1 00:00:04,020 --> 00:00:06,020 (ボールを打つ音) 2 00:00:07,000 --> 00:00:09,000 雪さん ナイスサーブ!やる〜! 3 00:00:10,020 --> 00:00:11,990 (雪)ありがとうございます。 4 00:00:11,990 --> 00:00:13,990 ああ〜 雪さんは 何しても画になるなあ。 5 00:00:15,010 --> 00:00:17,010 同じ年とは思えねえよな!(ボールを打つ音) 6 00:00:17,010 --> 00:00:19,010 また雪さんのサービスエース!(一同)かっけえ〜! 7 00:00:21,030 --> 00:00:23,030 (横谷人好)《まあ 雪さんの本気はあんなもんじゃないけどな》 8 00:00:25,020 --> 00:00:27,020 (男子生徒)美人だし 頭もいいし 運動もできて→ 9 00:00:27,990 --> 00:00:29,990 人好と血が繋がってるとは思えねえ! 10 00:00:31,030 --> 00:00:35,010 あっ…。《まあ 俺も そう思いますけど…》 11 00:00:35,020 --> 00:00:39,020 〈雪さんの命が狙われ映画のような体験をした俺は→ 12 00:00:39,020 --> 00:00:42,040 いまだ 興奮冷めやらない状態で…〉 13 00:00:42,040 --> 00:00:45,040 (グレイス)冷酷非道な殺人鬼。 14 00:00:45,040 --> 00:00:50,040 それが『竜生九子』第四子 白狼の雪。 15 00:00:51,010 --> 00:00:54,030 私は もう 誰も殺さない。 16 00:00:54,030 --> 00:00:58,020 自分のせいで 誰かを死なせたりもしない! 17 00:00:58,020 --> 00:01:01,040 〈気になることもありすぎて…〉 18 00:01:01,040 --> 00:01:07,010 〈でも 雪さんは相変わらず「普通」を目指して目下奮闘中で…〉 19 00:01:07,010 --> 00:01:09,020 フフッ…。あっ…。 20 00:01:09,020 --> 00:01:11,020 (男子生徒たち)何!?ううっ…。 21 00:01:11,020 --> 00:01:14,100 《雪さんなりに頑張ってるんだ》 22 00:01:14,100 --> 00:01:16,040 《これしきの嫉妬や羨望→ 23 00:01:16,040 --> 00:01:19,990 俺には… 効かん!》 24 00:01:19,990 --> 00:01:23,000 (ボールを打つ音)(男子生徒)おい 人好! 25 00:01:23,000 --> 00:01:25,000 あっ…。 26 00:01:25,000 --> 00:01:28,000 いや〜 危ない 危ない。あっ…。 27 00:01:28,000 --> 00:01:34,010 (グレイス)君が怪我でもしたら大変だろ?誰かさんが。 28 00:01:34,010 --> 00:01:39,000 《そもそも この肩身の狭さは雪さんだけが原因というわけではなく→ 29 00:01:39,000 --> 00:01:43,000 彼女の存在も大きな原因になっていたりする》 30 00:01:43,000 --> 00:02:05,000 ♬〜 31 00:03:14,000 --> 00:03:17,130 なんの用でしょうか? 新田先生。 32 00:03:17,130 --> 00:03:22,120 なんだよ〜 新任で心細い先生に優しくしてほしいなあ。 33 00:03:22,120 --> 00:03:23,990 ひ と よ し。 34 00:03:23,990 --> 00:03:27,980 いや 近っ!教師と生徒の社会的距離を保ってほしい! 35 00:03:27,980 --> 00:03:29,990 うっ…! 36 00:03:29,990 --> 00:03:30,000 《なぜ こんな とっ散らかった展開になっているかというと…》 うっ…! 37 00:03:30,000 --> 00:03:37,990 《なぜ こんな とっ散らかった展開になっているかというと…》 38 00:03:37,990 --> 00:03:40,000 来ちった!誰!? 39 00:03:40,000 --> 00:03:40,010 やだ〜! 来ちった!誰!? 40 00:03:40,010 --> 00:03:42,110 やだ〜! 41 00:03:42,110 --> 00:03:44,990 昨日 あんなに熱い夜を過ごした仲なのに忘れちゃったの? 42 00:03:44,990 --> 00:03:47,100 グレイスだよ。 43 00:03:47,100 --> 00:03:50,980 ここでは 新任体育教師の新田先生かつ→ 44 00:03:50,980 --> 00:03:54,990 上京したての人好の親戚のお姉さんって設定で〜す! 45 00:03:54,990 --> 00:03:58,010 ニャン。見た目も口調も違いますけど!? 46 00:03:58,010 --> 00:03:59,990 あと 設定 複雑! 47 00:03:59,990 --> 00:04:04,000 シュエの特技がナイフなら 私は情報。 48 00:04:04,000 --> 00:04:07,980 中でも 変装は得意中の得意なんだわ。 49 00:04:07,980 --> 00:04:10,020 素の私は こっちだしね。 50 00:04:10,020 --> 00:04:14,010 それとも 人好は黒髪ロングのほうが好みだった? 51 00:04:14,010 --> 00:04:15,970 雪さんみたいに。えっ! 52 00:04:15,970 --> 00:04:17,980 いや そんなことは…。 53 00:04:17,980 --> 00:04:24,000 ニャハハハ! その すぐ顔に出るとこ!面白えな! 54 00:04:24,000 --> 00:04:29,000 もう懲りたと思ったがまだ 私に何か用か? 55 00:04:29,000 --> 00:04:31,990 私さ 面白いことが大好きなんだよね! 56 00:04:31,990 --> 00:04:35,980 あの伝説級の暗殺者であるシュエ様が→ 57 00:04:35,980 --> 00:04:41,000 こんなとこでパンピーのガキに仕えてる。しかも 不殺を掲げて。 58 00:04:41,000 --> 00:04:45,990 こんな面白いこと南の島なんかじゃ絶対に味わえない! 59 00:04:45,990 --> 00:04:50,990 ってことで もう殺す気もないし殺される気も毛頭なし! 60 00:04:50,990 --> 00:04:52,980 つまり 敵意はゼロ。 61 00:04:52,980 --> 00:04:56,980 もちろん タダで信用しろなんて言わんよ。交渉だ。 62 00:04:56,980 --> 00:04:59,980 あっ…!《暗殺者同士の交渉!》 63 00:04:59,980 --> 00:05:06,970 まず お前と人好にはもう 殺す目的で手を出さない。 64 00:05:06,980 --> 00:05:08,990 それと…。 65 00:05:08,990 --> 00:05:14,000 《やっぱり 大金とか重要機密情報とかを取引材料に?》 66 00:05:14,000 --> 00:05:18,000 3カ月 購買のパンを提供する! 67 00:05:18,000 --> 00:05:20,020 《えっ パン? 庶民的な…》 68 00:05:20,020 --> 00:05:23,990 《いや 暗殺者同士の暗号かもしれない!》 69 00:05:23,990 --> 00:05:28,000 もちろん ただのパンじゃない。提供するのは…。 70 00:05:28,000 --> 00:05:30,010 んっ…。 71 00:05:30,010 --> 00:05:30,020 勝田パン!そう 勝田パンの食べ放題で どうだ! んっ…。 72 00:05:30,020 --> 00:05:38,010 勝田パン!そう 勝田パンの食べ放題で どうだ! 73 00:05:38,010 --> 00:05:40,010 乗った。《あっ 乗った…》 74 00:05:40,010 --> 00:05:43,010 交渉成立〜! フフフ…。 75 00:05:43,010 --> 00:05:47,080 雪さん!? 本当に大丈夫なの? 76 00:05:47,080 --> 00:05:49,020 ご心配には及びません。 77 00:05:49,020 --> 00:05:54,020 むやみに一般の者を殺すのはこの世界では ご法度です。 78 00:05:54,020 --> 00:05:56,010 私に太刀打ちできないと知った今→ 79 00:05:56,010 --> 00:05:59,990 人好様に危害を加えるメリットもないでしょう。 80 00:05:59,990 --> 00:06:04,020 ですが そのようなことになったとしても→ 81 00:06:04,020 --> 00:06:06,000 私が 必ず お護り…。 82 00:06:06,000 --> 00:06:07,990 じゅる…。 83 00:06:07,990 --> 00:06:10,000 よだれ拭いて。 84 00:06:10,000 --> 00:06:10,010 それに あの程度の者→ よだれ拭いて。 85 00:06:10,010 --> 00:06:12,010 それに あの程度の者→ 86 00:06:12,010 --> 00:06:15,990 何千何万と刃向かってこようと問題ではありません。 87 00:06:15,990 --> 00:06:19,980 そう?《おお〜 おお〜 クソ雑魚扱いされとる》 88 00:06:19,980 --> 00:06:25,000 まっ そんなわけで君たちをこっそり観察するつもりだから→ 89 00:06:25,000 --> 00:06:27,010 よろしくな! 90 00:06:27,010 --> 00:06:30,010 《というわけだったんだけど…》 91 00:06:30,010 --> 00:06:34,000 いやさ〜 ホントは体育とか好きじゃねえんだけどさ→ 92 00:06:34,000 --> 00:06:38,070 一番サボれそうなのがこれか 保健医かな〜って。 93 00:06:38,070 --> 00:06:41,000 「こっそり観察する」とか言ってませんでした? 94 00:06:41,000 --> 00:06:43,050 こっそり話しかけてるじゃん。 95 00:06:43,050 --> 00:06:45,990 耳元でしゃべるの やめてもらえます!? 96 00:06:45,990 --> 00:06:51,000 それにさあホントは気になってんじゃないのかな? 97 00:06:51,000 --> 00:06:54,000 (女子生徒)雪さん サーブ 早く打って! 98 00:06:54,000 --> 00:06:58,150 はい 申し訳ございません。 99 00:06:58,150 --> 00:07:00,990 あなたが変なことしないか心配なんじゃないですか? 100 00:07:00,990 --> 00:07:03,990 ん? 気づいてないんだ? 101 00:07:03,990 --> 00:07:08,150 何がです?いや〜 別に〜! 102 00:07:08,150 --> 00:07:11,000 うっ… くっ…。 103 00:07:11,000 --> 00:07:13,990 でも やっぱり 君にだけ特別に…。 104 00:07:13,990 --> 00:07:17,010 ギョッ!教えて…。 105 00:07:17,010 --> 00:07:18,990 あ げ る。 106 00:07:18,990 --> 00:07:20,980 (ボールを打つ音) 107 00:07:20,980 --> 00:07:26,980 (ぶつかる音) 108 00:07:26,980 --> 00:07:30,000 (生徒たち)ええ〜…。(グレイス)フフッ…。 109 00:07:30,000 --> 00:07:32,000 ああ…。 110 00:07:32,000 --> 00:07:36,010 雪さん すごい!ネットを突き破るなんて すごすぎるよ! 111 00:07:36,010 --> 00:07:38,010 (女子生徒)雪さん 何者? 112 00:07:38,010 --> 00:07:42,000 (女子生徒)うちの部に入らない?その… えっと… あの…。 113 00:07:42,000 --> 00:07:45,980 (日陰ナカ)はあ〜…。 114 00:07:45,980 --> 00:07:50,000 あっ…。 115 00:07:50,000 --> 00:07:50,010 あっ…。 あっ…。 116 00:07:50,010 --> 00:07:54,010 あっ…。 117 00:07:54,010 --> 00:07:57,980 はあ…。 118 00:07:57,980 --> 00:08:04,000 だ… 大失態でした。 119 00:08:04,000 --> 00:08:09,010 まあ 雪さんのせいではないことは確かだから。 120 00:08:09,010 --> 00:08:18,000 でも… 急に どうしたの? 121 00:08:18,000 --> 00:08:20,990 私も よくわからないのですが…→ 122 00:08:20,990 --> 00:08:25,010 グレイスに敵意はないというのは理解しています。 123 00:08:25,010 --> 00:08:29,990 なのに 人好様が他の裏社会の者と一緒にいると→ 124 00:08:29,990 --> 00:08:33,000 なぜか疎外感のようなものを感じてしまって…。 125 00:08:33,000 --> 00:08:35,020 あっ…。 126 00:08:35,020 --> 00:08:42,020 これは普通なのでしょうか?それとも 私は何か変なのでしょうか? 127 00:08:42,020 --> 00:08:45,010 あっ…。 128 00:08:45,010 --> 00:08:47,010 (グレイスの声)気づいてないんだ? 気づいてないんだ? 129 00:08:47,010 --> 00:08:49,010 ないんだ? ないんだ…? 130 00:08:49,010 --> 00:08:52,020 うっ… うっ! 131 00:08:52,020 --> 00:08:55,000 えっと… それは普通。 132 00:08:55,000 --> 00:08:58,010 はっ… 普通! 133 00:08:58,010 --> 00:09:00,010 ぐっ… ガハッ…! 134 00:09:00,010 --> 00:09:02,060 人好様!? 135 00:09:06,030 --> 00:09:21,020 ♬〜 136 00:09:21,020 --> 00:09:23,020 (鈴) 137 00:09:23,020 --> 00:09:32,090 ♬〜 138 00:09:32,090 --> 00:09:34,010 〓(洗濯機の終了音)あっ…。 139 00:09:34,010 --> 00:09:43,100 〓(洗濯機の終了音) 140 00:09:43,100 --> 00:09:46,020 〓ん〜! 141 00:09:46,020 --> 00:09:48,030 〓おはよう。 142 00:09:48,030 --> 00:09:50,030 〓人好様! 143 00:09:50,030 --> 00:09:54,030 〓タオルが… タオルが ふかふかです!おおっ! 144 00:09:54,030 --> 00:09:58,020 〓《タオルの洗濯にチャレンジし始めて苦節1カ月》 145 00:09:58,020 --> 00:10:01,040 〓《色モノト白イタオルを一緒に洗ってしまったり→ 146 00:10:01,040 --> 00:10:05,010 〓洗濯洗剤と間違えて食器用洗剤を入れてしまったり→ 147 00:10:05,010 --> 00:10:09,030 〓ティッシュも一緒に洗ってしまったり数々の失敗を乗り越え…》 148 00:10:09,030 --> 00:10:12,020 〓ついに成功したんだ 洗濯が! 149 00:10:12,020 --> 00:10:14,040 〓大成長だね 雪さん! 150 00:10:14,040 --> 00:10:16,040 〓はい! 151 00:10:16,040 --> 00:10:19,040 〓(あげもち太郎)わふわふ!もち太も喜んでくれるか〜! 152 00:10:19,040 --> 00:10:23,030 〓フフフ… あたたかいです。畳んできますね! 153 00:10:23,030 --> 00:10:29,000 〓フフッ…。 154 00:10:29,000 --> 00:10:36,020 〓わふ! 155 00:10:36,020 --> 00:10:39,990 〓さて 今日の夜ご飯 どうしようか? 156 00:10:39,990 --> 00:10:42,010 〓夜ご飯…。 157 00:10:42,010 --> 00:10:44,000 〓今 冷蔵庫にあるのキャベツくらいだよね。 158 00:10:44,000 --> 00:10:46,020 〓はっ… キャベツ…。 159 00:10:46,020 --> 00:10:49,020 〓千切り… 千切りキャベツ! 160 00:10:49,020 --> 00:10:51,010 〓ジュル…。 161 00:10:51,010 --> 00:10:54,060 〓千切リキャベツの隣は とんかつの…→ 162 00:10:54,060 --> 00:11:00,000 〓いえ勝田ソースの指定席ではないでしょうか! 163 00:11:00,000 --> 00:11:03,080 〓福さん とんかつ 2つください。 164 00:11:03,080 --> 00:11:07,000 〓(勝田 福)はいよ〜。いつもありがとうねえ。 165 00:11:07,000 --> 00:11:07,010 〓ちょうど今 揚がるところだから少し待っててもらっていいかい? 〓(勝田 福)はいよ〜。いつもありがとうねえ。 166 00:11:07,010 --> 00:11:12,010 〓ちょうど今 揚がるところだから少し待っててもらっていいかい? 167 00:11:12,010 --> 00:11:14,010 〓(福)ごめんねえ。はい。 168 00:11:14,010 --> 00:11:16,010 〓ところで…→ 169 00:11:16,010 --> 00:11:19,020 〓そのべっぴんさんは どなただい? 170 00:11:19,020 --> 00:11:24,990 〓人好様 か… 勝田ソースが…ソースが箱にいっぱいあります! 171 00:11:24,990 --> 00:11:30,080 〓あっ… えっと…うちで働いてもらってるメイドさんでして…。 172 00:11:30,080 --> 00:11:34,980 〓ここで あの勝田ソースが生み出されてるんですね! 感激です! 173 00:11:34,980 --> 00:11:39,040 〓フフッ… なんか親近感。あっ…。 174 00:11:39,040 --> 00:11:42,020 〓人好様も このようなことがあるのですか? 175 00:11:42,020 --> 00:11:49,010 〓うん。昔 ヒーローショーを見に行った時にさ…。 176 00:11:49,010 --> 00:11:52,020 〓(人好の声)やっぱ大好きなものが目の前にあると→ 177 00:11:52,020 --> 00:11:56,050 〓興奮しちゃうよね。 それが普通。 178 00:11:56,050 --> 00:11:59,020 〓普通…。 179 00:11:59,020 --> 00:12:01,990 〓(福)待たせちゃって ごめんねえ。 180 00:12:01,990 --> 00:12:06,130 〓とんかつ揚がったよ。 切るんだっけねえ? 181 00:12:06,130 --> 00:12:08,020 〓あっ はい お願いします。 182 00:12:08,020 --> 00:12:12,000 〓あっ…! 見てください 人好様。ん? 183 00:12:12,000 --> 00:12:17,020 〓加齢による震え刃物を扱うには致命的… ですが→ 184 00:12:17,020 --> 00:12:17,030 〓とんかつを切断する その刹那…。 〓加齢による震え刃物を扱うには致命的… ですが→ 185 00:12:17,030 --> 00:12:24,030 〓とんかつを切断する その刹那…。 186 00:12:24,030 --> 00:12:29,040 〓震えが止まり 的確に獲物をさばいている。 187 00:12:29,040 --> 00:12:34,010 〓あの年齢で あれほど均一に切断するとはどのような鍛錬を? 188 00:12:34,010 --> 00:12:36,180 〓はっ… もしや 同業? 189 00:12:36,180 --> 00:12:41,150 〓ま… まさか 日本を拠点にしていたとされる伝説の暗殺者!? 190 00:12:41,150 --> 00:12:43,030 〓《ファン補正が すごい…》 191 00:12:43,030 --> 00:12:45,050 〓どうしたんだい? 192 00:12:45,050 --> 00:12:51,160 〓あっ! いや このメイドさんは勝田ソースの大ファンなんですよ! ねっ! 193 00:12:51,160 --> 00:12:54,010 〓あっ… うん。 194 00:12:54,010 --> 00:12:57,030 〓そうかい そうかい。 嬉しいねえ。 195 00:12:57,030 --> 00:13:01,020 〓ソースはね 私が作ってるんだよお。 196 00:13:01,020 --> 00:13:04,020 〓あなたが神でしたか! 197 00:13:04,020 --> 00:13:10,030 〓まあね おじいさんが考えて私が作ってるんだねえ。 ごめんねえ。 198 00:13:10,030 --> 00:13:16,030 〓すごい人気ですよね 勝田ソース!揚げ物もサクサクで最高ですし! 199 00:13:16,030 --> 00:13:19,040 〓そうかい そうかい。 ありがとうねえ。 200 00:13:19,040 --> 00:13:23,020 〓あ… あの…わ… 私 お礼が言いたくて…。 201 00:13:23,020 --> 00:13:27,030 〓お礼かい? 202 00:13:27,030 --> 00:13:30,030 〓(雪の声)私は 今まで 食事を美味しいと…→ 203 00:13:30,030 --> 00:13:34,080 〓ましてや 楽しいなんて思ったことがありませんでした。 204 00:13:34,090 --> 00:13:41,010 〓でも このソースを初めてなめた時世界が変わったんです。 205 00:13:41,010 --> 00:13:43,010 〓大げさだと思われるかもしれません。 206 00:13:43,010 --> 00:13:48,030 〓ですが それは 私にとってとても大切なことで…。 207 00:13:48,030 --> 00:13:52,020 〓ソースをなめているとなんとも言えない気持ちになって→ 208 00:13:52,020 --> 00:13:56,020 〓胸の奥があたたかくなって…。 209 00:13:56,020 --> 00:14:00,010 〓ですから 改めて ありがとうございます。 210 00:14:00,010 --> 00:14:03,000 〓勝田福様。 211 00:14:03,000 --> 00:14:06,000 〓フン。 212 00:14:06,000 --> 00:14:09,020 〓メイドちゃんだっけかい?はい。 213 00:14:09,020 --> 00:14:13,020 〓メイドちゃんは 今 幸せかい?幸せ…。 214 00:14:13,020 --> 00:14:18,010 〓メイドちゃんが感じているあったかいのは幸せのおかげで→ 215 00:14:18,010 --> 00:14:20,010 〓今 メイドちゃんは幸せだから→ 216 00:14:20,010 --> 00:14:25,000 〓ソースが美味しいことに気づけたのかもねえ。フン。 217 00:14:25,000 --> 00:14:30,010 〓わからないけどねえ ごめんねえ。 218 00:14:30,010 --> 00:14:32,010 〓《あたたかい…》 219 00:14:32,010 --> 00:14:44,020 〓いえ 確かに そうかもしれません。 220 00:14:44,020 --> 00:14:47,060 〓(勝田)おっと お嬢ちゃん。はっ…! 221 00:14:47,060 --> 00:14:50,990 〓肩にゴミがついておるぞ 肩に。 222 00:14:51,000 --> 00:14:55,020 〓《この私が後ろを取られた…?》 223 00:14:55,020 --> 00:15:00,000 〓《やはり 勝田のおじい様ただ者じゃない!》 224 00:15:00,000 --> 00:15:04,010 〓フフフ…。 そういえば出来たてのソースがあるよ。 225 00:15:04,010 --> 00:15:05,990 〓ちょっとなめるかい? 226 00:15:05,990 --> 00:15:09,050 〓えっ… あっ… はい! ぜひ! 227 00:15:09,050 --> 00:15:12,100 〓では 一口…。 228 00:15:12,100 --> 00:15:17,140 〓(福)フフフ…。 229 00:15:17,140 --> 00:15:20,990 〓ん〜 わあ〜! 230 00:15:20,990 --> 00:15:26,010 〓人好様 ソース美味しい… ソース…! 231 00:15:26,010 --> 00:15:29,020 〓アハハ… よかったね。うん! 232 00:15:29,020 --> 00:15:34,020 〓フフッ…。 233 00:15:34,020 --> 00:15:37,020 〓(2人)ごちそうさまでした。 234 00:15:37,020 --> 00:15:39,030 〓洗い物は私がいたします。 235 00:15:39,030 --> 00:15:49,040 〓人好様は ゆっくりなさってください。うん ありがとう。 236 00:15:49,040 --> 00:15:55,030 〓《なんていうか…》 237 00:15:55,030 --> 00:15:59,030 〓《あんなふうに一喜一憂してる雪さん見てると→ 238 00:15:59,030 --> 00:16:06,020 〓元最強の暗殺者って信じられないよな》 239 00:16:06,020 --> 00:16:12,010 〓《やっぱり 中国の伝承しか出てこない》 240 00:16:12,010 --> 00:16:15,030 〓《き… 聞いてみるか? 本人に?》 241 00:16:15,030 --> 00:16:20,030 〓《でもなあ 何か話したくない理由があるかもしれないし→ 242 00:16:20,030 --> 00:16:27,040 〓それに つらい過去って割り切ったつもりでも簡単には忘れられないし…》 243 00:16:27,040 --> 00:16:31,030 〓《もし トラウマを掘り起こすことになったら嫌だし…》 244 00:16:31,030 --> 00:16:36,020 〓《雪さんから話してくれるのを待つのが正解なんだよな》 245 00:16:36,020 --> 00:16:39,040 〓《多分…》 246 00:16:39,040 --> 00:16:44,020 〓《それでも雪さんのこと もっと知りたい》 247 00:16:44,020 --> 00:16:46,030 〓(すすり泣き) 248 00:16:46,030 --> 00:16:52,030 〓人好 人好会おうと思えば いつでも会えるから。 249 00:16:52,030 --> 00:16:57,040 〓ごめんね。お母さんのせいで こんなことになって…。 250 00:16:57,040 --> 00:17:00,040 〓もう行くね 人好。 251 00:17:00,040 --> 00:17:03,010 〓お母さん 行かないで! 252 00:17:03,010 --> 00:17:06,030 〓きっと すぐに会えるから 人好。 253 00:17:06,030 --> 00:17:12,020 〓置いていかないで! お母さん お母さん! 254 00:17:12,020 --> 00:17:17,010 〓うっ…。(雪の声)人好様。 255 00:17:17,010 --> 00:17:20,030 〓あっ…。 256 00:17:20,030 --> 00:17:22,080 〓大丈夫ですか? 257 00:17:22,080 --> 00:17:25,000 〓うなされていらしたので様子をうかがおうとしたら→ 258 00:17:25,000 --> 00:17:32,020 〓突然 こちらに倒れ込んできたもので思わず 受け止めたのですが…。 259 00:17:32,020 --> 00:17:34,010 〓おぎゃー! 260 00:17:34,010 --> 00:17:38,000 〓ご… ごめん。なんか ちょっと 変な夢を見ていまして…。 261 00:17:38,000 --> 00:17:43,130 〓また お母様の夢ですか?う… うん。 262 00:17:43,130 --> 00:17:45,020 〓でしたら→ 263 00:17:45,020 --> 00:17:49,020 〓ひざ枕は いかがでしょう?好きっすね! 264 00:17:49,020 --> 00:17:52,010 〓いや もう 目が覚めたから大丈夫。 265 00:17:52,010 --> 00:17:54,030 〓(落ちる音) 266 00:17:54,030 --> 00:17:56,000 〓これは…。 267 00:17:56,000 --> 00:17:58,100 〓えっ… あっ! 268 00:17:58,100 --> 00:18:01,020 〓調べていらしたんですか?うん。 269 00:18:01,020 --> 00:18:04,000 〓気になりますか?す… 少しだけね! 270 00:18:04,000 --> 00:18:09,010 〓俺って 雪さんのことあんまり知らないなって思ってさ…。 271 00:18:09,010 --> 00:18:14,000 〓そうですね 『竜生九子』は…。あっ…。 272 00:18:14,000 --> 00:18:17,070 〓実は 私も よくは知らないのです。 273 00:18:17,070 --> 00:18:22,020 〓私は師に拾われその組織に連れて行かれたのですが→ 274 00:18:22,020 --> 00:18:26,010 〓組織に入ってからは 師に言われた依頼をこなしていただけですので…。 275 00:18:26,010 --> 00:18:28,010 〓ああ…。 276 00:18:28,010 --> 00:18:31,000 〓構成員も 数人ほど顔を合わせた程度で→ 277 00:18:31,000 --> 00:18:36,000 〓名前すら知らず特に お話しすることもなく…。 278 00:18:36,000 --> 00:18:39,010 〓《話せないんじゃなくて 知らないだけか》 279 00:18:39,010 --> 00:18:43,990 〓何より あの頃は今より ずっと 生きることに必死で→ 280 00:18:43,990 --> 00:18:47,010 〓他人に興味なんてありませんでした。 281 00:18:47,010 --> 00:18:49,000 〓自分が 今 何をしているのか→ 282 00:18:49,000 --> 00:18:53,020 〓なぜ こんなことをしているのかもわからなくなって…。 283 00:18:53,020 --> 00:19:03,030 〓師を失望させたら私の居場所がなくなるという心配しかしていませんでした。 284 00:19:03,030 --> 00:19:07,020 〓だから 今の私はまだ慣れてはいないんです。 285 00:19:07,020 --> 00:19:12,040 〓鳥のさえずりやカーテンの隙間からの木漏れ日→ 286 00:19:12,040 --> 00:19:17,030 〓全ての些細なことが全部 キラキラと輝いて見えて→ 287 00:19:17,030 --> 00:19:20,030 〓それが不思議で…。 288 00:19:20,030 --> 00:19:23,020 〓(雪の声)私はまだ夢の中にいるのではないかと→ 289 00:19:23,020 --> 00:19:25,040 〓そう思うんです。 290 00:19:25,040 --> 00:19:29,020 〓私には明るすぎるから…。 291 00:19:29,020 --> 00:19:38,010 〓でも 人好様の顔を見ると…。 292 00:19:38,020 --> 00:19:43,020 〓「ああ 私は 今普通の女の子見習いだったんだな」なんて→ 293 00:19:43,020 --> 00:19:46,020 〓思い出せます。フフッ…。 294 00:19:46,020 --> 00:19:51,030 〓いつか きっとこのような日々に慣れる時が来たら→ 295 00:19:51,030 --> 00:19:57,080 〓私は「普通」になれるのだなとそう思えることが楽しくて…。 296 00:19:57,080 --> 00:20:00,000 〓お… 俺も! 297 00:20:00,000 --> 00:20:03,040 〓毎朝 雪さんの顔見ると安心するっていうか→ 298 00:20:03,040 --> 00:20:06,010 〓嬉しかったんだ。 299 00:20:06,010 --> 00:20:10,010 〓(人好の声)あんなことがあってもここにいることを選んでくれたのが。 300 00:20:10,010 --> 00:20:14,030 〓それで 俺もっと雪さんのこと 知りたくなって…。 301 00:20:14,030 --> 00:20:17,100 〓だから その… とにかく→ 302 00:20:17,100 --> 00:20:20,020 〓うちに来てくれてありがとう! 303 00:20:20,020 --> 00:20:24,080 〓ござい… ます…。 304 00:20:24,080 --> 00:20:30,000 〓フフッ… はい。 305 00:20:30,000 --> 00:20:33,020 〓それでは 私のことを一つだけ…。 306 00:20:33,020 --> 00:20:37,070 〓あっ…。私が ひざ枕が好きな理由は→ 307 00:20:37,070 --> 00:20:42,010 〓私が初めて心から あなたのお役に立てたと感じたのが→ 308 00:20:42,010 --> 00:20:45,000 〓あの夜だったからです。 309 00:20:45,000 --> 00:20:50,000 〓ですから また悪い夢を見てしまった時はいつでもお貸しします。 310 00:20:50,000 --> 00:20:54,110 〓あっ… えっと… それは…→ 311 00:20:54,110 --> 00:20:58,010 〓いや… うん ありがとう。 312 00:20:58,010 --> 00:21:01,010 〓じゃあ 俺も一つだけ…。 313 00:21:01,010 --> 00:21:06,090 〓ホントは さっきの夢悪夢ってほどでもなかったんだ。 314 00:21:06,090 --> 00:21:09,220 〓どんな夢だったんですか? 315 00:21:09,220 --> 00:21:12,010 〓母さんの代わりに…。 316 00:21:12,010 --> 00:21:18,000 〓(泣き声) 317 00:21:18,000 --> 00:21:30,060 〓(人好の声)ヒーローが迎えに来てくれた夢… かな? 318 00:21:30,060 --> 00:22:59,620 〓♬〜