1 00:00:03,670 --> 00:00:10,511 <イオ姫:生まれたときから 私には 運命が定められていた。 2 00:00:10,511 --> 00:00:15,515 孤独という名の運命が…。 3 00:00:15,515 --> 00:00:19,019 ずっと ずっと 諦めていた。 4 00:00:19,019 --> 00:00:22,523 王家に生まれ 姫として➡ 5 00:00:22,523 --> 00:00:27,027 自分の運命には 決して あらがえないと…。 6 00:00:27,027 --> 00:00:29,630 けれど…> 7 00:00:36,536 --> 00:00:39,039 (静)んっ! (恋太郎)あっ! 8 00:00:39,039 --> 00:00:41,041 あっ! 9 00:00:41,041 --> 00:00:51,885 ♬~ 10 00:00:51,885 --> 00:00:54,688 んっ…。 《今のビビーン! は…》 11 00:01:03,163 --> 00:01:05,165 《てことは まさか➡ 12 00:01:05,165 --> 00:01:09,169 この子は 俺の運命の人?》 13 00:02:54,541 --> 00:02:57,878 《こんな所で 運命の人と出会うなんて…》 14 00:02:57,878 --> 00:03:01,882 あっ うっ… くっ…。 15 00:03:04,651 --> 00:03:08,055 あっ… ああ いえ こちらこそ どうぞ。 16 00:03:11,992 --> 00:03:13,994 んっ? 17 00:03:19,332 --> 00:03:22,002 《んっ? ここを読めって?》 18 00:03:22,002 --> 00:03:26,506 (恋太郎)えっと… 「我は この地を管理する者なり」。 19 00:03:26,506 --> 00:03:29,176 んっ? 20 00:03:29,176 --> 00:03:31,378 あ~… あっ…。 21 00:03:34,681 --> 00:03:36,683 (恋太郎)図書委員ってこと? 22 00:03:40,520 --> 00:03:43,356 《恋太郎:「その通りなのであった」 って➡ 23 00:03:43,356 --> 00:03:45,358 これ 何? 24 00:03:45,358 --> 00:03:48,361 もしかして 図書室では 会話禁止?》 25 00:03:48,361 --> 00:03:53,700 「あなたは 一体 何を探しに こちらへ?」。 26 00:03:53,700 --> 00:03:57,370 「私は それを 手伝う所存であった」》 27 00:03:57,370 --> 00:03:59,873 あっ えっと…。 28 00:03:59,873 --> 00:04:04,478 《本。 小説。 29 00:04:04,478 --> 00:04:07,481 おもしろい。 物語の》 30 00:04:10,317 --> 00:04:13,153 《恋太郎:「そなたは なぜ 口を お開きにならないのか」》 31 00:04:13,153 --> 00:04:15,155 (恋太郎)君がね!? ハッ…。 あっ…。 32 00:04:19,159 --> 00:04:21,328 「申し訳ございません」。 33 00:04:21,328 --> 00:04:24,664 「彼女は 人との会話が 何より不得手だった」。 34 00:04:24,664 --> 00:04:26,867 「他の者を お呼びします」。 35 00:04:28,835 --> 00:04:31,505 あっ 待って 待って。 36 00:04:31,505 --> 00:04:36,343 あっ…。 ごめん そうとは知らなくて。 37 00:04:36,343 --> 00:04:38,845 じゃあ 教えてもらっていいかな? 38 00:04:41,681 --> 00:04:43,683 んっ…。 39 00:04:43,683 --> 00:04:47,521 (恋太郎) 何か おもしろい小説ないかな? 40 00:04:47,521 --> 00:04:50,023 あっ 俺 恋愛物が好きなんだけど➡ 41 00:04:50,023 --> 00:04:53,193 できれば ハッピーエンドのがいいな。 42 00:04:53,193 --> 00:04:55,195 いろいろあったけど 最後には➡ 43 00:04:55,195 --> 00:04:58,865 恋人同士が幸せになりました みたいな。 44 00:04:58,865 --> 00:05:01,568 何か お薦めのとか あるかな? 45 00:05:10,477 --> 00:05:13,580 《あんな ちっちゃな体で 俺のために…》 46 00:05:16,149 --> 00:05:19,319 《そんなに 一生懸命…。 47 00:05:19,319 --> 00:05:21,988 そんなに 一生懸命~!?》 48 00:05:21,988 --> 00:05:24,491 あっ ああ…。 あっ。 49 00:05:24,491 --> 00:05:28,995 「ごめんなさい。 こんなのは 迷惑であった」。 50 00:05:28,995 --> 00:05:31,298 「どれか好きな物を選ぶがよい」。 51 00:05:33,500 --> 00:05:35,669 あっ…。 52 00:05:35,669 --> 00:05:40,006 いや せっかく探してくれたんだし 全部 読みたいな。 53 00:05:40,006 --> 00:05:43,009 うん。 全部 借りるよ! 54 00:05:45,011 --> 00:05:47,681 あら~ 初回利用者は➡ 55 00:05:47,681 --> 00:05:50,684 借り出しカードの発行に 1週間かかるのよ。 56 00:05:50,684 --> 00:05:52,686 また来てちょうだいね。 57 00:05:52,686 --> 00:05:54,688 残酷な 法の壁! 58 00:06:03,463 --> 00:06:06,466 あっ。 59 00:06:06,466 --> 00:06:08,802 えっ? 60 00:06:08,802 --> 00:06:11,972 その本… あっ…。 61 00:06:11,972 --> 00:06:14,975 でも それって 君のでしょ? 62 00:06:14,975 --> 00:06:16,977 貸してくれるの? 63 00:06:18,979 --> 00:06:20,981 いいの? ありがとう! 64 00:06:24,651 --> 00:06:27,654 あっ そういえば 君 名前は? 65 00:06:33,159 --> 00:06:36,329 1年4組 好本静さん。 66 00:06:36,329 --> 00:06:38,832 って 同じクラスだったんだ! 67 00:06:38,832 --> 00:06:42,502 ごめん まだ クラスメートの顔 全然 覚えてなくて。 68 00:06:42,502 --> 00:06:46,606 俺は 愛城恋太郎。 ありがとう 好本さん。 69 00:06:50,510 --> 00:06:53,013 (羽香里)あっ このレシピのほうが➡ 70 00:06:53,013 --> 00:06:55,515 恋太郎君 好みかもしれませんね。 71 00:06:55,515 --> 00:06:57,684 (唐音)えっ? ちょ… ちょっと 見せないよ! 72 00:06:57,684 --> 00:07:00,453 そっちの本を 見たらいいじゃないですか! 73 00:07:00,453 --> 00:07:03,623 うわっ すごいね! あっ! それ 全部 料理の本なの? 74 00:07:03,623 --> 00:07:05,959 恋太郎君! 恋太郎君に➡ 75 00:07:05,959 --> 00:07:09,296 喜んでもらおうと思ったら どんどん増えちゃって。 76 00:07:09,296 --> 00:07:11,298 わっ… 私は 別に…。 77 00:07:11,298 --> 00:07:15,468 料理のレパートリーを増やしたかった だけなんだからね! ハッ! 78 00:07:15,468 --> 00:07:17,971 ふっ… 2人とも…。 ウフフ! 79 00:07:17,971 --> 00:07:20,774 ん~…。 なんて勤勉な彼女たちなんだ! 80 00:07:26,479 --> 00:07:28,648 <『Circlet Love Story』。 81 00:07:28,648 --> 00:07:32,652 それは イオ姫と 騎士 カマクルによる➡ 82 00:07:32,652 --> 00:07:36,823 多くの困難と運命に阻まれた 恋の物語> 83 00:07:36,823 --> 00:07:41,328 ⦅イオ姫:なんじ 礼節を守り 誠実であれ。 84 00:07:43,663 --> 00:07:48,501 カマクル あなたを 私の騎士に任命します。 85 00:07:48,501 --> 00:07:53,340 (カマクル)このカマクル 命を懸けて イオ姫を お守りいたします!⦆ 86 00:07:53,340 --> 00:07:57,510 <恋太郎:それが 騎士 カマクルと イオ姫が➡ 87 00:07:57,510 --> 00:07:59,946 初めて交わした言葉だった> 88 00:07:59,946 --> 00:08:02,949 (足音) 89 00:08:11,958 --> 00:08:13,960 ⦅んっ…。 90 00:08:16,796 --> 00:08:18,798 あっ…。 91 00:08:21,468 --> 00:08:24,471 はぁ~!⦆ 92 00:08:24,471 --> 00:08:34,481 ♬~ 93 00:08:34,481 --> 00:08:38,318 <恋太郎:そして 2人は見つめ合った。 94 00:08:38,318 --> 00:08:41,321 姫と騎士という 身分の壁を乗り越え➡ 95 00:08:41,321 --> 00:08:44,024 2人は 心を通い合わすのだった> 96 00:08:48,328 --> 00:08:50,663 ⦅かの国に嫁がれるのです。 97 00:08:50,663 --> 00:08:54,834 王も お喜びになられるでしょう。 98 00:08:54,834 --> 00:08:56,836 (カマクル)イオ姫! あっ…。 99 00:08:59,339 --> 00:09:04,277 あっ! くっ… イオ姫! 身命を賭して守ると誓ったのに! 100 00:09:04,277 --> 00:09:06,946 私は… 私は…。 101 00:09:06,946 --> 00:09:08,948 んっ…。 102 00:09:08,948 --> 00:09:13,053 私たちは この運命に あらがうことはできないのか?⦆ 103 00:09:15,121 --> 00:09:18,958 《頑張れ カマクル! イオ姫! 運命なんかに負けるな! 104 00:09:18,958 --> 00:09:22,629 困難なんて はねのけて 幸せになってくれ!》 105 00:09:22,629 --> 00:09:27,834 あっ… 1巻 ここで終わりか~! 106 00:09:31,137 --> 00:09:33,640 運命か…。 107 00:09:33,640 --> 00:09:36,309 運命の人。 108 00:09:36,309 --> 00:09:40,146 愛し合って 幸せになれなければ➡ 109 00:09:40,146 --> 00:09:42,148 死ぬ。 110 00:09:54,494 --> 00:09:56,663 ハァ…。 (恋太郎)おはよう 好本さん! 111 00:09:56,663 --> 00:10:00,166 あっ。 ありがとう これ。 112 00:10:00,166 --> 00:10:04,170 いや~ おもしろくて 一晩で読み終わっちゃったよ! 113 00:10:04,170 --> 00:10:07,340 あっ…。 114 00:10:07,340 --> 00:10:10,844 あれ? もしかして その本…。 あっ! 115 00:10:21,187 --> 00:10:24,858 んっ…。 えっ 続き 持ってきてくれたの? 116 00:10:24,858 --> 00:10:26,860 うわ~ ありがとう! 117 00:10:26,860 --> 00:10:31,364 あれから どうなったのか すごく気になっちゃってさ~。 118 00:10:31,364 --> 00:10:34,868 って 俺ばっかり 借りっ放しだな。 119 00:10:34,868 --> 00:10:37,370 そうだ! ちょっと ついてきて。 120 00:10:40,039 --> 00:10:43,042 あっ この動物ナゲット かわいい! 121 00:10:43,042 --> 00:10:45,545 あっ 私 それにしよっと。 んっ! 122 00:10:45,545 --> 00:10:47,881 ちょっと! まねしないで くださいよ! ひゃっ! 123 00:10:47,881 --> 00:10:50,884 はぁ? 私のほうが 先に見つけてたんだけど! 124 00:10:50,884 --> 00:10:54,187 《あれは もはや 最高に仲がいいんじゃ…》 125 00:10:59,225 --> 00:11:02,428 いいの いいの。 本 貸してくれた お礼だから。 126 00:11:05,832 --> 00:11:07,834 んっ…。 127 00:11:09,836 --> 00:11:13,339 (恋太郎)本 よく読むの? 128 00:11:13,339 --> 00:11:17,343 そっか。 それで そんな おもしろいの 知ってるんだ。 129 00:11:17,343 --> 00:11:20,179 俺も 恋愛物は 結構 読んできたつもりだけど➡ 130 00:11:20,179 --> 00:11:22,682 それは 本当に おもしろいね。 131 00:11:22,682 --> 00:11:25,184 キュンとくるのに 冒険も壮大で。 132 00:11:25,184 --> 00:11:29,689 イオ姫とカマクルの すれ違いの場面は 思わず ハラハラしちゃったよ。 133 00:11:29,689 --> 00:11:31,691 フフッ…。 134 00:11:37,030 --> 00:11:40,533 「私も これが 一番のお気に入りなのだ」。 135 00:11:40,533 --> 00:11:44,037 「幼少のころより 世話になってきた」。 136 00:11:44,037 --> 00:11:46,873 「何度も何度も 読み返しました」。 137 00:11:46,873 --> 00:11:49,175 なるほど。 どうりで…。 138 00:11:51,377 --> 00:11:54,380 だってさ 好本さんの その話し方➡ 139 00:11:54,380 --> 00:11:57,550 パラパラ めくって 一瞬で 目的のせりふや文章を➡ 140 00:11:57,550 --> 00:11:59,552 見つけてこれてるんだもん。 141 00:11:59,552 --> 00:12:01,654 それって その本の文章を➡ 142 00:12:01,654 --> 00:12:05,158 相当 細かいところまで 把握してなきゃ できないでしょ。 143 00:12:05,158 --> 00:12:08,828 俺は 1つの作品を そこまで 読み込めたことはないからさ➡ 144 00:12:08,828 --> 00:12:12,165 すごいなって思って。 145 00:12:12,165 --> 00:12:14,867 あっ 好本さん? 146 00:12:17,837 --> 00:12:20,173 (恋太郎) 「もったいない お言葉です」。 147 00:12:20,173 --> 00:12:26,179 「ただただ 自然に 身に付いた技能だった」。 148 00:12:26,179 --> 00:12:28,848 「私は こんな人間なので➡ 149 00:12:28,848 --> 00:12:33,019 その生涯の中で 友と呼べる者は 一人もおらず➡ 150 00:12:33,019 --> 00:12:36,823 この中の世界だけが 心の支えでした」。 151 00:12:39,859 --> 00:12:42,362 (恋太郎)「本当に ありがとうございます」。 152 00:12:42,362 --> 00:12:46,866 「こんな 私のことを 忌み嫌わずにいてくださって」。 153 00:12:46,866 --> 00:12:49,068 嫌うだなんて そんな…。 154 00:12:56,376 --> 00:13:00,980 ごめん。 その1巻 今日も また 借りていいかな? 155 00:13:00,980 --> 00:13:03,583 なるべく 遅くならないうちに返すから。 156 00:13:09,656 --> 00:13:11,658 ありがとう! 157 00:13:20,333 --> 00:13:22,335 んっ? 158 00:13:22,335 --> 00:13:24,671 なんだか楽しそうね 好本さん。 159 00:13:24,671 --> 00:13:26,839 いいことでも あったのかな? 160 00:13:26,839 --> 00:13:29,509 あっ… ん~…。 161 00:13:29,509 --> 00:13:32,011 「そんなことはありません」。 162 00:13:32,011 --> 00:13:34,847 「これは いつもと変わらぬ日々」。 163 00:13:34,847 --> 00:13:37,684 「ただ 我が務めを果たしているだけ」。 164 00:13:37,684 --> 00:13:41,854 「そもそも 務めとは…」。 わかった わかった! 165 00:13:41,854 --> 00:14:01,808 ♬~ 166 00:14:01,808 --> 00:14:21,828 ♬~ 167 00:14:21,828 --> 00:14:36,542 ♬~ 168 00:14:38,511 --> 00:14:40,513 ハァ…。 169 00:14:40,513 --> 00:14:44,183 (羽香里)最近 なんだか 眠そうですね 恋太郎君。 170 00:14:44,183 --> 00:14:49,522 ああ ちょっと いろいろしててさ 毎晩 夜 遅くて。 171 00:14:49,522 --> 00:14:51,524 《夜?》 172 00:14:51,524 --> 00:14:54,694 《いろいろ?》 うっ! 173 00:14:54,694 --> 00:14:58,030 んっ? どうかしたの? 2人とも。 174 00:14:58,030 --> 00:15:00,800 (羽香里/唐音)フンフンフンフンフン…。 んっ? 175 00:15:00,800 --> 00:15:04,470 そう? なら いいけど…。 176 00:15:04,470 --> 00:15:06,472 (あくび) 177 00:15:06,472 --> 00:15:08,474 んっ! 178 00:15:10,476 --> 00:15:12,645 (恋太郎)はっ… 羽香里!? (羽香里)テヘヘ…。 179 00:15:12,645 --> 00:15:14,981 私の元気を お裾分け…。 180 00:15:14,981 --> 00:15:18,151 なんて…。 はわわわわわわ~! 181 00:15:18,151 --> 00:15:20,820 ありがとう マイエンゼル羽香里~! あ~! 182 00:15:20,820 --> 00:15:23,489 なぁ~! ちょちょちょ… ちょっと! 183 00:15:23,489 --> 00:15:26,826 そんなもん 私だって 分けてやるわよ! ほんと!? 184 00:15:26,826 --> 00:15:29,162 んっ くっ… うっ…。 185 00:15:29,162 --> 00:15:32,665 うぅ~! ヘッドバット式 闘魂注入! 186 00:15:32,665 --> 00:15:34,834 (唐音)あっ ごっ… ごめ…。 (恋太郎)ありがとう! 187 00:15:34,834 --> 00:15:38,838 マイグラディウス唐音~! (唐音)って それ 闘神じゃない! 188 00:15:38,838 --> 00:15:43,676 《愛城君 つきあってる人 いたんだ。 189 00:15:43,676 --> 00:15:46,512 そっか…。 それなら➡ 190 00:15:46,512 --> 00:15:51,350 忙しくって 本ばかり 読んでる時間なんか ないよね。 191 00:15:51,350 --> 00:15:54,854 そうだよね こんな…》 192 00:15:54,854 --> 00:15:59,358 ⦅ねえ 好本さん。 その 本 使って しゃべるのって なんなの? 193 00:15:59,358 --> 00:16:02,628 ちゃんと しゃべってくれない? 気持ち悪いんだけど。 194 00:16:02,628 --> 00:16:05,131 どうして 他の家の子みたいに➡ (たたく音) 195 00:16:05,131 --> 00:16:08,801 普通に しゃべれないの!? ほら ちゃんと しゃべりなさい! 196 00:16:08,801 --> 00:16:10,803 そんな本なんか 使ってるから➡ 197 00:16:10,803 --> 00:16:12,972 いつまでたっても しゃべれないのよ! うっ ごめ…。 198 00:16:12,972 --> 00:16:15,808 ほら! しゃべってみなさいよ! しゃべりなさい! 199 00:16:15,808 --> 00:16:17,810 しゃべりなさい! 200 00:16:17,810 --> 00:16:20,313 なんで あんたは そんなに 変な子なの!?⦆ 201 00:16:23,983 --> 00:16:28,321 《こんな変な子と 話してる時間なんて➡ 202 00:16:28,321 --> 00:16:30,323 誰にもあるわけないんだ》 203 00:16:30,323 --> 00:16:42,501 ♬~ 204 00:16:42,501 --> 00:16:45,004 あっ。 (戸の開く音) 205 00:16:45,004 --> 00:16:48,508 あっ よかった。 いた いた 好本さん。 206 00:16:48,508 --> 00:16:50,510 あっ…。 (恋太郎)今日はね➡ 207 00:16:50,510 --> 00:16:53,312 本を貸してくれたお礼を したいと思って。 208 00:17:00,953 --> 00:17:03,055 好本さん スマホは持ってる? 209 00:17:05,124 --> 00:17:08,794 それじゃあ ちょっと 入れてほしいアプリがあるんだけど。 210 00:17:08,794 --> 00:17:11,998 あっ 大丈夫だよ 安全は 確認してあるから。 211 00:17:21,140 --> 00:17:24,143 あっ うん そのアプリ。 212 00:17:24,143 --> 00:17:26,646 アプリを入れたら データを送るから➡ 213 00:17:26,646 --> 00:17:29,315 それを読み込んでくれる? 214 00:17:29,315 --> 00:17:31,317 📱 215 00:17:33,653 --> 00:17:36,856 できた? じゃあ 起動してみて。 216 00:17:40,159 --> 00:17:42,161 あっ…。 217 00:17:42,161 --> 00:17:45,665 《『Circlet Love Story』 1巻の 文章? 218 00:17:45,665 --> 00:17:48,668 電子書籍は 出てないはずだけど…》 219 00:17:48,668 --> 00:17:52,171 それで その文章を選択すると…。 220 00:17:54,674 --> 00:17:59,178 📱私は カマクル。 この国の姫を守る騎士だ。 221 00:17:59,178 --> 00:18:02,782 テキスト読み上げアプリって 知ってる? 222 00:18:02,782 --> 00:18:05,451 あらかじめ 打ち込んでおいた文字を➡ 223 00:18:05,451 --> 00:18:07,954 電子音声で 読み上げてくれるアプリなんだ。 224 00:18:10,289 --> 00:18:15,962 《まさか あの本の文書を 1冊 丸々 スマホに➡ 225 00:18:15,962 --> 00:18:20,466 愛城君が わざわざ 手で打ち込んだってこと?》 226 00:18:20,466 --> 00:18:22,802 今までの話し方だとさ➡ 227 00:18:22,802 --> 00:18:26,806 好本さんも 話される側も 本を見なきゃいけないから➡ 228 00:18:26,806 --> 00:18:30,309 お互いの目を見て 話が できなかったんだよね。 229 00:18:30,309 --> 00:18:34,480 あっ…。 でも このアプリを使えば…。 230 00:18:34,480 --> 00:18:36,816 📱相手の目を見て…。 231 00:18:36,816 --> 00:18:40,152 会話ができる。 232 00:18:40,152 --> 00:18:44,824 しゃべることが 好本さんにとって どれだけ困難なことかなんて➡ 233 00:18:44,824 --> 00:18:48,327 俺には わかるはずもないし…。 234 00:18:48,327 --> 00:18:52,665 頑張って しゃべれるようになろう なんて 言えないから➡ 235 00:18:52,665 --> 00:18:55,835 こんなふうに ほんのちょっとでも➡ 236 00:18:55,835 --> 00:18:58,671 君が 人とのコミュニケーションを 取りやすくなる➡ 237 00:18:58,671 --> 00:19:01,273 手助けが できたらいいなって。 238 00:19:01,273 --> 00:19:03,776 さあ 早速 試してみて! 239 00:19:03,776 --> 00:19:05,978 俺に 何か 話しかけてみてよ。 240 00:19:14,787 --> 00:19:16,789 📱好きです。 241 00:19:16,789 --> 00:19:18,791 あっ…。 242 00:19:25,131 --> 00:19:28,634 📱ごめんなさい。 お気になさらないでください。 243 00:19:31,804 --> 00:19:34,807 📱返事が 欲しいわけではないのです。 244 00:19:34,807 --> 00:19:39,311 📱あなたに いいなずけが いることは 知っています。 245 00:19:39,311 --> 00:19:42,982 📱ただ 最後に どうしても伝えたくて…。 246 00:19:42,982 --> 00:19:46,152 《ああ 違う。 247 00:19:46,152 --> 00:19:49,488 この子が 運命の人だからとか➡ 248 00:19:49,488 --> 00:19:52,324 つきあわないと 死んでしまうからだとか➡ 249 00:19:52,324 --> 00:19:54,326 そんなんじゃなくて➡ 250 00:19:54,326 --> 00:19:59,031 本当に 純粋に 俺は…》 251 00:20:03,169 --> 00:20:06,172 私も あなたを愛しています! 252 00:20:09,675 --> 00:20:14,880 📱ですが 私たちは 愛し合ってはならない定め…。 253 00:20:18,350 --> 00:20:20,853 (恋太郎)そんな運命など! (扉の開く音) 254 00:20:20,853 --> 00:20:22,855 (静)あっ…。 255 00:20:25,524 --> 00:20:28,527 (恋太郎) はねのけてしまえばいい! 256 00:20:28,527 --> 00:20:30,529 共に行こう! 257 00:20:30,529 --> 00:20:33,833 静! (静)うっ…。 258 00:20:42,708 --> 00:20:44,877 (恋太郎)というわけで➡ 259 00:20:44,877 --> 00:20:47,546 好本静ちゃんを 新しい彼女として➡ 260 00:20:47,546 --> 00:20:49,715 迎え入れさせていただいても よろしいでしょうか? 261 00:20:49,715 --> 00:20:52,051 脳みそ 腐ってんのか!? お前~! 262 00:20:52,051 --> 00:20:54,887 脳みそ! 腐ってんのか~!! 263 00:20:54,887 --> 00:20:57,056 返す言葉もございません。 264 00:20:57,056 --> 00:20:59,225 そんな… 恋太郎君…。 265 00:20:59,225 --> 00:21:01,327 ハッ… 羽香里! 266 00:21:01,327 --> 00:21:03,662 別の女の子を 好きになったからって➡ 267 00:21:03,662 --> 00:21:05,998 私たちを 振らないでくださるなんて➡ 268 00:21:05,998 --> 00:21:08,167 どこまで 優しい方なんですか~! 269 00:21:08,167 --> 00:21:10,836 (唐音)脳みその防腐剤 箱で必要だ これ! 270 00:21:10,836 --> 00:21:13,339 違う! 決して 2人への気持ちが 静ちゃんに➡ 271 00:21:13,339 --> 00:21:16,008 移ったわけじゃないんだ! 例えるなら そう…。 272 00:21:16,008 --> 00:21:18,677 今まであった 油田からの石油を 分けるのではなく➡ 273 00:21:18,677 --> 00:21:21,680 静ちゃんと出会ったことにより 新しい油田が発見された…。 274 00:21:21,680 --> 00:21:24,850 恋人への愛を 化石燃料で例えんじゃないわよ。 275 00:21:24,850 --> 00:21:27,686 とにかく 俺は 唐音と羽香里のことも➡ 276 00:21:27,686 --> 00:21:30,689 静ちゃんのことも 今までと変わらず…。 277 00:21:30,689 --> 00:21:33,692 いや 今まで以上に 大切に思っていると➡ 278 00:21:33,692 --> 00:21:36,862 行動で示すよ! アヘ…。 今まで以上に? 279 00:21:36,862 --> 00:21:40,366 ああ 今後 そうは 感じられないと思ったら➡ 280 00:21:40,366 --> 00:21:42,368 正直に言ってほしい。 281 00:21:42,368 --> 00:21:44,870 そのときは 俺も 潔く➡ 282 00:21:44,870 --> 00:21:47,206 腹を切るから。 武士か! 283 00:21:47,206 --> 00:21:51,210 男です! 男の中の男です 恋太郎君! 284 00:21:51,210 --> 00:21:54,380 当然の処置だ。 大切な人を傷つける人間は➡ 285 00:21:54,380 --> 00:21:56,715 この世で 一番のくず。 そんなやつに➡ 286 00:21:56,715 --> 00:21:58,717 生きてる価値はない。 もう どすも ネット通販で…。 287 00:21:58,717 --> 00:22:01,487 あ~ もう わかったわよ あんたの覚悟は! 288 00:22:01,487 --> 00:22:04,823 < こうして 更に広がった 奇妙な恋人の輪。 289 00:22:04,823 --> 00:22:08,661 大丈夫なのか? 恋太郎! こんな エキセントリックな関係を➡ 290 00:22:08,661 --> 00:22:11,831 恋愛経験の浅い お前に 維持できるのか? 291 00:22:11,831 --> 00:22:16,835 それとも 切っちゃうのか? 腹 切っちゃうのか~!?>