1 00:00:33,727 --> 00:00:37,731 ♪♪~(オープニングテーマ「GLORY DAYS」) 2 00:00:37,731 --> 00:00:44,054 ♪♪「さぁ 夜が明けた今 旅立ちの時」 3 00:00:44,054 --> 00:00:49,726 ♪♪「笑顔 勇気 突っ走ってくぜ GLORY DAYS!」 4 00:00:49,726 --> 00:00:52,012 ♪♪「You ready or not Ready or not Go!!!」 5 00:00:52,012 --> 00:00:54,564 ♪♪「引き返せない旅は ノンフィクション」 6 00:00:54,564 --> 00:00:57,050 ♪♪「You ready or not Ready or not Go!!!」 7 00:00:57,050 --> 00:00:59,886 ♪♪「待ったなし本番 よーいアクション」 8 00:00:59,886 --> 00:01:05,392 ♪♪「風に吹かれ戸惑う事も 涙に暮れる夜だって」 9 00:01:05,392 --> 00:01:10,480 ♪♪「それはそれできっと 悪い事じゃない(悪くない)」 10 00:01:10,480 --> 00:01:13,133 ♪♪「まるでバネの 力みたいに」 11 00:01:13,133 --> 00:01:16,186 ♪♪「深く沈めば 沈むほど」 12 00:01:16,186 --> 00:01:19,823 ♪♪「高く飛べるんだ」 13 00:01:19,823 --> 00:01:30,267 ♪♪「はるか先へと向かい 地平線を 目指そう Rising sun」 14 00:01:30,267 --> 00:01:35,789 ♪♪「あの朝日に 手をかざして」 15 00:01:35,789 --> 00:01:41,795 ♪♪「同じ想いが呼んだ この出会い」 16 00:01:41,795 --> 00:01:45,999 ♪♪「もう一人じゃないね」 17 00:01:45,999 --> 00:01:52,389 ♪♪「だから僕達は今 輝きの旅」 18 00:01:52,389 --> 00:01:59,689 ♪♪「笑顔 勇気 突っ走ってくぜ GLORY DAYS!」 19 00:02:02,282 --> 00:02:07,621 大将軍への道を目指す信が 若き好敵手 王賁や蒙恬達と→ 20 00:02:07,621 --> 00:02:12,058 戦場で 切磋琢磨し 躍動していた そのころ→ 21 00:02:12,058 --> 00:02:16,446 王都 咸陽では 異常な事態が起きていた。 22 00:02:16,446 --> 00:02:18,615 禁断の地 後宮からの使者が→ 23 00:02:18,615 --> 00:02:23,720 玉璽の複製によって 封緘された 書簡をもたらしたのだ。 24 00:02:23,720 --> 00:02:27,791 それは 大王派が 呂不韋派の猛威に窮する中→ 25 00:02:27,791 --> 00:02:32,129 政の実の母 太后が 更なる 第三の勢力として→ 26 00:02:32,129 --> 00:02:35,829 名乗りを上げたに等しい 出来事であった! 27 00:02:37,717 --> 00:02:40,720 (壁)後宮が 第三の勢力!?→ 28 00:02:40,720 --> 00:02:44,124 だとしたら 話が早いではありませんか!→ 29 00:02:44,124 --> 00:02:47,944 大王様の お母上であらせられる 太后様ならば→ 30 00:02:47,944 --> 00:02:51,715 こちらが お頼み申し上げれば 必ずや 味方に…。 31 00:02:51,715 --> 00:02:57,070 (昌文君)そう簡単にいくのなら 初めから そうしておる…。 32 00:02:57,070 --> 00:02:59,623 殿。 それは 一体…。 33 00:02:59,623 --> 00:03:01,858 (嬴政)壁…。 あっ!? は! 34 00:03:01,858 --> 00:03:07,564 事は… そう単純ではないのだ。 35 00:03:07,564 --> 00:03:10,784 俺と母上の間柄は…。 36 00:03:10,784 --> 00:03:20,794  回想  ≪(男女の笑い声) 37 00:03:20,794 --> 00:03:23,580 母上…。 38 00:03:23,580 --> 00:03:25,580 うっ! わっ! 39 00:03:27,534 --> 00:03:30,437 うぅ…! 40 00:03:30,437 --> 00:03:34,524 (太后)入ってくるんじゃないよ! 41 00:03:34,524 --> 00:03:41,024 ♪♪~ 42 00:03:53,460 --> 00:03:55,729 (太后)フッ…。 オイ。 43 00:03:55,729 --> 00:03:57,729 (宦官)ハ。 44 00:04:03,720 --> 00:04:08,720 皆の者 苦しゅうない 面を上げよ。 45 00:04:13,780 --> 00:04:17,780 これが太后 政の母である。 46 00:04:20,787 --> 00:04:26,576 後に言う 傾国… すなわち 時の君主が心奪われ→ 47 00:04:26,576 --> 00:04:30,830 国を危うくするほどの 美女であった。 48 00:04:30,830 --> 00:04:36,453 太后は歳をとらぬと 噂が立つほど その姿は 若々しく→ 49 00:04:36,453 --> 00:04:40,753 誰にも かなわぬ 独特の妖艶さをまとっていた。 50 00:04:42,726 --> 00:04:47,781 (向)大王様の お母様…  心の声  本当に お美しい お方だ…。→ 51 00:04:47,781 --> 00:04:52,285 でも… 何だろう? 大変 失礼だけど…→ 52 00:04:52,285 --> 00:04:55,789 いつ拝見しても なぜか 太后様からは→ 53 00:04:55,789 --> 00:05:00,794 人の温もりみたいなものが 感じられない…。→ 54 00:05:00,794 --> 00:05:06,399 だから… ここにいる 宮女 全員が あんなに お美しい 太后様を→ 55 00:05:06,399 --> 00:05:11,221 心の底から… 恐れている…。 56 00:05:11,221 --> 00:05:16,226 あの後宮を これまで我々が 取り込もうと動かなかったのは→ 57 00:05:16,226 --> 00:05:20,230 太后の勢力を 政に近づけぬためだ。→ 58 00:05:20,230 --> 00:05:24,784 夏の末喜 商の妲己 周の褒姒→ 59 00:05:24,784 --> 00:05:27,921 いずれも 太后ではなく 王妃ではあったが→ 60 00:05:27,921 --> 00:05:34,194 朝廷に悪影響を与えた事で 時の 王朝は滅んだと言われている。→ 61 00:05:34,194 --> 00:05:40,617 政の素人である女人が 朝廷に絡むと 凶事が起こる…。→ 62 00:05:40,617 --> 00:05:47,057 おまけに後宮は 太后に悪賢く媚び へつらう宦官どもの巣窟である。→ 63 00:05:47,057 --> 00:05:52,562 太后を抱き込めば おのずと 奴らも付いてくる。→ 64 00:05:52,562 --> 00:05:57,317 そのうえ 後宮は 特別な 治外法権で守られている。→ 65 00:05:57,317 --> 00:06:01,454 ひとたび 政の力を与えれば 制御は難しい。→ 66 00:06:01,454 --> 00:06:03,390 だから あの呂不韋でさえ→ 67 00:06:03,390 --> 00:06:06,393 これまで あそこには 手を出さなかったのだ。 68 00:06:06,393 --> 00:06:10,113 (肆氏)太后様も これまでは 政治には 無関心で→ 69 00:06:10,113 --> 00:06:13,983 大王様と呂氏派の争いにも 沈黙されていた。→ 70 00:06:13,983 --> 00:06:17,253 だが これを送ってきた という事は→ 71 00:06:17,253 --> 00:06:21,725 なにがしかの態度の表れかと 推察される…。 72 00:06:21,725 --> 00:06:24,725 一体 そこには 何が…? 73 00:06:33,787 --> 00:06:36,056 封を解いてみよ 肆氏。 74 00:06:36,056 --> 00:06:38,992 はっ!? おぉ…。 75 00:06:38,992 --> 00:06:47,450 ♪♪~ 76 00:06:47,450 --> 00:06:49,402 ん…。 ♪♪~ 77 00:06:49,402 --> 00:07:09,989 ♪♪~ 78 00:07:09,989 --> 00:07:12,008 ハッ…! 79 00:07:12,008 --> 00:07:15,061 こ… これは…! 80 00:07:15,061 --> 00:07:17,864 (若い娘)きゃは~! ははは…! (呂不韋)は~っ ははは…! 81 00:07:17,864 --> 00:07:20,850 (呂不韋)ほうれ! ムニュムニュ~! (若い娘)あはは…! 82 00:07:20,850 --> 00:07:23,052 (李斯)丞相様。→ (呂不韋)ん? 83 00:07:23,052 --> 00:07:27,991 少々 奇妙な報告が 入りました。 何かな? 84 00:07:27,991 --> 00:07:33,730 昨日 肆氏の元を 後宮の使者が訪れたと…。 85 00:07:33,730 --> 00:07:36,433 まことか? (李斯)ハ! 86 00:07:36,433 --> 00:07:39,119 (呂不韋)詳しく調べよ。→ (李斯)ハ!→ 87 00:07:39,119 --> 00:07:43,319 双方の監視を強めるのを 忘れるな。 ハハッ! 88 00:07:46,226 --> 00:07:49,295 (呂不韋)後宮か…。 ん? 89 00:07:49,295 --> 00:07:54,284 厄介な所が 動き出したのォ…。 90 00:07:54,284 --> 00:07:57,520 (壁)肆氏! 太后様は何と!? 91 00:07:57,520 --> 00:08:01,574 はっ… 白紙です!→ 92 00:08:01,574 --> 00:08:03,560 何も書かれておりませぬ! 93 00:08:03,560 --> 00:08:06,729 (一同)何ィ~! 94 00:08:06,729 --> 00:08:11,718 (壁)こ… これは 一体…!? どういう意味だ…!? 95 00:08:11,718 --> 00:08:14,354 (昌文君)ただの悪ふざけ とも取れるし…→ 96 00:08:14,354 --> 00:08:20,093 大王派と呂氏派の どちらにつくか 決めかねているともとれる。 あ! 97 00:08:20,093 --> 00:08:24,948 大王様 私も昌文君と 同じ意見です。 98 00:08:24,948 --> 00:08:28,718 今の所 中立という意味 ではないでしょうか。 99 00:08:28,718 --> 00:08:35,792 あの人の胸の内は 我々には そう 易々と推し量れぬ…。→ 100 00:08:35,792 --> 00:08:39,796 俺も その白紙は 中立の意味かと思うが→ 101 00:08:39,796 --> 00:08:43,783 全く別の意味があるようにも 感じる…。 102 00:08:43,783 --> 00:08:47,283 計り知れぬのだ… あの人は…。 103 00:09:01,784 --> 00:09:03,784 あ~ん。 104 00:09:05,722 --> 00:09:10,293 今頃 きっと 騒いでいるだろうねぇ…。 105 00:09:10,293 --> 00:09:16,282 どうして 私が あんな事をするに 至ったか 分かるかい? 趙高。 106 00:09:16,282 --> 00:09:18,785 (趙高)いえ…。 だろうねェ。 107 00:09:18,785 --> 00:09:22,455 私ですら 分からないんだから…。 108 00:09:22,455 --> 00:09:24,557 おい。 (毒味役)あっ ハッ! 109 00:09:24,557 --> 00:09:30,013 次は お前が 毒味で くわえたのを そのまま…。 110 00:09:30,013 --> 00:09:32,065 アハハハ…。 111 00:09:32,065 --> 00:09:34,050 し しかし…。 112 00:09:34,050 --> 00:09:38,488 ん…!? 早くおし。 113 00:09:38,488 --> 00:09:40,488 あぁぁ…! ハッ! 114 00:09:46,779 --> 00:09:48,779 (太后)う~ん。 115 00:09:54,787 --> 00:09:59,187 この先 どんな流れになるのか… 楽しみだよ。 116 00:10:01,794 --> 00:10:06,794  回想  117 00:10:11,738 --> 00:10:25,718 ♪♪~ 118 00:10:25,718 --> 00:10:27,720 うっ! 119 00:10:27,720 --> 00:10:31,520 (遠ざかる足音) 120 00:10:33,593 --> 00:10:36,729 (太后)あのギラついた… 嫌な目のガキは→ 121 00:10:36,729 --> 00:10:40,116 一体 どんな男になったかねェ…。 122 00:10:40,116 --> 00:10:46,389 この書簡で 今 重きを置くべきは 「印」。 123 00:10:46,389 --> 00:10:48,391 わざわざ 国王印の複製を押して→ 124 00:10:48,391 --> 00:10:51,377 送ってきたところの意図は 分かりやすい。 125 00:10:51,377 --> 00:10:54,781 こちらが 当然 放っておけぬと承知のうえで→ 126 00:10:54,781 --> 00:10:56,783 向こうは 送りつけた…。 127 00:10:56,783 --> 00:11:01,721 つまり 「朝廷は 後宮勢力に目を向けよ」と。 128 00:11:01,721 --> 00:11:03,723 間違いないだろう。 129 00:11:03,723 --> 00:11:07,794 ん…。 (肆氏) 大王様。 ご存じと思いますが→ 130 00:11:07,794 --> 00:11:14,617 太后様の下 後宮を仕切る三侍女の 後ろに 三大宮家があります。→ 131 00:11:14,617 --> 00:11:22,225 氾家 介家 了家。 古きより 陰で 後宮を支える実力者達です。→ 132 00:11:22,225 --> 00:11:27,230 我らとは また 系統の異なる 力を持つ 彼らですが→ 133 00:11:27,230 --> 00:11:32,719 もし味方につけるなら 呂氏派との 勢力図は 五分に近づけます。 134 00:11:32,719 --> 00:11:38,458 しかし… 逆に 彼らが 呂氏側に付くような事があれば→ 135 00:11:38,458 --> 00:11:41,627 我々に抗う手は 皆無となりましょう! 136 00:11:41,627 --> 00:11:43,780 (一同)おぉぉ! 137 00:11:43,780 --> 00:11:47,050 (肆氏)どちらにせよ 避けては通れぬ相手。→ 138 00:11:47,050 --> 00:11:51,187 この機に 腹を据えて 彼らを 取り込みにかかるべきかと。 139 00:11:51,187 --> 00:11:54,791 (昌文君)わしは反対だ! (一同)おおっ!? 殿!? 140 00:11:54,791 --> 00:11:58,561 大王様の前で 口にするのは 心苦しいですが→ 141 00:11:58,561 --> 00:12:01,280 無礼を承知で 言わせてもらいます…。 142 00:12:01,280 --> 00:12:04,484 太后様は 猛毒です! (一同)おおぉ! 143 00:12:04,484 --> 00:12:08,554 (昌文君)確かに 三大宮家の力は 絶大ですが→ 144 00:12:08,554 --> 00:12:13,626 彼らこそ 現在 太后様の手足となる毒の牙!→ 145 00:12:13,626 --> 00:12:18,231 単純な足し算なら 勢力は 増大すると考えられますが→ 146 00:12:18,231 --> 00:12:21,951 彼らと組んで 果たして 本当に 一丸となり→ 147 00:12:21,951 --> 00:12:25,388 呂氏派と戦う勢力になれるかは 疑問です。 148 00:12:25,388 --> 00:12:27,390 (肆氏の部下A)では どうするというのだ!?→ 149 00:12:27,390 --> 00:12:30,126 このまま無視して 呂氏派に流れたら 一大事だぞ! 150 00:12:30,126 --> 00:12:32,779 (壁)何も 無視するとは 言っていない!→ 151 00:12:32,779 --> 00:12:37,383 殿は「軽々しく後宮と手を組むのは 危険」と言っておられるのだ。 152 00:12:37,383 --> 00:12:41,683 (肆氏の部下B)だが この書簡が 来た以上 我らは 何らかの…。 153 00:12:53,716 --> 00:12:57,737 あ… あ あの…。 154 00:12:57,737 --> 00:12:59,722 ん? 155 00:12:59,722 --> 00:13:03,626 今日は お疲れですか? なぜだ? 156 00:13:03,626 --> 00:13:08,731 あ… いえ… いつもと ご様子が違う気がしたので…。 157 00:13:08,731 --> 00:13:12,718 向は よく見てくれて いるのだな 俺の事を…。 158 00:13:12,718 --> 00:13:15,421 いっ いえ! そっ そんな…。 159 00:13:15,421 --> 00:13:18,925 今夜は 読むのは やめにしよう。 160 00:13:18,925 --> 00:13:23,729 向 いつも隣で じっとしているだけで悪かったな。 161 00:13:23,729 --> 00:13:25,932 い いえっ! めっそうも…。 162 00:13:25,932 --> 00:13:29,619  心の声  (向)あああ…。 いっ いよいよなのかな…。→ 163 00:13:29,619 --> 00:13:32,221 いよいよ 私 大王様と…。→ 164 00:13:32,221 --> 00:13:35,792 ひぇ~ん… 陽ちゃん うまくいくように 祈ってて…。 165 00:13:35,792 --> 00:13:37,794 話し相手をしてくれるか? 166 00:13:37,794 --> 00:13:40,363 えっ…!? え? 167 00:13:40,363 --> 00:13:43,182 お前の母親は どんなだった? 168 00:13:43,182 --> 00:13:47,553 (向)私の… 母… ですか? 169 00:13:47,553 --> 00:13:52,792 ああ。 聞かせてくれ。 あ… そうですね…。 170 00:13:52,792 --> 00:13:57,563 私は 貧しい商家の出で 母も小さな体で→ 171 00:13:57,563 --> 00:14:01,551 毎日 汗だくになって 店を 切り盛りする おばさんです。→ 172 00:14:01,551 --> 00:14:06,622 そそっかしくて お人好しで… 全然 美人でもありません。 173 00:14:06,622 --> 00:14:09,325 そんな母親を お前は好きか? 174 00:14:09,325 --> 00:14:14,564 はい。 顔を見ると 小言ばかりの母ですけど→ 175 00:14:14,564 --> 00:14:18,284 後宮に お仕えして めったに会えなくなってからは→ 176 00:14:18,284 --> 00:14:21,053 そんな小言も 何だか うれしいんです。 177 00:14:21,053 --> 00:14:26,309 そうか…。 いいものだな そんな関係は…。 178 00:14:26,309 --> 00:14:29,562 あ…。 179 00:14:29,562 --> 00:14:33,716 大王様の お母様は 本当に お美しい方です。 180 00:14:33,716 --> 00:14:37,119 でも…。 ん? ああっ! いえ…! 181 00:14:37,119 --> 00:14:41,224 そうか 向は 母に会っているのだな…。 182 00:14:41,224 --> 00:14:44,727 お元気か? 母 太后は。 (向)はい。→ 183 00:14:44,727 --> 00:14:47,630 お会いになって らっしゃらないのですか? 184 00:14:47,630 --> 00:14:50,566 ああ。 もう随分 会っていない。 185 00:14:50,566 --> 00:14:52,618 どうしてですか? 186 00:14:52,618 --> 00:14:57,056 大王様と太后様なら いつでも お会いになれるのでは…? 187 00:14:57,056 --> 00:15:02,228 …普通の王と太后ならば そうだろう。 188 00:15:02,228 --> 00:15:05,064 だが 俺と母は そうじゃない。 189 00:15:05,064 --> 00:15:09,764 そんな事すら 難しい関係なのだ…。 え…? 190 00:15:12,588 --> 00:15:17,793 (鳥のさえずり) 191 00:15:17,793 --> 00:15:21,293 (馬車が走る音) ん? 192 00:15:26,202 --> 00:15:28,187 大王様…。 193 00:15:28,187 --> 00:15:32,959 何ィ!? 大王様が後宮に!?→ 194 00:15:32,959 --> 00:15:37,230 た… 太后様に 直接 お会いに行かれたのか! 195 00:15:37,230 --> 00:15:41,717 お前にすら 相談せず 動かれていたとは 意外だった。 196 00:15:41,717 --> 00:15:44,320 (昌文君)うぉぉ…。 (壁)殿…。 197 00:15:44,320 --> 00:15:50,793 い… いや これは もはや 大王様と太后様 お二人の問題だ。 198 00:15:50,793 --> 00:15:54,397 殿 一つだけ お教えを…。→ 199 00:15:54,397 --> 00:15:57,450 そもそも なぜ 母上である太后様が→ 200 00:15:57,450 --> 00:16:00,786 大王様を お助けになられぬのですか?→ 201 00:16:00,786 --> 00:16:04,123 あの お二人の間には 一体 何が? 202 00:16:04,123 --> 00:16:09,228 あの お二人の間には 趙国の王都 邯鄲において→ 203 00:16:09,228 --> 00:16:12,715 人質だった時の 思い出しかない…。→ 204 00:16:12,715 --> 00:16:17,253 つまり… 「闇」しかないのだ。 205 00:16:17,253 --> 00:16:22,758 大王様が 9歳まで 趙国に お住まいだった事は知っています。 206 00:16:22,758 --> 00:16:26,779 長平の戦いの仇敵 秦国の王子として→ 207 00:16:26,779 --> 00:16:30,549 日々 侮辱と 虐待を受けていた事も…! 208 00:16:30,549 --> 00:16:35,688 ならば なおさら 母親として 守り慈しむ立場だったのでは!? 209 00:16:35,688 --> 00:16:41,093 太后様が受けられた苦痛は それ以上だったのだ。 はっ! 210 00:16:41,093 --> 00:16:45,398 (昌文君)夫である 荘襄王が 秦国に脱出され→ 211 00:16:45,398 --> 00:16:52,121 孤立無援となった太后様は 周りの者 全てを憎悪した…。→ 212 00:16:52,121 --> 00:16:54,790 本当に 全ての者を…!→ 213 00:16:54,790 --> 00:16:58,227 人々の仕打ちに すさみきった 太后様は→ 214 00:16:58,227 --> 00:17:02,231 ついに 心の糸が切れた…。→ 215 00:17:02,231 --> 00:17:06,736 そして… ついに…→ 216 00:17:06,736 --> 00:17:10,790 我が子にまで 手を掛けたのだ…! 217 00:17:10,790 --> 00:17:14,690  回想  (太后)政… 政… 死ね…。 218 00:17:18,581 --> 00:17:21,050 そんな ばかな! 219 00:17:21,050 --> 00:17:25,054 実の母親が 我が子を 殺めるなんて… そんな! 220 00:17:25,054 --> 00:17:28,457 それでは あまりに大王様が…。 221 00:17:28,457 --> 00:17:34,780 そんな厳しい幼少期を送りながら 大王様は よく立ち直られたな…。 222 00:17:34,780 --> 00:17:39,485 大王様を 命懸けで 闇から救い出した女がいた…。 223 00:17:39,485 --> 00:17:41,487 彼女が いなければ→ 224 00:17:41,487 --> 00:17:46,559 大王様は いまだ 闇の中に いたままだったかもしれない。→ 225 00:17:46,559 --> 00:17:50,613 しかし… 今の大王様でも→ 226 00:17:50,613 --> 00:17:55,418 太后様との関係には 大きく影を落とされたままだ。→ 227 00:17:55,418 --> 00:17:59,221 そんな お二人が 直接 顔を合わせる。→ 228 00:17:59,221 --> 00:18:04,221 正直… 会談が どこへ向かうのか 見当もつかぬ…。 229 00:18:09,231 --> 00:18:12,284 (太后)フフッ…。 どうした 政? 230 00:18:12,284 --> 00:18:16,405 久しぶりに会ったのだ もっと近くへ来ぬか。 231 00:18:16,405 --> 00:18:19,792 それとも この母が怖いとでも? 232 00:18:19,792 --> 00:18:21,792 いえ…。 233 00:18:26,449 --> 00:18:28,749 もっと近くへ…。 234 00:18:33,222 --> 00:18:35,222 もっと…。 235 00:18:38,227 --> 00:18:40,227 もっと…! 236 00:18:42,164 --> 00:18:44,784 (足音) 237 00:18:44,784 --> 00:18:46,786 (太后)もっと! 238 00:18:46,786 --> 00:18:49,722 (足音) 239 00:18:49,722 --> 00:18:51,722 フン。 240 00:18:54,160 --> 00:18:58,297 へぇ…。 さすがに 私の息子だねぇ。 241 00:18:58,297 --> 00:19:05,287 ちょっと見ない間に 随分と いい男になったじゃないか… 政。 242 00:19:05,287 --> 00:19:08,724 母上も… お変わりなく。 243 00:19:08,724 --> 00:19:12,228 フン… フッフフフ…。 244 00:19:12,228 --> 00:19:17,416 しかし お前から この私に 会いに来る事があるなんてねェ…。 245 00:19:17,416 --> 00:19:22,855 あんたの思い描いたとおりに なったねェ 趙高。 うっ! 246 00:19:22,855 --> 00:19:25,524 (趙高)いっ いえ めっそうも…。  心の声  趙高…。 247 00:19:25,524 --> 00:19:29,111 で? 何の用だい? 政。 248 00:19:29,111 --> 00:19:33,282 おとぼけは おやめ下さい 母上。 ん? 249 00:19:33,282 --> 00:19:36,785 玉璽の複製を 頂きに上がりました。 250 00:19:36,785 --> 00:19:40,222 お戯れにしては 度が過ぎております。 251 00:19:40,222 --> 00:19:45,161 この事が 明るみに出れば 母上は 国家反逆罪に問われます。 252 00:19:45,161 --> 00:19:49,498 国家反逆罪… それは大変だねえ…。 253 00:19:49,498 --> 00:19:53,786 しかし 私達2人の間で 国家反逆罪なんて→ 254 00:19:53,786 --> 00:19:58,290 言葉が出るなんて おかしいと思わないかい。→ 255 00:19:58,290 --> 00:20:03,913 趙で 一緒に あんな生活を していた 私達の間でさ。 256 00:20:03,913 --> 00:20:08,050 お前と私が 邯鄲にいた頃→ 257 00:20:08,050 --> 00:20:12,488 私達への攻撃は 想像を絶するものだった。→ 258 00:20:12,488 --> 00:20:14,990 金の工面の当てもなく→ 259 00:20:14,990 --> 00:20:18,060 2人とも その身を汚しながら 食いつないだ。→ 260 00:20:18,060 --> 00:20:20,396 文字どおり 身を汚しながらね。 261 00:20:20,396 --> 00:20:23,499 地べたを這いずるとは まさに あの事だよ。 262 00:20:23,499 --> 00:20:27,286 だが そんな2人が 今は どうだい? 263 00:20:27,286 --> 00:20:31,790 お前は 大秦国の大王で 私は太后。 264 00:20:31,790 --> 00:20:35,895 形式上 この秦国では 私達の上に立つ人間は→ 265 00:20:35,895 --> 00:20:39,999 一人もいないという 最上の位置にある。 266 00:20:39,999 --> 00:20:45,054 なんという 運命の いたずらだろうねェ。→ 267 00:20:45,054 --> 00:20:50,609 どっかの学者が 「運命は天が 定めしもの」とか言ってたけど→ 268 00:20:50,609 --> 00:20:53,162 それが もし 本当なら→ 269 00:20:53,162 --> 00:20:55,164 フンッ…。 270 00:20:55,164 --> 00:20:59,852 呪いの限り 天を 切り裂いてやりたい気分だよ!→ 271 00:20:59,852 --> 00:21:03,455 フッ… フフフフ。→ 272 00:21:03,455 --> 00:21:07,359 お前も 同じ気持ちなんだろォ? 政。 273 00:21:07,359 --> 00:21:10,296 教えてやろうか 趙高。 274 00:21:10,296 --> 00:21:13,616 私達親子が 互いに 会おうとしないのは→ 275 00:21:13,616 --> 00:21:17,720 あの地獄の日々を 思い出したくないからさ。→ 276 00:21:17,720 --> 00:21:19,722 ねぇ? 政。 277 00:21:19,722 --> 00:21:23,292 玉璽の複製を お返し下さい 母上。 278 00:21:23,292 --> 00:21:28,063 フン。 玉璽か…。 あんなオモチャ どうでも いいよ。 279 00:21:28,063 --> 00:21:31,550 欲しけりゃ 帰りに 宦官どもから受け取りな。 280 00:21:31,550 --> 00:21:36,555 どういう事なのですか 母上? なぜ 急に あんな事を…。 281 00:21:36,555 --> 00:21:38,724 あ~ 別に…。 282 00:21:38,724 --> 00:21:43,224 ただ 久しぶりに お前の顔が 見たくなっただけだよ…。 283 00:21:45,264 --> 00:21:47,266 それでは失礼します。 284 00:21:47,266 --> 00:21:49,351 もう帰るのかい? 285 00:21:49,351 --> 00:21:51,353 てっきり 何か 私に→ 286 00:21:51,353 --> 00:21:55,357 お願い事をしに来たのかと 思っていたけど…。 287 00:21:55,357 --> 00:22:00,779 いえ…。 とても聞き入れてもらえ そうにないので やめておきます。 288 00:22:00,779 --> 00:22:05,551 おやおや まだ 何も 聞いていないのに 随分だね。 289 00:22:05,551 --> 00:22:11,073 それとも何かい。 駄目な母親に 頭は下げられないのかい? 290 00:22:11,073 --> 00:22:14,727 フン やってみなよ。→ 291 00:22:14,727 --> 00:22:17,863 趙から秦へ移って9年。→ 292 00:22:17,863 --> 00:22:22,363 少しは 何かが 変わってるかもしれないよ。 293 00:22:26,722 --> 00:22:29,291 (鳥の鳴き声) 294 00:22:29,291 --> 00:22:32,728 自信の不甲斐なさから 王という身でありながら→ 295 00:22:32,728 --> 00:22:35,781 実権は 呂不韋丞相の 元にあります。 296 00:22:35,781 --> 00:22:38,784 今 まさに その勢力と 争っていますが→ 297 00:22:38,784 --> 00:22:41,453 苦戦が続いております…。 298 00:22:41,453 --> 00:22:47,242 どうか 後宮勢力の力を 私に お貸し下さい 母上。 299 00:22:47,242 --> 00:22:54,717 ♪♪~ 300 00:22:54,717 --> 00:22:58,120 フン… 相分かった。→ 301 00:22:58,120 --> 00:23:00,923 もう 下がってよいぞ。→ 302 00:23:00,923 --> 00:23:05,823 追って返事を送る故 楽しみにしておれ。 303 00:23:12,384 --> 00:23:17,339 あ… ん… ん! 304 00:23:17,339 --> 00:23:20,526 あの… 聞いても よろしいですか? 305 00:23:20,526 --> 00:23:22,795 何だ? 306 00:23:22,795 --> 00:23:25,247 (向)お噂を 耳にしただけですが→ 307 00:23:25,247 --> 00:23:30,252 大王様には 恩人がおられると…。 恩人…? 308 00:23:30,252 --> 00:23:33,956 確か… 「ヒカさん」とか おっしゃる…。 309 00:23:33,956 --> 00:23:37,176 ん…! あ…。 310 00:23:37,176 --> 00:23:46,785 ♪♪~ 311 00:23:46,785 --> 00:23:56,729 ♪♪~(エンディングテーマ「21」) 312 00:23:56,729 --> 00:24:13,445 ♪♪~ 313 00:24:13,445 --> 00:24:16,448 ♪♪「君はどう思うだろう?」 314 00:24:16,448 --> 00:24:19,618 ♪♪「空に溶けた声を」 315 00:24:19,618 --> 00:24:25,557 ♪♪「剥がれて消える理由を」 316 00:24:25,557 --> 00:24:31,580 ♪♪「たった一言の それくらいなんだとして」 317 00:24:31,580 --> 00:24:37,252 ♪♪「どんな言葉を選ぶだろう?」 318 00:24:37,252 --> 00:24:40,572 ♪♪「息を止めて確かめて」 319 00:24:40,572 --> 00:24:43,625 ♪♪「鼓動は待ちきれない」 320 00:24:43,625 --> 00:24:49,598 ♪♪「手を離せば 今以上を求めてしまうさ」 321 00:24:49,598 --> 00:24:53,285 ♪♪「止まることを許さないように」 322 00:24:53,285 --> 00:24:55,721 ♪♪「繰り返してるのは」 323 00:24:55,721 --> 00:25:00,459 ♪♪「まだ答えを探してるから」 324 00:25:00,459 --> 00:25:05,180 ♪♪「聞かせてほしい」 325 00:25:05,180 --> 00:25:10,953 ♪♪「空に溶けて しまう前に」 326 00:25:10,953 --> 00:25:14,253 ♪♪~