1 00:00:01,134 --> 00:00:07,140 ♬~ 2 00:00:07,140 --> 00:00:09,142 (ヘルコ子爵の声)助けてくれ! 3 00:00:09,142 --> 00:00:13,146 ロイアス公爵家からの圧力で 家門ごとつぶされそうだ! 4 00:00:17,150 --> 00:00:20,120 ヤルモさま いかがいたしましょうか? 5 00:00:21,188 --> 00:00:23,156 (ヤルモ・パルニラ)どうもしないさ。 6 00:00:28,161 --> 00:00:34,201 (ヤルモ)ヘルコ子爵は 不正とあの酒癖で いずれ つぶれる運命だっただろう。 7 00:00:34,201 --> 00:00:38,138 それならば 何かの役に立ってから 舞台を降りたほうが→ 8 00:00:38,138 --> 00:00:40,140 彼のためだと思わないか? 9 00:00:41,308 --> 00:00:44,177 ⚞(足音) ⚞(扉の閉まる音) 10 00:00:44,177 --> 00:00:46,146 おやおや。 11 00:00:46,146 --> 00:00:50,183 (セラフィーナ・パルニラの泣き声) 12 00:00:50,183 --> 00:00:54,154 (セラフィーナ)ユリウスさま… ユリウスさまなんて~! 13 00:00:54,154 --> 00:00:56,123 (ノック) 14 00:00:57,157 --> 00:01:01,161 コラコラ。 家中を羽根だらけにするつもりかい? 15 00:01:03,163 --> 00:01:08,168 お兄さま わたくしは かわいいですか? 16 00:01:09,136 --> 00:01:12,139 ああ。 天使のようだよ。 17 00:01:15,142 --> 00:01:17,144 知っております。 18 00:01:19,146 --> 00:01:21,148 でも ユリウスさま…。 19 00:01:22,249 --> 00:01:26,219 (セラフィーナの声)エルサさまのほうが大事だって おっしゃったんです。 20 00:01:29,222 --> 00:01:32,159 なんて悲しいことだ。 21 00:01:32,159 --> 00:01:36,129 セラフィーナは 宝石よりも ずっと美しいのに→ 22 00:01:36,129 --> 00:01:39,132 その魅力に気付けないなんてね。 23 00:01:41,134 --> 00:01:43,103 お兄さまあ~…。 24 00:01:44,137 --> 00:01:46,139 うっ… うっ…。 25 00:01:46,139 --> 00:01:50,143 ユリウスさまの目は 本当に節穴ですわ! 26 00:01:50,143 --> 00:01:53,113 んっ…! 許せません! 27 00:01:54,147 --> 00:01:57,117 《セラフィーナとの関係を濁しておくことは→ 28 00:01:57,117 --> 00:02:00,120 ユリウスにとって まだ 有益なことだったはずだが…》 29 00:02:02,189 --> 00:02:05,192 (ヤルモ)《彼女の登場は 本当に予想外ですね》 30 00:02:06,193 --> 00:02:11,198 ♬~ 31 00:03:45,258 --> 00:03:48,161 (アレクシス・ヨーセフ・ラルト)お手柄だったな ユリウス。 32 00:03:48,161 --> 00:03:54,167 鉱物の純度偽装は 国としての信用に関わる大スキャンダルだ。 33 00:03:54,167 --> 00:03:57,170 それを最小限にとどめてくれた。 34 00:03:59,172 --> 00:04:03,210 しかし いつもなら 裏から手を回してつぶす おまえが→ 35 00:04:03,210 --> 00:04:07,180 正面から行動に出るとは珍しいな。 36 00:04:07,180 --> 00:04:11,184 (ユリウス・ロイアス)まあ そうなっても仕方のない 愚かな貴族でしたので。 37 00:04:13,186 --> 00:04:17,190 それ以外の調査報告も ご苦労であった。 38 00:04:17,190 --> 00:04:20,260 しばらくは 城内の業務に専念してくれ。 39 00:04:20,260 --> 00:04:22,229 かしこまりました。 40 00:04:25,165 --> 00:04:31,171 ああ~。 そういえば この前の夜会には 奥方と参加したそうではないか。 41 00:04:31,171 --> 00:04:34,174 そちらのほうの進展報告は…。 失礼します。 42 00:04:37,244 --> 00:04:39,246 あれは 何かあったな。 43 00:04:43,183 --> 00:04:46,186 《はあ…。 今から年末年始に向けて→ 44 00:04:46,186 --> 00:04:50,157 大量の事務作業や行事が 控えているというのに…》 45 00:04:51,191 --> 00:04:54,161 はあ…。 のんきな人だな。 46 00:04:54,161 --> 00:04:56,163 (女性たちのはしゃぎ声) あっ…。 47 00:04:58,165 --> 00:05:01,201 (女性)ハンネスくん クッキー焼いてきたんだけど。 48 00:05:01,201 --> 00:05:04,271 (ハンネス・ユカライネン)ハハッ。 (女性)スコーンは どう? 49 00:05:04,271 --> 00:05:06,206 うわあ! ありがとうございます! 50 00:05:06,206 --> 00:05:09,209 (女性)次の休憩 いつ行くの? 51 00:05:09,209 --> 00:05:11,178 あっ。 ユリウスさま。 52 00:05:18,185 --> 00:05:21,154 (ハンネス)こちらを 姉に渡してほしいんですが…。 53 00:05:22,189 --> 00:05:24,157 これは? 54 00:05:25,192 --> 00:05:28,195 中身は 誕生日プレゼント用に選んだ本です。 55 00:05:28,195 --> 00:05:32,199 えっ…? エルサは もうすぐ誕生日なのか? 56 00:05:32,199 --> 00:05:34,201 ああ やっぱり。 57 00:05:34,201 --> 00:05:37,204 姉は 自分から言うタイプでは ないですからね。 58 00:05:37,204 --> 00:05:40,173 白蘭の月 10日生まれです。 59 00:05:41,174 --> 00:05:45,178 その本 姉の好きな作家の新刊なんですが→ 60 00:05:45,178 --> 00:05:48,181 きっと 娯楽品は 自分では買わないし→ 61 00:05:48,181 --> 00:05:51,184 ユリウスさまにも ねだらないだろうと思って。 62 00:05:52,185 --> 00:05:54,187 (ハンネス)姉は ああ見えて→ 63 00:05:54,187 --> 00:05:57,190 ファンタジーやラブロマンスの小説が 好きなんですよ。 64 00:05:59,192 --> 00:06:01,161 誕生日… か…。 65 00:06:02,162 --> 00:06:06,166 (エルサ・ユカライネンの声)旦那さま お誕生日おめでとうございます。 66 00:06:07,234 --> 00:06:11,238 (ユリウスの声)俺は今まで 彼女の誕生日を聞きもしなかった…。 67 00:06:14,174 --> 00:06:18,178 あっ! ユリウスさま 僕 応援しています! 68 00:06:20,180 --> 00:06:23,149 本当に君は エルサと似ていないな。 69 00:06:28,188 --> 00:06:30,156 《ここのところ 旦那さまが→ 70 00:06:30,156 --> 00:06:33,193 とてもお忙しそうにしていらっしゃいます》 71 00:06:33,193 --> 00:06:37,163 《お夕食の時も 書類を読んでいらっしゃいましたし…》 72 00:06:40,166 --> 00:06:42,235 (ノック) 73 00:06:42,235 --> 00:06:45,238 旦那さま お茶をお持ちしました。 74 00:06:46,239 --> 00:06:48,241 ⚟入れ。 75 00:06:50,176 --> 00:06:52,178 失礼します。 76 00:06:58,251 --> 00:07:03,256 こちらに置いておきますので 適度に休憩なさってくださいね。 77 00:07:03,256 --> 00:07:05,225 ああ…。 78 00:07:08,161 --> 00:07:11,164 では わたくしは 先に休みますので…。 79 00:07:16,169 --> 00:07:18,171 エルサ! あっ…。 80 00:07:20,206 --> 00:07:22,175 すまない。 今 気付いた。 81 00:07:22,175 --> 00:07:25,178 お茶の差し入れに来ただけですので。 82 00:07:25,178 --> 00:07:30,183 ちょっと待ってくれ。 ハンネスからプレゼントを預かっている。 83 00:07:31,184 --> 00:07:33,153 ハンネスから? 84 00:07:35,188 --> 00:07:40,260 少し渡すのが早いが 誕生日プレゼントの本だそうだ。 85 00:07:40,260 --> 00:07:43,263 うわあ! ありがとうございます。 86 00:07:46,199 --> 00:07:50,170 当日は 俺にも祝わせてほしい。 えっ? 87 00:07:51,271 --> 00:07:56,176 君に誕生日を祝ってもらったように 俺も何かしたいんだ。 88 00:07:56,176 --> 00:07:58,178 あっ…。 89 00:08:01,181 --> 00:08:04,250 はいっ。 うれしいです! 90 00:08:04,250 --> 00:08:06,186 楽しみにしておりますね。 91 00:08:06,186 --> 00:08:14,194 ♬~ 92 00:08:14,194 --> 00:08:18,164 うわあ! 読みたかった新刊です! 93 00:08:19,199 --> 00:08:24,170 《そういえば 実家の家族以外と 初めて過ごす誕生日…》 94 00:08:25,205 --> 00:08:28,174 (ユリウスの声)当日は 俺にも祝わせてほしい。 95 00:08:30,210 --> 00:08:33,179 《なんだか ドキドキしてきました…》 96 00:08:33,179 --> 00:08:40,186 ♬~ 97 00:08:40,186 --> 00:08:44,190 私の誕生日 白蘭の花が咲く頃ですね…。 98 00:08:44,190 --> 00:08:58,204 ♬~ 99 00:08:58,204 --> 00:09:00,173 すまない エルサ。 100 00:09:00,173 --> 00:09:03,143 欠席できない会議が入ってしまって…。 101 00:09:04,177 --> 00:09:08,148 いえ そんな…! お仕事 頑張ってくださいませ。 102 00:09:10,150 --> 00:09:13,253 今日は 君を連れて行きたい場所があるんだが→ 103 00:09:13,253 --> 00:09:15,221 先に行って 待っていてほしい。 104 00:09:16,189 --> 00:09:18,158 はい。 楽しみにしております。 105 00:09:20,193 --> 00:09:22,162 では 行ってくる。 106 00:09:23,229 --> 00:09:25,231 いってらっしゃいませ。 107 00:09:26,166 --> 00:09:28,234 (ターニャ)《すごい気合…》 108 00:09:28,234 --> 00:09:31,237 (スティム)《会議に出席するだけなのに…》 109 00:09:38,144 --> 00:09:40,146 あっ…。 110 00:09:40,146 --> 00:09:44,150 雪…。 夕方までに やむと良いのですが。 111 00:09:49,155 --> 00:09:54,160 (レリック)奥さま。 ユリウスさまは まだ ご到着ではないようですので→ 112 00:09:54,160 --> 00:09:56,229 馬車内でお待ちください。 113 00:09:56,229 --> 00:09:58,231 はい。 114 00:10:00,166 --> 00:10:02,168 こんなこともあろうかと。 115 00:10:04,170 --> 00:10:09,175 《お父さまとお母さまに頂いたブランケットは とても暖かいです》 116 00:10:10,176 --> 00:10:12,178 《のんびり待ちましょう》 117 00:10:15,181 --> 00:10:19,152 このお話 何度読んでも すてきです。 118 00:10:22,255 --> 00:10:26,192 周りを顧みない高慢な王子が→ 119 00:10:26,192 --> 00:10:31,164 魔女から呪いをかけられ バラに姿を変えられてしまう。 120 00:10:31,164 --> 00:10:33,266 王子は消え→ 121 00:10:33,266 --> 00:10:38,271 鋭いとげを持ついばらが 日々 成長して お城をのみ込む。 122 00:10:38,271 --> 00:10:41,207 おびえた村人が バラを焼き払おうとした。 123 00:10:41,207 --> 00:10:45,178 その時 花屋の娘が…。 124 00:10:48,181 --> 00:10:52,185 植物のとげは 茎が折れないようにするもの。 125 00:10:52,185 --> 00:10:57,190 とげは 自分自身が強くありたいと願う証拠。 126 00:10:57,190 --> 00:11:01,194 王子は 娘の心根の美しさに恋に落ち→ 127 00:11:01,194 --> 00:11:06,199 自らの高慢さを恥じて 炎で焼かれる覚悟をする。 128 00:11:06,199 --> 00:11:10,169 成長の止まったいばらを 不思議に思った娘は→ 129 00:11:10,169 --> 00:11:13,173 いばらの中に 青いバラを見つけて→ 130 00:11:13,173 --> 00:11:16,176 花びらに そっと触れると…。 131 00:11:17,177 --> 00:11:22,182 魔女の呪いが解け 王子は人の姿に戻り…。 132 00:11:22,182 --> 00:11:28,188 改めて 恋に落ちた2人は 愛を交わし合い 末永く幸せに…。 133 00:11:28,188 --> 00:11:30,189 (くしゃみ) 134 00:11:32,192 --> 00:11:36,196 《この寒さ 実家にいた頃を思い出します》 135 00:11:37,197 --> 00:11:39,265 《不思議だなあ》 136 00:11:39,265 --> 00:11:45,205 《父と母のような 仲むつまじい結婚生活に 憧れてはいましたが…》 137 00:11:45,205 --> 00:11:48,174 《わたくしは この結婚で→ 138 00:11:48,174 --> 00:11:52,178 公爵家の妻の役割を果たすだけだと 思っていたのに…》 139 00:11:52,178 --> 00:11:54,247 《こうして 今 旦那さまを…》 140 00:11:54,247 --> 00:11:56,182 (ドアの開く音) 141 00:11:56,182 --> 00:11:59,185 エルサ! ハア… ハア…。 142 00:11:59,185 --> 00:12:02,155 ハア…。 遅れて すまない。 143 00:12:04,190 --> 00:12:06,159 《あっ…》 144 00:12:10,163 --> 00:12:13,166 旦那さま お仕事お疲れさまです。 145 00:12:14,167 --> 00:12:19,172 慌ただしくて申し訳ないが このまま 国立芸術劇場へ行く。 146 00:12:19,172 --> 00:12:23,142 えっ? もしや あの大きな建物ですか? 147 00:12:28,181 --> 00:12:30,250 俺からのプレゼントは→ 148 00:12:30,250 --> 00:12:34,220 君がハンネスからもらっていた小説が原作の オペラだ。 149 00:12:35,188 --> 00:12:37,156 オペラ…? 150 00:12:37,156 --> 00:12:39,158 もう見たことがあっただろうか? 151 00:12:40,159 --> 00:12:44,163 いえ! こんな大きな舞台を観劇するのは 初めてです。 152 00:12:44,163 --> 00:12:46,132 とっても うれしいです! 153 00:12:47,166 --> 00:12:49,168 良かった。 154 00:12:51,170 --> 00:12:53,172 あっ…。 155 00:12:54,173 --> 00:12:56,175 行こう。 もうすぐ開演だ。 156 00:12:56,175 --> 00:12:58,144 あっ。 はいっ! 157 00:13:01,180 --> 00:13:23,169 ♬~ 158 00:13:23,169 --> 00:13:45,191 ♬~ 159 00:13:45,191 --> 00:13:47,193 はあ…! いい舞台だったな。 160 00:13:47,193 --> 00:13:50,163 はい! とても良かったです! 161 00:13:51,197 --> 00:13:54,167 私ばかり興奮して 申し訳ありません。 162 00:13:54,167 --> 00:13:58,171 フッ…。 俺も見るのは久々で 興味深かった。 163 00:13:59,205 --> 00:14:03,176 すてきな舞台に連れてきてくださり ありがとうございます! 164 00:14:06,179 --> 00:14:09,182 俺のほうこそ…。 んっ? 165 00:14:09,182 --> 00:14:12,185 生まれてきた日は特別なんだと→ 166 00:14:12,185 --> 00:14:16,189 君が俺に 祝い方を教えてくれなければ→ 167 00:14:16,189 --> 00:14:21,194 こんなふうに 誰かの誕生日を 心から祝いたいと願うことは→ 168 00:14:21,194 --> 00:14:23,196 なかったと思う。 169 00:14:23,196 --> 00:14:26,165 誕生日おめでとう。 エルサ。 170 00:14:27,166 --> 00:14:29,168 あっ…。 171 00:14:29,168 --> 00:14:32,171 このあと 使用人たちも 祝いたいと言っていたから→ 172 00:14:32,171 --> 00:14:34,207 帰って 夕食になる。 173 00:14:34,207 --> 00:14:39,178 なるほど! 何か 今日は 皆さん こそこそしているなあと思いました。 174 00:14:41,180 --> 00:14:45,184 フッ…。 さぞ気合を入れていることだろう。 175 00:14:50,189 --> 00:14:53,259 〈お母さま お父さま〉 176 00:14:53,259 --> 00:14:55,261 〈ハンネス〉 177 00:14:57,163 --> 00:15:00,233 〈きっと 心配していると思いますが…〉 178 00:15:00,233 --> 00:15:02,235 迎えが来たようだな。 179 00:15:03,202 --> 00:15:06,172 さあ うちに帰ろう。 180 00:15:07,206 --> 00:15:09,175 〈今年の誕生日は まぶしくて…〉 181 00:15:11,177 --> 00:15:13,246 はい。 182 00:15:13,246 --> 00:15:16,249 〈とても特別な一日になりましたよ〉 183 00:15:16,249 --> 00:15:23,222 ♬~ 184 00:15:25,158 --> 00:15:31,164 ♬~ 185 00:15:31,164 --> 00:15:36,169 《ホウレン草 ブロッコリー タマネギ ニンジン ソラマメ…》 186 00:15:36,169 --> 00:15:38,137 《よし!》 187 00:15:39,172 --> 00:15:41,174 決まりましたか? 188 00:15:41,174 --> 00:15:43,142 はい。 189 00:15:44,143 --> 00:15:48,147 先日は 旦那さまに 土づくりをお手伝いいただきましたし→ 190 00:15:48,147 --> 00:15:51,184 きっと 美味しいお野菜ができると思います。 191 00:15:51,184 --> 00:15:53,152 そうだ エルサさま。 192 00:15:53,152 --> 00:15:57,156 新種のバラの苗も 一緒にどうですか? 193 00:15:58,157 --> 00:16:03,162 (店主)四季咲きで 大切に育てると 何度も花を付けるそうですよ。 194 00:16:04,163 --> 00:16:06,165 《バラ…》 195 00:16:06,165 --> 00:16:17,143 ♬~ 196 00:16:17,143 --> 00:16:20,146 《お誕生日に見た オペラのバラに似ています》 197 00:16:22,248 --> 00:16:25,151 ぜひ こちらも頂けますか? 198 00:16:25,151 --> 00:16:29,155 ♬~(鼻歌) 199 00:16:31,157 --> 00:16:34,160 《良いお買い物ができました》 200 00:16:35,161 --> 00:16:37,163 あれ? 201 00:16:38,164 --> 00:16:42,134 ここは どこでしょう? 知らない所まで来てしまいました。 202 00:16:44,170 --> 00:16:46,172 うわあ。 203 00:16:46,172 --> 00:16:48,140 こんな所に教会が…。 204 00:16:51,143 --> 00:16:55,147 (男の子)アハハハ! 待てよ~! (男の子)こっち こっち! 205 00:16:55,147 --> 00:16:58,150 《子供の家も併設されているのですね》 206 00:16:59,151 --> 00:17:01,153 《みんなも元気かなあ…》 207 00:17:01,153 --> 00:17:03,155 あっ…! 208 00:17:03,155 --> 00:17:07,126 教員募集… 寄付のお願い…。 209 00:17:07,126 --> 00:17:11,130 (オーナー)孤児だからって ただ飯を食わせるわけにはいかないんだよ。 210 00:17:11,130 --> 00:17:14,133 働かせろ! 荷運びや煙突掃除。 211 00:17:14,133 --> 00:17:17,136 王都には いくらでも 仕事があふれてるんだ。 212 00:17:17,136 --> 00:17:22,141 (シスター)この子たちは 労働よりも 学ぶ時間を大切にするべきです。 213 00:17:22,141 --> 00:17:26,145 ハッ…。 教える人間もいないのにか? 214 00:17:28,147 --> 00:17:32,151 こんな施設 つぶしたっていいんだぞ。 215 00:17:32,151 --> 00:17:34,153 失礼します。 (2人)んっ? 216 00:17:34,153 --> 00:17:38,124 教員募集の貼り紙を拝見して参りました。 217 00:17:38,124 --> 00:17:42,128 ロイアス公爵家のエルサと申します。 218 00:17:46,165 --> 00:17:50,236 (イエレ・エクルース) 出張を回避しようと必死だな ユリウス。 219 00:17:50,236 --> 00:17:55,207 当たり前だろう。 数週間は屋敷を空けることになるんだぞ。 220 00:17:56,208 --> 00:17:59,178 (イエレ)《以前は 命じられれば どこへでも行っていたくせに》 221 00:18:00,146 --> 00:18:04,116 (イエレ)この施策がまとまったら 休暇を取るようにとのことだ。 222 00:18:07,153 --> 00:18:10,122 ああ そうするつもりだ。 223 00:18:11,157 --> 00:18:13,125 《新婚め…》 224 00:18:14,160 --> 00:18:16,162 ああ そういえば…→ 225 00:18:16,162 --> 00:18:21,167 昼に外出した際 街で奥方をお見かけしたぞ。 226 00:18:21,167 --> 00:18:25,137 教会の前で一人 何か考え込んでいる様子だった。 227 00:18:27,139 --> 00:18:30,142 また従者も付けずに…。 228 00:18:35,147 --> 00:18:39,151 (イエレ)「ふう…。 今夜は 一緒に食事が取れるといいな」。 229 00:18:40,152 --> 00:18:44,156 べ… 別に そんなことは考えて…。 《いるな》 230 00:18:46,225 --> 00:18:49,228 (ターニャ)お帰りなさいませ ユリウスさま。 231 00:18:52,164 --> 00:18:55,167 (ターニャ)奥さまは リビングでお待ちですよ。 232 00:18:55,167 --> 00:18:57,169 ああ ありがとう。 233 00:18:58,170 --> 00:19:00,139 (ノック) 234 00:19:01,173 --> 00:19:03,142 エルサ。 235 00:19:05,144 --> 00:19:07,146 あっ…。 236 00:19:09,148 --> 00:19:12,151 (寝息) 237 00:19:12,151 --> 00:19:14,253 珍しいな。 238 00:19:14,253 --> 00:19:18,157 お食事の準備ができておりますが お起こししましょうか? 239 00:19:18,157 --> 00:19:20,159 いや…。 240 00:19:20,159 --> 00:19:23,129 もう少し寝かせておこう。 かしこまりました。 241 00:19:27,166 --> 00:19:34,140 ♬~ 242 00:19:34,140 --> 00:19:36,142 フフ…。 243 00:19:36,142 --> 00:19:45,151 ♬~ 244 00:19:45,151 --> 00:19:47,153 んっ…? 245 00:19:47,153 --> 00:19:49,121 んんっ…。 246 00:19:50,156 --> 00:19:52,124 えっ? 247 00:19:53,159 --> 00:19:55,127 あっ 旦那さま! 248 00:19:56,128 --> 00:19:59,131 わたくしったら 申し訳ありません! 249 00:19:59,131 --> 00:20:02,134 外出で疲れていたんだろう? 250 00:20:02,134 --> 00:20:06,138 はい。 お庭に植える種や苗を 見に行ってきたんです。 251 00:20:06,138 --> 00:20:10,142 この前のオペラが すてきだったので バラも買ってしまいました。 252 00:20:10,142 --> 00:20:14,146 通年 何度か咲くそうなので 楽しみにしていてくださいね。 253 00:20:14,146 --> 00:20:17,149 フッ… そうか。 254 00:20:17,149 --> 00:20:19,218 それと…。 255 00:20:19,218 --> 00:20:22,188 《子供の家でのことを ご報告しなくては…》 256 00:20:24,156 --> 00:20:26,192 あの…。 257 00:20:26,192 --> 00:20:28,194 (おなかが鳴る音) 258 00:20:30,129 --> 00:20:33,132 ううっ… うう~…。 259 00:20:34,133 --> 00:20:37,169 フッ… 食事にしようか。 260 00:20:37,169 --> 00:20:39,138 待っていてくださったんですか? 261 00:20:41,140 --> 00:20:46,145 いや。 持ち帰りの仕事を 整理しておきたかっただけだ。 262 00:20:47,146 --> 00:20:50,216 相変わらず お忙しいのですね。 263 00:20:50,216 --> 00:20:54,186 山場は越えたから 来週には落ち着く予定だ。 264 00:20:55,154 --> 00:20:58,124 そうしたら 庭を見せてくれ。 265 00:20:58,124 --> 00:21:00,126 はい。 266 00:21:00,126 --> 00:21:05,131 《子供の家の件は 旦那さまのお仕事が 一段落してからにしましょう》 267 00:21:06,132 --> 00:21:09,135 (ヤルモ)そうか。 報告ご苦労。 268 00:21:12,204 --> 00:21:14,206 (扉の開閉音) 269 00:21:16,142 --> 00:21:19,111 (ヤルモ)孤児たちの家の教員ね…。 270 00:21:21,147 --> 00:21:23,115 フッ…。 271 00:21:24,150 --> 00:21:29,155 ♬~