00:17:21,607 (サラキア・アスフォード・エル・レベリス)アリューシア ベリル 今日は 来てくださって嬉しいですわ。 245 00:17:21,607 --> 00:17:23,609 気兼ねなく楽しんでくれ。 246 00:17:23,609 --> 00:17:26,612 過分なお言葉 恐れ入ります。 247 00:17:26,612 --> 00:17:28,614 失礼します。 248 00:17:28,614 --> 00:17:30,616 《おおっ これは…!》 249 00:17:30,616 --> 00:17:33,619 《生!? 魚って干物にするもんじゃないの?》 250 00:17:35,554 --> 00:17:38,557 《これは… ワインかな?》 251 00:17:38,557 --> 00:17:41,561 では 頂こうか。 252 00:17:42,562 --> 00:17:44,563 《おっと…!》 253 00:17:51,571 --> 00:17:53,572 …おいしい! 254 00:17:53,572 --> 00:17:55,574 ウフフ… お口に合ったようで何よりですわ。 255 00:17:55,574 --> 00:17:58,578 アハ… アハハ… お恥ずかしい。 256 00:17:58,578 --> 00:18:00,580 (グラディオ)ベリルよ。 257 00:18:00,580 --> 00:18:04,583 今回の件 おぬしの存在が大きかったと 報告を受けている。 258 00:18:04,583 --> 00:18:08,588 お父様 ベリルは 本当にすごかったのですよ。 259 00:18:08,588 --> 00:18:10,590 波のように押し寄せる敵兵を次々と…! 260 00:18:10,590 --> 00:18:13,592 いえ そんな…。 ハハハハハ…。 261 00:18:13,592 --> 00:18:15,594 《お姫様も大げさなのね…》 262 00:18:15,594 --> 00:18:20,633 特別指南役 どうやら正解だったようだな。 263 00:18:20,633 --> 00:18:23,636 はい。 陛下のご決断に感謝いたします。 264 00:18:23,636 --> 00:18:25,638 《ん…?》 265 00:18:25,638 --> 00:18:28,608 (グラディオ)これは まだ 公表はしておらんが…。 266 00:18:28,608 --> 00:18:34,580 サラキアは スフェンドヤードバニアの グレン王子に嫁ぐ予定となっている。 267 00:18:34,580 --> 00:18:37,583 《妃をめとり 王位継承の準備は完了…》 268 00:18:37,583 --> 00:18:41,587 《遊覧中止なんていう弱みは 見せられなかったのだろう…》 269 00:18:41,587 --> 00:18:46,559 (グラディオ)しかし 他国へ 身ひとつで嫁がせるには不安もある…。 270 00:18:46,559 --> 00:18:51,564 《ふむ… まあ 当人同士は仲良さそうだし 大事にしてもらえるとは思うけど…》 271 00:18:51,564 --> 00:18:56,569 《政権争いのど真ん中だからなあ 親としては不安だろう…》 272 00:18:56,569 --> 00:18:58,571 (グラディオ)そこで 新しく→ 273 00:18:58,571 --> 00:19:03,576 サラキアの護衛に専従する ロイヤルガードを編成することにした。 274 00:19:03,576 --> 00:19:08,614 ベリルよ。 おぬしがよければ ロイヤルガードに推挙しても構わんぞ。 275 00:19:08,614 --> 00:19:10,616 ふぇっ!? 276 00:19:10,616 --> 00:19:13,619 《あっ まずい… 変な声 出ちゃった…》 277 00:19:13,619 --> 00:19:16,622 もう お父様は心配性ですわね。 278 00:19:16,622 --> 00:19:19,625 《いやいや 王女様 それが親心ってもんだし→ 279 00:19:19,625 --> 00:19:21,594 俺も 最近 ちょっとわかるように…→ 280 00:19:21,594 --> 00:19:23,629 って 今は それどころじゃ…》 281 00:19:23,629 --> 00:19:26,632 陛下 恐れながら申し上げますが→ 282 00:19:26,632 --> 00:19:31,537 レベリオ騎士団の今後の発展 ひいては レベリス王国の繁栄には→ 283 00:19:31,537 --> 00:19:35,541 ガーデナント氏の継続的な助力が 不可欠であると愚考します。 284 00:19:35,541 --> 00:19:41,547 ふむ。 騎士団長が そう申すのであれば そうなのだろうな…。 285 00:19:41,547 --> 00:19:43,549 では ベリル。 はい! 286 00:19:43,549 --> 00:19:46,552 おぬしを剣聖と呼ぶ者もおると聞く。 287 00:19:46,552 --> 00:19:52,558 その二つ名にたがわぬ力… 今後とも 国のために使ってくれ。 288 00:19:52,558 --> 00:19:54,560 う… 承りました。 289 00:19:54,560 --> 00:19:57,563 《剣聖って 言ってるの アリューシアだけなんじゃ…》 290 00:19:57,563 --> 00:19:59,565 《って なんで!?》 291 00:19:59,565 --> 00:20:04,570 国王陛下が先生のことを剣聖とお認めに…! 292 00:20:04,570 --> 00:20:06,572 《なんか違うんじゃない? それ》 293 00:20:06,572 --> 00:20:08,574 《君が吹き込んだだけだよね?》 294 00:20:08,574 --> 00:20:12,578 《年老いたおやじにも勝ったことないのに どの辺が剣聖なの?》 295 00:20:13,579 --> 00:20:16,582 (ミュイ・フレイア)何? それ。 手土産に持たせてくれたんだ。 296 00:20:16,582 --> 00:20:20,586 (ミュイ)へえ~ ガラスの皿か。 きれいじゃん。 297 00:20:20,586 --> 00:20:22,588 もったいなくて使えない…。 298 00:20:22,588 --> 00:20:25,591 かといって 物置の肥やしにするのもなあ…。 299 00:20:25,591 --> 00:20:28,594 ところで おいしそうなにおいがするんだけど。 300 00:20:28,594 --> 00:20:31,597 アタシ 今から晩飯だから ポトフ作った。 301 00:20:31,597 --> 00:20:34,600 俺の分ってある? いいもん食ってきたんじゃねえの? 302 00:20:34,600 --> 00:20:36,602 それとこれとは別だ。 303 00:20:38,604 --> 00:20:40,606 いただきまーす! 304 00:20:41,607 --> 00:20:46,612 ついこないだまで こんなあったかい飯なんて食えなかったのに。 305 00:20:46,612 --> 00:20:48,614 変われば変わるもんだな。 306 00:20:50,616 --> 00:20:52,618 俺も ついこないだまで→ 307 00:20:52,618 --> 00:20:56,622 片田舎で剣術道場をやってる しがない中年だったのに→ 308 00:20:56,622 --> 00:20:59,625 まさか 王宮にお呼ばれするなんてね…。 309 00:20:59,625 --> 00:21:03,629 王様に褒められたんだろ? ああ 一応ね。 310 00:21:03,629 --> 00:21:06,632 やるじゃん おっさん。 すげえな! 311 00:21:07,633 --> 00:21:11,637 ミュイに褒められるほうが 王様に褒められるより嬉しいかも。 312 00:21:11,637 --> 00:21:13,639 (ミュイ)んなわけねえだろ。 313 00:21:13,639 --> 00:21:15,641 嘘じゃないよ。 それに…。 314 00:21:17,643 --> 00:21:22,648 うん! 王宮で食べた どの料理よりも ミュイのポトフのほうがうまい! 315 00:21:22,648 --> 00:21:25,651 (ミュイ)フフ… おっさん 話盛りすぎ。 316 00:21:25,651 --> 00:21:30,656 盛ってない。 俺は こういう普通の暮らしが好きなんだ。 317 00:21:39,598 --> 00:21:42,601 (モルデア・ガーデナント)おーい ランドリド! ちょっと来てくれ! 318 00:21:42,601 --> 00:21:44,603 (ランドリド・パトルロック) はーい! ただいま参ります! 319 00:21:44,603 --> 00:21:47,606 (モルデア)これな さっき ベリルから届いた。 320 00:21:47,606 --> 00:21:49,608 (ランドリド)先生からですか。 321 00:21:49,608 --> 00:21:52,611 (モルデア)王宮の晩餐会で 国王陛下とお目通り…。 322 00:21:52,611 --> 00:21:56,649 これが その時の手土産だと…。 へえ…。 323 00:21:56,649 --> 00:22:00,619 (モルデア)もったいなくて使えないが 寝かしとくのも気が引けるってよ。 324 00:22:00,619 --> 00:22:02,621 先生らしいですね。 325 00:22:03,622 --> 00:22:06,625 剣聖ねえ…。 326 00:22:06,625 --> 00:22:09,628 「陛下に 正しい情報が伝わっていなかったせいで→ 327 00:22:09,628 --> 00:22:14,633 そう呼ばれて肝が冷えた」と 先生は書かれてますけど…。 328 00:22:15,668 --> 00:22:19,672 (モルデア)結局は あいつ次第だからな…。 329 00:22:19,672 --> 00:22:22,675 楽しみにしてるぜ…。 330 00:22:22,675 --> 00:22:27,646 片田舎の剣士が 本物の剣聖になる日をな…。 331 00:22:32,585 --> 00:22:37,590 ♬~ 332 00:24:01,607 --> 00:24:10,616 ♬~