1 00:00:37,304 --> 00:00:43,310 ♬~ 2 00:00:43,310 --> 00:00:45,312 (ヘルコ子爵の声)助けてくれ! 3 00:00:45,312 --> 00:00:49,316 ロイアス公爵家からの圧力で 家門ごとつぶされそうだ! 4 00:00:53,287 --> 00:00:56,290 ヤルモさま いかがいたしましょうか? 5 00:00:57,324 --> 00:00:59,293 (ヤルモ・パルニラ)どうもしないさ。 6 00:01:04,298 --> 00:01:10,304 (ヤルモ)ヘルコ子爵は 不正とあの酒癖で いずれ つぶれる運命だっただろう。 7 00:01:10,304 --> 00:01:14,308 それならば 何かの役に立ってから 舞台を降りたほうが→ 8 00:01:14,308 --> 00:01:16,276 彼のためだと思わないか? 9 00:01:17,444 --> 00:01:20,314 ⚞(足音) ⚞(扉の閉まる音) 10 00:01:20,314 --> 00:01:22,316 おやおや。 11 00:01:22,316 --> 00:01:26,286 (セラフィーナ・パルニラの泣き声) 12 00:01:26,286 --> 00:01:30,290 (セラフィーナ)ユリウスさま… ユリウスさまなんて~! 13 00:01:30,290 --> 00:01:32,292 (ノック) 14 00:01:33,327 --> 00:01:37,297 コラコラ。 家中を羽根だらけにするつもりかい? 15 00:01:39,299 --> 00:01:44,304 お兄さま わたくしは かわいいですか? 16 00:01:45,305 --> 00:01:48,275 ああ。 天使のようだよ。 17 00:01:51,311 --> 00:01:53,280 知っております。 18 00:01:55,315 --> 00:01:57,284 でも ユリウスさま…。 19 00:01:58,318 --> 00:02:02,322 (セラフィーナの声)エルサさまのほうが大事だって おっしゃったんです。 20 00:02:05,292 --> 00:02:08,295 なんて悲しいことだ。 21 00:02:08,295 --> 00:02:12,332 セラフィーナは 宝石よりも ずっと美しいのに→ 22 00:02:12,332 --> 00:02:15,302 その魅力に気付けないなんてね。 23 00:02:17,337 --> 00:02:19,339 お兄さまあ~…。 24 00:02:20,307 --> 00:02:22,309 うっ… うっ…。 25 00:02:22,309 --> 00:02:26,346 ユリウスさまの目は 本当に節穴ですわ! 26 00:02:26,346 --> 00:02:29,316 んっ…! 許せません! 27 00:02:30,317 --> 00:02:33,286 《セラフィーナとの関係を濁しておくことは→ 28 00:02:33,286 --> 00:02:36,289 ユリウスにとって まだ 有益なことだったはずだが…》 29 00:02:38,291 --> 00:02:41,294 (ヤルモ)《彼女の登場は 本当に予想外ですね》 30 00:02:42,295 --> 00:02:47,300 ♬~ 31 00:06:06,299 --> 00:06:09,269 (アレクシス・ヨーセフ・ラルト)お手柄だったな ユリウス。 32 00:06:09,269 --> 00:06:15,275 鉱物の純度偽装は 国としての信用に関わる大スキャンダルだ。 33 00:06:15,275 --> 00:06:18,278 それを最小限にとどめてくれた。 34 00:06:20,280 --> 00:06:24,284 しかし いつもなら 裏から手を回してつぶす おまえが→ 35 00:06:24,284 --> 00:06:28,288 正面から行動に出るとは珍しいな。 36 00:06:28,288 --> 00:06:32,292 (ユリウス・ロイアス)まあ そうなっても仕方のない 愚かな貴族でしたので。 37 00:06:34,294 --> 00:06:38,298 それ以外の調査報告も ご苦労であった。 38 00:06:38,298 --> 00:06:41,268 しばらくは 城内の業務に専念してくれ。 39 00:06:41,268 --> 00:06:43,236 かしこまりました。 40 00:06:46,273 --> 00:06:52,279 ああ~。 そういえば この前の夜会には 奥方と参加したそうではないか。 41 00:06:52,279 --> 00:06:55,282 そちらのほうの進展報告は…。 失礼します。 42 00:06:58,251 --> 00:07:00,253 あれは 何かあったな。 43 00:07:04,257 --> 00:07:07,260 《はあ…。 今から年末年始に向けて→ 44 00:07:07,260 --> 00:07:11,264 大量の事務作業や行事が 控えているというのに…》 45 00:07:12,265 --> 00:07:15,268 はあ…。 のんきな人だな。 46 00:07:15,268 --> 00:07:17,270 (女性たちのはしゃぎ声) あっ…。 47 00:07:19,272 --> 00:07:22,275 (女性)ハンネスくん クッキー焼いてきたんだけど。 48 00:07:22,275 --> 00:07:25,278 (ハンネス・ユカライネン)ハハッ。 (女性)スコーンは どう? 49 00:07:25,278 --> 00:07:27,280 うわあ! ありがとうございます! 50 00:07:27,280 --> 00:07:30,283 (女性)次の休憩 いつ行くの? 51 00:07:30,283 --> 00:07:32,252 あっ。 ユリウスさま。 52 00:07:39,259 --> 00:07:42,262 (ハンネス)こちらを 姉に渡してほしいんですが…。 53 00:07:43,263 --> 00:07:45,265 これは? 54 00:07:46,266 --> 00:07:49,269 中身は 誕生日プレゼント用に選んだ本です。 55 00:07:49,269 --> 00:07:53,273 えっ…? エルサは もうすぐ誕生日なのか? 56 00:07:53,273 --> 00:07:55,275 ああ やっぱり。 57 00:07:55,275 --> 00:07:58,278 姉は 自分から言うタイプでは ないですからね。 58 00:07:58,278 --> 00:08:01,247 白蘭の月 10日生まれです。 59 00:08:02,282 --> 00:08:06,252 その本 姉の好きな作家の新刊なんですが→ 60 00:08:06,252 --> 00:08:09,255 きっと 娯楽品は 自分では買わないし→ 61 00:08:09,255 --> 00:08:12,258 ユリウスさまにも ねだらないだろうと思って。 62 00:08:13,259 --> 00:08:15,295 (ハンネス)姉は ああ見えて→ 63 00:08:15,295 --> 00:08:18,264 ファンタジーやラブロマンスの小説が 好きなんですよ。 64 00:08:20,266 --> 00:08:22,268 誕生日… か…。 65 00:08:23,269 --> 00:08:27,240 (エルサ・ユカライネンの声)旦那さま お誕生日おめでとうございます。 66 00:08:28,274 --> 00:08:32,245 (ユリウスの声)俺は今まで 彼女の誕生日を聞きもしなかった…。 67 00:08:35,281 --> 00:08:39,252 あっ! ユリウスさま 僕 応援しています! 68 00:08:41,254 --> 00:08:44,257 本当に君は エルサと似ていないな。 69 00:08:49,262 --> 00:08:51,264 《ここのところ 旦那さまが→ 70 00:08:51,264 --> 00:08:54,267 とてもお忙しそうにしていらっしゃいます》 71 00:08:54,267 --> 00:08:58,271 《お夕食の時も 書類を読んでいらっしゃいましたし…》 72 00:09:01,274 --> 00:09:03,276 (ノック) 73 00:09:03,276 --> 00:09:06,246 旦那さま お茶をお持ちしました。 74 00:09:07,347 --> 00:09:09,349 ⚟入れ。 75 00:09:11,284 --> 00:09:13,286 失礼します。 76 00:09:19,292 --> 00:09:24,297 こちらに置いておきますので 適度に休憩なさってくださいね。 77 00:09:24,297 --> 00:09:26,266 ああ…。 78 00:09:29,269 --> 00:09:32,272 では わたくしは 先に休みますので…。 79 00:09:37,277 --> 00:09:39,279 エルサ! あっ…。 80 00:09:41,281 --> 00:09:43,283 すまない。 今 気付いた。 81 00:09:43,283 --> 00:09:46,286 お茶の差し入れに来ただけですので。 82 00:09:46,286 --> 00:09:51,257 ちょっと待ってくれ。 ハンネスからプレゼントを預かっている。 83 00:09:52,258 --> 00:09:54,260 ハンネスから? 84 00:09:56,262 --> 00:10:01,267 少し渡すのが早いが 誕生日プレゼントの本だそうだ。 85 00:10:01,267 --> 00:10:04,270 うわあ! ありがとうございます。 86 00:10:07,273 --> 00:10:11,244 当日は 俺にも祝わせてほしい。 えっ? 87 00:10:12,278 --> 00:10:17,283 君に誕生日を祝ってもらったように 俺も何かしたいんだ。 88 00:10:17,283 --> 00:10:19,252 あっ…。 89 00:10:22,255 --> 00:10:25,258 はいっ。 うれしいです! 90 00:10:25,258 --> 00:10:27,260 楽しみにしておりますね。 91 00:10:27,260 --> 00:10:35,301 ♬~ 92 00:10:35,301 --> 00:10:39,272 うわあ! 読みたかった新刊です! 93 00:10:40,273 --> 00:10:45,245 《そういえば 実家の家族以外と 初めて過ごす誕生日…》 94 00:10:46,279 --> 00:10:49,249 (ユリウスの声)当日は 俺にも祝わせてほしい。 95 00:10:51,251 --> 00:10:54,254 《なんだか ドキドキしてきました…》 96 00:10:54,254 --> 00:11:01,261 ♬~ 97 00:11:01,261 --> 00:11:05,265 私の誕生日 白蘭の花が咲く頃ですね…。 98 00:11:05,265 --> 00:11:19,279 ♬~ 99 00:11:19,279 --> 00:11:21,281 すまない エルサ。 100 00:11:21,281 --> 00:11:24,250 欠席できない会議が入ってしまって…。 101 00:11:25,285 --> 00:11:29,255 いえ そんな…! お仕事 頑張ってくださいませ。 102 00:11:31,257 --> 00:11:34,260 今日は 君を連れて行きたい場所があるんだが→ 103 00:11:34,260 --> 00:11:36,262 先に行って 待っていてほしい。 104 00:11:37,263 --> 00:11:39,265 はい。 楽しみにしております。 105 00:11:41,267 --> 00:11:43,269 では 行ってくる。 106 00:11:44,270 --> 00:11:46,239 いってらっしゃいませ。 107 00:11:47,273 --> 00:11:49,275 (ターニャ)《すごい気合…》 108 00:11:49,275 --> 00:11:52,245 (スティム)《会議に出席するだけなのに…》 109 00:11:59,252 --> 00:12:01,254 あっ…。 110 00:12:01,254 --> 00:12:05,225 雪…。 夕方までに やむと良いのですが。 111 00:12:10,296 --> 00:12:15,301 (レリック)奥さま。 ユリウスさまは まだ ご到着ではないようですので→ 112 00:12:15,301 --> 00:12:17,270 馬車内でお待ちください。 113 00:12:17,270 --> 00:12:19,272 はい。 114 00:12:21,274 --> 00:12:23,276 こんなこともあろうかと。 115 00:12:25,278 --> 00:12:30,283 《お父さまとお母さまに頂いたブランケットは とても暖かいです》 116 00:12:31,317 --> 00:12:33,286 《のんびり待ちましょう》 117 00:12:36,356 --> 00:12:40,326 このお話 何度読んでも すてきです。 118 00:12:43,296 --> 00:12:47,300 周りを顧みない高慢な王子が→ 119 00:12:47,300 --> 00:12:52,271 魔女から呪いをかけられ バラに姿を変えられてしまう。 120 00:12:52,271 --> 00:12:54,274 王子は消え→ 121 00:12:54,274 --> 00:12:59,279 鋭いとげを持ついばらが 日々 成長して お城をのみ込む。 122 00:12:59,279 --> 00:13:02,282 おびえた村人が バラを焼き払おうとした。 123 00:13:02,282 --> 00:13:06,252 その時 花屋の娘が…。 124 00:13:09,288 --> 00:13:13,259 植物のとげは 茎が折れないようにするもの。 125 00:13:13,259 --> 00:13:18,264 とげは 自分自身が強くありたいと願う証拠。 126 00:13:18,264 --> 00:13:22,268 王子は 娘の心根の美しさに恋に落ち→ 127 00:13:22,268 --> 00:13:27,240 自らの高慢さを恥じて 炎で焼かれる覚悟をする。 128 00:13:27,240 --> 00:13:31,277 成長の止まったいばらを 不思議に思った娘は→ 129 00:13:31,277 --> 00:13:34,280 いばらの中に 青いバラを見つけて→ 130 00:13:34,280 --> 00:13:37,250 花びらに そっと触れると…。 131 00:13:38,251 --> 00:13:43,256 魔女の呪いが解け 王子は人の姿に戻り…。 132 00:13:43,256 --> 00:13:49,262 改めて 恋に落ちた2人は 愛を交わし合い 末永く幸せに…。 133 00:13:49,262 --> 00:13:51,264 (くしゃみ) 134 00:13:53,266 --> 00:13:57,236 《この寒さ 実家にいた頃を思い出します》 135 00:13:58,271 --> 00:14:00,273 《不思議だなあ》 136 00:14:00,273 --> 00:14:06,279 《父と母のような 仲むつまじい結婚生活に 憧れてはいましたが…》 137 00:14:06,279 --> 00:14:09,282 《わたくしは この結婚で→ 138 00:14:09,282 --> 00:14:13,252 公爵家の妻の役割を果たすだけだと 思っていたのに…》 139 00:14:13,252 --> 00:14:15,254 《こうして 今 旦那さまを…》 140 00:14:15,254 --> 00:14:17,256 (ドアの開く音) 141 00:14:17,256 --> 00:14:20,259 エルサ! ハア… ハア…。 142 00:14:20,259 --> 00:14:23,262 ハア…。 遅れて すまない。 143 00:14:25,264 --> 00:14:27,266 《あっ…》 144 00:14:31,270 --> 00:14:34,240 旦那さま お仕事お疲れさまです。 145 00:14:35,274 --> 00:14:40,279 慌ただしくて申し訳ないが このまま 国立芸術劇場へ行く。 146 00:14:40,279 --> 00:14:44,250 えっ? もしや あの大きな建物ですか? 147 00:14:49,255 --> 00:14:51,257 俺からのプレゼントは→ 148 00:14:51,257 --> 00:14:55,261 君がハンネスからもらっていた小説が原作の オペラだ。 149 00:14:56,295 --> 00:14:58,264 オペラ…? 150 00:14:58,264 --> 00:15:00,266 もう見たことがあっただろうか? 151 00:15:01,267 --> 00:15:05,238 いえ! こんな大きな舞台を観劇するのは 初めてです。 152 00:15:05,238 --> 00:15:07,240 とっても うれしいです! 153 00:15:08,274 --> 00:15:10,243 良かった。 154 00:15:12,278 --> 00:15:14,280 あっ…。 155 00:15:15,281 --> 00:15:17,283 行こう。 もうすぐ開演だ。 156 00:15:17,283 --> 00:15:19,285 あっ。 はいっ! 157 00:15:22,288 --> 00:15:44,277 ♬~ 158 00:15:44,277 --> 00:16:06,265 ♬~ 159 00:16:06,265 --> 00:16:08,267 はあ…! いい舞台だったな。 160 00:16:08,267 --> 00:16:11,270 はい! とても良かったです! 161 00:16:12,271 --> 00:16:15,274 私ばかり興奮して 申し訳ありません。 162 00:16:15,274 --> 00:16:19,245 フッ…。 俺も見るのは久々で 興味深かった。 163 00:16:20,279 --> 00:16:24,250 すてきな舞台に連れてきてくださり ありがとうございます! 164 00:16:27,253 --> 00:16:30,256 俺のほうこそ…。 んっ? 165 00:16:30,256 --> 00:16:33,292 生まれてきた日は特別なんだと→ 166 00:16:33,292 --> 00:16:37,263 君が俺に 祝い方を教えてくれなければ→ 167 00:16:37,263 --> 00:16:42,268 こんなふうに 誰かの誕生日を 心から祝いたいと願うことは→ 168 00:16:42,268 --> 00:16:44,270 なかったと思う。 169 00:16:44,270 --> 00:16:47,240 誕生日おめでとう。 エルサ。 170 00:16:48,274 --> 00:16:50,276 あっ…。 171 00:16:50,276 --> 00:16:53,279 このあと 使用人たちも 祝いたいと言っていたから→ 172 00:16:53,279 --> 00:16:55,281 帰って 夕食になる。 173 00:16:55,281 --> 00:17:00,253 なるほど! 何か 今日は 皆さん こそこそしているなあと思いました。 174 00:17:02,255 --> 00:17:06,259 フッ…。 さぞ気合を入れていることだろう。 175 00:17:11,264 --> 00:17:14,267 〈お母さま お父さま〉 176 00:17:14,267 --> 00:17:16,269 〈ハンネス〉 177 00:17:18,271 --> 00:17:21,274 〈きっと 心配していると思いますが…〉 178 00:17:21,274 --> 00:17:23,242 迎えが来たようだな。 179 00:17:24,277 --> 00:17:27,246 さあ うちに帰ろう。 180 00:17:28,281 --> 00:17:30,283 〈今年の誕生日は まぶしくて…〉 181 00:17:32,285 --> 00:17:34,253 はい。 182 00:17:34,253 --> 00:17:37,256 〈とても特別な一日になりましたよ〉 183 00:17:37,256 --> 00:17:44,263 ♬~ 184 00:19:01,273 --> 00:19:03,275 最大量!? 185 00:19:03,275 --> 00:19:06,278 ボラギノール史上 最大量の有効成分を配合するんです。 186 00:19:06,278 --> 00:19:08,280 ついに ボラギノールを超えるのね。 187 00:19:08,280 --> 00:19:10,282 ボラギノールが。 188 00:19:10,282 --> 00:19:12,284 <痔にはボラギノール♪> 189 00:19:12,284 --> 00:19:14,286 <プレミアム!> 黒いヤツか。 ♬~ピン 190 00:19:46,285 --> 00:19:52,291 ♬~ 191 00:19:52,291 --> 00:19:57,296 《ホウレン草 ブロッコリー タマネギ ニンジン ソラマメ…》 192 00:19:57,296 --> 00:19:59,265 《よし!》 193 00:20:00,332 --> 00:20:02,301 決まりましたか? 194 00:20:02,301 --> 00:20:04,270 はい。 195 00:20:05,271 --> 00:20:09,275 先日は 旦那さまに 土づくりをお手伝いいただきましたし→ 196 00:20:09,275 --> 00:20:12,278 きっと 美味しいお野菜ができると思います。 197 00:20:12,278 --> 00:20:14,280 そうだ エルサさま。 198 00:20:14,280 --> 00:20:18,284 新種のバラの苗も 一緒にどうですか? 199 00:20:19,285 --> 00:20:24,290 (店主)四季咲きで 大切に育てると 何度も花を付けるそうですよ。 200 00:20:25,291 --> 00:20:27,293 《バラ…》 201 00:20:27,293 --> 00:20:38,270 ♬~ 202 00:20:38,270 --> 00:20:41,273 《お誕生日に見た オペラのバラに似ています》 203 00:20:43,309 --> 00:20:46,278 ぜひ こちらも頂けますか? 204 00:20:46,278 --> 00:20:50,282 ♬~(鼻歌) 205 00:20:52,318 --> 00:20:55,287 《良いお買い物ができました》 206 00:20:56,288 --> 00:20:58,290 あれ? 207 00:20:59,291 --> 00:21:03,295 ここは どこでしょう? 知らない所まで来てしまいました。 208 00:21:05,297 --> 00:21:07,299 うわあ。 209 00:21:07,299 --> 00:21:09,301 こんな所に教会が…。 210 00:21:12,304 --> 00:21:16,308 (男の子)アハハハ! 待てよ~! (男の子)こっち こっち! 211 00:21:16,308 --> 00:21:19,278 《子供の家も併設されているのですね》 212 00:21:20,312 --> 00:21:22,314 《みんなも元気かなあ…》 213 00:21:22,314 --> 00:21:24,316 あっ…! 214 00:21:24,316 --> 00:21:28,287 教員募集… 寄付のお願い…。 215 00:21:28,287 --> 00:21:32,291 (オーナー)孤児だからって ただ飯を食わせるわけにはいかないんだよ。 216 00:21:32,291 --> 00:21:35,294 働かせろ! 荷運びや煙突掃除。 217 00:21:35,294 --> 00:21:38,297 王都には いくらでも 仕事があふれてるんだ。 218 00:21:38,297 --> 00:21:43,302 (シスター)この子たちは 労働よりも 学ぶ時間を大切にするべきです。 219 00:21:43,302 --> 00:21:47,273 ハッ…。 教える人間もいないのにか? 220 00:21:49,275 --> 00:21:53,312 こんな施設 つぶしたっていいんだぞ。 221 00:21:53,312 --> 00:21:55,314 失礼します。 (2人)んっ? 222 00:21:55,314 --> 00:21:59,285 教員募集の貼り紙を拝見して参りました。 223 00:21:59,285 --> 00:22:03,289 ロイアス公爵家のエルサと申します。 224 00:22:07,293 --> 00:22:11,297 (イエレ・エクルース) 出張を回避しようと必死だな ユリウス。 225 00:22:11,297 --> 00:22:16,268 当たり前だろう。 数週間は屋敷を空けることになるんだぞ。 226 00:22:17,269 --> 00:22:20,272 (イエレ)《以前は 命じられれば どこへでも行っていたくせに》 227 00:22:21,273 --> 00:22:25,277 (イエレ)この施策がまとまったら 休暇を取るようにとのことだ。 228 00:22:28,280 --> 00:22:31,283 ああ そうするつもりだ。 229 00:22:32,284 --> 00:22:34,286 《新婚め…》 230 00:22:35,254 --> 00:22:37,289 ああ そういえば…→ 231 00:22:37,289 --> 00:22:42,294 昼に外出した際 街で奥方をお見かけしたぞ。 232 00:22:42,294 --> 00:22:46,265 教会の前で一人 何か考え込んでいる様子だった。 233 00:22:48,300 --> 00:22:51,270 また従者も付けずに…。 234 00:22:56,275 --> 00:23:00,279 (イエレ)「ふう…。 今夜は 一緒に食事が取れるといいな」。 235 00:23:01,280 --> 00:23:05,284 べ… 別に そんなことは考えて…。 《いるな》 236 00:23:07,286 --> 00:23:10,256 (ターニャ)お帰りなさいませ ユリウスさま。 237 00:23:13,292 --> 00:23:16,295 (ターニャ)奥さまは リビングでお待ちですよ。 238 00:23:16,295 --> 00:23:18,264 ああ ありがとう。 239 00:23:19,298 --> 00:23:21,267 (ノック) 240 00:23:22,301 --> 00:23:24,270 エルサ。 241 00:23:26,272 --> 00:23:28,274 あっ…。 242 00:23:30,276 --> 00:23:33,279 (寝息) 243 00:23:33,279 --> 00:23:35,281 珍しいな。 244 00:23:35,281 --> 00:23:39,285 お食事の準備ができておりますが お起こししましょうか? 245 00:23:39,285 --> 00:23:41,253 いや…。 246 00:23:41,253 --> 00:23:44,256 もう少し寝かせておこう。 かしこまりました。 247 00:23:48,294 --> 00:23:55,301 ♬~ 248 00:23:55,301 --> 00:23:57,336 フフ…。 249 00:23:57,336 --> 00:24:06,312 ♬~ 250 00:24:06,312 --> 00:24:08,314 んっ…? 251 00:24:08,314 --> 00:24:10,282 んんっ…。 252 00:24:11,317 --> 00:24:13,285 えっ? 253 00:24:14,320 --> 00:24:16,288 あっ 旦那さま! 254 00:24:17,289 --> 00:24:20,292 わたくしったら 申し訳ありません! 255 00:24:20,292 --> 00:24:23,295 外出で疲れていたんだろう? 256 00:24:23,295 --> 00:24:27,299 はい。 お庭に植える種や苗を 見に行ってきたんです。 257 00:24:27,299 --> 00:24:31,337 この前のオペラが すてきだったので バラも買ってしまいました。 258 00:24:31,337 --> 00:24:35,307 通年 何度か咲くそうなので 楽しみにしていてくださいね。 259 00:24:35,307 --> 00:24:38,310 フッ… そうか。 260 00:24:38,310 --> 00:24:40,312 それと…。 261 00:24:40,312 --> 00:24:43,282 《子供の家でのことを ご報告しなくては…》 262 00:24:45,317 --> 00:24:47,286 あの…。 263 00:24:47,286 --> 00:24:49,288 (おなかが鳴る音) 264 00:24:51,290 --> 00:24:54,293 ううっ… うう~…。 265 00:24:55,294 --> 00:24:58,297 フッ… 食事にしようか。 266 00:24:58,297 --> 00:25:00,299 待っていてくださったんですか? 267 00:25:02,301 --> 00:25:07,306 いや。 持ち帰りの仕事を 整理しておきたかっただけだ。 268 00:25:08,307 --> 00:25:11,310 相変わらず お忙しいのですね。 269 00:25:11,310 --> 00:25:15,280 山場は越えたから 来週には落ち着く予定だ。 270 00:25:16,315 --> 00:25:19,284 そうしたら 庭を見せてくれ。 271 00:25:19,284 --> 00:25:21,286 はい。 272 00:25:21,286 --> 00:25:26,258 《子供の家の件は 旦那さまのお仕事が 一段落してからにしましょう》 273 00:25:27,292 --> 00:25:30,295 (ヤルモ)そうか。 報告ご苦労。 274 00:25:33,298 --> 00:25:35,267 (扉の開閉音) 275 00:25:37,269 --> 00:25:40,272 (ヤルモ)孤児たちの家の教員ね…。 276 00:25:42,274 --> 00:25:44,276 フッ…。 277 00:25:45,277 --> 00:25:50,282 ♬~