1 00:00:11,311 --> 00:00:15,282 応募方法などは 番組ホームページをご覧ください。 2 00:00:41,308 --> 00:00:44,311 (アドルフ・エスコラの声) 前言を翻して申し訳ないのですが→ 3 00:00:44,311 --> 00:00:48,315 今回の議長選では 中立の立場を取らせていただきます。 4 00:00:48,315 --> 00:00:50,317 (ヤルモ・パルニラ)くっ…。 5 00:00:50,317 --> 00:00:53,320 (ヤルモ)《早く父上に話さなければ…》 6 00:00:53,320 --> 00:00:56,323 《しかし なんという失態だ》 7 00:00:56,323 --> 00:00:59,326 《父上の期待を こんなふうに裏切ってしまうとは…》 8 00:01:03,330 --> 00:01:07,301 《ユリウスも 俺のたくらみに気付いたかもしれないな》 9 00:01:11,338 --> 00:01:14,308 終わりだ… 何もかも。 10 00:01:17,311 --> 00:01:19,313 (セラフィーナ・パルニラ)《お兄さま…》 11 00:01:20,347 --> 00:01:25,319 ♬~ 12 00:04:41,314 --> 00:04:44,317 ♬~(オルゴール) 13 00:04:44,317 --> 00:04:46,319 (エルサ・ユカライネン)《旦那さま…》 14 00:04:46,319 --> 00:04:49,322 《わたくし 旦那さまのことを→ 15 00:04:49,322 --> 00:04:54,294 いつから こんなにも 好きになってしまっていたのでしょう》 16 00:04:57,297 --> 00:05:00,333 《でも この気持ち→ 17 00:05:00,333 --> 00:05:05,305 旦那さまに知られたら ご迷惑をおかけしてしまいますね》 18 00:05:05,305 --> 00:05:07,307 (ユリウス・ロイアス)俺は 君と結婚したが→ 19 00:05:07,307 --> 00:05:10,310 君を愛するつもりは 一切ない。 20 00:05:10,310 --> 00:05:15,315 《あの時 わたくしも 契約結婚をお受けしたのですから》 21 00:05:15,315 --> 00:05:20,320 《旦那さまにとっては わたくしは あくまで飾りの妻…》 22 00:05:20,320 --> 00:05:22,289 《でも…》 23 00:05:23,290 --> 00:05:25,325 《わたくしの気持ちが どうであっても→ 24 00:05:25,325 --> 00:05:30,297 これまでと変わることなく 旦那さまとの毎日が続くのです》 25 00:05:30,297 --> 00:05:33,300 《それは とても幸せなことです》 26 00:05:36,303 --> 00:05:39,306 立派なカリフラワーです。 27 00:05:39,306 --> 00:05:43,310 スープにすれば 旦那さまにも 召し上がっていただけるでしょう。 28 00:05:43,310 --> 00:05:45,278 おはよう エルサ。 ん…? 29 00:05:49,316 --> 00:05:51,318 お… おはようございます。 30 00:05:51,318 --> 00:05:54,321 今日も 野菜をとっているんだな。 31 00:05:54,321 --> 00:05:56,323 あっ… はい…。 32 00:05:56,323 --> 00:06:00,293 あの… これを厨房に届けねばなりませんので…。 33 00:06:00,293 --> 00:06:05,298 《駄目です。 ドキドキしてしまって 旦那さまのお顔が見られません》 34 00:06:10,337 --> 00:06:12,305 《エルサ…》 35 00:06:17,310 --> 00:06:20,313 《いつも笑顔で接してくれていた彼女が→ 36 00:06:20,313 --> 00:06:24,317 クレーサから戻って以来 ずっと こんなふうだ》 37 00:06:26,319 --> 00:06:29,322 《紡績工場で危ない目に遭ったことが→ 38 00:06:29,322 --> 00:06:32,325 やはり ショックだったのだろうか…》 39 00:06:33,326 --> 00:06:36,296 連れてきてくださって ありがとうございます。 40 00:06:37,330 --> 00:06:39,332 《気にしていないと言っていたが→ 41 00:06:39,332 --> 00:06:42,302 本当は 無理をしていたのでは…》 42 00:06:47,307 --> 00:06:49,309 今日は 早く帰れそうだ。 43 00:06:49,309 --> 00:06:51,311 はい…。 44 00:06:51,311 --> 00:06:55,348 あの… お気を付けて。 ああ。 45 00:06:55,348 --> 00:06:59,319 《やはり 無理をしているのか?》 46 00:06:59,319 --> 00:07:01,321 (レリック)エルサさま…。 47 00:07:01,321 --> 00:07:04,324 (レリック) レベッカさまが おいでになりました。 48 00:07:07,327 --> 00:07:10,330 (レベッカ・リーコネン) エルサさまにお会いするのが楽しみで→ 49 00:07:10,330 --> 00:07:13,300 早く着きすぎてしまいましたの。 50 00:07:13,300 --> 00:07:17,304 レベッカさま! わたくしも大変楽しみにしておりました! 51 00:07:18,305 --> 00:07:21,308 今日は たっくさん おしゃべりがしたいですわ。 52 00:07:21,308 --> 00:07:23,310 はい わたくしも! 53 00:07:23,310 --> 00:07:25,312 (レベッカ・エルサ)フフフフ…! 54 00:07:25,312 --> 00:07:27,314 ユリウス お久しぶりね。 55 00:07:27,314 --> 00:07:30,283 ああ。 では 行ってくる。 56 00:07:32,319 --> 00:07:34,287 いってらっしゃいませ。 いってらっしゃい。 57 00:07:38,325 --> 00:07:40,293 (レベッカ)あっ…。 58 00:07:40,293 --> 00:07:45,298 クレーサ地方にいらしていた間 お会いできず寂しかったですわ。 59 00:07:45,298 --> 00:07:47,300 わたくしもです。 60 00:07:47,300 --> 00:07:49,302 あっ お土産があるんですよ。 61 00:07:49,302 --> 00:07:53,306 (レベッカ)わあ~! 今 開けてもいいですか? 62 00:07:53,306 --> 00:07:55,308 もちろんです。 63 00:07:55,308 --> 00:07:57,310 なんでしょう? 64 00:07:58,311 --> 00:08:03,316 (レベッカ)わあ! なんて かわいらしいんでしょう! 65 00:08:03,316 --> 00:08:05,285 あっ…! 66 00:08:06,319 --> 00:08:09,322 ユリウスも着けていますよね。 67 00:08:09,322 --> 00:08:11,324 ええ わたくしも。 68 00:08:12,292 --> 00:08:15,295 クレーサ地方の工芸品なんです。 69 00:08:15,295 --> 00:08:19,332 レベッカさまのは わたくしの手作りでして…。 ええっ!? 70 00:08:19,332 --> 00:08:23,303 すてきです! うれしいですわ~! フフッ…。 71 00:08:24,304 --> 00:08:29,309 着ける時に願い事を込めて結ぶと 願いがかなうそうですよ。 72 00:08:31,311 --> 00:08:35,315 じゃあ 後で じっくり考えてから 着けますね。 73 00:08:35,315 --> 00:08:37,283 で…? えっ? 74 00:08:38,318 --> 00:08:42,322 エルサさまは どんな願い事をなさったんですか? 75 00:08:42,322 --> 00:08:44,290 あっ…! それは…。 76 00:08:47,293 --> 00:08:51,297 《ずっと ずっと 旦那さまと一緒に 過ごしていきたいです…》 77 00:08:52,298 --> 00:08:54,300 内緒です…。 78 00:08:54,300 --> 00:08:57,303 まあ! フフッ…。 では ユリウスは? 79 00:08:58,304 --> 00:09:01,307 「名前で呼んでほしい」と言われました。 80 00:09:01,307 --> 00:09:03,309 えっ!? 81 00:09:03,309 --> 00:09:06,312 レベッカさまや ヤルモさまと同じように 呼んでほしいと…。 82 00:09:06,312 --> 00:09:10,316 《それは もはや ユリウスの気持ちは明白ですわ~》 83 00:09:10,316 --> 00:09:14,387 それでは 今は 「ユリウスさま」とお呼びなのですね! 84 00:09:14,387 --> 00:09:18,324 い… いえ なかなか難しくて…。 85 00:09:18,324 --> 00:09:20,326 以前と同じく 「旦那さま」と…。 86 00:09:20,326 --> 00:09:22,328 《今日も まぶしい!》 87 00:09:22,328 --> 00:09:24,297 《なんて純粋 なんて純情!》 88 00:09:26,332 --> 00:09:30,336 あっ…。 エルサさま 頑張りましょう! 89 00:09:30,336 --> 00:09:35,308 ♬~ 90 00:09:35,308 --> 00:09:39,312 (2人)フフフフ…! 91 00:09:39,312 --> 00:09:43,316 《レベッカには いつもの笑顔を見せていた…》 92 00:09:43,316 --> 00:09:46,319 《なのに なぜ 俺とは目も合わせてくれない…》 93 00:09:48,354 --> 00:09:53,326 《やはり 紡績工場で閉じ込められたことが つらかったのか》 94 00:09:53,326 --> 00:09:56,296 め… 目に ごみが入ってしまったんです。 95 00:09:57,330 --> 00:10:02,335 《エルサは そう言っていたが 実は あれは嘘で…》 96 00:10:04,337 --> 00:10:06,306 《本当は ヤルモに→ 97 00:10:06,306 --> 00:10:09,275 何か ひどいことでも 言われたのではないか》 98 00:10:10,310 --> 00:10:13,313 《いや エルサの言葉を疑うのは良くない》 99 00:10:18,351 --> 00:10:22,322 (アレクシス・ヨーセフ・ラルト)クレーサでのハネムーンから 戻って以来 ずっと ああだな。 100 00:10:22,322 --> 00:10:25,291 (イエレ・エクルース) ハネムーンというわけではないでしょう。 101 00:10:25,291 --> 00:10:30,296 いや しかし 悩める青少年というのは 見ていて飽きないものだな。 102 00:10:30,296 --> 00:10:32,298 生き生きしないでください。 103 00:10:32,298 --> 00:10:35,301 それより ご自分の仕事をなさってください。 104 00:10:35,301 --> 00:10:39,305 まあまあ イエレ。 今は 仕事より こっちのほうが大切…。 105 00:10:40,306 --> 00:10:43,276 仕事の邪魔は やめてください! 106 00:10:45,311 --> 00:10:49,282 仕事なんかしてなかったじゃないか! だろ? イエレ! 107 00:10:50,316 --> 00:10:53,319 いいから 自分の仕事をしてください。 108 00:10:53,319 --> 00:10:55,321 はあ…。 109 00:10:55,321 --> 00:10:58,291 《集中して 早く仕事をしないと》 110 00:10:58,291 --> 00:11:01,294 《今日は早く帰ると エルサに言ったのだから》 111 00:11:01,294 --> 00:11:03,329 《しかし→ 112 00:11:03,329 --> 00:11:07,333 エルサは 俺が早く帰ることを望んでいるだろうか?》 113 00:11:07,333 --> 00:11:09,335 はあ…。 114 00:11:09,335 --> 00:11:11,304 (セラフィーナ)お兄さま! 115 00:11:13,306 --> 00:11:15,308 お出かけですの? 116 00:11:16,309 --> 00:11:19,312 ああ。 急な会合があってね。 117 00:11:19,312 --> 00:11:24,317 お戻りになったら 今日こそ わたくしの話を聞いてくださいね。 118 00:11:24,317 --> 00:11:26,319 分かったよ。 119 00:11:26,319 --> 00:11:29,289 じゃあ 行ってくるよ セラフィーナ。 120 00:11:32,325 --> 00:11:36,296 (セラフィーナ)《お兄さま やはり ご様子が おかしいですわ…》 121 00:11:40,300 --> 00:11:44,304 それにしましても 本当に驚きましたわ。 ん…? 122 00:11:44,304 --> 00:11:46,306 「名前で呼んでほしい」。 123 00:11:46,306 --> 00:11:49,309 そんなことをユリウスが言っただなんて。 124 00:11:49,309 --> 00:11:52,312 あの… どういうことでしょう? 125 00:11:52,312 --> 00:11:58,318 ユリウスが自分の望みを誰かに言うなんて 以前は絶対になかったのです。 126 00:11:59,319 --> 00:12:02,322 (レベッカ)以前 お話ししましたわよね。 127 00:12:02,322 --> 00:12:04,290 あの人が 両親の不仲のせいで→ 128 00:12:04,290 --> 00:12:08,294 人を信じることが難しくなってしまった ということ…。 129 00:12:08,294 --> 00:12:10,330 はい…。 130 00:12:10,330 --> 00:12:12,298 子供の頃のユリウスは…。 131 00:12:12,298 --> 00:12:23,343 ♬~ 132 00:12:23,343 --> 00:12:25,311 (レベッカの声)家にいても 1人…。 133 00:12:26,346 --> 00:12:29,315 (レベッカの声)学校に行っても 1人でしたの。 134 00:12:30,316 --> 00:12:32,318 パブリックスクールに入った後も→ 135 00:12:32,318 --> 00:12:36,322 格別に優秀だった彼は いつも特別扱いで…。 136 00:12:36,322 --> 00:12:40,326 同級生たちは 到底 友達ではありえなくて…。 137 00:12:41,327 --> 00:12:44,330 (レベッカの声) ユリウスも彼らに関心を持たず→ 138 00:12:44,330 --> 00:12:47,333 名前も顔すらも覚えることなく…。 139 00:12:47,333 --> 00:12:53,306 それは もう 傷つきたくないと 自分の中に閉じこもっているようで…。 140 00:12:54,307 --> 00:12:58,311 心を鋭いとげで守っているようで…。 141 00:13:03,316 --> 00:13:05,318 旦那さま…。 142 00:13:05,318 --> 00:13:09,322 でも そんなユリウスが変わりましたの。 143 00:13:10,323 --> 00:13:13,293 エルサさま あなたと出会えたことで。 144 00:13:14,327 --> 00:13:18,298 エルサさまが ユリウスを幸せにしていらっしゃるのですわ。 145 00:13:18,298 --> 00:13:22,302 わたくしが旦那さまを 幸せに? 146 00:13:22,302 --> 00:13:26,306 少しでも そうできているのでしたら とても うれしいです。 147 00:13:26,306 --> 00:13:29,308 《ま… まぶしすぎる!》 148 00:13:32,312 --> 00:13:34,280 エルサさま! 149 00:13:41,321 --> 00:13:45,358 《急いで これを渡して 次の案件を片付けなければ…》 150 00:13:45,358 --> 00:13:47,293 (風の音) 151 00:13:47,293 --> 00:13:49,295 あっ! 152 00:13:57,337 --> 00:13:59,305 ふう…。 ん…? 153 00:14:04,310 --> 00:14:06,312 《ヤルモ…》 154 00:14:09,315 --> 00:14:11,284 (ヤルモ)ユリウス…! 155 00:16:16,309 --> 00:16:18,311 こんな所で会うとは…。 156 00:16:18,311 --> 00:16:22,281 伝えたいことがあって 連絡を取ろうとしていたところだ。 157 00:16:25,318 --> 00:16:27,320 フッ…。 158 00:16:27,320 --> 00:16:31,290 おや 光栄だね。 君が私に…。 159 00:16:32,291 --> 00:16:34,293 エルサを巻き込むな。 160 00:16:34,293 --> 00:16:38,297 は? 君の奥方を? 話が見えないな。 161 00:16:39,298 --> 00:16:41,300 はぐらかすな。 162 00:16:41,300 --> 00:16:45,304 反王政派の動き 議長選を巡る争い…。 163 00:16:45,304 --> 00:16:49,308 君が陰で さまざまに動いていることは 承知している。 164 00:16:49,308 --> 00:16:55,281 俺が王太子殿下の側近で 君からすれば 敵の立場であることも。 165 00:16:58,317 --> 00:17:03,322 《ああ…。 やはり たくらみを知られてしまったか…》 166 00:17:03,322 --> 00:17:06,292 だが エルサは無関係だ。 167 00:17:06,292 --> 00:17:09,295 彼女を傷つけるようなことは 俺が許さない。 168 00:17:12,298 --> 00:17:15,301 彼女が そんなに大切なのかい? 169 00:17:17,303 --> 00:17:20,306 やれやれ 君は欲深いね。 170 00:17:20,306 --> 00:17:22,275 なんでも持っているくせに。 171 00:17:23,309 --> 00:17:26,312 なんでも持っている? 俺が? 172 00:17:26,312 --> 00:17:31,317 否定はできないだろう? 今も 学生時代も。 173 00:17:31,317 --> 00:17:33,319 学生時代…。 174 00:17:33,319 --> 00:17:35,321 あの頃の俺は→ 175 00:17:35,321 --> 00:17:39,292 君たちのような生徒のことを いつも うらやましく感じていた。 176 00:17:39,292 --> 00:17:43,296 うらやましく? また ざれ言を。 177 00:17:44,330 --> 00:17:46,299 分からないのか…。 178 00:17:47,333 --> 00:17:51,304 君たちは 俺が望んでも得られないものを持っていた。 179 00:17:54,307 --> 00:17:56,309 家族だ。 180 00:17:56,309 --> 00:17:58,311 家族…? 181 00:18:03,316 --> 00:18:05,318 家族とはね…。 182 00:18:05,318 --> 00:18:09,288 それは 幼い日の俺が ずっと欲しくてたまらなかったものだ。 183 00:18:10,323 --> 00:18:15,328 (ヤルモの声)《そうさ 家族を手に入れるためなら なんでもできると思った》 184 00:18:15,328 --> 00:18:24,337 ♬~ 185 00:18:24,337 --> 00:18:30,309 父に連れられて 初めて王宮に上がった時 この絵を見つけた。 186 00:18:33,312 --> 00:18:36,382 (ヤルモの声)描かれているのが誰なのか→ 187 00:18:36,382 --> 00:18:39,352 描いたのが誰なのかも知らないけれどね。 188 00:18:41,387 --> 00:18:45,324 君も 家族と一緒だったんじゃないか? 189 00:18:45,324 --> 00:18:58,304 ♬~ 190 00:18:58,304 --> 00:19:03,342 フェンシングの試合 弁論大会 美術展…。 191 00:19:03,342 --> 00:19:05,344 いつも そうだった。 192 00:19:05,344 --> 00:19:08,314 俺にだけ 家族は来なかった。 193 00:19:08,314 --> 00:19:10,316 いや 俺も→ 194 00:19:10,316 --> 00:19:13,319 決して 君が言うような家族などでは…。 195 00:19:14,320 --> 00:19:18,290 あの頃 俺は いつも 心を閉ざしていた。 196 00:19:18,290 --> 00:19:22,294 周りの生徒たちの顔や名前すら 覚えていないほどに…。 197 00:19:23,295 --> 00:19:25,297 君は誰だっけ? 198 00:19:26,298 --> 00:19:29,301 そんな… そんなこと…。 199 00:19:30,302 --> 00:19:35,307 そんな俺がエルサと出会い 共に時を過ごして変わった…。 200 00:19:35,307 --> 00:19:40,279 彼女は あの明るい ほほ笑みで 俺に たくさんのことを教えてくれたんだ。 201 00:19:41,313 --> 00:19:43,315 エルサは→ 202 00:19:43,315 --> 00:19:47,286 俺が やっと出会えた かけがえのない「家族」だ! 203 00:19:50,322 --> 00:19:54,293 傷つけるようなことをしたら 絶対に許さない! 204 00:19:54,293 --> 00:20:00,299 ♬~ 205 00:20:03,302 --> 00:20:05,304 《なぜだ…》 206 00:20:05,304 --> 00:20:10,309 《決して 口外しないつもりだったことを よりによって ヤルモに…》 207 00:20:10,309 --> 00:20:15,314 《俺は ヤルモに エルサを傷つけたら許さないと言った…》 208 00:20:15,314 --> 00:20:17,316 《だが…→ 209 00:20:17,316 --> 00:20:21,287 誰よりもエルサを傷つけたのは 俺だ…》 210 00:20:23,322 --> 00:20:25,291 (ユリウスの声)俺は 君と結婚したが→ 211 00:20:25,291 --> 00:20:28,294 君を愛するつもりは 一切ない。 212 00:20:29,295 --> 00:20:32,298 《エルサに謝らなければ…》 213 00:20:34,300 --> 00:20:38,304 《今更 謝っても 受け入れてはくれないかもしれない…》 214 00:20:38,304 --> 00:20:41,307 《許してはもらえないかもしれない…》 215 00:20:42,308 --> 00:20:44,276 《それでも 俺は…》 216 00:20:50,316 --> 00:20:52,318 《俺は…!》 217 00:20:52,318 --> 00:20:54,320 エルサ…。 旦那さま! 218 00:20:54,320 --> 00:20:56,322 お星さまが降るそうです! 219 00:20:56,322 --> 00:20:58,324 えっ…? 220 00:20:58,324 --> 00:21:00,326 レベッカさまから聞きました! 221 00:21:00,326 --> 00:21:03,329 レベッカさまの旦那さまは天文学者で→ 222 00:21:03,329 --> 00:21:07,299 今夜 彗星の影響で流星雨が降ると…! 223 00:21:08,334 --> 00:21:10,336 流星雨…? 224 00:21:10,336 --> 00:21:12,338 あっ! 225 00:21:12,338 --> 00:21:14,306 《流れ星が うれしくて→ 226 00:21:14,306 --> 00:21:17,309 つい 旦那さまのお顔を見てしまいました…》 227 00:21:17,309 --> 00:21:19,278 《ドキドキします…》 228 00:21:24,316 --> 00:21:28,320 (ユリウスの声)君も いつも家族と一緒だったんじゃないか? 229 00:21:29,321 --> 00:21:31,290 《家族か…》 230 00:21:31,290 --> 00:21:34,326 《君には そんなふうに見えていたんだね》 231 00:21:34,326 --> 00:21:38,297 《けれど 俺は もう 何もかも失うんだ》 232 00:21:40,332 --> 00:21:42,401 (ノック) 233 00:21:42,401 --> 00:21:44,370 ⚞(パルニラ伯爵)入りなさい。 234 00:21:46,338 --> 00:21:48,307 (パルニラ伯爵)ん…? 235 00:21:48,307 --> 00:21:52,311 (ヤルモ)父上にお話ししなければならないことが あって 参りました。 236 00:21:52,311 --> 00:21:54,313 (パルニラ伯爵)なんだ? 237 00:21:54,313 --> 00:22:00,319 実は クレーサ地方のエスコラ子爵の協力を 取り付けることに失敗しました。 238 00:22:00,319 --> 00:22:02,288 申し訳ありません。 239 00:22:05,324 --> 00:22:07,326 (パルニラ伯爵)そうか そのせいか。 240 00:22:07,326 --> 00:22:10,329 セラフィーナが相談に来たのだ。 241 00:22:10,329 --> 00:22:13,299 このところ おまえの様子が おかしいと。 242 00:22:16,302 --> 00:22:20,306 (パルニラ伯爵)妹に心配させるのは 兄として どうなのだ? 243 00:22:20,306 --> 00:22:24,276 おまえは これまで ずっと 私のために尽くしてくれてきた。 244 00:22:24,276 --> 00:22:28,280 一度の失敗など 気にすることはない。 245 00:22:30,316 --> 00:22:32,284 忘れるな。 246 00:22:33,319 --> 00:22:37,289 おまえは 私の自慢の息子だ。 247 00:22:37,289 --> 00:22:39,291 あっ…!! 248 00:22:39,291 --> 00:22:48,300 ♬~ 249 00:22:48,300 --> 00:22:52,304 (ヤルモ)ありがとうございます… 父上…! 250 00:22:53,305 --> 00:22:55,307 うむ…。 251 00:23:00,312 --> 00:23:02,314 《謝ろう…!》 252 00:23:02,314 --> 00:23:04,316 エルサ…。 はい。 253 00:23:05,317 --> 00:23:08,287 ね… 眠くないか? ん…? 254 00:23:09,321 --> 00:23:11,290 はい 大丈夫です! 255 00:23:11,290 --> 00:23:15,294 ずっと起きていられそうなくらい わくわくする夜は初めてです。 256 00:23:15,294 --> 00:23:17,296 そうか。 257 00:23:18,297 --> 00:23:21,300 《違う。 俺は謝りたいんだ》 258 00:23:21,300 --> 00:23:24,303 あの… 旦那さま? 259 00:23:24,303 --> 00:23:26,305 エルサ 実は…。 260 00:23:26,305 --> 00:23:28,307 はい。 261 00:23:28,307 --> 00:23:30,309 あっ…。 262 00:23:30,309 --> 00:23:35,314 あ… ある地域では 流れ星は天国の扉が開いて→ 263 00:23:35,314 --> 00:23:39,285 そこから漏れる光が 流れ星として見えるとされているそうだ。 264 00:23:40,319 --> 00:23:42,321 《違う。 俺は…》 265 00:23:42,321 --> 00:23:45,291 そのため 流れ星を見た時に願い事を唱えると→ 266 00:23:45,291 --> 00:23:50,329 人の願いが神に届いて 願いをかなえてもらえるという。 267 00:23:50,329 --> 00:23:54,300 そうなんですね! 天国の扉…。 268 00:23:55,334 --> 00:23:57,369 (ユリウス・エルサ)あっ! 269 00:23:57,369 --> 00:24:00,339 見えました 流れ星! ああ。 270 00:24:01,307 --> 00:24:04,310 今夜は 願い事し放題ですね。 271 00:24:05,311 --> 00:24:10,316 エルサ 君に謝らなければならないことがある。 272 00:24:10,316 --> 00:24:12,318 えっ? 273 00:24:12,318 --> 00:24:15,321 結婚式の夜 俺は言った…。 274 00:24:16,322 --> 00:24:19,325 「君を愛する気は 一切ない」と…。 275 00:24:20,326 --> 00:24:22,328 あっ… はい…。 276 00:24:22,328 --> 00:24:24,296 本当に すまなかった。 277 00:24:25,331 --> 00:24:27,333 君を傷つけてしまった。 278 00:24:27,333 --> 00:24:29,301 旦那さま…? 279 00:24:30,336 --> 00:24:34,340 あの時は それが正しいことだと思っていた。 280 00:24:34,340 --> 00:24:39,311 だが 君と過ごすうちに 俺は 間違いに気付いた。 281 00:24:39,311 --> 00:24:41,313 俺は 変わったんだ。 282 00:24:42,314 --> 00:24:44,283 全て 君のおかげで…。 283 00:24:48,320 --> 00:24:50,322 エルサ…。 284 00:24:50,322 --> 00:24:56,295 これからは 本当の夫婦として ずっと共にいてほしい。 285 00:24:57,329 --> 00:24:59,298 あっ…!! 286 00:25:00,332 --> 00:25:02,301 あっ! エルサ…! 287 00:25:05,337 --> 00:25:07,339 うれしいんです。 288 00:25:07,339 --> 00:25:10,309 夢じゃ… ないですよね。 289 00:25:12,311 --> 00:25:14,313 エルサ…。 290 00:25:15,314 --> 00:25:17,316 旦那さま。 291 00:25:18,317 --> 00:25:21,320 名前で呼んでほしい。 あっ…。 292 00:25:22,321 --> 00:25:24,289 ユリウスさま…。 293 00:25:24,289 --> 00:25:31,296 ♬~ 294 00:26:29,321 --> 00:26:31,290 エルサは 何を願ったんだ? 295 00:26:32,291 --> 00:26:34,293 わたくしは…。 296 00:26:38,330 --> 00:26:40,299 フフッ…。 297 00:26:40,299 --> 00:26:42,301 秘密です。 298 00:26:43,302 --> 00:26:45,304 フッ…。 299 00:26:46,305 --> 00:26:48,307 正直に言う。 300 00:26:48,307 --> 00:26:51,276 あの時 「君を愛する気はない」と言った俺が…。 301 00:26:55,314 --> 00:26:58,317 今は 君を溺愛している。 302 00:26:59,318 --> 00:27:02,321 あっ… はい! 303 00:27:02,321 --> 00:27:13,332 ♬~