1 00:00:01,134 --> 00:00:08,141 ♬~ 2 00:00:08,141 --> 00:00:12,145 (エルサ・ユカライネン)〈いよいよ 向日祭の日がやってまいりました〉 3 00:00:12,145 --> 00:00:18,151 ♬~ 4 00:00:18,151 --> 00:00:25,225 〈ラルト国の建国を祝う この日は 毎年 記念式典が行われ→ 5 00:00:25,225 --> 00:00:29,162 国内の貴族たちが一堂に会するのです〉 6 00:00:29,162 --> 00:00:32,132 ♬~ 7 00:00:34,167 --> 00:00:39,139 ♬~ 8 00:02:12,099 --> 00:02:14,101 はあ…。 9 00:02:14,101 --> 00:02:18,171 《やはり 王都の式典はすごいです。 緊張してしまいました…》 10 00:02:18,171 --> 00:02:20,107 (ノック) 11 00:02:20,107 --> 00:02:22,175 ん? 12 00:02:22,175 --> 00:02:24,077 ⚞(ハンネス・ユカライネン)失礼します。 13 00:02:24,077 --> 00:02:26,079 (ドアの開く音) 14 00:02:27,114 --> 00:02:29,082 (ハンネス)姉さん 元気だった? 15 00:02:30,117 --> 00:02:32,085 ハンネス! 16 00:02:33,086 --> 00:02:36,089 お城の見学は どうでしたか? 17 00:02:36,089 --> 00:02:39,126 来年 こちらに就職するそうですね。 18 00:02:39,126 --> 00:02:43,063 さっき アレクシス殿下に ごあいさつしてきたよ。 19 00:02:43,063 --> 00:02:47,067 フフッ。 姉さんのほうは どう? 20 00:02:47,067 --> 00:02:50,070 いじめられたり 不当な扱いを受けたりしてない? 21 00:02:52,072 --> 00:02:55,075 僕 今 司法も学んでるから なんでも言ってね。 22 00:02:57,077 --> 00:03:00,080 あと 証拠は絶対取っておいてね。 23 00:03:00,080 --> 00:03:05,085 だ… 大丈夫ですよ。 とっても良くしていただいてます。 24 00:03:05,085 --> 00:03:09,089 お庭の一部をお借りして菜園を作ったり→ 25 00:03:09,089 --> 00:03:13,093 使用人の方々と一緒にお裁縫をしたり…。 26 00:03:13,093 --> 00:03:16,063 この前 お茶会にも行ってきたのですよ。 27 00:03:16,063 --> 00:03:20,067 《ユリウスさまとは あまり 一緒に過ごしていないのかな…?》 28 00:03:20,067 --> 00:03:23,070 記念日にふさわしい 良い日です。 29 00:03:26,173 --> 00:03:30,077 街のお祭りも にぎわっているのでしょうね。 30 00:03:30,077 --> 00:03:36,083 社交界のお茶会以外でお出かけするのって 久しぶりで楽しいです。 31 00:03:36,083 --> 00:03:38,085 (ハンネス)姉さん。 ん? 32 00:03:38,085 --> 00:03:40,087 あっ…。 33 00:03:40,087 --> 00:03:44,157 せっかく来たんだから 街の出店も回ろうよ! 34 00:03:44,157 --> 00:03:46,059 ユリウスさまは→ 35 00:03:46,059 --> 00:03:49,062 アレクシス殿下との打ち合わせに 時間がかかりそうだったよ。 36 00:03:49,062 --> 00:03:51,064 ですが…。 37 00:03:51,064 --> 00:03:53,066 あっ…。 38 00:03:54,067 --> 00:03:56,069 僕と一緒なら いいでしょ? 39 00:03:57,070 --> 00:03:59,072 (アン)はあっ…! 40 00:04:00,073 --> 00:04:02,042 なら 少しだけ…。 41 00:04:13,120 --> 00:04:15,188 (セラフィーナ・パルニラ)ユリウスさま。 (ユリウス・ロイアス)ん? 42 00:04:15,188 --> 00:04:18,125 (セラフィーナ)祭事の取り仕切り お疲れさまです。 43 00:04:18,125 --> 00:04:20,160 セラフィーナ。 44 00:04:20,160 --> 00:04:22,095 本日も すてきですね。 45 00:04:22,095 --> 00:04:27,067 祭事の花の中でも ひときわ輝いて見えますよ。 46 00:04:28,101 --> 00:04:30,070 ユリウスさま…! 47 00:04:31,171 --> 00:04:36,076 あの… この後 父主催の夜会があるのですが→ 48 00:04:36,076 --> 00:04:38,111 お立ち寄りいただけませんか? 49 00:04:38,111 --> 00:04:41,081 せっかくの向日祭の夜ですし。 50 00:04:41,081 --> 00:04:46,186 《パルニラ伯爵家の動向を探るには 参加したほうがいいが…》 51 00:04:46,186 --> 00:04:48,088 エルサさまでしたら→ 52 00:04:48,088 --> 00:04:53,093 先ほど 男性と共に 城下町へ行かれたのをお見かけしました。 53 00:04:53,093 --> 00:04:55,095 えっ…? 54 00:04:55,095 --> 00:04:58,098 (セラフィーナ) 奥さまも奔放になさっているようですし→ 55 00:04:58,098 --> 00:05:00,100 ユリウスさまも 今日は…。 56 00:05:00,100 --> 00:05:02,068 城下町の どの辺りでしょうか? 57 00:05:03,103 --> 00:05:06,072 どこに行かれたかまでは存じません。 58 00:05:07,207 --> 00:05:09,176 ユリウスさま? 59 00:05:10,110 --> 00:05:15,081 申し訳ありませんが 本日は予定がありますので失礼します。 60 00:05:15,081 --> 00:05:17,117 えっ!? 61 00:05:17,117 --> 00:05:19,085 《断られた!?》 62 00:05:27,093 --> 00:05:29,062 あっ…。 63 00:05:33,099 --> 00:05:39,072 (セラフィーナ)エルサからユリウスへ… 奥さまからのプレゼント? 64 00:05:43,143 --> 00:05:45,111 エルサは? 65 00:05:48,081 --> 00:05:50,050 (ターニャ・アン)旦那さま!? 66 00:05:51,117 --> 00:05:57,090 (ターニャ)あの エルサさまは 祭りをご覧になりに 恐らく 大通り広場のほうへ…。 67 00:05:57,090 --> 00:06:00,060 《まさか 本当に男と…?》 68 00:06:02,162 --> 00:06:04,064 (アン・ターニャ)旦那さま!? 69 00:06:04,064 --> 00:06:22,082 ♬~ 70 00:06:22,082 --> 00:06:24,084 《俺は 何をしているんだ?》 71 00:06:24,084 --> 00:06:27,087 この結婚は 契約結婚だ。 72 00:06:30,090 --> 00:06:35,061 《彼女との結婚は お互いの利益のために始めた関係で…》 73 00:06:39,065 --> 00:06:42,068 《夫婦なんて 形だけのもので…》 74 00:06:45,105 --> 00:06:47,073 あっ…! 75 00:06:47,073 --> 00:06:54,080 ♬~ 76 00:06:54,080 --> 00:06:59,085 《彼女が何をしようが どうでもよかったはずなのに…》 77 00:06:59,085 --> 00:07:04,090 ♬~ 78 00:07:04,090 --> 00:07:06,059 《なのに…》 79 00:07:10,063 --> 00:07:12,065 《見つけた!》 80 00:07:15,101 --> 00:07:20,106 《今 俺は 君のことを信じたいと思っている》 81 00:07:20,106 --> 00:07:22,075 エルサ! ん? 82 00:07:23,109 --> 00:07:25,145 旦那さま? ん? 83 00:07:25,145 --> 00:07:29,149 君… その男は…。 84 00:07:30,083 --> 00:07:35,121 あっ! ご紹介します。 弟のハンネスです。 85 00:07:35,121 --> 00:07:38,091 こんにちは ユリウスさま。 86 00:07:38,091 --> 00:07:40,093 結婚式の時は→ 87 00:07:40,093 --> 00:07:43,063 ゆっくり ごあいさつ できませんでしたもんね。 88 00:07:44,164 --> 00:07:46,099 《お… 弟!?》 89 00:07:46,099 --> 00:07:51,104 今日は ユカライネン家の代表として 王都の見学も兼ね 参加しました。 90 00:07:51,104 --> 00:07:54,074 《ああ そういえば…》 91 00:07:56,109 --> 00:07:59,079 あの…。 ん? 92 00:07:59,079 --> 00:08:04,117 ♬~ 93 00:08:04,117 --> 00:08:06,119 旦那さま? 94 00:08:06,119 --> 00:08:09,089 《ああ そうか…》 95 00:08:09,089 --> 00:08:11,091 《俺は…》 96 00:08:11,091 --> 00:08:14,094 突然… すまない…。 97 00:08:15,095 --> 00:08:20,100 こちらこそ 言づてもなく外出してしまい 申し訳ありません。 98 00:08:20,100 --> 00:08:24,104 旦那さまは こちらでも 何かお仕事が? 99 00:08:24,104 --> 00:08:26,106 そういうわけでは…。 100 00:08:26,106 --> 00:08:31,111 《なんだ。 この人 ちゃんと姉さんのことが好きなのか》 101 00:08:32,078 --> 00:08:34,080 では ご一緒にどうですか? 102 00:08:34,080 --> 00:08:37,183 あちらに ホットワインや チーズグラタンもありましたよ! 103 00:08:37,183 --> 00:08:42,088 あっ! 僕 そろそろ 宿泊先の門限だから 帰らないと。 104 00:08:42,088 --> 00:08:45,091 すっかり忘れてたな~。 105 00:08:45,091 --> 00:08:47,127 もう そんな時間でしたか。 106 00:08:47,127 --> 00:08:50,130 宿泊所 すぐだから ここで解散ね。 107 00:08:51,164 --> 00:08:53,166 (ハンネス)ユリウスさま。 108 00:08:55,068 --> 00:08:57,070 姉をよろしくお願いします。 109 00:08:58,071 --> 00:09:00,073 うっ…。 ん? 110 00:09:01,174 --> 00:09:03,143 じゃあね! 111 00:09:05,078 --> 00:09:08,148 君と弟は あまり似てないな。 そうですか? 112 00:09:08,148 --> 00:09:12,085 故郷では よく似ていると言われていたのですが…。 113 00:09:12,085 --> 00:09:17,090 治安のいい王都といえど 従者も連れずに出歩かないでほしい。 114 00:09:17,090 --> 00:09:20,059 ああ つい… お祭りが楽しそうで…。 115 00:09:20,059 --> 00:09:23,063 申し訳ありません。 116 00:09:23,063 --> 00:09:25,064 心配した…。 117 00:09:25,064 --> 00:09:27,100 えっ? 118 00:09:27,100 --> 00:09:31,071 あと 今日は もう仕事が終わったんだが→ 119 00:09:31,071 --> 00:09:34,073 それは どこで買える? 120 00:09:38,077 --> 00:09:40,080 俺も 食べてみたい。 121 00:09:40,080 --> 00:09:42,048 はい! 122 00:09:43,082 --> 00:09:45,085 一緒に行きましょう! 123 00:09:45,085 --> 00:09:57,163 ♬~ 124 00:09:57,163 --> 00:09:59,132 (かじる音) 125 00:10:00,066 --> 00:10:02,101 (かじる音) 126 00:10:02,101 --> 00:10:05,105 美味しい…。 フフッ。 127 00:10:05,105 --> 00:10:13,079 ♬~ 128 00:10:13,079 --> 00:10:21,087 ♬~(鼻歌) 129 00:10:21,087 --> 00:10:23,089 (人々の歓声) あっ…! 130 00:10:24,090 --> 00:10:27,093 旦那さま あちらで 何かやっているようです。 131 00:10:27,093 --> 00:10:29,062 行ってみませんか? 132 00:10:31,097 --> 00:10:33,099 ああ。 133 00:10:33,099 --> 00:10:46,079 ♬~ 134 00:10:46,079 --> 00:10:48,114 フフッ。 135 00:10:48,114 --> 00:10:53,086 誰かと過ごす祭りが あんなに楽しいものだったなんて…。 136 00:10:57,190 --> 00:10:59,159 えっ…。 137 00:11:01,094 --> 00:11:04,097 カフスボタンがない…。 138 00:11:05,098 --> 00:11:09,102 ♬~(オルゴール) 139 00:11:09,102 --> 00:11:13,106 ♬~(鼻歌) ♬~(オルゴール) 140 00:11:13,106 --> 00:11:18,077 まさか 旦那さまと向日祭のお祭りに 行けたなんて びっくりです。 141 00:11:18,077 --> 00:11:20,179 (ノック) ん? 142 00:11:20,179 --> 00:11:23,183 ⚞(アン)エルサさま お茶をお持ちいたしました。 143 00:11:23,183 --> 00:11:25,151 はい。 ありがとうございます! 144 00:11:27,153 --> 00:11:29,155 (落ちる音) あっ…。 145 00:11:32,292 --> 00:11:35,295 わああっ! ⚞(アン)エ… エルサさま!? 146 00:11:40,400 --> 00:11:42,202 あら? ユリウスさまよ! 147 00:11:42,202 --> 00:11:45,138 お見かけできるなんて 今日はラッキーね。 148 00:11:45,138 --> 00:11:48,107 (アレクシス・ヨーセフ・ラルト) ロイアス公爵家の一人息子にして→ 149 00:11:48,107 --> 00:11:53,112 ラルト国王太子の側近という エリート中のエリート。 150 00:11:53,112 --> 00:11:55,114 加えて その眉目秀麗さから→ 151 00:11:55,114 --> 00:12:00,086 結婚した今でも 女性のほうから寄ってくる彼だが…。 152 00:12:01,120 --> 00:12:04,123 あっ アレクシス王太子殿下と イエレさままで! 153 00:12:05,091 --> 00:12:10,129 その彼が 今朝から城内を練り歩く 奇妙な行動を見せている。 154 00:12:10,129 --> 00:12:13,132 (イエレ・エクルース)それについていって あなたまでサボらないでください。 155 00:12:13,132 --> 00:12:18,137 しかし これだけ騒いでも われわれに気付いていない様子ですね。 156 00:12:18,137 --> 00:12:20,106 珍しい。 157 00:12:20,106 --> 00:12:23,109 うん。 実に興味深いね。 158 00:12:27,146 --> 00:12:31,117 《カフスボタンが見つからない》 159 00:12:31,117 --> 00:12:36,089 《落としたのは 城内か 祭りのあった広場付近だろう》 160 00:12:41,160 --> 00:12:44,163 これだけ捜しても ないなんて…。 161 00:12:45,198 --> 00:12:50,169 《諦めて なくしてしまったと 伝えるべきだろうか…》 162 00:12:51,204 --> 00:12:53,172 ⚞旦那さま。 (ドアの開く音) 163 00:12:56,109 --> 00:13:00,113 少しだけ お時間 よろしいでしょうか? 164 00:13:02,115 --> 00:13:04,083 エルサ 何かあったか? 165 00:13:05,118 --> 00:13:08,087 お話がありまして…。 166 00:13:08,087 --> 00:13:11,090 《この暗い表情…》 167 00:13:11,090 --> 00:13:14,093 《俺が カフスボタンをなくしたことに 気付いたのか?》 168 00:13:15,094 --> 00:13:18,097 こちらのオルゴールなのですが…。 169 00:13:18,097 --> 00:13:20,066 オルゴール? 170 00:13:21,100 --> 00:13:23,102 《違った…》 171 00:13:23,102 --> 00:13:29,108 わたくしの不注意で 落とした時 壊れてしまいました。 172 00:13:30,076 --> 00:13:32,111 これは わたくしの宝物でして→ 173 00:13:32,111 --> 00:13:36,115 街に 修理できる方を 探しに行きたいのです。 174 00:13:36,115 --> 00:13:41,087 なるほど。 それなら 世話になっている修理工を紹介しよう。 175 00:13:41,087 --> 00:13:43,089 本当ですか!? 176 00:13:43,089 --> 00:13:46,059 ああ… ありがとうございます 旦那さま! 177 00:13:48,094 --> 00:13:50,163 フフッ。 178 00:13:50,163 --> 00:13:54,167 《ボタンの話は 後にしたほうがいいか》 179 00:13:56,102 --> 00:13:59,105 (修理屋)修理は難しいですね。 180 00:13:59,105 --> 00:14:01,174 えっ? 181 00:14:01,174 --> 00:14:05,144 (修理屋)壊れた部品のスペアが ここにはありません。 182 00:14:09,082 --> 00:14:13,086 外側も内側も 見たこともない細工です。 183 00:14:16,089 --> 00:14:20,093 (修理屋の声)きっと これは ラルト国で作られたものではないですね。 184 00:14:20,093 --> 00:14:23,096 《ラルト国のものではない…》 185 00:14:24,097 --> 00:14:28,101 ああ… わたくしが もう少し しっかりしていれば…。 186 00:14:29,102 --> 00:14:31,104 エルサ。 あっ! 187 00:14:31,104 --> 00:14:34,073 ああ… 残念でしたね。 188 00:14:36,075 --> 00:14:40,079 ですが 物は いつか壊れるものですし→ 189 00:14:40,079 --> 00:14:45,118 そもそも わたくしの不注意ですので お気になさらないでくださいね。 190 00:14:45,118 --> 00:14:49,088 君は 甘い物が好きだったな? 好きです。 191 00:14:49,088 --> 00:14:51,090 よし。 192 00:14:51,090 --> 00:14:53,092 えっ? 193 00:14:53,092 --> 00:14:55,094 旦那さま あの…。 194 00:14:59,098 --> 00:15:01,100 本当に すみま…。 195 00:15:02,101 --> 00:15:04,103 《ワッフル…》 196 00:15:04,103 --> 00:15:06,105 んっ! 197 00:15:06,105 --> 00:15:11,110 そのオルゴールだが 少し 預かってもいいか? 198 00:15:11,110 --> 00:15:13,079 はい。 199 00:15:14,113 --> 00:15:17,183 (アレクシス)ああ これは…→ 200 00:15:17,183 --> 00:15:20,186 リベルム国のものだな。 201 00:15:21,120 --> 00:15:23,189 なるほど。 202 00:15:23,189 --> 00:15:26,125 ユカライネン領と隣接している あの国ですか。 203 00:15:26,125 --> 00:15:32,131 見聞を広めるため 短期留学をしていた際に この細工を見た記憶がある。 204 00:15:32,131 --> 00:15:36,135 リベルム国の修理屋と 連絡を取れないでしょうか? 205 00:15:36,135 --> 00:15:39,138 こちらのオルゴールを修理したいんです。 206 00:15:39,138 --> 00:15:43,176 何かあるのか? 取引材料とか…。 207 00:15:43,176 --> 00:15:48,181 いえ これは… 妻の宝物らしく…。 208 00:15:48,181 --> 00:15:51,117 なるほど。 良きに計らおう! 209 00:15:51,117 --> 00:15:53,085 生き生きするの やめてください。 210 00:15:54,120 --> 00:15:57,123 それにしても 私的な頼み事をしてくるなんて→ 211 00:15:57,123 --> 00:15:59,192 本当に珍しいな。 212 00:15:59,192 --> 00:16:02,094 まさか ユリウスが壊したのか? 213 00:16:02,094 --> 00:16:04,096 違いますが。 214 00:16:04,096 --> 00:16:06,098 では 理由を述べよ。 215 00:16:08,201 --> 00:16:14,106 謝罪したいことがあって その罪滅ぼしも兼ねてというか…。 216 00:16:14,106 --> 00:16:16,108 何? 何? 217 00:16:21,113 --> 00:16:23,115 (アレクシス)うーん…。 218 00:16:23,115 --> 00:16:27,119 妻から初めてもらったプレゼントを なくしたと。 219 00:16:27,119 --> 00:16:30,122 うちだったら けんかしてるな それは。 220 00:16:30,122 --> 00:16:34,126 …というか そういうことは 早めに謝らないと嫌われるぞ。 221 00:16:35,094 --> 00:16:37,096 はっ…。 222 00:16:37,096 --> 00:16:39,198 冗談だよ。 223 00:16:39,198 --> 00:16:46,105 結婚初日 「夫婦になったが愛する気はない」と 一方的に伝えたのに→ 224 00:16:46,105 --> 00:16:52,078 彼女は 次の日から 俺のことを家族として扱い→ 225 00:16:52,078 --> 00:16:57,083 誕生日を まるで そうすることが 当たり前みたいに祝って→ 226 00:16:57,083 --> 00:17:00,086 プレゼントを渡してきたんです。 227 00:17:02,188 --> 00:17:04,090 ユリウス。 228 00:17:04,090 --> 00:17:07,093 私は 結婚を命じたけれど→ 229 00:17:07,093 --> 00:17:10,062 「仮面夫婦になれ」などとは命じてないぞ。 230 00:17:18,104 --> 00:17:20,106 (ドアの閉まる音) 231 00:17:20,106 --> 00:17:22,108 《ふう…》 232 00:17:22,108 --> 00:17:25,077 《誰のことも愛せなくなっていると 思っていたが→ 233 00:17:25,077 --> 00:17:27,079 良い傾向だな》 234 00:17:27,079 --> 00:17:37,089 ♬~ 235 00:17:37,089 --> 00:17:41,093 (土を耕す音) 236 00:17:41,093 --> 00:17:47,099 ふっ ふっ ふっ ふっ…。 237 00:17:47,099 --> 00:17:50,102 《修理屋さんに行って以降→ 238 00:17:50,102 --> 00:17:53,105 オルゴールは 旦那さまが持っていかれて…》 239 00:17:54,173 --> 00:17:57,076 《処分されてしまったのかな…》 240 00:17:57,076 --> 00:18:03,115 《壊れていても 手元に置いておきたいと 伝えればよかったでしょうか…》 241 00:18:03,115 --> 00:18:09,088 《ユリウスさまは それから 地方への視察で 出張に出られてしまって→ 242 00:18:09,088 --> 00:18:12,091 オルゴールの行方は伺うことができず…》 243 00:18:12,091 --> 00:18:14,093 ん? あっ! 244 00:18:14,093 --> 00:18:19,098 ぼやっとしてたら 菜園の領地の外まで 開墾してしまっていました。 245 00:18:19,098 --> 00:18:21,100 エルサ。 ん? 246 00:18:21,100 --> 00:18:24,103 ここにいたのか。 旦那さま! 247 00:18:27,106 --> 00:18:29,108 おかえりなさいませ。 248 00:18:29,108 --> 00:18:31,110 遅くなって すまない。 249 00:18:33,112 --> 00:18:35,114 ん? 250 00:18:36,115 --> 00:18:38,084 これは…。 251 00:18:40,119 --> 00:18:43,122 ♬~(オルゴール) 252 00:18:43,122 --> 00:18:45,124 ああっ…。 253 00:18:45,124 --> 00:18:49,095 ♬~(オルゴール) 254 00:18:49,095 --> 00:18:58,104 ♬~ 255 00:18:58,104 --> 00:19:00,106 ああ… そうか。 256 00:19:00,106 --> 00:19:04,110 君が 時々 口ずさむ曲は これだったんだな。 257 00:19:04,110 --> 00:19:10,116 ♬~(オルゴール) 258 00:19:10,116 --> 00:19:15,087 (エルサの声)これは 母が 祖父と祖母から受け継いだもので→ 259 00:19:15,087 --> 00:19:21,093 子供の頃 両親にせがんで よく聴かせてもらっていたからか→ 260 00:19:21,093 --> 00:19:25,097 わたくしが このお屋敷に移る時に 持たせてくれたんです。 261 00:19:26,098 --> 00:19:28,167 良かった。 262 00:19:28,167 --> 00:19:30,169 やっと笑ったな。 263 00:19:35,107 --> 00:19:38,077 あと これは 土産なのだが…。 264 00:19:41,147 --> 00:19:44,183 わあ! かわいいで…。 265 00:19:44,183 --> 00:19:46,085 あっ…。 266 00:19:46,085 --> 00:19:51,090 もしかして 地方へ行かれていたのは この修理のためなのですか? 267 00:19:51,090 --> 00:19:53,092 まあな…。 268 00:19:53,092 --> 00:19:55,094 そんな 申し訳ない…。 269 00:19:55,094 --> 00:19:58,097 俺が着けてもいいか? はい! 270 00:19:58,097 --> 00:20:06,105 ♬~ 271 00:20:06,105 --> 00:20:09,108 思ったとおり 君に よく似合う。 272 00:20:10,176 --> 00:20:12,078 ⚟(レリック)旦那さま。 (エルサ・ユリウス)あっ…。 273 00:20:12,078 --> 00:20:14,280 (レリック)こちらにおられたのですね。 274 00:20:14,280 --> 00:20:18,084 この後 会食ですので お支度を。 分かっている。 275 00:20:18,084 --> 00:20:20,119 旦那さま。 276 00:20:20,119 --> 00:20:22,088 ありがとうございました。 277 00:20:23,155 --> 00:20:25,157 いってらっしゃいませ。 278 00:20:26,092 --> 00:20:29,095 ああ。 では 行ってくる。 279 00:20:29,095 --> 00:20:34,100 ♬~ 280 00:20:34,100 --> 00:20:36,068 (ルーカス・ユカライネンの声)エルサ。 281 00:20:38,104 --> 00:20:43,075 (ルーカス)そのオルゴールはね お父さまとお母さまの宝物なんだよ。 282 00:20:43,075 --> 00:20:45,077 ん? 283 00:20:45,077 --> 00:20:47,079 (ソフィア・ユカライネン)エルサ。 284 00:20:47,079 --> 00:20:52,118 いつか あなたも 愛する人と一緒に…。 285 00:20:52,118 --> 00:20:55,087 (ルーカスの声)この曲を聴いているといいな。 286 00:20:57,089 --> 00:21:00,059 《なんだか 顔が熱いなあ…》 287 00:21:01,093 --> 00:21:06,065 ♬~ 288 00:22:45,097 --> 00:22:48,067 (セラフィーナ)さあ… いつ お届けしようかしら。 289 00:22:49,168 --> 00:22:51,170 フッ…。