1 00:00:01,184 --> 00:00:06,456 (ナレーター)秦国(しんこく)と魏国(ぎこく)との 激戦の中で 再び対峙(たいじ)した信(しん)と輪虎(りんこ) 2 00:00:07,190 --> 00:00:11,895 限界を超え 己の道を貫き通すのは 果たして どちらか 3 00:00:12,696 --> 00:00:16,400 2人の熱き思いが今 火花を散らす 4 00:00:20,804 --> 00:00:25,876 今 背負っているものの重大さが 分かっているかい? 飛信(ひしん)隊の信 5 00:00:26,977 --> 00:00:30,681 (輪虎)君が倒れれば ここの秦国軍は総崩れとなり― 6 00:00:30,814 --> 00:00:33,884 僕らは とっとと蒙驁(もうごう)を討ちに行く 7 00:00:34,218 --> 00:00:35,586 (信)ほざいてろ! 8 00:00:35,852 --> 00:00:41,358 てめえのほうこそ 俺に討たれて 中央の戦いは こっちの勝ちだ! 9 00:00:46,930 --> 00:00:47,998 ジャマが― 10 00:00:48,332 --> 00:00:49,366 消えた! 11 00:01:04,881 --> 00:01:06,283 グアッ… 12 00:01:19,463 --> 00:01:21,531 (渕(えん))信どのー! 13 00:01:21,665 --> 00:01:23,834 (尾平(びへい))信ーっ! 14 00:01:24,635 --> 00:01:27,437 (信)てめえー! 15 00:01:28,805 --> 00:01:29,840 (楚水(そすい))マズイ… 16 00:01:29,940 --> 00:01:33,810 不安定な馬上での戦いには 脚のふんばりが不可欠だ 17 00:01:35,345 --> 00:01:36,813 それを失っては― 18 00:01:37,781 --> 00:01:40,450 もはや 輪虎の剣は止められない 19 00:01:43,687 --> 00:01:44,688 ウワッ! 20 00:01:55,465 --> 00:01:57,734 これで終わりだ 21 00:02:19,423 --> 00:02:22,893 (昂(こう))信ーっ! (竜有(りゅうゆう))隊長ーっ! 22 00:02:23,493 --> 00:02:25,896 (魏良(ぎりょう))将軍! (輪虎兵)輪虎さま! 23 00:02:42,079 --> 00:02:45,082 (去亥(きょがい)) 渾身(こんしん)の一撃を止められたうえに… 24 00:02:45,382 --> 00:02:49,786 (田永(でんえい))よりによって あの脚で 地上戦に もつれ込んだら… 25 00:02:51,888 --> 00:02:52,789 (楚水)いや… 26 00:02:52,923 --> 00:02:56,993 (楚水)信どのは わざと 地上戦に持ち込んだのだ 27 00:03:07,437 --> 00:03:08,605 (輪虎)まったく 28 00:03:09,406 --> 00:03:11,875 大胆だな 君は 29 00:03:12,676 --> 00:03:18,615 馬上では不利と見て イチかバチか 地上戦に切り替えたんだろう? 30 00:03:21,618 --> 00:03:27,457 だが その判断は間違っていない あのまま続けてたら― 31 00:03:28,024 --> 00:03:31,027 すぐにでも勝負は終わってたよ 32 00:03:34,398 --> 00:03:39,136 (輪虎)…といっても 僕の 圧倒的な有利は 変わらないけどね 33 00:03:42,706 --> 00:03:47,911 そもそも その脚で 立ち上がれるのかい? 飛信隊の信 34 00:04:19,743 --> 00:04:22,078 全く問題ねえ… 35 00:04:24,614 --> 00:04:28,084 片足で戦わなきゃならねえ状況も 36 00:04:28,718 --> 00:04:31,688 きっちり 漂(ひょう)と特訓済みだ! 37 00:04:39,830 --> 00:04:42,699 ウオーッ! 信ーっ! 38 00:04:46,837 --> 00:04:49,706 (兵士たち) ウオーッ! 隊長ーっ! 39 00:04:50,473 --> 00:04:54,110 しぶとい… 一体 何なんだ? 40 00:04:54,811 --> 00:04:58,248 この異常なほどの心の強さは 41 00:04:59,649 --> 00:05:03,019 何が彼をここまで支えている? 42 00:05:03,119 --> 00:05:05,121 (鬨(とき)の声) (2人)ハッ… 43 00:05:09,259 --> 00:05:14,130 何だ? 本陣で また何かあったのか? 44 00:05:17,834 --> 00:05:22,138 すみません 殿… 少し お待ちを 45 00:05:25,809 --> 00:05:27,811 すぐに行きますよ 46 00:05:33,884 --> 00:05:35,151 (兵士)射(う)てー! 47 00:05:37,120 --> 00:05:40,857 射てー! 射ちまくれー! 48 00:05:48,231 --> 00:05:51,268 (蒙驁)応援を差し向けよ! 49 00:05:51,968 --> 00:05:55,939 (蒙驁)ワナの 周辺にいる全ての兵士を集めて― 50 00:05:56,039 --> 00:05:59,276 一気に ここで勝負を決めよ! 51 00:06:01,011 --> 00:06:02,279 必ず… 52 00:06:02,913 --> 00:06:06,249 必ず廉頗(れんぱ)をしとめるのじゃ! 53 00:06:10,220 --> 00:06:14,090 (魏兵たち)ウワーッ! 54 00:06:14,224 --> 00:06:19,596 (魏兵)廉頗将軍は どこだ? なんとしても将軍をお守りしろ! 55 00:06:19,729 --> 00:06:24,134 (魏兵)ダメだ 今は動けぬ とにかく 矢をしのがねば… 56 00:06:24,634 --> 00:06:27,003 全員 下へ潜り込め! 57 00:06:27,137 --> 00:06:31,608 骸(むくろ)の下に隠れたぞ! 投げ槍(やり) 出番だ! 58 00:06:33,243 --> 00:06:35,011 (槍の刺さる音) (魏兵たち)ウワーッ! 59 00:06:45,221 --> 00:06:46,823 廉頗は? 60 00:06:51,127 --> 00:06:54,230 どうなった? 廉頗を討ち取ったか? 61 00:06:54,831 --> 00:06:57,734 この状況では 確かなことは分からんが… 62 00:06:58,969 --> 00:07:02,606 とにかく 動く者が 1人もいなくなるまで射ち続ければ 63 00:07:02,706 --> 00:07:05,842 それで おしまいだ (兵士)射て射て! 64 00:07:09,980 --> 00:07:12,749 (廉頗)ヌオーッ! 65 00:07:12,849 --> 00:07:14,050 (兵士たち)ウワーッ! 66 00:07:15,785 --> 00:07:19,656 (兵士たち)ウワーッ! 67 00:07:19,789 --> 00:07:23,660 ヌオーッ! 68 00:07:23,793 --> 00:07:27,664 (兵士たち)ウワーッ! 69 00:07:27,797 --> 00:07:30,667 ヌオーッ! 70 00:07:30,800 --> 00:07:33,670 (兵士たち)ウワーッ! 71 00:07:33,803 --> 00:07:40,677 秦国軍の兵士どもを 1人残らず 崖の下に たたき落としてやれ! 72 00:07:44,814 --> 00:07:47,684 (兵士たち)ウワーッ! 73 00:07:50,120 --> 00:07:52,689 そんなバカな… 74 00:07:52,989 --> 00:07:57,127 (朱可) ワナを張っていた兵士たちが 全て崖の下に突き落とされたぞ! 75 00:07:57,227 --> 00:07:59,329 (馬令) 一体 どうなっておるのだ? 76 00:08:00,130 --> 00:08:03,033 (馬公) なぜ 廉頗が崖の上に現れた? 77 00:08:03,133 --> 00:08:07,070 (朱可)さっきまで あのワナに ハマって 矢を受けていたのに 78 00:08:07,671 --> 00:08:10,707 (蒙驁)いや そうではない (馬公)えっ? 79 00:08:11,207 --> 00:08:14,077 ワナの中に敵の旗が見えたので― 80 00:08:14,177 --> 00:08:18,114 廉頗も 勝手に そこにいるものと思い込んでいたが 81 00:08:18,682 --> 00:08:20,817 ワナに至るまでの道に― 82 00:08:20,917 --> 00:08:24,721 こちらから死角になる場所が なかったわけではない 83 00:08:25,055 --> 00:08:28,725 廉頗は 配下の兵士たちをふた手に分け― 84 00:08:29,259 --> 00:08:34,731 自分は 一方の兵士たちを率いて 別の道を進んだのじゃ 85 00:08:35,699 --> 00:08:37,434 そして― 86 00:08:38,201 --> 00:08:43,139 ワナの直前で そのような行動を 取ったということは… 87 00:08:43,440 --> 00:08:48,845 廉頗は この砦(とりで)の奥の手をも 読んでいたということじゃ 88 00:08:51,781 --> 00:08:54,284 (蒙驁)わしの計略が― 89 00:08:55,085 --> 00:08:57,153 通じなかった… 90 00:08:57,287 --> 00:09:01,758 (兵士たち)ウワーッ! 91 00:09:02,092 --> 00:09:06,496 お見事です 殿 (廉頗)半信半疑じゃった 92 00:09:09,232 --> 00:09:12,302 砦に迷路があると察した時点で― 93 00:09:12,402 --> 00:09:15,872 それを 動かしてくる策があると思った 94 00:09:16,239 --> 00:09:21,377 だが 敵が迷路に入ってから 道を作り替えて ワナにハメるには 95 00:09:21,478 --> 00:09:23,980 敵の動きを見定める目と― 96 00:09:24,080 --> 00:09:29,819 味方の兵を動かす時を決める 高度な戦術の目が必要じゃ 97 00:09:32,355 --> 00:09:35,458 わしでも面倒な そんな戦術を― 98 00:09:35,759 --> 00:09:40,997 あの凡庸な蒙驁が 本当に仕掛けてくるのかと疑ったが 99 00:09:41,865 --> 00:09:45,135 念のため ワナが仕掛けてありそうな所では 100 00:09:45,235 --> 00:09:47,303 対抗策を講じた 101 00:09:48,171 --> 00:09:50,373 結果は このとおりよ 102 00:09:51,374 --> 00:09:55,979 蒙驁め わしに負け続けたことを 相当 根に持って― 103 00:09:56,079 --> 00:09:58,915 念入りに準備してきたようじゃのぅ 104 00:10:00,116 --> 00:10:04,087 この砦は本当に よくできているぞ 105 00:10:05,255 --> 00:10:06,289 じゃが… 106 00:10:07,490 --> 00:10:10,059 40年がかりで考えても― 107 00:10:10,160 --> 00:10:17,000 わしと知恵比べをするには 百年早かったのぅ 蒙驁! 108 00:10:30,880 --> 00:10:33,216 (朱可)廉頗が攻め上ってくるぞ! 109 00:10:33,316 --> 00:10:36,152 (馬令) バカな! なぜ こうも簡単に… 110 00:10:36,553 --> 00:10:40,890 ワナを逃(のが)れたといっても 迷路の中には いるはずなのに… 111 00:10:41,524 --> 00:10:45,361 こちらの作戦を 逆手に取られたのじゃ 112 00:10:46,462 --> 00:10:50,900 廉頗をワナに誘い込むために 迷路を動かしたことで― 113 00:10:51,000 --> 00:10:55,205 いくつかの道は 素通りできる道となってしまった 114 00:10:56,940 --> 00:11:03,413 更に 一気に敵をたたくべく ワナの周囲に兵力を集中させたため 115 00:11:03,513 --> 00:11:06,983 守備の手薄な部分もできてしまった 116 00:11:10,420 --> 00:11:12,989 廉頗は 恐らく― 117 00:11:13,122 --> 00:11:15,992 そこをねらっていたのじゃ 118 00:11:16,559 --> 00:11:21,397 ここからは 一気に 駆け上がらせてもらうぞ 蒙驁! 119 00:11:22,165 --> 00:11:27,370 輪虎を待たせるわけには いかんからのぅ 120 00:11:32,075 --> 00:11:34,944 (兵士たち)ウワーッ! 121 00:12:01,473 --> 00:12:05,945 (廉頗)ヤーッ! (兵士たち)ウワーッ! 122 00:12:01,473 --> 00:12:06,178 (李充(りじゅう))止められぬ… 敵は もう8合目まで来ているぞ 123 00:12:06,511 --> 00:12:08,614 (馬公)殿! (馬令)廉頗が来ます! 124 00:12:09,114 --> 00:12:12,618 (蒙驁)案ずるな まだ8合目じゃ 125 00:12:12,918 --> 00:12:17,356 この山頂まで2合分 残っておる 126 00:12:20,192 --> 00:12:24,363 もはや中腹に仕掛けた迷路のような 策略はない 127 00:12:24,463 --> 00:12:29,368 基本に戻って 守備陣を整え じっくり守るだけだ 128 00:12:30,135 --> 00:12:35,907 こちらに策がなければ その分 廉頗も つきあわざるをえなくなる 129 00:12:36,008 --> 00:12:41,346 ひとつひとつ 守備陣を攻略して 上ってくるしか手がない 130 00:12:41,446 --> 00:12:44,383 (馬令) しかしながら 殿 それでも… 131 00:12:44,516 --> 00:12:49,121 (馬公)廉頗の あの勢いでは ここまで来るのは時間の問題です! 132 00:12:53,025 --> 00:12:55,594 時間の問題か… 133 00:12:57,262 --> 00:12:58,397 結構! 134 00:13:00,132 --> 00:13:05,203 それこそ正に蒙驁軍の戦い方である 135 00:13:05,337 --> 00:13:09,474 (側近たち)アア… (蒙驁)落ち着いて思い返してみよ 136 00:13:09,574 --> 00:13:15,647 この蒙驁軍は わしと2人の副将が 率いる3つの軍からなる 137 00:13:15,948 --> 00:13:20,218 それぞれの軍の役割は 単純 かつ 明快 138 00:13:20,619 --> 00:13:26,224 この本軍は 大将のわしが 討たれぬように ひたすら守り 139 00:13:26,591 --> 00:13:32,464 その間に どちらかの副将の軍が 敵の大将を討ち取る 140 00:13:32,564 --> 00:13:37,636 それが わしらが 常に勝利を収めてきた戦術じゃ 141 00:13:37,970 --> 00:13:42,274 (朱可)しかし 王翦(おうせん)は 後方の砦に足止めされ 142 00:13:42,374 --> 00:13:46,044 桓騎(かんき)に至っては いまだ行方知れずです 143 00:13:46,411 --> 00:13:50,082 味方の わしらが 見失っているということは― 144 00:13:50,182 --> 00:13:54,052 敵も 桓騎を見失っているということだ 145 00:13:54,186 --> 00:13:55,454 まさか… 146 00:13:55,587 --> 00:13:57,089 ふむ… 147 00:13:57,990 --> 00:14:03,462 その“まさか”を信じて守るのが わしの戦じゃ 148 00:14:21,013 --> 00:14:22,180 (斬る音) (魏兵)ウワッ! 149 00:14:22,514 --> 00:14:25,417 (王賁(おうほん)) 番陽(ばんよう)! 右の部隊の援護に行け 150 00:14:25,517 --> 00:14:29,588 このままでは 敵に突破されるぞ (番陽)しかし 賁さま… 151 00:14:29,721 --> 00:14:33,592 ここは俺が なんとかする 急げ! (番陽)ははっ! 152 00:14:36,528 --> 00:14:38,296 (刺す音) ウワッ! 153 00:14:40,532 --> 00:14:41,600 (斬る音) ウワッ! 154 00:14:43,635 --> 00:14:46,438 輪虎だけに 警戒が集中しないよう― 155 00:14:46,538 --> 00:14:49,708 こちらの部隊に 精鋭を集めているのだろうが… 156 00:14:54,279 --> 00:14:57,315 (蒙恬(もうてん)) 今日の魏国軍は 異常に強い… 157 00:14:59,751 --> 00:15:05,223 1人たりとも生きて帰さぬぞ! 秦国の侵略者ども! 158 00:15:05,624 --> 00:15:10,529 分かってるよ あんたらにとっても 負けられない戦だってことは 159 00:15:15,067 --> 00:15:16,835 (魏兵たち)ウワッ! 160 00:15:17,502 --> 00:15:21,473 さすがに この状況じゃ 持ち場を離れるわけには いかない 161 00:15:22,441 --> 00:15:25,343 なんとか持ちこたえてくれ 信 162 00:15:45,263 --> 00:15:46,565 ウワッ! 163 00:16:22,134 --> 00:16:26,805 ダメだ… もう限界だ! (慶(けい))信を助けに行くぞ! 164 00:16:28,707 --> 00:16:31,810 (楚水)待て! (尾平)あっ… 楚水副長 165 00:16:32,144 --> 00:16:35,280 ここで我々が手を出せば 信どのは 166 00:16:35,380 --> 00:16:39,818 一騎打ちで劣勢になったところを 部下に助けられたことになる 167 00:16:40,785 --> 00:16:44,222 それは 天下の大将軍を 目指す信どのにとっては― 168 00:16:44,322 --> 00:16:47,425 一生 消すことのできぬ汚点に なりかねないのだ 169 00:16:47,726 --> 00:16:51,229 だからって ここで死んじまったら何もかもが… 170 00:16:51,363 --> 00:16:52,631 死にはせぬ! 171 00:16:53,665 --> 00:16:57,402 我らの隊長は 死にはせぬ! 172 00:17:00,939 --> 00:17:02,641 渕さん… 173 00:17:19,758 --> 00:17:23,895 (信)一瞬だ… 一瞬でいい 174 00:17:30,202 --> 00:17:34,873 輪虎が隙を見せたら その一瞬で… 175 00:17:36,241 --> 00:17:37,442 しとめる! 176 00:17:51,623 --> 00:17:54,559 (魏良) 分かっておる… 武将にとって― 177 00:17:54,659 --> 00:17:58,997 一騎打ちが どれほど重いものか 十分 分かっておる! 178 00:18:01,399 --> 00:18:06,004 だが今は それより重大なものを 我々は抱えておる! 179 00:18:07,439 --> 00:18:09,975 お許しを 輪虎どの! 180 00:18:10,642 --> 00:18:12,410 (輪虎兵)魏良どの! 181 00:18:12,544 --> 00:18:18,316 あとで貴殿に斬られても文句はない 我らは負けるわけにはいかぬのだ! 182 00:18:19,351 --> 00:18:20,619 絶対に! 183 00:18:20,885 --> 00:18:21,753 なに! 184 00:18:22,854 --> 00:18:26,424 あの小僧の目は死んでいない こいつは― 185 00:18:26,825 --> 00:18:27,993 危険だ! 186 00:18:28,660 --> 00:18:30,629 信どのー! 187 00:18:38,770 --> 00:18:42,641 ジャマするな 秦国の犬がー! 188 00:18:43,675 --> 00:18:45,343 (斬る音) (魏良)ウワッ! 189 00:18:56,888 --> 00:19:00,659 (ナレーター)そこからは 正に 刹那の出来事であった 190 00:19:14,005 --> 00:19:19,844 それは 郭備(かくび)の敵(かたき)を目の前にした 抑え難き衝動だったのか 191 00:19:21,046 --> 00:19:25,383 または 楚水本人の自己防衛本能だったのか 192 00:19:26,551 --> 00:19:31,389 とにかく 瞬間的に 湧き起こった楚水の強烈な殺意が 193 00:19:32,424 --> 00:19:34,426 輪虎に向かったのだ 194 00:19:36,795 --> 00:19:40,065 輪虎は反射的に それを斬った 195 00:19:41,866 --> 00:19:46,604 そして 己への注意が 外れた まばたきほどの瞬間を… 196 00:20:04,756 --> 00:20:07,625 手応えは あった 197 00:20:14,766 --> 00:20:19,037 (輪虎兵) そんなバカな あの輪虎さまが… 198 00:20:19,371 --> 00:20:21,639 信ーっ! 199 00:20:27,445 --> 00:20:29,547 グアッ… (輪虎)ウッ… 200 00:20:30,749 --> 00:20:34,452 あの野郎 まだ… (昂)大丈夫か? 信! 201 00:20:34,819 --> 00:20:38,456 騒ぐな! 最後の あがきってやつだ 202 00:20:39,624 --> 00:20:41,459 こいつは もう― 203 00:20:41,893 --> 00:20:43,661 立ち上がれねえ 204 00:20:43,928 --> 00:20:47,165 立ち上がれるはず… が… 205 00:20:57,008 --> 00:21:00,078 立った あの傷で… 206 00:21:00,178 --> 00:21:04,182 マジでバケモノか? あいつ 207 00:21:11,556 --> 00:21:14,592 輪虎 てめえ… 208 00:21:15,460 --> 00:21:18,997 殿が… 待っている 209 00:21:20,198 --> 00:21:24,669 こんな所で負けられない