1 00:00:37,404 --> 00:00:42,376 ♬~(エルサ・ユカライネンの鼻歌) 2 00:00:42,376 --> 00:00:47,381 ♬~(鼻歌) 3 00:00:47,381 --> 00:00:49,383 (ノック) 4 00:00:49,383 --> 00:00:54,354 (スティム)エルサさま お茶会のお客さまがお着きになられました。 5 00:00:55,389 --> 00:00:57,357 はい! 6 00:00:58,358 --> 00:01:03,363 ♬~ 7 00:04:20,393 --> 00:04:25,365 〈今日は 旦那さまに許可を頂いて 初めて主催を務めるお茶会です〉 8 00:04:26,399 --> 00:04:29,402 (レベッカ・リーコネン)まあ! 初めて見るお料理ですわ。 9 00:04:29,402 --> 00:04:33,373 自家栽培のお野菜を使った スイーツメニューにしてみました。 10 00:04:34,374 --> 00:04:37,377 レベッカさまのお口に合うと良いのですが…。 11 00:04:39,379 --> 00:04:41,381 とっても美味しいです。 12 00:04:41,381 --> 00:04:44,384 あら ホント! 美味しいですわ。 13 00:04:44,384 --> 00:04:46,386 お野菜だと思えないお味! 14 00:04:46,386 --> 00:04:48,388 良かったです。 15 00:04:48,388 --> 00:04:51,391 こちら フレッシュハーブティーも どうぞ。 16 00:04:55,395 --> 00:04:57,397 ん? 17 00:04:57,397 --> 00:05:00,400 セラフィーナさまも いかがですか? 18 00:05:00,400 --> 00:05:02,402 (セラフィーナ・パルニラ)ええ いただきますわ。 19 00:05:02,402 --> 00:05:06,373 《エルサさま セラフィーナさまも招待しているのですね》 20 00:05:08,408 --> 00:05:10,410 今日も すてきですね! 21 00:05:10,410 --> 00:05:14,414 (セラフィーナ)ありがとうございます。 エルサさまも すてきですわ。 22 00:05:14,414 --> 00:05:18,418 特に髪飾り…。 珍しい装飾ですわね。 23 00:05:18,418 --> 00:05:20,420 ありがとうございます。 24 00:05:20,420 --> 00:05:23,423 実は こちら 旦那さまから頂いたもので…。 (セラフィーナ)あっ…。 25 00:05:23,423 --> 00:05:25,392 そうでしたの。 26 00:05:26,393 --> 00:05:31,398 最近 大切にしていたオルゴールが 壊れてしまったのですが→ 27 00:05:31,398 --> 00:05:33,400 その修理のために→ 28 00:05:33,400 --> 00:05:37,404 リベルム国まで 旦那さまが わざわざ赴いてくださって→ 29 00:05:37,404 --> 00:05:40,407 戻られた際 修理したオルゴールと一緒に→ 30 00:05:40,407 --> 00:05:43,410 髪飾りも プレゼントしてくださったのです。 31 00:05:43,410 --> 00:05:46,413 さ… さすがですわね。 32 00:05:46,413 --> 00:05:50,417 ユリウスさまは 女性と接するのに慣れている方ですから→ 33 00:05:50,417 --> 00:05:53,420 気の利いたものを選んでくださいますわね。 34 00:05:53,420 --> 00:05:57,390 わたくしも いろいろと すてきなものを頂きましたし…。 35 00:05:57,390 --> 00:06:00,393 それにしても オルゴールの件…。 36 00:06:00,393 --> 00:06:02,395 ユリウスさまは ご多忙ですのに→ 37 00:06:02,395 --> 00:06:06,399 プライベートでは 奥さまにまで配慮していらっしゃるのですね。 38 00:06:06,399 --> 00:06:10,370 そうなんです! 本当に お優しい方です。 39 00:06:11,404 --> 00:06:14,374 よろしければ 直ったオルゴールも ご覧になりますか? 40 00:06:14,374 --> 00:06:16,376 (セラフィーナ)い… いえ。 結構ですわ。 41 00:06:19,379 --> 00:06:21,381 (レベッカ)エルサさま。 ん…? 42 00:06:21,381 --> 00:06:24,384 (レベッカ)本日は ありがとうございました。 43 00:06:24,384 --> 00:06:29,389 あの… セラフィーナさまから 何か言われたりしませんでしたか? 44 00:06:29,389 --> 00:06:32,392 はい。 髪飾りを褒めていただきました。 45 00:06:32,392 --> 00:06:35,395 旦那さまからのプレゼントなんです。 46 00:06:35,395 --> 00:06:37,397 まあ ユリウスからの! 47 00:06:37,397 --> 00:06:40,400 そういえば ユリウスへのお誕生日プレゼントは→ 48 00:06:40,400 --> 00:06:42,402 どうされたのですか? 49 00:06:42,402 --> 00:06:45,372 シャツとカフスボタンをプレゼントしました。 50 00:06:45,372 --> 00:06:48,375 あっ グラタンも作りました! フフッ…。 51 00:06:53,380 --> 00:06:55,382 (セラフィーナ)エルサさま。 ん? 52 00:06:55,382 --> 00:06:57,384 セラフィーナさま。 53 00:06:57,384 --> 00:07:00,387 本日は お越しくださり ありがとうございました。 54 00:07:00,387 --> 00:07:04,391 こちらこそ ご招待いただきまして ありがとうございます。 55 00:07:04,391 --> 00:07:08,395 ちょうど お渡ししなければならないものも ありましたし…。 56 00:07:08,395 --> 00:07:13,366 こちら ユリウスさまの忘れ物の カフスボタンなのですが…。 57 00:07:14,401 --> 00:07:16,369 《わたくしが贈ったシャツの…》 58 00:07:17,404 --> 00:07:22,375 以前 ユリウスさまと2人でお会いした時に お忘れになっていきましたの。 59 00:07:27,380 --> 00:07:29,382 (ユリウス・ロイアス)はあ…。 60 00:07:33,386 --> 00:07:35,388 《もう 2週間か…》 61 00:07:35,388 --> 00:07:38,358 《今日こそは言わなければ…》 62 00:07:49,402 --> 00:07:51,371 おかえりなさいませ 旦那さま。 63 00:07:54,374 --> 00:07:56,376 このような格好で すみません。 64 00:07:56,376 --> 00:07:59,379 この時間 つい癖で寝る支度を…。 65 00:08:00,380 --> 00:08:02,382 いや 構わない…。 66 00:08:03,383 --> 00:08:06,386 《ちゃんと話さなければ…》 67 00:08:06,386 --> 00:08:09,389 あっ… 今日のお茶会は どうだった? 68 00:08:09,389 --> 00:08:13,393 はい。 メイドの皆さんにご協力いただいたおかげで→ 69 00:08:13,393 --> 00:08:17,397 なんとか終えることができました。 そうか。 70 00:08:22,402 --> 00:08:25,405 《カフスボタンのこと… 今日こそは…!》 71 00:08:25,405 --> 00:08:27,407 (2人)あの…! 72 00:08:29,409 --> 00:08:31,411 どうした? 73 00:08:31,411 --> 00:08:33,380 えっと…。 74 00:08:34,414 --> 00:08:36,383 こちらなのですが…。 75 00:08:37,417 --> 00:08:39,419 《これは…!》 76 00:08:39,419 --> 00:08:41,421 これは どこで? 77 00:08:41,421 --> 00:08:45,392 今日のお茶会で セラフィーナさまが届けてくださいました。 78 00:08:46,393 --> 00:08:48,395 《式典の日の あの時か…!》 79 00:08:49,396 --> 00:08:54,401 向日祭の時 彼女と話した後で 落としてしまったみたいだ。 80 00:08:55,402 --> 00:08:57,404 見つかって良かった。 81 00:08:58,405 --> 00:09:00,407 ずっと捜していたんだ。 82 00:09:09,382 --> 00:09:13,386 ふう…。 都会の男性は 本当にキラキラしていますね。 83 00:09:14,387 --> 00:09:18,391 ユリウスさまは 女性と接するのに慣れている方ですから…。 84 00:09:19,392 --> 00:09:22,395 これからも 家族として 一緒に過ごすのですから→ 85 00:09:22,395 --> 00:09:24,364 キラキラに慣れねば…! 86 00:09:26,399 --> 00:09:28,401 取りあえず…。 87 00:09:28,401 --> 00:09:31,371 (あくび) 寝ましょう…。 88 00:09:34,374 --> 00:09:37,377 《まさか セラフィーナが持っていたとは…》 89 00:09:37,377 --> 00:09:39,379 《見つからないわけだな》 90 00:09:40,380 --> 00:09:43,383 《それにしても→ 91 00:09:43,383 --> 00:09:46,386 なんでもない様子で セラフィーナの話をするし→ 92 00:09:46,386 --> 00:09:50,390 カフスボタンの件も 気にしてないようだし…》 93 00:09:52,358 --> 00:09:54,394 《彼女は 俺のことを→ 94 00:09:54,394 --> 00:09:58,364 恋愛対象として 全く認識していないのでは…》 95 00:09:59,399 --> 00:10:01,401 はあ…。 96 00:10:01,401 --> 00:10:04,370 取りあえず 寝よう…。 97 00:10:06,372 --> 00:10:25,391 ♬~ 98 00:10:25,391 --> 00:10:28,394 エルサ 今日も仕事が遅くなりそうだ。 99 00:10:28,394 --> 00:10:31,397 だから 俺を待たなくていいから…。 100 00:10:31,397 --> 00:10:33,366 フフッ…。 101 00:10:40,373 --> 00:10:43,376 俺を待たなくていいから 先に夕食を取ってくれ。 102 00:10:43,376 --> 00:10:45,378 はい。 旦那さま。 103 00:10:46,379 --> 00:10:49,382 ♬~(鼻歌) 104 00:10:49,382 --> 00:10:53,386 《今日も メイドの皆さんと お裁縫を頑張りましょう》 105 00:10:53,386 --> 00:10:56,389 ♬~(鼻歌) 106 00:10:56,389 --> 00:11:00,393 (ターニャ)ああ スティムさま! ユリウスさまは 一体 どちらに? 107 00:11:00,393 --> 00:11:03,396 ちょうど 今 お見送りをしたところだよ。 108 00:11:03,396 --> 00:11:05,398 (ターニャ)どうしましょう! 109 00:11:05,398 --> 00:11:10,370 今日使うとおっしゃっていた 大事な書類ケースをお忘れになられています。 110 00:11:11,404 --> 00:11:14,374 はい! わたくしが届けたいです! 111 00:11:18,378 --> 00:11:28,421 ♬~ 112 00:11:28,421 --> 00:11:31,391 (レリック)奥さま 見えてまいりました。 113 00:11:31,391 --> 00:11:34,394 間もなく ラルト城に到着いたします。 114 00:11:34,394 --> 00:11:39,399 ♬~ 115 00:11:39,399 --> 00:11:44,404 わあ! いつ見ても大きいですね~。 116 00:11:44,404 --> 00:11:57,417 ♬~ 117 00:11:57,417 --> 00:11:59,385 す… すごく豪華です! 118 00:11:59,385 --> 00:12:16,402 ♬~ 119 00:12:16,402 --> 00:12:20,406 《お城の奥まで入るのは初めてなので わくわくします》 120 00:12:20,406 --> 00:12:34,387 ♬~ 121 00:12:34,387 --> 00:12:38,391 ユリウスさまがいらっしゃるのは 南棟の3階…。 122 00:12:38,391 --> 00:12:43,396 ♬~ 123 00:12:43,396 --> 00:12:45,398 あっ! 124 00:12:45,398 --> 00:12:54,374 ♬~ 125 00:12:54,374 --> 00:12:56,376 こんな所に お庭が…! 126 00:12:59,379 --> 00:13:02,382 近くで見てもよいでしょうか…? 127 00:13:02,382 --> 00:13:04,384 少しだけなら…。 128 00:13:06,419 --> 00:13:11,391 見たことのない植物が たくさんですね。 フフッ…。 129 00:13:14,394 --> 00:13:16,396 (足音) 130 00:13:16,396 --> 00:13:18,398 (ヤルモ・パルニラ)お嬢さん 迷子ですか? 131 00:13:18,398 --> 00:13:20,366 いえ! あの…! 132 00:13:21,401 --> 00:13:24,404 勝手に立ち入ってしまい 申し訳ありません。 133 00:13:24,404 --> 00:13:28,374 こちらのお庭が どのようなお花を 育てているのかなと思いまして…。 134 00:13:29,375 --> 00:13:32,345 (ヤルモ)そんな… 私の庭ではないのですから。 135 00:13:40,453 --> 00:13:42,422 フフッ…。 136 00:15:44,377 --> 00:15:47,380 初めまして ヤルモ・パルニラと申します。 137 00:15:49,415 --> 00:15:51,384 パルニラ…。 138 00:15:52,385 --> 00:15:55,421 もしかして セラフィーナさまをご存じで…? 139 00:15:55,421 --> 00:15:58,391 はい。 セラフィーナは 私の妹です。 140 00:15:58,391 --> 00:16:00,359 お兄さまでしたか…! 141 00:16:01,394 --> 00:16:04,363 《確かに お美しい雰囲気が そっくりです》 142 00:16:05,398 --> 00:16:07,400 いつも お世話になっております。 143 00:16:07,400 --> 00:16:10,403 ユリウス・ロイアスの妻 エルサです。 144 00:16:10,403 --> 00:16:13,406 ああ あなたがユリウスの! 145 00:16:13,406 --> 00:16:16,409 ヤルモさまは ユリウスさまと ご縁が? 146 00:16:16,409 --> 00:16:20,379 (ヤルモ)はい。 私は ユリウスとは王立学校で同窓なので。 147 00:16:20,379 --> 00:16:22,415 そうだったのですね! 148 00:16:22,415 --> 00:16:26,385 機会があれば ぜひ 学生時代のユリウスさまのお話を…。 149 00:16:26,385 --> 00:16:28,421 うーん…。 150 00:16:28,421 --> 00:16:34,393 それは 彼の学生時代のスキャンダル話が 聞きたいという意味でしょうか? 151 00:16:34,393 --> 00:16:36,395 わあ~ 違います! 152 00:16:36,395 --> 00:16:40,399 何がお好きだったかなどのお話を お願いします! 153 00:16:40,399 --> 00:16:43,402 フフッ…。 エルサさまは面白い方ですね。 154 00:16:43,402 --> 00:16:45,404 そうですか? 155 00:16:45,404 --> 00:16:50,409 (ヤルモ)本当に驚きでした。 彼が突然 結婚するなんて…。 156 00:16:50,409 --> 00:16:56,415 私が知る限り ユリウスとあなたは 接点がなかったと思うのですが→ 157 00:16:56,415 --> 00:16:59,418 一体 どのような経緯で ご結婚されたのですか? 158 00:17:01,420 --> 00:17:03,389 《もしかして この方→ 159 00:17:03,389 --> 00:17:07,393 わたくしとユリウスさまが 形だけの結婚だと知って…!?》 160 00:17:07,393 --> 00:17:12,398 《やはり 突然の結婚でしたし 違和感を覚える方は多いですよね》 161 00:17:13,399 --> 00:17:16,402 人前では仲むつまじいふりをすること。 162 00:17:17,403 --> 00:17:20,406 《最初に旦那さまと約束をしたとおり→ 163 00:17:20,406 --> 00:17:23,376 ヤルモさまには 気付かれないようにしなければ…!》 164 00:17:24,410 --> 00:17:30,383 えっと… か… 家格の釣り合いを考えて 組まれたお見合い… です! 165 00:17:31,384 --> 00:17:33,386 ああっ! 166 00:17:35,421 --> 00:17:40,426 《結婚式当日まで お会いすることもなかったのになあ》 167 00:17:46,399 --> 00:17:48,401 あっ…。 168 00:17:48,401 --> 00:17:50,403 心配だな。 169 00:17:50,403 --> 00:17:55,408 エルサさまのような純粋な人が ユリウスの伴侶だなんて…。 170 00:17:55,408 --> 00:17:59,412 ご存じかもしれませんが 彼は浮いた話が多いので→ 171 00:17:59,412 --> 00:18:03,416 あなたが情を移して 傷ついてしまうのではないかと…。 172 00:18:04,417 --> 00:18:06,385 す… すみません。 173 00:18:08,421 --> 00:18:11,390 (ヤルモ)俺なら…。 えっ? 174 00:18:11,390 --> 00:18:16,395 あなたに そんな戸惑った表情なんてさせないのに。 175 00:18:18,397 --> 00:18:20,399 (ハンネス・ユカライネン)あれ~? 176 00:18:21,400 --> 00:18:24,370 姉さん 何やってるの? ハンネス! 177 00:18:25,404 --> 00:18:29,375 パルニラ伯爵家のヤルモさまと ごあいさつしておりました。 178 00:18:29,375 --> 00:18:31,377 (ハンネス)初めまして ヤルモさま。 179 00:18:31,377 --> 00:18:34,380 エルサの弟の ハンネス・ユカライネンと申します。 180 00:18:34,380 --> 00:18:36,382 初めまして。 181 00:18:36,382 --> 00:18:38,384 ああ…。 182 00:18:38,384 --> 00:18:41,387 お二人とも 確かに似ていらっしゃいますね。 183 00:18:41,387 --> 00:18:43,389 フフッ…。 184 00:18:43,389 --> 00:18:47,393 それにしても偶然ですね。 どうして ここに? 185 00:18:47,393 --> 00:18:52,398 (ハンネス)学校を卒業次第 文官として働くから 早いうちに慣れたほうがいいってことで→ 186 00:18:52,398 --> 00:18:55,368 書類整理や伝令の手伝いをやってるんだ。 187 00:18:56,402 --> 00:18:59,405 っていうか 姉さんこそ ラルト城にいるってことは→ 188 00:18:59,405 --> 00:19:02,375 ユリウスさまに 用事があったんじゃないの? 189 00:19:02,375 --> 00:19:06,379 わたくし 書類を届けに来たんでした! お庭に見とれておりました! 190 00:19:06,379 --> 00:19:09,382 えっと ユリウスさまの執務室は…。 191 00:19:09,382 --> 00:19:12,385 僕 今 向かうところだから案内するよ。 192 00:19:12,385 --> 00:19:14,387 ありがとう ハンネス。 193 00:19:14,387 --> 00:19:19,392 ヤルモさま わたくし 先を急ぎますので 本日は失礼いたします。 194 00:19:19,392 --> 00:19:23,396 いいえ。 私こそ引き留めてしまって申し訳ない。 195 00:19:23,396 --> 00:19:25,364 ユリウスに よろしくお伝えください。 196 00:19:26,399 --> 00:19:28,401 また お会いできるといいですね。 197 00:19:28,401 --> 00:19:35,374 ♬~ 198 00:19:36,409 --> 00:19:40,379 《あれが ユカライネン公爵家のご令嬢か…》 199 00:19:42,415 --> 00:19:45,384 姉さん もっと 気を付けなよ。 えっ? 200 00:19:46,419 --> 00:19:50,389 (ハンネス)没落貴族っていっても 亡きユカライネン王家の末裔なんだから→ 201 00:19:50,389 --> 00:19:54,393 要人と付き合う時は 注意しなくちゃ駄目だよ。 フフッ…。 202 00:19:55,394 --> 00:19:59,398 ヤルモさまは わたくしを迷子だと思って 声をかけてくださったんですよ。 203 00:19:59,398 --> 00:20:01,400 (ため息) 204 00:20:01,400 --> 00:20:03,402 あと さっきの姉さん→ 205 00:20:03,402 --> 00:20:06,405 キツネに食べられそうな ウサギみたいだったよ。 206 00:20:06,405 --> 00:20:08,407 えっ? どの辺りがですか!? 207 00:20:08,407 --> 00:20:10,376 フフッ…。 208 00:20:12,411 --> 00:20:14,380 おっと 到着。 209 00:20:15,414 --> 00:20:17,416 (ハンネス)失礼します。 210 00:20:17,416 --> 00:20:23,422 ♬~ 211 00:20:23,422 --> 00:20:26,392 (ハンネス)ここが ユリウスさまの働いている所だよ。 212 00:20:27,393 --> 00:20:30,396 ユリウスさまは どちらでしょうか? 213 00:20:33,432 --> 00:20:38,404 あの… こちらの書類を ユリウスさまに届けに参りました。 214 00:20:38,404 --> 00:20:40,406 お渡しくださいませ。 215 00:20:40,406 --> 00:20:46,412 ♬~ 216 00:20:46,412 --> 00:20:48,414 (職員)この書類は! 217 00:20:48,414 --> 00:20:51,417 今日中に 稟議に回さなければならないもので→ 218 00:20:51,417 --> 00:20:56,388 ユリウスさまが 持ち帰ったことを 後悔なさっていたところなのです! 219 00:20:56,388 --> 00:20:59,391 ありがとうございました。 助かりました! 220 00:20:59,391 --> 00:21:01,393 いえいえ。 あと こちらも…。 221 00:21:01,393 --> 00:21:04,430 よろしければ 皆さんで召し上がってください。 222 00:21:04,430 --> 00:21:06,398 焼き菓子です。 223 00:21:06,398 --> 00:21:08,434 では 失礼いたします。 224 00:21:08,434 --> 00:21:11,403 あっ お待ちください! お名前を…。 225 00:21:13,405 --> 00:21:17,376 名乗らず 申し訳ありません。 妻のエルサです。 226 00:21:18,410 --> 00:21:21,413 失礼いたしました。 奥さまでしたか! 227 00:21:21,413 --> 00:21:24,383 いつも 主人がお世話になっております。 228 00:21:27,386 --> 00:21:30,389 ユリウスさま いらっしゃるんでしょ。 呼んでくださる? 229 00:21:30,389 --> 00:21:34,393 いいえ わたくしのほうが先よ! この間 お食事の約束をしたの。 230 00:21:34,393 --> 00:21:37,396 何よ! わたくしのほうが優先よ! 231 00:21:37,396 --> 00:21:40,366 (言い争う声) 232 00:21:41,400 --> 00:21:44,370 (職員)《なんて いい方なんだろう…》 233 00:21:45,404 --> 00:21:50,376 奥さま もう間もなく ユリウスさまが 会議から戻られると思いますので→ 234 00:21:50,376 --> 00:21:52,444 ごあいさつだけでも…。 235 00:21:52,444 --> 00:21:54,380 いえ そんな…。 236 00:21:54,380 --> 00:21:56,382 お仕事の邪魔はしたくないですし→ 237 00:21:56,382 --> 00:22:00,386 こちらの件は お夕食の時 主人に話しますので。 238 00:22:00,386 --> 00:22:02,388 失礼いたします。 239 00:22:02,388 --> 00:22:04,390 あっ…。 240 00:22:04,390 --> 00:22:06,358 も… 申し訳ございま…! 241 00:22:10,396 --> 00:22:13,365 旦那さま! エルサ! 242 00:22:20,372 --> 00:22:22,374 どうして 君が ここに…? 243 00:22:22,374 --> 00:22:24,410 突然お邪魔して すみません。 244 00:22:24,410 --> 00:22:28,380 旦那さまが 今朝 ご覧になっていた書類を 届けに参りました。 245 00:22:29,381 --> 00:22:32,384 (アレクシス・ヨーセフ・ラルト) おお ユリウスの奥方ではないか。 246 00:22:32,384 --> 00:22:35,387 アレクシス王太子殿下 イエレ。 247 00:22:36,388 --> 00:22:40,392 改めて ご紹介させていただきます。 彼女が…。 248 00:22:40,392 --> 00:22:42,361 妻のエルサです。 妻のエルサと申します。 249 00:22:44,396 --> 00:22:47,366 (アレクシス)《なんだか かわいい奴らだな》 250 00:22:48,400 --> 00:22:52,404 私が忘れた書類を届けてくれたようで…。 251 00:22:52,404 --> 00:22:56,375 あっ ついでにキャロットケーキも 差し入れにお持ちしましたので→ 252 00:22:56,375 --> 00:22:59,378 よろしければ 皆さんで召し上がってくださいね。 253 00:22:59,378 --> 00:23:01,380 《ニンジン…》 254 00:23:02,381 --> 00:23:07,419 ちょうど 今朝 厨房をお借りして 焼いたものなのですが…。 255 00:23:07,419 --> 00:23:10,389 すごく美味しいです! ホント 美味しいです! 256 00:23:11,390 --> 00:23:14,393 俺の分を残しておくように。 257 00:23:14,393 --> 00:23:16,395 (職員たち)は… はい! 258 00:23:16,395 --> 00:23:20,432 では お仕事中ですので わたくしは これで…。 259 00:23:20,432 --> 00:23:22,401 あっ…。 ん…? 260 00:23:25,404 --> 00:23:27,406 はあ…。 261 00:23:27,406 --> 00:23:33,412 あっ そういえば ユリウスは 朝から全く休憩をとっていないだろう。 262 00:23:33,412 --> 00:23:37,383 せっかくだ。 休憩をとって 奥方へお茶くらい出しなさい。 263 00:23:39,418 --> 00:23:42,388 (イエレ・エクルース)《本当に強引な人ですね》 264 00:23:46,392 --> 00:23:48,394 《ニンジン…》 265 00:23:49,395 --> 00:23:51,397 フフッ…。 266 00:23:51,397 --> 00:23:53,399 実は もう 何度か→ 267 00:23:53,399 --> 00:23:57,403 旦那さまは このキャロットケーキを 召し上がったことがあるのですよ。 268 00:23:59,405 --> 00:24:03,409 こっそりと朝食のスコーンと一緒に 並べておりました。 269 00:24:03,409 --> 00:24:06,378 朝の旦那さまは 少々 ぼんやりしていらっしゃるので…。 270 00:24:08,414 --> 00:24:11,417 お野菜を食べていただく作戦です。 271 00:24:11,417 --> 00:24:17,389 ♬~ 272 00:24:17,389 --> 00:24:21,393 こちらのレシピは ニンジン独特のにおいが抑えられていて→ 273 00:24:21,393 --> 00:24:23,395 食べやすいと思います。 274 00:24:25,397 --> 00:24:29,401 《俺の好き嫌いを ずっと 気にかけてくれていたのか…》 275 00:24:29,401 --> 00:24:39,378 ♬~ 276 00:24:39,378 --> 00:24:41,380 うん。 美味しいな。 277 00:24:42,381 --> 00:24:44,383 良かったあ! 278 00:24:47,386 --> 00:24:49,388 《どうして 彼女は→ 279 00:24:49,388 --> 00:24:52,391 当たり前みたいに 寄り添ってくれるんだろう》 280 00:24:55,394 --> 00:24:57,396 ん? 281 00:24:57,396 --> 00:25:00,399 (3人)あっ…。 何やってんですか あなたたち。 282 00:25:00,399 --> 00:25:02,401 仕事に戻ってください。 283 00:25:03,402 --> 00:25:07,373 (ハンネス)ごちそうさまでした! (アレクシス)お幸せにな ユリウス。 284 00:25:07,373 --> 00:25:09,375 (イエレ)野菜は食べたほうが健康にいいぞ。 285 00:25:11,377 --> 00:25:14,380 どうしました? エルサ…。 286 00:25:16,382 --> 00:25:18,384 伝えるのが遅れたが→ 287 00:25:18,384 --> 00:25:21,387 書類を届けてくれて ありがとう。 288 00:25:21,387 --> 00:25:24,390 あっ… フフッ! 289 00:25:26,392 --> 00:25:28,394 (馬車の走行音) 290 00:25:28,394 --> 00:25:31,397 あっ! ヤルモさまに ごあいさつしたこと→ 291 00:25:31,397 --> 00:25:34,366 ユリウスさまに伝え忘れてしまいました。 292 00:25:42,374 --> 00:25:44,376 フッ…。 293 00:25:45,411 --> 00:25:50,382 ♬~