1 00:01:41,168 --> 00:01:44,671 📱(チエ先生)あのナムって人 ヤバすぎますよ! 2 00:01:44,671 --> 00:01:47,174 (モブオ)チ… チエ先生 師匠が何か? 3 00:01:47,174 --> 00:01:50,143 何かも何も! カヤちゃんのこと 殺そうとしてたんですよ! 4 00:01:50,143 --> 00:01:52,145 (ナム)えん罪で~す。 5 00:01:52,145 --> 00:01:55,716 おはらいのこと 悪霊殺しとか言わないでしょ。 6 00:01:55,716 --> 00:01:58,752 あ~! 何 かくまってんですか モブさん! 7 00:01:58,752 --> 00:02:02,656 師匠がカヤ様の調査資料を 共有したいと言うので。 8 00:02:02,656 --> 00:02:06,093 📱は~!? いったい 何をたくらんでるんですか!? 9 00:02:06,093 --> 00:02:09,830 (ナム)なんかさ かみ合わないんだよね いろいろ。 10 00:02:09,830 --> 00:02:13,767 名付けは本家式 長女で霊能力者➨ 11 00:02:13,767 --> 00:02:19,339 次の当主なのは明らかなのに 家の外で普通に暮らしてるし➨ 12 00:02:19,339 --> 00:02:22,509 なにより正体が あのバケモンときている。 13 00:02:22,509 --> 00:02:25,178 あの 本家って言ってますけど➨ 14 00:02:25,178 --> 00:02:27,814 あなたって 戎杜の人間なんですか? 15 00:02:27,814 --> 00:02:32,019 俺の姓は分家の蛭子守 字が違う。 16 00:02:32,019 --> 00:02:34,688 本家の戎杜に対して➨ 17 00:02:34,688 --> 00:02:36,656 非霊能力者の血筋が➨ 18 00:02:36,656 --> 00:02:39,092 分家の蛭子守。 19 00:02:39,092 --> 00:02:41,828 分家は皆 本家の巫女子を➨ 20 00:02:41,828 --> 00:02:45,332 教祖か何かみたいに あがめて奉公していた。 21 00:02:45,332 --> 00:02:47,701 ような気がする。 22 00:02:47,701 --> 00:02:50,470 📱なんでそこフワフワ? しようがないだろ。 23 00:02:50,470 --> 00:02:54,141 俺が家 出されたの 4歳とか5歳だぞ。 24 00:02:54,141 --> 00:02:56,810 先祖返りってやつかな。 25 00:02:56,810 --> 00:03:00,814 生まれつき俺には 巫女子の本当の姿が見えた。 26 00:03:00,814 --> 00:03:04,484 それを口に出して間もなく 施設に入れられた。 27 00:03:04,484 --> 00:03:09,890 子ども1人の一生をふいにしても 隠したい何かを 俺は見た。 28 00:03:09,890 --> 00:03:13,493 そして それよりも はるかに凶悪な何かが➨ 29 00:03:13,493 --> 00:03:17,330 管理者の手を離れて 幼稚園児やってる。 30 00:03:17,330 --> 00:03:21,768 どう? 俺がはらったほうがいいと 思う理由 理解できた? 31 00:03:21,768 --> 00:03:25,138 あくまでカヤちゃんを 始末しようって考えなんですね。 32 00:03:25,138 --> 00:03:27,674 必要ならそうする。 33 00:03:27,674 --> 00:03:30,844 先生が あれを人に戻して生かしたんだ。 34 00:03:30,844 --> 00:03:36,349 責任もって 人間でいさせてよね。 俺だって そのほうが楽。 35 00:03:36,349 --> 00:03:39,152 📱当ったり前でしょ! 36 00:03:39,152 --> 00:03:43,023 (カヤちゃん)あぁ…。 37 00:03:43,023 --> 00:03:45,659 オバノナナ~。 38 00:03:45,659 --> 00:03:47,661 (ナナ)ナナです。 カヤ。 39 00:03:47,661 --> 00:03:54,167 《戎杜七奈 カヤちゃんの伯母さんで 本家 戎杜家当主で霊能力者…》 40 00:03:54,167 --> 00:03:57,003 チエ先生。 えっ! あっ はい! 41 00:03:57,003 --> 00:04:01,908 なんだか カヤの元気がなくて。 何か心当たりはありませんか? 42 00:04:01,908 --> 00:04:05,178 えっ! あぁ えっと…。 43 00:04:05,178 --> 00:04:09,583 《どうしよう。 カヤちゃんを 人間と思っていない可能性は➨ 44 00:04:09,583 --> 00:04:13,653 捨てきれないし。 ナムと同じ目的かも》 45 00:04:13,653 --> 00:04:19,226 何かわかったら… いえ 何か話す気になったら➨ 46 00:04:19,226 --> 00:04:21,228 ぜひ聞かせてください。 47 00:04:21,228 --> 00:04:23,230 は… はい。 48 00:04:25,165 --> 00:04:28,168 ねぇ オバノナナも…。 ナナです。 49 00:04:28,168 --> 00:04:31,171 オバケ やっつけられるの? 50 00:04:31,171 --> 00:04:33,673 いいえ。 それができるのは➨ 51 00:04:33,673 --> 00:04:38,178 あなたのような 特別な存在だけです。 カヤ。 52 00:04:38,178 --> 00:04:43,216 でも この前は だめだった。 やっつけられなかった。 53 00:04:43,216 --> 00:04:46,720 だからもう なんもしないの。 54 00:04:49,156 --> 00:04:53,827 私が あなたくらいのころは 怪異はただ恐ろしく➨ 55 00:04:53,827 --> 00:04:57,197 母の後ろに隠れていることしか できませんでした。 56 00:04:57,197 --> 00:05:00,767 本来 あなたのような 小さな子どもが➨ 57 00:05:00,767 --> 00:05:02,669 対峙していいものではありません。 58 00:05:02,669 --> 00:05:07,107 争いを避ける あなたの判断は正しい。 ただ➨ 59 00:05:07,107 --> 00:05:11,678 どうしても立ち向かわなければ いけないときのために これを。 60 00:05:11,678 --> 00:05:18,318 お守りです。 これがあなたを 怪異から守ってくれます。 61 00:05:18,318 --> 00:05:20,320 おしり。 ハートです。 62 00:05:20,320 --> 00:05:23,190 ありがとう。 63 00:05:23,190 --> 00:05:25,125 ⸨ナナ。 64 00:05:25,125 --> 00:05:27,661 これ おしり? ハート! 65 00:05:27,661 --> 00:05:29,629 エヘヘ ウソ! 66 00:05:29,629 --> 00:05:32,199 もう! ハハハハ⸩ 67 00:05:32,199 --> 00:05:35,168 オバノナナ。 68 00:05:35,168 --> 00:05:38,238 おしりって言って ごめん。 69 00:05:38,238 --> 00:05:42,642 いえ 目にゴミが入っただけです。 70 00:05:42,642 --> 00:05:46,780 (ケンケン)かくれんぼする人! (みんな)は~い! 71 00:05:46,780 --> 00:05:49,115 (みんな)ジャンケン ポン! 72 00:05:49,115 --> 00:05:53,787 (サクちゃん)カヤちゃん オニ! (みんな)わ~い! 73 00:05:53,787 --> 00:05:57,324 1 2 3…。 74 00:05:57,324 --> 00:06:01,194 どこにしよっかな。 (まさる)おっ ここにしよ! 75 00:06:03,129 --> 00:06:05,131 サクちゃん。 76 00:06:07,300 --> 00:06:09,302 な~に? まーくん。 77 00:06:09,302 --> 00:06:11,972 いい隠れ場所 教えてあげる。 78 00:06:11,972 --> 00:06:13,974 ホント!? 79 00:06:17,143 --> 00:06:22,282 うぇ… ここ? 私 暗いの嫌なんだけど。 80 00:06:22,282 --> 00:06:25,118 でも かくれんぼ勝ちたいよね? 81 00:06:25,118 --> 00:06:29,122 う~ん… じゃあ ちょっとだけ。 82 00:06:32,459 --> 00:06:36,796 19… 20。 83 00:06:36,796 --> 00:06:39,866 ハァ ハァ ハァ…。 84 00:06:39,866 --> 00:06:42,002 ケンケン み~っけ! (ケンケン)わぁ! 85 00:06:42,002 --> 00:06:45,171 ユズちゃん み~っけ! (ユズ)いやん! 86 00:06:47,140 --> 00:06:50,143 まーくん サクちゃん み~っけ! 87 00:06:54,047 --> 00:06:56,616 (2人)ヘヘヘヘ。 88 00:06:56,616 --> 00:07:00,120 いつものサクちゃんと まーくんじゃない…。 89 00:07:00,120 --> 00:07:03,823 え~? なに言ってんの~。 90 00:07:03,823 --> 00:07:07,294 変なの~。 変な子。 91 00:07:07,294 --> 00:07:09,496 (2人)クククク…。 92 00:07:09,496 --> 00:07:13,166 変なこと言う変な子。 93 00:07:15,635 --> 00:07:18,138 サクちゃんは そんなこと言わない! 94 00:07:18,138 --> 00:07:21,508 うわっ! ぐっ! 95 00:07:21,508 --> 00:07:25,312 無駄。 お前にできることなんてない。 96 00:07:25,312 --> 00:07:29,449 あっち行って。 お前は仲間に入れてやんない。 97 00:07:29,449 --> 00:07:33,820 高い所にいると…。 あれ? カヤちゃんは? 98 00:07:33,820 --> 00:07:36,489 もうやめたって~。 99 00:07:36,489 --> 00:07:40,460 だからさ 僕たちだけで また かくれんぼしよ。 100 00:07:42,462 --> 00:07:45,131 (ユズ)ケンケーン! 101 00:07:45,131 --> 00:07:49,135 もう降参 出てきて~! 102 00:07:49,135 --> 00:07:52,839 どこにいるの~? もういいじゃん。 103 00:07:52,839 --> 00:07:56,710 お帰りの時間に遅れちゃう。 先に帰ろ。 104 00:07:56,710 --> 00:08:00,246 だめだよ! みんなで 遊んでたんだから捜して! 105 00:08:00,246 --> 00:08:06,119 ケンケーン! もうお帰りの時間だよ~! 106 00:08:06,119 --> 00:08:09,456 早く出てきて~! あっ! 107 00:08:09,456 --> 00:08:12,292 ケンケン み~っけ! ハァ ハァ…。 108 00:08:12,292 --> 00:08:14,627 急いでお部屋戻ろ…。 109 00:08:14,627 --> 00:08:20,800 おっ ユズ。 なに泣きそうに なってんだよ。 あぁ…。 110 00:08:20,800 --> 00:08:26,172 もしかして… 見えた~? ひぃ! 111 00:08:28,808 --> 00:08:31,978 (アキラ先生)さぁ そろそろ時間だよ~! 112 00:08:31,978 --> 00:08:34,247 (みんな)は~い! 113 00:08:36,383 --> 00:08:39,619 ハァ ハァ ハァ… カヤちゃん! 114 00:08:39,619 --> 00:08:42,489 みんなが変! 115 00:08:42,489 --> 00:08:46,025 たすけ… ぐっ! ユズちゃん! 116 00:08:46,025 --> 00:08:49,129 ⸨怖いの嫌でしょ? 117 00:08:49,129 --> 00:08:52,298 なら お利口にしてないと。 118 00:08:52,298 --> 00:08:56,302 無駄。 お前にできることなんてない⸩ 119 00:09:03,209 --> 00:09:05,145 ⸨ナナ:どうしても➨ 120 00:09:05,145 --> 00:09:08,615 立ち向かわなければ いけないときのために これを⸩ 121 00:09:08,615 --> 00:09:12,652 俺たち最後まで 見つからなかっただろ? 122 00:09:12,652 --> 00:09:15,321 いや やめて! すごい隠れ場所見つけたんだ。 123 00:09:15,321 --> 00:09:17,690 はなして! あっ! 124 00:09:20,193 --> 00:09:25,698 この中なら 絶対 絶対 見つからないから。 125 00:09:28,134 --> 00:09:33,306 一緒に隠れよう。 ずっと隠れていよう。 126 00:09:33,306 --> 00:09:36,810 見つかんないから。 127 00:09:36,810 --> 00:09:40,280 ずっと ず~っと。 キャーッ! 128 00:09:40,280 --> 00:09:43,216 フッ! うぅ! 129 00:09:43,216 --> 00:09:45,118 カヤちゃん。 130 00:09:45,118 --> 00:09:47,120 逃げて! 131 00:09:47,120 --> 00:09:50,790 ハァ ハァ ハァ…。 132 00:09:50,790 --> 00:09:54,794 (3人)あ~ぁ 逃げられた。 133 00:09:54,794 --> 00:09:58,698 まぁいいや こっちで。 134 00:10:04,104 --> 00:10:07,807 なっ… なんだ! 135 00:10:07,807 --> 00:10:12,979 来るな! お前は いらない! 136 00:10:12,979 --> 00:10:18,485 カヤの友達に 意地悪しちゃ だめ! 137 00:10:18,485 --> 00:10:21,154 わぁ~! うっ! 138 00:10:26,493 --> 00:10:30,130 (まさる)わ~ 開かない 誰か! (サクちゃん)いや~ 暗いよ 怖いよ。 139 00:10:30,130 --> 00:10:32,565 おい バカ閉めんな 開けろ! あれ? 140 00:10:32,565 --> 00:10:34,801 みんな み~っけ! 141 00:10:34,801 --> 00:10:40,807 こら~! 何してんの あんたたち~! 142 00:10:40,807 --> 00:10:43,209 って え? 143 00:10:43,209 --> 00:10:49,816 カヤちゃん みんな! 元に戻ってる よかった~! 144 00:10:51,851 --> 00:10:54,854 な… 何じゃこりゃ。 145 00:10:54,854 --> 00:10:58,491 はいはい お部屋戻るわよ~。 146 00:10:58,491 --> 00:11:01,628 カヤちゃん。 オバケやっつけたよ。 147 00:11:01,628 --> 00:11:05,798 《理由はわからないけど 元気は戻ったみたいね》 148 00:11:05,798 --> 00:11:08,301 そうなんだ ありがと。 149 00:11:08,301 --> 00:11:11,204 これね オバノナナがくれた。 150 00:11:13,173 --> 00:11:15,241 ナナさんが? 151 00:11:15,241 --> 00:11:19,312 お守り。 へぇ… 意外。 152 00:11:19,312 --> 00:11:23,349 カヤちゃん これ ちょっとだけ広げてもいい? 153 00:11:23,349 --> 00:11:25,351 いいよ。 154 00:11:28,121 --> 00:11:30,123 これって…。 155 00:11:35,128 --> 00:11:37,597 カヤちゃん上手! 156 00:11:41,134 --> 00:11:44,137 (モブオ)フンフン。 聞くところでは➨ 157 00:11:44,137 --> 00:11:46,806 元気をなくされているという ことでしたが。 158 00:11:46,806 --> 00:11:49,275 (モブオ)調子が戻られたようで よかった! 159 00:11:49,275 --> 00:11:52,779 オサムくん いつもこんなことしてるの? 160 00:11:52,779 --> 00:11:55,782 すみません 師匠 つき合わせてしまって。 161 00:11:55,782 --> 00:11:58,484 いや 事は本家絡みだ。 162 00:11:58,484 --> 00:12:01,654 1人にさせたら また 何があるか わからないからね。 163 00:12:01,654 --> 00:12:03,790 さて 次はこれを! ねぇ 聞いてる? 164 00:12:03,790 --> 00:12:05,792 パシャリ。 165 00:12:05,792 --> 00:12:08,461 ムホホ。 師匠もご存じないでしょう。 166 00:12:08,461 --> 00:12:12,332 霊的記録を残すなら やはり アナログなのですよ。 167 00:12:12,332 --> 00:12:14,867 なんも写ってないけど? 168 00:12:14,867 --> 00:12:18,137 時間がたつと浮かんできますよ。 ふ~ん。 169 00:12:18,137 --> 00:12:21,641 あっ ホントだ。 見えて…。 170 00:12:21,641 --> 00:12:25,011 アナログ式は時に 人の目では拾いきれない➨ 171 00:12:25,011 --> 00:12:27,647 真実を 見つけることもあってですね…。 172 00:12:27,647 --> 00:12:30,984 喉 かわいちゃった。 俺 飲み物買ってくる。 173 00:12:30,984 --> 00:12:32,952 (飲み物が落ちる音) 174 00:12:37,890 --> 00:12:42,128 人の目では拾いきれない真実ね…。 175 00:12:42,128 --> 00:12:45,131 ハハハ わ~い。 176 00:12:45,131 --> 00:12:50,803 ふうむ。 チエ先生や師匠が言う ような異常は見られませんね。 177 00:12:50,803 --> 00:12:53,673 表出には 何か条件でも…。 178 00:12:53,673 --> 00:12:55,775 あれは! (シャッター音) 179 00:12:58,811 --> 00:13:05,318 ふむ やはり この世ならざるもの。 ンフフ さすがアナログは違いますね。 180 00:13:05,318 --> 00:13:09,122 しかし カヤ様が あの場に 捨ておくということは➨ 181 00:13:09,122 --> 00:13:13,526 人に害をもたらす怪異には まだ至らずといったところ。 182 00:13:13,526 --> 00:13:15,561 (シャッター音) 183 00:13:15,561 --> 00:13:17,664 ん? こっちを… 見ている。 184 00:13:17,664 --> 00:13:19,632 気付かれた!? 185 00:13:22,135 --> 00:13:26,306 ごめ~ん オサムくん 写真どっかに落とし…。 186 00:13:26,306 --> 00:13:29,008 なに固まってんの? 187 00:13:29,008 --> 00:13:32,779 し… 師匠 この写真を見てください。 188 00:13:36,149 --> 00:13:39,152 視線を外すたびに動いています。 189 00:13:39,152 --> 00:13:44,290 おそらく 注視していないと 襲ってくるたぐいの怪異かと。 190 00:13:44,290 --> 00:13:48,294 師匠なら見えるでしょう。 退治してもらえませんか? 191 00:13:48,294 --> 00:13:51,297 瞬きの我慢も限界で 目カピカピ。 192 00:13:51,297 --> 00:13:55,468 退治はいいけど どこにも怪異なんていないよ。 193 00:13:55,468 --> 00:13:58,638 (モブオ)えっ!? でも現実には…。 194 00:13:58,638 --> 00:14:03,643 《おかしい。 オサムくんに見えて 俺に見えないなんてことが…》 195 00:14:03,643 --> 00:14:05,645 オサムくん。 196 00:14:05,645 --> 00:14:07,647 はっ はい! 見ないで。 197 00:14:07,647 --> 00:14:10,817 し… 師匠いけません! そんなことしたら怪異が襲って…。 198 00:14:10,817 --> 00:14:13,986 来た。 うわぁ! 199 00:14:13,986 --> 00:14:16,155 つかまえた。 200 00:14:19,125 --> 00:14:22,328 うかつだったな。 見逃してた。 201 00:14:22,328 --> 00:14:26,332 カメラの中に潜むなんて 器用なことするね。 202 00:14:30,136 --> 00:14:34,006 あぁ 危なかった! 目ある。 203 00:14:34,006 --> 00:14:37,810 大丈夫? オサムくん。 ありがとうございます。 204 00:14:37,810 --> 00:14:42,148 《増えた!? どうして…》 205 00:14:42,148 --> 00:14:46,652 なるほど… つくづく器用なマネを。 206 00:14:48,621 --> 00:14:51,624 し… 師匠! 今ちょっと無理。 207 00:14:51,624 --> 00:14:54,127 俺に気が向いてるうちに 自力で逃げて! 208 00:14:54,127 --> 00:14:57,463 そんな! 209 00:14:57,463 --> 00:14:59,932 師匠! 210 00:15:05,138 --> 00:15:10,109 モブオの友達 いじめちゃだめ! 211 00:15:16,783 --> 00:15:19,452 あぁ~! 212 00:15:19,452 --> 00:15:22,288 モブオ 大丈夫? 213 00:15:22,288 --> 00:15:24,824 カヤ様! 214 00:15:24,824 --> 00:15:29,095 今の もう1回 写真に… あ~ いや 動画に! 215 00:15:29,095 --> 00:15:33,099 オサムくんを守るのは いつもお前だな。 216 00:15:33,099 --> 00:15:35,101 男のオバノナナ。 217 00:15:35,101 --> 00:15:38,771 あぁ 師匠 どこへ? 師匠! 218 00:15:38,771 --> 00:15:42,108 《こんなに尾を引くとは 思わなかった。 219 00:15:42,108 --> 00:15:45,178 今のままじゃオサムくんを守れない。 220 00:15:45,178 --> 00:15:50,950 気は乗らないけど 背に腹はかえられないか》 221 00:15:50,950 --> 00:15:53,452 あの 戎杜さん。 222 00:15:53,452 --> 00:15:55,621 はい 何でしょう。 223 00:15:55,621 --> 00:15:58,124 おかしなことを 言うみたいですけど➨ 224 00:15:58,124 --> 00:16:01,127 カヤちゃんって オバケが見えるんです。 225 00:16:01,127 --> 00:16:04,130 それだけじゃなくて やっつけることも。 226 00:16:04,130 --> 00:16:06,933 けど それって 普通じゃない何かが➨ 227 00:16:06,933 --> 00:16:10,636 カヤちゃんをそのように しているん… ですよね。 228 00:16:10,636 --> 00:16:15,608 その言い回し 戎杜の巫女子も ご存じのようですね。 229 00:16:15,608 --> 00:16:18,611 教えます。 私の知ってるカヤちゃんのこと。 230 00:16:18,611 --> 00:16:22,949 だから 教えてください。 あなたの知ってるカヤちゃんのこと。 231 00:16:22,949 --> 00:16:27,119 どうして私のことを 信用しようと思ったのですか? 232 00:16:27,119 --> 00:16:34,794 カヤちゃんが見せてくれたんです。 お守り そこに書いてありました。 233 00:16:34,794 --> 00:16:38,664 あんなの 私の力では 気休めにしかなりません。 234 00:16:38,664 --> 00:16:42,301 それなら私も同じです。 だから お願いします! 235 00:16:42,301 --> 00:16:46,305 カヤちゃんが これからも 家族と一緒に過ごせるように➨ 236 00:16:46,305 --> 00:16:49,475 二度とバケモノなんて 言われないように。 237 00:16:52,612 --> 00:16:57,783 カヤちゃんは 戎杜の巫女子だと その ナムって人が。 238 00:16:57,783 --> 00:17:03,956 分家の子 息災だったのですね。 よかった…。 239 00:17:03,956 --> 00:17:07,627 ナムの言うことは半分合っています。 半分? 240 00:17:07,627 --> 00:17:13,266 戎杜の長女は霊能力者になる。 これは厳密に言えば間違いです。 241 00:17:13,266 --> 00:17:17,136 第一子が皆 霊能力者になるように 産んでいるのです。 242 00:17:17,136 --> 00:17:20,206 意図的に霊能力者を産む? 243 00:17:20,206 --> 00:17:25,444 にわかには信じがたいことですが 戎杜の祖は神がかりの巫女子で➨ 244 00:17:25,444 --> 00:17:29,849 その超常の力によって 戎杜は繁栄を極めたと。 245 00:17:29,849 --> 00:17:34,787 しかし 彼女の力が次の世代に 引き継がれることはなかった。 246 00:17:34,787 --> 00:17:39,191 それでも繁栄の継続を 諦めきれなかった戎杜家は➨ 247 00:17:39,191 --> 00:17:42,962 巫女子の再誕のために あらゆるまじないを試し➨ 248 00:17:42,962 --> 00:17:45,631 ついに ある方法に至った。 249 00:17:45,631 --> 00:17:47,600 それが…。 250 00:17:49,769 --> 00:17:51,804 これによって 生まれてくる子どもは➨ 251 00:17:51,804 --> 00:17:56,976 必ず女となり 育つほどに 見た目も持つ能力も➨ 252 00:17:56,976 --> 00:18:01,447 初代の生き写しとなって 戎杜家は繁栄していった。 253 00:18:01,447 --> 00:18:06,285 生まれた巫女子も当然 次代の巫女子の出産を望み➨ 254 00:18:06,285 --> 00:18:10,456 結果として長女が霊能力者の 家系となっているのです。 255 00:18:10,456 --> 00:18:16,462 その濃度に程度の差はあれ 私たちは皆 この女の複製。 256 00:18:16,462 --> 00:18:19,932 霊能力の容器である 私たち戎杜の巫女子を➨ 257 00:18:19,932 --> 00:18:23,803 ナムが怪異と呼ぶのも あながち間違いではないでしょう。 258 00:18:23,803 --> 00:18:28,307 ナムは… カヤちゃんは すべてが怪異になってるって。 259 00:18:28,307 --> 00:18:31,744 それってつまり 佐藤カヤに なるはずだった子はもう…。 260 00:18:31,744 --> 00:18:36,649 大丈夫。 ナムの言うように カヤは巫女子の霊能力を➨ 261 00:18:36,649 --> 00:18:39,051 特に色濃く 引き継いでいるようですが➨ 262 00:18:39,051 --> 00:18:43,489 カヤという人格は 間違いなく あの子自身のものです。 263 00:18:43,489 --> 00:18:46,325 ホントに? えぇ。 264 00:18:46,325 --> 00:18:49,729 だって カヤを出産した未来は…。 265 00:18:52,131 --> 00:18:54,133 なんでもありません。 266 00:18:54,133 --> 00:18:56,135 よかった! 267 00:18:56,135 --> 00:19:00,639 でも どうしてカヤちゃんのママは そんなことを…。 268 00:19:00,639 --> 00:19:04,143 反抗… でしょうか。 269 00:19:04,143 --> 00:19:07,146 あの子は 自分が霊能力者でないことに➨ 270 00:19:07,146 --> 00:19:09,181 劣等感を抱いていた。 271 00:19:09,181 --> 00:19:13,486 姉妹で産みに差をつけた母さんを 恨んでいた節もある。 272 00:19:13,486 --> 00:19:17,156 何かしらの手段で 呪胎を知ったあの子は➨ 273 00:19:17,156 --> 00:19:19,625 娘を霊能力者にすることで➨ 274 00:19:19,625 --> 00:19:23,129 その感情から解放されたかったの かもしれません。 275 00:19:23,129 --> 00:19:25,798 神に八と書いてカヤ。 276 00:19:25,798 --> 00:19:29,468 娘にそう名付けたのは たぶん そういうこと。 277 00:19:29,468 --> 00:19:31,637 あぁ だから2人目も。 278 00:19:31,637 --> 00:19:33,639 え? 2人目も? 279 00:19:33,639 --> 00:19:37,309 あっ はい。 知り合いの 霊感おじさんが言ってたんです。 280 00:19:37,309 --> 00:19:41,313 カヤちゃんのママのおなかの中に 怪異がいるって。 281 00:19:41,313 --> 00:19:44,650 それがその 呪胎ってことですよね。 282 00:19:44,650 --> 00:19:48,521 きっと 自分と違って 姉妹で霊能力者にするために…。 283 00:19:48,521 --> 00:19:50,523 おかしい。 え? 284 00:19:50,523 --> 00:19:53,993 カヤが巫女子として生まれたのは 間違いない。 285 00:19:53,993 --> 00:19:57,129 あの子が持ち出したのは私の…。 286 00:19:57,129 --> 00:20:01,300 でも 2人目を作るには…。 287 00:20:01,300 --> 00:20:03,936 あの… ナナさん? あぁっ。 288 00:20:03,936 --> 00:20:08,107 すみません 確かめたいことが できたので これで。 289 00:20:08,107 --> 00:20:10,109 へっ? 290 00:20:10,109 --> 00:20:12,778 あっ… あの! 291 00:20:12,778 --> 00:20:15,247 チエ先生 バイバイ。 292 00:20:18,117 --> 00:20:20,152 (ナナ)佐藤未来に面会を。 293 00:20:20,152 --> 00:20:22,288 突き当たりの右奥です。 294 00:20:22,288 --> 00:20:25,658 カヤちゃん わかるよね。 案内してあげて。 295 00:20:28,094 --> 00:20:30,596 行っちゃだめ。 296 00:20:34,100 --> 00:20:39,138 カヤは強い子ですね。 ずっと1人でママに向き合って。 297 00:20:39,138 --> 00:20:42,274 ここからは あなたに代わって私が。 298 00:20:42,274 --> 00:20:45,144 すぐに戻りますから。 299 00:20:48,747 --> 00:20:52,952 ⸨カヤパパ:実は ナナさんに カヤをお任せする前➨ 300 00:20:52,952 --> 00:20:55,121 未来に相談したんです。 301 00:20:55,121 --> 00:21:00,793 家族仲が複雑だと聞いていたので。 でも 未来は笑って言ってました。 302 00:21:00,793 --> 00:21:04,797 カヤを姉さんに見せて 驚かせてあげて⸩ 303 00:21:04,797 --> 00:21:10,169 《未来… あなたはいったい 何を考えてるの?》 304 00:21:18,344 --> 00:21:20,746 はっ。 ナナちゃん。 305 00:21:23,616 --> 00:21:25,618 あっ! 306 00:21:28,120 --> 00:21:31,557 《何 今のは…》 307 00:21:31,557 --> 00:21:34,627 オバノナナ! 鼻血 大丈夫? 308 00:21:34,627 --> 00:21:36,595 え… えぇ。 309 00:21:36,595 --> 00:21:39,765 《幻覚… いや違う。 310 00:21:39,765 --> 00:21:43,269 確かに何かいた。 それが私を…。 311 00:21:43,269 --> 00:21:45,938 📱 312 00:21:45,938 --> 00:21:49,608 私は どうして生きているの…》 📱 313 00:21:49,608 --> 00:21:53,145 はい 戎杜です。 314 00:21:53,145 --> 00:21:57,116 はい。 えっ…。 315 00:21:59,118 --> 00:22:04,123 📱ナナさん? あ… あの 大丈夫ですか? 316 00:22:04,123 --> 00:22:07,660 たった 今ですか? 317 00:22:07,660 --> 00:22:14,166 📱はい。 つい先ほどお母様が お亡くなりになりました。