1 00:02:07,774 --> 00:02:10,777 <日本列島の最北端にある 寒冷地帯> 2 00:02:10,777 --> 00:02:14,781 <かつて 蝦夷の国と呼ばれた この土地は→ 3 00:02:14,781 --> 00:02:16,783 その複雑な地形と→ 4 00:02:16,783 --> 00:02:20,787 厳しい自然環境 故に 人を寄せ付けず→ 5 00:02:20,787 --> 00:02:25,787 いまだ 原始の自然や 動植物が残っております> 6 00:02:32,799 --> 00:02:38,805 (とがめ)うわー!→ 7 00:02:38,805 --> 00:02:40,807 うわー! 寒い 寒い 寒い 寒い! 8 00:02:40,807 --> 00:02:43,810 (とがめ)死ぬ 死ぬ 死ぬ 死んでしまう! 9 00:02:43,810 --> 00:02:49,816 <そんな 厳しい蝦夷地の中でも 極度の豪雪地帯と恐れられる→ 10 00:02:49,816 --> 00:02:53,820 壱級災害指定地域 絶対凍土の踊山に→ 11 00:02:53,820 --> 00:02:57,824 奇策士 とがめと 鑢 七花が→ 12 00:02:57,824 --> 00:03:00,827 生死を懸けて 登っていたのでございます> 13 00:03:00,827 --> 00:03:04,764 くっ… 勝手に 人の頭の上に 積もってゆくとは→ 14 00:03:04,764 --> 00:03:06,432 いまいましい雪め! 15 00:03:06,432 --> 00:03:08,101 (七花)痛っ! 痛えよ。 16 00:03:08,101 --> 00:03:10,770 そなたが よけないのが いけないのだ。 17 00:03:10,770 --> 00:03:12,772 んなこと言ったって…。 18 00:03:12,772 --> 00:03:16,776 しかし すげえな これが 蝦夷の雪っ子ってやつか。 19 00:03:16,776 --> 00:03:19,779 雪も すげえけど ホントに すげえのは 風なんだな。 20 00:03:19,779 --> 00:03:21,781 風が すごいから 膝までしか積もらない。 21 00:03:21,781 --> 00:03:24,784 常に 雪崩が起きてる みたいなもんだ。 22 00:03:24,784 --> 00:03:28,454 そんな描写などするな! 心まで寒くなってゆくではないか。 23 00:03:28,454 --> 00:03:31,691 だってよ まだ 山の中腹までも来てないんだぜ。 24 00:03:31,691 --> 00:03:35,695 頂上なんて どんなことに なってんだか 想像もつかないよ。 25 00:03:35,695 --> 00:03:38,698 しかも そこに住んでんだろ? 凍空一族だっけ。 26 00:03:38,698 --> 00:03:41,701 いったい どんなやつらなんだ? とがめ。 27 00:03:41,701 --> 00:03:45,705 き… きっと 雪だるまみたいな やからではないかな。 28 00:03:45,705 --> 00:03:48,708 いや 全身 毛むくじゃらの 雪男みたいな種族とか。 29 00:03:48,708 --> 00:03:52,712 まあ 寒さに強いということだけは間違いないぞ。 30 00:03:52,712 --> 00:03:54,714 間違いないぞって とがめ 知らねえのかよ。 31 00:03:54,714 --> 00:03:56,716 知らん まったく知らん。 32 00:03:56,716 --> 00:04:00,720 ついでを言うなら 双刀・鎚のことも 噂一つ聞かん。 33 00:04:00,720 --> 00:04:03,656 双つの刀と書いて 「双刀」という名 故に→ 34 00:04:03,656 --> 00:04:05,658 二本一組かもしれぬしな。 35 00:04:05,658 --> 00:04:09,662 あっ 凍空一族の先祖は 出雲の だいだら法師らしいぞ。 36 00:04:09,662 --> 00:04:12,432 そいつは 使える情報だな。 37 00:04:12,432 --> 00:04:15,668 …って とがめ そんなに 何も知らなくて→ 38 00:04:15,668 --> 00:04:17,670 どうやって 策を練るんだよ。 39 00:04:17,670 --> 00:04:20,673 奇策士ってのは 策を練らねえやつのことなのか? 40 00:04:20,673 --> 00:04:22,675 ほざけ! わたしは 策など練らん。 41 00:04:22,675 --> 00:04:24,677 わたしが練るのは 奇策だ! 42 00:04:24,677 --> 00:04:27,680 奇策ってのは 行き当たりばったりってことなのか? 43 00:04:27,680 --> 00:04:31,684 な… 何!? この ちぇっ ちぇりるれろ! 44 00:04:31,684 --> 00:04:33,686 寒いと 巻き舌になるんだな とがめは。 45 00:04:33,686 --> 00:04:36,689 無駄口をたたく暇があったら さっさと登るぞ。 46 00:04:36,689 --> 00:04:40,693 早くしないと こちらが 雪だるまになってしまうわ。 47 00:04:40,693 --> 00:04:50,693 ♪♪~ 48 00:08:25,718 --> 00:08:27,720 (否定姫) それにしても→ 49 00:08:27,720 --> 00:08:31,724 薩摩から蝦夷に 一っ飛びとは 相変わらず 読めない女だわね。→ 50 00:08:31,724 --> 00:08:34,727 そろそろ わたしが 尾張で 復権したと聞いても→ 51 00:08:34,727 --> 00:08:37,730 おかしくないはずなのに 余裕のつもりかしら。→ 52 00:08:37,730 --> 00:08:40,733 あんたは どう思う? 右衛門左衛門。 53 00:08:40,733 --> 00:08:44,737 (右衛門左衛門)何とも言えません。(否定姫)つまらない!→ 54 00:08:44,737 --> 00:08:46,739 っとに 面白くない男ね。→ 55 00:08:46,739 --> 00:08:50,743 闇より暗い あんたの暗黒顔に 仮面を着け→ 56 00:08:50,743 --> 00:08:53,746 わざわざ 「不忍」の2文字を あげたのは 誰か忘れたの? 57 00:08:53,746 --> 00:08:56,749 (右衛門左衛門)それは 姫さまが。 (否定姫)あ~ うざっ!→ 58 00:08:56,749 --> 00:08:59,752 答えなんて聞いてないわよ 答えなんて。→ 59 00:08:59,752 --> 00:09:03,756 否定する。 あんたを雇った日を わたしは 否定するわ。 60 00:09:03,756 --> 00:09:05,758 蝦夷といえば 絶対凍土。 61 00:09:05,758 --> 00:09:09,762 壱級災害指定地域の踊山。 62 00:09:09,762 --> 00:09:13,766 あそこには 凍空一族が持つ 双刀・鎚があるはず。 63 00:09:13,766 --> 00:09:17,703 2人は その鎚の収集のため 向かったかと。 64 00:09:17,703 --> 00:09:20,706 (否定姫)フンッ。 そんなことだろうと思ったのよ。→ 65 00:09:20,706 --> 00:09:23,943 それにしても あの女 簡単にいくと思っているのかしら。 66 00:09:23,943 --> 00:09:25,711 と言いますと? 67 00:09:25,711 --> 00:09:29,715 (否定姫)踊山が 災害地域に 指定された本当の理由 知ってる? 68 00:09:29,715 --> 00:09:34,720 日本最大の豪雪地帯だから ではないのですか? 69 00:09:34,720 --> 00:09:36,956 (否定姫)ウフッ きっと あの不愉快な女も→ 70 00:09:36,956 --> 00:09:38,724 そう思っているわよね。→ 71 00:09:38,724 --> 00:09:44,730 災害指定はね 踊山にではなく 古来より 踊山に住まう者ども→ 72 00:09:44,730 --> 00:09:49,735 鎚の所有者 凍空一族に対して 発せられたものなのよ。→ 73 00:09:49,735 --> 00:09:52,738 面白くなりそうね。 事情が分かるまで→ 74 00:09:52,738 --> 00:09:55,738 せいぜい あの虚刀流と いちゃついていればいいわ。 75 00:09:59,745 --> 00:10:03,749 しっ 七花 わたしが死んだら…。 ん? 76 00:10:03,749 --> 00:10:06,419 わたしが死んだら そなた 一人で 「ちぇりお」を→ 77 00:10:06,419 --> 00:10:09,655 気合を入れるための掛け声として 日本中に はやらせてくれ。 78 00:10:09,655 --> 00:10:13,426 な… 何 言ってんだよ。 しっかりしろよ とがめ! 79 00:10:13,426 --> 00:10:16,362 わたしは もう無理だ。 お… おい。 80 00:10:16,362 --> 00:10:18,598 どうやら ここまでのようだ。 81 00:10:18,598 --> 00:10:21,601 だから 七花 「ちぇりお」のことだけはどうか…。 82 00:10:21,601 --> 00:10:23,603 無茶言うなよ! 83 00:10:23,603 --> 00:10:25,605 「ちぇりお」を間違った意味で はやらせるなんて→ 84 00:10:25,605 --> 00:10:29,609 そんなの 俺 一人じゃできないよ。そなたならできる。 85 00:10:29,609 --> 00:10:32,612 そなたは わたしが選んだ刀だ。 無理だ! 86 00:10:32,612 --> 00:10:35,615 とがめが いてくれなきゃ 俺なんか 何にもできないよ。 87 00:10:35,615 --> 00:10:38,618 何を言う。 この半年で わたしは そなたに→ 88 00:10:38,618 --> 00:10:41,621 教えられるかぎりのことは 教えた。 89 00:10:41,621 --> 00:10:43,623 もう わたしの奇策なぞ 必要ないさ。 90 00:10:43,623 --> 00:10:45,625 なっ… とがめには まだ→ 91 00:10:45,625 --> 00:10:48,628 やらなくちゃいけないことが あるだろう。 92 00:10:48,628 --> 00:10:53,633 そなたと旅をして わたしは 初めて気付かされた。 93 00:10:53,633 --> 00:10:55,635 わたしの やってきたことは→ 94 00:10:55,635 --> 00:10:57,637 本当は 何の意味も ないのではないかと。 95 00:10:57,637 --> 00:11:00,640 えっ? 本当の幸せとは→ 96 00:11:00,640 --> 00:11:04,644 誰かと共に 新たな命をはぐくむこと。 97 00:11:04,644 --> 00:11:07,647 前に向かって 共に歩むことだと。 98 00:11:07,647 --> 00:11:11,651 そんなことにさえ わたしは これまで 気付かなかったのだ。 99 00:11:11,651 --> 00:11:15,655 とがめ それに気付くのは ちょっと まだ 早いんじゃ…。 100 00:11:15,655 --> 00:11:18,591 20年間 孤独に この道を歩んできた わたしだが→ 101 00:11:18,591 --> 00:11:22,595 出会って たかが半年の そなたに教えられた。 102 00:11:22,595 --> 00:11:24,597 人は どう生きるべきなのかと。 103 00:11:24,597 --> 00:11:29,368 いや 俺は まだ あんたの人生観を変えるようなことはしてねえよ。 104 00:11:29,368 --> 00:11:31,604 ん? 105 00:11:31,604 --> 00:11:33,606 何か 俺の体 変だ。 106 00:11:33,606 --> 00:11:35,608 うわ… ぎゃっ! 107 00:11:35,608 --> 00:11:37,608 何すんじゃー! 108 00:11:39,612 --> 00:11:41,614 七花? しちりん? 109 00:11:41,614 --> 00:11:44,617 七花 おい! ああ! 110 00:11:44,617 --> 00:11:46,619 七花! ああ…。 111 00:11:46,619 --> 00:11:49,622 死んだかと思ったぞ。 どうしたのだ? 112 00:11:49,622 --> 00:11:53,626 て… 手足が 思うように動かない。 113 00:11:53,626 --> 00:11:56,629 凍傷だ たわけが! 寒いなら寒いと言わんか。 114 00:11:56,629 --> 00:11:59,632 やせ我慢しておったとは 思わんかったわ。 115 00:11:59,632 --> 00:12:01,634 いや 寒くはないんだけど→ 116 00:12:01,634 --> 00:12:04,403 体が だんだん いうこと聞かなくなって。 117 00:12:04,403 --> 00:12:06,639 このバカ! 鈍いにも程があるわ。 118 00:12:06,639 --> 00:12:10,643 ああ これが 寒いって感覚なのか…。 119 00:12:10,643 --> 00:12:13,646 駄目だ 寝るな! 寝たら死ぬぞ! 120 00:12:13,646 --> 00:12:18,584 七花 目を開けろ! 開けてくれ! ああっ! 121 00:12:18,584 --> 00:12:22,588 起きろ! 目を開けてくれ 頼む! 122 00:12:22,588 --> 00:12:24,588 七花…。 123 00:12:26,592 --> 00:12:31,597 どうしよう どうすれば…。 124 00:12:31,597 --> 00:12:33,599 どうすれば…。 125 00:12:33,599 --> 00:12:35,601 (こなゆき)あの。 あっ! 126 00:12:35,601 --> 00:12:38,601 (こなゆき)大丈夫ですか? 127 00:12:43,609 --> 00:12:45,609 行きますよ。 128 00:12:48,614 --> 00:12:51,617 <奇策士 とがめと 七花が→ 129 00:12:51,617 --> 00:12:55,621 凍空こなゆきに助けられました まさに そのとき→ 130 00:12:55,621 --> 00:12:59,625 暗殺専門の真庭忍軍 十二頭領 全員が→ 131 00:12:59,625 --> 00:13:02,628 真庭の里に 集まっておりました> 132 00:13:02,628 --> 00:13:06,632 <十二頭領といいましても 集まっているのは 6人のみ> 133 00:13:06,632 --> 00:13:09,635 <神の鳳凰こと 真庭 鳳凰> 134 00:13:09,635 --> 00:13:14,640 <長寿の海亀こと 真庭 海亀> 135 00:13:14,640 --> 00:13:18,577 <巻き戻しの鴛鴦こと 真庭 鴛鴦> 136 00:13:18,577 --> 00:13:22,581 <読み調べの川獺こと 真庭 川獺> 137 00:13:22,581 --> 00:13:27,586 <増殖の人鳥こと 真庭 人鳥> 138 00:13:27,586 --> 00:13:33,592 <そして 姿なき 伝染の狂犬こと 真庭 狂犬> 139 00:13:33,592 --> 00:13:36,595 <そう 真庭忍軍は ここ半年ほどで→ 140 00:13:36,595 --> 00:13:40,599 その数を 半数にまで 減らされていたのでございます> 141 00:13:40,599 --> 00:13:42,601 <その危機的状況を受け→ 142 00:13:42,601 --> 00:13:46,605 真庭忍軍の実質的な頭 真庭 鳳凰は→ 143 00:13:46,605 --> 00:13:51,610 先月 薩摩にて 奇策士 とがめと 同盟を締結したことを→ 144 00:13:51,610 --> 00:13:56,615 5人の頭領たちに 報告していたのでございます> 145 00:13:56,615 --> 00:14:01,387 (鳳凰)故に ここから先は 皆が一丸となって動く必要がある。 146 00:14:01,387 --> 00:14:04,390 (海亀)あの虫組3人が 全滅したとなれば→ 147 00:14:04,390 --> 00:14:06,625 それも 致し方あるまい。 148 00:14:06,625 --> 00:14:10,629 お主と虫組の蝶々は いい仲だったのだろう? 149 00:14:10,629 --> 00:14:13,399 ならば こたびの同盟は お主にとっては→ 150 00:14:13,399 --> 00:14:15,634 不本意なものとなろうな。 151 00:14:15,634 --> 00:14:20,573 (鴛鴦)いいえ わたしも蝶々も 真庭忍軍の末席を汚す者。 152 00:14:20,573 --> 00:14:24,577 あだ討ちや 報復のために 動こうとは思いません。 153 00:14:24,577 --> 00:14:27,346 (川獺)だな。 あだ討ちっつーなら→ 154 00:14:27,346 --> 00:14:29,348 俺は 蝙蝠のバカの あだ討ちを→ 155 00:14:29,348 --> 00:14:31,584 したくて したくて しょうがねえよ。 156 00:14:31,584 --> 00:14:33,586 あいつは 俺の親友だったんだ。 157 00:14:33,586 --> 00:14:36,589 けどよ そこは ぐっと こらえるのが→ 158 00:14:36,589 --> 00:14:40,025 忍びの心意気ってもんだろ。 159 00:14:40,025 --> 00:14:43,696 最終的に われらが 目的を達成すれば→ 160 00:14:43,696 --> 00:14:45,364 少しは報われるだろう。 161 00:14:45,364 --> 00:14:49,602 (海亀)それには わしらが 一刻も早く 刀を集めることだ。 162 00:14:49,602 --> 00:14:53,606 だな。 しかも とがめちゃんたちと衝突せずにだろ? 163 00:14:53,606 --> 00:14:57,610 (鳳凰)われが 奇策士に教えた 3本の刀の所在は それぞれ→ 164 00:14:57,610 --> 00:15:00,613 死霊山 天童 江戸であるが→ 165 00:15:00,613 --> 00:15:04,617 奇策士らは なぜか 蝦夷に向かった。 166 00:15:04,617 --> 00:15:07,620 (人鳥)あっ あの え… 蝦夷なら→ 167 00:15:07,620 --> 00:15:11,624 そ… 双刀・鎚があるはずです。 168 00:15:11,624 --> 00:15:15,628 (鳳凰)相変わらず お主の 情報収集力は さすがだな。→ 169 00:15:15,628 --> 00:15:17,563 蝙蝠 亡き今 刀集めの成否は→ 170 00:15:17,563 --> 00:15:21,567 お主と川獺に かかっていると いってもよさそうだ。 171 00:15:21,567 --> 00:15:24,570 では わたしたちは その4本を除いた刀を→ 172 00:15:24,570 --> 00:15:27,573 探せばよいということですね。 (鳳凰)そういうことだ。 173 00:15:27,573 --> 00:15:31,343 あっ あの…。 あの あの あの あの! 174 00:15:31,343 --> 00:15:33,345 (鳳凰)どうした? 人鳥。 175 00:15:33,345 --> 00:15:36,582 さっ… 先ほどの 話の続きといいますか→ 176 00:15:36,582 --> 00:15:41,587 刀の所在なんですが 死霊山…。 (鳳凰)死霊山? 177 00:15:41,587 --> 00:15:44,590 死霊山には も… もう刀はないです。 178 00:15:44,590 --> 00:15:49,595 というか れ… 死霊山自体が…。→ 179 00:15:49,595 --> 00:15:53,599 だ… 誰の仕業か まだ分かっていませんが→ 180 00:15:53,599 --> 00:15:58,604 その者は 死霊山を わずか半時で 壊滅に追い込み→ 181 00:15:58,604 --> 00:16:02,608 刀を奪っていったらしいです。 (鳳凰)何と。 182 00:16:02,608 --> 00:16:05,611 そんな化け物が 存在するとなると→ 183 00:16:05,611 --> 00:16:09,615 お主に動いてもらうしか なさそうだな 狂犬。 184 00:16:09,615 --> 00:16:11,617 (一同)ん? 185 00:16:11,617 --> 00:16:13,619 (鳳凰)狂犬?→ 186 00:16:13,619 --> 00:16:16,555 川獺 狂犬は いつまで ここにいた? 187 00:16:16,555 --> 00:16:20,559 (川獺)勘弁してくれよ。 今のあいつが 本気で動いたら→ 188 00:16:20,559 --> 00:16:24,563 同じ獣組の俺にだって 捕らえきれねえよ。→ 189 00:16:24,563 --> 00:16:27,333 鳳凰さんが 蝦夷うんぬん言ってたときは→ 190 00:16:27,333 --> 00:16:29,001 まだ いたように思うがね。 191 00:16:29,001 --> 00:16:33,672 (鳳凰)まずいな。 ということは 奇策士を追ったか。 192 00:16:33,672 --> 00:16:36,675 (海亀)狂犬のやつは 人一倍 情に厚いからな。→ 193 00:16:36,675 --> 00:16:39,678 わしらに 止めることはできぬだろう。 194 00:16:39,678 --> 00:16:43,682 (川獺)だな。 狂犬が動いたってことは…。 195 00:16:43,682 --> 00:16:47,686 (鳳凰)同盟は 締結してから 1カ月 持たずに崩壊する。 196 00:16:47,686 --> 00:16:50,689 こうなったら しかたがない。 197 00:16:50,689 --> 00:16:54,689 ゆくぞ 川獺。 (川獺)望むところよ。 198 00:16:59,698 --> 00:17:02,701 (狂犬)奇策士ちゃん。 虚刀流ちゃん。→ 199 00:17:02,701 --> 00:17:06,705 わたしを これだけ怒らせたのは あんたたちが 初めてよ!→ 200 00:17:06,705 --> 00:17:09,708 許さないわ。 仲間の敵は わたしが討つ。 201 00:17:09,708 --> 00:17:12,711 (狂犬)いいこと? わたしが 踊山に着くまで→ 202 00:17:12,711 --> 00:17:15,711 凍死するんじゃないわよ! 203 00:19:37,756 --> 00:19:39,758 お前 すげえ力持ちなんだな。 204 00:19:39,758 --> 00:19:43,762 この猛吹雪の中 俺と とがめ 担いできたんだろ? 205 00:19:43,762 --> 00:19:46,765 そんな ちみっちゃい体でよ。 206 00:19:46,765 --> 00:19:48,767 エヘヘヘ そうでないと→ 207 00:19:48,767 --> 00:19:50,769 こんな山で 暮らしてられないですからね。 208 00:19:50,769 --> 00:19:53,772 お兄ちゃんこそ すごいですよ。 209 00:19:53,772 --> 00:19:57,776 人間1人 背負って この山の 半分まで登ってくるなんて。 210 00:19:57,776 --> 00:20:00,779 地表人としては なかなかの根性です。 211 00:20:00,779 --> 00:20:03,782 (とがめ・七花)地表人? (こなゆき)お兄ちゃん お姉ちゃん。 212 00:20:03,782 --> 00:20:05,784 お名前 教えてもらっていいですか? 213 00:20:05,784 --> 00:20:08,787 うん? ああ。 これは 失礼した。 214 00:20:08,787 --> 00:20:10,789 わたしは 尾張幕府 直轄→ 215 00:20:10,789 --> 00:20:14,793 預奉所 軍所 総監督 奇策士 とがめだ。 216 00:20:14,793 --> 00:20:17,796 俺は 虚刀流 七代目 当主 鑢 七花。 217 00:20:17,796 --> 00:20:20,799 とがめお姉ちゃんと 七花お兄ちゃんですね。 218 00:20:20,799 --> 00:20:24,803 うちっちは 凍空こなゆき 11歳です。 219 00:20:24,803 --> 00:20:27,806 よろしくです。 220 00:20:27,806 --> 00:20:31,810 凍空…。 なるほど ここで そなたと会ったのも→ 221 00:20:31,810 --> 00:20:33,812 何かの縁だな。 うん? 222 00:20:33,812 --> 00:20:37,749 わたしたちは そなたら一族に 用があって ここまで来たのだ。 223 00:20:37,749 --> 00:20:40,752 そうなんですか!? うちっち びっくり! 224 00:20:40,752 --> 00:20:42,754 助けてもらっておいて すまないが→ 225 00:20:42,754 --> 00:20:46,758 明朝になったら 凍空一族の村まで 案内してくれまいか。 226 00:20:46,758 --> 00:20:49,761 あっ…。 227 00:20:49,761 --> 00:20:51,763 うん? え~とですね→ 228 00:20:51,763 --> 00:20:54,766 非常に言いづらいんですが 凍空の村は→ 229 00:20:54,766 --> 00:20:57,769 つい先日 起きた雪崩で 全滅しちゃったんですよ。 230 00:20:57,769 --> 00:20:59,771 全滅!? はい。 231 00:20:59,771 --> 00:21:02,774 生き残ったのは うちっち 1人だけです。 232 00:21:02,774 --> 00:21:05,777 じゃあ どうすんだよ 刀集め。 233 00:21:05,777 --> 00:21:08,780 刀集め? それって 何ですか? 234 00:21:08,780 --> 00:21:11,450 もしかして うちっちらが とがめお姉ちゃんと→ 235 00:21:11,450 --> 00:21:13,685 七花お兄ちゃんが集めてる刀 持ってるんですか? 236 00:21:13,685 --> 00:21:15,687 あ… ああ。 237 00:21:15,687 --> 00:21:19,691 四季崎 記紀の作りし 完成形 変体刀 十二本が一本→ 238 00:21:19,691 --> 00:21:22,694 双刀・鎚を そなた一族が持っておる。 239 00:21:22,694 --> 00:21:25,697 聞いたことがあるか? ああ 鎚! 240 00:21:25,697 --> 00:21:27,699 知っておるのか? 全然。 241 00:21:27,699 --> 00:21:29,701 ああ… うっ。 242 00:21:29,701 --> 00:21:32,704 アハハハ ごめんなさい。 243 00:21:32,704 --> 00:21:35,707 うちっち 見てのとおり 子供ですからね。 244 00:21:35,707 --> 00:21:37,643 一族に かかわる秘密とか→ 245 00:21:37,643 --> 00:21:39,645 大事な話は 聞かせてもらえないんですよ。 246 00:21:39,645 --> 00:21:43,649 では 一族の中に 刀を使う剣士は いなかったか? 247 00:21:43,649 --> 00:21:47,653 う~ん うちっちら 狩りにしろ 料理にしろ 工事にしろ→ 248 00:21:47,653 --> 00:21:50,656 あんまり 刃物は 使いませんからね。 249 00:21:50,656 --> 00:21:53,659 あっ そういえば 村長の家の長男さんが…。 250 00:21:53,659 --> 00:21:55,427 …が どうした!? 251 00:21:55,427 --> 00:21:57,663 うん? うわ~! 大丈夫か? 252 00:21:57,663 --> 00:21:59,665 だ… 大丈夫だ。 253 00:21:59,665 --> 00:22:02,668 それより 村長の家の長男が どうした? 254 00:22:02,668 --> 00:22:05,671 狩りに使ってるとかいう話を 聞いたことがあります。 255 00:22:05,671 --> 00:22:08,674 うちっちは その刀 見たことがありませんし→ 256 00:22:08,674 --> 00:22:11,677 その刀が 鎚なのかどうかは 分かりませんが…。 257 00:22:11,677 --> 00:22:16,682 う~ん どう思う? 七花。 分からん。 258 00:22:16,682 --> 00:22:19,685 俺の共感覚に期待してるんなら 無謀だぜ。 259 00:22:19,685 --> 00:22:21,687 あれは 気のせいかもしれないくらい→ 260 00:22:21,687 --> 00:22:23,689 微妙な感覚なんだ。 261 00:22:23,689 --> 00:22:27,693 では 村長の家の あった辺りを 掘り起こしてみるしかないか。 262 00:22:27,693 --> 00:22:30,696 でも 雪崩で 村は 埋もれたんだろ? 263 00:22:30,696 --> 00:22:32,698 どこに その家があるかなんて 検討つくのか? 264 00:22:32,698 --> 00:22:35,701 ハァ… そうであったな。 265 00:22:35,701 --> 00:22:37,636 あっ 何でしたら ちょっと行って→ 266 00:22:37,636 --> 00:22:39,638 うちっちが 取ってきてあげましょうか? 267 00:22:39,638 --> 00:22:43,642 ちょっと行ってって…。 10年間 住んだ村ですから→ 268 00:22:43,642 --> 00:22:46,645 それなりに 当てはつきます。 しかし 外は 猛吹雪だぞ。 269 00:22:46,645 --> 00:22:50,649 うちっちらにとって 雪の強弱なんて関係ありませんよ。 270 00:22:50,649 --> 00:22:54,653 雪は 体の一部ですし。 あっ うちっちらって いっても→ 271 00:22:54,653 --> 00:22:56,655 もう うちっちしか 残ってないですけど。 272 00:22:56,655 --> 00:22:58,657 アハハハ…。 273 00:22:58,657 --> 00:23:01,660 じゃあ ちょっと行って 取ってきますから→ 274 00:23:01,660 --> 00:23:03,660 ここで 待っててくださいね。 275 00:23:07,666 --> 00:23:27,686 ♪♪~ 276 00:23:27,686 --> 00:23:36,628 ♪♪~ 277 00:23:36,628 --> 00:23:40,065 七花 薩摩から ずっと 気になっていることがあるのだが。 278 00:23:40,065 --> 00:23:41,733 何だ? 279 00:23:41,733 --> 00:23:44,736 なぜ 「ちぇすと」のことを 知っておったのだ? 280 00:23:44,736 --> 00:23:47,739 いや 普通に 親父から聞いてただけ。 281 00:23:47,739 --> 00:23:49,741 あんたが あんまりにも 堂々と言うから→ 282 00:23:49,741 --> 00:23:52,744 俺の記憶違いかなって 思ってたんだけど。 283 00:23:52,744 --> 00:23:54,746 そうか。 ほかには ないだろうな? 284 00:23:54,746 --> 00:23:56,748 知っていながら わたしに黙っていること。 285 00:23:56,748 --> 00:23:59,751 えっと… まあ なくはない。 286 00:23:59,751 --> 00:24:01,753 あるのか!? まったく そなたは…。 287 00:24:01,753 --> 00:24:04,756 ええい この際だ 全部 言っておけ! 288 00:24:04,756 --> 00:24:06,758 わ… 分かったよ。 289 00:24:06,758 --> 00:24:10,762 え~と。 虚刀流 先代当主 鑢 六枝。 290 00:24:10,762 --> 00:24:13,765 つまり 親父を 俺は この手で殺している。 291 00:24:13,765 --> 00:24:15,767 えっ…。 それから とがめが→ 292 00:24:15,767 --> 00:24:19,771 先の大乱の首謀者 奥州の顔役→ 293 00:24:19,771 --> 00:24:22,774 俺の親父が殺した 飛騨 鷹比等の→ 294 00:24:22,774 --> 00:24:25,777 実の娘であることを 俺は 知っている。 295 00:24:25,777 --> 00:24:27,779 わたしの父のことを 誰から聞いた!? 296 00:24:27,779 --> 00:24:31,783 不承島で戦った あの忍者 真庭 蝙蝠から。 297 00:24:31,783 --> 00:24:34,786 なるほどな。 真庭忍軍の中でも→ 298 00:24:34,786 --> 00:24:37,722 やつとは 一番 付き合いがあったからな。 299 00:24:37,722 --> 00:24:39,724 問題は その蝙蝠が→ 300 00:24:39,724 --> 00:24:41,726 そなた以外の 誰に しゃべったかだ。 301 00:24:41,726 --> 00:24:43,728 しゃべったのは 俺にだけだと思うぜ。 302 00:24:43,728 --> 00:24:46,731 追い詰められての 時間稼ぎに言ったみたいだし。 303 00:24:46,731 --> 00:24:48,733 その後で 俺を殺すつもりだったろうから→ 304 00:24:48,733 --> 00:24:51,736 秘密を漏らすつもりは なかったと思うな。 305 00:24:51,736 --> 00:24:54,739 ああ そういえば ほかの十二頭領と→ 306 00:24:54,739 --> 00:24:57,742 刀集めを 競っておったのだったな。 307 00:24:57,742 --> 00:25:00,745 自分が 優位に立つための 情報操作といったところか。 308 00:25:00,745 --> 00:25:05,745 フン 陰険な あの忍びらしい 小ざかしさだな。 309 00:25:07,752 --> 00:25:09,754 な… 何だよ。 310 00:25:09,754 --> 00:25:12,757 ということは そなた わたしの 父親のことを知ってから→ 311 00:25:12,757 --> 00:25:15,760 わたしの刀になることを 選んだのか? 312 00:25:15,760 --> 00:25:18,430 ああ。 それが? それを知って…。 313 00:25:18,430 --> 00:25:20,665 いや そんな わたしだからこそ→ 314 00:25:20,665 --> 00:25:23,668 そなたは わたしに ほ…。 とがめ? 315 00:25:23,668 --> 00:25:27,672 いや~ん! いや いや いや いや~ん。 316 00:25:27,672 --> 00:25:29,674 な… 何すんだよ! 317 00:25:29,674 --> 00:25:31,676 すまぬ 照れ隠しだ。 318 00:25:31,676 --> 00:25:33,678 照れ隠し? 今のが? 319 00:25:33,678 --> 00:25:35,680 そういうことならば 是非もないわ。 320 00:25:35,680 --> 00:25:38,617 大して状況は 変わらぬということだ。 321 00:25:38,617 --> 00:25:41,620 いや むしろ 良くなったとさえいえる。 322 00:25:41,620 --> 00:25:44,623 七花 ならば このわたしが あらためて命令しておく。 323 00:25:44,623 --> 00:25:47,626 その2つの件 今後 一切→ 324 00:25:47,626 --> 00:25:50,629 わたし以外の誰にも 話すことを禁ずる。 325 00:25:50,629 --> 00:25:52,629 分かった。 326 00:25:54,633 --> 00:25:57,636 なあ とがめ 今回 無事に 鎚を収集したとして…。 327 00:25:57,636 --> 00:26:00,639 したとしてではない するのだ。 328 00:26:00,639 --> 00:26:02,641 ああ そうだったな。 329 00:26:02,641 --> 00:26:06,645 鎚を収集する。 で 残りの6本も収集して→ 330 00:26:06,645 --> 00:26:08,647 予定どおり 12本 集めたとするよな。 331 00:26:08,647 --> 00:26:10,649 うむ。 332 00:26:10,649 --> 00:26:13,652 それから とがめは いったい どうするんだ? 333 00:26:13,652 --> 00:26:15,654 俺は とがめの刀として→ 334 00:26:15,654 --> 00:26:17,656 とがめの生きざまに どこまでも付き合い→ 335 00:26:17,656 --> 00:26:21,660 どこまでも付き添うつもりだ。 336 00:26:21,660 --> 00:26:24,663 だけど とがめは どうなんだ? 337 00:26:24,663 --> 00:26:29,668 刀集めが終わった後 刀の俺を どうするつもりだ? 338 00:26:29,668 --> 00:26:33,104 今日ほど そなたに 驚かされっ放しの日はないな。 339 00:26:33,104 --> 00:26:34,773 そうか? 340 00:26:34,773 --> 00:26:38,710 《七花 虚刀流という名の 刀の処遇を わたしに問うのか?》 341 00:26:38,710 --> 00:26:40,378 《わたしにとって→ 342 00:26:40,378 --> 00:26:42,614 復讐の対象となる そなたの処遇を》 343 00:26:42,614 --> 00:26:45,617 さて どうしたものかな。 344 00:26:45,617 --> 00:26:48,620 いや… とぼけておるわけではないよ。 345 00:26:48,620 --> 00:26:50,622 ただ 考えておるのだ。 346 00:26:50,622 --> 00:26:52,624 まだ 道半ばであるし→ 347 00:26:52,624 --> 00:26:56,628 取りあえずは 四季崎 記紀の変体刀集めを→ 348 00:26:56,628 --> 00:26:59,631 達成せんことには 話にならんだろう。 349 00:26:59,631 --> 00:27:01,633 だからといって いいのか分からぬが→ 350 00:27:01,633 --> 00:27:04,636 それ故に 今はまだ 確定した 一つの答えを→ 351 00:27:04,636 --> 00:27:09,641 持ちたくないというのが本音だ。 すまぬ。 352 00:27:09,641 --> 00:27:11,641 七花? 353 00:27:14,646 --> 00:27:17,646 そなた 寝ておるのか! 354 00:27:20,652 --> 00:27:22,654 まったく…。 そういえば わたしより→ 355 00:27:22,654 --> 00:27:25,657 先に寝るのも 今日が 初めてだな。 356 00:27:25,657 --> 00:27:28,657 おやすみ 七花。 357 00:27:49,614 --> 00:27:52,617 ≪(足音) 358 00:27:52,617 --> 00:27:54,619 うん? 359 00:27:54,619 --> 00:27:56,621 わっ! (とがめ・七花)うわっ! 360 00:27:56,621 --> 00:27:59,624 アハハハ…。 361 00:27:59,624 --> 00:28:02,627 お待たせしました。 とがめお姉ちゃん 七花お兄ちゃん! 362 00:28:02,627 --> 00:28:06,627 これが 村長さんの長男が持ってた刀です。 363 00:28:08,633 --> 00:28:10,635 これが? 364 00:28:10,635 --> 00:28:12,637 芳しくない反応ですね。 365 00:28:12,637 --> 00:28:15,640 お姉ちゃんが 求めていた刀ではありませんか? 366 00:28:15,640 --> 00:28:18,643 残念ながらな。 おかしいですね。 367 00:28:18,643 --> 00:28:21,646 この刀と一緒にあった ただし書きによれば→ 368 00:28:21,646 --> 00:28:23,648 これ 鎚らしいですけどね。 369 00:28:23,648 --> 00:28:25,650 何? ちょっと見せてくれないか。 370 00:28:25,650 --> 00:28:27,650 いいですよ。 371 00:28:33,658 --> 00:28:36,658 (とがめ・七花)ああ…。 372 00:28:44,602 --> 00:28:46,604 あっ! 373 00:28:46,604 --> 00:28:49,607 これだ これが鎚だ。 374 00:28:49,607 --> 00:28:52,610 (とがめ・七花)って おい! (こなゆき)フフフフ。 375 00:28:52,610 --> 00:28:56,614 なるほど 鎚は この世で 最も重い刀なのだな。 376 00:28:56,614 --> 00:29:00,618 そして 凍空一族とは この世で 最も力の強い一族か。 377 00:29:00,618 --> 00:29:03,621 力自慢の そなたでさえ びくともしないのだから。 378 00:29:03,621 --> 00:29:06,624 どうりで お前が怪力なわけだ。 379 00:29:06,624 --> 00:29:09,627 いや~ うちっち 力持ちじゃないですよ。 380 00:29:09,627 --> 00:29:12,630 力比べ大会では いっつも びりでしたからね。 381 00:29:12,630 --> 00:29:14,632 大人とは もちろん 比べものになりませんが→ 382 00:29:14,632 --> 00:29:16,634 同い年の中でも 一番 か弱かったです。 383 00:29:16,634 --> 00:29:18,636 (とがめ・七花)か弱い!? 384 00:29:18,636 --> 00:29:22,640 そうだ 言い忘れましたが ただし書きによると この刀→ 385 00:29:22,640 --> 00:29:24,642 簡単にあげちゃ いけないものらしいです。 386 00:29:24,642 --> 00:29:27,645 何!? どうしても欲しいっていう→ 387 00:29:27,645 --> 00:29:29,647 地表人が現れたら この刀でもって→ 388 00:29:29,647 --> 00:29:32,647 資格を確かめなくちゃ いけないんですって。 389 00:29:34,652 --> 00:29:36,952 アハハハ。 390 00:29:38,656 --> 00:29:41,659 (こなゆき)準備はいいですか? 七花お兄ちゃん! 391 00:29:41,659 --> 00:29:44,662 ああ。 けど寒いな。 さっさと 始めようぜ! 392 00:29:44,662 --> 00:29:47,665 なあ とがめ。 うむ。 393 00:29:47,665 --> 00:29:49,667 うん。 394 00:29:49,667 --> 00:29:51,967 いざ 尋常に 始めー! 395 00:29:53,671 --> 00:29:55,671 いっきますよー! 396 00:30:00,678 --> 00:30:03,681 あれ? 七花お兄ちゃん そこでしたか。 397 00:30:03,681 --> 00:30:06,684 アハハハ! 398 00:30:06,684 --> 00:30:08,684 《何か やりにくい》 399 00:30:10,688 --> 00:30:13,691 《ヤベッ 斬っちゃいけないんだった》 400 00:30:13,691 --> 00:30:16,694 《手加減ね。 相手を傷つけずに勝つ》 401 00:30:16,694 --> 00:30:18,696 《じゃないと こなゆきに 尾張まで→ 402 00:30:18,696 --> 00:30:20,696 鎚を運んでもらえないもんな》 403 00:30:23,701 --> 00:30:26,704 虚刀流 薔薇! 404 00:30:26,704 --> 00:30:28,706 よっ。 えっ!? 405 00:30:28,706 --> 00:30:32,710 エヘヘヘ こっちですよ。 今だ! 406 00:30:32,710 --> 00:30:34,710 虚刀流 菫! 407 00:30:43,655 --> 00:30:45,657 ど… どうだ? 408 00:30:45,657 --> 00:30:47,657 こなゆき…。 409 00:30:50,662 --> 00:30:53,665 エヘヘヘ…。 (七花・とがめ)あっ! 410 00:30:53,665 --> 00:30:56,668 面白いですね。 七花お兄ちゃん。 411 00:30:56,668 --> 00:30:58,670 そ… そうかよ。 412 00:30:58,670 --> 00:31:02,674 《細かいこと考えるのをやめて 手っ取り早く 奥義で決めるか》 413 00:31:02,674 --> 00:31:04,676 《どうする?》 414 00:31:04,676 --> 00:31:08,680 《こなゆきの怪力に対抗するには やはり 速度》 415 00:31:08,680 --> 00:31:10,682 《鏡花水月しかない》 416 00:31:10,682 --> 00:31:13,682 七花お兄ちゃん 今度は うちっちの番ですよ! 417 00:31:19,691 --> 00:31:21,691 たあーっ! 418 00:31:26,464 --> 00:31:30,764 なっ!? こなゆきは 刀の軌道まで 自由自在に操れるのか? 419 00:31:33,705 --> 00:31:35,707 ああ…。 420 00:31:35,707 --> 00:31:37,707 やっ… やめー! 421 00:31:40,645 --> 00:31:42,647 <こなゆきとの対戦で→ 422 00:31:42,647 --> 00:31:46,651 刀集めの旅における 鑢 七花の戦歴に→ 423 00:31:46,651 --> 00:31:50,651 初めて 黒星が 刻まれたのでございました> 424 00:31:52,657 --> 00:31:55,660 (狂犬)あれが 踊山か。→ 425 00:31:55,660 --> 00:31:57,662 大したことないわねぇ。→ 426 00:31:57,662 --> 00:32:02,667 さーて どうやって 料理しようかしらねぇ。→ 427 00:32:02,667 --> 00:32:05,670 奇策士ちゃんと 虚刀流ちゃんを。→ 428 00:32:05,670 --> 00:32:07,672 みんな 楽しみにしてるんだよ。→ 429 00:32:07,672 --> 00:32:10,675 あいつらに 一番 相ふさわしい方法で→ 430 00:32:10,675 --> 00:32:12,675 葬ってやるからね。 ウフッ。 431 00:34:21,739 --> 00:34:23,741 (こなゆき)七花お兄ちゃん ホントに ごめんなさいです。 432 00:34:23,741 --> 00:34:25,743 もう いいって 気にすんな。 433 00:34:25,743 --> 00:34:27,745 (こなゆき) まさか 七花お兄ちゃんが→ 434 00:34:27,745 --> 00:34:30,748 ここまで弱いなんて うちっち 思わなくって。 435 00:34:30,748 --> 00:34:32,750 うちっちの干し肉 おいしいですか? 436 00:34:32,750 --> 00:34:35,750 ああ 特に ウサギが たまんねえ。 437 00:34:37,755 --> 00:34:39,757 ウサギですね。 438 00:34:39,757 --> 00:34:41,759 じゃあ 七花お兄ちゃんが 早く治るように→ 439 00:34:41,759 --> 00:34:44,762 おいしいウサギを いっぱい 捕ってきますから→ 440 00:34:44,762 --> 00:34:48,766 ゆっくり 休んでくださいね。 おお ありがとな。 441 00:34:48,766 --> 00:34:52,770 ご… ごめんね。 何だよ いきなり。 442 00:34:52,770 --> 00:34:57,775 その… 今回のことは やっぱり わたしの失敗だったかなと。 443 00:34:57,775 --> 00:35:00,775 そんなふうに思っちゃって。 444 00:35:04,782 --> 00:35:07,785 そなた まさか 根に持って いるのではないだろうな? 445 00:35:07,785 --> 00:35:09,787 「折れた刀に 使い道などないわ」とか。 446 00:35:09,787 --> 00:35:12,790 「わたしの刀でありながら 負けるとは 何事だ」とか。 447 00:35:12,790 --> 00:35:14,792 「島に帰れ」とか言ったことに…。 448 00:35:14,792 --> 00:35:16,794 それとも 暴力に訴えたことを 怒っているのか? 449 00:35:16,794 --> 00:35:19,814 怒ってねえし 根にも持ってもいねえよ。 450 00:35:19,814 --> 00:35:21,732 負けたのは ホントのことだ。 451 00:35:21,732 --> 00:35:23,734 こなゆきが 怪力だって知ってたのに→ 452 00:35:23,734 --> 00:35:26,737 子供だってことで どっか なめてたんだろうな。 453 00:35:26,737 --> 00:35:28,739 まあ 俺に 何の油断もなかったとしても→ 454 00:35:28,739 --> 00:35:31,742 こなゆきに勝てたかどうか 分からねえけど。 455 00:35:31,742 --> 00:35:35,746 えらく評価するのだな 素人とも見える あの少女を。 456 00:35:35,746 --> 00:35:38,749 ぶっちゃけ ああいうのが 一番 やっかいなんだよ。 457 00:35:38,749 --> 00:35:41,752 理屈や理論を すっ飛ばして ただ単純に 強いってのが。 458 00:35:41,752 --> 00:35:43,754 なるほどな。 459 00:35:43,754 --> 00:35:45,756 とがめの判断が早くて 助かったよ。 460 00:35:45,756 --> 00:35:47,758 あのまま続けてたら 最悪 殺されてたぜ。 461 00:35:47,758 --> 00:35:51,762 そう言ってくれるか。 約束 破っちまったな。 462 00:35:51,762 --> 00:35:56,767 刀を守れ とがめを守れ そして 俺自身を守れ。 463 00:35:56,767 --> 00:36:01,772 俺は 俺自身を守れなかった。 あまり 自分を責めるな。 464 00:36:01,772 --> 00:36:05,776 そなたを責める役は わたしが すでに じゅうぶんやった。 465 00:36:05,776 --> 00:36:09,780 やり過ぎた。 ごめんなさい。 466 00:36:09,780 --> 00:36:13,784 腕の1本 半月少しで 回復する程度のケガなど→ 467 00:36:13,784 --> 00:36:16,787 約束を破ったうちには入らぬよ。 468 00:36:16,787 --> 00:36:18,789 それに 今回は わたしの失策だ。 469 00:36:18,789 --> 00:36:21,726 そなたの不忠に 数えるつもりはない。 470 00:36:21,726 --> 00:36:23,728 そいつは どうも。 471 00:36:23,728 --> 00:36:25,730 で どうする? 472 00:36:25,730 --> 00:36:28,733 こなゆきを 殺しちゃいけないって条件は 変わらないんだろう? 473 00:36:28,733 --> 00:36:32,737 左腕が治りしだい また 再戦ってことになるんだろうけど。 474 00:36:32,737 --> 00:36:34,739 そのことだがな 七花。 475 00:36:34,739 --> 00:36:37,742 おそらく こなゆきとは もう 戦う必要はないぞ。 476 00:36:37,742 --> 00:36:39,744 えっ? どういうことだよ。 477 00:36:39,744 --> 00:36:43,748 わたしが思うに 資格うんぬん というのは あの子の嘘だ。 478 00:36:43,748 --> 00:36:46,751 嘘? 何で そんな嘘つくんだ? 479 00:36:46,751 --> 00:36:50,755 寂しいのだよ あの子は。 480 00:36:50,755 --> 00:36:53,758 鎚を渡せば わたしたちは 帰ってしまう。 481 00:36:53,758 --> 00:36:55,760 そうなれば また独り。 482 00:36:55,760 --> 00:36:58,763 雪崩で家族を失ったばかりなのだ。 483 00:36:58,763 --> 00:37:00,765 陽気に振る舞ってはいても→ 484 00:37:00,765 --> 00:37:03,768 人恋しい心境になっているに 違いあるまい。 485 00:37:03,768 --> 00:37:06,771 だから 俺たちを引き留めるためにそんな嘘を? 486 00:37:06,771 --> 00:37:09,771 カワイイ嘘であろうよ。 487 00:37:12,777 --> 00:37:14,779 (こなゆき)ほら 見て。→ 488 00:37:14,779 --> 00:37:16,781 これね うちっちが仕留めたんだよ。→ 489 00:37:16,781 --> 00:37:20,781 うちっち もう 1人で狩りができるんだよ。 490 00:37:23,721 --> 00:37:26,724 分かってる。 嘘ついちゃいけないって。 491 00:37:26,724 --> 00:37:28,726 でも 遊びたかったんだもん。 492 00:37:28,726 --> 00:37:31,729 もう少しだけ… いいでしょ? 493 00:37:31,729 --> 00:37:36,734 そしたら きちんと 嘘ついたこと謝るから。 494 00:37:36,734 --> 00:37:39,737 みんな! 495 00:37:39,737 --> 00:37:44,742 みんなが いなくて うちっち 寂しいよ…。 496 00:37:44,742 --> 00:37:47,742 (こなゆきの すすり泣き) 497 00:37:59,757 --> 00:38:01,759 ≪(悲鳴) 498 00:38:01,759 --> 00:38:03,759 ん? あっ! 499 00:38:05,763 --> 00:38:08,766 あっ! こなゆき 大丈夫か!? 500 00:38:08,766 --> 00:38:11,769 はい うちっちは 大丈夫です。 501 00:38:11,769 --> 00:38:15,773 (七花・とがめ)あっ! まにわに!? (こなゆき)知り合いでしたか? 502 00:38:15,773 --> 00:38:18,776 知らずに これで。 (七花・とがめ)ああ…。 503 00:38:18,776 --> 00:38:21,712 この女 名乗ってはいなかったか? 504 00:38:21,712 --> 00:38:24,715 (こなゆき) 確か 真庭忍軍 十二頭領→ 505 00:38:24,715 --> 00:38:28,719 真庭… 真庭 狂犬とか。 あっ。 506 00:38:28,719 --> 00:38:30,721 お前が 真庭 狂犬か。 507 00:38:30,721 --> 00:38:34,725 十二頭領の中でも 重鎮の一人に数えられる。 508 00:38:34,725 --> 00:38:36,727 女だとは思わなかったな。 509 00:38:36,727 --> 00:38:38,729 登場して いきなり やられるってのは→ 510 00:38:38,729 --> 00:38:41,732 真庭 白鷺あたりを思い出すな。 511 00:38:41,732 --> 00:38:48,739 白鷺 蝙蝠 喰鮫 蝶々 蜜蜂 蟷螂。 512 00:38:48,739 --> 00:38:50,741 奇策士ちゃん わたしの仲間を→ 513 00:38:50,741 --> 00:38:53,744 ずいぶんと派手に 殺してくれたわね。 514 00:38:53,744 --> 00:38:56,747 あんたのせいで 真庭忍軍は めちゃくちゃよ! 515 00:38:56,747 --> 00:38:58,747 だから どうした。 516 00:39:00,751 --> 00:39:04,755 真庭の里の観察者として 仲間を守ってきた このわたしを→ 517 00:39:04,755 --> 00:39:06,757 見くびるんじゃないわよ! 518 00:39:06,757 --> 00:39:08,759 仲間の敵は わたしが討つ! 519 00:39:08,759 --> 00:39:11,762 あんたたちを この手で あの世に送ってやる! 520 00:39:11,762 --> 00:39:13,764 うっ…。 フン。 521 00:39:13,764 --> 00:39:15,766 威勢がいいのは 結構だが→ 522 00:39:15,766 --> 00:39:19,787 その様子では わたしを 殺すというのは 無理そうだな。 523 00:39:19,787 --> 00:39:23,708 返り討ちには遭うし まったく 星の巡りの悪い女だ。 524 00:39:23,708 --> 00:39:25,710 まあ 落ち込むなよ。 525 00:39:25,710 --> 00:39:28,710 その子には 俺も負けちまったんだからよ。 526 00:39:30,715 --> 00:39:32,717 そう それは いいことを聞いたわ。 527 00:39:32,717 --> 00:39:34,719 不安だったのよね→ 528 00:39:34,719 --> 00:39:36,721 この体で あんたを倒せるかどうか。 529 00:39:36,721 --> 00:39:39,724 速さだけが取りえの この体ではねえ。 530 00:39:39,724 --> 00:39:41,724 (七花・とがめ)うん? 531 00:39:44,729 --> 00:39:47,729 真庭忍法 狂犬発動! 532 00:39:50,735 --> 00:39:54,739 (狂犬)あっ… ああー! 533 00:39:54,739 --> 00:39:56,741 (こなゆき)ああ…。 534 00:39:56,741 --> 00:40:10,755 ♪♪~ 535 00:40:10,755 --> 00:40:13,755 なっ!? 何だ あれ。 536 00:40:24,702 --> 00:40:28,706 お待たせしたわね 奇策士ちゃん それに 虚刀流ちゃん。 537 00:40:28,706 --> 00:40:32,706 真庭忍軍 十二頭領が一人 真庭 狂犬ちゃんよ。 538 00:42:51,782 --> 00:42:55,786 (狂犬)すっごい! すごいわ! 力が 全身に みなぎってる。 539 00:42:55,786 --> 00:42:58,789 (狂犬)今まで 乗り換えてきた どの体よりも すごいわ! 540 00:42:58,789 --> 00:43:01,792 完ぺきよ。 凍空一族だっけ? 541 00:43:01,792 --> 00:43:03,794 今まで知らなかったのが 悔やまれるわ。 542 00:43:03,794 --> 00:43:07,798 なるほど 長年 生きてきたとは こういうことか。 543 00:43:07,798 --> 00:43:09,800 どういうことだよ とがめ。 544 00:43:09,800 --> 00:43:12,803 つまり こやつは 他人の体から体へと→ 545 00:43:12,803 --> 00:43:14,805 乗り移ることができるのだよ。 546 00:43:14,805 --> 00:43:17,808 残留思念というやつだ。 残留思念? 547 00:43:17,808 --> 00:43:19,476 意味が分かるのか? 548 00:43:19,476 --> 00:43:21,478 いや さっぱり。 549 00:43:21,478 --> 00:43:23,714 ちぇりお! 550 00:43:23,714 --> 00:43:26,717 アハハハ! 551 00:43:26,717 --> 00:43:28,719 とがめ 一応 確認しておくけど→ 552 00:43:28,719 --> 00:43:31,722 あれは もう 殺していいんだよな? 553 00:43:31,722 --> 00:43:33,724 七花 殺せるか? 554 00:43:33,724 --> 00:43:36,727 確かに この左腕じゃ きついかもしれねえけど→ 555 00:43:36,727 --> 00:43:38,729 そもそも 万全の体調でも→ 556 00:43:38,729 --> 00:43:40,731 勝てるかどうか 分からない相手なんだ。 557 00:43:40,731 --> 00:43:44,735 一緒みたいなもんだよ。 分かった 七花 殺していい。 558 00:43:44,735 --> 00:43:47,738 ではない… 殺せ。 斬り殺してやれ。 559 00:43:47,738 --> 00:43:50,674 そうだわ 凍空の村へ行って→ 560 00:43:50,674 --> 00:43:53,677 大人の女に乗り換えれば もっと すごいかもしれない。 561 00:43:53,677 --> 00:43:57,681 うん? あれ? 凍空一族って 全滅しちゃってんの? 562 00:43:57,681 --> 00:44:00,681 うーん…。 やつは 記憶も乗っ取れるのか? 563 00:44:02,686 --> 00:44:04,686 えっ!? ちょっと…。 564 00:44:10,694 --> 00:44:12,696 何があったっていうの? 565 00:44:12,696 --> 00:44:14,698 何があれば こんなことに!? 566 00:44:14,698 --> 00:44:17,701 村が…。 凍空一族が滅ぼされて…。 567 00:44:17,701 --> 00:44:19,703 まあ いいわ。 568 00:44:19,703 --> 00:44:23,707 後で 川獺か人鳥に調べてもらえばすぐ分かることよね。 569 00:44:23,707 --> 00:44:25,709 おい。 あっ。 570 00:44:25,709 --> 00:44:28,712 訳分かんねえこと 言ってんじゃねえ。 571 00:44:28,712 --> 00:44:30,714 俺を殺しに来たんだろうが。 572 00:44:30,714 --> 00:44:32,716 相手してやるよ 真庭 狂犬。 573 00:44:32,716 --> 00:44:35,719 そうだったわね 虚刀流。 574 00:44:35,719 --> 00:44:40,724 白鷺 蝙蝠 喰鮫 蝶々 蜜蜂 蟷螂→ 575 00:44:40,724 --> 00:44:44,728 あんたたちの敵を そっちに送ってやるからね。 576 00:44:44,728 --> 00:44:48,732 肉は みんなで 分けて食べな! 577 00:44:48,732 --> 00:44:50,668 《この動き もしかして…》 578 00:44:50,668 --> 00:44:52,670 いいこと教えてあげようか 虚刀流ちゃん。 579 00:44:52,670 --> 00:44:54,672 わたしは 記憶を乗っ取れるだけじゃない。 580 00:44:54,672 --> 00:44:56,674 記憶を引き継げるのよ。 581 00:44:56,674 --> 00:44:58,676 これまで わたしが 乗っ取ってきた肉体の数は→ 582 00:44:58,676 --> 00:45:00,678 1,000や 2,000じゃきかない。 583 00:45:00,678 --> 00:45:03,681 そのほとんどが 武芸に秀でた女武者だった。 584 00:45:03,681 --> 00:45:05,683 あんたが 何年 修行してきたか 知らないけど→ 585 00:45:05,683 --> 00:45:09,687 わたしには その何千倍もの経験がある! 586 00:45:09,687 --> 00:45:12,690 《どうせ 俺の修行期間は たかが 20年だよ》 587 00:45:12,690 --> 00:45:15,693 《実戦経験だって 20回もねえ》 588 00:45:15,693 --> 00:45:18,693 《待てよ。 こうなったら 確かめるか》 589 00:45:24,702 --> 00:45:26,704 何よ 逃げの一手? 590 00:45:26,704 --> 00:45:28,706 みっともないわね それでも 剣士のつもり? 591 00:45:28,706 --> 00:45:31,709 いや ちょっとばかし 気になることがあってさ。 592 00:45:31,709 --> 00:45:34,712 一応 確認。 はあ? 確認? 593 00:45:34,712 --> 00:45:38,716 てめえの死体でも 確認してろ この でくのぼうが! 594 00:45:38,716 --> 00:45:40,718 虚刀流 梅! 595 00:45:40,718 --> 00:45:42,720 あっ! 596 00:45:42,720 --> 00:45:44,488 決まった! 597 00:45:44,488 --> 00:45:47,491 どういうことだ 七花! 何でか分からないけど→ 598 00:45:47,491 --> 00:45:49,159 こいつが こなゆきに乗り移った途端→ 599 00:45:49,159 --> 00:45:51,762 動きが はっきりと 見えるようになったんだよ。 600 00:45:51,762 --> 00:45:53,764 そうか! 601 00:45:53,764 --> 00:45:56,767 こなゆきは ど素人だったが故に 読めなかったが→ 602 00:45:56,767 --> 00:45:58,769 狂犬は 熟練された忍び。 603 00:45:58,769 --> 00:46:01,772 おまけに 何千人もの経験が 詰め込まれている。 604 00:46:01,772 --> 00:46:04,775 となれば そなたに 相手の手が読めないわけがない。 605 00:46:04,775 --> 00:46:07,778 七花 命令だ! 606 00:46:07,778 --> 00:46:09,780 その女が わたしの体を乗っ取ったら→ 607 00:46:09,780 --> 00:46:11,782 ちゅうちょなく わたしを殺せ。 608 00:46:11,782 --> 00:46:14,785 それも できる限り無残にだ。 了解。 609 00:46:14,785 --> 00:46:16,787 うう…。 わたしの刀 相手に→ 610 00:46:16,787 --> 00:46:18,789 人質が通じるなどと思うなよ。 611 00:46:18,789 --> 00:46:21,792 ちなみに わたしの強度は 障子紙 並みだ。 612 00:46:21,792 --> 00:46:24,795 つまずいて 転んだだけでも 死ぬ自信がある。 613 00:46:24,795 --> 00:46:26,797 ウサギに襲われても 負ける自信がある。 614 00:46:26,797 --> 00:46:30,801 それでも乗っ取りたければ この体 いくらでも乗っ取れ! 615 00:46:30,801 --> 00:46:34,805 ただし そのころには あんたは 八つ裂きになってるだろうけどな。 616 00:46:34,805 --> 00:46:36,805 うっ…。 617 00:46:39,810 --> 00:46:42,813 真庭忍軍 十二頭領が一人 真庭 狂犬。 618 00:46:42,813 --> 00:46:44,815 仲間の敵だ! 619 00:46:44,815 --> 00:46:47,818 これでも…。 620 00:46:47,818 --> 00:46:49,837 食らいな! 621 00:46:49,837 --> 00:46:52,756 なるほど! あれが 双刀という名のゆえんか。 622 00:46:52,756 --> 00:46:56,760 上下の区別が あいまいな故 どちらでもない自在を意味する。 623 00:46:56,760 --> 00:46:59,429 双刀之犬! 624 00:46:59,429 --> 00:47:01,665 虚刀流 飛花落葉! 625 00:47:01,665 --> 00:47:14,665 ♪♪~ 626 00:47:22,686 --> 00:47:26,686 入れ墨が… 真庭 狂犬の 入れ墨が消えてゆくぞ! 627 00:47:31,695 --> 00:47:33,697 七花 これは…。 うん。 628 00:47:33,697 --> 00:47:36,700 ひょっとして 入れ墨だけを攻撃したら→ 629 00:47:36,700 --> 00:47:40,704 こなゆきを殺さなくても 狂犬を倒せるんじゃないかと思って。 630 00:47:40,704 --> 00:47:42,706 うまくいったみたいだ よかったぜ。 631 00:47:42,706 --> 00:47:44,708 こなゆきには 鎚を→ 632 00:47:44,708 --> 00:47:46,710 尾張まで 運んでもらわなくちゃ ならないんだろ? 633 00:47:46,710 --> 00:47:51,710 あ… ああ そのとおりだ。 見事だ 七花。 634 00:48:05,662 --> 00:48:08,665 《初めて 七花が 自分の判断で斬らなかった》 635 00:48:08,665 --> 00:48:11,668 《わたしの命令に逆らって》 636 00:48:11,668 --> 00:48:13,670 《一本の日本刀としての虚刀流》 637 00:48:13,670 --> 00:48:16,673 《しかし 虚刀流である以前に 人間でもある》 638 00:48:16,673 --> 00:48:20,677 《わたしは 七花に それを 自覚させようと思っていた》 639 00:48:20,677 --> 00:48:24,114 《刀としてではなく 人として 彼に 覚悟を決めさせようと》 640 00:48:24,114 --> 00:48:25,782 《そうでなければ→ 641 00:48:25,782 --> 00:48:28,785 乗り越えられない 局面があるはずだと》 642 00:48:28,785 --> 00:48:30,787 《だが 実際こうなってみると どうだろう》 643 00:48:30,787 --> 00:48:32,789 《この2カ月で わたしが やったことは→ 644 00:48:32,789 --> 00:48:36,793 いたずらに 刀の斬れ味を 落としただけではないのか?》 645 00:48:36,793 --> 00:48:38,795 《ただ 刀の所有者として→ 646 00:48:38,795 --> 00:48:41,798 刀を扱いきれない というだけの理由で》 647 00:48:41,798 --> 00:48:43,800 ちぇりお。 648 00:48:43,800 --> 00:48:46,800 ≪(鳳凰)遅きに失したようだな。 649 00:48:48,805 --> 00:48:53,744 真庭忍軍 十二頭領が一人 真庭 鳳凰。 650 00:48:53,744 --> 00:48:57,748 同じく ひとしく 真庭忍軍 十二頭領が一人→ 651 00:48:57,748 --> 00:48:59,750 真庭 川獺だよん。 652 00:48:59,750 --> 00:49:01,752 貴様ら! よくも ぬけぬけと→ 653 00:49:01,752 --> 00:49:04,421 わたしの前に 顔を出せたものだな! 654 00:49:04,421 --> 00:49:06,657 そう にらむなよ とがめちゃん。 655 00:49:06,657 --> 00:49:09,660 一緒に悪さした仲じゃねえか。 ほざけ! 656 00:49:09,660 --> 00:49:12,663 (鳳凰)結局は 最悪の場合に 至ったということだな。 657 00:49:12,663 --> 00:49:14,665 (川獺)だな。 (鳳凰)そして→ 658 00:49:14,665 --> 00:49:18,435 奇策士殿の われらへの信頼も 失墜したというわけだ。 659 00:49:18,435 --> 00:49:21,672 貴様らに 信頼など最初からない!(鳳凰)早合点しないでくれ。→ 660 00:49:21,672 --> 00:49:24,675 われと川獺は 狂犬を止めに来たのだ。→ 661 00:49:24,675 --> 00:49:27,678 今回のことは 狂犬の独断専行。→ 662 00:49:27,678 --> 00:49:31,682 決して 真庭忍軍の 総意であると思わないでほしい。→ 663 00:49:31,682 --> 00:49:33,684 しかし 奇策士殿が→ 664 00:49:33,684 --> 00:49:36,687 われらとの同盟を 破棄したいと思っても→ 665 00:49:36,687 --> 00:49:39,690 それは 無理からぬこと。 同盟は すでに破綻しておる。 666 00:49:39,690 --> 00:49:41,692 (鳳凰)そう言うな。→ 667 00:49:41,692 --> 00:49:43,694 今回のことは われの不徳の致すところだ。→ 668 00:49:43,694 --> 00:49:46,697 どうか 責任を 取らせてはもらえないだろうか。 669 00:49:46,697 --> 00:49:48,699 責任? 670 00:49:48,699 --> 00:49:51,635 川獺。 (川獺)はいな。 671 00:49:51,635 --> 00:49:55,639 とがめちゃんよ。 あんた 俺の忍法を知ってるよな? 672 00:49:55,639 --> 00:49:58,642 真庭忍法 記録辿りを。 673 00:49:58,642 --> 00:50:00,644 記録辿り? 674 00:50:00,644 --> 00:50:03,647 狂犬が こなゆきの記憶を 探っていたであろう? 675 00:50:03,647 --> 00:50:07,651 川獺は それを 生命ならぬ 物体においてできるのだ。 676 00:50:07,651 --> 00:50:10,654 まあ 簡単に言えば いわゆる 探魂法だ。 677 00:50:10,654 --> 00:50:12,656 探魂法? 678 00:50:12,656 --> 00:50:16,660 (川獺)物にも 人と同じで 心があるってやつだよ 虚刀流。→ 679 00:50:16,660 --> 00:50:19,663 まあ 全部が全部 読めるってわけじゃないし→ 680 00:50:19,663 --> 00:50:23,667 狂犬とは別に 俺は 人の心は 読めないんだけどな。 681 00:50:23,667 --> 00:50:25,435 内気なもんで。 682 00:50:25,435 --> 00:50:28,672 なっ!? そんなことができたら…。 そなたでも分かるか。 683 00:50:28,672 --> 00:50:32,676 この男の忍法が 刀集めのような うせ物探しにおいて→ 684 00:50:32,676 --> 00:50:34,678 どれほど有効な忍法なのか。 685 00:50:34,678 --> 00:50:37,681 とんでもねえ秘密兵器 隠してたんだな。 686 00:50:37,681 --> 00:50:40,684 (川獺)だな。 で 責任とは 何なのだ? 687 00:50:40,684 --> 00:50:42,686 さっさと言え! 688 00:50:42,686 --> 00:50:46,690 うむ。 おわびに 川獺の忍法を貸すと言っても→ 689 00:50:46,690 --> 00:50:49,693 お主らは 忍びの言うことなど 信じないだろう。 690 00:50:49,693 --> 00:50:52,629 だから こうするしかないのだ。 691 00:50:52,629 --> 00:50:55,629 (斬る音) (七花・とがめ)あっ…。 692 00:50:57,634 --> 00:51:03,640 これで 真庭忍軍 十二頭領は われを含めて 残り4人となった。 693 00:51:03,640 --> 00:51:05,642 これならば お主にとって→ 694 00:51:05,642 --> 00:51:08,645 われらは さほど 恐るべき敵とはいえまい。 695 00:51:08,645 --> 00:51:13,650 細かな同盟規約違反など 優しく見逃してやってくれまいか。 696 00:51:13,650 --> 00:51:16,653 貴様… それでも一軍の統率者か? 697 00:51:16,653 --> 00:51:19,656 だから それは 買いかぶりだと言っている。 698 00:51:19,656 --> 00:51:22,659 真庭忍軍に 統率者はいらない。 699 00:51:22,659 --> 00:51:24,428 忍びは 生きて死ぬだけだ。 700 00:51:24,428 --> 00:51:26,663 くっ…。 どうする? 701 00:51:26,663 --> 00:51:29,666 川獺の探魂法を失った われらにもなお→ 702 00:51:29,666 --> 00:51:32,669 奇策士殿が 恐れをなすと 言うのならば やむを得まい。 703 00:51:32,669 --> 00:51:35,672 ここで われらは お主らの相手となろう。 704 00:51:35,672 --> 00:51:39,676 われにも 仲間の敵を討ちたい という気持ちは あるのだから…。 705 00:51:39,676 --> 00:51:42,679 見逃してやる! 今回のことは 不問に付す。 706 00:51:42,679 --> 00:51:45,682 だから さっさと わたしの視界から姿を消せ。 707 00:51:45,682 --> 00:51:48,685 その不愉快な笑みを これ以上 わたしに見せるな! 708 00:51:48,685 --> 00:51:52,622 寛大な処置に この真庭 鳳凰 痛み入る。 709 00:51:52,622 --> 00:51:55,625 そうそう この間 お主に伝えた情報だが→ 710 00:51:55,625 --> 00:51:59,629 死霊山にあった刀の所有者が つい先日 変わったらしい。 711 00:51:59,629 --> 00:52:02,632 所有者が変わった? われらや お主ら以外にも→ 712 00:52:02,632 --> 00:52:07,637 刀集めをしている者が 存在するということだ。 713 00:52:07,637 --> 00:52:11,641 新しい所有者は 陸奥から 四国行きの船に乗ったそうだぞ。 714 00:52:11,641 --> 00:52:13,643 四国…。 715 00:52:13,643 --> 00:52:16,646 早めに対応しておくことを勧める。 716 00:52:16,646 --> 00:52:20,650 何せ あの死霊山を わずか半時で 壊滅に追い込んだほどの→ 717 00:52:20,650 --> 00:52:22,650 化け物らしいからな。 718 00:52:30,660 --> 00:52:33,663 (こなゆき)嘘ついて ごめんなさいでした。 719 00:52:33,663 --> 00:52:36,666 もうよい。 それより 頼んだぞ。 720 00:52:36,666 --> 00:52:39,669 そなたにしか できぬことだ。 任してください。 721 00:52:39,669 --> 00:52:41,671 うちっち ちゃんと 尾張まで運びますから。 722 00:52:41,671 --> 00:52:45,675 おう 頑張れよ。 それと そなたがこれから住まう→ 723 00:52:45,675 --> 00:52:48,678 三途神社のことだが 案ずることはない。 724 00:52:48,678 --> 00:52:51,681 そなたの先祖も 出雲の出らしいからな。 725 00:52:51,681 --> 00:52:54,684 これも 何かの縁であろう。 はい! 726 00:52:54,684 --> 00:52:57,684 ≪(出港の合図の音) 727 00:53:01,691 --> 00:53:04,694 (七花・とがめ)ああ…。 728 00:53:04,694 --> 00:53:06,696 とがめお姉ちゃん 七花お兄ちゃん→ 729 00:53:06,696 --> 00:53:08,698 いっぱい 遊んでくれて ありがとう。 730 00:53:08,698 --> 00:53:11,698 うちっち とっても楽しかったです。 731 00:53:17,707 --> 00:53:19,709 いよいよ 四国だぞ 七花。 732 00:53:19,709 --> 00:53:22,712 そなたが見たがっていた 刀大仏が見られる。 733 00:53:22,712 --> 00:53:25,715 ああ…。 ん? どうした 元気ないな。 734 00:53:25,715 --> 00:53:28,718 何つーか 心残りが。 735 00:53:28,718 --> 00:53:31,721 何!? 心変わり!? そなた 少女趣味だったのか! 736 00:53:31,721 --> 00:53:34,724 わたしよりも あんな小娘の方がよいと…。 737 00:53:34,724 --> 00:53:38,728 いやいや 心残り。 心変わりじゃなくて。 738 00:53:38,728 --> 00:53:40,730 ほら 狂犬には 勝てたけど→ 739 00:53:40,730 --> 00:53:42,732 結局 こなゆきには 負けたままだろ。 740 00:53:42,732 --> 00:53:46,736 なまじ 狂犬に勝っちゃったせいか心残りが…。 741 00:53:46,736 --> 00:53:50,674 ああ それは わたしが 何度も説明してやったろう。 742 00:53:50,674 --> 00:53:53,677 あれは こなゆきが 素人であるが故に→ 743 00:53:53,677 --> 00:53:55,679 たまたま 入ってしまっただけの 一撃だ。 744 00:53:55,679 --> 00:53:57,681 気に病むことはない。 745 00:53:57,681 --> 00:53:59,683 本来ならば 負けのうちにも入らぬよ。 746 00:53:59,683 --> 00:54:03,687 そういうもんかね…。 何度 聞いても分かんねえや。 747 00:54:03,687 --> 00:54:08,692 む… まさか 本当に 心変わりしたのではないだろうな。 748 00:54:08,692 --> 00:54:10,694 久しぶりに この髪 巻いてみない? 749 00:54:10,694 --> 00:54:14,698 心変わりなんて あり得ないよ。 俺は とがめの刀なんだ。 750 00:54:14,698 --> 00:54:18,702 それならば よいのだが。 頼むぞ まったく。 751 00:54:18,702 --> 00:54:20,704 (せきばらい) 752 00:54:20,704 --> 00:54:24,708 まあ どうしても こなゆきと 決着をつけたいと言うのならば→ 753 00:54:24,708 --> 00:54:27,711 刀集めの旅を 終えてからのことにしてくれよ。 754 00:54:27,711 --> 00:54:29,711 ああ。 755 00:54:31,715 --> 00:54:34,015 了解だ とがめ。 756 00:54:35,719 --> 00:54:39,489 <七花の人間性は 刀集めの旅のさなか→ 757 00:54:39,489 --> 00:54:42,726 順調に 育ちつつあったのでございます> 758 00:54:42,726 --> 00:54:46,730 <翌月の決戦の地は 剣士にとって 最大の聖地→ 759 00:54:46,730 --> 00:54:53,670 土佐は 鞘走山 刀大仏の鎮座する 清涼院 護剣寺> 760 00:54:53,670 --> 00:54:55,672 <校倉 必 凍空こなゆきと→ 761 00:54:55,672 --> 00:55:00,677 所有者を殺さない勝ち方を 2度続けて経験した 七花は→ 762 00:55:00,677 --> 00:55:05,682 その対決において 姉殺しを 経験するのでございます> 763 00:55:05,682 --> 00:55:11,688 <刀か心 あるいは その両方ともが折られるのか> 764 00:55:11,688 --> 00:55:13,690 <こよいの『刀語』> 765 00:55:13,690 --> 00:55:16,290 <お楽しみは ここまでにございます> 766 00:55:26,703 --> 00:55:36,703 ♪♪~