1 00:00:04,300 --> 00:00:11,141 <イオ姫:生まれたときから 私には 運命が定められていた。 2 00:00:11,141 --> 00:00:16,145 孤独という名の運命が…。 3 00:00:16,145 --> 00:00:19,649 ずっと ずっと 諦めていた。 4 00:00:19,649 --> 00:00:23,153 王家に生まれ 姫として➡ 5 00:00:23,153 --> 00:00:27,657 自分の運命には 決して あらがえないと…。 6 00:00:27,657 --> 00:00:30,260 けれど…> 7 00:00:37,166 --> 00:00:39,669 (静)んっ! (恋太郎)あっ! 8 00:00:39,669 --> 00:00:41,671 あっ! 9 00:00:41,671 --> 00:00:52,515 ♬~ 10 00:00:52,515 --> 00:00:55,318 んっ…。 《今のビビーン! は…》 11 00:01:03,793 --> 00:01:05,795 《てことは まさか➡ 12 00:01:05,795 --> 00:01:09,799 この子は 俺の運命の人?》 13 00:02:44,900 --> 00:02:48,237 《こんな所で 運命の人と出会うなんて…》 14 00:02:48,237 --> 00:02:52,241 あっ うっ… くっ…。 15 00:02:55,010 --> 00:02:58,414 あっ… ああ いえ こちらこそ どうぞ。 16 00:03:02,351 --> 00:03:04,353 んっ? 17 00:03:09,691 --> 00:03:12,361 《んっ? ここを読めって?》 18 00:03:12,361 --> 00:03:16,865 (恋太郎)えっと… 「我は この地を管理する者なり」。 19 00:03:16,865 --> 00:03:19,535 んっ? 20 00:03:19,535 --> 00:03:21,737 あ~… あっ…。 21 00:03:25,040 --> 00:03:27,042 (恋太郎)図書委員ってこと? 22 00:03:30,879 --> 00:03:33,715 《恋太郎:「その通りなのであった」 って➡ 23 00:03:33,715 --> 00:03:35,717 これ 何? 24 00:03:35,717 --> 00:03:38,720 もしかして 図書室では 会話禁止?》 25 00:03:38,720 --> 00:03:44,059 「あなたは 一体 何を探しに こちらへ?」。 26 00:03:44,059 --> 00:03:47,729 「私は それを 手伝う所存であった」》 27 00:03:47,729 --> 00:03:50,232 あっ えっと…。 28 00:03:50,232 --> 00:03:54,837 《本。 小説。 29 00:03:54,837 --> 00:03:57,840 おもしろい。 物語の》 30 00:04:00,676 --> 00:04:03,512 《恋太郎:「そなたは なぜ 口を お開きにならないのか」》 31 00:04:03,512 --> 00:04:05,514 (恋太郎)君がね!? ハッ…。 あっ…。 32 00:04:09,518 --> 00:04:11,687 「申し訳ございません」。 33 00:04:11,687 --> 00:04:15,023 「彼女は 人との会話が 何より不得手だった」。 34 00:04:15,023 --> 00:04:17,226 「他の者を お呼びします」。 35 00:04:19,194 --> 00:04:21,864 あっ 待って 待って。 36 00:04:21,864 --> 00:04:26,702 あっ…。 ごめん そうとは知らなくて。 37 00:04:26,702 --> 00:04:29,204 じゃあ 教えてもらっていいかな? 38 00:04:32,040 --> 00:04:34,042 んっ…。 39 00:04:34,042 --> 00:04:37,880 (恋太郎) 何か おもしろい小説ないかな? 40 00:04:37,880 --> 00:04:40,382 あっ 俺 恋愛物が好きなんだけど➡ 41 00:04:40,382 --> 00:04:43,552 できれば ハッピーエンドのがいいな。 42 00:04:43,552 --> 00:04:45,554 いろいろあったけど 最後には➡ 43 00:04:45,554 --> 00:04:49,224 恋人同士が幸せになりました みたいな。 44 00:04:49,224 --> 00:04:51,927 何か お薦めのとか あるかな? 45 00:05:00,836 --> 00:05:03,939 《あんな ちっちゃな体で 俺のために…》 46 00:05:06,508 --> 00:05:09,678 《そんなに 一生懸命…。 47 00:05:09,678 --> 00:05:12,347 そんなに 一生懸命~!?》 48 00:05:12,347 --> 00:05:14,850 あっ ああ…。 あっ。 49 00:05:14,850 --> 00:05:19,354 「ごめんなさい。 こんなのは 迷惑であった」。 50 00:05:19,354 --> 00:05:21,657 「どれか好きな物を選ぶがよい」。 51 00:05:23,859 --> 00:05:26,028 あっ…。 52 00:05:26,028 --> 00:05:30,365 いや せっかく探してくれたんだし 全部 読みたいな。 53 00:05:30,365 --> 00:05:33,368 うん。 全部 借りるよ! 54 00:05:35,370 --> 00:05:38,040 あら~ 初回利用者は➡ 55 00:05:38,040 --> 00:05:41,043 借り出しカードの発行に 1週間かかるのよ。 56 00:05:41,043 --> 00:05:43,045 また来てちょうだいね。 57 00:05:43,045 --> 00:05:45,047 残酷な 法の壁! 58 00:05:53,822 --> 00:05:56,825 あっ。 59 00:05:56,825 --> 00:05:59,161 えっ? 60 00:05:59,161 --> 00:06:02,331 その本… あっ…。 61 00:06:02,331 --> 00:06:05,334 でも それって 君のでしょ? 62 00:06:05,334 --> 00:06:07,336 貸してくれるの? 63 00:06:09,338 --> 00:06:11,340 いいの? ありがとう! 64 00:06:15,010 --> 00:06:18,013 あっ そういえば 君 名前は? 65 00:06:23,518 --> 00:06:26,688 1年4組 好本静さん。 66 00:06:26,688 --> 00:06:29,191 って 同じクラスだったんだ! 67 00:06:29,191 --> 00:06:32,861 ごめん まだ クラスメートの顔 全然 覚えてなくて。 68 00:06:32,861 --> 00:06:36,965 俺は 愛城恋太郎。 ありがとう 好本さん。 69 00:06:40,869 --> 00:06:43,372 (羽香里)あっ このレシピのほうが➡ 70 00:06:43,372 --> 00:06:45,874 恋太郎君 好みかもしれませんね。 71 00:06:45,874 --> 00:06:48,043 (唐音)えっ? ちょ… ちょっと 見せないよ! 72 00:06:48,043 --> 00:06:50,812 そっちの本を 見たらいいじゃないですか! 73 00:06:50,812 --> 00:06:53,982 うわっ すごいね! あっ! それ 全部 料理の本なの? 74 00:06:53,982 --> 00:06:56,318 恋太郎君! 恋太郎君に➡ 75 00:06:56,318 --> 00:06:59,655 喜んでもらおうと思ったら どんどん増えちゃって。 76 00:06:59,655 --> 00:07:01,657 わっ… 私は 別に…。 77 00:07:01,657 --> 00:07:05,827 料理のレパートリーを増やしたかった だけなんだからね! ハッ! 78 00:07:05,827 --> 00:07:08,330 ふっ… 2人とも…。 ウフフ! 79 00:07:08,330 --> 00:07:11,133 ん~…。 なんて勤勉な彼女たちなんだ! 80 00:07:16,838 --> 00:07:19,007 <『Circlet Love Story』。 81 00:07:19,007 --> 00:07:23,011 それは イオ姫と 騎士 カマクルによる➡ 82 00:07:23,011 --> 00:07:27,182 多くの困難と運命に阻まれた 恋の物語> 83 00:07:27,182 --> 00:07:31,687 ⦅イオ姫:なんじ 礼節を守り 誠実であれ。 84 00:07:34,022 --> 00:07:38,860 カマクル あなたを 私の騎士に任命します。 85 00:07:38,860 --> 00:07:43,699 (カマクル)このカマクル 命を懸けて イオ姫を お守りいたします!⦆ 86 00:07:43,699 --> 00:07:47,869 <恋太郎:それが 騎士 カマクルと イオ姫が➡ 87 00:07:47,869 --> 00:07:50,305 初めて交わした言葉だった> 88 00:07:50,305 --> 00:07:53,308 (足音) 89 00:08:02,317 --> 00:08:04,319 ⦅んっ…。 90 00:08:07,155 --> 00:08:09,157 あっ…。 91 00:08:11,827 --> 00:08:14,830 はぁ~!⦆ 92 00:08:14,830 --> 00:08:24,840 ♬~ 93 00:08:24,840 --> 00:08:28,677 <恋太郎:そして 2人は見つめ合った。 94 00:08:28,677 --> 00:08:31,680 姫と騎士という 身分の壁を乗り越え➡ 95 00:08:31,680 --> 00:08:34,383 2人は 心を通い合わすのだった> 96 00:08:38,687 --> 00:08:41,022 ⦅かの国に嫁がれるのです。 97 00:08:41,022 --> 00:08:45,193 王も お喜びになられるでしょう。 98 00:08:45,193 --> 00:08:47,195 (カマクル)イオ姫! あっ…。 99 00:08:49,698 --> 00:08:54,636 あっ! くっ… イオ姫! 身命を賭して守ると誓ったのに! 100 00:08:54,636 --> 00:08:57,305 私は… 私は…。 101 00:08:57,305 --> 00:08:59,307 んっ…。 102 00:08:59,307 --> 00:09:03,412 私たちは この運命に あらがうことはできないのか?⦆ 103 00:09:05,480 --> 00:09:09,317 《頑張れ カマクル! イオ姫! 運命なんかに負けるな! 104 00:09:09,317 --> 00:09:12,988 困難なんて はねのけて 幸せになってくれ!》 105 00:09:12,988 --> 00:09:18,193 あっ… 1巻 ここで終わりか~! 106 00:09:21,496 --> 00:09:23,999 運命か…。 107 00:09:23,999 --> 00:09:26,668 運命の人。 108 00:09:26,668 --> 00:09:30,505 愛し合って 幸せになれなければ➡ 109 00:09:30,505 --> 00:09:32,507 死ぬ。 110 00:09:44,853 --> 00:09:47,022 ハァ…。 (恋太郎)おはよう 好本さん! 111 00:09:47,022 --> 00:09:50,525 あっ。 ありがとう これ。 112 00:09:50,525 --> 00:09:54,529 いや~ おもしろくて 一晩で読み終わっちゃったよ! 113 00:09:54,529 --> 00:09:57,699 あっ…。 114 00:09:57,699 --> 00:10:01,203 あれ? もしかして その本…。 あっ! 115 00:10:11,546 --> 00:10:15,217 んっ…。 えっ 続き 持ってきてくれたの? 116 00:10:15,217 --> 00:10:17,219 うわ~ ありがとう! 117 00:10:17,219 --> 00:10:21,723 あれから どうなったのか すごく気になっちゃってさ~。 118 00:10:21,723 --> 00:10:25,227 って 俺ばっかり 借りっ放しだな。 119 00:10:25,227 --> 00:10:27,729 そうだ! ちょっと ついてきて。 120 00:10:30,398 --> 00:10:33,401 あっ この動物ナゲット かわいい! 121 00:10:33,401 --> 00:10:35,904 あっ 私 それにしよっと。 んっ! 122 00:10:35,904 --> 00:10:38,240 ちょっと! まねしないで くださいよ! ひゃっ! 123 00:10:38,240 --> 00:10:41,243 はぁ? 私のほうが 先に見つけてたんだけど! 124 00:10:41,243 --> 00:10:44,546 《あれは もはや 最高に仲がいいんじゃ…》 125 00:10:49,584 --> 00:10:52,787 いいの いいの。 本 貸してくれた お礼だから。 126 00:10:56,191 --> 00:10:58,193 んっ…。 127 00:11:00,195 --> 00:11:03,698 (恋太郎)本 よく読むの? 128 00:11:03,698 --> 00:11:07,702 そっか。 それで そんな おもしろいの 知ってるんだ。 129 00:11:07,702 --> 00:11:10,538 俺も 恋愛物は 結構 読んできたつもりだけど➡ 130 00:11:10,538 --> 00:11:13,041 それは 本当に おもしろいね。 131 00:11:13,041 --> 00:11:15,543 キュンとくるのに 冒険も壮大で。 132 00:11:15,543 --> 00:11:20,048 イオ姫とカマクルの すれ違いの場面は 思わず ハラハラしちゃったよ。 133 00:11:20,048 --> 00:11:22,050 フフッ…。 134 00:11:27,389 --> 00:11:30,892 「私も これが 一番のお気に入りなのだ」。 135 00:11:30,892 --> 00:11:34,396 「幼少のころより 世話になってきた」。 136 00:11:34,396 --> 00:11:37,232 「何度も何度も 読み返しました」。 137 00:11:37,232 --> 00:11:39,534 なるほど。 どうりで…。 138 00:11:41,736 --> 00:11:44,739 だってさ 好本さんの その話し方➡ 139 00:11:44,739 --> 00:11:47,909 パラパラ めくって 一瞬で 目的のせりふや文章を➡ 140 00:11:47,909 --> 00:11:49,911 見つけてこれてるんだもん。 141 00:11:49,911 --> 00:11:52,013 それって その本の文章を➡ 142 00:11:52,013 --> 00:11:55,517 相当 細かいところまで 把握してなきゃ できないでしょ。 143 00:11:55,517 --> 00:11:59,187 俺は 1つの作品を そこまで 読み込めたことはないからさ➡ 144 00:11:59,187 --> 00:12:02,524 すごいなって思って。 145 00:12:02,524 --> 00:12:05,226 あっ 好本さん? 146 00:12:08,196 --> 00:12:10,532 (恋太郎) 「もったいない お言葉です」。 147 00:12:10,532 --> 00:12:16,538 「ただただ 自然に 身に付いた技能だった」。 148 00:12:16,538 --> 00:12:19,207 「私は こんな人間なので➡ 149 00:12:19,207 --> 00:12:23,378 その生涯の中で 友と呼べる者は 一人もおらず➡ 150 00:12:23,378 --> 00:12:27,182 この中の世界だけが 心の支えでした」。 151 00:12:30,218 --> 00:12:32,721 (恋太郎)「本当に ありがとうございます」。 152 00:12:32,721 --> 00:12:37,225 「こんな 私のことを 忌み嫌わずにいてくださって」。 153 00:12:37,225 --> 00:12:39,427 嫌うだなんて そんな…。 154 00:12:46,735 --> 00:12:51,339 ごめん。 その1巻 今日も また 借りていいかな? 155 00:12:51,339 --> 00:12:53,942 なるべく 遅くならないうちに返すから。 156 00:13:00,015 --> 00:13:02,017 ありがとう! 157 00:13:10,692 --> 00:13:12,694 んっ? 158 00:13:12,694 --> 00:13:15,030 なんだか楽しそうね 好本さん。 159 00:13:15,030 --> 00:13:17,198 いいことでも あったのかな? 160 00:13:17,198 --> 00:13:19,868 あっ… ん~…。 161 00:13:19,868 --> 00:13:22,370 「そんなことはありません」。 162 00:13:22,370 --> 00:13:25,206 「これは いつもと変わらぬ日々」。 163 00:13:25,206 --> 00:13:28,043 「ただ 我が務めを果たしているだけ」。 164 00:13:28,043 --> 00:13:32,213 「そもそも 務めとは…」。 わかった わかった! 165 00:13:32,213 --> 00:13:52,167 ♬~ 166 00:13:52,167 --> 00:14:12,187 ♬~ 167 00:14:12,187 --> 00:14:26,901 ♬~ 168 00:14:28,870 --> 00:14:30,872 ハァ…。 169 00:14:30,872 --> 00:14:34,542 (羽香里)最近 なんだか 眠そうですね 恋太郎君。 170 00:14:34,542 --> 00:14:39,881 ああ ちょっと いろいろしててさ 毎晩 夜 遅くて。 171 00:14:39,881 --> 00:14:41,883 《夜?》 172 00:14:41,883 --> 00:14:45,053 《いろいろ?》 うっ! 173 00:14:45,053 --> 00:14:48,389 んっ? どうかしたの? 2人とも。 174 00:14:48,389 --> 00:14:51,159 (羽香里/唐音)フンフンフンフンフン…。 んっ? 175 00:14:51,159 --> 00:14:54,829 そう? なら いいけど…。 176 00:14:54,829 --> 00:14:56,831 (あくび) 177 00:14:56,831 --> 00:14:58,833 んっ! 178 00:15:00,835 --> 00:15:03,004 (恋太郎)はっ… 羽香里!? (羽香里)テヘヘ…。 179 00:15:03,004 --> 00:15:05,340 私の元気を お裾分け…。 180 00:15:05,340 --> 00:15:08,510 なんて…。 はわわわわわわ~! 181 00:15:08,510 --> 00:15:11,179 ありがとう マイエンゼル羽香里~! あ~! 182 00:15:11,179 --> 00:15:13,848 なぁ~! ちょちょちょ… ちょっと! 183 00:15:13,848 --> 00:15:17,185 そんなもん 私だって 分けてやるわよ! ほんと!? 184 00:15:17,185 --> 00:15:19,521 んっ くっ… うっ…。 185 00:15:19,521 --> 00:15:23,024 うぅ~! ヘッドバット式 闘魂注入! 186 00:15:23,024 --> 00:15:25,193 (唐音)あっ ごっ… ごめ…。 (恋太郎)ありがとう! 187 00:15:25,193 --> 00:15:29,197 マイグラディウス唐音~! (唐音)って それ 闘神じゃない! 188 00:15:29,197 --> 00:15:34,035 《愛城君 つきあってる人 いたんだ。 189 00:15:34,035 --> 00:15:36,871 そっか…。 それなら➡ 190 00:15:36,871 --> 00:15:41,709 忙しくって 本ばかり 読んでる時間なんか ないよね。 191 00:15:41,709 --> 00:15:45,213 そうだよね こんな…》 192 00:15:45,213 --> 00:15:49,717 ⦅ねえ 好本さん。 その 本 使って しゃべるのって なんなの? 193 00:15:49,717 --> 00:15:52,987 ちゃんと しゃべってくれない? 気持ち悪いんだけど。 194 00:15:52,987 --> 00:15:55,490 どうして 他の家の子みたいに➡ (たたく音) 195 00:15:55,490 --> 00:15:59,160 普通に しゃべれないの!? ほら ちゃんと しゃべりなさい! 196 00:15:59,160 --> 00:16:01,162 そんな本なんか 使ってるから➡ 197 00:16:01,162 --> 00:16:03,331 いつまでたっても しゃべれないのよ! うっ ごめ…。 198 00:16:03,331 --> 00:16:06,167 ほら! しゃべってみなさいよ! しゃべりなさい! 199 00:16:06,167 --> 00:16:08,169 しゃべりなさい! 200 00:16:08,169 --> 00:16:10,672 なんで あんたは そんなに 変な子なの!?⦆ 201 00:16:14,342 --> 00:16:18,680 《こんな変な子と 話してる時間なんて➡ 202 00:16:18,680 --> 00:16:20,682 誰にもあるわけないんだ》 203 00:16:20,682 --> 00:16:32,860 ♬~ 204 00:16:32,860 --> 00:16:35,363 あっ。 (戸の開く音) 205 00:16:35,363 --> 00:16:38,867 あっ よかった。 いた いた 好本さん。 206 00:16:38,867 --> 00:16:40,869 あっ…。 (恋太郎)今日はね➡ 207 00:16:40,869 --> 00:16:43,671 本を貸してくれたお礼を したいと思って。 208 00:16:51,312 --> 00:16:53,414 好本さん スマホは持ってる? 209 00:16:55,483 --> 00:16:59,153 それじゃあ ちょっと 入れてほしいアプリがあるんだけど。 210 00:16:59,153 --> 00:17:02,357 あっ 大丈夫だよ 安全は 確認してあるから。 211 00:17:11,499 --> 00:17:14,502 あっ うん そのアプリ。 212 00:17:14,502 --> 00:17:17,005 アプリを入れたら データを送るから➡ 213 00:17:17,005 --> 00:17:19,674 それを読み込んでくれる? 214 00:17:19,674 --> 00:17:21,676 📱 215 00:17:24,012 --> 00:17:27,215 できた? じゃあ 起動してみて。 216 00:17:30,518 --> 00:17:32,520 あっ…。 217 00:17:32,520 --> 00:17:36,024 《『Circlet Love Story』 1巻の 文章? 218 00:17:36,024 --> 00:17:39,027 電子書籍は 出てないはずだけど…》 219 00:17:39,027 --> 00:17:42,530 それで その文章を選択すると…。 220 00:17:45,033 --> 00:17:49,537 📱私は カマクル。 この国の姫を守る騎士だ。 221 00:17:49,537 --> 00:17:53,141 テキスト読み上げアプリって 知ってる? 222 00:17:53,141 --> 00:17:55,810 あらかじめ 打ち込んでおいた文字を➡ 223 00:17:55,810 --> 00:17:58,313 電子音声で 読み上げてくれるアプリなんだ。 224 00:18:00,648 --> 00:18:06,321 《まさか あの本の文書を 1冊 丸々 スマホに➡ 225 00:18:06,321 --> 00:18:10,825 愛城君が わざわざ 手で打ち込んだってこと?》 226 00:18:10,825 --> 00:18:13,161 今までの話し方だとさ➡ 227 00:18:13,161 --> 00:18:17,165 好本さんも 話される側も 本を見なきゃいけないから➡ 228 00:18:17,165 --> 00:18:20,668 お互いの目を見て 話が できなかったんだよね。 229 00:18:20,668 --> 00:18:24,839 あっ…。 でも このアプリを使えば…。 230 00:18:24,839 --> 00:18:27,175 📱相手の目を見て…。 231 00:18:27,175 --> 00:18:30,511 会話ができる。 232 00:18:30,511 --> 00:18:35,183 しゃべることが 好本さんにとって どれだけ困難なことかなんて➡ 233 00:18:35,183 --> 00:18:38,686 俺には わかるはずもないし…。 234 00:18:38,686 --> 00:18:43,024 頑張って しゃべれるようになろう なんて 言えないから➡ 235 00:18:43,024 --> 00:18:46,194 こんなふうに ほんのちょっとでも➡ 236 00:18:46,194 --> 00:18:49,030 君が 人とのコミュニケーションを 取りやすくなる➡ 237 00:18:49,030 --> 00:18:51,632 手助けが できたらいいなって。 238 00:18:51,632 --> 00:18:54,135 さあ 早速 試してみて! 239 00:18:54,135 --> 00:18:56,337 俺に 何か 話しかけてみてよ。 240 00:19:05,146 --> 00:19:07,148 📱好きです。 241 00:19:07,148 --> 00:19:09,150 あっ…。 242 00:19:15,490 --> 00:19:18,993 📱ごめんなさい。 お気になさらないでください。 243 00:19:22,163 --> 00:19:25,166 📱返事が 欲しいわけではないのです。 244 00:19:25,166 --> 00:19:29,670 📱あなたに いいなずけが いることは 知っています。 245 00:19:29,670 --> 00:19:33,341 📱ただ 最後に どうしても伝えたくて…。 246 00:19:33,341 --> 00:19:36,511 《ああ 違う。 247 00:19:36,511 --> 00:19:39,847 この子が 運命の人だからとか➡ 248 00:19:39,847 --> 00:19:42,683 つきあわないと 死んでしまうからだとか➡ 249 00:19:42,683 --> 00:19:44,685 そんなんじゃなくて➡ 250 00:19:44,685 --> 00:19:49,390 本当に 純粋に 俺は…》 251 00:19:53,528 --> 00:19:56,531 私も あなたを愛しています! 252 00:20:00,034 --> 00:20:05,239 📱ですが 私たちは 愛し合ってはならない定め…。 253 00:20:08,709 --> 00:20:11,212 (恋太郎)そんな運命など! (扉の開く音) 254 00:20:11,212 --> 00:20:13,214 (静)あっ…。 255 00:20:15,883 --> 00:20:18,886 (恋太郎) はねのけてしまえばいい! 256 00:20:18,886 --> 00:20:20,888 共に行こう! 257 00:20:20,888 --> 00:20:24,192 静! (静)うっ…。 258 00:20:33,067 --> 00:20:35,236 (恋太郎)というわけで➡ 259 00:20:35,236 --> 00:20:37,905 好本静ちゃんを 新しい彼女として➡ 260 00:20:37,905 --> 00:20:40,074 迎え入れさせていただいても よろしいでしょうか? 261 00:20:40,074 --> 00:20:42,410 脳みそ 腐ってんのか!? お前~! 262 00:20:42,410 --> 00:20:45,246 脳みそ! 腐ってんのか~!! 263 00:20:45,246 --> 00:20:47,415 返す言葉もございません。 264 00:20:47,415 --> 00:20:49,584 そんな… 恋太郎君…。 265 00:20:49,584 --> 00:20:51,686 ハッ… 羽香里! 266 00:20:51,686 --> 00:20:54,021 別の女の子を 好きになったからって➡ 267 00:20:54,021 --> 00:20:56,357 私たちを 振らないでくださるなんて➡ 268 00:20:56,357 --> 00:20:58,526 どこまで 優しい方なんですか~! 269 00:20:58,526 --> 00:21:01,195 (唐音)脳みその防腐剤 箱で必要だ これ! 270 00:21:01,195 --> 00:21:03,698 違う! 決して 2人への気持ちが 静ちゃんに➡ 271 00:21:03,698 --> 00:21:06,367 移ったわけじゃないんだ! 例えるなら そう…。 272 00:21:06,367 --> 00:21:09,036 今まであった 油田からの石油を 分けるのではなく➡ 273 00:21:09,036 --> 00:21:12,039 静ちゃんと出会ったことにより 新しい油田が発見された…。 274 00:21:12,039 --> 00:21:15,209 恋人への愛を 化石燃料で例えんじゃないわよ。 275 00:21:15,209 --> 00:21:18,045 とにかく 俺は 唐音と羽香里のことも➡ 276 00:21:18,045 --> 00:21:21,048 静ちゃんのことも 今までと変わらず…。 277 00:21:21,048 --> 00:21:24,051 いや 今まで以上に 大切に思っていると➡ 278 00:21:24,051 --> 00:21:27,221 行動で示すよ! アヘ…。 今まで以上に? 279 00:21:27,221 --> 00:21:30,725 ああ 今後 そうは 感じられないと思ったら➡ 280 00:21:30,725 --> 00:21:32,727 正直に言ってほしい。 281 00:21:32,727 --> 00:21:35,229 そのときは 俺も 潔く➡ 282 00:21:35,229 --> 00:21:37,565 腹を切るから。 武士か! 283 00:21:37,565 --> 00:21:41,569 男です! 男の中の男です 恋太郎君! 284 00:21:41,569 --> 00:21:44,739 当然の処置だ。 大切な人を傷つける人間は➡ 285 00:21:44,739 --> 00:21:47,074 この世で 一番のくず。 そんなやつに➡ 286 00:21:47,074 --> 00:21:49,076 生きてる価値はない。 もう どすも ネット通販で…。 287 00:21:49,076 --> 00:21:51,846 あ~ もう わかったわよ あんたの覚悟は! 288 00:21:51,846 --> 00:21:55,182 < こうして 更に広がった 奇妙な恋人の輪。 289 00:21:55,182 --> 00:21:59,020 大丈夫なのか? 恋太郎! こんな エキセントリックな関係を➡ 290 00:21:59,020 --> 00:22:02,190 恋愛経験の浅い お前に 維持できるのか? 291 00:22:02,190 --> 00:22:07,194 それとも 切っちゃうのか? 腹 切っちゃうのか~!?>