1 00:00:02,820 --> 00:00:04,900 この世界には 2 00:00:04,900 --> 00:00:11,140 人の運命をつかさどる 何らかの超越的な「律」 3 00:00:11,140 --> 00:00:15,120 神の手が存在するのだろうか 4 00:00:15,120 --> 00:00:21,920 少なくとも人は自らの意志さえ 自由には出来ない 5 00:00:26,250 --> 00:00:29,750 ガッツ お前 まさか… 6 00:00:36,700 --> 00:00:40,900 まさか鷹の団を やめるつもりじゃ… 7 00:02:23,740 --> 00:02:25,680 伝令!伝令! 8 00:02:25,680 --> 00:02:28,490 申し上げます 我が軍の被害は甚大 9 00:02:28,490 --> 00:02:31,190 無傷で残るは もはや本陣のみ 10 00:02:31,190 --> 00:02:33,120 なんということだ 11 00:02:33,120 --> 00:02:37,570 ミッドランド2大騎士団の 片翼を担う我が白虎騎士団が 12 00:02:37,570 --> 00:02:40,110 こうも やすやすと 13 00:02:40,110 --> 00:02:43,610 ドルドレイ城 まさに難攻不落 14 00:02:43,610 --> 00:02:47,590 申し上げます! 今度は何だ 15 00:02:47,590 --> 00:02:50,800 敵城塞西門より騎馬約1000騎 16 00:02:50,800 --> 00:02:54,610 我が軍本陣に向け 突進してきます 17 00:02:54,610 --> 00:03:00,110 まさかチューダー最強の騎士団 紫犀聖騎士団か 18 00:03:31,340 --> 00:03:34,260 この百年戦争は チューダー帝国による 19 00:03:34,260 --> 00:03:37,890 我が国への領土侵略から 起こったものだ 20 00:03:37,890 --> 00:03:42,760 ドルドレイ城塞も元はと言えば 我が軍の国境防衛の要 21 00:03:42,760 --> 00:03:44,810 だがチューダーの手に落ちて以来 22 00:03:44,810 --> 00:03:49,450 皮肉にも敵の侵攻の 最大の拠点となっておる 23 00:03:49,450 --> 00:03:53,020 しかしチューダーは今 皇位継承をめぐり 24 00:03:53,020 --> 00:03:55,300 内戦勃発の危機にある 25 00:03:55,300 --> 00:03:58,530 強大な軍事力を誇る チューダーとはいえ 26 00:03:58,530 --> 00:04:02,870 戦力のすべてをこの戦にさく ゆとりはないはず 27 00:04:02,870 --> 00:04:05,720 まさに千載一遇の好機 28 00:04:05,720 --> 00:04:10,460 この機を逃してドルドレイ攻略は いや 領土奪還はあり得ない 29 00:04:10,460 --> 00:04:12,490 しかし一体どうやって? 30 00:04:12,490 --> 00:04:16,270 敵駐屯軍の主力は あの猛将ボスコーン率いる 31 00:04:16,270 --> 00:04:19,610 チューダー最大最強の 紫犀聖騎士団 32 00:04:19,610 --> 00:04:25,490 我が軍の白虎騎士団でさえ壊滅の 憂き目に遭っているのですぞ 33 00:04:25,490 --> 00:04:29,330 総力戦?それしかないか 34 00:04:29,330 --> 00:04:32,530 それは危険です!今回の遠征では 35 00:04:32,530 --> 00:04:35,910 すでに全軍の4割近くを 失っています 36 00:04:35,910 --> 00:04:39,580 総力戦でもドルドレイを 落とせる保証はありません 37 00:04:39,580 --> 00:04:45,230 戦が長引けば敵主翼と駐屯軍との 挟み撃ちに遭うことは必至です 38 00:04:45,230 --> 00:04:47,900 これ以上 無理をすれば 全滅の恐れも… 39 00:04:47,900 --> 00:04:51,540 全体的に見れば 今回の遠征は勝ち戦 40 00:04:51,540 --> 00:04:54,020 わざわざ危険な賭けに 出なくても… 41 00:04:54,020 --> 00:04:58,890 いや この戦の最終目的は あくまでドルドレイ攻略にある 42 00:04:58,890 --> 00:05:02,190 ドルドレイなくして 領土奪還はあり得ない 43 00:05:02,190 --> 00:05:05,000 しかし白虎騎士団を失った今 44 00:05:05,000 --> 00:05:07,810 一体どの団が先陣を切ると 言うのです 45 00:05:07,810 --> 00:05:10,840 それは… 46 00:05:10,840 --> 00:05:13,440 どうですかな グリフィス殿 47 00:05:13,440 --> 00:05:16,190 さしもの常勝無敗の鷹の団も 48 00:05:16,190 --> 00:05:20,060 今回ばかりは どうにもなりませんか 49 00:05:20,060 --> 00:05:22,060 ご命令とあれば 50 00:05:22,060 --> 00:05:24,880 いや それは致し方ないこと… 51 00:05:24,880 --> 00:05:26,880 うんっ? 52 00:05:30,980 --> 00:05:33,590 陛下のご命令とあらば 53 00:05:33,590 --> 00:05:36,000 バカな!できると言うのか 54 00:05:36,000 --> 00:05:37,930 貴卿は何も分かっとらん 55 00:05:37,930 --> 00:05:40,940 これは… 勝ち戦続きで 56 00:05:40,940 --> 00:05:44,450 少々のぼせておるのでは ありませんかな 57 00:05:44,450 --> 00:05:46,380 いや まったく 58 00:05:46,380 --> 00:05:50,260 この100年の間 幾度にもわたる大攻略にも 59 00:05:50,260 --> 00:05:54,070 びくともしなかった城塞を 落とせるとは! 60 00:05:54,070 --> 00:05:57,910 グリフィス卿 61 00:05:57,910 --> 00:06:01,640 まことか 62 00:06:01,640 --> 00:06:03,610 無謀です 陛下 63 00:06:03,610 --> 00:06:07,130 あの城を落とすには大戦力が必要 64 00:06:07,130 --> 00:06:12,500 今度 失敗したら それこそ我が軍の被害は… 65 00:06:12,500 --> 00:06:15,410 大軍は必要ありません 66 00:06:15,410 --> 00:06:18,910 鷹の団のみをもって 当たらせていただきます 67 00:06:18,910 --> 00:06:22,250 そんなバカな 信じられん 68 00:06:22,250 --> 00:06:26,860 フハハハッ バカな たかだか5000の兵力で 69 00:06:26,860 --> 00:06:32,470 3万の敵駐屯軍を 相手にすると言うのか 70 00:06:32,470 --> 00:06:34,480 図に乗るなよ 若造! 71 00:06:34,480 --> 00:06:39,090 いつまでも貴様の小賢しい奇策が 通用すると思うな 72 00:06:39,090 --> 00:06:41,420 将軍 73 00:06:41,420 --> 00:06:44,070 まあ そう目くじらを立てずに 74 00:06:44,070 --> 00:06:47,270 何! どのみち このままでは 75 00:06:47,270 --> 00:06:51,680 総力戦しか選択の余地は ないように思われます 76 00:06:51,680 --> 00:06:56,220 その前に一騎士団による 奇策を弄したところで 77 00:06:56,220 --> 00:06:58,990 全軍の士気に影響はないでしょう 78 00:06:58,990 --> 00:07:02,930 それに これまでの 鷹の団の実績から考えると 79 00:07:02,930 --> 00:07:05,780 まったく可能性がないと いうわけでは… 80 00:07:05,780 --> 00:07:08,780 ドルドレイを甘く見るでない! 81 00:07:11,450 --> 00:07:14,660 陛下!ご裁決を 82 00:07:24,780 --> 00:07:29,180 鷹の団にドルドレイ攻略を命ずる 83 00:07:32,590 --> 00:07:34,840 陛下ももうお年だ 84 00:07:34,840 --> 00:07:38,370 あのような新参者の小僧に 頼るとは 85 00:07:38,370 --> 00:07:42,070 ミッドランド軍の威厳も 地に落ちたわ 86 00:07:46,190 --> 00:07:51,460 やれやれ お気持ちは お察しするが あれではな… 87 00:07:51,460 --> 00:07:54,440 ずいぶんと 買っているご様子ですね 88 00:07:54,440 --> 00:08:00,580 果たして今回も白い鷹は あなたの 期待に応えてくれるかどうか 89 00:08:00,580 --> 00:08:05,100 なあに 私はただ事実を ありのままに言っただけだよ 90 00:08:05,100 --> 00:08:08,000 それに あの男にできないのなら 91 00:08:08,000 --> 00:08:12,670 今のミッドランドにドルドレイを 落とせる者などいないだろう 92 00:08:12,670 --> 00:08:14,680 確かに 93 00:08:18,150 --> 00:08:20,150 ん? 94 00:08:29,440 --> 00:08:35,890 男の私が口にするのも何ですが 絵になる男ですね あれは 95 00:08:35,890 --> 00:08:38,790 稀代の名将… は? 96 00:08:38,790 --> 00:08:44,180 もしかしたら我々は そんな100年に1人の英雄と 97 00:08:44,180 --> 00:08:48,610 肩を並べて 戦っているのかもしれんぞ 98 00:08:48,610 --> 00:08:53,120 ドルドレイね いいんじゃねえの どこだって 99 00:08:53,120 --> 00:08:56,800 戦も賭けも勝つ時は勝つし 負ける時は負ける 100 00:08:56,800 --> 00:08:59,700 ふっ!どうだ 101 00:08:59,700 --> 00:09:02,740 あーっ 何だよ ようし! 102 00:09:02,740 --> 00:09:05,550 ウッソだろ これで10連勝だぜ 103 00:09:05,550 --> 00:09:09,390 また隊長のひとり勝ちかよ フヘヘヘ… 104 00:09:09,390 --> 00:09:11,660 悪運強すぎっすよ 隊長 105 00:09:11,660 --> 00:09:15,370 ようし こうなったら 元取るまでやめねえぞ 106 00:09:15,370 --> 00:09:17,310 どうした? 107 00:09:17,310 --> 00:09:19,870 なんか気になることでも あるのかよ 108 00:09:19,870 --> 00:09:22,110 えっ いや… 109 00:09:22,110 --> 00:09:24,360 大丈夫だよ 110 00:09:24,360 --> 00:09:28,760 今までだって似たようなことは 何度もあったじゃねえか 111 00:09:28,760 --> 00:09:31,500 冷静沈着なあいつが 買って出たんだ 112 00:09:31,500 --> 00:09:33,600 勝算あってのことだろ 113 00:09:35,940 --> 00:09:39,810 冷静でいられればいいのだけど… 114 00:09:39,810 --> 00:09:41,750 あん? 115 00:09:41,750 --> 00:09:45,630 いつかお前に 話したことがあるだろう 116 00:09:45,630 --> 00:09:51,740 昔 鷹の団がある地方の 領地紛争に参戦した時 117 00:09:51,740 --> 00:09:54,720 グリフィスが… その… 118 00:09:54,720 --> 00:09:56,950 例の貴族のことか? 119 00:09:56,950 --> 00:10:01,860 うわあ また隊長の勝ち? 勘弁してくれよ 120 00:10:01,860 --> 00:10:06,540 その貴族が有り余る金に モノを言わせて 121 00:10:06,540 --> 00:10:12,010 今じゃ ある国の 前線の司令官にまで出世している 122 00:10:12,010 --> 00:10:14,890 おい まさか… 123 00:10:14,890 --> 00:10:20,730 チューダー帝国北方戦線 総司令官 ゲノン総督 124 00:10:20,730 --> 00:10:23,630 それが奴の今の肩書きだ 125 00:10:28,450 --> 00:10:33,350 ウッハッハッハ… 126 00:10:33,350 --> 00:10:35,800 アドン様 よくご無事で 127 00:10:35,800 --> 00:10:38,700 不死身の知将 アドンと呼ばれるこの私が 128 00:10:38,700 --> 00:10:41,670 そう簡単に くたばってたまるか 129 00:10:41,670 --> 00:10:46,450 それにしても あのガキ この次 戦場で相まみえた時こそは 130 00:10:46,450 --> 00:10:49,290 決して逃しはせんぞ 131 00:10:49,290 --> 00:10:51,220 なんたるザマだ アドン! 132 00:10:51,220 --> 00:10:53,220 ううっ 133 00:10:57,810 --> 00:11:00,040 ボスコーン将軍閣下! 134 00:11:00,040 --> 00:11:04,360 私怨を晴らすために 傭兵どもを連れだし 135 00:11:04,360 --> 00:11:07,260 全滅の憂き目を見ただけでなく 136 00:11:07,260 --> 00:11:11,130 弟サムソンの命までも奪われた上 137 00:11:11,130 --> 00:11:15,980 己ひとり 生き恥をさらしに 戻ってくるとは 138 00:11:15,980 --> 00:11:18,510 いや その… 139 00:11:18,510 --> 00:11:22,780 違うのです 閣下 あれは… 140 00:11:22,780 --> 00:11:25,590 言語道断! 141 00:11:33,340 --> 00:11:36,050 ああーっ! 142 00:11:38,190 --> 00:11:43,460 今後この戦における貴様の 指揮権を一切 剥奪する 143 00:11:43,460 --> 00:11:47,670 地下牢にぶち込まれんだけでも ありがたいと思え 144 00:11:52,680 --> 00:11:57,630 部下どもの報告では 相手は1人だったと言うが 145 00:11:57,630 --> 00:12:00,030 まさかな 146 00:12:04,610 --> 00:12:10,180 相変わらず厳しいな ここまで聞こえたぞ 147 00:12:10,180 --> 00:12:13,080 これはお聞き苦しいところを 148 00:12:13,080 --> 00:12:19,800 まあよい ところで 先ほど密偵より報告があってな 149 00:12:19,800 --> 00:12:25,410 このドルドレイ攻略の第2陣が 決まったそうだ 150 00:12:27,550 --> 00:12:32,290 そなたもよく知っておろう 鷹の団 151 00:12:32,290 --> 00:12:36,170 おお… うれしそうだな 152 00:12:36,170 --> 00:12:39,070 いえ そのようなことは… ただ 153 00:12:39,070 --> 00:12:45,360 数や名ばかりの敵よりは よほど 歯ごたえのある敵のようですので 154 00:12:45,360 --> 00:12:47,390 うん 155 00:12:47,390 --> 00:12:54,110 ところで戦の前に そなたに 言っておかねばならんことがある 156 00:12:54,110 --> 00:12:59,780 鷹の団の団長 白い鷹のグリフィス 157 00:12:59,780 --> 00:13:02,680 奴を殺してはならん 158 00:13:02,680 --> 00:13:06,600 生かしたまま 私の前に連れてまいれ 159 00:13:06,600 --> 00:13:11,500 しかし… よいな 総督命令だ 160 00:13:38,330 --> 00:13:40,600 どうだ 傷の具合は? 161 00:13:40,600 --> 00:13:45,510 ああ もう大丈夫だ お前のくれた薬のおかげだぜ 162 00:13:45,510 --> 00:13:50,210 それにしても見れば見るほど やんなっちゃうぜ 163 00:13:50,210 --> 00:13:54,230 城壁は2重 高さも厚みも普通の城の倍 164 00:13:54,230 --> 00:13:59,630 後ろは断崖絶壁 おまけに 駐屯してるのはあの紫犀聖騎士団 165 00:13:59,630 --> 00:14:02,870 なあに ちょいとばかり デカい城ってだけのことさ 166 00:14:02,870 --> 00:14:04,950 いつものようにやれば 大丈夫だって 167 00:14:04,950 --> 00:14:07,350 だといいけどね 168 00:14:12,260 --> 00:14:17,670 それにしても恐れ入ったぜ 背水の陣とは… 169 00:14:20,710 --> 00:14:24,120 どういうつもりなのだ 白い鷹は 170 00:14:24,120 --> 00:14:28,460 川を背に陣を敷くとは 兵法を知らんのか 171 00:14:28,460 --> 00:14:32,130 まあよい あの数では所詮 一時しのぎ 172 00:14:32,130 --> 00:14:36,510 我が軍は正面から堂々と挑むのみ 173 00:14:36,510 --> 00:14:44,930 しかし総督は奴に対して 何か因縁でも? 174 00:14:44,930 --> 00:14:48,830 くだらぬ悪趣味に 付き合っている暇はないわ 175 00:14:48,830 --> 00:14:53,940 私の使命は あくまで 敵を打ち破ることのみ 176 00:14:57,520 --> 00:15:01,390 フフッ 白い鷹か 177 00:15:01,390 --> 00:15:05,640 生きて再び奴と めぐり会えるとはな 178 00:15:05,640 --> 00:15:08,640 必ず この手に! 179 00:15:08,640 --> 00:15:11,880 しっかし すげえ砂ぼこりだぜ 180 00:15:11,880 --> 00:15:16,220 これも予定のうちさ 181 00:15:16,220 --> 00:15:19,020 大丈夫か? フン 182 00:15:23,830 --> 00:15:26,940 よし そろそろ始めるか 183 00:15:33,150 --> 00:15:37,100 冷静でいられればいいのだけど… 184 00:15:37,100 --> 00:15:42,500 そんなことねえよ あいつに限って そんなこと 185 00:15:48,650 --> 00:15:56,040 最後だな この旗のもとで剣を振るのは… 186 00:15:56,040 --> 00:15:58,540 第1陣 前へ! 187 00:16:03,640 --> 00:16:07,290 だがケジメだけは きっちりつける 188 00:16:07,290 --> 00:16:12,130 鷹の団切り込み隊隊長としての ケジメだけは… 189 00:16:12,130 --> 00:16:14,140 抜刀! 190 00:16:16,910 --> 00:16:19,110 第1陣 出撃! 191 00:16:21,250 --> 00:16:26,160 敵が動きました 第1陣は グリフィス直属部隊 他は約2000 192 00:16:26,160 --> 00:16:31,700 バカな 5000の兵を さらに2つに分けたというのか 193 00:16:31,700 --> 00:16:35,620 どのような奇策を 弄するつもりか知れぬが 194 00:16:35,620 --> 00:16:37,850 よかろう 受けてやる 195 00:16:37,850 --> 00:16:42,350 全軍 出撃!敵第1陣を撃滅せよ 196 00:16:49,540 --> 00:16:52,440 あれが噂に聞く 鷹の団の切り込み隊か 197 00:16:52,440 --> 00:16:54,750 面白い 198 00:17:08,180 --> 00:17:11,950 敵の1隊が 我が軍の中央を突破してきます 199 00:17:11,950 --> 00:17:18,360 中央突破で一気に大将首を狙う それが白い鷹の策か 200 00:17:29,090 --> 00:17:31,590 隊長に続け! 201 00:17:34,670 --> 00:17:36,600 バカな 202 00:17:36,600 --> 00:17:40,010 一度も突進を阻まれたことのない 紫犀聖騎士団が 203 00:17:40,010 --> 00:17:43,480 進むどころか押されている 将軍! 204 00:17:43,480 --> 00:17:46,060 あやつか ははっ 205 00:17:46,060 --> 00:17:50,760 100人の傭兵をたった1人で 全滅させたという話 206 00:17:50,760 --> 00:17:53,030 まんざら嘘でもないようだ 207 00:17:53,030 --> 00:17:56,340 白い鷹め よい手駒を持っている 208 00:17:56,340 --> 00:18:00,210 うろたえるな これは単なる かく乱戦法だ 209 00:18:00,210 --> 00:18:05,060 陣形を整え 押し返せ! 210 00:18:05,060 --> 00:18:10,770 鷹の団も 紫犀聖騎士団相手によくやる 211 00:18:10,770 --> 00:18:14,220 だが ここらあたりが限界 212 00:18:14,220 --> 00:18:19,620 ボスコーンめ あの戦いぶりでは グリフィスを殺しかねんぞ 213 00:18:21,620 --> 00:18:25,070 誰かおらんか はっ ここに 214 00:18:25,070 --> 00:18:28,840 私の親衛隊に出陣の用意をさせろ 215 00:18:28,840 --> 00:18:32,840 私が直接 戦場で指揮を執る 216 00:18:32,840 --> 00:18:35,620 しかし それでは城の守りが… 217 00:18:35,620 --> 00:18:37,590 構わぬ! 218 00:18:37,590 --> 00:18:42,530 このままでは鷹の団の奴らは 城壁に近づくこともできんのだ 219 00:18:42,530 --> 00:18:44,680 はあ 220 00:18:44,680 --> 00:18:50,480 せっかく舞い戻った鷹 むざむざ殺されてたまるものか 221 00:18:55,330 --> 00:18:57,900 そろそろ潮時だぜ 大将 222 00:18:57,900 --> 00:19:02,100 全員 撤退!本陣まで下がれ 223 00:19:02,100 --> 00:19:05,110 ヤローども ずらかれ! おう! 224 00:19:12,520 --> 00:19:15,840 敵が撤退を始めました 追撃を 225 00:19:15,840 --> 00:19:17,770 解せん はっ? 226 00:19:17,770 --> 00:19:21,740 このような攻め方では 結果は目に見えていたはず 227 00:19:21,740 --> 00:19:26,490 これが本当に 常勝無敗の白い鷹の策なのか 228 00:19:26,490 --> 00:19:28,430 お言葉ですが 将軍は 229 00:19:28,430 --> 00:19:31,230 奴らを買いかぶりすぎ ではないでしょうか 230 00:19:31,230 --> 00:19:34,880 それよりも早く追撃のご命令を 231 00:19:34,880 --> 00:19:36,910 このまま奴らを 逃がしたとあっては 232 00:19:36,910 --> 00:19:41,950 手柄を上げる機会を失った 兵どもから不満が噴き出します 233 00:19:41,950 --> 00:19:43,890 何をしておる ボスコーン 234 00:19:43,890 --> 00:19:47,560 おっ 総督閣下 235 00:19:47,560 --> 00:19:52,300 敵は撤退していくぞ みすみす勝機を逃す気か 236 00:19:52,300 --> 00:19:55,080 はあ しかし… 237 00:19:55,080 --> 00:19:57,020 皆の者に告げる 238 00:19:57,020 --> 00:20:01,290 敵大将グリフィス伯を 殺すことは相成らん 239 00:20:01,290 --> 00:20:05,170 生きたまま捕らえるのだ 240 00:20:05,170 --> 00:20:09,710 奴を捕らえた者には 2階級特進を約束する 241 00:20:09,710 --> 00:20:12,610 報酬も思いのままだ おおー! 242 00:20:12,610 --> 00:20:16,360 総督 そのようなことを 約束されては… 243 00:20:16,360 --> 00:20:19,690 構わぬ! しかし それでは軍紀が… 244 00:20:19,690 --> 00:20:25,410 ボスコーン これより先 私が直々に指揮を執る 245 00:20:25,410 --> 00:20:28,910 紫犀聖騎士団は敵追撃に移れ 246 00:20:30,950 --> 00:20:33,850 先刻の命令を全軍に通達 247 00:20:33,850 --> 00:20:36,330 徹底せよ! 248 00:20:36,330 --> 00:20:39,300 将軍… やむを得ん 249 00:20:39,300 --> 00:20:42,700 全軍 これより敵追撃に移る 250 00:20:46,650 --> 00:20:51,220 こりゃ1人で しんがりが務まる量じゃねえな 251 00:20:51,220 --> 00:20:53,860 だが予定どおり 奴らは 252 00:20:53,860 --> 00:20:57,740 グリフィスって餌に 食いついてきやがった 253 00:20:57,740 --> 00:21:02,210 そう 何もかも お前の手の平の中ってわけだ 254 00:21:02,210 --> 00:21:05,990 いつものように… 255 00:21:05,990 --> 00:21:08,890 壮観だぜ ヘヘヘヘヘッ 256 00:21:08,890 --> 00:21:14,270 あれ全部 相手にしようっての?俺たち 257 00:21:14,270 --> 00:21:16,470 陣形を整えろ 258 00:21:19,250 --> 00:21:21,520 これからが正念場だ 259 00:21:21,520 --> 00:21:24,730 後ろは川 逃げ場はない 260 00:21:31,170 --> 00:21:36,020 命を捨てろ それ以外 生き残る道はない 261 00:21:36,020 --> 00:21:39,220 生き残れば 俺たちの勝ちだ! 262 00:23:10,800 --> 00:23:14,510 勝ち取るだけで 生き抜いてきた者にとって 263 00:23:14,510 --> 00:23:16,880 負けることは許されない 264 00:23:16,880 --> 00:23:21,290 そこに どれほどの 苦しみや悲しみがあろうと 265 00:23:21,290 --> 00:23:24,130 背を向けることは あり得ない 266 00:23:24,130 --> 00:23:27,340 夢をつかむことは血を流すこと 267 00:23:27,340 --> 00:23:32,440 それもまた 若き心の定めなのだろうか