1 00:00:33,519 --> 00:00:37,456 ♬~(オープニングテーマ「GLORY DAYS」) 2 00:00:37,456 --> 00:00:43,930 ♬「さぁ 夜が明けた今 旅立ちの時」 3 00:00:43,930 --> 00:00:49,602 ♬「笑顔 勇気 突っ走ってくぜ GLORY DAYS!」 4 00:00:49,602 --> 00:00:51,671 ♬「You ready or not Ready or not Go!!!」 5 00:00:51,671 --> 00:00:54,440 ♬「引き返せない旅は ノンフィクション」 6 00:00:54,440 --> 00:00:56,943 ♬「You ready or not Ready or not Go!!!」 7 00:00:56,943 --> 00:00:59,712 ♬「待ったなし本番 よーいアクション」 8 00:00:59,712 --> 00:01:05,218 ♬「風に吹かれ戸惑う事も 涙に暮れる夜だって」 9 00:01:05,218 --> 00:01:10,189 ♬「それはそれできっと 悪い事じゃない(悪くない)」 10 00:01:10,189 --> 00:01:12,959 ♬「まるでバネの 力みたいに」 11 00:01:12,959 --> 00:01:15,962 ♬「深く沈めば 沈むほど」 12 00:01:15,962 --> 00:01:19,665 ♬「高く飛べるんだ」 13 00:01:19,665 --> 00:01:30,176 ♬「はるか先へと向かい 地平線を 目指そう Rising sun」 14 00:01:30,176 --> 00:01:35,581 ♬「あの朝日に 手をかざして」 15 00:01:35,581 --> 00:01:41,520 ♬「同じ想いが呼んだ この出会い」 16 00:01:41,520 --> 00:01:45,858 ♬「もう一人じゃないね」 17 00:01:45,858 --> 00:01:52,265 ♬「だから僕達は今 輝きの旅」 18 00:01:52,265 --> 00:01:59,565 ♬「笑顔 勇気 突っ走ってくぜ GLORY DAYS!」 19 00:02:01,974 --> 00:02:06,279 天下統一の道を行く王 嬴政の元➡ 20 00:02:06,279 --> 00:02:09,615 秦国は 魏国へと侵攻した。 21 00:02:09,615 --> 00:02:13,486 立ちはだかる敵は 伝説の大将軍 廉頗。 22 00:02:13,486 --> 00:02:19,286 若き将達は 大いなる武功を狙い この苛烈な戦場に挑む。 23 00:02:24,630 --> 00:02:27,199 (魏兵達)うおおっ~! 24 00:02:27,199 --> 00:02:29,135 うおおっ~! ぐわあ~! 25 00:02:29,135 --> 00:02:32,104 (秦兵)こいつら…。 ぐぁあっ! ぎゃああ~! 26 00:02:32,104 --> 00:02:35,574 どはっ! うわっ! ぐわ~っ! 27 00:02:35,574 --> 00:02:37,510 (喚声) 28 00:02:37,510 --> 00:02:42,915 生真面目さ故 爆発的な力を 持たないと言われる魏国兵だが➡ 29 00:02:42,915 --> 00:02:47,219 廉頗の出現は… 彼らの箍を外させた。 30 00:02:47,219 --> 00:02:49,219 (魏兵)殺せ! 殺せェ! 31 00:02:51,590 --> 00:02:54,260 (壁の部下A)…壁様! (壁の部下B)壁様。➡ 32 00:02:54,260 --> 00:02:57,830 魏国の歩兵の あの勢い…。 33 00:02:57,830 --> 00:03:00,099 [ 心の声 ] (壁)落ち着けっ。 落ち着くんだ。➡ 34 00:03:00,099 --> 00:03:03,602 こういう時こそ 将たる者は冷静に…。 35 00:03:03,602 --> 00:03:06,505 あっ! 36 00:03:06,505 --> 00:03:10,076 [ 心の声 ] (壁)崖の上は こちらが 制したまま…。 37 00:03:10,076 --> 00:03:13,579 (魏兵達)わああ~! 38 00:03:13,579 --> 00:03:17,483 [ 心の声 ] (壁)この「囲地」の利は 秦国軍が手にしたままだ!➡ 39 00:03:17,483 --> 00:03:23,589 崖の上を取られたのは 廉頗が現れた あの一部だけだ。➡ 40 00:03:23,589 --> 00:03:27,493 そうか! 本陣に居たはずの廉頗が ここへ来た速さ。➡ 41 00:03:27,493 --> 00:03:32,098 そして こちらが それを 察知できなかった事からして➡ 42 00:03:32,098 --> 00:03:37,570 恐らく あの部隊の数は 多めに 見積もっても 1,000!➡ 43 00:03:37,570 --> 00:03:40,239 そして ここまでの死傷者を 考えれば➡ 44 00:03:40,239 --> 00:03:45,578 今の戦力は 秦国軍1万に対し 魏国軍 8,000 というところか…。➡ 45 00:03:45,578 --> 00:03:48,114 数のうえでは ほとんど 差は ない。➡ 46 00:03:48,114 --> 00:03:52,418 向こうには 廉頗出現による 士気の高さがあるが➡ 47 00:03:52,418 --> 00:03:56,088 こちらには 「囲地」という 絶対の地の利がある!➡ 48 00:03:56,088 --> 00:03:59,125 戦い方しだいでは あの廉頗を…! 49 00:03:59,125 --> 00:04:01,894 (部下)チッ。 50 00:04:01,894 --> 00:04:04,597 (側近A)姜燕が 友軍の方へ逃げます! 51 00:04:04,597 --> 00:04:07,099 (王翦)放っておけ。 52 00:04:07,099 --> 00:04:09,602 それより 中の軍がバラバラだ。 53 00:04:09,602 --> 00:04:12,802 各将を散らして 隊形を組ませよ。 (側近A)ハッ! 54 00:04:14,840 --> 00:04:19,779 (廉頗)まずは 乱れた軍の整理を始めたか。 55 00:04:19,779 --> 00:04:25,484 ヌハハハ。 さてさて そこから どう動く 王翦? 56 00:04:25,484 --> 00:04:28,687 廉頗にとって ここからの王翦の挙動は➡ 57 00:04:28,687 --> 00:04:31,290 興味を引くところであった。 58 00:04:31,290 --> 00:04:33,559 両軍の数は ほぼ互角。 59 00:04:33,559 --> 00:04:37,062 「囲地」という 絶好の地の利がある 秦国軍に対し➡ 60 00:04:37,062 --> 00:04:39,398 士気最高潮の魏国軍。 61 00:04:39,398 --> 00:04:41,434 軍略家が 腕を見せるにあたっては➡ 62 00:04:41,434 --> 00:04:45,571 このうえない材料が そろっていた。 63 00:04:45,571 --> 00:04:47,506 (側近A)各隊 整いました! 64 00:04:47,506 --> 00:04:52,077 うむ。 こちらの主軸が 削られぬ事だけ注意せよ。 65 00:04:52,077 --> 00:04:54,013 (側近B)分かっております。 66 00:04:54,013 --> 00:04:57,416 王騎に 六大将軍級と評された 王翦は➡ 67 00:04:57,416 --> 00:05:00,419 果たして これを どう料理してくるのか。 68 00:05:00,419 --> 00:05:04,190 廉頗は 王翦が どの程度の武将なのか➡ 69 00:05:04,190 --> 00:05:07,593 この戦場で はかろうとしていたのである。 70 00:05:07,593 --> 00:05:13,466 しかし 王翦は そんな廉頗の 期待を 見事に裏切った。 71 00:05:13,466 --> 00:05:18,166 では… 全軍退却だ。 72 00:05:23,209 --> 00:05:25,578 くっ… 撤退だと。 73 00:05:25,578 --> 00:05:27,513 (側近A) せっかくの好機に なぜ…。 74 00:05:27,513 --> 00:05:31,083 知らぬ! 我らは しんがりだ。 気を抜くな! 75 00:05:31,083 --> 00:05:37,556 (地響き) 76 00:05:37,556 --> 00:05:40,556 (王翦)…悪いな 廉頗。 77 00:05:42,428 --> 00:05:46,928 私は 「絶対に勝つ戦」以外 興味は ない。 78 00:05:49,068 --> 00:05:52,104 フッ…。 なるほどのォ…。 79 00:05:52,104 --> 00:05:54,607 殺せぇ~! 逃がすなぁ~! 80 00:05:54,607 --> 00:05:58,477 壁様 もっと前へ! ダメだ! 歩兵を見捨てるな。 81 00:05:58,477 --> 00:06:03,477 騎馬は 歩兵の援護を…! む むちゃです! 後ろに もう…。 82 00:06:10,122 --> 00:06:12,424 (姜燕)…腑に落ちませぬ。➡ 83 00:06:12,424 --> 00:06:16,262 肩すかしをされて なぜ 喜んでおられるのか? 84 00:06:16,262 --> 00:06:18,197 喜んでおるか。 85 00:06:18,197 --> 00:06:20,599 そう見えます。 ヌハハハ。 86 00:06:20,599 --> 00:06:23,102 ならば そうなのじゃろォ。➡ 87 00:06:23,102 --> 00:06:27,606 姜燕 うぬは「秦国六大将軍」 誰と戦った事がある? 88 00:06:27,606 --> 00:06:30,509 六大将軍… ですか…。➡ 89 00:06:30,509 --> 00:06:38,250 白起 王齕 王騎 摎 この4人です。 90 00:06:38,250 --> 00:06:41,053 どいつが 一番 熱かった? 91 00:06:41,053 --> 00:06:45,391 …熱い? …私の場合は 摎ですね。 92 00:06:45,391 --> 00:06:50,763 互いに 攻め重視なので 毎回 両軍共に 万の犠牲が…。 93 00:06:50,763 --> 00:06:55,634 ヌハハハ。 あ奴の攻めは ことさら ひどかったのォ。 94 00:06:55,634 --> 00:06:59,772 では 一番 戦りづらかったのは どいつだ? 95 00:06:59,772 --> 00:07:03,509 …六大将軍筆頭の白起です。 96 00:07:03,509 --> 00:07:06,445 やはりな。 わしも そうじゃった。 97 00:07:06,445 --> 00:07:10,249 白起は 危険を冒さぬ 将であった。 98 00:07:10,249 --> 00:07:12,918 こちらが いかに うまそうなエサをバラまいても➡ 99 00:07:12,918 --> 00:07:16,589 決して乗って来ず こちらがムキになればなるほど➡ 100 00:07:16,589 --> 00:07:20,459 奴は 力を抜き ユラユラと かわしよった。➡ 101 00:07:20,459 --> 00:07:24,396 あ奴は いつでも 相手の心理が読めていたのだ。 102 00:07:24,396 --> 00:07:29,101 イラだって 深追いしたあげくに しっぺ返しを食らうというのが➡ 103 00:07:29,101 --> 00:07:33,539 わしと白起の定番じゃった。 ヌッハハハ。 104 00:07:33,539 --> 00:07:36,041 …なぜ 今 そんな話を? 105 00:07:36,041 --> 00:07:42,381 フッ…。 何となくじゃが どうも 悠々と退がる 王翦の姿が➡ 106 00:07:42,381 --> 00:07:45,317 ふと 白起を思い出させた。 107 00:07:45,317 --> 00:07:48,954 はっ!? 王翦が 白起と同等と? 108 00:07:48,954 --> 00:07:52,458 (廉頗)ヌハハハ。 そこまでは言っておらぬが。 109 00:07:52,458 --> 00:07:57,429 だが 今のところ どうも戦い方に 共通するものがある。 110 00:07:57,429 --> 00:08:00,566 戦い方が似ている という事は➡ 111 00:08:00,566 --> 00:08:05,070 近い世界が見えておるのやも しれぬ という事だ。 112 00:08:05,070 --> 00:08:09,575 確かに あの囲地に現れた策は 見事でしたが➡ 113 00:08:09,575 --> 00:08:11,610 それだけでは 何とも…。 114 00:08:11,610 --> 00:08:15,848 なにしろ 白起は 正真正銘の怪物…。 ん…! 115 00:08:15,848 --> 00:08:18,083 (伝令)急報 急報! 116 00:08:18,083 --> 00:08:22,254 前方に敵のっ 敵の あれは…➡ 117 00:08:22,254 --> 00:08:25,090 とにかく 前へ お急ぎを! 118 00:08:25,090 --> 00:08:27,026 ウム…。➡ 119 00:08:27,026 --> 00:08:33,532 …野戦・攻城戦・籠城戦 白起とは いろいろ やりあった。➡ 120 00:08:33,532 --> 00:08:38,370 こうやって 奴の軍の背を追う事も 何度か あったが➡ 121 00:08:38,370 --> 00:08:40,406 奴の退がった先には 決まって➡ 122 00:08:40,406 --> 00:08:44,610 わしを しびれさせるものが 待っておったわい。 123 00:08:44,610 --> 00:08:49,882 例えば こんな山の中では 知らぬ間に…。 124 00:08:49,882 --> 00:08:51,882 なっ…! (部下達)ああっ! 125 00:08:55,554 --> 00:08:59,758 (廉頗)巨大な城を 築いていたりする! 126 00:08:59,758 --> 00:09:01,694 [ 心の声 ] (廉頗)やりおる。➡ 127 00:09:01,694 --> 00:09:06,231 戦略の中に 築城の手を持つ武将は めったに いない。➡ 128 00:09:06,231 --> 00:09:09,134 器の大きさを知るには十分だ。➡ 129 00:09:09,134 --> 00:09:13,138 まさか わしが来る事を読んでの 築城か?➡ 130 00:09:13,138 --> 00:09:16,942 ヌハハハ。 驚いたのォ。➡ 131 00:09:16,942 --> 00:09:19,244 六大将軍の陰に➡ 132 00:09:19,244 --> 00:09:25,050 まだ うぬのような男が 隠れておったとはのォ 王翦! 133 00:09:25,050 --> 00:09:27,586 [ 心の声 ] (姜燕)天然の砦…。➡ 134 00:09:27,586 --> 00:09:32,191 確かに この戦いの地に 一番乗りしたのは 王翦だったが➡ 135 00:09:32,191 --> 00:09:36,061 「囲地」の他にも これほどの地形を 見つけていたのか。➡ 136 00:09:36,061 --> 00:09:39,531 我々に 攻城の準備は ない。➡ 137 00:09:39,531 --> 00:09:43,202 備えなしの攻城は 損害が激しい。➡ 138 00:09:43,202 --> 00:09:46,872 奴を討つのは 至難の業となった。 139 00:09:46,872 --> 00:09:53,612 ぬあ~!? 何じゃあ! 王翦 貴様はァ~! 140 00:09:53,612 --> 00:09:56,515 …チィッ。➡ 141 00:09:56,515 --> 00:09:58,450 姜燕。 ハッ。 142 00:09:58,450 --> 00:10:03,950 (廉頗)夜営の準備だ! この砦を 包囲するぞ! (姜燕)ハハッ! 143 00:10:09,528 --> 00:10:16,435 ♬~ 144 00:10:16,435 --> 00:10:20,005 (兵士A)何やってんだ あいつら? (兵士B)飛信隊だよ。 145 00:10:20,005 --> 00:10:23,509 (兵士C)まだ 隊長が 戻って来ないんだってさ。 146 00:10:23,509 --> 00:10:25,911 中央軍同士の戦いは➡ 147 00:10:25,911 --> 00:10:30,582 敵の攻撃によって 秦国軍の陣形も 乱れに乱れた。 148 00:10:30,582 --> 00:10:33,919 一度はぐれた小隊が 元の場所へ戻れないほどの➡ 149 00:10:33,919 --> 00:10:36,588 大混戦となったのである。 150 00:10:36,588 --> 00:10:39,491 (騎馬兵A)羌瘣殿は 休んでいて下さい。 151 00:10:39,491 --> 00:10:41,491 (羌瘣)…ん! 152 00:10:43,896 --> 00:10:46,596 (昂)ハッ! あっ あれ! 153 00:10:51,170 --> 00:10:53,105 (信)うぅっ… う~… うっ…。 154 00:10:53,105 --> 00:10:56,008 (尾平)し 信っ~! (渕)信殿ォ! 155 00:10:56,008 --> 00:11:00,508 信殿ォ~! 隊長ォォ~! よかったぁ~! 信殿~! 156 00:11:02,681 --> 00:11:04,616 (蒙恬)はぁ~! 157 00:11:04,616 --> 00:11:10,189 (じい)蒙恬様 土門 栄備 両将軍が お待ちです。 158 00:11:10,189 --> 00:11:12,124 …分かってる。 159 00:11:12,124 --> 00:11:20,199 ♬~ 160 00:11:20,199 --> 00:11:22,634 まだ 追っ手が かかっているかもしれん! 161 00:11:22,634 --> 00:11:27,206 足を休めるな! 気を抜かずに進むんだ! 162 00:11:27,206 --> 00:11:30,976 [ 心の声 ] (壁)王翦将軍 あなたは何だ?➡ 163 00:11:30,976 --> 00:11:33,579 何を考えておられるのだ。➡ 164 00:11:33,579 --> 00:11:36,081 わざわざ 私達を囮にして…➡ 165 00:11:36,081 --> 00:11:41,587 そして 多くの兵を犠牲に ただ逃げたとは思えぬ…。➡ 166 00:11:41,587 --> 00:11:46,725 姜燕の事といい あなたは 分からぬ事だらけだ…。 167 00:11:46,725 --> 00:11:51,263 築城の能力を持つ武将は 稀じゃ。➡ 168 00:11:51,263 --> 00:11:55,133 あの六大将軍の中でも 白起くらいじゃった。➡ 169 00:11:55,133 --> 00:11:58,036 白起の守りには よく苦しめられたが➡ 170 00:11:58,036 --> 00:12:01,607 これも 見劣りせぬ 大した出来じゃ。 171 00:12:01,607 --> 00:12:08,247 確かに 軍略の深さ 特異さは 白起と同等なのかもしれぬ。 172 00:12:08,247 --> 00:12:14,119 じゃが これは 大分 違うであろう 王翦。➡ 173 00:12:14,119 --> 00:12:16,755 副将の分際で。 174 00:12:16,755 --> 00:12:23,528 あ奴は 己を この戦において 秦国軍の最上と捉えておる…。 175 00:12:23,528 --> 00:12:27,399 あの挙動が それを物語っておる。 んっ! 176 00:12:27,399 --> 00:12:29,334 …確かに。 177 00:12:29,334 --> 00:12:33,205 [ 心の声 ] (姜燕)あの砦で 王翦を 討つのは 難しくなったが➡ 178 00:12:33,205 --> 00:12:38,410 逆の見方をするなら 我々は 奴を ここに封じる事になった。➡ 179 00:12:38,410 --> 00:12:42,281 此度の秦国軍の主力が 左右の副将軍とするなら➡ 180 00:12:42,281 --> 00:12:44,650 これは 大きな痛手。➡ 181 00:12:44,650 --> 00:12:47,252 …更に 秦国軍としては➡ 182 00:12:47,252 --> 00:12:51,123 最悪の事態への対処の手も 半分 消された…。➡ 183 00:12:51,123 --> 00:12:54,426 奴が それに気付いていない はずがない! 184 00:12:54,426 --> 00:12:56,461 [ 回想 ] 私の「領内」は➡ 185 00:12:56,461 --> 00:13:01,667 うぬのような 戦の強い男を 必要としているのだ。 186 00:13:01,667 --> 00:13:07,472 王翦は 武将として 何か 欠落した部分がありそうですね。 187 00:13:07,472 --> 00:13:09,474 (廉頗)大きくな! 188 00:13:09,474 --> 00:13:12,611 [ 心の声 ] (廉頗)大きく歪んでおる。➡ 189 00:13:12,611 --> 00:13:16,114 王翦 貴様が昭王の頃より➡ 190 00:13:16,114 --> 00:13:20,619 これまで 日の光を当てられ なかった理由が分かったぞィ。➡ 191 00:13:20,619 --> 00:13:25,290 己を第一とする武将は 「信頼」が置けぬのだ。➡ 192 00:13:25,290 --> 00:13:31,096 いかに戦が強かろうと それでは 誰も貴様を英雄とは認めぬ。➡ 193 00:13:31,096 --> 00:13:35,096 貴様と わしらとは 違う道に立っている。 194 00:13:37,336 --> 00:13:39,571 [ 心の声 ] (廉頗)あえて 否定はせぬが➡ 195 00:13:39,571 --> 00:13:43,442 王翦 興味も 失せたわ! 196 00:13:43,442 --> 00:13:46,745 姜燕 この場は 任せたぞ! (杯が割れる音) 197 00:13:46,745 --> 00:13:51,583 どのみち この戦場から 王翦は姿を消したも同然。 198 00:13:51,583 --> 00:13:55,454 しばらくは 動く事は なかろう。 それでは 殿…。 199 00:13:55,454 --> 00:14:00,292 基本に戻る。 戦は 大将を殺してなんぼ。 200 00:14:00,292 --> 00:14:06,098 できの悪い 古い顔見知りに 引導を渡しに行くかのォ。 201 00:14:06,098 --> 00:14:09,968 この戦 明日で終わらせるぞ 姜燕! 202 00:14:09,968 --> 00:14:12,971 (姜燕)ハハッ! 203 00:14:12,971 --> 00:14:19,111 (蒙驁)フォッフォッフォ。 土門と栄備から ひと言あったようじゃのォ。 204 00:14:19,111 --> 00:14:22,014 はい…。 1発ずつ殴られました。 205 00:14:22,014 --> 00:14:26,985 フォッフォッフォ。 それで済んで よかったのォ。 206 00:14:26,985 --> 00:14:29,621 …して 何用でしょうか? 大将軍。 207 00:14:29,621 --> 00:14:34,893 よせよせ。 今 ここに いるのは じじィと孫の2人だけじゃ。➡ 208 00:14:34,893 --> 00:14:36,828 …恬 こっちへ。 209 00:14:36,828 --> 00:14:40,132 どうしたの じーちゃん。 いつもと違う。 210 00:14:40,132 --> 00:14:42,067 …こういう乗りは 好きじゃない。 211 00:14:42,067 --> 00:14:44,569 (蒙驁)まァ そう言うな 恬よ。➡ 212 00:14:44,569 --> 00:14:48,507 不思議と この年になると 分かる事が あるのじゃ。 213 00:14:48,507 --> 00:14:53,278 死力を尽くす戦いが 近づいているとな。 214 00:14:53,278 --> 00:14:55,580 だから らしくないって。 215 00:14:55,580 --> 00:14:59,251 気負わず むちゃせずが 「白老」の戦い方でしょ。 216 00:14:59,251 --> 00:15:04,923 フォッフォッフォ。 いつもならな。 だが 今度だけは➡ 217 00:15:04,923 --> 00:15:08,427 わしも退く事は ない。 218 00:15:08,427 --> 00:15:12,327 ん…。 219 00:15:14,299 --> 00:15:16,802 うぅっ! くっ! ううっ…! 220 00:15:16,802 --> 00:15:18,737 …あぁっ! 221 00:15:18,737 --> 00:15:22,574 信 お前… その傷…! ほ 骨まで…! 222 00:15:22,574 --> 00:15:25,310 …へっ…。 ちょっと深そうだな…。 223 00:15:25,310 --> 00:15:29,614 (ざわめき) 224 00:15:29,614 --> 00:15:32,517 待ってろ 薬を取ってくる。➡ 225 00:15:32,517 --> 00:15:36,321 小汚い お前らは 外へ出ろ! 信の傷が悪化する。 226 00:15:36,321 --> 00:15:38,256 ≪(尾平)え ホントか!? 227 00:15:38,256 --> 00:15:41,193 離れろ! みんな散れ! 散れ~! 228 00:15:41,193 --> 00:15:50,235 ♬~ 229 00:15:50,235 --> 00:15:52,535 う゛っ…! 230 00:16:01,847 --> 00:16:08,147 (向)やっぱり… 残っちゃったな… あの時の傷…。 231 00:16:10,555 --> 00:16:15,093 (嬴政)ん…。 まだ 傷が痛むのか? 232 00:16:15,093 --> 00:16:19,097 え? あぁっ… ちっ 違います! 痛みは もう 全然…。 233 00:16:19,097 --> 00:16:21,997 ん… 痛みは? えっ! 234 00:16:31,143 --> 00:16:33,078 わっ… わ~! わわっ! 235 00:16:33,078 --> 00:16:36,014 見ろ 向。 エッ! 236 00:16:36,014 --> 00:16:40,919 弟の反乱の時に ついた 傷だ。 醜いか? 237 00:16:40,919 --> 00:16:44,523 め めっそうも ありません! そ そんな! うそだ。 238 00:16:44,523 --> 00:16:47,025 うそじゃありません! 決して!➡ 239 00:16:47,025 --> 00:16:49,661 大王様が 生きてこられた証しです! 240 00:16:49,661 --> 00:16:52,230 だから 醜いなんて 思いません。 241 00:16:52,230 --> 00:16:57,068 だったら 俺も お前の傷を 醜いなんて 微塵も思わない。 242 00:16:57,068 --> 00:16:59,868 は…!? 信じるか? 243 00:17:04,242 --> 00:17:09,542 は はい…。 信じます…。 …信じます…。 244 00:17:13,685 --> 00:17:17,422 うぅ~! ぎぎがっ~! うががっ~! 245 00:17:17,422 --> 00:17:19,357 うががっ~! 我慢しろ。 246 00:17:19,357 --> 00:17:21,693 う~っ! それっ… 何だ…!? 247 00:17:21,693 --> 00:17:27,566 羌族の村に伝わる秘薬だ。 特別な薬草で調合して作った。➡ 248 00:17:27,566 --> 00:17:33,705 行軍の途中 ずっと集めてきたが 出来たのは この貝殻1つ分だ。 249 00:17:33,705 --> 00:17:36,741 そんな貴重なもん 自分に使えよ バカ! 250 00:17:36,741 --> 00:17:39,945 お前が 相当 無理したって 楚水が言ってたぞ! 251 00:17:39,945 --> 00:17:43,815 私は お前みたいに ヘマは しない。 ぐあ~ がっ! 252 00:17:43,815 --> 00:17:46,451 う~っ! あんがとな。 253 00:17:46,451 --> 00:17:48,386 ん…? 254 00:17:48,386 --> 00:17:53,225 ん…? な… 何だよ。 255 00:17:53,225 --> 00:17:56,194 (羌瘣)…輪虎って奴➡ ん…。 256 00:17:56,194 --> 00:17:58,563 ひょっとして強かったか? 257 00:17:58,563 --> 00:18:02,067 あ? 強かった なんてもんじゃねェよ。 258 00:18:02,067 --> 00:18:05,403 …まァ 龐煖みて~な 怪物じゃねェが…➡ 259 00:18:05,403 --> 00:18:07,739 そこいらの武将とは ワケが違う…。 260 00:18:07,739 --> 00:18:11,576 あいつは 戦を重ねて 死線を…➡ 261 00:18:11,576 --> 00:18:15,747 限界を 何度も超えてきた男の 強さを持ってた。 262 00:18:15,747 --> 00:18:18,650 …そして 俺も…➡ 263 00:18:18,650 --> 00:18:21,987 いや… うまくは言えねェんだが➡ 264 00:18:21,987 --> 00:18:27,987 俺も 一個 自分の限界ってやつを 超えた気がする。 265 00:18:30,595 --> 00:18:34,199 [ 心の声 ] (羌瘣)なるほど そういう事か…。➡ 266 00:18:34,199 --> 00:18:37,102 こんなにボロボロなのに こいつの「気配」は➡ 267 00:18:37,102 --> 00:18:41,273 今までよりも 一回り大きくなっている。 268 00:18:41,273 --> 00:18:45,777 …って 打ち損じた奴が言うのも 変だけどな…。 へへっ。 269 00:18:45,777 --> 00:18:50,548 まっ 見てろ。 すげ~犠牲を出した ってのに しくじっちまった。 270 00:18:50,548 --> 00:18:53,285 その けじめは きっちり つけるぜ! 271 00:18:53,285 --> 00:18:57,022 次で 必ず! あいつを この手で討つ! 272 00:18:57,022 --> 00:19:01,559 だったら しっかり寝て 回復しろ。 273 00:19:01,559 --> 00:19:04,462 熱が下がらなければ 戦いどころでは ない。 274 00:19:04,462 --> 00:19:08,433 …お前の秘薬を塗ったんだ 一晩で元通りさ。 275 00:19:08,433 --> 00:19:12,433 (羌瘣)それは ない。 へへっ。 そんなに都合よくは いかねェか。 276 00:19:14,572 --> 00:19:17,042 あっ! うっ…。 277 00:19:17,042 --> 00:19:19,311 ん…。 ん? 278 00:19:19,311 --> 00:19:22,580 何だ? お前 ここで寝るのか? 279 00:19:22,580 --> 00:19:25,483 …さっきの薬は 効き目が強い。 280 00:19:25,483 --> 00:19:28,086 たまに 拒絶反応が出る。➡ 281 00:19:28,086 --> 00:19:30,422 ≪だから しばらく ここで様子を見る。 282 00:19:30,422 --> 00:19:33,024 ≪…と 言いつつ 本当は 俺と一緒に 居たいと。 283 00:19:33,024 --> 00:19:36,695 ≪(羌瘣)やっぱり戻る。 具合が悪くなったら 勝手に死ね。 284 00:19:36,695 --> 00:19:39,564 ≪わ~ ウソだって! ウソ! 285 00:19:39,564 --> 00:19:44,436 (王賁)ウッ! ハッ! ウ~ッ! 286 00:19:44,436 --> 00:19:46,438 クッ! ハッ! 287 00:19:46,438 --> 00:19:49,574 ハア… ハア… ハア…。 288 00:19:49,574 --> 00:19:51,576 この戦が終わったら➡ 289 00:19:51,576 --> 00:19:54,446 こういう やり取りも しばらく できね~な。 290 00:19:54,446 --> 00:19:57,415 しゃ~ね~けど さびしくなるぜ。 291 00:19:57,415 --> 00:20:00,085 (羌瘣)…先の心配より 明日だ…。 292 00:20:00,085 --> 00:20:03,955 この戦は きっと 簡単には 終わらない。 293 00:20:03,955 --> 00:20:07,559 …ああ。 そうだな…。 294 00:20:07,559 --> 00:20:19,604 ♬~ 295 00:20:19,604 --> 00:20:24,442 ふあ~。 へっくしっ! んっ あ…。 296 00:20:24,442 --> 00:20:27,479 あぁ… いててて…。 297 00:20:27,479 --> 00:20:31,583 ん~ やっぱ こうして見ると ケガ人ばっかだな。 298 00:20:31,583 --> 00:20:35,120 (松左)そりゃそうだろう。 今日で 何日目だ? 299 00:20:35,120 --> 00:20:41,626 ん~ ケガ人だらけも道理か…。 …だけど 一番 やばいのは 信だ。 300 00:20:41,626 --> 00:20:45,897 あの傷は… 熱も出てたし 2~3日は起き上がれねェと…。➡ 301 00:20:45,897 --> 00:20:48,600 わっ! ぐわっ! 302 00:20:48,600 --> 00:20:52,470 クラァ! 誰だ 朝っぱ ら…。 303 00:20:52,470 --> 00:20:56,107 オッス 尾平。 あ…! ああ! 304 00:20:56,107 --> 00:20:58,042 あ…! し 信!?➡ 305 00:20:58,042 --> 00:21:02,280 だ… 大丈夫なのか? お前。 このとおりよ! 306 00:21:02,280 --> 00:21:05,283 …ンで… このとおりよ! (一同)うわ~っ! 307 00:21:05,283 --> 00:21:07,919 オオ! さすが隊長! 308 00:21:07,919 --> 00:21:10,822 すげぇ~! 骨まで切れてたってのに! 309 00:21:10,822 --> 00:21:13,625 でも 本当に よく治ったね 信。 310 00:21:13,625 --> 00:21:16,528 正直 もう 右手は ダメかと思ったよ。 311 00:21:16,528 --> 00:21:21,132 …羌瘣がな 1個しかねェ すげェ薬をくれたんだ。 312 00:21:21,132 --> 00:21:24,636 (羌瘣)薬の効用だけじゃない。 ん!? 羌瘣…。 313 00:21:24,636 --> 00:21:27,138 薬の力が半分。➡ 314 00:21:27,138 --> 00:21:32,043 あと半分は お前の その デタラメな回復力のおかげだ。 315 00:21:32,043 --> 00:21:34,679 [ 回想 ] ううっ! あ…。 316 00:21:34,679 --> 00:21:37,949 うっ う~。 317 00:21:37,949 --> 00:21:40,819 アッ! 318 00:21:40,819 --> 00:21:43,619 [ 心の声 ] …あいつ…。 319 00:21:46,257 --> 00:21:48,557 羌瘣…! ん。 320 00:21:50,595 --> 00:21:53,295 今日こそ 魏国軍を ぶっつぶすぞ! 321 00:21:55,266 --> 00:21:57,202 フッ。 322 00:21:57,202 --> 00:22:00,839 っしゃああ! こっから仕切り直しだァ! 323 00:22:00,839 --> 00:22:02,774 ぶちかますぞ~! 324 00:22:02,774 --> 00:22:07,946 (飛信隊)オオオ~! ウオオ~! 325 00:22:07,946 --> 00:22:13,585 (輪虎)ハハハ。 朝から元気だな 向こうは。 326 00:22:13,585 --> 00:22:18,423 ここ「流尹平野」での 戦いが始まって 6日。 327 00:22:18,423 --> 00:22:24,095 秦国軍が 山陽攻略戦に出陣して およそ 2か月半が たっていた。 328 00:22:24,095 --> 00:22:27,799 秦国軍は これまで 16の城を奪ったが➡ 329 00:22:27,799 --> 00:22:31,569 目的は あくまで その奥の軍事的最重要拠点➡ 330 00:22:31,569 --> 00:22:34,472 山陽を手にする事である。 331 00:22:34,472 --> 00:22:38,443 山陽を守るために出てきた この魏国軍を撃破せねば➡ 332 00:22:38,443 --> 00:22:42,514 今回の攻略戦そのものが 失敗に終わるのである。 333 00:22:42,514 --> 00:22:47,385 守る魏国 攻める秦国 そして➡ 334 00:22:47,385 --> 00:22:51,022 それを見守る 諸外国の強敵達。 335 00:22:51,022 --> 00:22:54,959 中国全土の さまざま かつ 巨大な思い・思惑が➡ 336 00:22:54,959 --> 00:22:58,897 山陽 一点に 集中していた。 337 00:22:58,897 --> 00:23:07,772 ♬~ 338 00:23:07,772 --> 00:23:10,041 フン…。 ♬~ 339 00:23:10,041 --> 00:23:17,282 ♬~ 340 00:23:17,282 --> 00:23:19,217 (楚水)信殿? 341 00:23:19,217 --> 00:23:23,621 ハハハッ。 さすがに見えねェか。 ん…! 342 00:23:23,621 --> 00:23:28,493 そして その中心で 戦いに命を懸ける漢達は➡ 343 00:23:28,493 --> 00:23:31,796 不思議な事に察していた。 344 00:23:31,796 --> 00:23:35,667 …ふん やはり そうか。 345 00:23:35,667 --> 00:23:43,467 これから 山陽大攻略戦 その最後の日の幕が開ける事を! 346 00:23:46,444 --> 00:23:52,584 ♬~(エンディングテーマ「Exit」) ♬「君の夢を見てる」 347 00:23:52,584 --> 00:23:55,486 ♬「あの日のように」 348 00:23:55,486 --> 00:24:04,295 ♬「何も怖がらずに 信じるように」 349 00:24:04,295 --> 00:24:09,601 ♬「いつまでも思い出してる」 350 00:24:09,601 --> 00:24:12,503 ♬「君の言葉」 351 00:24:12,503 --> 00:24:18,109 ♬「かき混ぜるほどに薄まって」 352 00:24:18,109 --> 00:24:21,012 ♬「消えてしまうよ」 353 00:24:21,012 --> 00:24:23,615 ♬「確かめるように」 354 00:24:23,615 --> 00:24:26,117 ♬「夢中になって」 355 00:24:26,117 --> 00:24:29,954 ♬「裸足のまま 迷い込んでいた」 356 00:24:29,954 --> 00:24:34,559 ♬「足を止めてもいい でも」 357 00:24:34,559 --> 00:24:38,896 ♬「問いかけても 手を伸ばしても」 358 00:24:38,896 --> 00:24:43,067 ♬「まだ応えないで だけど」 359 00:24:43,067 --> 00:24:47,238 ♬「忘れるまで 変わらないでいて」 360 00:24:47,238 --> 00:24:51,409 ♬「君に願うけど でも」 361 00:24:51,409 --> 00:24:55,580 ♬「待ち焦がれた 朝のように」 362 00:24:55,580 --> 00:24:58,483 ♬「また始めるんだ」 363 00:24:58,483 --> 00:25:02,253 ♬「まだ覚えてる」 364 00:25:02,253 --> 00:25:14,553 ♬~