1 00:00:05,138 --> 00:00:08,141 (アドルフ・エスコラの声) 前言を翻して申し訳ないのですが→ 2 00:00:08,141 --> 00:00:12,145 今回の議長選では 中立の立場を取らせていただきます。 3 00:00:12,145 --> 00:00:14,181 (ヤルモ・パルニラ)くっ…。 4 00:00:14,181 --> 00:00:17,150 (ヤルモ)《早く父上に話さなければ…》 5 00:00:17,150 --> 00:00:20,153 《しかし なんという失態だ》 6 00:00:20,153 --> 00:00:23,156 《父上の期待を こんなふうに裏切ってしまうとは…》 7 00:00:27,160 --> 00:00:31,131 《ユリウスも 俺のたくらみに気付いたかもしれないな》 8 00:00:35,135 --> 00:00:38,138 終わりだ… 何もかも。 9 00:00:41,241 --> 00:00:43,243 (セラフィーナ・パルニラ)《お兄さま…》 10 00:00:44,244 --> 00:00:49,249 ♬~ 11 00:02:20,140 --> 00:02:23,143 ♬~(オルゴール) 12 00:02:23,143 --> 00:02:25,212 (エルサ・ユカライネン)《旦那さま…》 13 00:02:25,212 --> 00:02:28,115 《わたくし 旦那さまのことを→ 14 00:02:28,115 --> 00:02:33,120 いつから こんなにも 好きになってしまっていたのでしょう》 15 00:02:36,123 --> 00:02:39,226 《でも この気持ち→ 16 00:02:39,226 --> 00:02:44,131 旦那さまに知られたら ご迷惑をおかけしてしまいますね》 17 00:02:44,131 --> 00:02:46,099 (ユリウス・ロイアス)俺は 君と結婚したが→ 18 00:02:46,099 --> 00:02:49,102 君を愛するつもりは 一切ない。 19 00:02:49,102 --> 00:02:54,174 《あの時 わたくしも 契約結婚をお受けしたのですから》 20 00:02:54,174 --> 00:02:59,179 《旦那さまにとっては わたくしは あくまで飾りの妻…》 21 00:02:59,179 --> 00:03:01,181 《でも…》 22 00:03:02,115 --> 00:03:04,117 《わたくしの気持ちが どうであっても→ 23 00:03:04,117 --> 00:03:09,189 これまでと変わることなく 旦那さまとの毎日が続くのです》 24 00:03:09,189 --> 00:03:12,159 《それは とても幸せなことです》 25 00:03:15,195 --> 00:03:18,165 立派なカリフラワーです。 26 00:03:18,165 --> 00:03:22,102 スープにすれば 旦那さまにも 召し上がっていただけるでしょう。 27 00:03:22,102 --> 00:03:24,104 おはよう エルサ。 ん…? 28 00:03:28,108 --> 00:03:30,143 お… おはようございます。 29 00:03:30,143 --> 00:03:33,146 今日も 野菜をとっているんだな。 30 00:03:33,146 --> 00:03:35,115 あっ… はい…。 31 00:03:35,115 --> 00:03:39,119 あの… これを厨房に届けねばなりませんので…。 32 00:03:39,119 --> 00:03:44,091 《駄目です。 ドキドキしてしまって 旦那さまのお顔が見られません》 33 00:03:49,129 --> 00:03:51,131 《エルサ…》 34 00:03:56,103 --> 00:03:59,106 《いつも笑顔で接してくれていた彼女が→ 35 00:03:59,106 --> 00:04:03,110 クレーサから戻って以来 ずっと こんなふうだ》 36 00:04:05,112 --> 00:04:08,115 《紡績工場で危ない目に遭ったことが→ 37 00:04:08,115 --> 00:04:11,084 やはり ショックだったのだろうか…》 38 00:04:12,119 --> 00:04:15,122 連れてきてくださって ありがとうございます。 39 00:04:16,123 --> 00:04:18,125 《気にしていないと言っていたが→ 40 00:04:18,125 --> 00:04:21,128 本当は 無理をしていたのでは…》 41 00:04:26,099 --> 00:04:28,101 今日は 早く帰れそうだ。 42 00:04:28,101 --> 00:04:30,103 はい…。 43 00:04:30,103 --> 00:04:34,141 あの… お気を付けて。 ああ。 44 00:04:34,141 --> 00:04:38,145 《やはり 無理をしているのか?》 45 00:04:38,145 --> 00:04:40,113 (レリック)エルサさま…。 46 00:04:40,113 --> 00:04:43,116 (レリック) レベッカさまが おいでになりました。 47 00:04:46,153 --> 00:04:49,122 (レベッカ・リーコネン) エルサさまにお会いするのが楽しみで→ 48 00:04:49,122 --> 00:04:52,125 早く着きすぎてしまいましたの。 49 00:04:52,125 --> 00:04:56,096 レベッカさま! わたくしも大変楽しみにしておりました! 50 00:04:57,097 --> 00:05:00,200 今日は たっくさん おしゃべりがしたいですわ。 51 00:05:00,200 --> 00:05:02,135 はい わたくしも! 52 00:05:02,135 --> 00:05:04,204 (レベッカ・エルサ)フフフフ…! 53 00:05:04,204 --> 00:05:06,139 ユリウス お久しぶりね。 54 00:05:06,139 --> 00:05:09,109 ああ。 では 行ってくる。 55 00:05:11,144 --> 00:05:13,113 いってらっしゃいませ。 いってらっしゃい。 56 00:05:17,150 --> 00:05:19,219 (レベッカ)あっ…。 57 00:05:19,219 --> 00:05:24,124 クレーサ地方にいらしていた間 お会いできず寂しかったですわ。 58 00:05:24,124 --> 00:05:26,126 わたくしもです。 59 00:05:26,126 --> 00:05:28,128 あっ お土産があるんですよ。 60 00:05:28,128 --> 00:05:32,132 (レベッカ)わあ~! 今 開けてもいいですか? 61 00:05:32,132 --> 00:05:34,134 もちろんです。 62 00:05:34,134 --> 00:05:36,102 なんでしょう? 63 00:05:37,137 --> 00:05:42,142 (レベッカ)わあ! なんて かわいらしいんでしょう! 64 00:05:42,142 --> 00:05:44,110 あっ…! 65 00:05:45,145 --> 00:05:48,114 ユリウスも着けていますよね。 66 00:05:48,114 --> 00:05:50,083 ええ わたくしも。 67 00:05:51,184 --> 00:05:54,120 クレーサ地方の工芸品なんです。 68 00:05:54,120 --> 00:05:58,091 レベッカさまのは わたくしの手作りでして…。 ええっ!? 69 00:05:58,091 --> 00:06:02,095 すてきです! うれしいですわ~! フフッ…。 70 00:06:03,196 --> 00:06:08,168 着ける時に願い事を込めて結ぶと 願いがかなうそうですよ。 71 00:06:10,136 --> 00:06:14,140 じゃあ 後で じっくり考えてから 着けますね。 72 00:06:14,140 --> 00:06:16,109 で…? えっ? 73 00:06:17,110 --> 00:06:21,114 エルサさまは どんな願い事をなさったんですか? 74 00:06:21,114 --> 00:06:23,083 あっ…! それは…。 75 00:06:26,186 --> 00:06:30,156 《ずっと ずっと 旦那さまと一緒に 過ごしていきたいです…》 76 00:06:31,124 --> 00:06:33,126 内緒です…。 77 00:06:33,126 --> 00:06:36,096 まあ! フフッ…。 では ユリウスは? 78 00:06:37,130 --> 00:06:40,166 「名前で呼んでほしい」と言われました。 79 00:06:40,166 --> 00:06:42,102 えっ!? 80 00:06:42,102 --> 00:06:45,105 レベッカさまや ヤルモさまと同じように 呼んでほしいと…。 81 00:06:45,105 --> 00:06:49,175 《それは もはや ユリウスの気持ちは明白ですわ~》 82 00:06:49,175 --> 00:06:53,113 それでは 今は 「ユリウスさま」とお呼びなのですね! 83 00:06:53,113 --> 00:06:57,117 い… いえ なかなか難しくて…。 84 00:06:57,117 --> 00:06:59,119 以前と同じく 「旦那さま」と…。 85 00:06:59,119 --> 00:07:01,121 《今日も まぶしい!》 86 00:07:01,121 --> 00:07:03,089 《なんて純粋 なんて純情!》 87 00:07:05,191 --> 00:07:09,195 あっ…。 エルサさま 頑張りましょう! 88 00:07:09,195 --> 00:07:14,100 ♬~ 89 00:07:14,100 --> 00:07:18,104 (2人)フフフフ…! 90 00:07:18,104 --> 00:07:22,108 《レベッカには いつもの笑顔を見せていた…》 91 00:07:22,108 --> 00:07:25,111 《なのに なぜ 俺とは目も合わせてくれない…》 92 00:07:27,180 --> 00:07:32,185 《やはり 紡績工場で閉じ込められたことが つらかったのか》 93 00:07:32,185 --> 00:07:35,155 め… 目に ごみが入ってしまったんです。 94 00:07:36,122 --> 00:07:41,094 《エルサは そう言っていたが 実は あれは嘘で…》 95 00:07:43,096 --> 00:07:45,131 《本当は ヤルモに→ 96 00:07:45,131 --> 00:07:48,101 何か ひどいことでも 言われたのではないか》 97 00:07:49,102 --> 00:07:52,105 《いや エルサの言葉を疑うのは良くない》 98 00:07:57,143 --> 00:08:01,114 (アレクシス・ヨーセフ・ラルト)クレーサでのハネムーンから 戻って以来 ずっと ああだな。 99 00:08:01,114 --> 00:08:04,150 (イエレ・エクルース) ハネムーンというわけではないでしょう。 100 00:08:04,150 --> 00:08:09,122 いや しかし 悩める青少年というのは 見ていて飽きないものだな。 101 00:08:09,122 --> 00:08:11,124 生き生きしないでください。 102 00:08:11,124 --> 00:08:14,127 それより ご自分の仕事をなさってください。 103 00:08:14,127 --> 00:08:18,131 まあまあ イエレ。 今は 仕事より こっちのほうが大切…。 104 00:08:19,199 --> 00:08:22,168 仕事の邪魔は やめてください! 105 00:08:24,137 --> 00:08:28,108 仕事なんかしてなかったじゃないか! だろ? イエレ! 106 00:08:29,142 --> 00:08:32,145 いいから 自分の仕事をしてください。 107 00:08:32,145 --> 00:08:34,147 はあ…。 108 00:08:34,147 --> 00:08:37,117 《集中して 早く仕事をしないと》 109 00:08:37,117 --> 00:08:40,120 《今日は早く帰ると エルサに言ったのだから》 110 00:08:40,120 --> 00:08:42,188 《しかし→ 111 00:08:42,188 --> 00:08:46,126 エルサは 俺が早く帰ることを望んでいるだろうか?》 112 00:08:46,126 --> 00:08:48,128 はあ…。 113 00:08:48,128 --> 00:08:50,130 (セラフィーナ)お兄さま! 114 00:08:52,098 --> 00:08:54,100 お出かけですの? 115 00:08:55,135 --> 00:08:58,104 ああ。 急な会合があってね。 116 00:08:58,104 --> 00:09:03,143 お戻りになったら 今日こそ わたくしの話を聞いてくださいね。 117 00:09:03,143 --> 00:09:05,111 分かったよ。 118 00:09:05,111 --> 00:09:08,114 じゃあ 行ってくるよ セラフィーナ。 119 00:09:11,117 --> 00:09:15,121 (セラフィーナ)《お兄さま やはり ご様子が おかしいですわ…》 120 00:09:19,125 --> 00:09:23,129 それにしましても 本当に驚きましたわ。 ん…? 121 00:09:23,129 --> 00:09:25,198 「名前で呼んでほしい」。 122 00:09:25,198 --> 00:09:28,101 そんなことをユリウスが言っただなんて。 123 00:09:28,101 --> 00:09:31,104 あの… どういうことでしょう? 124 00:09:31,104 --> 00:09:37,110 ユリウスが自分の望みを誰かに言うなんて 以前は絶対になかったのです。 125 00:09:38,144 --> 00:09:41,114 (レベッカ)以前 お話ししましたわよね。 126 00:09:41,114 --> 00:09:43,116 あの人が 両親の不仲のせいで→ 127 00:09:43,116 --> 00:09:47,120 人を信じることが難しくなってしまった ということ…。 128 00:09:47,120 --> 00:09:49,122 はい…。 129 00:09:49,122 --> 00:09:51,124 子供の頃のユリウスは…。 130 00:09:51,124 --> 00:10:02,101 ♬~ 131 00:10:02,101 --> 00:10:04,104 (レベッカの声)家にいても 1人…。 132 00:10:05,105 --> 00:10:08,107 (レベッカの声)学校に行っても 1人でしたの。 133 00:10:09,209 --> 00:10:11,111 パブリックスクールに入った後も→ 134 00:10:11,111 --> 00:10:15,115 格別に優秀だった彼は いつも特別扱いで…。 135 00:10:15,115 --> 00:10:19,085 同級生たちは 到底 友達ではありえなくて…。 136 00:10:20,120 --> 00:10:23,122 (レベッカの声) ユリウスも彼らに関心を持たず→ 137 00:10:23,122 --> 00:10:26,125 名前も顔すらも覚えることなく…。 138 00:10:26,125 --> 00:10:32,098 それは もう 傷つきたくないと 自分の中に閉じこもっているようで…。 139 00:10:33,099 --> 00:10:37,103 心を鋭いとげで守っているようで…。 140 00:10:42,175 --> 00:10:44,110 旦那さま…。 141 00:10:44,110 --> 00:10:48,114 でも そんなユリウスが変わりましたの。 142 00:10:49,115 --> 00:10:52,085 エルサさま あなたと出会えたことで。 143 00:10:53,119 --> 00:10:57,123 エルサさまが ユリウスを幸せにしていらっしゃるのですわ。 144 00:10:57,123 --> 00:11:01,127 わたくしが旦那さまを 幸せに? 145 00:11:01,127 --> 00:11:05,098 少しでも そうできているのでしたら とても うれしいです。 146 00:11:05,098 --> 00:11:08,101 《ま… まぶしすぎる!》 147 00:11:11,104 --> 00:11:13,106 エルサさま! 148 00:11:20,146 --> 00:11:24,150 《急いで これを渡して 次の案件を片付けなければ…》 149 00:11:24,150 --> 00:11:26,119 (風の音) 150 00:11:26,119 --> 00:11:28,121 あっ! 151 00:11:36,162 --> 00:11:38,131 ふう…。 ん…? 152 00:11:43,136 --> 00:11:45,104 《ヤルモ…》 153 00:11:48,141 --> 00:11:50,109 (ヤルモ)ユリウス…! 154 00:11:55,114 --> 00:11:57,083 こんな所で会うとは…。 155 00:11:57,083 --> 00:12:01,087 伝えたいことがあって 連絡を取ろうとしていたところだ。 156 00:12:04,090 --> 00:12:06,192 フッ…。 157 00:12:06,192 --> 00:12:10,163 おや 光栄だね。 君が私に…。 158 00:12:11,097 --> 00:12:13,132 エルサを巻き込むな。 159 00:12:13,132 --> 00:12:17,103 は? 君の奥方を? 話が見えないな。 160 00:12:18,137 --> 00:12:20,106 はぐらかすな。 161 00:12:20,106 --> 00:12:24,110 反王政派の動き 議長選を巡る争い…。 162 00:12:24,110 --> 00:12:28,114 君が陰で さまざまに動いていることは 承知している。 163 00:12:28,114 --> 00:12:34,087 俺が王太子殿下の側近で 君からすれば 敵の立場であることも。 164 00:12:37,190 --> 00:12:42,095 《ああ…。 やはり たくらみを知られてしまったか…》 165 00:12:42,095 --> 00:12:45,098 だが エルサは無関係だ。 166 00:12:45,098 --> 00:12:48,101 彼女を傷つけるようなことは 俺が許さない。 167 00:12:51,137 --> 00:12:54,107 彼女が そんなに大切なのかい? 168 00:12:56,109 --> 00:12:59,112 やれやれ 君は欲深いね。 169 00:12:59,112 --> 00:13:01,080 なんでも持っているくせに。 170 00:13:02,181 --> 00:13:05,151 なんでも持っている? 俺が? 171 00:13:05,151 --> 00:13:10,089 否定はできないだろう? 今も 学生時代も。 172 00:13:10,089 --> 00:13:12,091 学生時代…。 173 00:13:12,091 --> 00:13:14,093 あの頃の俺は→ 174 00:13:14,093 --> 00:13:18,097 君たちのような生徒のことを いつも うらやましく感じていた。 175 00:13:18,097 --> 00:13:22,068 うらやましく? また ざれ言を。 176 00:13:23,102 --> 00:13:25,071 分からないのか…。 177 00:13:26,105 --> 00:13:30,109 君たちは 俺が望んでも得られないものを持っていた。 178 00:13:33,112 --> 00:13:35,081 家族だ。 179 00:13:35,081 --> 00:13:37,083 家族…? 180 00:13:42,188 --> 00:13:44,123 家族とはね…。 181 00:13:44,123 --> 00:13:48,094 それは 幼い日の俺が ずっと欲しくてたまらなかったものだ。 182 00:13:49,162 --> 00:13:54,100 (ヤルモの声)《そうさ 家族を手に入れるためなら なんでもできると思った》 183 00:13:54,100 --> 00:14:03,109 ♬~ 184 00:14:03,109 --> 00:14:09,082 父に連れられて 初めて王宮に上がった時 この絵を見つけた。 185 00:14:12,185 --> 00:14:15,188 (ヤルモの声)描かれているのが誰なのか→ 186 00:14:15,188 --> 00:14:18,157 描いたのが誰なのかも知らないけれどね。 187 00:14:20,093 --> 00:14:24,097 君も 家族と一緒だったんじゃないか? 188 00:14:24,097 --> 00:14:37,143 ♬~ 189 00:14:37,143 --> 00:14:42,181 フェンシングの試合 弁論大会 美術展…。 190 00:14:42,181 --> 00:14:44,117 いつも そうだった。 191 00:14:44,117 --> 00:14:47,186 俺にだけ 家族は来なかった。 192 00:14:47,186 --> 00:14:49,122 いや 俺も→ 193 00:14:49,122 --> 00:14:52,125 決して 君が言うような家族などでは…。 194 00:14:53,126 --> 00:14:57,196 あの頃 俺は いつも 心を閉ざしていた。 195 00:14:57,196 --> 00:15:01,167 周りの生徒たちの顔や名前すら 覚えていないほどに…。 196 00:15:02,101 --> 00:15:04,103 君は誰だっけ? 197 00:15:05,138 --> 00:15:08,107 そんな… そんなこと…。 198 00:15:09,108 --> 00:15:14,113 そんな俺がエルサと出会い 共に時を過ごして変わった…。 199 00:15:14,113 --> 00:15:19,085 彼女は あの明るい ほほ笑みで 俺に たくさんのことを教えてくれたんだ。 200 00:15:20,119 --> 00:15:22,121 エルサは→ 201 00:15:22,121 --> 00:15:26,092 俺が やっと出会えた かけがえのない「家族」だ! 202 00:15:29,195 --> 00:15:33,132 傷つけるようなことをしたら 絶対に許さない! 203 00:15:33,132 --> 00:15:39,138 ♬~ 204 00:15:42,141 --> 00:15:44,110 《なぜだ…》 205 00:15:44,110 --> 00:15:49,115 《決して 口外しないつもりだったことを よりによって ヤルモに…》 206 00:15:49,115 --> 00:15:54,120 《俺は ヤルモに エルサを傷つけたら許さないと言った…》 207 00:15:54,120 --> 00:15:56,122 《だが…→ 208 00:15:56,122 --> 00:16:00,126 誰よりもエルサを傷つけたのは 俺だ…》 209 00:16:02,094 --> 00:16:04,096 (ユリウスの声)俺は 君と結婚したが→ 210 00:16:04,096 --> 00:16:07,099 君を愛するつもりは 一切ない。 211 00:16:08,100 --> 00:16:11,070 《エルサに謝らなければ…》 212 00:16:13,105 --> 00:16:17,109 《今更 謝っても 受け入れてはくれないかもしれない…》 213 00:16:17,109 --> 00:16:20,079 《許してはもらえないかもしれない…》 214 00:16:21,113 --> 00:16:23,082 《それでも 俺は…》 215 00:16:29,121 --> 00:16:31,090 《俺は…!》 216 00:16:31,090 --> 00:16:33,125 エルサ…。 旦那さま! 217 00:16:33,125 --> 00:16:35,094 お星さまが降るそうです! 218 00:16:35,094 --> 00:16:37,096 えっ…? 219 00:16:37,096 --> 00:16:39,098 レベッカさまから聞きました! 220 00:16:39,098 --> 00:16:42,101 レベッカさまの旦那さまは天文学者で→ 221 00:16:42,101 --> 00:16:46,105 今夜 彗星の影響で流星雨が降ると…! 222 00:16:47,106 --> 00:16:49,108 流星雨…? 223 00:16:49,108 --> 00:16:51,077 あっ! 224 00:16:51,077 --> 00:16:53,079 《流れ星が うれしくて→ 225 00:16:53,079 --> 00:16:56,082 つい 旦那さまのお顔を見てしまいました…》 226 00:16:56,082 --> 00:16:58,084 《ドキドキします…》 227 00:17:03,089 --> 00:17:07,093 (ユリウスの声)君も いつも家族と一緒だったんじゃないか? 228 00:17:08,094 --> 00:17:10,096 《家族か…》 229 00:17:10,096 --> 00:17:13,099 《君には そんなふうに見えていたんだね》 230 00:17:13,099 --> 00:17:17,069 《けれど 俺は もう 何もかも失うんだ》 231 00:17:19,105 --> 00:17:21,173 (ノック) 232 00:17:21,173 --> 00:17:23,175 ⚞(パルニラ伯爵)入りなさい。 233 00:17:25,111 --> 00:17:27,079 (パルニラ伯爵)ん…? 234 00:17:27,079 --> 00:17:31,083 (ヤルモ)父上にお話ししなければならないことが あって 参りました。 235 00:17:31,083 --> 00:17:33,085 (パルニラ伯爵)なんだ? 236 00:17:33,085 --> 00:17:39,125 実は クレーサ地方のエスコラ子爵の協力を 取り付けることに失敗しました。 237 00:17:39,125 --> 00:17:41,127 申し訳ありません。 238 00:17:44,130 --> 00:17:46,132 (パルニラ伯爵)そうか そのせいか。 239 00:17:46,132 --> 00:17:49,135 セラフィーナが相談に来たのだ。 240 00:17:49,135 --> 00:17:52,104 このところ おまえの様子が おかしいと。 241 00:17:55,107 --> 00:17:59,111 (パルニラ伯爵)妹に心配させるのは 兄として どうなのだ? 242 00:17:59,111 --> 00:18:03,115 おまえは これまで ずっと 私のために尽くしてくれてきた。 243 00:18:03,115 --> 00:18:07,119 一度の失敗など 気にすることはない。 244 00:18:09,121 --> 00:18:11,090 忘れるな。 245 00:18:12,124 --> 00:18:16,095 おまえは 私の自慢の息子だ。 246 00:18:16,095 --> 00:18:18,097 あっ…!! 247 00:18:18,097 --> 00:18:27,139 ♬~ 248 00:18:27,139 --> 00:18:31,110 (ヤルモ)ありがとうございます… 父上…! 249 00:18:32,111 --> 00:18:34,080 うむ…。 250 00:18:39,118 --> 00:18:41,187 《謝ろう…!》 251 00:18:41,187 --> 00:18:43,189 エルサ…。 はい。 252 00:18:44,123 --> 00:18:47,093 ね… 眠くないか? ん…? 253 00:18:48,127 --> 00:18:50,096 はい 大丈夫です! 254 00:18:50,096 --> 00:18:54,133 ずっと起きていられそうなくらい わくわくする夜は初めてです。 255 00:18:54,133 --> 00:18:56,102 そうか。 256 00:18:57,136 --> 00:19:00,139 《違う。 俺は謝りたいんだ》 257 00:19:00,139 --> 00:19:03,142 あの… 旦那さま? 258 00:19:03,142 --> 00:19:05,111 エルサ 実は…。 259 00:19:05,111 --> 00:19:07,113 はい。 260 00:19:07,113 --> 00:19:09,115 あっ…。 261 00:19:09,115 --> 00:19:14,120 あ… ある地域では 流れ星は天国の扉が開いて→ 262 00:19:14,120 --> 00:19:18,090 そこから漏れる光が 流れ星として見えるとされているそうだ。 263 00:19:19,091 --> 00:19:21,093 《違う。 俺は…》 264 00:19:21,093 --> 00:19:24,096 そのため 流れ星を見た時に願い事を唱えると→ 265 00:19:24,096 --> 00:19:29,101 人の願いが神に届いて 願いをかなえてもらえるという。 266 00:19:29,101 --> 00:19:33,072 そうなんですね! 天国の扉…。 267 00:19:34,106 --> 00:19:36,175 (ユリウス・エルサ)あっ! 268 00:19:36,175 --> 00:19:39,178 見えました 流れ星! ああ。 269 00:19:40,079 --> 00:19:43,082 今夜は 願い事し放題ですね。 270 00:19:44,116 --> 00:19:49,088 エルサ 君に謝らなければならないことがある。 271 00:19:49,088 --> 00:19:51,090 えっ? 272 00:19:51,090 --> 00:19:54,093 結婚式の夜 俺は言った…。 273 00:19:55,094 --> 00:19:58,097 「君を愛する気は 一切ない」と…。 274 00:19:59,098 --> 00:20:01,100 あっ… はい…。 275 00:20:01,100 --> 00:20:03,069 本当に すまなかった。 276 00:20:04,103 --> 00:20:06,105 君を傷つけてしまった。 277 00:20:06,105 --> 00:20:08,107 旦那さま…? 278 00:20:09,108 --> 00:20:13,112 あの時は それが正しいことだと思っていた。 279 00:20:13,112 --> 00:20:18,117 だが 君と過ごすうちに 俺は 間違いに気付いた。 280 00:20:18,117 --> 00:20:20,119 俺は 変わったんだ。 281 00:20:21,120 --> 00:20:23,089 全て 君のおかげで…。 282 00:20:27,093 --> 00:20:29,095 エルサ…。 283 00:20:29,095 --> 00:20:35,067 これからは 本当の夫婦として ずっと共にいてほしい。 284 00:20:36,168 --> 00:20:38,170 あっ…!! 285 00:20:39,105 --> 00:20:41,073 あっ! エルサ…! 286 00:20:44,110 --> 00:20:46,112 うれしいんです。 287 00:20:46,112 --> 00:20:49,115 夢じゃ… ないですよね。 288 00:20:51,117 --> 00:20:53,119 エルサ…。 289 00:20:54,120 --> 00:20:56,088 旦那さま。 290 00:20:57,123 --> 00:21:00,126 名前で呼んでほしい。 あっ…。 291 00:21:01,127 --> 00:21:03,129 ユリウスさま…。 292 00:21:03,129 --> 00:21:10,102 ♬~ 293 00:22:08,127 --> 00:22:10,129 エルサは 何を願ったんだ? 294 00:22:11,197 --> 00:22:13,165 わたくしは…。 295 00:22:17,102 --> 00:22:19,104 フフッ…。 296 00:22:19,104 --> 00:22:21,073 秘密です。 297 00:22:22,107 --> 00:22:24,076 フッ…。 298 00:22:25,110 --> 00:22:27,112 正直に言う。 299 00:22:27,112 --> 00:22:30,082 あの時 「君を愛する気はない」と言った俺が…。 300 00:22:34,119 --> 00:22:37,089 今は 君を溺愛している。 301 00:22:38,090 --> 00:22:41,126 あっ… はい! 302 00:22:41,126 --> 00:22:52,104 ♬~