1 00:00:05,038 --> 00:00:07,040 (愈史郎)あっ!➡ 2 00:00:07,040 --> 00:00:09,042 珠世さま! 3 00:00:09,042 --> 00:00:11,044 (駆けていく足音) 4 00:00:11,044 --> 00:00:15,048 (鎹鴉)こんばんは 珠世さん。➡ 5 00:00:15,048 --> 00:00:21,054 物騒ですよ。 夜に 窓を開け放っておくのは。➡ 6 00:00:21,054 --> 00:00:26,059 でも 今日は 本当に 月が美しい夜だ。 7 00:00:26,059 --> 00:00:32,032 初めまして。 わが輩は 産屋敷 耀哉の使いの者です。 8 00:00:34,067 --> 00:00:38,071 (鎹鴉) ふむ 不信感でいっぱいの様子。➡ 9 00:00:38,071 --> 00:00:42,075 無理もない。 わが輩が 炭治郎のように➡ 10 00:00:42,075 --> 00:00:48,081 あなたから信用を得るのは 難しいですね。 やはり。 11 00:00:48,081 --> 00:00:50,083 (珠世) 《どういった腹積もりなの?》➡ 12 00:00:50,083 --> 00:00:56,089 《産屋敷… 何か だまそうとしている?》 13 00:00:56,089 --> 00:00:58,091 愈史郎は? 14 00:00:58,091 --> 00:01:00,093 愈史郎君は 心配いりませんよ。 15 00:01:00,093 --> 00:01:02,029 ⚟(足音) (鎹鴉)ほら➡ 16 00:01:02,029 --> 00:01:05,032 走ってくる足音が聞こえる。 17 00:01:05,032 --> 00:01:08,035 (愈史郎)珠世さま! 珠世さま!➡ 18 00:01:08,035 --> 00:01:12,005 珠世さまぁぁ~! 19 00:01:14,041 --> 00:01:19,046 (鎹鴉) では 用件を話しましょうか。 20 00:01:19,046 --> 00:01:21,048 鬼殺隊にも➡ 21 00:01:21,048 --> 00:01:26,053 鬼の体と薬学に 精通している子がいるのですよ。 22 00:01:26,053 --> 00:01:31,058 禰豆子の変貌も含めて 一緒に調べていただきたい。 23 00:01:31,058 --> 00:01:33,060 あっ…。 24 00:01:33,060 --> 00:01:38,065 鬼舞辻 無惨を倒すために 協力しませんか?➡ 25 00:01:38,065 --> 00:01:43,070 産屋敷邸にいらしてください。 26 00:01:43,070 --> 00:01:49,076 (珠世)《鬼である私を 鬼殺隊の本拠地へ!?》 27 00:01:49,076 --> 00:01:54,081 (鎹鴉)いいお返事 お待ちしております。➡ 28 00:01:54,081 --> 00:01:56,049 カァー カァー。 29 00:01:58,085 --> 00:02:00,053 (愈史郎)珠世さま! 30 00:02:03,023 --> 00:02:05,025 珠世さま…。 31 00:02:05,025 --> 00:02:07,027 (珠世)愈史郎。 32 00:02:07,027 --> 00:02:11,031 今すぐ ここを引き払いましょう。 準備はできています。 33 00:02:11,031 --> 00:02:14,034 (珠世)違うのです。 (愈史郎)えっ…。 34 00:02:14,034 --> 00:02:20,040 禰豆子さんが太陽を克服して 何かが動きだした。➡ 35 00:02:20,040 --> 00:02:23,043 いえ… もしかしたら➡ 36 00:02:23,043 --> 00:02:27,047 その前から すでに動きだしていた。➡ 37 00:02:27,047 --> 00:02:30,050 あの日 起きた出来事が➡ 38 00:02:30,050 --> 00:02:35,055 ようやく ここにきて 大きな うねりとなって…。➡ 39 00:02:35,055 --> 00:02:38,058 もしかしたら…。 40 00:02:38,058 --> 00:02:40,060 (愈史郎)まさか 珠世さま! 41 00:02:40,060 --> 00:02:43,063 ここを引き払うことは 変わりません。 42 00:02:43,063 --> 00:02:46,066 ただ これまでとは違います。➡ 43 00:02:46,066 --> 00:02:50,070 私も すぐにこれまでの研究結果を まとめますので➡ 44 00:02:50,070 --> 00:02:53,073 愈史郎も手伝ってください。 45 00:02:53,073 --> 00:02:58,045 これが 最後の転居になるかもしれません。 46 00:03:01,014 --> 00:03:03,016 (珠世)行きましょう。➡ 47 00:03:03,016 --> 00:03:05,018 鬼殺隊の本拠地➡ 48 00:03:05,018 --> 00:03:08,021 産屋敷邸へ。 49 00:03:08,021 --> 00:03:17,998 ♬~ 50 00:04:46,998 --> 00:04:48,967 (炭治郎)《お館様…》 51 00:04:51,002 --> 00:04:56,007 (産屋敷)「炭治郎 ケガの具合は どうだい?」➡ 52 00:04:56,007 --> 00:05:04,015 「情けないことに 私は 動けなくなってしまってね」➡ 53 00:05:04,015 --> 00:05:11,022 「義勇と話がしたいんだけれど もう できそうにない」➡ 54 00:05:11,022 --> 00:05:14,025 「今は とても大事なときだから➡ 55 00:05:14,025 --> 00:05:20,031 みんなで 一丸となって 頑張りたいと思っているんだ」➡ 56 00:05:20,031 --> 00:05:25,970 「義勇と 話をしてやって くれないだろうか」➡ 57 00:05:25,970 --> 00:05:31,976 「どうしても 一人で 後ろを向いてしまう義勇が➡ 58 00:05:31,976 --> 00:05:33,978 前を向けるよう➡ 59 00:05:33,978 --> 00:05:38,950 根気強く 話をしてやってくれないか」 60 00:05:40,985 --> 00:05:43,988 《義勇さん…》 61 00:05:43,988 --> 00:05:45,957 はい! 62 00:05:47,992 --> 00:05:50,995 ⚟(障子の開く音) (アオイ)あれ?➡ 63 00:05:50,995 --> 00:05:54,999 炭治郎さん どうしたんですか? こんな時間に。 64 00:05:54,999 --> 00:05:59,003 アオイさん。 もしかして もう柱稽古に? 65 00:05:59,003 --> 00:06:04,008 稽古の前に 会いに行かないと いけない人がいて。 66 00:06:04,008 --> 00:06:08,012 それなら いいんですが…。 67 00:06:08,012 --> 00:06:10,014 アオイさん。 何ですか? 68 00:06:10,014 --> 00:06:15,019 一つ 質問したいんだけど いいかな? 69 00:06:15,019 --> 00:06:17,021 うん。 70 00:06:17,021 --> 00:06:20,959 もし 独りぼっちの人がいたとして➡ 71 00:06:20,959 --> 00:06:24,963 その人に 独りぼっちじゃないですよって➡ 72 00:06:24,963 --> 00:06:28,967 どう伝えれば 分かってもらえると思いますか? 73 00:06:28,967 --> 00:06:32,971 それは 私にも よく分かりませんが…。 74 00:06:32,971 --> 00:06:34,973 炭治郎さんは➡ 75 00:06:34,973 --> 00:06:38,977 その人を 元気づけようと 思っているんですよね? 76 00:06:38,977 --> 00:06:43,982 私なら そっとしておいてほしいです。 77 00:06:43,982 --> 00:06:47,986 もう お出掛けになるんですか? はい。 78 00:06:47,986 --> 00:06:50,989 ちょっと待っててください。 79 00:06:50,989 --> 00:06:52,991 あっ…。 80 00:06:52,991 --> 00:06:54,993 会いにいかれるお相手は お一人ですか? 81 00:06:54,993 --> 00:06:56,961 はい。 82 00:07:03,001 --> 00:07:04,969 難しいなぁ。 83 00:07:07,005 --> 00:07:11,009 (アオイ)簡単ですが おにぎりを用意しました。➡ 84 00:07:11,009 --> 00:07:14,012 炭治郎さんと その方の分です。 85 00:07:14,012 --> 00:07:17,015 何をおいても まず しっかり食べないと➡ 86 00:07:17,015 --> 00:07:20,952 心も体も 元気にはならないと思います。 87 00:07:20,952 --> 00:07:23,955 アオイさん… ありがとう! 88 00:07:23,955 --> 00:07:26,958 いってきます。 89 00:07:26,958 --> 00:07:30,929 (鎹鴉の鳴き声) 90 00:07:32,964 --> 00:07:34,966 ごめんくださーい。 91 00:07:34,966 --> 00:07:41,973 冨岡さーん。 こんにちはー。 すみませーん。 92 00:07:41,973 --> 00:07:47,979 ⚟義勇さーん。 俺です。 いらっしゃいますか? 93 00:07:47,979 --> 00:07:50,982 竈門 炭治郎です! 94 00:07:50,982 --> 00:07:53,985 ⚟こんにちはー! 95 00:07:53,985 --> 00:07:55,987 ⚟じゃあ 入ります。 96 00:07:55,987 --> 00:07:58,990 (冨岡)《入ります?》➡ 97 00:07:58,990 --> 00:08:01,993 《いや 帰りますだな》➡ 98 00:08:01,993 --> 00:08:03,995 《聞き間違いだ》 99 00:08:03,995 --> 00:08:05,963 ⚟(戸の開く音) 100 00:08:10,001 --> 00:08:13,004 なっ…。 101 00:08:13,004 --> 00:08:17,008 ていう感じで みんなで稽古してるんですけど。 102 00:08:17,008 --> 00:08:19,010 (冨岡)知ってる。 103 00:08:19,010 --> 00:08:23,014 あっ 知ってたんですね。 よかった。 104 00:08:23,014 --> 00:08:25,016 (冨岡)《近い…》 105 00:08:25,016 --> 00:08:28,019 俺 あと7日で 復帰許可が出るから➡ 106 00:08:28,019 --> 00:08:30,021 稽古つけてもらっていいですか? 107 00:08:30,021 --> 00:08:33,024 つけない。 どうしてですか? 108 00:08:33,024 --> 00:08:36,027 じんわり怒っている においがするんですけど➡ 109 00:08:36,027 --> 00:08:38,029 何に怒ってるんですか? 110 00:08:38,029 --> 00:08:43,034 お前が 水の呼吸を 極めなかったことを怒ってる。 111 00:08:43,034 --> 00:08:47,038 お前は 水柱にならなければ ならなかった。 112 00:08:47,038 --> 00:08:50,041 それは 申し訳なかったです。 113 00:08:50,041 --> 00:08:53,044 でも 鱗滝さんとも 話したんですけど➡ 114 00:08:53,044 --> 00:08:57,048 使っている呼吸を変えたり 新しい呼吸を派生させるのは➡ 115 00:08:57,048 --> 00:09:00,051 珍しいことじゃないそうなので。 116 00:09:00,051 --> 00:09:03,054 特に 水の呼吸は 技が基礎に沿ったものだから➡ 117 00:09:03,054 --> 00:09:06,057 派生した呼吸も多いって。 118 00:09:06,057 --> 00:09:08,059 そんなことを言ってるんじゃない。 119 00:09:08,059 --> 00:09:12,063 水柱が不在の今 一刻も早く 誰かが➡ 120 00:09:12,063 --> 00:09:16,067 水柱にならなければならない。 121 00:09:16,067 --> 00:09:21,005 水柱が不在? 義勇さんがいるじゃないですか。 122 00:09:21,005 --> 00:09:25,009 俺は 水柱じゃない。 123 00:09:25,009 --> 00:09:28,012 えっ? 124 00:09:28,012 --> 00:09:30,014 あっ…。 125 00:09:30,014 --> 00:09:31,983 帰れ。 126 00:09:36,020 --> 00:09:42,026 (産屋敷)《根気強く 話をしてやってくれないか》 127 00:09:42,026 --> 00:09:44,028 はい! 128 00:09:44,028 --> 00:09:46,030 義勇さーん。 129 00:09:46,030 --> 00:09:51,035 おにぎり 持ってきたんですけど 一緒に食べませんか? 130 00:09:51,035 --> 00:09:53,037 おなかいっぱいになると➡ 131 00:09:53,037 --> 00:09:55,039 イライラもおさまるって いいますし。 132 00:09:55,039 --> 00:09:59,010 じゃあ ここに置いておきますね。 133 00:10:11,055 --> 00:10:14,058 義勇さん おはようございます。 134 00:10:14,058 --> 00:10:18,029 おにぎり 食べてくれたんですね。 よかったです。 135 00:10:20,064 --> 00:10:23,034 あっ… 義勇さん! 136 00:10:27,004 --> 00:10:30,007 義勇さん。 どうしましたか? 義勇さん! 137 00:10:30,007 --> 00:10:34,011 義勇さん どうしましたか? 警備ですか? 138 00:10:34,011 --> 00:10:38,015 このところ 鬼の出現は 治まっているようですね。 139 00:10:38,015 --> 00:10:42,019 鬼 いないですね。 よかった。 140 00:10:42,019 --> 00:10:44,021 では 稽古しましょう! 141 00:10:44,021 --> 00:10:50,027 義勇さん 稽古しませんか? 稽古! 142 00:10:50,027 --> 00:10:54,031 みんな 待ってますよー。 義勇さーん。 143 00:10:54,031 --> 00:10:56,033 義勇さん。 義勇さん。 義勇さん。 144 00:10:56,033 --> 00:10:59,003 義勇さ~ん! 145 00:11:01,038 --> 00:11:03,007 義勇さん! 146 00:11:05,042 --> 00:11:07,044 はぁ~! (冨岡)《これは➡ 147 00:11:07,044 --> 00:11:10,047 一生続くのだろうか?》➡ 148 00:11:10,047 --> 00:11:15,019 《話したら 付きまとうのを やめてくれるのだろうか?》 149 00:11:17,054 --> 00:11:20,057 ハァ…。 150 00:11:20,057 --> 00:11:21,993 俺は➡ 151 00:11:21,993 --> 00:11:24,996 最終選別を突破してない。 152 00:11:24,996 --> 00:11:30,001 えっ? 最終選別って 藤の花の山のですか? 153 00:11:30,001 --> 00:11:32,003 そうだ。 154 00:11:32,003 --> 00:11:38,009 あの年に俺は 俺と同じく 鬼に身内を殺された少年➡ 155 00:11:38,009 --> 00:11:44,982 錆兎という 宍色の髪の少年と共に 選別を受けた。 156 00:11:55,960 --> 00:12:00,965 《錆兎が義勇さんと…》 157 00:12:00,965 --> 00:12:03,068 (冨岡)13歳だった。➡ 158 00:12:03,068 --> 00:12:08,973 同じ年で 天涯孤独。 すぐに仲良くなった。➡ 159 00:12:08,973 --> 00:12:14,946 錆兎は 正義感が強く 心の優しい少年だった。 160 00:12:17,982 --> 00:12:20,985 《フフ… ハハハ!》 《ハハハ…》 161 00:12:20,985 --> 00:12:24,956 (冨岡)あの年の選別で死んだのは 錆兎 一人だけだ。 162 00:12:26,991 --> 00:12:28,993 (冨岡)彼が あの山の鬼を➡ 163 00:12:28,993 --> 00:12:31,963 ほとんど一人で 倒してしまったんだ。 164 00:12:33,998 --> 00:12:37,969 (冨岡)錆兎以外の全員が 選別に受かった。 165 00:12:40,004 --> 00:12:43,007 (冨岡)俺は 最初に襲い掛かってきた鬼に➡ 166 00:12:43,007 --> 00:12:46,978 ケガを負わされて もうろうとしていた。 167 00:12:50,014 --> 00:12:51,949 (冨岡)そのときも➡ 168 00:12:51,949 --> 00:12:53,951 錆兎が助けてくれた。 169 00:12:53,951 --> 00:12:57,955 (錆兎) 《水の呼吸 肆ノ型 打ち潮!》 170 00:12:57,955 --> 00:12:59,924 (鬼)《アアッ!》 171 00:13:07,965 --> 00:13:10,968 《ひっ… ああ!》➡ 172 00:13:10,968 --> 00:13:12,970 《ああーっ!》 173 00:13:12,970 --> 00:13:15,973 (冨岡)錆兎は 俺を別の少年に預けて➡ 174 00:13:15,973 --> 00:13:19,944 助けを呼ぶ声の方へ 行ってしまった。 175 00:13:25,983 --> 00:13:29,987 (冨岡)気が付いたときには 選別が終わっていた。➡ 176 00:13:29,987 --> 00:13:35,993 俺は 確かに 7日間生き延びて 選別に受かったが➡ 177 00:13:35,993 --> 00:13:39,997 一体の鬼も倒さず 助けられただけの人間が➡ 178 00:13:39,997 --> 00:13:44,969 果たして 選別に通ったと 言えるのだろうか。 179 00:13:49,006 --> 00:13:53,944 (冨岡)俺は 水柱になっていい 人間じゃない。➡ 180 00:13:53,944 --> 00:13:59,950 そもそも 柱たちと対等に 肩を並べていい人間ですらない。➡ 181 00:13:59,950 --> 00:14:02,953 俺は 彼らとは違う。➡ 182 00:14:02,953 --> 00:14:08,959 本来なら 鬼殺隊に俺の居場所はない。➡ 183 00:14:08,959 --> 00:14:13,964 柱に稽古をつけてもらえ。 それが 一番いい。 184 00:14:13,964 --> 00:14:16,967 俺には あざも出ない。 185 00:14:16,967 --> 00:14:21,972 錆兎なら 出たかもしれないが。 186 00:14:21,972 --> 00:14:25,943 もう 俺に構うな。 時間の無駄だ。 187 00:14:29,980 --> 00:14:33,984 《きっと 義勇さんは➡ 188 00:14:33,984 --> 00:14:37,988 自分が死ねばよかったと 思っているんだな》 189 00:14:37,988 --> 00:14:39,990 《痛いほど分かる》 190 00:14:39,990 --> 00:14:43,994 《自分よりも生きていてほしかった 大事な人が➡ 191 00:14:43,994 --> 00:14:46,997 自分よりも 早く死んでしまったり➡ 192 00:14:46,997 --> 00:14:51,936 それこそ 自分を守って死んだりしたら➡ 193 00:14:51,936 --> 00:14:54,905 えぐられるように つらい》 194 00:14:56,941 --> 00:15:01,946 《錆兎… 狭霧山で 俺に稽古をつけてくれた少年》 195 00:15:01,946 --> 00:15:03,948 《不思議な体験だった》 196 00:15:03,948 --> 00:15:09,954 《もう死んでしまっていたはずの 彼らが 俺を助けてくれた》 197 00:15:09,954 --> 00:15:11,956 《そうか…》 198 00:15:11,956 --> 00:15:15,960 《錆兎は 義勇さんと一緒に 選別を受けたのか》 199 00:15:15,960 --> 00:15:20,965 《生きていたら 義勇さんと 同じくらいの年になる人》 200 00:15:20,965 --> 00:15:23,068 《すごいなぁ すごいなぁ》 201 00:15:23,068 --> 00:15:27,972 《選別のとき みんなを助けたんだ》 202 00:15:27,972 --> 00:15:32,977 《俺には できなかった。 自分を守るのが精いっぱいで》 203 00:15:32,977 --> 00:15:34,979 《錆兎が生きていたら➡ 204 00:15:34,979 --> 00:15:36,947 すごい剣士に なっていただろうな》 205 00:15:38,983 --> 00:15:41,986 《それもあって 義勇さんは➡ 206 00:15:41,986 --> 00:15:45,990 自分が死んでいたらよかったと 思っているんだ》 207 00:15:45,990 --> 00:15:49,994 《分かる。 だって 俺も同じこと思った》 208 00:15:49,994 --> 00:15:51,929 《煉獄さん…》 209 00:15:51,929 --> 00:15:54,932 《命を懸けて 俺たちを守ってくれた➡ 210 00:15:54,932 --> 00:15:57,935 すごい人だった》 211 00:15:57,935 --> 00:16:00,938 《誰よりも優しくて 強かった》 212 00:16:00,938 --> 00:16:03,941 《見事な生き様だった》 213 00:16:03,941 --> 00:16:05,910 《最期まで》 214 00:16:08,946 --> 00:16:10,948 《煉獄さんの代わりに➡ 215 00:16:10,948 --> 00:16:14,952 俺が死んだら よかったんじゃないかと思った》 216 00:16:14,952 --> 00:16:19,957 《煉獄さんなら いつか 無惨を倒せたんじゃないかって》 217 00:16:19,957 --> 00:16:21,959 《でも…》 218 00:16:21,959 --> 00:16:23,961 (伊之助) 《信じると言われたなら➡ 219 00:16:23,961 --> 00:16:26,964 それに応えること以外 考えんじゃねえ!》 220 00:16:26,964 --> 00:16:30,968 《うん。 うん そうだ。 そうだよ》 221 00:16:30,968 --> 00:16:33,971 《だけど 義勇さんに 何て言ったらいいんだろう》 222 00:16:33,971 --> 00:16:36,974 《どんなに惨めでも 恥ずかしくても➡ 223 00:16:36,974 --> 00:16:38,976 生きていかなきゃならない》 224 00:16:38,976 --> 00:16:40,978 《本人は 認めてないけど➡ 225 00:16:40,978 --> 00:16:44,982 柱になるまで 義勇さんが どれだけ自分を叱咤して➡ 226 00:16:44,982 --> 00:16:46,984 たたき上げてきたのか➡ 227 00:16:46,984 --> 00:16:49,987 どれだけ苦しい思いを してきたことか》 228 00:16:49,987 --> 00:16:51,989 《義勇さんのことを 何も知らない 俺が➡ 229 00:16:51,989 --> 00:16:53,991 とやかく言えることじゃない》 230 00:16:53,991 --> 00:16:55,993 《だけど…》 231 00:16:55,993 --> 00:16:58,996 《だけど どうしても一つだけ 聞きたいことがある》 232 00:16:58,996 --> 00:17:00,998 ぎ… 義勇さん。 233 00:17:00,998 --> 00:17:04,001 《ああ… 止まってくれない》 234 00:17:04,001 --> 00:17:06,003 義勇さんは…。 235 00:17:06,003 --> 00:17:08,005 義勇さんは➡ 236 00:17:08,005 --> 00:17:11,976 錆兎から託されたものを つないでいかないんですか? 237 00:17:22,019 --> 00:17:24,021 (たたく音) 238 00:17:24,021 --> 00:17:27,024 さ… 錆兎? 239 00:17:27,024 --> 00:17:30,027 自分が 死ねばよかったなんて 二度と言うなよ! 240 00:17:30,027 --> 00:17:32,029 もし言ったら お前とは それまでだ。 241 00:17:32,029 --> 00:17:34,031 友達をやめる。➡ 242 00:17:34,031 --> 00:17:37,034 翌日に 祝言を挙げるはずだった お前の姉も➡ 243 00:17:37,034 --> 00:17:39,036 そんなことは承知の上で➡ 244 00:17:39,036 --> 00:17:42,039 鬼から お前を隠して 守っているんだ。 245 00:17:42,039 --> 00:17:46,043 他の誰でもない お前が お前の姉を冒涜するな!➡ 246 00:17:46,043 --> 00:17:49,046 お前は 絶対 死ぬんじゃない! 247 00:17:49,046 --> 00:17:52,983 姉が命を懸けて つないでくれた命を➡ 248 00:17:52,983 --> 00:17:56,987 託された未来を お前も つなぐんだ!➡ 249 00:17:56,987 --> 00:17:58,989 義勇! 250 00:17:58,989 --> 00:18:00,991 (冨岡)《痛い…》 251 00:18:00,991 --> 00:18:05,963 《頬を張り飛ばされた衝撃と 痛みが 鮮やかに蘇る》 252 00:18:07,998 --> 00:18:11,001 《なぜ 忘れていた?》➡ 253 00:18:11,001 --> 00:18:15,005 《錆兎との あのやりとり》➡ 254 00:18:15,005 --> 00:18:16,974 《大事なことだろう》 255 00:18:23,013 --> 00:18:25,015 (冨岡) 《思い出したくなかった》➡ 256 00:18:25,015 --> 00:18:27,985 《涙が止まらなくなるから》 257 00:18:31,021 --> 00:18:35,025 (冨岡の泣き声) 258 00:18:35,025 --> 00:18:41,031 (冨岡)《思い出すと 悲しすぎて 何もできなくなったから》➡ 259 00:18:41,031 --> 00:18:44,034 《蔦子姉さん》➡ 260 00:18:44,034 --> 00:18:46,036 《錆兎》➡ 261 00:18:46,036 --> 00:18:48,005 《未熟で ごめん》 262 00:18:50,040 --> 00:18:53,978 《まずい… ぴくりともしなくなったぞ》 263 00:18:53,978 --> 00:18:56,981 《どうしよう ひどいこと言っちゃったかな》 264 00:18:56,981 --> 00:18:59,984 《義勇さん すでに だいぶ しょんぼり状態だったようだし➡ 265 00:18:59,984 --> 00:19:02,987 追い打ちかけてしまったのかな》 266 00:19:02,987 --> 00:19:05,990 《そうだ! 早食い勝負をするのは どうだろう》 267 00:19:05,990 --> 00:19:07,992 《勝負で 俺が勝ったら➡ 268 00:19:07,992 --> 00:19:11,996 元気出して稽古しませんか? みたいな》 269 00:19:11,996 --> 00:19:14,999 《俺は まだ 復帰許可 下りてないから➡ 270 00:19:14,999 --> 00:19:17,001 手合わせ的なこと できないし➡ 271 00:19:17,001 --> 00:19:21,005 義勇さん 寡黙だけど 早食いなら しゃべる必要ないし》 272 00:19:21,005 --> 00:19:23,007 《名案だな!》 273 00:19:23,007 --> 00:19:26,010 炭治郎 遅れてしまったが 俺も稽古に…。 274 00:19:26,010 --> 00:19:31,015 義勇さん ざるそば早食い勝負しませんか? 275 00:19:31,015 --> 00:19:32,983 《何で?》 276 00:19:39,023 --> 00:19:44,028 (冨岡)稽古についてなんだが 胡蝶に関しては聞いてなかったな。 277 00:19:44,028 --> 00:19:47,031 胡蝶は 何を教えているんだ? 278 00:19:47,031 --> 00:19:50,034 しのぶさん? 279 00:19:50,034 --> 00:19:51,969 そういや聞いてないですね。 280 00:19:51,969 --> 00:19:54,972 どうしているんでしょう? 281 00:19:54,972 --> 00:19:58,976 (しのぶ) 《落ち着いて。 大丈夫よ》➡ 282 00:19:58,976 --> 00:20:03,981 《姉さん 私を落ち着かせて》➡ 283 00:20:03,981 --> 00:20:07,985 《感情の制御ができないのは 未熟者》 284 00:20:07,985 --> 00:20:09,953 《未熟者です》 285 00:20:13,991 --> 00:20:15,993 (しのぶ)フゥー…。 286 00:20:15,993 --> 00:20:18,996 (カナヲ)師範 お戻りでしたか。 287 00:20:18,996 --> 00:20:24,001 私は これから 風柱さまの稽古に 行ってまいります。 288 00:20:24,001 --> 00:20:26,003 (しのぶ)そう。 289 00:20:26,003 --> 00:20:31,008 師範の稽古は 岩柱さまの後で よろしいですか? 290 00:20:31,008 --> 00:20:36,013 (しのぶ)私は 今回の柱稽古には 参加できません。 291 00:20:36,013 --> 00:20:40,017 えっ? ど… どうして…。 292 00:20:40,017 --> 00:20:43,287 カナヲ こっちへ。 293 00:20:45,355 --> 00:20:47,324 (カナヲ)はい。 294 00:20:50,027 --> 00:20:52,963 あの… あの…。 295 00:20:52,963 --> 00:20:57,935 私 もっと 師範と稽古したいです。 296 00:20:59,970 --> 00:21:02,973 カナヲも ずいぶん➡ 297 00:21:02,973 --> 00:21:06,977 自分の気持ちを 素直に言えるようになりましたね。 298 00:21:06,977 --> 00:21:08,979 いい兆しです。➡ 299 00:21:08,979 --> 00:21:12,950 やはり 良い頃合いだわ。 300 00:21:14,985 --> 00:21:20,991 私の姉 カナエを殺した鬼について 話したいと思います。 301 00:21:20,991 --> 00:21:23,994 えっ…。 (しのぶ)そして➡ 302 00:21:23,994 --> 00:21:30,000 その鬼の殺し方について 話しておきましょう。 303 00:21:30,000 --> 00:21:39,977 ♬~ 304 00:23:01,925 --> 00:23:03,927 今回は 義勇さんの紹介です。 305 00:23:03,927 --> 00:23:08,932 もう そばは食べないぞ。 俺も無理ですから 大丈夫です。 306 00:23:08,932 --> 00:23:10,934 ここで 大正コソコソ噂話。 307 00:23:10,934 --> 00:23:15,939 義勇さんの羽織 その半分は もちろん 錆兎の形見。 308 00:23:15,939 --> 00:23:20,877 そして もう半分は 鬼に殺された 姉の蔦子さんの形見なんだって。 309 00:23:20,877 --> 00:23:24,882 義勇さんは 情に厚い人だから。 310 00:23:24,882 --> 00:23:28,886 炭治郎 鮭大根でも食べにいくか。 いいんですか? 311 00:23:28,886 --> 00:23:32,889 競争は なしだ。 お供します! 312 00:23:32,889 --> 00:23:37,861 …と その前に 次回 第三話 「炭治郎全快!! 柱稽古大参加」